
はてなキーワード:デスパイネとは
当方ロッテファンだけど、来季に向けて色々と皮算用をしていた。FAでもしも近藤選手が来てくれれば安田山口が成長してきたので打線に厚みが出るし、先発は不安だけど佐々木朗希が成長すれば十分戦えると思っていた。後ろの投手も小野やゲレーロ、復帰する種市などでなんとかできるだろう...混戦模様のパリーグだからこそ50年来の悲願の優勝も狙えるかもしれないと思っていた。しかしそんな夢も消えてなくなった。必要なピースであるクローザーオスナが来季居なくなるからだ。
他球団の外国人選手とより高い金で契約することはルールとして悪いことではない(まあ今回タンパリングの疑惑があるのでそこは追及してほしい)。取られたくなければオスナに一年6億以上出せという話だ。それにロッテだってFAだがこれまで美馬や福田秀平を取ってきたんだから非難する謂れは無いのかもしれない。それでも感情としてあの福岡の下品な金満球団が憎い。デスパイネに続いて同一リーグ下位球団から主力を奪い取っていく強奪球団が憎い。あそこのファンには福田取っただろという奴もいるがその福田が一切働いてねーんだよ!鳥越取っただろとかいう奴もいる。コーチと選手を一緒にするな(しかもそっちが先に立花取ったことには見て見ぬふりか)。多分ロッテファンの中には生涯に一度もリーグ優勝を観ずに死んだ人もいるだろう(2005年はリーグ優勝と認めない)。自分もそうなるかもしれない。三途の川で石積をしていたら福岡から来た外道な鬼に蹴飛ばされたような感じがする。人の心あるんか?
9回益田が逆転を許し、その裏オスナに抑えられ、ことあるごとにロッテを馬鹿にするあの球界一不快な解説若菜に虚仮にされながら試合が終わる未来が容易に想像できる。心の底からソフトバンクが憎い。一方でそうした怒りの感情を恥ずかしくも思う。怒りは良くないことだから福岡のアレのことはもう認識すらしたくない。パリーグは五球団しかないと思い込んで生きることにする。
| 順位 | 選手 | 本塁打 | 実働期間 | 試合 | 打数 | 打数/本塁打 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 中村 剛也 | 446 | (2003-2022) | 1904 | 6543 | 14.67 |
| 2 | 松田 宣浩 | 301 | (2006-2022) | 1887 | 6861 | 22.79 |
| 3 | 福留 孝介 | 285 | (1999-2022) | 2019 | 6819 | 23.93 |
| 4 | 中田 翔 | 269 | (2009-2022) | 1532 | 5595 | 20.80 |
| 5 | 坂本 勇人 | 264 | (2007-2022) | 1931 | 7382 | 27.96 |
| 6 | 山田 哲人 | 257 | (2012-2022) | 1244 | 4603 | 17.91 |
| 7 | 浅村 栄斗 | 238 | (2010-2022) | 1567 | 5727 | 24.06 |
| 8 | 丸 佳浩 | 233 | (2010-2022) | 1525 | 5400 | 23.18 |
| 9 | 柳田 悠岐 | 221 | (2011-2022) | 1172 | 4077 | 18.45 |
| 10 | 中島 宏之 | 209 | (2002-2022) | 1894 | 6527 | 31.23 |
| 11 | レアード | 206 | (2015-2022) | 905 | 3277 | 15.91 |
| 12 | T-岡田 | 204 | (2006-2022) | 1304 | 4520 | 22.16 |
| 13 | 内川 聖一 | 196 | (2001-2021) | 2015 | 7214 | 36.81 |
| 14 | 山川 穂高 | 193 | (2014-2022) | 677 | 2284 | 11.83 |
| 15 | 糸井 嘉男 | 171 | (2007-2022) | 1704 | 5879 | 34.38 |
| 16 | デスパイネ | 170 | (2014-2022) | 777 | 2702 | 15.89 |
| 17 | 長野 久義 | 154 | (2010-2022) | 1469 | 5049 | 32.79 |
| 18 | 岡本 和真 | 150 | (2015-2022) | 634 | 2318 | 15.45 |
