
はてなキーワード:ゼロの使い魔とは
https://anond.hatelabo.jp/20250923191830
例えば何だろ、俺の詳しいところで言えば「とある魔術の〜とある科学の〜」とかかな
アニメから入った人は絶賛して、原作厨は「なぜそこを変えた??」と怒り狂う
こだわりが強いとかじゃなくて、必然性がない改変ばっかりする
思い出した、あの頃のJCSTAFFは大体そうだったな、ゼロの使い魔とか、灼眼のシャナとか
こういうのは原作が90点だとすると、アニメが80点の出来で、世間的には80点評価なんだけど原作厨としては-10点みたいな評価なんだよね
とあるシリーズだと、佐天さんでめちゃくちゃ荒れたのを覚えてるわw
まあこういうのは寛容さとかこだわりとか色々混ざった結果なんだけど
スタッフが物語の構造や意味を理解してないとか、意味を変質させてしまうみたいなところで怒る人が多かった
そういうのが大体2010年代前半くらいまで続いたんだけど、2010年代後半くらいから原作リスペクトというか、意図を取り違えないように細心の注意を払うアニメ化が増えてきたと思うんだよね
パッと思いつくのだと、メイドインアビス(2017)、鬼滅の刃(2019)の頃かな(追記:J.C.STAFFで言えば、2015年あたりから原作通り増えてるイメージある、食戟のソーマ、ふらいんぐうぃっち、斉木楠雄、ジャンプだからかもしれんが)
おそらく作り手の世代が変わったか業界の認識が変わったかじゃないかと予想してるけど、動画配信サービスが流行る頃には本当に原作通りやるのが主流になった
あるいは、改変するにしても「良い改変」「良い追加シーン」という声が上がるようになってきたと思う(相変わらず怒ってる人は居るけど、直近で言えばダンダダンでさえ怒ってる人がいるくらい)
チェンソーマンについて言えば、まず原作ファンが多いので改変に対する声が大きかったのがあると思う(原作ファンが少ないと原作厨も声が小さくなる)
2000年代、2010年代とアニオタだった人からしたら、この程度の改変は誤差の範囲だと思うけど、2020年基準ではアウトなのかもしれないね、だいぶハードルが上がってる気がする
今回総集編で変えた理由はおそらく、改変よりも追加が多かったからじゃないかと思う、単純に削りやすかった
(これ、追加が多かったのはそもそも尺の問題もあったと思う、原作通りやったら尺が余るんだよね、レゼ編は映画にしたいだろうし)
ついでに言えば今回MAPPA出資なので、MAPPAの意思決定で行けたし、1期の数字が出ていなかったので原作厨の声に寄り添うのは自然な流れ
と考えると、まあ総集編はああなるよね、と言う印象
セリフの変更などが注目されてたけど、比較するととにかく原作にない追加シーンをカットした総集編だった、それで驚くほどテンポ良くなったからアニメってむずいよなって改めて思い知った
(個人的には元監督に少し同情してる。コベニのシーンと「俺達の」は同情してない。モーニングルーティーンは直後のパワ子登場を引き立てたから良かったと思う、あと総集編で2つくらい無駄に削りすぎたシーンが有って気になった)
ちなみに、海外勢は「テンポ悪くなかったよ」って言う人多いんだけど
字幕追ってるとむしろテンポ良い作品はキツイんだよね、あれ読めてんの?めっちゃ早いよね字幕
話がそれたけど
増田の言う「成功体験」はまったく違うと思う、原作厨はずっと前からアニメ化で怒っているって話
___
ところで、「映画好きな作者に合わせた作風」ってズレてるよね、作者は映画好きだけどそれは脇に置いといて読者に向けて作ったのが漫画なわけじゃん?そこから映画風に寄せてどうするんだよ、作者じゃなくて客を見ろよ
「ドロヘドロと呪術廻戦のパクりみたいなチェンソーマンをドロヘドロと呪術廻戦のアニメ制作会社がやってくれるんですか!?」とか言ってたタツキがバカみたいじゃん
そりゃタツキだって「才能のある監督さん達に作られた事によってちゃんとした作品になっていると信じています」とか捻くれたデンジみたいなこと言い出すよw
映画(レゼ編)は良かった、追加シーンに違和感なかった上で「映画っぽさ」もすごく出てた
