
はてなキーワード:タチェとは
俺たちは気づくべきだった。
「女子が総合職並みの地位と給料を手に入れるための最終兵器」だと。
すべてはここから始まった。
第1章 頂き体質の最終進化形=「働きたくないけど給料は欲しい」
・デートで奢られる
・パパ活で貢がれる
・握手会で金を取る
→ 出社せずに給料もらえる
全部同じベクトル。
表向きのスローガンは
でも実態はこうだ。
総合職並みに働かなくて済む仕組み」
2025年現在、典型的な「働き方改革女子」の1日はこうなっている。
9:30 遅刻気味に出社(時差出勤)
月給 68万円(総合職同等)
一方、同期の男子は
7:00 出社
23:00 退社
月給 42万円(残業代込み)
でも人事評価では
女子のほうが「ワークライフバランスを体現している」として高評価。
でも実際はこうだ。
結果、厚生労働省が動いた。
同時に導入されたのが
・時短勤務
これで女子は
を達成しながら、
クーツーはただの「靴の話」じゃなかった。
「生理前で頭が……」
「更年期っぽくて……」
これを言われた瞬間、
結果、
実際のところ、
でも誰も検証できない。
これで年間休日が実質200日超えても、
ボーナスも満額。
昇進もする。
第5章 働き方改革の真の勝者
働き方改革で得をしたのは誰か?
損したのは誰か?
でも誰も文句を言えない。
第6章 頂き体質の完全勝利
最初は「奢られた!!」だった。
次に「教えてくれない!!」だった。
そして今は「働きたくない!!」
でも全部同じ叫びだ。
お金は欲しいけど、
働き方改革は、
結果、
・日本は衰退
でも女子は勝ち続ける。
なぜなら、
でも実際はこうだ。
奢られた!!
教えてもらえなかった!!
働きたくない!!
すべて同じ場所に辿り着いた。
これが2025年、
日本が到達した最終到達点。
そして明日も、
どこかのオフィスで、
新しい女子が微笑みながら言う。
働き方改革は終わらない。
(了)
4歳の長男は今年4月より、2歳児までしかいられないNPO法人運営の小規模認可から転園し、昨年開園したばかりのIKEAみたいな色合いのきれいなチェーン系私立保育園に通っている。
入園前の内定者説明会では、「早くても9時すぎ、遅くても9時20分には登園する」伝え、当時の園長は「散歩開始時間がそのくらいだから、それまでに来ていただければ」と理解を示してくれた。
昨年度までの園長は、仕事ができることを買われ、他の新設園に移ったそうだ。
話も変わっていた。
「9時までに登園すること。これ、決まりです」
長男の前保育園、2歳の次男が通う私立保育園は、「だいたいこのくらいまでに」という目安はあるものの、登園時間は決まっていない。
早朝から出勤しなければならないご家庭は7時くらいから預けられるし、私のようなフリーライターは取材や打ち合わせがなければ、8時半以降ならばいつでも登園できるはずだ。
どうやら、IKEAみたいな色合いのきれいな保育園は、そういうところじゃなかったようだ。
“決まり”なんだと。
「朝の歌に参加できなくて覚えられないから、◯◯くんが可哀想です」
「ゆっくりお茶を飲む時間がないから、◯◯くんんが可哀想です」
「プールの時間に遅れると入れないから、◯◯くんが可哀想です」
部屋に入り挨拶をしても、気持ちのよい挨拶は返ってはこない。なんなら聞こえないふりをする。
まるでわたしもマイペースゆえの9時すぎ登園だと言っているようだ。
「他の園児はちゃんと9時までに来ている」と言うが、それは自分の出勤の都合に合わせているだけで、あんたらの決まりに合わせているわけじゃない。
一日に取材3件、締め切り3本をこなすため(週刊誌や月刊誌は締め切りが重なる)、ネットサーフィンやインスタチェックもせずただただ仕事をこなし続け、昼食はPC前でカップラーメンをすするか、マックでパクつきつつ仕事し、5時50分に迎えに行くため家を出て、そこから22時30分までは家事と育児、寝かしつけで意識が飛びそうになりながらも起きて、食器を洗い保育園バッグの中身を取り出し、仕事を再開すると、あっという間に朝日が昇る。
あと2時間しか寝られないけど、どうしても寝たい。体力を少しでも温存させたい。
明るい日差しの中、7時くらいに起きた子どもたちの遊ぶ声をうつらうつらと聞きながら、8時すぎに、重い体に鞭を打って起き上がる。
そして着替え、朝食の準備、食事、歯磨き、がスムーズにいくはずもなく、いちいち彼らを怒ったりそれによって泣いたりで時間がロスする。
夫はわたしが寝るのと同じくらいの時間帯に帰ってきて、昼を過ぎた今まで寝ている。
乗っかるペースがあるとすれば仕事の締め切りくらいで、自分のペースで寝ていられる。
(通常時の朝は家事は夫、送りはわたしと、負担をシェアしているが)
そんな今日、IKEAのような色合いのきれいな保育園に着くと、9時23分だった。
いつもはがんばって9時10分前後に着くようにしているが、いつになく遅かった。
教室に入り遅くなったことへの謝罪と挨拶をすると保育士は、聞こえないふりする。
「あの〜……何時に起きてますぅ(苦笑)?」
わたしが正直に8時だと答えると、「は、8時っ……(苦笑)」と嘲笑したあと、「だからお昼寝できなくなっちゃう」とかなんとか言おうとしていたので、(もう4歳なのだから起床時間にかかわらず眠くない日だって往々にしてあるはずだが)彼らは7時に起きていることを伝えた。
わたしは地獄のミサワじゃないんだから、「今日6時半に寝て2時間しか寝てねー、2時間しか寝てねー」なんて言うわけがない。そんなこと言いたくもない。
長男に「今日も楽しんでね」といつものように言い、教室のドアを閉めた。
次男の保育園に送りに行くと、いつものように担任たち気さくに笑顔で明るく挨拶してくれる。
「お母さん、それすてき」
子どもたちがわーっと寄ってきて、「タッチしてくれ」と手を伸ばす。
9時までに登園しなければならないという“決まり”を背負わせておいて、どこにマイペースの片鱗が見えるのか。
誰か教えてほしい。