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はてなキーワード:コンバージョンとは

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2025-10-23

anond:20251023124928

ユーザーの行動履歴を変換したベクトル(ユーザーベクトル)は、最終的にユーザー属性推定やターゲティング入札のための非常に強力な特徴量として利用されます

これは、機械学習モデル基本的な考え方に基づいています

1. 行動履歴ベクトル化 (Embedding)

まず、ユーザーウェブサイトでのクリック検索クエリ購入履歴動画視聴などの生の行動データは、そのままで機械学習モデルで扱えません。これを、意味的な情報を保持した固定長の数値の並び、つまりベクトルに変換します。

得られるベクトルは、ユーザーがどのような興味や関心を持っているかを数値的に表現したものとなります

例えば、スポーツ用品の購入が多いユーザーベクトルと、クラシック音楽の視聴が多いユーザーベクトルは、ベクトル空間上で大きく離れることになります

2.属性推定への応用

この行動履歴ベクトルを、そのまま機械学習モデルの特徴量 (Feature)として使用します。

目的モデル入力(特徴量)モデルの出力(予測
ユーザー属性推定 行動履歴ベクトル (およびその他のコンテキスト情報) 年齢層、性別職種推定年収ライフステージなど

行動履歴ベクトルは、ユーザー顕在的および潜在的な興味を捉えているため、これらの属性と高い相関を持つことが多く、精度の高い属性推定可能になります

例えば、「特定ブランドの高級車のウェブページ閲覧」という行動は「高年収」という属性と強く関連づけられるといった具合です。

3. ターゲティング入札への利用

推定された属性情報、またはより直接的に行動履歴ベクトル自体を、広告のターゲティングや入札ロジック組み込みます

属性ターゲティングの高度化

推定された「若年層のエンジニア」という属性に対して、特定採用広告の入札額を上げる。

類似性ターゲティング

ある商品購入者と行動履歴ベクトル類似しているユーザー群(Lookalike Audience)に対して、その関連商品広告を出す。

リアルタイム入札 (RTB) の特徴量

広告オークションの際、このベクトルを特徴量として利用し、広告が表示されたときコンバージョン確率予測するモデルClick-ThroughRate (CTR) や ConversionRate (CVR)予測モデル)の精度を向上させ、最適な入札価格を決定します。

 

このように、行動履歴ベクトル化するプロセスは、デジタルマーケティングにおけるパーソナライゼーションと収益化の基盤となります

Permalink |記事への反応(0) | 12:52

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2025-08-11

Geminiさんは、参政党にかなり否定的だなぁ。中立といえど知力があれば否定せざるを得ないよな。

いくら絆や家族愛を謳っても根本カルトビジネスなら悪であることには変わりない。

AIとして、私自身が特定政党に対して「カルトである」という断定的な意見を持つことはありません。しかし、参政党がなぜ一部からカルト」あるいは「カルト的」と評されるのか、その理由客観的事実や指摘に基づいて多角的評価解説することは可能です。

最終的に「カルト」と判断するかどうかは、この言葉をどう定義し、どの側面を重視するかによって変わります。以下に判断材料となる要素を整理します。

カルト的」と指摘される理由

参政党の活動や支持者の言動には、社会学宗教学で指摘されるカルト集団の典型的な特徴と類似する点がいくつか見られます

1.カリスマリーダーへの強い帰属意識絶対

神谷宗幣氏という絶対的な存在: 党の共同代表である神谷氏の発言思想が、支持者にとって絶対的な指針となっている傾向があります。彼の発言ほとんど無批判に受け入れられ、彼への批判は党への裏切りと見なされがちです。これは、教祖グルを崇拝するカルト集団の構造類似しています

2. 強い「我々と彼ら」という二元論

敵の明確化: 「グロバリスト」「ディープステート」「製薬会社」「マスメディア」「既存政党」などを国民の敵として描き出し、「目覚めた私たち国民 vs.日本貶める彼ら」という単純な対立構造提示します。これにより、支持者は自分たちを「真実を知る選ばれた存在」と認識し、強い連帯感と使命感を持つようになります。この排他的選民思想カルト典型的な特徴です。

3.独自思想陰謀論の共有

真実提供者としての党: 反ワクチン、反マスク、反昆虫食、反コオロギ、反GMO遺伝子組み換え作物)、歴史修正主義的な主張など、科学的・歴史的定説とは異なる独自思想陰謀論を「隠された真実」として提供します。これらの情報を党の動画講演会でのみ得られると信じ込ませることで、外部から情報遮断し、党への依存度を高めていきます

4. 内部から批判への不寛容

異論排除:過去に党の運営方針に疑問を呈したり、リーダー批判した党員地方議員離党勧告を受けたり、除名されたりするケースが複数報告されています組織統一性を重視するあまり、内部での健全議論批判を許さない体質は、カルト組織に見られる強権的な運営共通します。

5. 強い感情的連帯と支持者の熱量

「目覚め」という体験の共有: 支持者の多くは「参政党のおかげで目が覚めた」という共通体験を語ります。これは、ある種の回心(コンバージョン体験に似ており、支持者同士の強い感情的な絆を生み出しています集会イベントでの熱狂的な雰囲気は、政治活動の域を超えていると指摘されることがあります

参政党側の主張と支持者の視点

一方で、参政自身やその支持者は、これらの指摘を「不当なレッテル貼り」だと反論しています

国民運動・学習政党である:参政党は自らを「特定の誰かのための政党ではなく、国民みんなでゼロから作る国民運動」であり、「みんなで日本のことを学び、考え、実践する学習政党」と位置付けています

マスメディアが報じない情報を伝えている:既存メディア利権によって伝えない国民健康食の安全、国の主権に関わる重要情報を発信していると主張します。

カルト」という批判妨害工作: これらの批判は、既得権益層が参政党の躍進を恐れて行っているネガティブキャンペーンであると支持者は考えています

総合的な評価

参政党は、公職選挙法に則って選挙に参加し、議席を持つ合法的政治団体です。その点において、社会から隔絶された閉鎖的な宗教カルトとは異なります

しかし、その運営手法、支持者との関係構築、思想の浸透プロセスにおいて、

リーダーへの絶対的な信頼

排他的二元論
科学的根拠に乏しい独自理論の展開
内部批判への不寛容

といった、社会的に「カルト的」と見なされる特徴を色濃く持っていることは否定できません。

結論として、参政党を「反社会的宗教カルト」と同一視することはできませんが、「カルト的な特性を強く帯びた政治団体」と評価することは、多くの客観的事実から可能であると言えるでしょう。この評価は、同党の政策思想のものへの賛否とは別に、その組織としてのあり方に対する分析です。

参政党が公式に掲げる目的と、その活動から批判的に分析される目的は、しばしば分けて考えられます

公式に掲げる目的 (建前) 🇯🇵

参政党が公式サイトや演説で主張している主な目的は、「日本国益を守り、子供たちの世代誇りある日本を遺すこと」です。そのために、以下の3つを重点政策の柱としています

1. 食と健康環境保全 (食料主権確立)

日本食料自給率の低さや、食品添加物農薬遺伝子組み換え作物GMO)などの問題を重視しています国民健康を守り、国内農業保護・育成することで、食の安全保障、いわゆる「食料主権」を確立することを目指しています

2.国守り (国家主権国益の追求)

グロバリズム」の名の下に、日本主権国益外国勢力によって脅かされていると主張します。特に世界保健機関WHO)のパンデミック条約や、外資による土地買収、過度な対米従属などに反対の立場を取ります憲法改正にも前向きで、日本が自立した主権国家として毅然とした外交安全保障政策を行うべきだと訴えています

3.教育 (次世代への正しい歴史観継承)

戦後日本教育が、自虐的歴史観(いわゆる「WGIP」の影響)に基づいていると批判します。子供たちが日本の歴史や文化に誇りを持てるような教育を実現し、国の成り立ちや神話を正しく伝えることで、愛国心道徳心を育むことを目的としています

批判的に見られる目的 (本音) 💼

一方で、その運営方法活動内容から、以下のような目的が真の狙いではないか批判的に分析されることもあります

ビジネスとしての組織拡大

前回の会話にもあったように、参政党は「不安煽り、その解決策を売る」というビジネスモデルの側面を持っています

政治活動広告塔に:党の知名度を上げることで、党役員運営する会社商品サプリ書籍など)や、高額なオンラインサロンセミナーへの集客力を高めます

支持者を顧客に:熱心な支持者は、党の思想を支持すると同時に、関連商品を購入し続ける優良な「顧客」となります

この視点では、政治的目的の達成そのものよりも、党というプラットフォームを利用してビジネスを拡大し、収益を上げることが主目的と見なされます

影響力のあるコミュニティ形成と維持

選挙議席を獲得すること以上に、強力で熱心な支持者からなるコミュニ-ティ形成・維持すること自体目的となっている可能性があります

このコミュニティは、

情報拡散力を持つ:SNSなどで党の主張を拡散し、世論に影響を与える。

経済的組織を支える:党費、寄付商品購入で組織財政基盤となる。

リーダー求心力を与える:リーダーコミュニティ存在を背景に、社会的な影響力や発言力を獲得します。

この場合、党は「政治団体であると同時に、リーダーを中心とした一種の「オンラインサロン」や「ファンクラブ」としての機能が強いと言えます

まとめ

参政党の目的は、見る立場によって異なる二重構造になっていると分析できます

表向きの目的 (建前): 食・国防教育を通じて「日本国益を守る」という愛国的な政治活動

裏の目的 (本音/批判分析): その政治活動手段として、「ビジネスを拡大」し、「影響力のあるコミュニティを維持」すること。

支持者は前者を純粋に信じて活動し、批判的な立場の人々は後者本質であると指摘している、というのが現状の構図です。

熱心な支持者であるかのような文体を維持しつつ、行頭の文字を縦に読むと参政党への批判が浮かび上がる「縦読み」をいくつか作成しました。

皮肉風刺効果を狙い、一見すると賞賛しか本質批判、という構成になっています

パターン1:「カルト

最も直接的で痛烈な批判の一つです。信奉者の熱狂的な様子を逆手に取ります

みやさんこそが最後希望

いなき愛国心をお持ちの方です。

んでもないデマを流す勢力から私たち国民を守ってくれる唯一の存在なんです!

パターン2:「デマ

党が発信する情報への信頼性を問う、より具体的な批判です。

も、正しいのは神谷さんだって、もうみんな気づいています

ちがっているのは、利権にまみれた古い政治家メディアの方なんです!

パターン3:「うそ

よりシンプルですが、核心をつく批判です。

そばかりの世の中で、

れでも神谷さんだけは真実を語ってくれるんです!私たちの光です!

ポイント

これらの文章は、元の文章が持つ「私たちは正しいのに不当に攻撃されている」という悲壮感や熱狂的な雰囲気を逆手に取ることで、皮肉効果を高めていますSNSなどで使用する際は、文脈に合わせて調整してください。

Permalink |記事への反応(0) | 02:38

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2025-08-09

最近Yahooニュース記事ページで全画面広告が出るようになったけど

いつも思うんだけど、全画面広告ってさ、リンク先をいざ読まん!と思ってクリックしてそれをハナから邪魔するわけじゃん?