| 19 | 青木 宣親 | 138 | (2004-2022) | 1516 | 5825 | 42.21 |
| 20 | ウィーラー | 134 | (2015-2022) | 828 | 2784 | 20.78 |
| 20 | ソト | 134 | (2018-2022) | 520 | 1897 | 14.16 |
1中村 剛也 446 (2003-2022) 1904 6543
2松田 宣浩 301 (2006-2022) 1887 6861
3福留 孝介 285 (1999-2022)2019 6819
4中田 翔 269 (2009-2022) 1532 5595
5坂本 勇人 264 (2007-2022) 1931 7382
6山田 哲人 257 (2012-2022)1244 4603
7 浅村 栄斗 238 (2010-2022) 1567 5727
8 丸 佳浩 233 (2010-2022) 1525 5400
9柳田 悠岐 221 (2011-2022)1172 4077
10中島 宏之209 (2002-2022) 1894 6527
11レアード206 (2015-2022) 905 3277
12 T-岡田204 (2006-2022) 1304 4520
13 内川 聖一 196 (2001-2021)2015 7214
14山川 穂高 193 (2014-2022) 677 2284
15 糸井 嘉男171 (2007-2022)1704 5879
16デスパイネ170 (2014-2022)777 2702
17長野 久義 154 (2010-2022) 1469 5049
18岡本 和真 150 (2015-2022) 634 2318
19青木 宣親 138 (2004-2022) 1516 5825
20 ウィーラー 134 (2015-2022) 828 2784
内野手 1997/09/1523歳 6年175cm 69kgB型 右左大分 1,500万円
0 髙田 知季内野手 1990/05/06 30歳 9年176cm 68kgO型 右左兵庫 2,050万円
2スチュワート・ジュニア投手 1999/11/02 21歳 3年 198cm101kg不明 右右アメリカ11,000万円
4バレンティン外野手1984/07/02 36歳11年 185cm100kg不明 右右オランダ領アンティル 50,000万円
5松田 宣浩内野手 1983/05/17 37歳 16年 180cm 86kgB型 右右滋賀 45,000万円
6今宮 健太内野手 1991/07/15 29歳12年172cm 76kgO型 右右大分 29,000万円
7中村 晃外野手 1989/11/0531歳 14年175cm 83kgO型 左左埼玉24,000万円
8明石 健志内野手 1986/01/09 35歳 18年175cm 65kgB型 右左北海道 6,500万円
9柳田 悠岐外野手 1988/10/09 32歳11年 188cm 87kgAB型 右左広島 61,000万円
10大竹 耕太郎投手 1995/06/29 25歳 4年 184cm 78kgA型 左左熊本 2,400万円
11 津森 宥紀投手 1998/01/2123歳 2年176cm 84kgO型 右右和歌山 1,300万円
12 髙谷 裕亮捕手 1981/11/13 39歳 15年178cm 83kgO型 右左栃木 3,200万円
13 二保 旭投手 1990/05/18 30歳 13年 182cm 75kgB型 右右福岡 2,800万円
16東浜 巨投手 1990/06/20 30歳 9年 182cm 80kgA型 右右沖縄 9,000万円
17 岩嵜 翔投手 1989/10/2131歳 14年 189cm 85kgO型 右右千葉 6,800万円
18武田 翔太投手 1993/04/03 27歳10年 187cm 90kgB型 右右宮崎 6,000万円
19甲斐 拓也捕手 1992/11/0528歳11年170cm 85kgO型 右右大分 16,500万円
20甲斐野 央投手 1996/11/1624歳 3年 187cm 90kgA型 右左兵庫 3,800万円
21和田 毅投手 1981/02/2140歳 15年179cm 80kgO型 左左島根 15,000万円
22 牧原 巧汰捕手2002/07/13 18歳 1年176cm 81kgO型 右左神奈川 550万円