原作厨の中にも「ネガティブなこと言っても白けさせるだけだから何も言えない派」と「それでも我慢ならねえ派」が居たと思う
危機察知力が高まれば「見ない」ができるんだけどね、約ネバ二期とか瞬時に見るのやめたからね、黙って原作を読もう
ーーー
禁書と超電磁砲はそこそこ評判悪かったよ、原作スレオフ会に居たからガチ、改変もあるが表現力不足もあった
皆んな大人だったから、ダメな部分は敢えて見ないようにしてたけどね
Permalink |記事への反応(14) | 10:41
亡くなったのが2013年4月4日、12年前だ。訃報は、それから1週間後の4月11日。健在なら53歳、ADVのシナリオライターやソシャゲに参加していただろうなと思う。無論ストライクウィッチーズのゲーム版、映画版も担当していたかもしれない。
さて、少しだけ思い馳せよう。
この方のえがくキャラには夢がある。
何気ない日常の会話には、特別なものがなく、等しく誰しも言ってしまいそうだったりする。
何気ない日常の連続が、徐々に特別なものになっていく没入感を持つ。そこが魅力的だ。
今ある現実が、キャラクターによって彩りを与え、活力に変換される。「バカ」の一言にも愛が感じられるのだ。
現実で罵倒されても、あの娘であれば、ノーダメージだ。犬扱い、犬未満のというのもなかなかない。
ごめんなさい。やっぱり喧嘩できるのがいい。
同時に女性をモノ扱いしてはならないと、躾けられた。
すみません。やっぱり怒らせるのが好きみたいです。
「ふん」とすっぽ向かれれば、心が躍ってしまう。何度でも拝みたくなる魅力がある。ダメなことをやってしまっても、これではご褒美ではないか。なんて絶対に口には出せないが、思わずにはいられない。
だけど、この思いは届けたい。なんだか矛盾した感情が常にぶつかるようだ。
このギャルゲ、エロゲの文脈というのは、偉大だ。素晴らしい作品ほど心地よい。
リアルの女性は感情など、一切向けてこないから、嫌いの一言も言われた試しがない。もうリアリティがない。
やっぱり、怒ってくれるのはこの娘しかいないわけだ。よそ見も許してくれやしない。
それが愛しく、尊く、大事にしたいと思える。
明日もまた頑張ろうって気になれる。
多大な影響を今でも与え、残してくれてありがとう。
どんなにつらくても、つらくなくなった。それだけの偉業を残してくれた。
願わくば、今も生きていて欲しかった。涙が止まらない。作品から日常が大事だと教わったよ。
今、特別なものを生めてるだろうか。それはわからないけど、あなたの分まで今生きてる。生きようとしているよ。
今日もどこかでルイズコピペやそのオマージュが叫ばれてる。元ネタも知らずにコラボってる。
また読みたいなあ。観たいなあ。描きたいなあ。真似したいなあ。
そう思われているよ。
増田はあまり知らなかったのだが最近ハマったので話をさせてくれ。
年齢層にもよるだろうが、リアルアキバボーイズ(RAB)について知っているかと聞かれたら
①知らない。
②昔ニコニコ動画のランキングに上がっているのを見たことがある。メンバー等までは知らない。
③メンバーの名前を知っている程度には見ていた。最近はよく知らない。
④ここ数年で活躍を目にした。
大体こんなもんに分類されると思う。
増田は昨年まで②であった。
しかしたまたまYoutubeに出てきたおすすめ動画を繰っているうちにあれよあれよとはまってしまった。
この記事は②および③の人に向けて、増田が「知らんかった…!」と驚いた内容をお伝えしたいものである。
保護者諸氏には物足りないかと思うが温かい目でご覧いただき、間違い等あったらご指摘いただけるとうれしい。
増田の記憶の中のRABは、ニコ動のランキングで見かける、5人位でコミカルなダンスの動画を定点カメラで撮ってる人たちであった。
2010年代前半までは、創始者1名(動画等にはあまり参加しない)+5名の、ブレイクダンスのチームだった。
生年は1983〜87年、ダンスを始めるきっかけはめちゃイケの岡村、涼宮ハルヒやらき☆すた、ナデシコやゼロの使い魔あたりがオタク活動の全盛期だった世代である。
それぞれブレイクダンサーとして活動し華々しい戦績を上げていたメンバーが、オタクという共通項を通じて結成したのがリアルアキバボーイズというチームだ。