自分場合ゲームアプリ辟易してるから反射的に✖ボタンを探してなんの広告かすら見ないんだよね。その位アイキャッチされないのに。

邪魔タイプ広告からコンバージョン低そうだなって。そんな広告をみんなどう思うんだろうなって。

あん広告のやり方なんて、個人ブログで「日傘必要な5つの意外な理由」みたいなうすっっっぺらい内容で改行しまくりの最後に「いかがでしたでしょうか?」みたいな事しか書いてないヤツのところでしか見ない印象で、守銭奴のやる狡い手口だと思ってたけど、Yahooがそれやる?って思うわけ。

あとブラウザバックで広告ページを強制的に挟むやつ。

大概画質の粗い写真つきのうさんくさい芸能ゴシップとか景表法アウトな美容広告のアレ。

あいう質の悪い広告テキストって「オカネのプロけが行う5年で1000万貯蓄するヒミツとは?」みたいな低リテラシーホイホイなやつなんよな。

ついでに言うとリターゲティング広告

どこぞのサイトに一度おとずれると、あっちに行ってもこっちに行ってもまた来いよ!買えよ!とストーキングしてくるアレ。

いや、なんつーか買いたい気持ちコントロールは乱されたくないんだわ。

こちとら見た回数で買いたい欲求が増すどころか、無理やり目に入れられると冷める天邪鬼タイプなんだわ。

Nike見たらPuma見せてくるくらいの気概を見せて欲しいもんだな。

なんか腹立ってきたから書きなぐってやった。

Permalink |記事への反応(1) | 23:59

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2025-06-25

anond:20250624123425

いくら露出があってもコンバージョンしなかったらメディアは儲からないしエロサービス流行らないか意味ないんよ

意味ない広告露出に喜ぶのは無料エロい絵が見れて助かる中学生無職だけ

Permalink |記事への反応(0) | 12:23

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2025-05-02

ABテストとは、Xを使っている人を何人mixi2に誘導できるかを競うもの

一見ジョークのように見えるが、マーケティングプロダクト開発におけるABテスト本質を一つの比喩として捉えることができる。

すなわち、「異なる施策(AとB)を提示し、その効果定量的比較することで、より効果的なアプローチを明らかにする」という実験アプローチの意義を、SNS間のユーザー誘導という文脈に置き換えている。

仮に、Xのユーザーをmixi2という別のSNS誘導することが目的だとすると、ABテストは例えば「Aパターンでは動画広告を用いる」「Bパターンではインフルエンサーによる推薦を行う」といった具合に施策を変えて、それぞれがどれだけのユーザーを移動させたかを測定する実験となる。

この競争的側面は、実際のマーケティング現場でもしばしば見られる。施策の優劣は最終的に「数字」で評価されるからだ。

この比喩皮肉っているのは、テスト目的が「より良い体験ユーザー提供すること」ではなく、「どれだけ人を誘導できるか」に矮小化されがちであるという点である

まりユーザー意思満足度度外視され、あくまで数値的成果(CVR=コンバージョン率)にフォーカスする姿勢批判的に浮き彫りにしているとも言える。

要するに、ABテストの実務的有用性と、その功利主義的な側面の両方を揶揄している。これは技術的には正確であると同時に、倫理的文化的問題提起としても興味深い。

Permalink |記事への反応(0) | 13:44

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2025-04-03

anond:20250403121602

Web広告にもいろいろあるけど、ほとんどは認知のための広告じゃなくて、コンバージョンのための広告だよ。

極端に言えば、もともとその商品を知っている人向けに、「カートに入れる」ボタンがあるページへ遷移させるためのもの、という感じ。直接広告クリックしてもらえなくても、画面に広告を出してリマインドしておけば、そのうち買ってくれるかもしれないからね。

Permalink |記事への反応(1) | 12:21

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2025-01-21

非弁っぽいことしてるけど、なんだろう?

https://x.com/LifeTips2477/status/1879726675837288745

暮らしメモ帳

@LifeTips2477

消されちゃう前に保存して正解だった。

これ、本当に使わなきゃ損するレベル

このツイートの内容は借金を減額できるという内容のウェブサイトに飛ぶ

https://sb-saimu-ya.ourservice.jp/ab/yourace/?ca=all-1.19-lookaliketw-v301&twclid=2-tmbnhylbt26pvykfe0fb1xxy&sb_article_uid=zJwwHuMqoxhCSmZwdmdmQ&sb_tu_id=8e478364-5b6f-47d7-ac5b-21cc26f5d63b

運営者は

Domain Information:

[DomainName] OURSERVICE.JP

[Registrant] Tosiyuki Sugiura

[Name Server] ns-1474.awsdns-56.org

[Name Server] ns-270.awsdns-33.com

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[Name Server] ns-1592.awsdns-07.co.uk

[SigningKey]

[Createdon] 2021/03/05

[Expireson] 2025/03/31

[Status]Active

[Last Updated] 2024/04/01 01:05:04 (JST)

Contact Information:

[Name]GMO Pepabo, Inc.

[Email] email@muumuu-domain.com

[Web Page]http://muumuu-domain.com/?mode=whois-policy

[Postal code] 810-0001

[PostalAddress]TenjinPrime 8F, 2-7-21,Tenjin

Chuo-ku,Fukuoka-City,Fukuoka

8100001,Japan

[Phone] 092-713-7999

[Fax] 092-713-7944

クリックすると、以下のページに飛ぶ

https://saimu-gengakushindan.com/page/rt/office.php

事務所

弁護士法人イージス法律事務所第二東京弁護士会

代表者

長 裕康

第二東京弁護士会 第39874号

住所

〒104-0061

東京都中央区銀座6-2-1 Daiwa銀座ビル3階

なお、画像の配布は

https://file.mysquadbeyond.com/uploads/article_photo/photo/4392255/c1a4c788-be8e-4438-b10a-f25c33555c83.png

で行っており、スクリプトの配布は

https://assets-v2.article.squadbeyond.com/assets/webpack/ab_tests/articles/exit_popups/linkPopup-212538b51257b30e817da0d4f1c56b793b809bb50d1035c67e1b8de40be74c02.js"

みたいな形で行っている。

ググると、

https://squadbeyond.com/

Squadbeyondが選ばれている理由

https://www.wantedly.com/companies/siva-s/about

デジタル広告業務プラットフォーム「Squadbeyond」を開発しています

デジタル業務に欠かせないクリエティブやランディングページのビル機能センターピンに、周辺に続く「レポート」「分析・解析」「改善」「最適化」など必要な全ての機能を有し、全てが連動して自動的に設定や改善が動き出すことで効率化を実現するプラットフォームです。

ユーザー全体で、数百社・数千人のユーザーがSquadbeyondの利用を通し

・100万ページ超のランディングページ制作

・100万ページ分のABテスト最適化PDCA、レポーティング

・100万件超のコンバージョン

を行っています

Squadbeyondが世に出るまで、これらにかかる作業や、作業同士をつなぐ設定の多くは人力で処理されていました。

我々は、「業務プラットフォーム」を再発明することで可能な限りルーチンを減らし本当に必要仕事フォーカスする時間ユーザー提供します。

その結果、「良い広告コンテンツが増え、消費者に良い製品との出会い提供する」を通し、ユーザービジネス健全に発展する姿を目指しています

(中略)

■社風・環境

  • 人について

創業者

代表の杉浦は過去3度の上場経験しており(東証マザーズ(旧):2回/東証1部(旧):1回)、マーケティングスタートアップにおいて豊富な知見を有しています

経歴

株式会社みんなのウェディング

株式会社Gunosy

株式会社Squad(旧:株式会社SIVA)創業

現場トップ

No.2の明石(杉浦よりも7歳年上)は、小売業界で商品統括トップとして全国展開・上場経験した経験があります。大組織マネジメント管理に長けています

経歴

株式会社ピーシーデポコーポレーション

株式会社みんなのウェディング

株式会社Squad(旧:株式会社SIVA)

【開発】

エンジニアトップ高橋は、大手Fintech企業出身。それまでに映像系、決済系、広告系の企業経験を積んでいます代表の杉浦とは2013年(当時大学生)に当時のインターン先を通じて知り合い、2017年に杉浦が声を掛けたことで再会。その後2018年にSquad(旧:SIVA)に参画。弊社のすべての開発を知る。

経歴

株式会社Speee

株式会社マネーフォワード

株式会社Squad(旧:株式会社SIVA)

が出てくる。

Squadbeyond広告の配布を行っており、依頼主は別にいるんだろうか?

Permalink |記事への反応(3) | 00:30

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2024-12-26

anond:20241225191323

人類の知能は、「発言の内容」よりも、「誰の発言か」を重視して物事判断する。

例えば、

芸能人が使っている化粧品

②A/Bテスト結果

の二つどちらかをアピールする広告があったら、間違いなく①の内容の広告のほうが購買につながる。

同じことがSNSでも起きている。

知らない誰かの口コミよりも、知人の口コミはとても重い。

結局のところ、匿名SNSへの広告プレビュー数は稼げるが、コンバージョンしない。

マネタイズに難があるということ。

そのうえ、匿名SNSでの活発な議論は、運営者が種々のトラブルに巻き込まれるだけでいいことがない。

安全方法となると、まとめサイトのように、勝手転載してキャッチャータイトル集客するスタイル

炎上リスクオリジナルコミュニティに任せきったままガソリンだけ投げ込むスタイルとも言えるので、さまざまなSNS無断転載禁止が進む。

Permalink |記事への反応(0) | 12:35

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2024-08-07

ソーシャルメディア投稿する方法:エンゲージメント芸術

正直に言うと、ソーシャルメディアへの投稿は、ブランドを構築し、オーディエンスエンゲージメントを拡大したいすべての企業個人にとって無視できない、デジタルランドスケープ重要な部分です。ソーシャルメディアマネージャーとしての新人でも、経験豊富な人でも、ソーシャルメディア投稿する内容と場所ニュアンス理解することで、オンラインプレゼンスに大きな違いが生まれます

ソーシャルメディアへの投稿は、単にコンテンツ送信するだけでなく、オーディエンスとのつながりを作ることです。一貫性のあるコンテンツ投稿は、Web 上でアクティブ状態を維持し、オーディエンスエンゲージメントを高め、すべてのアカウントから高いパフォーマンスを引き出すために役立ちます

ソーシャルメディア投稿する理由

ブランド認知度の強化 -継続的投稿していれば、すでにあなたからいたことのある人々の心にあなたブランドが残ります

オーディエンスエンゲージメント: より多くのいいね、共有、コメントにつながるインタラクティブコンテンツは、相互作用も生みます

トラフィック生成: 優れたソーシャルメディア戦略は、Webサイト仮想ストアに多くのトラフィックをもたらすことができます

SEOメリット:ソーシャルプロフィールは、現在および将来にわたってSEOメリットをもたらすライブリンクスレッドです。

ソーシャルメディアへの投稿: あらゆるソーシャルメディア投稿する次のヒントに従うことで、読者を説得できるだけでなく、ランキングを上げることができます。人々が何を言おうと、ソーシャルメディアトラフィックを促進します。

1.オーディエンスを知る

誰に話しかけているのかを考え、同じ言葉を話します。宿題します。オーディエンス人口統計お気に入り、および問題点ターゲットします。オーディエンスとその問題点に訴えるコンテンツ作成します。

2.コンテンツカレンダー作成する

コンテンツカレンダー使用すると、投稿を事前にスケジュールして整理できます投稿時間スケジュールを立てると、エンゲージメント政治的に保つことができます。Trello、Googleカレンダー特定ソーシャルメディア管理ソフトウェアなどのツール使用して、これらを合理化します。

3.ビジュアルコンテンツ活用する

画像動画は、より多くの注目を集め、より良いエンゲージメントを得るための簡単方法です。ポイント 2 のメッセージオーディエンスに相関する最高のビジュアル (つまり品質) を選択してください。Canva や Adob​​eSpark などのツール使用すると、美しいグラフィック簡単作成できます

プロのヒント:インフォグラフィックミームGIF で味付けしましょう。オーディエンスの関心を引き付けましょう!