23周東 佑京内野手 1996/02/10 25歳 4年 180cm 66kgA型 右左群馬 4,000万円
24長谷川 勇也外野手1984/12/22 36歳 15年 180cm 86kgAB型 右左山形 7,000万円
25田中 正義投手 1994/07/19 26歳 5年 188cm 93kg不明 右右神奈川 1,200万円
26レイ投手 1990/07/01 30歳 1年 196cm106kg不明 右右アメリカ10,000万円
27グラシアル内野手 1985/10/14 35歳 4年 187cm 95kg不明 右右キューバ 35,000万円
28高橋 礼投手 1995/11/02 25歳 4年 188cm 87kgO型 右右千葉 6,750万円
29石川 柊太投手 1991/12/27 29歳 8年 185cm 87kgO型 右右東京 8,000万円
30佐藤 直樹外野手 1998/09/03 22歳 2年177cm 87kgAB型 右右兵庫 1,500万円
31栗原 陵矢捕手 1996/07/0424歳 7年178cm 78kgA型 右左福井 4,400万円
32柳町 達外野手 1997/04/2023歳 2年 180cm 78kgB型 右左茨城 770万円
33増田 珠内野手 1999/05/21 21歳 4年179cm 84kgO型 右右長崎 660万円
34 椎野 新投手 1995/10/10 25歳 4年 196cm 95kgA型 右右新潟 2,400万円
35 モイネロ投手 1995/12/08 25歳 5年178cm 69kg不明 左左キューバ 15,000万円
36 牧原 大成内野手 1992/10/1528歳11年172cm 72kgA型 右左福岡 3,500万円
37マルティネス投手 1990/08/05 30歳 4年 185cm 90kg不明 右左アメリカ10,000万円
38 森 唯斗投手 1992/01/08 29歳 8年176cm 96kgA型 右右徳島 46,000万円
39 尾形 崇斗投手 1999/05/15 21歳 4年 181cm 83kgO型 右左宮城 600万円
40杉山 一樹投手 1997/12/0723歳 3年 193cm102kgA型 右右静岡 1,100万円
41 千賀 滉大投手 1993/01/3028歳11年 187cm 89kgA型 右左愛知 40,000万円
43井上 朋也内野手2003/01/28 18歳 1年 181cm 87kgA型 右右大阪 880万円
44笹川 吉康外野手2002/05/31 18歳 1年 193cm 85kgA型 左左神奈川 600万円
45谷川原 健太捕手 1997/04/1623歳 6年174cm 85kgB型 右左愛知 630万円
46川原田 純平内野手2002/05/21 18歳 1年170cm 72kgO型 右右岩手 550万円
47 髙橋 純平投手 1997/05/0823歳 6年 184cm 84kgA型 右右岐阜 3,000万円
48渡邉 雄大投手 1991/09/19 29歳 4年 185cm 84kgB型 左左新潟 600万円
49古谷 優人投手 1999/02/19 22歳 5年176cm 79kgA型 左左北海道 720万円
50板東 湧梧投手 1995/12/27 25歳 3年 182cm 80kgAB型 右右徳島 1,500万円
51上林 誠知外野手 1995/08/01 25歳 8年 185cm 88kgO型 右左埼玉 5,350万円
52 リチャード内野手 1999/06/18 21歳 4年 189cm119kgO型 右右沖縄 660万円
53 泉 圭輔投手 1997/03/0224歳 3年 188cm 76kgA型 右右石川 2,800万円
54デスパイネ外野手 1986/06/17 34歳 8年175cm 95kg不明 右右キューバ 40,000万円
55野村 大樹内野手2000/09/1020歳 3年171cm 83kgO型 右右兵庫 640万円
56田浦 文丸投手 1999/09/21 21歳 4年 168cm 79kgO型 左左福岡 560万円
57 嘉弥真 新也投手 1989/11/2331歳10年172cm 71kgO型 左左沖縄 14,000万円
58 サファテ投手 1981/04/09 39歳11年 193cm102kg不明 右右アメリカ 50,000万円
