
はてなキーワード:クローンの攻撃とは
興行収入の話で、ハリウッドの大きな節目は9.11だったと思っていて、ちょっと確認してみた。
当時の印象だと、事件の直後は様々な映画の公開が延期されたりキャンセルされたりして、その後数年は戦争・アクション物に偏重し、結果としてハリウッド映画の定番ジャンルの一角だったラブロマンス・コメディ映画が激減していったというイメージ。
ほかにも大作指向のような業界動向や様々な社会情勢も影響していたとは思うけど、やはり9.11が一つのターニングポイントだったと思う。日本での洋画ヒットが減っていった遠因のひとつもこのあたりにあるのではないか?
以下のリストはChatGPT調べ。
以下のリストは、主にBox OfficeMojo 等のデータ(全米興行収入・未調整値)をもとにした、
「アメリカ(北米)国内での年間興行収入ランキングトップ20」
参考・補足
いずれも北米(アメリカ&カナダ)での累計興行収入 を概算で示しています。
順位や金額は、後年の再上映や細かな集計の修正によって若干入れ替わることがあります。
上記はあくまで「製作年」ではなく「北米公開年」を基準とし、その年に公開された作品の最終的な国内興行収入をもとにしたランキングです(年をまたいで興収を伸ばした作品も含みます)。
| 1984年 | ターミネーター | -- |
| 1991年 | ターミネーター2 | 7年 |
| 2003年 | ターミネーター3 | 12年 |
| 2009年 | ターミネーター4 | 6年 |
| 2015年 | ターミネーター/ジェニシス | 6年 |
| 2019年 | ターミネーター/ニュー・フェイト | 4年 |
| 2001年 | ワイルド・スピード | -- |
| 2003年 | ワイルド・スピードX2 | 2年 |
| 2006年 | ワイルド・スピードX3 | 3年 |
| 2009年 | ワイルド・スピードMAX | 3年 |
| 2011年 | ワイルド・スピードMEGA MAX | 2年 |
| 2013年 | ワイルド・スピードEUROMISSION | 2年 |
| 2015年 | ワイルド・スピードSKYMISSION | 2年 |
| 2017年 | ワイルド・スピードICE BREAK | 2年 |
| 2019年 | ワイルド・スピード/スーパーコンボ | 2年 |
| 1999年 | FLAME VEIN | -- |
| 2000年 | THE LIVING DEAD | 1年 |
| 2002年 | jupiter | 2年 |
| 2004年 | ユグドラシル | 2年 |
| 2007年 | orbital period | 3年 |
| 2010年 | COSMONAUT | 3年 |
| 2014年 | RAY | 4年 |
| 2016年 | Butterflies | 2年 |
| 2019年 | auroraarc | 3年 |
| 2015年 | ラブとピースは君の中 | -- |
| 2016年 | MAN IN THEMIRROR | 1年 |
| 2017年 | レポート | 1年 |
| 2018年 | エスカパレード | 1年 |
| 2019年 | Traveler | 1年 |
別に遅くなってない。
「好きな音楽のジャンルは?」と聞かれたら「サントラです」と答えられるくらいにサントラが好きだし、「好きな映画は?」と聞かれたら「スターウォーズ」と答えるくらいスターウォーズも好きだ。
「スペースオペラ」と言われるだけあって、ジョン・ウィリアムズのサントラは素晴らしい。彼がいなければこれだけ長く愛される作品にならなかったと思う。
しかし、エピソード7と8のサントラには「う〜ん」と言わざるをえない。もちろん、レイやカイロレン、レジスタンス、オク=トーのモチーフは緻密に計算されているし、他の作曲家に同じものは作れないだろう。残念なのは、どちらも「耳に残る」曲がないのである。
これまでのスターウォーズには、それぞれのキャラクターのモチーフを活かしつつ、エピソードごとに神曲と言うべき曲が一つはあった。
個人的には、ファントム・メナスならDuel ofthe Fates,クローンの攻撃はAcrossthe Stars,シスの逆襲はBattle of theHeroes, 新たなる希望はエンディングのやつ,帝国の逆襲はThe ImperialMarch,ジェダイの帰還もFinaleを選ぶ。どれも映画のイメージを1曲で示している、「映画のための曲」である。Duel ofthe Fatesをアナキンとオビワンの戦いで流してもBattle of theHeroesほどの感動はないだろう。
7と8はどうだろうか。前述の通り、モチーフとしては耳に残るものがあるが、「曲」として残らない。7はさておき、8に関してはレイとカイロレンの共闘とか、ルークとのご対面とか名シーンが生まれているにも関わらず、そのBGMの印象が薄く、他と差別化されていないように思う。「7といえばこの曲!」というのがないんだよなぁ。
間違いなく、ジョン・ウィリアムズだからこそできることもあると思う。7でも8でもレイアやルーク、ヨーダ、ファルコンのテーマは非常に効果的に使われていて、本人でなければ成し得なかったであろう。特に、8のエンディングのキャリー・フィッシャーのクレジットに合わせてレイアのテーマを流すのには本当に感動してしまった。
しかし、やはり曲としてもう一声欲しい。ジョン・ウィリアムズが年でそんな体力が残っていないのかもしれないし、監督がルーカスでないからコミュニケーションが上手くいっていないのかもしれない。分からないが、ルーカスが一線を退いたからには、サントラも次の世代が作ってもいいのかなぁ、そんなことを思ってしまった。