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2025-06-18

イランの「民主化」について

現行のイラン・イスラーム共和国1979年イラン革命によって樹立されたが、遡ればペルシア民族人類史上で初めて「帝国」を樹立( *1)した民族でもあり、以降はずっと帝政王政が続いてきた。

19世紀以降は英仏露の干渉に対抗する形で民族意識興隆(*2)し、立憲革命を経て王政はなおも続くのだが、1951年に「アバダン危機」が起こる。当時の首相であるモハンマド・モサッデクが、英国石油メジャー管理していたアバダン油田国有化を図ったのだが、結局は果たせず、モサッデクは逮捕・投獄された(*3)。

これによりパフラヴィー(パーレビ)朝の第2代であるモハンマド・レザー・シャーが復権し、米国後ろ盾を得て白色革命を進めていく。しかしこの人物が、自らイデオロギーとして打ち出した「イランナショナリズム」のための各種イベントをはじめ濫費が甚だしく、またシーア派宗教指導者蔑ろにする施策を採ったこともあり、民衆からの反発を招く。さらには第1次オイルショック後に石油価格が下落して国家財政が窮乏したことも重なり、政情が不安定化していた折、シャーがエジプト出国した(*4)タイミングルーホッラー・ホメイニーが帰国し、革命評議会組織する。これがいわゆる「イラン革命」であり、ペルシア民族は史上初めて共和政を営むこととなった。

革命後のイランで特徴的なのは「ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者による統治)」で、これは要するに、宗教指導者(*5)が立法行政司法および軍の上に立つ指導体制である。この点を指して「非民主的」「神権国家」と批判されることが多い。だがそもそもイランとは、民族的には多様性がある一方、宗教的には国民の約9割がシーア派十二イマーム派(*6))イスラーム教徒であり、宗教国民統合の重要理念となっている以上、統治理論としては一定正統性合理性が認められるべきだろう(*7)。

これにより、イラン大統領選国会議員選では、宗教指導者による資格審査を通過した立候補者選挙戦を展開する。一定範囲内で民意が反映される制度と言える。

イラン大統領選に関する報道ではしばしば対米姿勢の硬軟に注目されるが、民意がそれなりの幅で動いていることは結果にも反映され、それを受けて路線転換が試みられているのも事実である(*8)。むしろ米国イスラエル意向を重視しすぎており、イラン改革派政権である時期にも関係改善を進められずにいる方が、世界秩序の観点からは非合理的批判されるべきだろう。

背景説明が長くなりすぎたが、ここからが本題である

イスラエル(*9)、というかベンヤミンネタニヤフは、「ハーメネイー師の斬首作戦によりイラン民主化する」と主張している。だが、そもそもイラン民衆革命によって王政を打倒した共和政国家であり、その経緯を踏まえてそれなりに民主的体制となっていることは、ここまで説明した通りである

スカーフ強制」が抑圧の象徴とされることも多いが、世の中はブルジョアインテリだけで回っているわけではなく、ファッションに使う金に事欠く一般市民にとっては「イスラームに従って生きていくことの、いったい何が不満なのか」となる。長期にわたる経済制裁の下でも着実に科学教育軍事技術進歩させ、世界でもトップクラスの水準に達している(*10)ことは事実であり、「表面的な『自由』のために民族の誇りを売り渡すのか」という意識も根強いことは論を待たない。

仮に「法学者による統治」を廃して「民主政」を導入したとしても、それで米欧イスラエル従順政権が生まれるのか?という点は、大いに疑問である

それが目的なら、あらかじめ亡命指導者などを「子飼い」にしておくものだが、現状そんな人物は見当たらない(*11)。さりとて、誰を据えようがシーア派信仰に基づく民族意識が基盤になる以上、宗教指導者意向無視した政権運営は不可能だろう。

また、現在イラン指導である革命第1世代は、イランイラク戦争前線に立った世代でもあり、武力行使には慎重な傾向があるとされる。しかも現体制トップのハーメネイー師は、「イスラーム教義に反する」との理由から核兵器開発に否定的である。こうした人々が一掃された場合、かえって好戦的な層が台頭してくる可能性は、決して小さくない(*12)。

付言すれば、(下記の注にも記したが)シーア派の特徴として「殉教精神」が挙げられることがある。殉教攻撃自爆テロ)も元々はシーア派特有戦術(*13)だった。仮に米国傀儡と見なされるような政権が立つなら、かつてサッダーム・フセインが放逐された後のイラク殉教攻撃が頻発したことをご記憶の向きも多かろうが、おそらくそれより酷い事態が展開すると予想される。

イランに「民主化」を求めるならば、粘り強い対話によって漸進的な改革を促していく他ないだろう。武力行使による強要は、かえって地域情勢の不安定化を助長する蓋然性が非常に高く、米欧イスラエルが「民主化」のために支払うコストは、想定よりも桁違いに高く付くのではなかろうか。

1:アケメネス朝紀元前550年。

2:高校世界史の範囲ではタバコボイコット運動(当時はガージャール朝)などが有名。これが20世紀初頭のイラン立憲革命に繋がっていく。

3:英米対立したためソ連邦への接近を試みたものの、モサッデク自身王政打倒までは考えておらず、イ-ソ間の溝は埋まらなかった。志半ばに終わったとはいえ現在でもなおイラン国民から敬愛されている人物である

4:妻がエジプト出身だったためだが、これ以降シャーはイラン帰国できなくなり、実質的亡命生活が始まる。途中で米国滞在していた際、イラン大学生たちはシャーの拘束と身柄引き渡しを米国要求し、これが「テヘラン大使館占拠事件」に繋がる。

5:宗教指導者ウラマー)といっても、イスラーム場合ファトワー(教令/宗教的見解)を下すことが重要職務であり、イスラーム法学を修めていることが必須要件となる。日本教育制度で言えば「法学士の取得が最低条件」のようなものか。なおシーア派では、ウラマーの中でも相応の学識・人望の持ち主がアーヤトッラーアヤトラ)と呼ばれ(スンナ派ムフティーに相当)、ファトワーを発出できるようになる。