59水谷 瞬外野手2001/03/0920歳 3年 193cm 95kgA型 右右愛知 520万円
60 釜元 豪外野手 1993/09/03 27歳10年 180cm 81kgB型 右左長崎 1,200万円
61奥村 政稔投手 1992/08/1428歳 3年176cm 72kgB型 右右大分 1,000万円
62海野 隆司捕手 1997/07/1523歳 2年174cm 78kgO型 右右岡山 1,200万円
63川原 弘之投手 1991/08/23 29歳12年 187cm 99kgO型 左左福岡 1,300万円
64真砂 勇介外野手 1994/05/04 26歳 9年 185cm 87kgB型 右右京都 900万円
65 九鬼 隆平捕手 1998/09/05 22歳 5年 180cm 83kgA型 右右大阪 650万円
66松本 裕樹投手 1996/04/1424歳 7年 182cm 85kgA型 右左神奈川 2,000万円
67 笠谷 俊介投手 1997/03/1724歳 7年173cm 72kgAB型 左左大分 2,200万円
68 三森 大貴内野手 1999/02/21 22歳 5年 186cm 73kgA型 右左埼玉 700万円
69小林 珠維内野手2001/05/07 19歳 2年 183cm 87kgA型 右右北海道 470万円
70田上 奏大投手2002/11/26 18歳 1年 185cm 87kgB型 右左大阪 550万円
99川島 慶三内野手 1983/10/05 37歳 16年171cm 74kgA型 右右長崎 7,000万円
120佐藤 宏樹投手 1999/02/18 22歳 1年 180cm 80kgAB型 左左秋田 400万円
121石塚 綜一郎捕手2001/06/07 19歳 2年 181cm 84kgB型 右右秋田360万円
122大関 友久投手 1997/12/1423歳 2年 185cm 96kgA型 左左茨城 400万円
123中道 佑哉投手 1998/09/04 22歳 1年 182cm 73kgO型 左左青森 400万円
124桑原 秀侍投手2002/05/29 18歳 1年175cm 80kgA型 右右熊本360万円
125 早 真之介外野手2002/09/11 18歳 1年 181cm 78kgO型 左左滋賀360万円
126黒瀬 健太内野手 1997/08/1223歳 6年 181cm 97kgO型 右右大阪 500万円
127緒方 理貢内野手 1998/09/22 22歳 1年175cm 71kgA型 右左宮崎 400万円
128伊藤 大将内野手2001/07/27 19歳 2年179cm 85kgA型 右右大阪360万円
129 居谷 匠真捕手2002/12/30 18歳 1年178cm 81kgO型 右右和歌山360万円
130勝連 大稀内野手2001/04/30 19歳 2年175cm 67kgB型 右左沖縄360万円
131 舟越 秀虎外野手2001/08/23 19歳 2年 181cm 73kgO型 右右福岡360万円
132渡邉 陸捕手2000/09/2420歳 3年 187cm 84kgA型 右左熊本360万円
133岡本 直也投手 1996/10/3024歳 3年 182cm 80kgB型 左左千葉 400万円
134大城 真乃投手2002/11/24 18歳 1年170cm 70kgA型 左左沖縄360万円
136荒木 翔太内野手2001/04/05 19歳 2年 184cm 84kgA型 右右熊本360万円
137中村 亮太投手 1998/05/18 22歳 1年 183cm 80kgO型 右右千葉 400万円
138 重田 倫明投手 1996/05/3024歳 3年 185cm 87kgO型 右右千葉 400万円
139 吉住 晴斗投手2000/03/12 21歳 4年 185cm 81kgAB型 右右山形 790万円
140ロドリゲス投手 1998/12/08 22歳 1年 185cm 88kg不明 右右キューバ 1,000万円
142中村 宜聖外野手2000/07/0320歳 3年 184cm 86kgO型 右右大分360万円
ちょっと前に、サッカー例えでWBCについて質問した増田です。
WBC始まったので、残業そこそこに帰宅してWBC堪能しています。野球もやっぱり面白いね。
あと、CM明けるか明けないかでいきなり中田翔がホームラン打ったのも笑った。
■やっぱりピッチャーの継投策がドキドキするんだけど、あーいうもんなの?
