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はてなキーワード:クリプキとは

2025-11-09

クワス算の議論がどうもソーカル事件並にあいまい無意味ものに感じるわけで、まずクワス算とそれに関してどのような問題が起こっているかというという主張を、その主張が証明可能になるように数理論理学言語形式的表現し直すべきものだと思うのだが、そのようなことをしている本がなかなか見つからなくて学びが深まらない。

クリプキ自体数学基礎論畑の人じゃないの?

dorawiiより

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Permalink |記事への反応(0) | 16:58

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2025-03-03

コリン・デクスターの初期の小説様相論理のようだ

《例えば七五年にイギリスデビューしたコリン・デクスターという作家がいて、クリプキ可能世界論みたいな議論をそのまま探偵小説にしてしまったような、不思議小説を書いているんですが、彼はクロスワードパズルのカギ作りの全英チャンピオンにもなった人で、アナグラムとか暗号にこだわる作家なんです。探偵役のモースという警部が不完全なデータをもとにあり得たかもしれない仮説をつぎつぎと繰り出して、読者を翻弄する。その推理ほとんど間違っているんですが、彼はまったく意に介さない。ある意味では、暗号を解読すること自体自己目的化して、事件真相に到達することは二の次になっている。デリダをもじっていうと、名探偵が「真理の配達人」ではなくなってしまったわけです。》(東浩紀「不過視なもの世界」、2000年朝日新聞社、p.142)

このように法月綸太郎は、コリン・デクスター可能世界論の議論をそのまま探偵小説にしたと言っているが、どういうことなのかGrok3に聞いてみた。プロンプトは「コリン・デクスターの初期の小説様相論理のようだ」というものである。以下はその引用であるLast Seen Wearingの邦題が『死者にかかってきた電話』になっていたりもするが(正しくは『ギドリントンから消えた娘』)、おおむね当たっているのではなかろうか。

コリン・デクスター(ColinDexter)の初期の小説が「様相論理(modallogic)」のようだという指摘、非常に面白い視点ですね。デクスターイギリスミステリー作家で、探偵モース(Inspector Morse)を主人公にしたシリーズで知られています。初期作品特にシリーズの出発点であるラストバス・トゥ・ウッドストック』(Last Bus to Woodstock, 1975)やその後の数作(例えば『死者にかかってきた電話Last Seen Wearing, 1976)を見ると、確かに様相論理的な要素が感じられるかもしれません。以下に、その観点から論じてみます

様相論理とは何か?

まず、様相論理簡単に整理すると、哲学論理学で「可能性」や「必然性」を扱う分野です。通常の命題論理(「真か偽か」)を超えて、「~である可能性がある」「~でなければならない」といった状況を分析する。例えば:

必然的にPが真である」(□P)

「Pが可能世界で真である」(◇P)

ミステリーにおける謎解きは、証拠や手がかりから「何が起こったのか」「何が起こり得たのか」を推理するプロセスなので、様相論理親和性があると言えます

デクスター初期作品様相論理的特徴

デクスターのモースシリーズ初期は、複雑なプロットと知的パズルが特徴で、様相論理的な思考プロットの骨組みに潜んでいるように見えます

1. 『ラストバス・トゥ・ウッドストック

概要オックスフォード近郊で若い女性が殺され、モースとルイス捜査複数容疑者状況証拠が絡み合い、誰が犯人かを特定する。

様相論理的要素物語では、殺人事件の「可能シナリオ」が次々と提示される。被害者最後バス停にいたという証言から、「彼女バスに乗った可能性」「誰かと会った可能性」「別の場所で殺された可能性」などが検討される。モースの推理は、証拠から必然的結論」(□P)を導くより、「可能世界」(◇P)を一つずつ排除していくプロセスに近い。たとえば、容疑者アリバイが「真である可能性」を検証しつつ、矛盾があれば「偽である必然性」を確定する。

印象 初期のモースは直感的で、論理よりもひらめきに頼るが、そのひらめき自体様相論理的な「可能性の探索」を反映している。

2. 『死者にかかってきた電話

概要学校の生徒が行方不明になり、モースが過去の手がかりから真相に迫る。

様相論理的要素 ここでも「過去に何が起こったのか」という可能的状況が積み重ねられる。モースは、生徒が「生きている可能性」「死んでいる可能性」を並行して考え、証拠電話の記録や目撃情報から必然的事実」を絞り込む。この過程は、様相論理の「可能世界」を縮小していく作業に似ている。特に複数解釈可能な手がかり(例えば、電話がかかってきた意味)を、状況に応じて再評価する点が顕著。

印象 初期のデクスター叙述トリックや単純な解決を避け、読者に「何が真実たり得るか」を考えさせる構造を作る。

なぜ様相論理的か?