2006年の結成からはダンスバトルに出たり、ブレイクダンスのイベントでアニソンダンスを披露したり、それで審査員にガチ怒られしたりしていたらしい。
2011年にスター☆ドラフト会議という番組に出てチェックシャツをタックインしたオタクという演出をつけられ(そして劇団ひとりがメンバーの私物のフィギュアを食うパフォーマンスをして2chで死ぬほど叩かれ)、その余波でなんかメジャーデビューしてみたり、
その後チェックシャツを継続したまま踊ってみた動画でニコニコ動画のランキングを席巻したりしていた。
彼らは2016年に、「アニメ化する」「武道館でライブをする」という目標を打ち立て活動を続ける。
生年でいうと1992〜96年。彼らはRABが開拓した「アニソンダンスバトル」のイベントで揉まれてきた世代である。
それまでブレイキンのチームだったRABだが、ここでそれ以外のダンス要素が加わった。
生年は2006年。RABが結成された年に生まれたそのメンバーは、加入時15歳にしてダンス歴12年。天才高校生ダンサー(今春卒業)とかダンス界の至宝とかの呼び声も高い。
アニソンダンスバトルにも小学生の頃から出場しており、小さな身体で圧巻のパフォーマンスをしている様子を、今もYoutubeで見ることができる。
最初にオタク文化が好きという理由で始まったRABが、約10年下の世代、さらに10年下の世代へとメンバーを増やしていることに、増田は個人的な胸熱を感じている。
それを実現したのは、ダンスパフォーマンスはもちろんだが、アニソンダンスバトルという「場」を作ってきたからだ。
2011年に彼らがスター☆ドラフト会議に出たとき、「オタクがこんなに踊れるわけねーだろ!」というツッコミが飛び交っていたのを覚えている。ストリートダンスとオタクなんて水と油だと思われていた。
けれども彼らはそれらを繋げた場を自分たちで作り、人を集め、大人から子供まで魅了している。
2018年、RABの主催する「アキバ×ストリート」は文部科学大臣賞を受賞したらしい。
2019年の新メンバー3名(ESPICE)加入以降、一つ重要な変化がある。
RABは、かっこつけるようになった。
悪い意味ではない。
もともと彼らはダンスの分野で世界一になったり日本一になったりした実力者揃いなので、そもそもちゃんとめちゃくちゃかっこいい。
だが、初期メンバー(ROOTS)の動画は「高いスキルを使ってふざけ倒す」ものが多く、カメラも固定がメインである。
はじめから終わりまでかっこいい振付の動画であっても動画終わりの「おまけ」でふざけたりする。
だが、ESPICEが加入し、彼らが動画の振付や監督をするようになると(RABは振付・監督をそれぞれが行う)、
アップやカット割、照明を駆使した凝った演出、チェックシャツ以外のかっこいい衣装の動画が増えた。
それがまじでかっこいい。
これは私見だが、ROOTSの世代が持ってるどこか古いオタクの恥じらいみたいなものの軛が、ESPICEの世代は比較的薄いんだろうなと思う。
オタクだろうと、がっちりきめてかっこよくしてかっこいい!と言われるのが不思議ではない世代。
そして、ESPICEの3人がROOTSを心からかっこいいと思っているのが見て取れる。
世界に誇れるスキルをもつかっこいい先輩をかっこよく演出したいし、自分たちのかっこいい姿も見てほしいのだなと思える。
また、メンバー加入によってダンスの種類が増えて見せ方が増えた。
ブレイキンの技だけではない、タット、アニメーション、ヒップホップなどさまざまなメンバーの特技を組み合わせた振付は常に目新しくて膨大な過去動画を見ても見ても飽きることがない。
歌手のバックダンサーとしてでなく、ダンスというコンテンツで武道館を埋めた。
武道館にはオーイシマサヨシ氏が応援に駆けつけた。彼のMVにRABががっつり登場しているためである。
なおかつて番組内でフィギュアを咥えて死ぬほど炎上した劇団ひとり氏からもからお祝いメッセージがきていた。いい話である。
YOASOBIの「アイドル」に「オイ!オイ!」の声としてレコーディング参加し、紅白でもオタ芸を披露していたし、
最近はSnowManの佐久間大介さんのソロ曲に振付・ダンサー・「オイ!オイ!」として参加している。