6:第4代カリフアリーを初代イマームとし、その血筋を引く者が正統な指導であると奉ずる。特徴的なのはアリーや第3代イマームフサインの生涯から殉教を一つの理想像としていること。フサインに関しては「カルバラーの悲劇」が伝承されており、現在でもアーシューラー儀式が行われている。また、第12イマームの「お隠れ(ガイバ)」は今なお続いており、いずれ救世主として再臨する、とされている。「高野山では空海が今なお禅定を続けている」という信仰と似た面がある。

7:中華人民共和国では共産党トップ国家を率いる統治構造になっていることを踏まえると、理解やすいのではないか

8:改革派とされたモハンマド・ハータミー大統領の時期に対米関係改善せず、2005年大統領選では対米強硬派のマフムード・アフマディーネジャードが選出された例などを想起されたい。なお現職大統領のマスウード・ペゼシュキヤーンは、改革派とされる。

9:そもそもイランから見れば、「キュロス2世(=アケメネス朝建国者)によりバビロン捕囚を解かれ、エルサレム神殿を再建させてもらった大恩を忘れたのか」という話でもある。ネタニヤフが歴史断罪されるべきであることは間違いない。

10特に高速度ミサイル制御技術に関しては、現状だと世界最高度の水準だろう。

11パフラヴィー朝の元皇太子米国に在住しているものの、米国イラン断交したままなので、母国への影響力はほぼ無い人物である。それ以前に、今なおイランではパフラヴィー朝イメージが非常に悪いため、新体制指導者として歓迎されるとは少々考えにくい。

12パレスチナでは、2006年評議会選挙ハマース(対イスラエル強硬派)が単独過半数を得るも、米欧イスラエルは「選挙結果を黙殺する」という暴挙に出た。しかイラン人口は9000万人であり、さすがに黙殺するには大きすぎるだろう。

13:1983年ベイルート米海兵隊兵舎が爆破された事件は、イスラエルおよび米国レバノン内戦から撤退する契機となった。なお、パレスチナ住民の多くはスンナ派イスラームだが、抵抗運動指導者がレバノン追放されていた際にヒズブッラーシーア派)と接触して戦術を学び、殉教攻撃を行うようになった。これとは別の流れで、後にアル・カーイダスンナ派)も戦術として採用することになる。

Permalink |記事への反応(0) | 15:46

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イランの「民主化」について

現行のイラン・イスラーム共和国1979年イラン革命によって樹立されたが、遡ればペルシア民族人類史上で初めて「帝国」を樹立( *1)した民族でもあり、以降はずっと帝政王政が続いてきた。

19世紀以降は英仏露の干渉に対抗する形で民族意識興隆(*2)し、立憲革命を経て王政はなおも続くのだが、1951年に「アバダン危機」が起こる。当時の首相であるモハンマド・モサッデクが、英国石油メジャー管理していたアバダン油田国有化を図ったのだが、結局は果たせず、モサッデクは逮捕・投獄された(*3)。

これによりパフラヴィー(パーレビ)朝の第2代であるモハンマド・レザー・シャーが復権し、米国後ろ盾を得て白色革命を進めていく。しかしこの人物が、自らイデオロギーとして打ち出した「イランナショナリズム」のための各種イベントをはじめ濫費が甚だしく、またシーア派宗教指導者蔑ろにする施策を採ったこともあり、民衆からの反発を招く。さらには第1次オイルショック後に石油価格が下落して国家財政が窮乏したことも重なり、政情が不安定化していた折、シャーがエジプト出国した(*4)タイミングルーホッラー・ホメイニーが帰国し、革命評議会組織する。これがいわゆる「イラン革命」であり、ペルシア民族は史上初めて共和政を営むこととなった。

革命後のイランで特徴的なのは「ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者による統治)」で、これは要するに、宗教指導者(*5)が立法行政司法および軍の上に立つ指導体制である。この点を指して「非民主的」「神権国家」と批判されることが多い。だがそもそもイランとは、民族的には多様性がある一方、宗教的には国民の約9割がシーア派十二イマーム派(*6))イスラーム教徒であり、宗教国民統合の重要理念となっている以上、統治理論としては一定正統性合理性が認められるべきだろう(*7)。

これにより、イラン大統領選国会議員選では、宗教指導者による資格審査を通過した立候補者選挙戦を展開する。一定範囲内で民意が反映される制度と言える。

イラン大統領選に関する報道ではしばしば対米姿勢の硬軟に注目されるが、民意がそれなりの幅で動いていることは結果にも反映され、それを受けて路線転換が試みられているのも事実である(*8)。むしろ米国イスラエル意向を重視しすぎており、イラン改革派政権である時期にも関係改善を進められずにいる方が、世界秩序の観点からは非合理的批判されるべきだろう。

背景説明が長くなりすぎたが、ここからが本題である

イスラエル(*9)、というかベンヤミンネタニヤフは、「ハーメネイー師の斬首作戦によりイラン民主化する」と主張している。だが、そもそもイラン民衆革命によって王政を打倒した共和政国家であり、その経緯を踏まえてそれなりに民主的体制となっていることは、ここまで説明した通りである

スカーフ強制」が抑圧の象徴とされることも多いが、世の中はブルジョアインテリだけで回っているわけではなく、ファッションに使う金に事欠く一般市民にとっては「イスラームに従って生きていくことの、いったい何が不満なのか」となる。長期にわたる経済制裁の下でも着実に科学教育軍事技術進歩させ、世界でもトップクラスの水準に達している(*10)ことは事実であり、「表面的な『自由』のために民族の誇りを売り渡すのか」という意識も根強いことは論を待たない。

仮に「法学者による統治」を廃して「民主政」を導入したとしても、それで米欧イスラエル従順政権が生まれるのか?という点は、大いに疑問である

それが目的なら、あらかじめ亡命指導者などを「子飼い」にしておくものだが、現状そんな人物は見当たらない(*11)。さりとて、誰を据えようがシーア派信仰に基づく民族意識が基盤になる以上、宗教指導者意向無視した政権運営は不可能だろう。