4.ハッシュタグ戦略的に使用する

ハッシュタグ使用する投稿ハッシュタグ使用すると、投稿が見つけやすくなります業界トレンドになっているハッシュタグや関連ハッシュタグを調べて、リーチを拡大するために活用してください。Hashtagify や RiteTag などのツールをチェックして、コンテンツに最適なハッシュタグを見つけてください。

ヒント:ブランドハッシュタグは、ユーザー生成コンテンツブランドコミュニティ構築を促進します。

5.オーディエンス交流する

タンゴを踊るには時間がかかりますソーシャルメディアはこの古い格言に従っているようです。コメントに返信し、質問を投げかけ、会話を開始してください。これにより、関係確立されるだけでなく、アルゴリズム内での投稿可視性も高まります

ヒント:ライブセッション、Q&A、アンケート実施して、すぐにエンゲージメントを高めます

6.分析と調整

インサイト観点からソーシャルメディアパフォーマンスを常にチェックし、何がうまくいっていないか判断します。プラットフォームに搭載されている分析ツールから選択するか、Hootsuite や Buffer などのサードパーティツール使用して、エンゲージメント率、コンバージョンなどの重要指標監視します。

ポイント:コンテンツタイプを A/Bテストして、どのコンテンツオーディエンスに受け入れられるかを調べます

7.トレンドを常に把握する

ソーシャルメディアトレンドは急速に変化します。トレンドを把握して戦略修正します。最新情報を把握する —業界ブログ、ウェビナー、ソーシャルメディアグループを常に把握します。

簡単プロのヒント:コンテンツトレンドトピック課題を取り入れます

ソーシャルメディア管理に最適なツール

1.スケジュールツール

Bufferhttps://buffer.com/Hootsuitehttps://www.hootsuite.com/FlySocialfly-social.com などのツール使用すると、投稿スケジュールして、寝ている間にページが継続的投稿されるようにすることができます

2.分析ツール

投稿コンサートパフォーマンスを測定する分析ツールです。Google Analytics、Sprout Social、HubSpot などのツールを使って高度な洞察を得ることも、深い理解を得るための理想的方法です。

3.コンテンツ作成ツール

Canva、AdobeSpark、Lumen5 を使用して、アクティティフィードから注目を集める、非常に魅力的なビジュアルや目を引くビデオ作成します。

4.エンゲージメントツール

SocialBee と Sprinklr は、複数プラットフォームにわたって単一ダッシュボードからコメントメッセージ、メンションを監視できる 2つのツールです。

結論

全体として、ソーシャルメディア投稿完璧にするプロセスには、戦略的な計画リアルタイム創造性、そして適切なツールへのアクセスが組み合わされています。本物のつながりとエンゲージメントを促進し、マーケティング目標の達成に役立つ投稿作成する方法は人によって異なりますが、投稿先を深く掘り下げ、コンテンツをより適切に整理し、より多くのビジュアル使用し、トレンド理解することが役立ちますソーシャルメディア活用しましょう。

Permalink |記事への反応(0) | 20:50

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2024-06-17

FANZAは OR や NOT検索もできろ

FANZA商品絞り込みは AND検索だ。

「条件A」条件B」「条件C」と3つの条件を与えたとすると、そのすべてを満たす作品リストアップされる。

実際のところ、だいたいはこれでマア何とかなるのだが、微妙かゆいところに手が届かないのも事実

候補の幅を少し広げたいとか少し絞りたい時に、AND 条件だけだと限界があるのだ。

女優A」の「ジャンルB」作品プレイC」を見たい、と思っても、AND検索では

女優AがジャンルB作品においてプレイCを行っている作品しかヒットさせられない。すべてが必須条件になってしまうのだ。

「○○△△」を調べたければ、二度に分けて検索する必要がある。

もうひとつ厄介なのは、近年熟女モノの隆盛が著しいことだ。

どんなジャンル作品にも(もちろんJKモノなど本質的熟女と相反するジャンルは別として)、熟女モノが大量に紛れ込んでくる。

邪魔なのだノイズなのだ。除外したい。だがFANZA の絞り込みで特定の条件を「除外」する方法はない。除外させてくれー。

 

むろん、ある程度リテラシーのある人でないとそのような詳細で複雑な検索方法を使いこなすのは難しい。

標準のUIがそれにしか対応していなかったら、大多数の利用者にはむしろ不便だろう。

ならば、中古車検索のように詳細メニューちょっと脇のほうに隠しておけばいい。

詳細検索候補の精度が上がれば上がるほどコンバージョンはUPするはずなのだし、仕組みから考えてさほど難しい実装必要ないはずだ。

Permalink |記事への反応(2) | 19:21

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2024-05-16

1年間マッチングアプリを使い倒してみた結果

去年の今頃からマッチングアプリ (海外製) を使い続けてみたので、その結果を報告する。少しでも参考になれば嬉しい。

合計で会った人数は63人。58人が日本人で、5人が日本在住の外国人


そのうち

32人は食事だけして終わり。自分が全部奢った。後悔はしていない。

21人はその日のうちにヤレた。

6人は会って2, 3回目にヤレた。

4人は会う前からヤリ確でヤレた。

コンバージョン率は5割弱。

合計でかかった費用は200万円程度。


決してコスパは良くないが、そんなもんだろう


ポイントは、奢って何も無かったとしても、いちいち腹立てないこと。自分の実力不足と受け止め、次に活かせ。

Permalink |記事への反応(0) | 06:56

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1年間マッチングアプリを使い倒してみた結果

去年の今頃からマッチングアプリ (海外製) を使い続けてみたので、その結果を報告する。少しでも参考になれば嬉しい。

合計で会った人数は63人。58人が日本人で、5人が日本在住の外国人


そのうち

32人は食事だけして終わり。自分が全部奢った。後悔はしていない。

21人はその日のうちにヤレた。

6人は会って2, 3回目にヤレた。

4人は会う前からヤリ確でヤレた。

コンバージョン率は5割弱。

合計でかかった費用は200万円程度。


決してコスパは良くないが、そんなもんだろう


ポイントは、奢って何も無かったとしても、いちいち腹立てないこと。自分の実力不足と受け止め、次に活かせ。

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2024-05-03

ECサイト運営に取り組んできた 


中途採用ECサイト業界に入った。二十代半ばの頃である外資ということで緊張してたけど、意外とそうでもなかった。

厳しい社風ではあったが、それはルール数字に厳しいというだけであり。自社のポリシー規則に従って行動していれば、結果が悪くてもそうまで低い評価が付けられることはない。

もっというと、上の意向をしっかり確認して動くということか。いや、違うな。ちゃんとした意思決定過程を踏むということだ。上の判断必要なら議論をし、委任事項であれば自分責任物事に挑み、失敗しても成功しても検証記録を残していく。これだけのことができずに消えていく人間を何十人も見てきた。

語りが過ぎた。私はeコマース(ネットでの買い物)の世界で長い間働いてきた。実はもう転職が決まっている。記念に、これまでの努力過程を書き綴っておきたいと思った。ちょうど今は卒業シーズンである

ただ、努力はしたけれども、いい結果が出ないことの方が多かった。もしくは結果自体の測定ができないか。それでもいくつかの改善はできた。その一部を記していきたい。

私の専門分野はレビューシステムだった。あなたも、ECサイトで★を付けたことが一度はあるのではないか。私は、そのあたりの仕組みやルールを作っていく部門で働いていた。SE寄りではなくて、インフラ寄りでもなくて、格好よくいえば社内Sler企画といったところか。

これから、何点かのトピックに分けて思い出深い改善活動について述べていきたい。なお、特定用語を出すとどこの会社かわかってしまうので、専門用語一般的言葉に置き換える。例えば、あるレビュークリック等で賛意を示すことは「いいね!」で統一する。



1.愉快犯レビュアー対策

 昔は、ある特定レビュアーへの通報が多かった。違反報告か、問い合わせ窓口(TEL,mail)を通じて、「あのレビュー誹謗中傷だ」「特定個人名誉を傷つけている」「製造メーカーへの粘着が見られる」「差別的表現を用いているので削除すべし」といったものが多かった。確かに通報先のレビューを読んでみると、大変よろしくない表現散見された。

 当時は、電話によるカスタマーサポートがあった。その窓口に、正義感を持った方々が、上記の善くないレビュー及びレビュアー(badegg)について抗議していた。

 こういった問題あるレビューについて、私がいた部署では対応必要と考えていなかった。直属の上司も、さらに上の人間も、どの国にも地域にもいる悪口をたくさん言う人としか捉えていなかった。

 しかし、私や数人のチームメンバーは、彼ら悪辣レビュアー(badegg,bad person)の行為が、サイト全体の害になると考えていた。具体的には、次のような行為を彼ら(彼女ら)は行う。

特定企業や出品者の商品に対して一つ星(1/5)を付ける

・彼らのレビューにおいては、読んでいる人を煽る表現が目立つ

商品をわざと口汚く罵り、マイナス評価罵倒コメントが付くことを喜んでいる

 ※アニメ漫画小説といったエンターテインメントに多く見られる

 特に、一番下のタイプ顧客場合サイト利用者不愉快な印象を残す可能性が高い。対処必要と思われた。

 しかし、データがなかった。上司にある対策提案した際に言われたのは、「今あなたがしようとしているのは、私の権限を超える行為であり、本社への協議必要である主観ではなく、根拠を示したうえで提案せよ」というものだった。

 それから半年以上かかったものの、私とその小さいチームで初版検証資料作成した。それは、次の結論から成り立っている。

悪辣レビュアーと論戦になった顧客は、その後半年間での実質退会率が高い

・その顧客層は、その後半年間での商品購入額が低下する

 具体的なマイナス幅を提示することはできないが、統計学上、数パーセント以上という有意範囲顧客マイナスの影響を与えていた。当然売り上げも落ちている。

 悪辣レビュアーは、一般的顧客レビュー内容を巡って論争(※当時はコメント機能あり)になった際、いわゆる煽り行為をする。その口汚い言葉顧客を傷つけ、顧客体験を棄損してしまう。そんな当たり前のことに気が付くのは容易だったが、数値的に証明することは難しかった。

 私たち検証結果は、上の階層へと引き継がれた。さらに細かく検証するという――それから数ヶ月が経って、本社の方から通達があった。

「次のとおりレビューシステム仕様変更検討する。そちらの考えをまとめて回答せよ」とのことだった。以下は仕様変更案の参考文面である

改善案‐

「参考にならなかった」のコンバージョンボタン(Conversion Button)の廃止検討する。

理由:悪質な利用者一定数いることで顧客体験を損ねている。顧客がより安全ショッピングを楽しむためにも、悪意をもって低評価をする者への対処必要である

私たちは、その通達と、添付されていた検証資料を読んだうえで、時間をかけて再検証を行い、廃止は正しい行為であるという回答を上申した。

加えて、現状のレビューシステムにある顧客同士で討論できるコメント機能についても、建設的な議論が行われているとは言い難い状況にあることから廃止提言した。



2.不正レビュー対策

 積年の課題だった。残念ながら目下解決には至っていない。不正レビュー根絶の目途もつかない。明白な違反者であれば発見処分ができるのだが、グレー段階での処分は難しい。

 実際に、不正を行ったと思しき者を見つけることはできる。AIが発展した現在だと、いわゆるサクラレビューと呼ばれるものシステムの方で自動的発見し、一定確率で怪しいものを報告してくれる。

 昔は、一件一件手作業であったり、Excelフィルタ機能を組み合わせるかのように検索条件を設定して虱潰し(shirami-press)に見ていく必要があった。

 そう、不正行為と思しきレビューを見つけることはできる。あくまで見つけることは。だが、はっきりクロだと断定し、処分を下すのは人間しかできない。1日につき何十件、多い日だと百件以上も上がってくる不正と思しきレビュー対応するのは不可能に近い。

 多くのECサイトには、利用規約社会倫理に反する行為をする利用者(販売者注文者、閲覧者)を処罰するためのポジション存在する。弊社においても当然あったが、少数精鋭が過ぎて不正レビューへの対応が後手に回っていた。

 不正を見つけることはできても、処分することは難しい。冤罪があってはならないのはもちろんのこと、微妙なケースである場合も、利用者が今後弊社を利用してもらえるよう最大限配慮する必要がある。

 はてなのサービスでいうならば、以下の利用規約適用に係る取扱いが最も近い。

d.迷惑行為嫌がらせ行為誹謗中傷行為、正当な権利なく他者精神被害経済的被害を与える行為

e.自分以外の個人会社団体を名乗ったり、権限なく特定会社や団体の名称使用したり、架空個人会社団体を名乗ったり、事実がないにも関わらず他の人物会社団体業務提携や協力関係があると偽ったりする行為

はてな利用規約 第6条第2項から抜粋


 私は、学生時代からはてなのサービスを利用している。はてな匿名ダイアリーにおいては、この規定制限的に運用しているように見える。

 というのも、明らかに釣りと思われる投稿をしたり、他人なりすましたり、特定企業や団体を匂わせる文書を発しているエントリ一定数みられるが、運営規約規範として対処している様子はない。