NHK「沼にハマってきいてみた」ではアニソンダンスバトルが特集された。
2011年にバラエティ番組で観客の悲鳴とともにメジャーデビューした彼らは、10年以上の時を経て、またメジャーの舞台に立ちかけている。
時代の変化もあるだろう。アニメやオタク趣味の立ち位置も、ブレイキンの立ち位置も、この10年で随分と様変わりした。
けれど、その時代の変化をただ享受したのでなく、変化の最前線で場を切り拓いてきたことに凄みがあると思う。
ここまで色々書いてきたが、大人が活動し続けるために必要なのは、金である。
いくら好きなことでも生活費が確保できなければ全力で取り組むことはできない。
RABの所属する事務所は、ROOTSの一人けいたんが経営している。
メンバーの一人が、事務所を立ち上げ、仲間に仕事をとってきて、給料を出しているのだ。
これは知ったとき本当に驚いた。
今でこそ、たとえばゲーム実況だとか、ボカロPとか、歌い手だとか、ネットで発表を始めたクリエイターがそのまま生業にするパターンは珍しくなくなった。
だが自分一人を食わすならまだしも、事務所を立ち上げて仲間まで食わすというのは尋常ではない。
「好きなことで生きていく」と言うのは簡単だ。
だがどこか大手の企業に所属するのでなく、自分たちで今までにないジャンルを作り上げ、大人が真剣に打ち込めるような経済規模に育て上げたのは、本当にものすごいことだと思う。
---------------------------------------
いやほんとは、それぞれのメンバー語りとかダンスのすごいところとか好きな動画とか上げていくのが本道なのかもしれないが、まず大枠としてこのチームの物語が考えれば考えるほどものすごいな……と思ったのでまとめて書いてみた。
書きぶりから察されるかもしれないが、増田はROOTSと同世代の人間で、ジャンルは違えどそこそこオタクだ。
「好きなことで生きていく」のど真ん中は歩けないが、掠ってる業種で頑張って社会人にしがみついている。
現状に不満があるわけではないが、好きなことを極め、その結果自分たちでジャンルを作り、そこに人を集めて経済を回し、そして次の世代に居場所を与えていくRABはすごく眩しく思える。
過去のインタビュー記事で、ROOTSの一人であるDRAGONが
「ストリートダンスはどうしても勝ち負けを前提にした技術の判定に偏って、音楽の喜びが薄くなる傾向にある。でも、アニソンダンスバトルは音楽がかかった途端みんながのたうち回るくらい喜んだりして、ダンスのいちばん大事なものが集約されてる」
アニメだからとかオタクだからとかではなくて、好きなものを好きだ、楽しいと言い続けることでそんな場が作れて、それを下の世代に手渡せるなんて、大人として最高の仕事だなと感じているし、尊敬してしまう。
以上、アニソンダンスバトル「あきばっか〜のKIDS vol.1」の成功に寄せて。
各年代ごとに代表的なヒロイン役を演じた声優をChatGPTに挙げてもらった
•杉山佳寿子(『アルプスの少女ハイジ』ハイジ、『あらいぐまラスカル』アリス)
•潘恵子(『キャンディ・キャンディ』キャンディ、『銀河鉄道999』メーテル〈少女時代〉)
•島本須美(『風の谷のナウシカ』ナウシカ、『めぞん一刻』音無響子)
•鶴ひろみ(『ペリーヌ物語』ペリーヌ、『ドラゴンボール』ブルマ)
•林原めぐみ(『新世紀エヴァンゲリオン』綾波レイ、『スレイヤーズ』リナ=インバース)
•三石琴乃(『美少女戦士セーラームーン』月野うさぎ、『新世紀エヴァンゲリオン』葛城ミサト)
•宮村優子(『新世紀エヴァンゲリオン』惣流・アスカ・ラングレー、『名探偵コナン』遠山和葉)
•堀江由衣(『ラブひな』成瀬川なる、『とらドラ!』櫛枝実乃梨)
•田村ゆかり(『魔法少女リリカルなのは』高町なのは、『ひぐらしのなく頃に』古手梨花)
•釘宮理恵(『灼眼のシャナ』シャナ、『ゼロの使い魔』ルイズ)
•川澄綾子(『Fate/stay night』セイバー、『のだめカンタービレ』野田恵)
•花澤香菜(『化物語』千石撫子、『Angel Beats!』立華かなで、『ニセコイ』小野寺小咲)