また、現在イラン指導である革命第1世代は、イランイラク戦争前線に立った世代でもあり、武力行使には慎重な傾向があるとされる。しかも現体制トップのハーメネイー師は、「イスラーム教義に反する」との理由から核兵器開発に否定的である。こうした人々が一掃された場合、かえって好戦的な層が台頭してくる可能性は、決して小さくない(*12)。

付言すれば、(下記の注にも記したが)シーア派の特徴として「殉教精神」が挙げられることがある。殉教攻撃自爆テロ)も元々はシーア派特有戦術(*13)だった。仮に米国傀儡と見なされるような政権が立つなら、かつてサッダーム・フセインが放逐された後のイラク殉教攻撃が頻発したことをご記憶の向きも多かろうが、おそらくそれより酷い事態が展開するだろう。

イランに「民主化」を求めるならば、粘り強い対話によって漸進的な改革を目指す他ないだろう。武力行使による強要は、かえって地域情勢の不安定化を助長する蓋然性が非常に高く、米欧イスラエルが「民主化」のために支払うコストは、想定よりも桁違いに高く付くのではなかろうか。

1:アケメネス朝紀元前550年。

2:高校世界史の範囲ではタバコボイコット運動(当時はガージャール朝)などが有名。これが20世紀初頭のイラン立憲革命に繋がっていく。

3:英米対立したためソ連邦への接近を試みたものの、モサッデク自身王政打倒までは考えておらず、イ-ソ間の溝は埋まらなかった。志半ばに終わったとはいえ現在でもなおイラン国民から敬愛されている人物である

4:妻がエジプト出身だったためだが、これ以降シャーはイラン帰国できなくなり、実質的亡命生活が始まる。途中で米国滞在していた際、イラン大学生たちはシャーの拘束と身柄引き渡しを米国要求し、これが「テヘラン大使館占拠事件」に繋がる。

5:宗教指導者ウラマー)といっても、イスラーム場合ファトワー(教令/宗教的見解)を下すことが重要職務であり、イスラーム法学を修めていることが必須要件となる。日本教育制度で言えば「法学士の取得が最低条件」のようなものか。なおシーア派では、ウラマーの中でも相応の学識・人望の持ち主がアーヤトッラーアヤトラ)と呼ばれ(スンナ派ムフティーに相当)、ファトワーを発出できるようになる。

6:第4代カリフアリーを初代イマームとし、その血筋を引く者が正統な指導であると奉ずる。特徴的なのはアリーや第3代イマームフサインの生涯から殉教を一つの理想像としていること。フサインに関しては「カルバラーの悲劇」が伝承されており、現在でもアーシューラー儀式が行われている。また、第12イマームの「お隠れ(ガイバ)」は今なお続いており、いずれ救世主として再臨する、とされている。「高野山では空海が今なお禅定を続けている」という信仰と似た面がある。

7:中華人民共和国では共産党トップ国家を率いる統治構造になっていることを踏まえると、理解やすいのではないか

8:改革派とされたモハンマド・ハータミー大統領の時期に対米関係改善せず、2005年大統領選では対米強硬派のマフムード・アフマディーネジャードが選出された例などを想起されたい。なお現職大統領のマスウード・ペゼシュキヤーンは、改革派とされる。

9:そもそもイランから見れば、「キュロス2世(=アケメネス朝建国者)によりバビロン捕囚を解かれ、エルサレム神殿を再建させてもらった大恩を忘れたのか」という話でもある。ネタニヤフが歴史断罪されるべきであることは間違いない。

10特に高速度ミサイル制御技術に関しては、現状だと世界最高度の水準だろう。

11パフラヴィー朝の元皇太子米国に在住しているものの、米国イラン断交したままなので、母国への影響力はほぼ無い人物である。それ以前に、今なおイランではパフラヴィー朝イメージが非常に悪いため、新体制指導者として歓迎されるとは少々考えにくい。

12パレスチナでは、2006年評議会選挙ハマース(対イスラエル強硬派)が単独過半数を得るも、米欧イスラエルは「選挙結果を黙殺する」という暴挙に出た。しかイラン人口は9000万人であり、さすがに黙殺するには大きすぎるだろう。

13:1983年ベイルート米海兵隊兵舎が爆破された事件は、イスラエルおよび米国レバノン内戦から撤退する契機となった。なお、パレスチナ住民の多くはスンナ派イスラームだが、抵抗運動指導者がレバノン追放されていた際にヒズブッラーシーア派)と接触して戦術を学び、殉教攻撃を行うようになった。これとは別の流れで、後にアル・カーイダスンナ派)も戦術として採用することになる。

Permalink |記事への反応(16) | 15:43

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2023-06-07

ロシア極東軍の脅威について

ロシアの脅威が叫ばれている昨今だが、プロ軍事専門家を中心にロシアを侮るふいんき蔓延していることが大変憂慮される。

しかに、ロシア潜水艦隊はソ連邦末期に日本哨戒機ぶんぶん追い回されてしま戦略的価値を失ってしまったため自壊し滅亡してしまった。

しかし航空戦力はいまだに極東最強である

とくに戦略爆撃機Tu-16(バジャー)は数機で日本を壊滅させる能力をもっている。昭和27年ローンチされたTU-16はなんと8トンもの爆装が可能である。これは自衛隊のF2支援戦闘機と同じ爆装重量である。なんとTU-16はたった1機で自衛隊F2と同じ爆装が可能なのであるロシア。恐ろしい国だ。

Permalink |記事への反応(0) | 19:03

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2023-02-23

仮にロシア戦争勝利したとしても、

その後に続く経済制裁

NATOとの軍拡競争に耐えれるわけがない。

そもそも冷戦終結した主因の一つは

ソ連邦米国との軍拡競争に破れたがゆえなのに

そのあとを継ぐロシアが勝てるわけがない。

とはいえロシア戦争終結後にも

軍備増強をしない訳にはいかないし

さらには膨大なウクライナ復興資金必要になる。

占領地では当然、反乱が頻発するしそこでも軍事力必要になる。

戦争終結すれば中国が表立って支援はするかもしれないが

そうなれば中国従属せざるをえない。

案外、プーチン大統領にとって現状の維持というのが最適解となりつつあるような気もする。

戦争が終わると買っても負けても困ることが今よりも増えてしまうという。

完全に詰んでるのか?プーちゃんは。

Permalink |記事への反応(1) | 09:59

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2023-01-24

anond:20230124172940

これめちゃくちゃやばいことだろ

ロシア以外にもロシア語圏ってあるよな?って思って調べたのが以下。やっぱいるよな...。頭悪すぎるしバカ発言力持たせるの怖すぎる

ロシア話者は、世界にどの位いるのでしょうか?