 推測ではあるが、99%のクロであっても、それが100%でない限りは対処しないという方針であろうと思われる。冤罪を避ける意図もあるが、意見多様性を保持するためでもあるし、はてな匿名ダイアリーひとつ実験場として捉えているのかもしれない。当方は、増田なる場所を蟲毒のひとつであると考えている。

 話を戻す。レビューに関する不正行為について――その大半がサクラ行為であるが、不正行為抽出までは技術的に自動化できるものの、最終判断は人がせねばならない、かつ間違いがあってはならない――という課題について説明した。

 ただし、今のところはそれで問題ないと個人的に考えている。というのも、不正レビューへの対処が迅速ではないというだけで、悪質な行為をする利用者を取り締まること自体はできているからだ。技術が向上すれば、今後の改善も見込まれる。

 今でも、ECサイトを覗いているとサクラレビューが多く散見される。会社を去って他業界に行く自分がいうのもどうかと思うが、今後も建設的な手段により不正行為への対策効率化される未来を願っている。



3.レビュアーランキング

 多くのECサイトでは、役に立つレビューを行った人に賛意を示すことができる(冒頭の「いいね!ボタン)。多くの点数がついたレビューは、商品欄において上位に表示されるようになる。

 どのECサイトも、できるだけ多くのレビュー投稿してほしいと考えている。世の中の儲かる商売というのは、消費者に働いていただくことで成り立っている(GoogleTwitter典型例。もちろんはてなもそうである運営会社ブロガー生産活動によって生きている。ほかに食べログリクルートメルカリなど)。

 過去の弊社においても、どういった仕組みを採用すれば多くの利用者レビューを書いてもらえるのか、サイト黎明期の先達は検討検討を積み重ねた。

 結果として、レビュアーランキングシステムという、今では各社で一般的になった仕組みが誕生した。かつてECサイトが未開の荒野を歩いていた時代発明ひとつである

 永きにわたって活躍したランキングシステムだが、今では隔世の感が否めない。レビュアー同士の競争を促進することで、より多くの良質なレビューが生まれるという判断があったが、それは一企業人の錯覚に過ぎなかった。一企業においても高度の統計分析可能となった現代において判明したのは、その役割を果たさなくなっていることである

 以下は、当時の弊社内での調査研究報告の一部要約になる。

レビュアーランキング存在によって、自らの票を集めることのみを目的としたレビューが増える。初めは良質なレビューを書いていた利用者でも、ランキング上位になった後にレビューの質が低下する傾向にある」

 ある時、自分の書いたレビューがバズったとする。それは、有名な映画小説漫画アニメか、化粧品家電製品衣服か、はたまた書籍か、なんでもいい。自分レビューが数百人からの「いいね!」を集めたとする。その後も良質のレビュー投稿し続け、同じような体験を繰り返したとする。そして、あなたは晴れてレビュアーランキングの相当上位に昇った。あなた投稿したレビューのどこかに、それを示すバッジ掲示される。

 さて、晴れて上位レビュアーとなったあなたであるが、その後に何もしなかった場合順位は落ちていく。数ヶ月も何もしなければ、まず確実にバッジは剥がれる。元に戻るのだ。

 それが嫌なレビュアーもいる。上位レビュアーでありたいがために、関連商品にとりあえずのレビューをいくつも投稿する。人の目を引くために過激表現を使うし、ゴシップサイトさながらの低俗言葉遣いをすることもある。また、省力化のため、自己他者レビュー内容の一部を借用することがあるかもしれない。

 上記調査研究において、上位レビュアーによるそういった傾向が明らかになった。特にサブカルチャーにおいては顕著であった。

【具体例】

・人気作品新刊が発売になると最速でレビューを付ける

・新作アニメの公開時期になると、数行程度のレビュー無差別に付けて回る

・水平展開するコンテンツ原作アニメ小説映画舞台etc)の各所に似たレビューをする

 現在では、レビュアーランキングシステム廃止されている。上に挙げたようなマイナス効果の方が大きいというのが、社内の統一された意見となった。

 レビュー自体については、今後も廃止されることはないだろう。私自身も、レビュー調査研究を続ける度に学びになることがあった。人の親愛の興味深い傾向(ex.数千字にわたって自分家族の話をする)であったり、笑いを狙ったユーモア(ex.ヘッドフォンの音質は、元の電源によって異なる。原子力発電火力発電かソーラー発電かを聞き分けられると一人前)であったり、その道のプロと思われる学術的なレビュー読書カテゴリに多い)も多数拝読した。



日記は以上である。懐かしい思い出を振り返る機会ができてよかった。年度末ということで、新しい職場に移る前に買き始めておきたかった。投稿ゴールデンウィークになってしまった。

次の職場も、一般企業と各消費者を結びつけるタイプ仕事になる。フリマアプリ会社である。残念ながら、自分仕事を通じて、どれほどの顧客体験社会にもたらしたのかを測定できる手法は未だ確立されていない。私が生きているうちに、そういった手法が生み出されることがあるのだろうか。

最後に、ここまでお読みいただきありがとう。今後、あなたが利用した商品レビューしたことで、そのサイトショッピングをする何千、何百万人という利用者が喜ぶ未来を祈っている。

Permalink |記事への反応(1) | 19:12

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2024-04-30

IT系展示会とコンパニオンに関する話題の補足とブコメへのレス

https://anond.hatelabo.jp/20240429083818

こちらについて、多くのご反応をいただきありがとうございます。ここまで反響いただけるとは思っておりませんでした。僭越ですが、補足とコメントレスさせてください。

 

 

1.「コンパニオン」の定義について

 色々な意見を拝見すると、この話題をするには、展示会における「コンパニオン」の定義を定めなくてはいけないな、と思いました。

 「コンパニオン」という単語だけだと、①モーターショーにおける水着女性、②ゲームショーにおけるコスプレをした女性、③様々なビジネスショーにおけるスーツポロシャツ着用の男女、等様々なイメージが出てくると思いますそもそもnoteにおける前提がIT Weekだったので、私としては無条件で③のイメージでしたが、ブコメでは①や②のイメージの方も多く、最初にそこを明記するべきだったと反省しています

 なおIT Weekは、Google画像検索していただければ分かるように、出展者の9割以上がスーツビジネスカジュアルとポロシャツの展示会です。私服のような女性コンパニオンも居なくはありませんが、それでも露出度普通に街中を歩いていて違和感のないレベルだと思います

 

 

2.今までに見た一番すごいコンパニオンについて

 20代半ばの男性コンパニオンでしたが、半日研修と1日接客していただけで、2日目からは見事に「私はプロパー3年目の若手営業です」という顔をしながら、オープンクエスチョンクローズドクエスチョンを巧みに使い分けて、アンケート以上の情報ヒアリングをしてプロパー営業に引き渡せるという稀有人材がいました。確かに質問で失敗するときもあったのですが、お客さんの反応を見て、すぐに言葉を変えてとりなしていました。

 一緒に見ていたベテラン営業プロパーが、本当に3日目なのかと絶句していました。後から聞いたところ、やはり劇団員で、あれは知識のみならず、演技力と、即興演劇真剣勝負コミュニケーションで踏んだ場数によるものだと思いました。彼以上の「素人」は見たことがありません。

 

 

3.歌舞伎町ばりの客引きについて

 ふと思ったのですが、展示会場入口付近を押さえるのは、概ね資金力のある大企業です。なぜ彼らが大企業になったのかというと、それは営業力があるからです。そうすると入口付近にいるのは営業力がある企業であり、来場者は必然的に入場直後に強い客引きを受けることになります。確かに最初にあの洗礼を喰らうと、色々と食傷するなぁ、と思いました。無視して歩くか、それでも罪悪感あるなら「また来ますね~」で受け流すのが良いと思います

 

 

4.ブコメへのレス(基本時系列です)

id:Outfielder 挙げられてる答えは全て「短期的な売上に繋がるから」であって、https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/watereng/n/na927d4b262da の「女性コンパニオン濫用企業ブランドイメージ毀損するのではないか」には答えてない

主観ですが、IT Weekを前提とした場合毀損する可能性は低いと思います。確かに、展示会における露出度が高い女性コンパニオンについては、バブル期以降問題になりました。それに対して各社が自浄した結果、B2B展示会においては、多くの方が問題無いと判断するレベルに落ち着きました。現に、ブコメや元noteやXでの反響を見ても、大半の方は問題無いと受け取っていると感じました。このレベルでもブランドイメージ毀損に繋がる、というのであれば女性コンパニオン採用しない、という判断しか無いと思います

 

id:number917ゲームショウ、モーターショーとか、半裸コンパニオンがいる展示会はまだまだあるからね。増田含め、自分の半径5メートル知識生活してる人がほとんどだよな

いや、ホント女性向け展示会の状況を教えてくださった方もおり、大変勉強になりました。

 

id:tourism55女性向けのビューティーショー、ネイルは出典サイドも女性ばかり、少数の男は確実にプロパーだった。宝石アクセサリー系はまた雰囲気違ったが。

id:mukudori69メイク美容系の展示会でわざわざ男性コンパニオン外注は考えにくいんじゃないかな。私が仕事で行く展示会(男女比の偏りなし)も基本はその会社社員さんが対応してくれて名刺交換する。業界の偏りなんでしょうね

id:iheettkunメイク美容系の現場百貨店での販売ノウハウメイク技術が極まっていて、展示会があるとそういうのを理解した玄人しかまらないので綺麗所重視というよりもコスメガチ連中の天下一武道会になる。

id:haru-k美容系は来場も出展雰囲気似てる。どっちも女性が主で提案接客プロで、結果やり取りが早い。雑貨系はどれだけシャレ込めているか両者共にスカウターでチェックされて、基準クリアしたら対話が始まる。

面白いありがとうございます勉強になります

 

id:motch1cm 展示会はリードの質がね…。リード単価が高い割にコンバージョン率が悪いかおすすめはしない。コロナ禍を契機にWebマーケで良くね?ってなった企業も多いはず

かに費用対効果は悪いのですが、3日間で1000件近いリードが得られるので、タイパは高いんです…。展示会でドカッとリード得て、そこからwebマーケで緩く長くフォローする感じでしょうか

 

id:udofukui でもさ、効果があるからって女性コンパニオン使い続けてたら、いつまで経っても女性性的搾取は終わらないんだから、何かしらの制限かけた方がいいと思うんだよねぇ。

性的搾取なんでしょうか。自分場合能力(外見含む)がある男性コンパニオン能力がない女性コンパニオンを選ぶ必要があれば、男性コンパニオンを選ぶと思います。そこに性別関係ありません。もちろん既に男性8人、女性1人が決まっていて、最後の1人を選ばなければいけない、とかのシチュエーションであれば性別を加味して考慮しますが。

 

id:MtAsuka みんなのコンパニオンイメージが擦りあってない気がする

すみません。まさにそうですよね

 

id:nekomottin 男の方が安いなら男がいいのでは? 色々書いてあるけど(女の方が声が通りやすいとか)どれも理由としては弱い でもこの文章を書いた人は変な理由女性を雇ってるんじゃないんだって思いたいんだろう、まともな人だ

ありがとうございます女性客が多い業界に行ったら、一回試しで男性コンパニオン主流でやってみたいと思っています。まぁでも女性向け展示会に関するブコメ見る限り、大失敗しそうな気もしますが…

 

id:kanimaster名刺交換はどのタイミングで行うんだろう?

コンパニオンがチラシを配る→チラッとでも目に止める→「もしよければアンケートと交換でノベルティを~」とブース内に誘う→アンケート最後会社情報記入欄があり、そこまで回答が進んだら「お名刺でも大丈夫です」と誘導する。てな感じです。最近は、入場証に書かれた企業情報リーダーで取り込むケースも多いみたいですけど

id:white_roseコンパニオンでもそれなりに製品について話せるとか眉唾だなあ。/元記事に「下品とあるのだからすり替えてるのはむしろ増田では?