•佐倉綾音(『ご注文はうさぎですか?』ココア、『Charlotte』友利奈緒)
•水瀬いのり(『Re:ゼロから始める異世界生活』レム、『ご注文はうさぎですか?』チノ)
•鬼頭明里(『鬼滅の刃』竈門禰豆子、『私に天使が舞い降りた!』姫坂乃愛)
•楠木ともり(『リコリス・リコイル』錦木千束、『先輩がうざい後輩の話』五十嵐双葉)
•上田麗奈(『SSSS.GRIDMAN』新条アカネ、『魔法使いの嫁』羽鳥チセ)
•瀬戸麻沙美(『呪術廻戦』釘崎野薔薇、『響け!ユーフォニアム』川島緑輝
あーなるほどって感じ。
あんま古い時代はわからんが、「悠木碧」「黒沢ともよ」「種崎敦美」「石川由依」あたりも入っててもいいかと思ったけど違うのかな
高千穂遙の『異世界の勇士』(1979年)は、日本のファンタジー文学史において「異世界転移」ジャンルの嚆矢と位置付けられる作品である。
本論では、この作品の先駆性を検証するとともに、日本ファンタジーの発展過程と現代の隆盛を支える文化的基盤を分析する。
主人公・竜二が受験生として現実世界から異世界ガンギロドドアに召喚される物語構造は、当時の日本文学において画期的な試みであった。
横田順彌による解説が指摘するように「日本人作家が手をつけていなかったジャンルを開拓した」点が特筆される。
従来のファンタジーが神話的・民話的要素を基調としていたのに対し、コンピュータ文明を武器に現代的価値観を持ち込む設定は、後の「異世界チート」の原型とも言える。
マーク・トウェイン『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』(1889年)やC・S・ルイス『ナルニア国物語』(1950-1956年)といった西洋文学の影響を受けつつ、独自のヒロイック・ファンタジーを確立した。
安彦良和による表紙絵が示すように、当時のアニメ・漫画表現との親和性が、後のメディアミックス展開の基盤を作った。
1990年代の『十二国記』(小野不由美)が累計1000万部を突破するなど、異世界物は継続的な人気を獲得。
2004年の『ゼロの使い魔』を契機に、小説投稿サイト「小説家になろう」を中心とした創作活動が活性化し、2015年時点でネット小説大賞受賞作の90%が異世界転生・転移物語となった。
この現象は、従来の出版界が「事実上の異世界専門レーベル」を相次いで創設するまでに至った。
初期作品が「現実世界→異世界」の単方向転移を基本としていたのに対し、『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』(2010-)のような双方向往来や、『異世界おじさん』(2018-)のような逆転移物語が派生。
転生(記憶保持型再生)と転移(物理的移動)の概念分化が、「小説家になろう」公式ガイドラインで明文化されるまでに体系化された。
仏教の輪廻転生思想と神道の「八百万の神」が醸成した多世界観が、異世界転生の受容を容易にした。
『古事記』における黄泉の国や浦島太郎伝説に見られる「異界との境界の曖昧さ」は、現代の異世界物語にも通底する。
民俗学者・柳田國男が指摘する「常世」と「現世」の往還概念が、無意識下の文化的受容基盤を形成している。
戦後日本の高度経済成長期に形成された「受験戦争」や「社畜」的労働環境が、現実逃避的需要を醸成。
主人公が異世界で「特別な存在」となる物語構造は、自己肯定感の補償メカニズムとして機能する。
特に『無職転生』(2012-)に見られる「現実での挫折→異世界での再挑戦」構図は、現代日本社会の病理を反映している。
スマートフォン普及率98.7%が支えるウェブ小説プラットフォームでは、1話完結型の「ておくれファンタジー」(読者が次の展開を催促する形式)が発達した。
このメディア特性が、異世界転移物語の量産的創作サイクルを可能にしている。
『異世界の勇士』が播いた種は、日本固有の宗教観・民俗基盤と現代社会の精神的要請が合致することで、他文化に類を見ない開花を遂げた。
異世界転生が「馴染みやすい観念」として受容される背景には、単なる物語形式の流行を超え、日本人の世界認識の深層に根ざす文化的連続性が存在する。
https://togetter.com/li/2485678
大半がこれ。