正解は、推測で約2億8000万人です。

ロシア語が通用する国々は、意外に多く15カ国存在します。これは、かつての社会主義時代国家であるソ連邦(1917~1991)に統合されていた歴史に起因しています

ロシア語圏の15カ国のうち、特にロシア(1億4296万人[1])、カザフスタン(1603万人)、ベラルーシ(960万人)、キルギス(533万人)の4カ国は、ロシア語を公用語に定めていますしかし、ウクライナ(4545万人)、ウズベキスタン(2744万人)、アゼルバイジャン(919万人)、タジキスタン(688万人)、トルクメニスタン(504万人)、グルジア(435万人)、モルドバ(357万人)、リトアニア(332万人)、アルメニア(309万人)、ラトビア(225万人)、エストニア(134万人)では、ロシア語が法的な地位を持っていません。ソ連時代と比べてロシア使用の衰退化傾向が見られるものの、ロシア語が日常レベルでは今でも幅広く使用されています

また15カ国以外にもアメリカカナダオーストラリアイスラエルなどに移民したロシアディアスポラの間でも一定の程度ロシア語が使われています

Permalink |記事への反応(1) | 17:32

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2022-09-24

anond:20220924171936

民主化してるからプーチンは好き勝手に動員できないんだよ。

あのね、デモ逮捕されて、徴兵10年の懲役かどっちか選べ、って迫られた人が弁護士相談してその件については解答を拒否するという選択をしたら釈放される国なの、ロシアは。

まったくの無法地帯ではなくて、国民選挙権があって(民主化されてて)且つ法治国家なの、ロシアは。

ただ、国民プーチンとか無茶やってるのは薄々気づいているんだけど、まあまあまともに国家運営してる(自分たち生活をある程度保証してる)からまあ多少の不正には目をつぶるか、ってやってるのが今のロシアなの。

ある意味日本の状況とかと似てると言えば似てるんだよ。

そういう国が領土問題とかを燻ぶらせているのはソ連邦解体にまで起源を遡るわけで、とかざっくりいうとそういうこと。

Permalink |記事への反応(2) | 17:24

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2022-08-11

anond:20220811114909

スターウォーズ構想ね。なつかしい。

レールガンはどうなんだろう?太平洋上で実装配備されている認識だけど。

2022-08-11

anond:20220811095556

冷戦末期にSDI構想を米国レーガン大統領がぶち上げたのが冷戦終結ソ連邦崩壊への引き金と言われている。

SDI構想は軌道上で弾道弾ミサイルレーザー兵器によって早期破壊して核の相互破壊体制解体せしめる(ソ連邦)にとって恐るべき構想だった。

これが実現すればもはやソ連米国と対抗していくすべはなくゆえにゴルバチョフは大きく宥和政策へと舵を切ったとされる。

しかしながらSDIは実際には完全なブラフで当時(現在に至るまで)解決すべき科学技術ハードルは数多く、とてもではないが実現性のないものだった。

Permalink |記事への反応(0) | 12:05

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anond:20220811095556

冷戦末期にSDI構想を米国レーガン大統領がぶち上げたのが冷戦終結ソ連邦崩壊への引き金と言われている。

SDI構想は軌道上で弾道弾ミサイルレーザー兵器によって早期破壊して核の相互破壊体制解体せしめる(ソ連邦)にとって恐るべき構想だった。

これが実現すればもはやソ連米国と対抗していくすべはなくゆえにゴルバチョフは大きく宥和政策へと舵を切ったとされる。

しかしながらSDIは実際には完全なブラフで当時(現在に至るまで)解決すべき科学技術ハードルは数多く、とてもではないが実現性のないものだった。

Permalink |記事への反応(2) | 11:49

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2022-05-14

ロシアでは「北風と太陽」って知られてないの?

敵に北風吹かせるのはわかるけれども

属国にも北風吹かせてたかワルシャワ条約機構構成国もソ連邦内の国も離れていったんでしょ

Permalink |記事への反応(0) | 21:17

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2022-03-19

ウラジーミル・プーチンの名の由来

キエフ大公国キエフ大公ウラジーミル1世(Vladimirthe Greatからなのは言うまでもないんだが、これだけだと単に過去偉人しかない。

だがウラジーミル1世キリスト教国教化したので同教の聖人となり、更にロシア守護聖人となっている。

守護聖人としてのウラジーミル1世は「キエフウラジミール(Vladimir I of Kiev)」という名で呼ばれる。

その為にクリスチャンネームとして名づけに使われるようになった。

ソ連邦時代宗教基本的禁止または抑圧されていたが、ミシェルなど命名にはキリスト教由来の名前が使われていた。

 

サンクトペテルブルグ近くのノヴゴロドにあるロシア建国一千年祭記念碑では一番目立つ位置ウラジーミル1世像がある。

当然、ウクライナキエフにも 聖キエフウラジミール由来のものが沢山ある。

ルーシ」を巡る歴史修正主義

ルーシノルマン系、つまりバイキング勢力スラブ民族圏に侵入したもので、キエフ公国もその代表格。

しかウラジミール1世バイキングを率いて戦い、彼らを植民させる政策を行った。

 

ところが近代になるとロシア民族主義が勃興、ノルマンバイキング由来説が否定されるようになった。

これはソ連時代にも発展し、共産党機関紙などの宣伝を通して国定歴史となっていった。

しかソ連って本当に何だったのか?こういう覇権民族主義にも背を向けるのがマルクス思想だったんじゃねーの?