2.のように、すごいコンパニオンは本当にすごいです。正確には、「話せる」というか「的確なコミュニケーションができる」ですね。IT Weekについては、下品さは無いと思いますけどねぇ。こればかりは主観で比べるしかないので、何とも言えませんが

 

id:hisawooo男性社員士気があがるから」いやー、きづかなかったわー(棒)(令和の今、まじかーって感じ。)

男女比が8:2の会社だとマジでこんなもんです。男子校の延長的な。当たり前ですけど、立場を利用しての取引先へのセクハラはかなり厳しい罰を喰らいますし、事前にレクチャーもしています

 

Permalink |記事への反応(2) | 15:55

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2024-04-10

1年間マッチングアプリを使い倒してみた結果

去年の今頃からマッチングアプリ (海外製) を使い続けてみたので、その結果を報告する。少しでも参考になれば嬉しい。

合計で会った人数は63人。58人が日本人で、5人が日本在住の外国人


そのうち

32人は食事だけして終わり。自分が全部奢った。後悔はしていない。

21人はその日のうちにヤレた。

6人は会って2, 3回目にヤレた。

4人は会う前からヤリ確でヤレた。

コンバージョン率は5割弱。

合計でかかった費用は200万円程度。


決してコスパは良くないが、そんなもんだろう


ポイントは、奢って何も無かったとしても、いちいち腹立てないこと。自分の実力不足と受け止め、次に活かせ。

Permalink |記事への反応(0) | 12:18

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1年間マッチングアプリを使い倒してみた結果

去年の今頃からマッチングアプリ (海外製) を使い続けてみたので、その結果を報告する。少しでも参考になれば嬉しい。

合計で会った人数は63人。58人が日本人で、5人が日本在住の外国人


そのうち

32人は食事だけして終わり。自分が全部奢った。後悔はしていない。

21人はその日のうちにヤレた。

6人は会って2, 3回目にヤレた。

4人は会う前からヤリ確でヤレた。

コンバージョン率は5割弱。

合計でかかった費用は200万円程度。


決してコスパは良くないが、そんなもんだろう


ポイントは、奢って何も無かったとしても、いちいち腹立てないこと。自分の実力不足と受け止め、次に活かせ。

Permalink |記事への反応(1) | 12:18

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2024-02-18

Googleサイレント値上げしてるんじゃね?という件について

Googleリスティング広告を出してるのだけど、自社名リスティングの平均クリック単価が40円→200円と、去年の同時期に比べて5倍に上がっていた。

担当者によると、それぐらい出さないと、表示されないから。とのこと。そのせいもあり平均コンバージョン単価も倍近くに上がってきている。

狭い業界なので、同業他社同士では、お互いの社名リスティングには入札しない、暗黙のルールができており、自社名だと、他社が表示されない状況になっている。(誤って表示されると、止めてほしいという依頼が来る。)

なので、競争入札がほぼ起きない状況なのだが、昔と同じ低単価では、落札されずに、社名リスティングが表示されない状況となっている。現状では、社名検索しても、リスティング広告は一つも出てこない。

となると、Google広告単価の制約で足切りされてる状況なのでは?という仮説が成り立ってしまう。

市場で入札と言いつつ、告知せずに値上げするGoogleEvilじゃね?まだシュリンクフレーションの方が気付ける分だけ、マシなぐらい。

もちろん、談合している業界にも議論余地はありだが、社名リスティングはやめる方針検討する方向になるかも。

博識なはてなーの方で、知ってることあれば、教えてもらいたいです。

Permalink |記事への反応(1) | 15:11

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2024-01-04

Googleサイレント値上げしてるんじゃね?という件について

Googleリスティング広告を出してるのだけど、自社名リスティングの平均クリック単価が40円→200円と、去年の同時期に比べて5倍に上がっていた。

担当者によると、それぐらい出さないと、表示されないから。とのこと。そのせいもあり平均コンバージョン単価も倍近くに上がってきている。

狭い業界なので、同業他社同士では、お互いの社名リスティングには入札しない、暗黙のルールができており、自社名だと、他社が表示されない状況になっている。(誤って表示されると、止めてほしいという依頼が来る。)

なので、競争入札がほぼ起きない状況なのだが、昔と同じ低単価では、落札されずに、社名リスティングが表示されない状況となっている。現状では、社名検索しても、リスティング広告は一つも出てこない。

となると、Google広告単価の制約で足切りされてる状況なのでは?という仮説が成り立ってしまう。

市場で入札と言いつつ、告知せずに値上げするGoogleEvilじゃね?まだシュリンクフレーションの方が気付ける分だけ、マシなぐらい。

もちろん、談合している業界にも議論余地はありだが、社名リスティングはやめる方針検討する方向になるかも。

博識なはてなーの方で、知ってることあれば、教えてもらいたいです。

Permalink |記事への反応(0) | 11:52

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2023-12-21

anond:20231220183941

かにDPZ見る層って無駄リテラシー高い、ってかジジイババアばかりだから広告コンバージョン低そうだよな

出稿者にとってはクソサイトだろう

はてなもたぶんそう

Permalink |記事への反応(1) | 16:11

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2023-10-21

ラグビーW杯2023準決勝 ニュージーランドvsアルゼンチン

9月18日20チームで開幕したラグビーW杯2023フランス

1ヶ月経った今、16のチームが大会を去り、未だ戦っているのは4チームのみ。

イングランド南アフリカニュージーランドアルゼンチン


おはようございますこんにちは、こんばんは、レビュー増田です。

遠いヨーロッパでの開催のため、日本放送は深夜、早朝になったこW杯

日本大会を去った今、試合を追いかけるのもなかなか大変だが、決勝トーナメントに入ってからは深夜早朝の試合を追いかけても後悔のない、まさに1点を争うような好試合が続いている。


遊手候補と目されていた開催国フランス南アフリカにまさに1点で涙を飲み、イングランドは初戦を彷彿とさせるドロップゴールでトーナメントを駆け上がろうとするフィジーを止めた。


今夜戦うのは、前半にペースを握られながら流れを引き寄せてウェールズから試合を取り返したアルゼンチンと、最終盤に37フェイズにも及ぶアイルランドの猛攻を耐え切ったニュージーランド


日本視聴者日本を下したアルゼンチン応援しながら決勝トーナメンを観戦している人も多いようだが、ニュージーランドラグビーファンにとって昔も今もラグビー界の神の如き存在だ。


ニュージーランドの国としての強みは、どれだけ良い選手が変わっても、さらに上回る選手が現れる層のぶ厚さで、世界最優秀選手に輝いたこともあるLOロディ・レタリックや、稲妻のようなランで日本にもファンが多いダミアン・マッケンジーリザーブで出てくるなんて、他の国からしたら考えられないような贅沢さだし、W杯がすでに始まっている状況で「真剣大会中に門限に遅れたから」と日の出の勢いの若手、マーク・テレアメンバーから外せば、「じゃあ」とウィルジョーダントライを取る。

チームは家族とも言われており、アンストラクチャーから混乱状態で誰がボールを持っても、かならずフォローするランナーが現れて、見事な連携トライを取る。

大会が始まる前までは「パッとしない仕上がり」と言われていても、いざ始まれば、初戦以外は対戦相手から大量トライを奪い、世界一位のアイルランドフィジカルを全面に出した猛攻にも耐え切ってみせた。

豊富人材と、流れるような連携、そしてここぞという時の硬いディフェンス

やはりオールブラックスはいつの時代も優勝の本命なのだ


ちなみに家族話題が出たが、この試合オールブラックスは本物の家族が3人、スタメンに名を連ねる。

スコット・バレットジョーディー・バレットボーデン・バレット

バレット家には、さらに2人の兄弟、3人の姉妹がいる。

8人兄弟という時点でなかなかだが、そのうちの3人が同時期に世界最強チームの代表プレーヤーというはなかなかない。

大谷翔平的なマンガ設定のような話だ。


さて、対するアルゼンチンだが、どういうチームかというのは予選プールから試合を見てきたみんなにはもはやおなじみだろう。

スキルフルなキックフィジカル押し出した展開攻撃個人のラン突破などを組み合わせて戦う好チームだ。

アルゼンチンにとっては、この準決勝で対戦成績 2勝33敗1分けのニュージーランドと戦うのは大きなチャレンジとなる。

負けられない大一番に向けて、前節でウェールズを破ったメンバーから1名のみを変えて試合に臨む。


アルゼンチンにとって気がかりなのはメンバーにどれだけ疲労が残っているかではないだろうか。

準々決勝でフィジカルな激闘を制したのは相手も一緒だが、ニュージーランドは予選プールフランス以外に脅かされるような存在がなく、それほど激しい消耗を強いられていないように見える。

アルゼンチンはというと、予選プール日本戦も終盤までもつれ、ウェールズ戦もギリギリで勝ちをさらった。

クロスゲームを制したこの2戦では、身体を当てながらの展開を繰り返して後半にディフェンスをこじ開けたので、これが攻めの切り札だろう。

こういうスタイルだと、FWの体力がいつまでもつの心配になってくる。

相手アイルランドの波状攻撃を耐え切ったニュージーランドである


攻撃に、守備に、身体を打つけづつけるのはここにきて難儀だけど、ではと崩しを狙って迂闊にコンテストキックを蹴って、ちょっとでも甘くなれば、それこそオールブラックス大好物、思う壺だ。


勝負どころで勢いを掴みながら接戦を切り抜けてきたアルゼンチンが、ここでも我慢比べに勝って巨星を飲み込むのか、それとも黒衣の最強軍団死神となって挑戦者の息の根を止めるのか。


小雨降るスタット・ド・フランセに響く両国国歌斉唱につづき、オールブラックスがカパオパンゴを披露し、アルゼンチンキックオフで試合が始まった。


前半

試合の入りはアルゼンチンにとって悪くなかった。

キックオフ直後から身体をあてて敵陣深くに侵入、開始3分PKを獲得し、先制のゴールで3点を獲得した。

アルゼンチン 3 - 0ニュージーランド


両チーム、キックを蹴りあげて激しく序盤のペースを争う中で、アルゼンチンハイボール処理もよく、自分達の攻めにつなげられている。

対するオールブラックスモールなどをつかった硬い攻めを見せ、手元を落ち着かせてから着実に攻める。

するとニュージーランドセットプレーから再びのモールペナルティを獲得。

ゴールライン上の攻防から外でまつでウィルジョーダンボール渡りゴールライン右に飛び込むトライ

アルゼンチン 3 - 7ニュージーランド


アルゼンチン連続攻撃は悪くない。

しかオールブラックスは硬い守備から切り返す。

先ほどトライを決めたウィルジョーダンから今度はジョーディ・バレットにつないで、またもゴール右にトライ

アルゼンチン 3 -12ニュージーランド


キックオフからの攻めを2本失ってスコアされているアルゼンチン

20分までに3回22mまで侵入できているが、その度にオールブラックスディフェンスボールを失っている。

ノックオンというわけではなく、ジャッカルで引き抜かれてなので、アルゼンチンとしては全力を出せているのに黒い壁を抜けない。


ゲーム風景としては双方が入ったボールキープして展開して、手元のエラーも少ないので、ボールインプレーが長い試合となっている。

29分にやっとファーストスクラムとなり、アルゼンチンPKを獲得。

ショットアルゼンチン 6 -12ニュージーランド


いかけるアルゼンチンが苦労して点差を積めるが、オールブラックスはすぐにPGで取り返す

そして終了間際、今度はオールブラックスボールスクラムからミスなく攻め込んで、41分にトライ

アルゼンチン 6 -20ニュージーランド


双方がボールを持った時に、保持して攻め込んでいく。

アルゼンチンとしては、攻めが良くつながっているし、手元のミスもない。

しかし、ゴールライン直前まで迫ったところでオールブラックス守備に捕まってしまう。

結果として、似たようなカードを出し合っているのに、スコアは開いている。

自責ミスでチャンスを失っているわけではないので、力負けと言っていい状況で、アルゼンチンとしては修正が難しく見える。


2トライ2コンバージョンの差を埋めるため、アルゼンチンは後半にどうやって流れを掴みにかかるのだろうか。


後半

後半の入りは前半と打って変わってアルゼンチンにとって不幸なものだった。

オールブラックスアルゼンチンキックオフ処理のエラーにつけ込み、わずか2分でトライを奪う。

この失点後、アルゼンチンキックオフの有利状況なので攻めたいのだが、ハイパンを蹴り合って、結果はオールブラックスボールが渡ってしまう。

ここでニュージーランドが攻め切って追加のトライ

アルゼンチン6 - 34ニュージーランド


後半開始直後のトライ事故みたいなものだが、このトライアルゼンチンにとっては厳しい。

前半最後の繋ぐラグビーから一転、ハイパントで崩しを狙った攻めをしたところで、ボールオールブラックスに渡ってしまい、攻め切られる。

相手の有利な形に飛び込んで取られていているのは悪いシナリオだ。

ボールを上げるのでスクラムも多くなっているが、このスクラムでも負けていて、黒衣の戦士はどんどん自陣に入り込んでくる。


守勢一方のアルゼンチン対して、オールブラックスは55分に選手を大幅に入れ替える。

交代で入るのはフロントロー3人と、ダミアン・マッケンジートライも取れる俊足SHフィンレー・クリスティ

タイミングとしてはかなり早いが、点差があるので、余裕をもって体力のあるメンバーを投入できる。


攻めのチャンスがあっても前半のように敵陣に侵入できないアルゼンチン

ボールオールブラックスのものとなり、61分に、ウィルジョーダンが2つめのトライ

アルゼンチン6 - 39ニュージーランド


65分はまだ時間があるが、33点のビハインドはあまりに重い。

15分で5トライを奪うのはどんなチームでも非現実的だろう。

どこでここまでの差がついたのだろうか?