曖昧さと多義性 初期のモース作品では、証拠が明確な結論をすぐには導かず、複数の「可能シナリオ」が併存する。アガサ・クリスティーのように「唯一の真相」がパズルのように組み上がるのではなく、モースの推理は「どの世界現実か」を探る旅のよう。

モースの知的スタイル モースはオックスフォード出身教養人であり、クロスワード古典文学を愛する。その思考は直線的というより、可能性を試し、矛盾排除する様相論理的なアプローチに近い。たとえば、証拠Aが「必然的にBを意味するか」を疑い、「Bが偽ならCが真か」と進む。

初期の未熟さと実験デクスター作家として手探りだった時期ゆえ、プロットが論理パズル的で、読者に「可能な解」を複数提示する傾向がある。これは後期の洗練されたストーリーテリング(例:The Remorseful Day, 1999)とは対照的

結論

デクスターの初期小説様相論理のようだという見立ては、モースの推理が「必然性」より「可能性」を軸に進む点で納得感があります特にラストバス・トゥ・ウッドストック』や『死者にかかってきた電話』では、手がかりから可能世界を構築し、それを検証排除するプロセスが顕著で、読者もその思考の旅に参加する感覚があります。ただし、後期になるとキャラクター心理ドラマ性が強まり様相論理的な色合いは薄れる傾向も。この指摘は、初期の知的実験性を見事に捉えた観察だと思いますどうでしょう、この解釈共感しますか?さらに深掘りしたい点があれば教えてください!

Permalink |記事への反応(0) | 10:05

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2024-02-16

anond:20240216150910

いうて基礎論ってクリプキみたいな懐疑論的な視点って考慮されてるか?

Permalink |記事への反応(0) | 15:13

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2023-04-29

たとえば

増田物理方程式を立てる。

その式には何の根拠もなく、増田自身根拠を持っていない。

しかしどこぞの誰かが実験して調べてみると、偶然にもその式が正しいと証明された。

そこで増田天才と称されるようになる。増田の式が正しかったのは偶然に過ぎないのに、だ。

「そんな馬鹿な」と思うかもしれないが、現実に間々ある出来事である

そして大半の人は、その偶然性を知らないまま過ごし増田天才だと認識するだろう。

そして忘れてはいけないのが、この話がアナロジーとしても機能するということ。

「どういうことかよく分からん」と思った人はウィトゲンシュタインクリプキの本を読め。

面白いから

Permalink |記事への反応(0) | 16:55

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2020-10-26

anond:20201025223337

ぶっちゃけクリプキさんに言わせれば、ある人間ゾンビで「ない」ことは証明できない。数学だけでなく、そもそも言語においても。

Permalink |記事への反応(0) | 08:23

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2020-08-03

ガールズバー(正確にはガールズバーではない)に初めて行った

某月某日、某所を歩いていたら「どうですかー」的な声をかけられた。20代くらいの女性であった。そういう店が並んでいる場所であった。

ガールズバーすか?」私は言った。

ガールズバーってゆうか、バーです。スタッフ女性が多いのでお話しながらお酒を飲める」うんぬんかんぬんと彼女は言った。

ボッタクリという現象を私は世界で一番恐れている。だって怖いじゃないですか。お金いっぱい取られるらしいし。

「ボッタクリじゃないっすよね?」私は言った。ボッタクリがボッタクリを自称することは人類歴史上一度もないが、一応訊いてしまうのだった。

「ボッタクリじゃないですよ。10年くらいここで営業しているので」うんぬんかんぬんと彼女は言った。

2時間後くらいに人と待ち合わせをしているのでそれまでの暇つぶしを考えていた。酒が飲みたかった。

「お姉さんかわいいっすね」私は言った。私は口下手で人見知りで普段殆ど喋らないのだが、こういう二度と会わないだろう人とは割と話すことができる。二度と会わないからと言って別にひどいことを言うわけではない。私は邪悪を憎んでいる。