 

プーチンと元KGBカルト保守のお友達ロシア国紀みたいなのにやられちゃったのにはこの辺の背景もあるんでないのけ?

ロシアオリジンに自らの名の由来のキエフの聖ウラジーミルを重ね、一方でバイキング由来の部分は都合よく無視する。

だとしたら親は罪作りだ。もっと穏当な聖人名前はあったろうに。

本人の方も、「静香」なんてお淑やかで女性的な名前を親に貰ったのに、全然かにしてなくてうるせーわ、男社会警察組織上り詰めた上に政治家になるわ、高速道路走行中に石原慎太郎喧嘩して車から引きずり落として高速の路上放置するわと親の心なんて全然知ったこっちゃない亀井を見習ってほしい。

Permalink |記事への反応(0) | 16:13

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2022-03-09

anond:20220309225107

なんか三島由紀夫みたいな感じか。

あれも戦後25年くらい。

ソ連邦の復活を!みたいな感じで散るのかも。

Permalink |記事への反応(0) | 22:56

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2022-02-23

anond:20220223163904

プーチンソ連時代に生まれソ連時代を生きた人だからね。

基本的ウクライナという国に対する基本姿勢が私らとは違うんだよ。

あとソ連崩壊は彼にとっては悪夢しかないんだ。

彼にとって本来あるべき世界というのはソ連時代世界なんだ。

おそらく彼はロシア人ではなくてソ連人なんだよ。

 

といっても僕らにはピンとこないんだけど、

例えば何らかの理由日本国崩壊したとする。

その後、旧日本国はいくつかの国に分裂するんだけど、

そのような世界になったとしても、

僕たちにとっての日本本来あるべき姿というのは

今僕たちが生きている日本であることには変わりないだろ?

(もちろん、その新しい世界に順応する人もたくさんいるだろうけれど。)

大雑把に言うと、僕はそういう理解の仕方をしている。

Permalink |記事への反応(0) | 16:46

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2021-08-06

記事掲載までのタイムラグ悲惨なことになったケース

8割おじさん「8月新規感染者5千人超」は誇大な数字か|デイリー新潮

最近話題新潮のこれ。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.dailyshincho.jp/article/2021/08050557/?all=1

掲載は先週だが、「次週表記の号を前週に売る」という慣行のせいで5000人超になった日と号の日付が重なるという奇跡を残した。

木村盛世なんか使ってるのがおかしい。新潮は文春と同じ調査報道スキャンダル路線模索しているようだが実力が天地ほど開いてしまってもう無理というのが窺われる記事品川から京浜急行快速特急に追いつけと京浜東北線に乗ったが蒲田まりだったような侘び寂びを感じさせる。

「罪深き」私にとってのオウム 島田裕巳

島田裕巳オウムシンパ宗教学者だった。地下鉄サリン事件の前からオウム真理教に惹き起こる疑惑に対し、教団施設取材しては「オウムとは無関係」という結論を書いていた。

1995年3月20日地下鉄サリン事件に関して東京新聞に問われ「私が中まで見たところ、サティアン宗教施設であって毒ガス工場などではない」とコメント3月22日の同紙に掲載されたが、同日に警察は大々的に第7サティアンを捜索、それがTV新聞で通常番組差し替え報道されている日に島田の「サティアン宗教施設毒ガス工場ならず」のコメント掲載される珍事となった。

 

これを受けて島田は翌月の宝島30に『「罪深き」私にとってのオウム』を寄稿する事になった。

島田の舌禍はこれに留まらず、TVなどで名指しで散々批判罵倒を受けた。当時、オウム近代への疑義評価するのが知的とのスノビッシュな風潮があり、それに乗っかっていた文化人たちが批判逸らしの為に島田スケープゴートにした為に更にバッシング苛烈さを増し、島田が勤務していた日本女子大にもクレーム脅迫殺到して島田解雇された。

 

オウム島田擁護最初から利用しており、教団へのバッシング逸らしの為に島田の居宅のあるマンション玄関を爆破した。教団側の島田を狙う犯行があると見せかける為であった。

ソ連が攻めてくる 中川八洋

中川八洋アフガン侵攻等を受けて80年代ソ連が攻めてくるから軍備を急げとの主張を論壇誌で繰り広げていた。

ところがゴルバチョフ書記長就任してペレストロイカデタントを進めると当然に西側諸国の態度は融和になり、同時に西側でのゴ書記長の人気は絶大なものになっていった。

これに対して中川は「ゴルバチョフ政策反動化している」「ゴルバチョフ路線侵略主義に転じている」と論壇で主張し続けた。

だが実際にはそんな局面は無く、バルト三国独立を認め、東欧衛星諸国にも改革自由化を迫るなどしており、ベルリンの壁崩壊など劇的な自由化の流れが起きていた。

要するに「ソ連」という敵が無くなると反共アイデンティティの拠り所がなくなってしまうので固執していたのである

西側心配というのは寧ろ一貫してゴ書記長の失脚により東側自由化デタントの流れが巻き戻る事であった。それほど急激な変化が東側で起きており、後発の政変になるほど革命崩壊と呼ぶべき状況が発生していた。

その心配の通りにソ連共産党守旧派クーデターを敢行、それは鎮圧されてソ連邦は廃止されるという劇的結果になった。

 

ところが中川は相変わらず論壇誌ゴルバチョフ脅威論を書いていた為にクーデターソ連崩壊と同時か直後に「ゴルバチョフソ連が攻めてくる」論が発表されるという珍事に至った。

 

これによって中川反共論者として干されてしまい(市場の前提が無くなったのだからそりゃそうだ)、主に徳間書店から黒表紙の陰謀論本を出すようになった。当時は陰謀論オカルト本が流行っていたのだ。

ところがオウム事件が発生するとオカルト陰謀論が氾濫しているのが原因だというもっともな反省が起こってその市場も無くなってしまった。

 

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2021-04-07

anond:20210407140416

共産主義って、支配階層(共産党=上級)と非支配階層(共産党以外=下級)の二極化にしただけやん?