野球はあんまり詳しくないから言っちゃいけないかもだけど、何か危なっかしいと言うか
昨日の試合は上手く行ったけど、1試合目のキューバ戦は超ハラハラしたよ。
っていうかなんか全体的に、試合が大味というか…これでいいもんなん?
もうちょっとこう、打線がつながったりとか、そういうのはないもんなのか。国際試合だとこんなもんなのかな。
サッカーだと、松木の解説は面白がっていいことになっているんだけど。
原辰則の解説が、微妙にふわっふわしてて、何となく彼がたまにしゃべるたびにだんだんツボにハマってきて
でも解説席も面白がっている様子でもないし、ツイッターとかで検索してもそれほど面白がってる人多くなかったから。
日本戦だけを見てると、キューバの方が強かった感じがしたんだけど、
試合見て面白かったー!と思ったのはオーストラリア戦の方だったんだよね。
【MLB】盟友グリフィーJr.氏 イチロー日米通算記録に「“世界記録”は名案」(Full-Count)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160617-00010007-fullcount-base
多くが忘れてるが張本も日米通算で記録を抜かれた際、NPB記録はあくまで私ですからとイチローを認めていない。
あとご存じの通り彼はMLBをNPBよりクソだと思ってるから来年にはMLB単独でもイチローに安打数抜かれそうだけど、それも認めなそう。
実際問題それぞれリーグが違うのだからNPB記録は張本、MLB記録はピートローズというしかないというのが正しいかもしれない。
それにMLBはシーズン中に違うリーグ移籍すると年間成績が別々に取り扱われるくらいに記録の集計にデリケートだから、
国もリーグも違うものは尚更同じ記録扱いにされることを簡単に納得しにくいだろう。
賛否両論あれどイチローが日米両リーグに跨がって活躍したことはどちらか単独で記録を作ったのは良かったことだと思う。
イチローのようにそれぞれの国で5年から10年以上にかけて長年プレーしながら通算で記録を達成することはNPBだけもしくはMLBだけで記録を達成するより難しいことだと思われる。
日米のリーグ差の問題はあるが率や安打数においてはリーグとの相性も加味されるし、試合数の差も考えると同等程度か、レギュラーをとれる一流選手であればMLBの方が安打数は多く積み重ねやすいのではないかと思う。
イチローも言っていたがNPBだけで4256安打打つことが一番難しいかもしれない。
NPB記録保持者の張本勲が唯一の3000本以上で通算3085安打。王貞治は世界記録の868本塁打を打ったが2786安打。
755本塁打のハンク・アーロンは通算3771安打。714本塁打のベーブ・ルースは2873安打。
そのデータを見るとNPBの方が当時はより球場も狭く投手のレベルも低いのでMLbより本塁打数を重ねやすいというのは分かるものの、その点からいうと安打数においてアーロンやルースより王の方が少ないというのは少し違和感があるし、20世紀前半以前のMLB記録を抜いて考えるにしてもMLBでは3000安打達成者は最近でもジーターらを始め何人か生まれている。
MLBでは4~6番が主で、イチローのように打席が多く回りやすい1~3番の打順で試合に出ることが少なかった松井秀喜でもMLBで打率.305を記録した2005年には200本に迫る192安打を記録している。
松井は日本ではシーズン167安打が最高だったが、MLBで怪我するまでの1~3年目は全試合出場していることもあり、安打数は日本時代のキャリアハイより多い170本以上を毎年記録している。
したがって、それなりに打率を残して試合に出続けられる選手ならばMLBの方が安打数は積み重ねやすいのではないかという可能性が考えられる。