「いやぁそんなことないですよぉ」うんぬんかんぬんと彼女は言った。

「お姉さんがお酒作ってくれるんすか?」と言うと「そうですそうです」と返ってきたので、私はお姉さんに連れられて店に入った。

 

ボッタクリ店がどういう店構え及び店内の様子をしているのか全くの無知であったが、ボッタクリではなさそうだと思った。シック雰囲気であった。店内には先客が1名。

案内されてカウンターに着席する。最近ウイスキーにドハマリしており、毎晩ハイボールをがぶ飲みしているのだが、目の前には多種多様ウイスキーの瓶がずらりと並んでいた。

A Static Lullabyというアメリカハードコアバンドボーカルインタビューで「俺はウイスキーブラック・サバスしか信じない」と言っていたのを思い出したので、信用できるお店だなと思った。

料金システム説明を丁寧に受けた。「こんなに丁寧に説明をしたのは初めてですよ」と呼び込みをしていた彼女は言った。

 

名前は知っているものの飲んだことのないウイスキーがずらりと並んでいたので心が躍った。

当該酒を「ハイボールで」と注文すると、「ハイボールないんですよ」と彼女は言った。

まじかよ。正気か。ハイボールがない飲み屋がこの世に存在するのか。ここはあの世なのか。

彼女は続けた。

ソーダ割ならあるんですよ。ハイボールって言うと一般的な感じじゃないですか。だからハイボールはないけどソーダ割ならあります

私は言語哲学迷宮に迷い込んだ。助けてクリプキ。「じゃあソーダ割で」とクリプキは言った。

 

お姉さんが作ってくれたソーダ割が来た。飲むと美味かった。巷で美味いと評判のウイスキーは本当に美味かった。

めっちゃ美味い。やっぱり作ってくれる人がいいと美味いっすね」私は言った。

これは私にとって汎用性べらぼうに高いキラーワードである。だいたい外さない。おそらく言われた方も悪い気はしない。

「いやいや、そうですか。お兄さん口うまいっすね」的なことを彼女笑顔で言った。おそらく「きも、なんだこいつ」とは思っていないだろう。

だが、「なんか今日クソキモい客来てぇ〜まじ勘弁だったんだけど4時間くらいいてさ〜、はぁ〜、まじキレそう、どっとつかれたわ」と帰ってから彼女が誰かにLINEを送ってないとは言い切れない。

「なんて呼べばいいですか?」と聞かれたので、「何でもいいっす」と私は言った。これはクソキモい返しだったなと反省している。

 

数十分ごとに話し相手をしてくれる女性が入れ替わるシステムらしく、違う女性が私の前に立った。ガールズバーはおそらく女性が刺激的な格好をしていると思われるが、この店は皆清廉潔白バーテンダーのような格好をしている。谷間が見えたりする格好をしてる人は一人もいない。その方が落ち着くのでよかった。だからこの店は正確にはガールズバーではない。

 

何がどうなってそうなったのか忘れたがアニメの話になった。あちらから振ってきたのだと思われる。

アニメ最近見始めたんですけど、なんかどんどんあれな方にはまっちゃって」と彼女は言った。

「あれなほう?」

ディープなってゆうか」

ディープアニメって何だね。

BLとか?」私が言うと「そうそれーーー!!!」と彼女ものすごい瞬発力を発揮して絶叫した。おっさんBLという単語を知っていたことに驚いたのか、周りにいたスタッフも「わーーー!!!」と叫び店内が湧いた感じになった。

 

その次に来た女性は大変に可愛かった。野球で言うところの200km/hのど真ん中ストレート。丸顔、細い目、ややぽっちゃり、真っすぐなロングの髪。

私は可愛いと思ったら可愛いと口に出さないと気が済まないし、むしろ可愛いと口に出さないほうが相手女性に失礼だと思っているなんてことは別にないが、酔っていたせいもあった。

「てか、めっちゃ可愛くないすか?」私は言った。

ありがとうございます」と彼女は言った。

世の中には3種類の人間がいる。「可愛いですね」と言われて「ありがとうございます」と返す女性と、「可愛いですね」と言われて「そんなことないですよぉ」と返す女性と、「てか、めっちゃ可愛くないすか?」といきなり言う男性である彼女は1番目の人間であり、私は3番目の人間であった。