生まれた時から前世の記憶やチートが発現しているタイプと、どこかのタイミングで思い出すタイプがあるが、どちらもタイミング的には異なるが同じ話。
物語的には、前世がある事に意味があるケースと、意味が無くて、単に現代の感覚で物語を語らせたいが為になされているだけのケースと分かれる。
実は結構後者も多い。最初にちらっと設定が出てくるだけで、後は別に転生設定いらなくね?みたいなやつもある。
前者の例が無職転生のルーデウス、本好きの下剋上のマイン・ローゼマインで、後者が転生貴族、鑑定スキルで成り上がるのアルス・ローベントや、ナイツ&マジックのエルネスティかな。
(ロゼマは死ぬタイミングという説もあるんだが、ロゼマが目覚める前も前世の記憶が漏れていたと言う話もある)
【追記】
前世で死んだあとに同じ肉体で異世界に行くやつも転生だろ!
てか、本来はこれを「転生」って読んでた気もする。昔は。
勇者召喚などはこれ。転移する時に同時にチートも授かったりするが、基本的には個体としては連続している。
古典的な作品も多い。ネバーエンディングストーリーとか。
これも、物語的に転移であることに意味があるタイプとないタイプがある。
また意味があるタイプだと、元の世界に戻るかどうかが問題になるケースも多々ある。
転生したら剣でした、とか、異世界薬局とか、異世界ではないが、妻、小学生になる、とかがこれ。
この場合は、だいたい転生ではなく憑依である必要性があって、物語的にも何らかのキーになってる来ることが多い。
また転生と中間タイプもある。一つの肉体に元の魂と二つの魂の両方が宿っていて、元の人格の魂が消える、あるいは後に行くなどして憑依した魂が表に出てくるタイプ。
この設定をゴリゴリに活用した作品が「悪役令嬢の中の人」で、名作なのでみんな読んで欲しい。
たまに意味も無く異世界憑依になってる作品もあるが、だいたいは元の魂は死んだところに入りこんでいるというような処理がなされることがある。
なろう系異世界転生の系譜の話が基本的にごちゃつくのは、今からすると実質的に追うことができるのが
無職転生や転スラ以降(なんならSAO電撃文庫化、ログホラ以降でもいいが)の流れに限られてしまっているのが原因で、
本当はゼロの使い魔からいわゆるなろう系までの間にあったはずの、ルイズ召喚モノから型月リリなのネギま等々の二次創作クロスオーバー大量生産時代と、そこからのゆるやかなオリ主興盛までの流れを汲んでないからだ。
すぐに見つかるものもあるが、ネットの海の藻屑と消えたものがあまりにも多すぎて、ここが大きすぎるミッシングリンクとなってしまっている。
なろう系のテンプレートのほとんどは、そもそも小説家になろうが誕生する以前からほぼほぼ出来上がっていて、
なろう最大の功績はいわゆる異世界転生モノのストーリーラインの構築じゃなく、ナーロッパのような仮想プラットフォームの整備だということが分かっていないと、
まるで異世界転生モノというジャンルがなろうで醸成されたかのように錯覚してしまい、結果として時系列に矛盾が生じることになる。
他サイトからの引用だからURLそのまま貼り付けても良かったんだけど、せっかくだから丁寧に書くね。
100には届かなかったのとシーズン別でカウントしたりオリジナルアニメも入ってるけど、そこまで精査する義理ないし、それでも50タイトルはあるから頑張って改変例を探し出してくれたまへ。
引用→https://dic.pixiv.net/a/%E8%A6%87%E6%A8%A9%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1
1.おジャ魔女どれみ♯
2.ラブひな
4.ヴァンドレッド
6.NOIR
8.まほろまてぃっく
13.ガンパレード・マーチ
14.LASTEXILE
15.おねがい☆ツインズ
16.鋼の錬金術師
18.頭文字D4期
21.AIR
22.ハチミツとクローバー
25.魔法少女リリカルなのはA's
26.Fate/StayNight
27.涼宮ハルヒの憂鬱
32.モノノ怪
33.機動戦士ガンダム00・1期
34.ARIA3
35.マクロスF
36.ストライクウィッチーズ
37.とらドラ!