日米の単純な野球のレベル差というのも議論の余地が多少残る。本塁打は明らかに日本の方が打ちやすいことが通算上位の安打数における本塁打率の差からも分かる。
ただそれもトップ中のトップになると四球責めになりやすいNPBよりは同じ四球責めを喰らうにしてもやはり試合数が多いMLBの方が有利となるが。ソーサマグワイアやボンズが日本でやったら毎年のように60本打てたかというと四球責めで減っていただろう。
実際ボンズは476打数で73本塁打の翌年から勝負を避けられて400前後の打数で40本台に減っている。
日本だと試合数が少ないしさらに勝負を避けられて250打数で40本とかになっていたかもしれない。
また、MLBのトップなら誰でも日本でMLB時代と同等以上に成功するかというとそれも難しい所がある。
オールラウンドに打てる巧打力があればどのリーグでもそれなりの率を残せるが、得意なコースや球種に偏りがあると日本ではあまり打てないということがありうる。
現役メジャーリーガーでもパワーヒッター系よりミート力の高い中距離打者の方が日本では成功率が高い印象がある。
彼らは信じられないほどの成績を残したりもしないが失敗例は少ない。フリオ・フランコ、シェーン・マック、元西武のフェルナンデスなど。
1980~90年代は日米の年俸が近かったせいもあって意外と今よりもMLBの本当のレギュラークラスが多数来日している。
彼らは十分に日本でもレギュラーとして通用した選手が多いものの、センセーショナルな活躍をしたかというと、そういう例は少ない。
特にフランコはMLBで首位打者獲得を経験しており、全盛時に来日したMLBでもトップクラスの選手だが日本での2シーズンは.305 10本、.290 18本とさほど目立つ成績ではなかった。
本拠地が千葉マリンのロッテに所属したせいで本塁打が少なくなった影響はあるかもしれないが、ほぼMLB時代と同じくらいの成績になっている。
シェーン・マックは来日前までのMLB通算打率が.2994というバリバリの一流レギュラー選手だったが、日本では2年間で通算.284と打率を落としている。本塁打数と長打率は増やしており安定して活躍したが、NPBとMLBそれぞれの通算長打率やOPSを見てもあまり差がない。
それらの成績を見るとNPBがMLBよりレベルが遥かに劣るとは考えにくい。
また、マックは彼以外の日本で成功する外国人選手の共通点でもあるが、野球に取り組む姿勢に非常に優れていたらしい。
野球に取り組む姿勢の良さは、日本からMLBに行く日本人選手の成功と失敗を分ける要因にもなっていることがいえるように思う。
その姿勢の問題でよくネタにされるグリーンウェルもバランスのいいタイプの中距離打者だったはずだから、真面目に取り組めばNPBでも通用したと思う。
日米でも、それぞれ何故か片方で通用しながら片方では通用した選手というのがいる。
日本から帰国後にMLBで最多勝を獲ったガリクソンや帰国後にMLBで本塁打王を獲ったフィルダーなど日本で何かを掴んで覚醒して両国で活躍した選手もいたが、その逆は比較的少ない。
井口や城島、福留、西岡などは故障や衰え、メンタルの問題などでMLBを去った後も日本で活躍したといえるのだが、しかし日本での全盛時に比べると物足りない。
岡島や五十嵐などはMLBで一皮剥けて何かを掴んで帰ってきて日本でも活躍したが、大家やマック鈴木などは結局日本では殆ど活躍できなかった。
日本に出戻りではないが韓国のパク・チャンホも衰えていたとはいえ日本では通用しなかった。その後韓国でも通用しなかったようである。
あとは中島や松坂などを見ても、今はもはやアメリカ帰りが日本で簡単に活躍できる時代でもないし、MLBで1.5流程度にやれたら日本や韓国では1流以上というわけでもないようである。
今までで最も日本に衝撃を与えた外国人選手は多分ホーナーなのだろう。
マイナー経験なしでメジャーデビューしたエリートで、そのまま主軸で活躍していたメジャーリーガーが来日し、その肩書き通りに凄まじい成績を残した。