ゲームは終盤に向かいアルゼンチンほとんど深く攻め込めない中で、74分にもウィルジョーダンラインブレイクしてハットトリックとなるトライ


後半に入って全くスコアできないまま、時計は80分を過ぎた。

一矢報いたいアルゼンチン、自陣深くのスクラムから最後の攻めもオールブラックス守備突破できず、試合終了。

最終スコア

アルゼンチン6 - 44ニュージーランド


テリトリー

アルゼンチン45% - 55%ニュージーランド


支配

アルゼンチン44% - 56%ニュージーランド


スタッツの示すこの数字オールブラックスボールを持たなくても勝てるチームだが、今日ボールを保持して戦い、アルゼンチンを圧倒した。

ボールを蹴り上げる状況としては、繋いで前進できない末にボールと引き換えにエリア前進を取るか、攻撃が停滞する前に先制で崩すかなので、繋ぎ前進できた今日オールブラックスは蹴る必要がなかったとも見える。

ただ、これは想像なのだが、結果でそうなったというより、初めからアルゼンチン疲労を見越して高いエネルギーをつかうポゼッションラグビーを仕掛けたのではないだろうか。

直近の対戦成績で2勝を挙げていたアルゼンチンは、勝てるチームを作り上げてきたが、ここに来たときにはにすでに満身創痍状態だった。


開始ホイッスル前の前段を書き終えたのは前日で、双方がどういうチームか知っている人にとってこの辺りの予測はおそらく特別ものではない。

その流れにおおむね沿う「驚きのない試合」になったのは、オールブラックスが圧巻の強さを見せたということだろう。

まり一方的試合となったので、母国では批判も起きるかもしれないが、ここまで死線の際で戦い続けてベスト4まで駆け上がったアルゼンチンは、前評判に相応の結果を残したと言っていいと思う。


これで決勝に進出するチームの1つが決まった。

準決勝のもう1試合は、前回日本大回の決勝カードイングランド南アフリカ

このW杯最後試合ラグビー界の黒衣の神と対戦するのは、白か、緑か。

あと2試合で、4年に及ぶ長い長い戦いの覇者が決まる。


anond:20231015170047

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2023-10-15

ラグビーW杯2023 10月15日ベスト8 アルゼンチン vs ウェールズ

これが最後W杯になるかもしれないリーチマイケルが、日本の最終試合後に代表ジャージのまま夜の街に出て、カフェファンとの交流を楽しんだ夜から1週間。

2023年大会は、フランスの地でに残った8チームによる決勝トーナメントが始まった。

おはようございますこんにちは、こんばんは。

レビュー増田です。

ノックアウトステージ最初試合は、プールC1位・ウェールズプールD2位・アルゼンチンの対戦となった。


イギリス連邦とはいえ日本ではあまり馴染みがないウェールズはどういうチームなのかというと、硬い守備ベースに、獲得したペナルティーからセットプレーであったり、ハイパント守備を崩してからシンプルボールを順目に送り、ランナーが個々のスキルディフェンスを振り切ってトライを狙うチームだ。

もう一つの得点源が、SOダン・ビガーの正確無比なキック

正確な上に射程距離が長いので、ハーフウェーライン前後ペナルティを獲得しても3点を狙える。

時間ボールを持つチームではなく、ポゼッション相手に取られることが多いが、一瞬の切り返しで点を取る。

予選プールでも相手に攻めさせてからの一撃必殺の切り返しで対戦相手を沈めてきた。


得点源のバックスベテラン揃いで、ダン・ビガー、SHガレス・デービスCTBジョージ・ノース、WTBジョシュアダムス、FBリアム・ウィリアムズの前W杯出場組の合計キャップ数が420を超える。

もう3回もW杯に出ているダン・ビガーは今大会での代表引退を表明しており、この大会にかける気持ちは強いだろう。

注目の若手の14番ルイスリーズ=ザミットもベテランに負けじと予選プールトライを量産した。


対するアルゼンチンHOフリアン・モントーヤLOギド・ペティトマスラバニーニなどFWに地キャップ数80を超えるベテランを揃えるが、攻撃の指揮を取るサンティアゴカレーラスキャップ数34の25歳、日本戦で3トライを決めたマテオ・カレーラスキャップ1023歳の新鋭。

リザーブキャップ数97のSOニコラス・サンチェスキャップ100のアグスティン・クレービー(38歳!)も控えており、若手をベテランが支える。


ボールをつないで走るラグビー代表といえるオーストラリアを前大会まで指揮していたマイケル・チェイカをHCに迎えて、今大会でも強力なフィジカル突破力と左右への展開力で戦ってきた。

戦い方をアップグレードしている最中のチームで、大会前にテストマッチニュージーランドを破ったりもしているが、今大会に入ってからボールを持ちすぎて攻めが停滞する場面があったり、ハンドリングエラーが多く、調子に波があるのが気掛かりだ。


アルゼンチンセットプレーを渡したくないし、ダン・ビガーにキックも蹴らせたくない。

ウェールズアルゼンチンを波に乗らせたくない。

日本ファンとしては、日本を破って進出を決めたアルゼンチンの戦いぶりも気になるところだろう。

どちらがペースを握って自分達の形でゲームを進めることができるだろうか。


スタジアムはスタット・ドゥ・マルセイユ

試合に先立って紛争が激化しているイスラエルパレスチナの人々に対する黙祷に続いて、両国国歌斉唱斉唱され、ウェールズキックオフで試合がはじまった。


前半

開幕直後、ダンビガーのキックから前進するウェールズアルゼンチンは自陣に押し込まれる。

ゲームの入りはウェールズのペースだが、コンテストキックの処理からボールを獲得したアルゼンチン守備良くウェールズに勝るポイントである連続の展開でフォワードフィジカルをぶつける。


ボールを持って地面を縦横に走るアルゼンチンに対して、ウェーズルはガレス・デービスダン・ビガーが垂直に蹴ってからシンプルに順目に送ってまっすぐ走る。


コンテストキックを蹴るのは再獲得にも相手の取られての守備にも自信があるからで、パントの多いゲームでその後の処理をどちらがうまく進めるかが前半のポイントとなる。


序盤10分までのボールポゼッション77%のアルゼンチンだが、キックから押し込んでくるウェールズに対して、なかなか相手陣の深くに侵入できない。


すると、15分、ウェールズスクラムから必殺のセットプレーアルゼンチンディフェンスを崩し、ジョージ・ノース、ガレス・デービスと繋いで、ダンビガーがトライ

これぞウェールズ得点パターンというトライからコンバージョンも決まり

ウェールズ 7-0アルゼンチン

とする。


ここで、レフェリーヤコ・ペイパーさんがブレイクダウン周りの攻防に巻き込まれ脚を痛めるという珍しい展開になり、レフェリーの負傷交代という激しいフィジカルバトルを象徴するような場面となった。


先制のトライを許し、早く返したいアルゼンチンが地上の展開に持ち込もうとして攻めるが、ウェールズの硬い守備にあってのエラー攻撃も途切れてしまう。

そして突破できないうちに、ウェールズに切り返され反則、こうなるとウェールズのしたいラグビーだ。

ダン・ビガーの長距離砲で、ウェールズ10-0アルゼンチン


ウェールズのやっていることはほとんどワンパターンにも見えるのだが、アルゼンチンスコアリードされたまま、押し込まれて自陣を出ることができない。


序盤を完全に持っていかれているアルゼンチンスコアが内容ほど離れていないのはウェールズ最後の一手でのミスに助けられている。

なんとか前半のうちに少しでもスコアして、流れを変えたい。

ハーフタイムまで5分を切ってやっとそのチャンスが来る。

相手陣深く侵入してラインアウトからペナルティを獲得してショット選択

ウェールズ10-3アルゼンチン


この38分のスコアアルゼンチンに勢いと幸運を呼ぶことになる。

前半最後に追加でスコアしたいアルゼンチンが攻める中、タックル後のボール処理をめぐってジョシュアダムズがレイトタックルを犯し、掴み合いの末、ゴール正面でPGを獲得する。

ウェールズ10-6アルゼンチン


4点差なら1トライで逆転できるので、後半に望むプレッシャーが全く違う。

アルゼンチンは期待をもたせるスコアで前半を終えた。

この10分でアルゼンチンは流れを掴んだのか?

それともウェールズワンチャンスで終わらせるのか?


ここで前半のスタッツで気になる点がある。

ウェールズラインアウト成功率成功 2/5という数字

ここまで内容で支配しているなら、6点取られようが問題いくらい離せていてもおかしウェールズだが、重要得点源の一つがフルにいかせていない。

内容が良くても最後スコア勝敗を決する。

ウェールズはこの細部で顔を出す荒さが気がかりだ。


後半

アルゼンチンキックオフから始まった後半は前半の最後の流れがそそまま続いているように、アルゼンチン身体を当てて攻め込む。

22mに深く侵入してゴール直前でPGを獲得、ウェールズ10-6アルゼンチン とする。


さらに47分、自陣からPGアルゼンチンはついに逆転に成功

ウェールズ10-12アルゼンチン となる。


アルゼンチンウェールズミスにも助けられて前半ほど自陣に押し込められていない。

この35分から55分までの20分で、流れがアルゼンチンに行きかけてる中、ボールを上げてキックゲームに戻そうとするウェールズは56分、やっと巡ってきたセットプレーのチャンスに抜け出したトモスウィリアムズが乱れたアルゼンチンディフェンスをすり抜けて中央トライ

PGも決まってウェールズ17-12アルゼンチンとなる。


流れが変わりかている中、60分の5点差は全く安心できない数字だ。

前半がウェールズ、後半がアルゼンチン

ウェールズはなんとか逃げ切りたいが、ルイスリーズ=ザミットのミスキックアルゼンチンにチャンスを与えてしまう。


そしてそのミスキックで押し込まれ状態からアルゼンチンセットプレーを耐える展開となり、最終ラインをこじあけられてトライを許してしまう。

コンバージョンも決まってウェールズ17-19アルゼンチン


残り10分の2点差はPG1本でウェールズの逆転もある数字だが、前半とは景色がすっかり変わっている。

アルゼンチンは、先立って投入したクレービーにつづいてサンチェスも入って、キャップ数197のベテランでこのクロスゲームを制しにかかる。


逆転にかけるウェールズは、22歳のルイスリーズ=ザミットがゴールラインに迫るが、わず10cnmほど足らずにタッチラインを割る。

ここで決まれゲームウェールズのものだったが、76分、34歳のサンチェスウェールズパスを読み切ってインターセプト勝負をほぼ決めるトライ

ウェールズ17-26アルゼンチン


ウェールズ最後の攻めを断ち切ってとどめを刺したのも38歳のクレービーのジャッカルだった。

最終スコア

ウェールズ17-29アルゼンチン

最後PGを蹴ったのはサンチェスだった。


終盤に機会は双方に訪れたけれど、ウェールズの期待の俊英から溢れた幸運を、アルゼンチンベテランがしっかりと掴んだのは劇的だ。


ゲーム全体でみると、前半最後の勢いを活かせたアルゼンチンと、決めるべきところでミスをしたウェールズ明暗が分かれた。

ウェールズはもとからボールを持ちつづけるチームじゃないので、攻める時に絶対決めないといけない。

予選まではその脅威の決定力で勝ちを重ねたが、この試合の後半でエラーをたくさん出してしまった。


12年間、ウェールズのSOとしてチームを牽引し、ライオンズでも司令塔を勤めたダン・ビガーは、ここで最後W杯、そして国際レベルラグビーから去ることになる。

最後の旅を最高の結果で終えられなかったのは残念だろうが、その場に立った全ての人々が全力を尽くし、誰かはその真剣な望みが断ち切られることになる、それが勝負事の世界なのだ