それでポルポトは失脚したし、ソ連邦崩壊したやん?おーん?

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2019-08-28

anond:20190828114923

麗しのソ連邦ー 海原遥かに

ユーモアたなびきー 思い出さそうー

帰れー きみー

ふるさとのまーちー

このソ連邦に かーえーれーよー

意図的歌詞間違えてんじゃねーよwwwww

Permalink |記事への反応(0) | 11:56

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anond:20190828114724

麗しのソ連邦ー 海原遥かに

ユーモアたなびきー 思い出さそうー

帰れー きみー

ふるさとのまーちー

このソ連邦に かーえーれーよー

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2019-07-20

自民党とは?現政権役割さら

平成22年(2010年)綱領

平成22年1月24日

現状認識

 我が党は、「反共産・社会主義反独裁・統制的統治」と「日本らしい日本確立」―の2つを目的とし、「政治国民のもの」との原点に立ち立党された。平成元年のベルリンの壁崩壊平成3年のソ連邦解体は、この目的の1つが達成されたという意味で、我が党の勝利でもあった。

 そこに至るまでの間、共産主義社会主義政党の批判のための批判に耐え、我が党は現実直視し、日米安全保障条約を基本とする外交政策により永く平和を護り、世界第2の経済大国へと日本国民とともに発展させた。

 日本存在感が増すにつれ、国際化のなかで我々は多くのものを得た反面、独自伝統文化を失いつつある。長寿国という誇るべき成果の反面、経済成長の鈍化と財政悪化からくる財政機能の不全に現在も我々は苦しんでいる。少子化による人口減少は国の生産力を低下させると言われる。

 我が国は、これ等の現実を明るく希望ある未来に変えるため、少子化対策とともに、教育の充実と科学技術開発に国民資源を注力することにより生産性を向上させ、長寿人口活用国民資質の向上、国際化への良き対応により、経済成長が達成でき、国民生活の充実が可能なことを世界に示さねばならない。

 我々は、日本国及び国民統合の象徴である天皇陛下のもと、今日平和日本を築きあげてきた。我々は元来、勤勉を美徳とし、他人に頼らず自立を誇りとする国民である努力する機会や能力に恵まれぬ人たちを温かく包み込む家族地域社会の絆を持った国民である

 家族地域社会、国への帰属意識を持ち、公への貢献と義務を誇りを持って果たす国民でもある。これ等の伝統的な国民性、生きざま即ち日本文化を築きあげた風土、人々の営み、現在未来を含む3世代の基をなす祖先への尊敬の念を持つ生き方の再評価こそが、もう1つの立党目的、即ち「日本らしい日本確立である

 我が党は平成21年総選挙の敗北の反省のうえに、立党以来護り続けてきた自由民主の旗の下に、時代に適さぬもののみを改め、維持すべきものを護り、秩序のなかに進歩を求め、国際的責務を果たす日本らしい日本保守主義政治理念として再出発したいと思う。

 我々が護り続けてきた自由リベラリズム)とは、市場原理主義でもなく、無原則政府介入是認主義でもない。ましてや利己主義放任する文化でもない。自立した個人義務と創意工夫、自由選択、他への尊重と寛容、共助の精神からなる自由であることを再確認したい。従って、我々は、全国民努力により生み出された国民生産を、与党のみの独善的判断国民生活に再配分し、結果として国民の自立心を損なう社会主義政策は採らない。これと併せて、政治主導という言葉で意に反する意見無視し、与党のみの判断を他に独裁的に押し付け国家社会主義統治とも断固対峙しなければならない。

 また、日本主権を危うくし、「日本らしい日本」を損なう政策に対し闘わねばならない。我が党は過去現在未来の真面目に努力した、また努力する自立した納税者立場に立ち、「新しい日本」を目指して、新しい自民党として、国民とともに安心感のある政治を通じ、現在未来安心できるものとしたい。”



戦後レジームからの脱却を達成する為?

何だかんだやってみてはいものの、安倍麻生ぼんくら感は否めず国民が怒りつつあるのが今。

本来なら自民党内で自浄作用するはずだが、戦後レジームから脱却し新たな日本の基礎を作ることが最重要項目だから

成り上がり議員や長年続けてきた議員意見するよりも、このままボンクラに突っ走ってもらいたいと考えている。

しかし、まぁそんなに上手く行ってないよね実際は。

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2019-05-27

戦争は女の顔をしていないを読むための副読本

軍医エフロシーニヤ・グリゴリエヴナ・ブレウス大尉の話が公開された。

もともとミリオタなのでソ連独ソ戦はそれなりに知識があるけど、さすがに30年近く前になくなったソ連のことだと日本の読者はしらない事も多いんじゃないかな?原作旧ソ連の人向けで特に用語とかの解説もないし。

1941年の夏と言えば、まさに独ソ戦が始まった時。

レニングラードといえば900日近くの包囲された街。

スターリングラードスモレンスククールスクなんていわれてもピンと来ないよね?

今回の東プロイセン攻勢やロコソフスキー元帥なんかも説明いるよね?

政治将校と言われてもなんのことやらじゃない?

微妙に楽勝っぽい東プロイセン攻勢は同時期の沖縄戦なんかと比べて連合軍の死者が沖縄ではせいぜい2から3%なのに対し、10%近い死者を出してる。

コムモールやピオネールどころかコルホーズもよくわからんという人も多そう。

そう言えば、ライフル自分身長よりも長いという描写もあるけど、当時のライフル銃は120cm近くある大型のもので、通常時は銃剣をつけたままなので特におかし表現ではない。

あ、そういえば自動走砲大隊って、でてきたけどこれなんだろ?自走砲のことかな?と思ったけど、別の箇所には普通に自走砲ってあるし。

と話が脱線したが、そういう前提知識仕入れる本ていいのあるかな

速水螺旋人津久田重吾 の「いまさらですがソ連邦」はかなりいいところ行ってるかな?今なら kidle でprime 会員なら無料で読めるよ!