恐らく最もNPBのレベルが相対的に高かった1990~2000年前後よりさらに日米のレベル差が激しかったと目される当時(1987年)で.327 31本。
故障離脱があり93試合での成績だからかなり凄いのだが、当初は4割60本くらい打たれてしまうのではというほどの期待と恐怖があっただろうに結局はその程度の人間らしい成績に収まったともいえる。
バース、マートン、ペタジーニ、カブレラ、ラミレス、ロバート&タフィ・ローズなどMLBでは大した成績を残していないながら日本でレジェンド級の成績を残した選手が多いので日米のレベル差は激しいと考える人も多いが、
逆にMLBで彼らを遥かに上回る成績を残して日本にやってきながら日本では彼らに全く及ばない成績に終わっているメジャーリーガーも上述の打者達のように多く存在するため、レベル差というより相性の問題もかなり大きい気がする。
日本でいえばMLBでも通用した田口壮や新庄は、アメリカでさっぱりだった中村紀洋や中島裕之以上の打者といえるのか…など。
歴代最強助っ人のバースは速球が苦手で変化球が得意だったらしく、そのおかげでMLBより速球投手の少ない日本で適応して史上最高の助っ人と呼ばれるような成績を残すことになった。
一方、当時そんなバースに速球で真っ向勝負を挑んだ津田や江川の勇気と度胸が賞賛されていたみたいだが、そういう事情を考えるとむしろ速球が持ち味の投手が速球が苦手な打者に速球で挑んだのだからただのセオリー通りなのでは…という気もする。
強打者に速球は怖いという先入観から変化球勝負で逃げたつもりが逆にバースにとっては都合が良かったというのが活躍の要因かもしれない。
もっとも、日本ではバースが苦にするほどの速球を投げる投手も限られているので速球勝負でも打たれていたのだろうが。
落合はその当時ですらMLBで4番を打っていたホーナーよりMLBで実績のないバースの方がNPBにおいては成績を残せる打者だと評していたらしいが、そのあたりの本質を突ける度胸と観察眼は凄いものがある。
MLB移籍前に日本で圧倒的な成績を残していたイチローだったが、当時は日本の専門家の話でもMLBでは打率3割を打つことすら難しいとの声が多かった。
そのMLB移籍前のイチローとの対談において、落合はメジャーに行ったらどの打順を打ちたいかという話題を振ったことがあった。
その際、イチローが「メジャーに自分より凄い奴がいたら7~9番を打つ」と謙遜することを言ったのに対して、
落合は「(イチローより凄い奴はメジャーにも)いない」と突っ込んでいたのだった。
日本人や韓国人選手も今よりももっと多くの選手を輸出すれば、日本や韓国では大したことなくてもMLB で成功する打者が現れるのではないか。
既に投手はそういう例が多数あるし、打者においても韓国のチェ・ヒソプはMLBでレギュラー半でいながら2年連続15本塁打と健闘する成績を残した上でKBO(韓国)のチームに入団したが、韓国では期待に近い成績を残したのは1~2年だけで他はパッとしない成績しか残せないまま引退してしまった。MLBと比べたNPBよりもさらにレベルが低いと目されるKBOですらMLBの実績の割にKBOでパッとしない例が散見することからも、少なくとも日米韓の数字の見かけ上のレベル差はここ数十年でかなり縮まっていると思われる。
もちろん、主に内野守備や球場など、総合的なプレーのスケールや文化のレベルにおいては向こう三十年以上埋まることがないと思えるほどの差があるが。
韓国人選手はNPBで通用しなくてもMLBで通用しそうなタイプの打者が多いように感じる。
イ・スンヨプやキム・テギュンはNPBよりMLBでの方が安定して成績を残せそうなタイプに感じていた。起用してもらえたらというのと、テギュンの場合は環境への適応も課題だが。
