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はてなキーワード:ギャグマンガとは

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2025-10-18

リメイクと言ってもハイスクール奇面組レイアースじゃ全く別物だよね、って話

レイアース異世界セフィーロ召喚される異世界転移モノで、令和の時代異世界転生・転移」が最大級トレンドジャンルになっている今、むしろオリジナル放送された90年代よりも今のほうが親和性が高いくらい。

内容的に古い部分があったとしても、異世界のものファンタジー世界なわけだから現代風にアレンジするのもそこまで難しくない。

一方の『ハイスクール!奇面組』はどうか。

こちらは80年代文化の、かなり中核的な部分に存在するアニメと言わざるを得ない。

Wikipediaで調べると、同アニメは『最高視聴率24.3%、平均視聴率は全86回で19.2%を記録』とある

今の時代から考えるとオバケのような数字だ。

放送時間帯はもちろんゴールデンタイムの土曜19時30分で、この時期はフジテレビ隆盛の絶頂期でもある。

80年代フジテレビの勢いはすさまじかった。

オレたちひょうきん族』があり、『笑っていいとも!』があり、『夕やけニャンニャン』がある。

これらの番組共通していたのは「内輪感」であり、東京芸能界ギョーカイ話を楽しそうに見せることで、視聴者を擬似的に芸能界の一員に仕立て上げるという画期的手法だった。

当時、「東京テレビ仕事をしている」というのが最高にかっこいい時代で、フジテレビはその頂点に君臨していた。

ハイスクール!奇面組アニメを語るうえで欠かせないのは、おニャン子クラブユニットうしろゆびさされ組」「うしろ髪ひかれ隊」との主題歌コラボレーションだ。

これ、単なる楽曲タイアップじゃない。

フジテレビ夕やけニャンニャンブレイク中のおニャン子メンバー高井麻巳子岩井由紀子ら)がアニメキャラ河川唯・宇留千絵にリンクする形で衣装振付もすべて世界統一してプロモーションを展開した、総合エンタメ戦略モデルケースなわけ。

主題歌は『ザ・ベストテン』にランクインし、アニメファンアイドルファンクロスオーバーさせて視聴率爆上げに成功した。

奇面組は、そういった文脈の中でヒットしたわけだが、作品としてはジャンプ黄金期ギャグマンガとして、ブサイク個性ととらえるポジティブさとナンセンスハイテンションギャグ若者を虜にした。

ゴールデン視聴率20%近く叩き出すこと自体バブルに向かう明るく楽天的時代の空気がなければ成立しなかったのだ。

まり奇面組』は、80年代フジテレビ全社戦略秋元康の仕掛け、そしてジャンプアニメのヒットが三位一体になったバブル時代象徴する文化の申し子、そのものなんだよ。

これは今から見ると、奇面組80年代ポップカルチャーの一部であると捉えることが出来る理由でもある。

で、今回2026年1月放送が発表されたリメイク版はどうか。

フジテレビの深夜枠でほそぼそと、こっそりと放送されるらしい。

アイドルとのコラボ文化は?確かに声優による主題歌カバーは確かに発表されている。

白石晴香長谷川育美が河川唯・宇留千絵として「うしろゆびさされ組」をカバーし、編曲はNightTempoという豪華布陣だ。

でもこれ、結局「声優キャラソン歌わせて終わり」のパターンなんだよね。

なんか全体としてものすごく地味で気概のようなものを感じない。

せめて坂道グループリメイクソング歌ってもらうとか出来なかったのだろうか?

と思う。

ここまで書いておいてなんだけど、実はおニャン子クラブとか秋元康とか、坂道グループとかの肯定派ではない。

正直言うと、あんまり好ましいとは思ってない。

ただ、奇面組というのを語るうえではアイドルアニメコラボという事象を避けて通るわけにはいかないんだよね。

というか、その部分が奇面組というアニメの核じゃないのか?