「この前ぇ、電車で寝ててぇ、起きたらやっべあたしが降りる駅じゃね、って思って降りたんだけど、そこ1駅手前だったんだー。それ終電だったからさぁ、仕方なくタクシー呼んで、1万円かかった。はぁ、まじキレそうなんだけど」と彼女は言った。

 

「そういえば待ち合わせしてたんじゃないですか? 大丈夫?」と誰かが言った。酔っていて誰が誰だかよくわからなくなっていた。スマートフォン確認すると、着信が来ていた。

こちから電話をかけると、「あーごめんごめん、なんか盛り上がっちゃってさ、もうちょっと時間潰せる?」と彼は言った。

彼がどこで何をしているのか全く知らないが、おそらくハプニングバー的なところにいるのだと私は推測している。

わかった終わったら電話してくれと言って電話を切った。まさか待ち合わせが延びるとは思わず、この店で時間が潰せてよかったと思った。

 

だいぶ飲んだのでよく覚えていないのであるブルックラディというウイスキーべらぼうに美味かった。到底ウイスキーとは思えないターコイズのような水色のボトルが特徴である

スタッフ女性が通りがかりにカウンターに置かれたそのボトルを見るにつけ「えーなにこれー」と必ず言っていたので、ブルックラディを頼むと女性に「えーなにこれー」と言われることができるようである

 

24時で退店するつもりが、26時半くらいまでいた。

私は普段自分の話をほぼせず、自分の話を聞かされた方もつまんないだろうなと考えているので、基本、相手の話を聞き、適切に相槌を打つことを好む。この店でも向こうが話すことをうんうんと聞いていたと思うのだが、何しろだいぶ飲んでいたので、酔った勢い蘊蓄武勇伝をぺらぺらと喋っていた可能性は否定できない。

「なんか今日クソキモい客来てぇ〜まじ勘弁だったんだけど4時間くらいいてさ〜、はぁ〜、まじキレそう、どっとつかれたわ」と帰ってから誰かが誰かにLINEを送ってないとはまじで言い切れない。

 

会計は約3万円であった。そのくらい飲んだしそのくらい滞在したので妥当金額であった。そういえばボッタクリを警戒してこの店に入ったんだったな、と今これを書きながら思い出した。ボッタクリではなかった。

最初のお姉さんに「なんかめっちゃ疑ってすみませんでした」と言ったのは覚えているし、めっちゃ可愛いお姉さんに「めっちゃ可愛くないすか?」と少なくとも3回は言ったのを覚えている。多く見積もって30回は言っているかもしれない。

 

退店して、例の友人と合流した。すぐにビジネスホテルチェックインし、寝た。次の日は仕事だったが眠気がやんごとなかった。「あーめんどくせ」と言いながら厨房料理を作った。

 

あの時間がずっと続けばいいのにと思ったのは久しぶりのことだった。

私はキャバクラというところに人に連れられて何度か言ったことがあるが、何が楽しいのかさっぱりわからなく、自発的に行ったことは一度もない。しかし、ガールズバー(正確にはガールズバーではない)はかなり楽しかった。

歓楽街をふらふらとしているとキャッチのお兄さんに「なんか予定ありますか? 抜き? ガールズバーとかもありますよ」なんて言われるのだが、その度に「ガールズバーって何なんすか?」と答えていた。

おおよそ「キャバクラよりもライト飲み屋キャバクラほど堅苦しくないか最近ガールズバーの方が人気」と説明されるのだった。

 

なるほど、ということは、これは私にとってキャバクラは楽しくないけれど、比較ライトガールズバー性格上合っていた、ということにはならない。おっさんになっただけの話である若い女の子と喋りながら酒を飲むことに喜びを感じるような寂しい人間になってしまっただけのことだ。

それに気づいて愕然とした。

機会があればまた行こうと思った。

Permalink |記事への反応(0) | 21:32

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2008-09-03

http://anond.hatelabo.jp/20080902163526

いや、クリプキの可能世界意味論でしょ。

経済学者は、可能世界意味論とか時制論理とかをもう少し勉強すべきだと思う。

なんで、このへんを使わないで将来の経路とか論じられるのか不思議でしょうがない。

Permalink |記事への反応(2) | 12:18

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2008-01-27

クリプキ

http://anond.hatelabo.jp/20080127171959

ヴィトゲンシュタインパラドックス」(ソール・A・クリプキ)という本を読めば答が載っています。

Permalink |記事への反応(1) | 17:24

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