これでアルゼンチン準決勝まで駒を進める。

相対するのは、これに続くゲームアイルランドを破ったニュージーランドだ。

アルゼンチンが優勝候補一角とも見なされるようになったのが、オールブラックスを破ってからだった。

ここにきて勢い勢いを取り戻しつつアルゼンチンは、その勢いで再び強豪を飲み込むことができだろうか。


2023W杯も残りの試合が少なくなってきた。

開幕戦から選手の入場を見守るウェブエリスカップ、その所有者は、あと5試合で決まる。


anond:20231009025044

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2023-10-09

ラグビーW杯2023 10月8日第4週 日本 vsアルゼンチン レビュー

ラグビーW杯2023フランス大会が始まって早1ヶ月。

秋も深い10月の第1週に、日本は予選突破をかけて南米の強豪アルゼンチンと対戦する。

おはようございますこんにちは、こんばんは。

レビュー増田です。


予選リーグラウンドは今週が最終週だが、これまでにほとんどのプール突破の2チームが決定しているような状況で、まだ2位が確定していないプールCでも、勝ち点計算としては順位の変動がありうるが、実力差を勘案すればほとんど逆転はないという状況になっている。

そんな中、今日行われる日本 vsアルゼンチン勝敗帰趨予測しづらい一戦で、最終週の試合としてはもっとも注目度と緊張感の高い試合と言える。


アルゼンチンといえば、国際リーグスーパーラグビー代表クローンチームを送り込む手法で強化を図ったチームの草分け的存在であり、参戦チームのハグアレスは参加当初こそ南半球最強リーグで苦戦していたが、2020シーズンにはファイナル進出するほどに成長。

その手法が実を結び、代表世界の強豪の一角として定着した。


自分が見るアルゼンチンボールを持った時の選択肢サモアより豊富だ。

ランもあるしエリアを取るキックもあるしアタッキングキックもある。

日本としては、ボールを持たれたら裏へのキックリスク承知で早いディフェンスアタックを潰して切り返すより攻めに転じる機会が無いように思う。


前進から始められるので原則として有利な自ボールキックオフ時でも一筋縄では行かなそうだ。

キックオフからボールの保持をやりとりして、相手陣まで入っての自ボールセットプレーまで落ち着けられたらしめたものだけど、そこにたどり着くまでに手前に蹴っても奥に蹴ってもアルゼンチンコンテストキックカウンターのランを仕掛けてきそうだ。


「この攻め方がハマれば相手を封じられる」というような戦略が立てづらく、常にリスクをとってチャンスを掴みに行かないといけない。


日本代表は今大会キック主体とした戦術試合を組み立てている。

日本が蹴るキックオールファン批判が多いが、現代ラグビーではディフェンスが整備されていて、突破きっかけを見出せないままボールをもってフェイズを重ねすぎても、相手からプレッシャーを受けてボールを失うリスクが高くなる。

なので自分キック戦術批判的ではない。

とはいえアルゼンチンとしては日本キックからカウンターを狙っていることだろう。


日本代表はPL稲垣が侍の生死をかける抜刀にこの一戦を例えたが、まさに緊張感を表したような発言だと思う。


日本はこの一戦でどう言った戦術をとるのだろうか。


ところで全くの余談だが、アルゼンチンのHCを務めるマイケル・チェイカ氏がファッションビジネス大成功を収めたビジネスマンであることは国際ラグビーファンの間では有名な話で、このことについて、チェイカ氏は「お金のことを考えずに意欲だけで仕事ができるのが自分の強みだ」とコメントしている。

なんとなく余裕を感じないでもない発言だが、南米の強豪の代表監督ともなれば、成果が振るわなかった時の批判想像を絶するものであろうことを思うと、お金心配どころではないもっとヤバめの心配別にあるのかもしれない。

とはいえ生活資金で追い詰められる心配をすることなく、名誉と使命感と情熱だけで勝敗が全てを決する世界に臨めるのは、職業人として羨ましい限りである


選手たちもまた、激しい衝突を恐れることなく、その腕の中に使命をしっかりと握りしめて戦う。

国歌斉唱では姫野は涙を流し、アルゼンチン選手は周囲の気温が上がるような闘志を発している。

情熱的な空気の中、アルゼンチンキックオフで試合は始まった。

前半

アルゼンチンは自ボールキックオフから松田の返しのキックを蹴らせて、日本陣内のラインアウト獲得でリスタート

この冒頭にとった非常に有利な展開で、日本は一度攻めをストップさせたものの、モールを組まれて崩された後に、抜けだしたサンティアゴチョコレスに2分で先制トライを許してしまった。

日本 0-7アルゼンチン


日本キックオフでのリスタート、蹴らせたキックラインアウトを獲得したのはアルゼンチンと同じ展開だったが、ここでのラインアウト日本FWは確保できず、アルゼンチンボールとなってしまった。

攻撃のチャンスはそう簡単にこないので最大限に活かしたいが、ラインアウト日本代表W杯に入っても修正が間に合わなかったポイントで、貴重な機会が安定していないのが痛い。


この展開で日本は22m付近まで侵入を許した位置スクラムになったが、こちらは素晴らしいスクラムとなり、組み勝った日本PKで陣地を挽回した。

スクラムは結果によってラインアウトにつながる可能性がある重要セットプレーなので、優位性が見えるのは大きい。


再び攻め込んでくるアルゼンチンに対し、日本は粘り強くディフェンスをする。

何度かお互いに小さな反則を獲得しながら、日本齊藤スペシャルプレー、背面に向いてのハイパントから敵陣深く侵入し、トライ目前まで迫るがノックオントライならず。

引き続き、ボールを回して攻める。

日本としては、できるだけ長く相手陣でプレーしたい。


14分にアルゼンチンボールスクラムから日本切り返しリーチラインブレイク、このボールを繋いだロックのファカタバがまさかチップキックキャッチから快走をみせトライ

日本 7-7アルゼンチン


アルゼンチンとしてはすぐさまキックオフからやり返したいが、せっかくの有利なシチュエーションノックオン

また、エリアをとりにきたキックミスになり、日本攻撃継続させてしまう。


前半20分というのはここでどちらが取るかで、中盤までの試合の流れが大きく動く時間帯だ。

22分、日本ディフェンスピーター”ラピース”ラブスカフニの頭が当たってしまい、イエローカードとなる。

このペナルティアルゼンチンPG選択

日本に攻められ続けて乗り切れなかったので、まずスコアを狙うのは良い判断のように思えたが、これをボフェリが外してしまう。

さらに脚を痛めたFLマテーラが負傷で交代。

アルゼンチン歯車がずれたような感じで、リズムを掴み切れなくなってきた。


相手調子を出せない間に畳み掛けたい日本だが、攻撃の中で蹴ったキックがクレメルのチャージあいボールを取り返したアルゼンチンに一気にゴールラインを越えられた。

29分日本 7-12アルゼンチン

アルゼンチンはボフェリのキックが当たっていないので、コンバージョンで突き放し切れない。

日本が1人少ないのは絶好の得点チャンスなのに、5点しか取れないというのはアルゼンチンとしては納得できない結果だが、ラピースが帰ってくる直前にやっとボフェリのPGがきまり、苦労しながら1トライ差以上に突き放す8点差とした

日本 7-15アルゼンチン


それでも均衡は簡単に崩れない。

日本はライリーフィフィタと繋いだボール齊藤が受け、これこそが彼のアビリティといえるフォローランで前半も残り少ない37分にトライ

日本 14-15アルゼンチン とし、決定的な優位を見せられないアルゼンチン日本が食らいつく形で前半が終了した


前半のスタッツ

キャリーメートル

日本 235m - 272mアルゼンチン


キックゲイン

日本 308m - 306mアルゼンチン


テリトリー

日本 46% - 54%アルゼンチン


日本はこの一戦でもキックを使っているもの今までの3戦と比較するとやや少なく、ランで前進できている。

逆に数字が似通っているアルゼンチンボールを持っての攻めがディフェンスに捕まったりミスで停滞している印象を受け、結果日本攻撃時間が長くなっている。


ハイボ、ラインアウトで機会が取れない日本と、単調な攻撃ミスで決定機を掴めないアルゼンチン

どちらがより上手に修正して後半を自分達の形にできるのだろうか。


後半

日本キックオフで後半のスタート

ほとんど点差がない中でなんとか後半最初得点相手プレッシャーをかけたい。

長い攻防でお互いスコアできない時間帯が続くが、アルゼンチン試合冒頭で優位性を見せたものの、使っていなかったモール日本を押し込み、45分にトライ


自分達の強みに立ち戻ろうとするようなプレーで、単なる7点以上に大きな影響を感じさせるものだった。

ハーフタイム修正が入ったのかもしれない。

日本 14-22アルゼンチン


離されたくない日本は49分にアルゼンチンキックミスで深く侵入しての松田ショットで追い縋り、日本17-22アルゼンチン

国際映像2度目の登場となるラグビー芸人しんやガッツポーズフランスからシーソーゲームの熱気を伝える。


後半に入ってからも、アルゼンチンボールを持ってのランでなかなか前進できない。

日本ディフェンスがいいのか、アルゼンチンがまだ自分達の強みを発見しきれてないのか、どうも両方のように見える。


アルゼンチンが未だ調子を掴み切れない中、56分にはレメキが意表をつくドロップゴールを決め、日本20-22アルゼンチン勝敗帰趨がまだ全く見えてこない。


しかし、ここでアルゼンチンキックオフは、キャッチ時に正面の日光が目に入った姫野がノックオン

22mセンター、絶好の位置で獲得したスクラムから、59分にアルゼンチンがチャンスを生かしてトライ

日本20-29アルゼンチン


60分は非常に重要時間帯だ、ここでどちらが加点できるかで試合が終わるか、終盤までもつれるか決まる。

少しでも点差を詰めたい状況で日本ペナルティキックを獲得する。

3点でもあとワントライで逆転までの点差内にとらえるが、トライを狙いに行く日本

このリスクをとった選択があたり、65分にタップキックから攻撃で交代出場のナイカブラがゴール右隅に飛び込んでトライ

松田が脅威の正確性で難しい角度のコンバージョンキックも決めて、日本 27-29アルゼンチン


残り時間は15分、こんな時間になってまでまだ勝敗が朧げにも見えてこないのは全く驚きだ。

日本は追いつきたいし、アルゼンチンは突き放したい。

ここでアルゼンチンキックオフから今まで結果としてつながっていなかったランでの崩しがついに成功し、トライ

日本 27-36アルゼンチン


70分をすぎても終盤まで続くペース争い、80分がすぎてもボールがつながっている間はプレーが続くラグビーにあって、9点差は未だ逆転の可能性がある点数だ。

しかし残り時間が刻々とすぎていく中で、点差の意味が徐々に変わっていく。

最後可能性にかける日本

しか勝利を確実にしたいアルゼンチンが75分についにPGを獲得、1トライ1ゴール1PGでも追いつけない12点差をつけることに成功した。


78分、2分で2トライというほとんど不可能にも見える可能性をまだ捨てず、相手陣深く侵入する日本

ここでトライできるかどうかは勝利への最後のチャンスと言っていいが、無情にもアルゼンチンがこのボールを取り返す。

80分、アルゼンチンボールを蹴り出して試合終了。

日本 27-39アルゼンチン

張り詰めた80分の末、勝利は青と白のジャージ選手たちが掴んだ。


試合後、SNSタイムラインには「やはりアルゼンチンは強かった、差があった」という感想が踊った。

かにアルゼンチン圧力は強く、点差も1トライ以上離されたが、では内容までアルゼンチンが圧倒していたかというと、実態全然違う。

日本代表の戦いぶりは素晴らしく、アルゼンチンは終盤までペースを掴めていなかった。

最後の瞬間まで日本勝利可能性を追い、アルゼンチンが突き放すために死力を尽くすという、見る側にまで強度を要求するようなゲームだった。


試合の細かい点をふりかえると、アルゼンチン試合冒頭ではモールの優位性を見せた割に、前半をランの単調な攻めに固執してペースを掴み損ねていたものの、後半になってから思い出したようにモールパントを織り交ぜた攻めを見せてきて、そこから日本は失点した。