でも表紙で旗を持ってるピオネールの少女がでかでかと載ってるけど、ピオネールやコムモール速水螺旋人イラストコラムで軽く触れてるだけだったかな?

独ソ戦自体となると、「どくそせん」はミリオタミリオタ向けに書いた本と言う感じだし、手頃でこの一冊と言うのは浮かばないな・・・なんかいいのある?パウル・カレルを21世紀の今勧めるのはないし。

Permalink |記事への反応(0) | 09:47

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2014-09-20

[国会会議録]キリスト紀元

参考人(鷹司信輔君) 私は神社本庁の鷹司として参りましたので、神社神道のものの考えといたしましてこの点を申上げたいと思います

 この問題につきましては、是非日本の伝統を保有して行きたいと考えております。併し私共は決してキリスト紀元排斥するものではございません。キリスト紀元の便利なところもございますので、現在のように元号式の年代表示法と、キリスト紀元法とを適宜に併用して行くのがよいと考えております日本元号は千三百何年の長い伝伝統を持つておりますのでありまして、それは国民象徴と仰ぐ陛下の御名によりまして常に公布せられました。これは決して天皇主権などというような権力関係のものとは思われません。朝廷から兵馬の権も政治権力も全く消え失せた時代にありましても、日本人元号だけは朝廷公布せられましたところに従つております。官公文書はもとより私人の往復文書、日記等何にでも元号を用いておりました。神社人も仏教徒も又キリスト教徒もこれを用いて怪しまなかつたのでございます国民のあらゆる党派、教派の人々が如何なる対立関係に立つた場合でも、多くは元号だけは同一のものを用いておりました。このあたりに国民統合象徴というような意義も感ぜられるのでございます英国におきましては、公文書エドワード七世第何年とかジヨージ六世三年とかいうように、君主の在位年限を以て年代を表示する方法が用いられておるようでございます法学書や歴史文献におきましても、そのような年代表示法がキリスト紀元と併用されて用いられておる例が決して少くありません。その一般的な普及程度においては、大小の差こそあれ、これは日本の現行の一世一元の制本質的には同様のものであろうと思われるのであります英国では外交的文書や條約文書等は勿論キリスト紀元一本で君主年号を用いないのでありますが、日本におきましても同様でよいと思います外交文書には現在でも公式キリスト紀元が用いられておりますキリスト紀元採用せねばならんからといつて必ずしも日本式元号を廃止せねばならんとは考えられないのでございます

 我々神道人といたしましては、キリスト紀元による年代表示の方法外交文書で用いられようと、学校教科書や年表で用いられようと決してこれに反対するものではありません。我々の間におきましても年表的な場所では大いに利用しておるのでございますが、あらゆる場合キリスト紀元一本に統一されて強制されるということは到底承服しがたいのでございますキリスト紀元一本になるという法案は、必ずしも政教分離憲法に反するものではないという理論は、理論としては成立ち得ると思います政教分離米国におきましてもキリスト紀元を用いております。又キリスト教に対してはむしろ反抗的でさえあつたナチスドイツでもキリスト紀元を用いておりましたし、又反宗教無神論者指導下にあるソ連邦においてさえもキリスト紀元を用いられておるのであります元号とか紀元というものは、少くとも近代国家においては政治的主権というような問題には直接的な関係を持つものではないと申せます。併しながら我が日本国民感情を考えますと、決してドイツソ連と同様には行かないと思うのでありますドイツソ連では、過去におきまして長いキリスト教文化伝統がありましたので、国民キリスト紀元を用いても、それがキリスト教という一宗教特殊関係を持つておるということを全く感じない程までになつておるのでございます。非キリスト教的な宗教教派が別段に存在しないからでありましよう。ところが我が日本におきましては、国民圧倒的多数神道仏教に属しておりますキリスト教徒全日本人口のうちの僅々百分の一に過ぎんのでございます。ここで今後は一切キリスト紀元を用いる。少くとも公式文書ではキリスト紀元以外のものを用いてはならんということになると、神道人や仏教徒は何んだか、国家特にキリスト教を支持しておるように感ずるでありましよう。これは法理論的に申すのではございません。感情問題と申すべきでございましようが、政教分離憲法の円滑なる連用という点から考えますと、このような感情問題も極めて愼重を要することと存じます

 今日では国家公式文書に用いられるのと同様の元号が、神道人、仏教徒キリスト教徒のいずれによりましても用いられておりますが、国家キリスト紀元一本で行くことになりますと、神道仏教では自然国家と別の年代表示法を持つことになりましよう。神社の祝祠などにキリスト紀元を用いたり、仏教寺院の墓碑銘にキリスト紀元を用いることは、我々宗教人として想像し得ないことでございます。現にこの問題新聞紙上に報道せられますと、全国の神社人や氏子、崇敬者から随分と熱心な反対意見を申し送つて参つております過去東京新聞社の世論調査でも、現在のままの元号を存置するがいいという意見が、キリスト紀元一本の意見よりも二倍以上も多いということを報道しております。これはキリスト教文化伝統が浅く、神道仏教徒の多い日本世論としては当然のことであろうと存じます元号キリスト紀元の便利、不便利の問題や法理上の問題議論は多いここと存じますが、私は全国の神社神道人を代表する宗教人立場といたしまして、神道人も仏教徒キリスト教徒も、如何なる敵宗派に属する人も極めて自然に受入れることのできる元号を存続させて頂きたいと切に希望するものでございます日本人のあらゆる政派、教宗派の人々がひとしく国民統合象徴として仰いで来た皇室と縁りの深い元号が将来も尚用いられて行くことを我々は希望するものであります。右のような考えを持つております

第007回国会 文部委員会 第8号

昭和二十五年三月二日(木曜日

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/007/0804/00703020804008c.html