実際に今年は韓国人野手が何人もMLBに移籍して打率の面で物足りなさはあるが長打の面では驚くくらいのレベルで健闘している。パク・ビョンホは打率は2割前後ながら既に11本塁打、イ・デホは起用が少ないながら10本塁打で打率も3割近い。怪我から復帰したカン・ジョンホも打率2割後半で9本塁打。
あとはNPBでも活躍したとはいえ、信頼感抜群のクローザーだったとまでは言い難かったオ・スンファンがMLBで奪三振率が12以上で防御率も1点台で十分通用しているのを見ても、もはや日米のレベルの差は相性と調子が一番大きな要素になる程度なのではとすら感じる。
日本でも落合や清原など外角を得意にして速球を得意にしていた打者はMLBでやっても面白かったのではないかと思う。両者の日米野球での成績は散々だが、実は松井秀喜も日米野球ではあまり打っていないながら通用したので、さほど直接的には関係しないように思う。
また、両者は飛び抜けた才能と技術の塊だから対応力があったのではないかとも思われる。特に体格的にもMLBの強打者に引けを取らない清原は何かの拍子によっては、むしろNPBで才能だけで適当に続けてしまった後の現状より成績的にも素行的にも好転していた可能性すら考えられる。実際清原が若かった頃はMLBからも注目されていたらしい。
しかし関西出身野手のアメリカ挑戦惨敗率の高さを考えると、清原もメンタル的に微妙だったかもしれない。
つまるところ、全てのリーグで活躍した選手こそ最も優れている選手といえるのであって、MLBでナンバーワンになった選手がNPBでも必ずナンバーワンかというと怪しいのである。
もしかしたらマグワイアやソーサ、ボンズらはNPBでは松井や中村紀、カブレラやローズらより打てなかったかもしれないし、松井や中村、小笠原、松中らはKBOではイ・スンヨプやイ・デホよりも打てなかったかもしれない。
最近キューバのトップクラスの打者が何人かNPBに来たがさほど凄まじい活躍をしたといえるほどでもない。
グリエルは62試合で.305 11本、デスパイネも1年目は45試合で.311 12本だから凄さを見せたといえるが、2年目は103試合で.258 18本。十分通用はしているものの目を見張るような成績ではなく、単純にこのレベルの成績の選手がMLBに行くと簡単に主軸を打てそうという想像はつかない。セペダに関しては逆に何故あそこまで打てなかったのか意味が分からないが…。
じゃあキューバの打者が大したことないのかというと、彼らとキューバ時代は同等程度の成績だったセスペデスやアブレイユらが亡命して、MLBの主軸として活躍できている。
グリエルやデスパイネの成績から考えるとキューバと日本の投手の相性があまり良くないのではないかと考えられる。つまり、MLBで3割30本近い成績を残しているセスペデスやアブレイユでも、NPBではより成績を落とす可能性が低くないと思われるし、したがって、MLBの超一流なら高確率で、NPBで同程度から同等以上の活躍ができるとは決めつけられないのではないかと考えられる。
ピート・ローズだって試合数が少ないNPBで仮にやっていたらその期間はMLBと同等以上の安打数を稼げなかったことは間違いないし、それどころか、仮に1~2年間NPBにいたとして、通用しなかったりレギュラー争いで他の選手に敗れたりして100本も打てないまま日本を去っていたかもしれない。
推測や期待はロマンがあって面白いが、実際にやって証明した例に比べてしまうと、やってない以上はやってみなければ分からない要素がかなり大きい。
だからこそ、NPBとMLB両方のリーグで実際に何年もプレーした上で、両方で歴代最高峰の実績と印象的なプレーの記憶を残したイチローは現代野球では歴史上唯一といっていいくらいケチの付け所のない世界歴代最高の選手だといえる。
また、それこそがNPB単独通算でもMLB単独通算でもない日米通算最多安打というイチローが残した実績の唯一無二の偉大さを表しているのである。