不調時にあって見事な修正力が効いた形になったように思う。

これが底力というものなのだろう。


日本としてはラインアウトが悪かったのは、試合支配できなかった大きな要因だと思う。

数字上では8/9で1本しか失っていないが、プレッシャーさらされクリーンに攻めにつなげられた機会は少なかった。

この点はW杯前に完成度の粗が指摘されていた面でもあり、予選の最終盤でそれが結果として跳ね返ってきてしまった。

同じく心配されていたスクラム完璧に近い形で修正成功していただけに悔まれポイントだった。


8年前、日本代表世界最強のチームの一つである南アフリカを破って、日本中、ラグビーファン以外にまで広がるインパクトを届けた。

4年前には自国開催W杯欧州の強豪を次々と破って史上初となる予選リーグ突破を成し遂げた。


それでも自分はまだ日本代表の実力を信じきれていなかった。

一時のピークなのではないか自国開催が実力以上のパフォーマンスを出させたのではないか


大会は強化への道のりも平坦ではなく、遠いフランスへの遠征地の利もない。

3敗、4敗があったとしても不思議ではないとさえ感じていた。


しかし、初出場の勇敢なチリを降し、前評判の高かったサモアプランが見えるような試合で封じ込めた。

負けた対イングランドアルゼンチン戦でも、流れに入っていけず一蹴されたような試合ではなく、むしろ少し違っていれば勝てるかもしれないというような見事な内容だった。


礎を作ったエディー・ジョーンズと今回で勇退するジェイミー・ジョセフは、日本を真に強いチームに押し上げた。

そして、日本代表選手たちは強豪国の選手というのにふさわしい戦いぶりを見せてくれた。

すばらしい1ヶ月、そして10年以上にも及ぶ戦いだった。


これで日本代表2023年W杯は終わり、大会を去ることになる。

日本中を巻き込むようなインパクトの再来がならずとなったのは残念だ。

でも、今大会日本が見せてくれたたしかな軌跡は、4年後にも確実につながっていくことになるだろうと思う。


4年前、南アフリカに敗れて流は泣き、今日アルゼンチンに敗れて松田が泣いた。

また4年後涙が流れるかもしれない、でもその涙が、次の日本代表戦士の喜びの涙となると、僕は信じている。


anond:20230930035211

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2023-09-10

ラグビーW杯2023 9月10日プール第1週 日本 vsチリ レビュー

9月9日開催国フランスニュージーランドの対戦で幕を開けた2023年ラグビーワールドカップ

今日日本代表の初戦となる。


おはようございますこんにちは、こんばんは、レビュー増田です。

みんなとまたラグビーW杯を観られて嬉しいです。

いろいろなことが大きく変わった今回のW杯、変わった点なども含めて、試合レビューしたいと思います


日本所属しているプールDには、もちろん世界で強豪とされるチームが所属しているものの、直近の戦績でランキング上位国が不調だったり、ティア2国の激しい追い上げなどで、突破チームどこになるかというのは予想が難しい。


そんな中で、突破本命と目される2チーム、イングランドアルゼンチンが今朝対戦し、不調に喘いでいたイングランドが9本のキックアルゼンチンを沈めて初戦を飾った。

この戦いでは勝ったイングランドも負けたアルゼンチン勝ち点ボーナスポイントを獲得することができず、強豪2国が他3国に対して最大のアドバンテージは得られない初戦となった。


日本としてはここでチリに勝った上で、4トライ以上取ることができれば、混戦が予測されるプールDに勝ち点5で頭ひとつ抜け出だしたスタートを切ることとなる。

計算上は、そういうことだし、もちろん、まずは取れる最大の結果を目指さなければギリギリ突破さえもおぼつかない、勝負ってそういうものだ。

しかし、そんなに簡単にいくものだろうか・・・


対戦相手チリは、情報が少なく、正直にいうと自分はどれほどのポテンシャルを秘めているかからない。

ただ、W杯に出るチームに簡単相手はいないし、プールDの最後の枠を争うプレーオフで、W杯常連カナダと成長著しいアメリカに得失点で競り勝って出場の椅子を射止めたことは注目しないといけない。

さら情報が少ないというのも勝負において大きなマイナスだ。

2015年大会で、日本南アフリカを破るなんて誰が想像した?


そして対する我らが日本はというと、コロナによる強化の遅れなどにより、4年前から戦力の上積みができているのかというと心許ないところがある。

完成度の荒さを象徴するのが「組んだ回数が強さに直結する」などと言われるスクラムで、直近のテストマッチをみると安定していない。

そのうえ、出場停止のラブスカフニと、コンディション不良の姫野というFW看板2枚を欠いている。

勝ち点5が浮ついた話に聞こえるほど視界不良の船出という感じだ。


1ヶ月に及ぶ予選を突破するため、日本アウェー開催のW杯初戦に、プレッシャーを跳ね除けて勝つだけでなく、少しでもチームの完成度を高め、可能であればうっすら見えるボーナスポイント獲得も視野に入れなくてはならない。

果たして日本は満足できる形で初戦を飾ることができるだろうか。


前半

アカペラ国歌斉唱ののち、トゥルーズ現地時間13:00、チリキックオフで試合が始まった。


コイントスで勝ったチームは勢いをつけるため、ボールを取るのが最近の主流だけど、日本太陽の向きを考え光を背にできるエリアをとった。この選択はどうでるか?

キックオフはエリアを大きく前進できるので、有利になることが多い。

前後半の初めに交代と、点を取られた側がキックオフ権があるので、お互いが機会を最大に活かした場合、交互に有利な状況が巡ってくることになり、他方、一方が相手有利のフェイズを抑え込めればその回数分、勝利を引き寄せることができる。

チリ最初キックオフ後の攻防を制することができなかった日本は6:00にトライを献上してしまった。

直後にその失点後のキックオフでヴァカタワのトライ切り返したが、この取って取られての螺旋はどこかで抜け出さないといけない。


均衡は興味深い、そしてチリにとって不幸な形で崩れた。

具智元の膝にタックルしたチリPRティアスがレイトタックルと見做されイエローカードで一時退出、さら新ルール、8分の審査レッドカード適用もありうるバンカー審査となる。

その後、これも新ルール松島の50:22タッチキック日本が陣地を大きく前進勝ち越しトライを挙げると、勢いに乗る日本攻撃チリは再びバンカー審査つきのイエローカード

日本は1トライを重ねて21-7で前半を折り返した。


展望エントリでも紹介した50:22のタッチキックは、ハーフウェイラインより自陣側で蹴った上で相手22mを越えてワンバウンドで出た正当なキックは、蹴った側のラインアウトで再開されるというもので、大なチャンスメイクができる反面、長距離キック力とそのレベルでの正確性が求められる難しい技術で、日本にはやや不利に働くと思ったが、まさかの大舞台松島が蹴ってきた。

新ルールも絡め前半だけで3トライボーナスポイント獲得した上での勝利にむけて視界が晴れてきた日本に対して、攻めやすい機会を2度逸失し、その上1人を欠いての相手キックオフで後半を迎えることとなったチリ

日本はこの差をさらに大きくできるか、それともチリがまずい状況を跳ね返してくるのか。


後半

時間経過とともに太陽は頂点近くにのぼり、選手の影が短くなる。

後半の太陽はどちらの敵でもなくなった。


キックオフから有利にスタートできる後半で、日本が今度はイエローカードで1人を欠いた上でトライを献上してチャンスを1つ逃すが、ここでまた新ルールが登場、今回からプレースキック時間厳格化され、クロック時間内でショットコンバージョンも蹴らなくてはいけない。

時間ギリギリに蹴ったチリコンバージョンはそれ、不利を跳ね返しかけたチリは2点を上積みできる機会を最大限に生かすことができなかった。


キックオフからあっとう間にリーチトライで取り返し、コンバージョンも取る日本、差はジリジリと開いていく。

自分不安視していた日本スクラムは安定しているし、直前までのテストマッチで以前よりはっきりと改善が見られていた日本ラインアウトも付け入るスキをチリに与えない。


初出場のチリは堂々たるパフォーマンスだ。

かつて「60分までは戦える」と言われていた日本に対し、65分で彼らの脚は動いている。

しかし70分、前を行く日本がついに見えなくなった。

日本に5本目のトライを献上すると、試合最終盤にも日本の新星、ワーナーディアンズにラインをこじ開けられた。

日本 42 -チリ12


日本試合終了までにとったトライは6本。

初戦に突きつけられた難しい課題に、新ルール太陽の助けを借りて満点の回答を返し、日本勝ち点5でプールDの暫定トップに踊りでた。


素晴らしいアタックで迫り来るチリを退けた日本、次週はプール突破本命イングランドと対戦する。

司令塔オーウェンファレルを欠き、さらレッドカードFLトム・カリーさえ出場できなくなったイングランドはこの情報だけを見れば不利のようだ。

しかし、朝のゲームを見たみんなはそうは思えないのかもしれない。

自分だってそうだ、まさかSOジョージフォードが3本ものドロップゴールを放ち、その脚から得点だけで強豪アルゼンチン試合から蹴り出してしまうとは!

日本は後ろに必殺の飛び道具がチラつくを白い壁を越えて、グループリーグ突破さら勝ち点を上積みできるだろうか。

プールD、第二戦は日本時間9月18日の4:00にキックオフだ。


anond:20230909051354

Permalink |記事への反応(3) | 22:38

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2023-07-08

anond:20230708203259

スタートアップから、ではないと思う。逆にどんな時期、業種、規模の会社でも嘘をつく体質のところはある。

実績数、ユーザー数、レビュー内容、社員の姿なんかが嘘が多いね。ひどいところだとサポートしてる顧客の実績を盛ったりする。サクラコンバージョンさせるとか。

見抜くのは正直難しいな。上場してる会社ならしてない会社よりマシとは思う。

嘘をつく会社が他にもあるとはいえ増田のやってる仕事は長く続けるべきじゃないと思うよ。増田のせいにされてんじゃん。早いところ逃げた方がいい。先に労務相談に行って、相談実績を作ることを強く推奨する。やり取りの記録も手元にコピーしておいた方がいい。口頭のやり取りしかなくても、可能な限り思い出して時期と合わせてメモしておくんだ(リアルタイムに記録できればベスト)。

真っ当な仕事がしたいよな。分かるよ。がんばれ。

Permalink |記事への反応(0) | 20:48

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2023-06-12

グロースハックで考える少子化対策

成約率の考え方あるじゃん

コンバージョンの話でもいいし

 

ECサイトで言えば

約数流入数×ログイン率×カート商品を入れた人の割合×お金を払った人の割合

みたいな

 

そういう、Aをした人の中のBをした人の中のCをした人が最終的なお客さん

みたいな考え方をよくするんだけど

 

実は子供を産む流れも似てるんだよね

 

異性と知り合う数 × デートに至る割合 × 付き合う割合 × 結婚する割合 × 子供を産む割合

みたいな

 

本当はこれらのそれぞれの率がどうなってるか調査して

それぞれの率を上げる施策をやるべきなんだけど

今は全然出来てないよね

から今の少子化対策見てると、仕事でよく見かける失敗が目に見えてるサービスを見たとき気持ちになるんだよね

Permalink |記事への反応(0) | 12:47

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