38.続夏目友人帳
40.化物語
41.とある科学の超電磁砲
42.デュラララ!!
43.けいおん!!
44.ストライクウィッチーズ2
46.魔法少女まどか☆マギカ
48.うたの☆プリンスさまっ♪
50.偽物語
51.Fate/Zero後期
52.ソードアート・オンライン
54.ラブライブ!
55.進撃の巨人
58.黒子のバスケ 第2期
60.ラブライブ!2期
62.SHIROBAKO
63.艦隊これくしょん
64.血界戦線
65.戦姫絶唱シンフォギアGX
66.おそ松さん
70.ユーリ!!!onICE
71.けものフレンズ
72.エロマンガ先生
73.プリンセス・プリンシパル
74.宝石の国
75.ゆるキャン△
76.ウマ娘プリティーダービー
77.はたらく細胞
78.ゾンビランドサガ
80.鬼滅の刃
81.まちカドまぞく
82.グランブルーファンタジー・ジ・アニメーション2
87.ウマ娘プリティーダービー Season2
88.オッドタクシー
91.ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会season2
93.ぼっち・ざ・ろっく!
96.呪術廻戦 懐玉・玉折
約45年前
この時8〜15歳だった人は
今53〜60歳
約38年前
この時5〜14歳だった人は
今43〜52歳
約29年前
この時9〜16歳だった人は
今38〜45歳
公開は2001年
約23年前
この時8〜15歳だった人は
今31〜38歳
約19年前
今29〜39歳
約13年前
この時12〜18歳だった人は
今25〜31歳
公開は2014年
約10年前
この時5〜15歳だった人は
今15〜25歳
約8年前〜
なおすずめの戸締まり(2022)時点では14〜22歳だが、この人たちは2011年時点で3〜11歳
約5年前
この時8〜16歳だった人は、今13〜21歳
ガンダム 50代
千と千尋 30代
アナ雪 15〜25
新海誠 14〜26
鬼滅 13〜21
(追記うわー何これなんか変なのついてる…。教えてくれた人、ありがとう〜。聞いてみます。)
ちょっと前に眼精疲労でもできる趣味ない?みたいな増田に影響されてAudibleをやってたんだけど、一通り聞き漁ったしちょっと高いからやめちゃってた。おすすめあったら再開したいので教えてください!もちろん他のサービスでもOKです。CD高いから配信だとうれしい…
釘宮理恵「ゼロの使い魔」(これ超おすすめ!なんで続き出ないの!?)
佐々木健「マーケットの魔術師」(内容は正直よくわかんなかったんだけど、声がミンサガのジャンの人で絶対に笑ってはいけない投資セミナーみたいになってしまい腹抱えて笑った)
あとはねー落語!笑点でしか知らない噺家さんの意外な一面(いやこっちが本業なんだけど…)がわかってすっごい面白くてハマった!長編小説と違って短くて聞きやすいし。
三体(声だけだと難しくて書籍でもう一回読んだ)
コンビニ人間(芸人さんのナレーションは雰囲気あって意外と良かったんだけど内容そのものがキモかった)
ねじまき鳥クロニクル(有名な男性の俳優さんだけど、女性のお色気シーンがあってちょっとキツかった…ごめんなさい)
同志少女よ、敵を撃て(可哀想すぎて泣いちゃった。これ書こうとしてたそこのお前!人の心とかないんか?)