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2010-10-25

またもや捏造コピペ蔓延

こういうコピペ流行っている。

----------------------------------------------------------------------------

670名前可愛い奥様[sage]投稿日:2010/10/22(金) 19:55:44ID:cTTejQa+0

9月からロシアで暮らしているものです。

今週号のロシア新聞「アルグメント イ ファクト」(論拠と事実)に面白い記事が

載ってたので、拙い訳ですけど紹介しますね。

もし、スレ違いなら指摘してください。

南京でのジェノサイド共産国家陣営による作り物だった!!』

ソ連邦崩壊後、様々なソ連時代の公文書が日の目を見ていることは読者の皆さんも

良くご存知であろう。さて先日、ウラジオストークで開催された極東地区歴史学会で

南京ジェノサイド」に関する面白い公文書が紹介された。

(中略)

南京ジェノサイド」の証拠として中国が挙げている写真の一部が、ウラジオストーク

近郊の都市トルストゥイ・フイにあった「ソ連人民芸術極東撮影所」で撮影されたことを

示す公文書発見された。この公文書発見したのは、ロシア科学アカデミー

極東戦史研究所のアーラヤ・ピズダ氏である。ピズダ氏の発見した文書によれば、

南京ジェノサイド」の証拠として中国政府が公表している写真の一部は

上記の撮影所で撮影されたもので、ブリヤード人やシベリアマイノリティ

など日本人そっくりの人を日本兵役で出演させ、「中国人にひどいことをする

日本人」という構図の写真を撮ったそうである。この研究所の副所長で

日本海の向こう岸にある町新潟大学で教鞭をとったこともある親日家の

イヴァン・ドラチョク氏は「冷戦時代は西側陣営に失点を与えるために

こういうおかしな協力もソ中間で行われていたようだ。しかし、今は

そんな時代ではないし中国に協力する謂れもない。また、これに関心のある

日本の歴史家の皆さんを是非お助けしたいと思う」と語った。

このあとに詳細が載っていますが、全部訳す元気ないのでごめんなさい。

それと(中略)のところには、いわゆる「南京虐殺」についての中国側の公式

見解が書かれてますが、皆さんご存知でしょうから略しました。

----------------------------------------------------------------------------

という書き込みのコピペ流行っている。googleで"ドラチョク"と検索したらこれと同じ内容のコピペばかり約 354 件が引っかかった。

わずか二日間でこれだけコピペされるとはなかなかたいしたミームではないか。

ちなみにこれは2ちゃんねる既婚女性板の「中国韓国北朝鮮が大嫌いな奥様 6」というスレッドだ。

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/ms/1287233369/

ネトウヨな奥様方が日々、中韓朝を嫌っていらっしゃるスレッドだ。

で。

結論から言うと、このコピペはおそらくはおそらくは捏造

それも、ちゃんと捏造であるということがその文中に明示してあるという良心的(?)な捏造だ。

鍵はその中の人名にある。

「トルストゥイ・フイ」=ロシア語で「太いチンコ

「アーラヤ・ピズダ」=ロシア語で「真っ赤なマ○コ」

イヴァン・ドラチョク」=ロシア語で「イワンのばか」

やれやれ可愛い奥様になんてはしたない文章をコピペさせるのか。元スレの670氏はお人が悪い。

でもこのネタを書いてるときの「おまえらこういうのが好きなんやろ?こういうのがエエねんのやろ?」というエロい顔はちょっとだけ同感する。

そういうわけでこのコピペ拡散させた奥様はちゃんと顔を真っ赤にして恥じ入っておくように。

670はあとで職員室に来るように。

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2009-07-04

集合知を実現するには

なんでも、"大勢の人が情報を持ち寄り、意見や議論を交わすことにより、ブラッシュアップされて新たな付加価値を持つ情報や言説が生まれること。"らしい。

しかし、そのような体験は、今までしたことがない。意見や議論によって間違いを指摘されたり、指摘したりすることはあるが、その結果として新たな付加価値を持つ情報や言説が生まれるということは、無い。

情報や言説は、個人の営為の中からしか生まれてこない。プログラムコードは、概念設計デザインを幾らしゃべっても、実際にコードを書く人間がいなければ、出来上がらない。車輪の再発明を避けられるというメリットならばあるが、それとても、情報の囲い込みや検索単語の不一致等により、結局再発明を行ってしまっている例の方が多い。

これらは、情報媒体が不可分であった時代の法制度常識や商売が、人々の行動を縛っている為とも言える。

携帯サイトSNSや有料サイトといったクローズド空間では、あたかも旧東側の百科事典においてエジソンノーベルソ連邦の人であるとされたように、あらゆるオリジナル捏造可能となってしまう。

お金を払っていることから、ユーザーは、自分お金を払って見ている情報オリジナルで、それ以外の場所にあるのはパクリであると思い込むようになる。只で見れるモノに金を払っているという愚かさを認めたくない客の心理につけ込む商売となっているのである。

集合知を実現するには、情報や言説を生み出す個人の営為に対して、明確なインセンティブを与える必要があるし、それらの情報を、囲い込まずに、不特定多数に常に公開するという環境を維持する必要がある。情報を囲い込んで閲覧料を取る木戸商売のやり方では、情報を囲い込み、木戸で代価を徴収する側だけが儲かる。地面師や手配師や興行者や縄張りを仕切ってミカジメを取る連中だけが利益を上げるようになるのである。

私は、webにおける情報お金のありうべき姿として、個別のコンテンツではなく、クリエーターの実在そのものに対して評価を下す責任ある批評主体を、企業株主に任せる手段を提案している。クリエイターにとっては中間搾取なしで売り上げが立つと同時に、ダイレクトスポンサーの意思が見えるようになるし、株主は、自らの価値観を表明でき、また、株主企業の両方にとって、電子投票システムへの習熟やアカウント管理の手段として利用できる。企業にとっては、政治家政党webページをミラーして対価を支払う事で、政治献金を、株主承認を得た合法的な宣伝行為として行えるようになるというメリットもある。

さて、このアイディアは、集合知によって生まれたものであろうか?

情報も言説も個人の営為であるが、それを多くの人が支持して行動し、実現することを集合知というのであろうか。

http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html

Permalink |記事への反応(0) | 12:34

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