サンドマン(雰囲気は映画みたいですごいよかった!金かかってるー。んだけどそもそもアメコミヒーローものが苦手だった…)
なんかねぇ、自分で書いてて思ったんだけど、アホだから難しい話にはついていけないし、耳元で囁かれてキモい内容は一律ダメっぽい…。明るくて爽やかな話が合ってるのかも。でも騒いでるラジオとかPodcastは苦手なので朗読が聴きたいってワケ(わがままだなー)
池澤春菜のザリガニの鳴くところ(Twitterでdisられてたしレビューも散々なので逆に興味ある)
なんか忘れたけど高橋一生のやつ(露伴見てたけど声良さそうだから)
以上です!!
お察しの通りアニメオタクなので、有名な声優さんだと嬉しいです!!!でもあんまりフレッシュすぎるとわかんないのでベテランだと嬉しい!!わがままでごめん!!よろしくお願いします!!!
あの当時2chとか個人サイトとかできたてのpixivに住んでた感じ基本的に男向けも女向けも誰かの気に入らんコンテンツは男女関係なく
平等に攻撃されていたのと、801板見る限り同族での殺し合いが明らかに多発してたので脳内で歴史修正起こしてね?とコミケ1日目の報告を見ながら思った。
BL攻撃するのにグロ画像がタグ付きで流されてたみたいな話、増田はさも大事のように話すけど男性向けでも普通に何度も起こってたし特に問題になってないんだよね
というか男性ってふたばとか2chで普通にグロ画像とかうんこの画像がガンガンに貼られてたから皆慣れてはいはいで流してただけってのもあるけど
覚えてるだけでもグロ画像荒らしはゼロの使い魔とエウレカセブンでは確実にあったわ。
この話、なろうで読んでいて結構好きだったんだよね
で、この世界、水や空気すらも含む、あらゆるものがドロップから生まれるという世界観で
そんな世界で、ドロップとして召喚された男の物語・・・なんだけれど
この世界では、ダンジョン外でドロップ物を放置するとハグレモノになる(だからゴミを放置できない)、というルールもあるので
私の脳内ではガンダムの月の都市のように、人の生活圏には物が溢れているが、そこを離れると「何もない荒野」のような世界観だったんだよね
「あれ?」ってなったんよ
人が脳内で補完してる景色は、十人十色、全部違うんだろうなってね
これと逆なのを感じたのが、ゼロの使い魔で
このあたりも、イメージ通りって思った人いたんかなぁって
俺は38歳(1984年生まれ)だけど、たぶん電撃ゲーム小説大賞ぶっささり世代なんだよね。
「ブギーポップは笑わない」の発売が1997年でちょうど、中1か中2の時に出会ってる。
フルメタルパニックやキノの旅、イリヤの空とか相当流行ってた。
「フォーチュン・クエスト(1989年~。アニメが1997年)」
俺ら電撃ゲーム小説大賞組はこれらの作品をまずはラノベとしてよりはアニメとして摂取した組になる。
後追いで読んでた奴らも多いとは思うけど。
「とある魔術の禁書目録(2004年~)」
この辺をメインに摂取してた奴らって今は30代前半くらいだろ。
その次がいわゆる”なろう(厳密にはWebラノベ)小説”時代か?
「ソードアートオンライン(2009年~)」
以下続く
おじさん、もう完全について行けてないけどイベントとか見てると
20代の連中も活発に参加してるのを見かける。
おじさん、クソイベント運営会社でクソこき使われてたからね……
ラノベ一期世代(その前にジュブナイル小説世代とかいるかもしれんが)でも
まだ40代じゃねーか?
【TWIGY】
ライトノベル的な作品はもっと前からあったとは思うんだけど、ライトノベルがライトノベルとして認識、分類されたのが1990年頃という言説があって、実際会社の上の世代のラノベオタクの先輩に聞いてもロードス島戦記も最初のほうはライトノベルとは言われてなかった(ファンタジーノベルという文類だったとか)的なサムシングを聞いたので、ラノベがラノベになった1990年頃を一期世代にした。
Permalink |記事への反応(18) | 12:08