その文化的側面を無視してリメイクしたって、それは奇面組じゃないだろ。

Permalink |記事への反応(0) | 15:07

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2025-10-05

anond:20251005023410

ひばりくんなんかギャグマンガだし別にトレスとかどうでもいい

Permalink |記事への反応(0) | 20:05

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2025-09-21

ぼざろの改変は、シーンとして特に違和感はないんだけど

ぼっちちゃん原作と違って水着を着たあのシーンは、単体で見れば特に違和感はないよね。

だってそもそもあれは「奇行」だからさ。そもそもおかしいんだからさら違和感トッピングしたところで何も変わらない。

から放送見た時に不満感じたのは、「原作との差異はなんでも不満」に感じる一部ガチ勢だけ。


ただ、冷静に考えてみると、ちょっと自然な改変になってるよね。

パニックになっておこした衝動的な行動として、「自宅の風呂なのに、わざわざ水着を引っ張り出してきて着る」はなんかおかしい。

ギャグマンガとしてリアリティレベルを下げた表現手法を選ぶにしても、着せるべき服は「滝行やる修行僧の服」とかの方が分かりやすい。

水着パニックアイコンでも、自傷行為アイコンでもないから。


はいっても違和感は小さいレベルから、シーン単体では特に問題ないんよ。

から原作者と意見が一致してるのはそりゃそうでしょう。


ただ脚本家は、そのほとんど違和感のない改変にわざわざ注目し、わざわざ事後的に変な意味づけをしてしまったの。

原作者がOKしてるんだからミリ問題ない」論はここをごまかしてる。

作品内容については原作者との合意があることは確実だけど、事後的な意味づけまで普通詳細に打ち合わせしたりしないでしょう。


架空のたとえ話として、ある作品にアニオリのキャラを登場させて、しかもそのキャラ死ぬ結末だったとしよう。

エピソードはめちゃくちゃ感動的に出来上がってたとする。

でも放送後に脚本家が「原作はこのあたりでちょっと感動が足りなくて中だるみだと思ってたので、一人くらい死なせた方がいいと思ったんですよね」とか言ったらドン引きでしょう。


今回の脚本家言葉は、一部のファンにはそれくらいの冒涜に聞こえたんだと思う。

Permalink |記事への反応(0) | 19:48

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2025-08-04

バター犬って日本サブカル文化だったのか

バターと犬って組み合わせからてっきり欧米からの輸入文化だと思ってたけど

元々は日本ギャグマンガ(谷岡ヤスジさんという人考案)が発祥らしい

海外でもAVジャンルとしてDog cunnilingusというものはあるにしても

性器バターぬって舐めさせるのをある種の定型としたのは日本サブカル文化らしい

欧米人のほうがよっぽどこういうことやらせそうだと思ってたけど

別にそんなことはなかったようだ

Permalink |記事への反応(2) | 16:45

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2025-08-03

anond:20250803172835

飛んできた硬貨お金)を返す返さないの時点で????とは思った

ぬ〜べ〜のねこばば良くないは辛うじて支持するが、本件レベルならぬ〜べ〜と一緒にきてもらうって選択肢入るよね

だって、すでに怪奇現象おきてる状態で頼らないに違和感バリバリもの

あの『後ろめたさ』がないかギャグマンガ軸に入っちゃってる

Permalink |記事への反応(0) | 20:07

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2025-07-17

ギャグマンガで、セックスした次の日の描写として「肌がテカテカしている」という記号が使われることがあるが、これはなぜか?現実でもあることなのか?

Permalink |記事への反応(1) | 21:12

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2025-06-19

anond:20250619223830

ギャグマンガのはずだがクスリともできない

Permalink |記事への反応(0) | 22:40

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2025-05-31

感想漫画秘密法人デスメイカー 1 鰻田まあち

連載追ってたわけでもないのになんか話題になっているなぁ、でつい買ってしまった

ジャンルとしはギャグマンガなんですかね。そういうジャンルだと仮定して、ギャグマンガとして自分の合う会わないの指標ひとつとしての感想は、ただひとことでした。

 

ツッコミ文字数が多いよ

 

Permalink |記事への反応(0) | 17:31

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2025-05-22

anond:20230902225255

まあドラクエとか昭和ギャグマンガやろな

Permalink |記事への反応(0) | 18:51

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2025-05-18

[無料娯楽週報2025]5月2週記録

週報(5月12日~5月18日)

ハウスリッパー2というゲームが週末無料だったのでやっていた。

家のリフォームをするゲームなんだが、まず最初にするのは家中に散らかったゴミの整理だ。食い物のカスDIYに失敗したあとを始末し、依頼人が既に購入していた家具開封や取り付けをやっていく。

プレイ中にトイレ食事で席を立ったとき自分の部屋も案外汚れていることに気づいた。ゲームの中で人の家を掃除してる場合じゃない。

そう気づいてゲームをアンイストール。部屋を掃除し始めたらすぐに疲れてしまったので、もうこりゃしょうがないなといつも通り漫画を読んで過ごすことにした。

語りたいもの

すごいよマサルさん(全話無料

とにかく最終話が凄かった。ググったら色々事情があるらしいが、この唐突意味不明さは相当アレがアレだぜ。直前までだと筆が乗ってきてこっから長期連載みたいなノリでやってたのがラスト数話であれよあれよと崩れていく様はゾッとする。ギャグマンガは頭がおかしくなるって奴かこれが。

主な無料娯楽

漫画

・すごいよマサルさん(全話無料

闇のイージス(全話無料

Permalink |記事への反応(0) | 17:42

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2025-05-13

僕の心のヤバイやつ (漫画)

まーだウダウダやってんの?さっさと終わらせてギャグマンガ書いてくれ。恋愛漫画向いてないよ

Permalink |記事への反応(1) | 13:23

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2025-05-11

最近ギャグマンガの笑いがダウンタウンみたいになってきている

知人に「この漫画、めちゃくちゃ面白いよ!」と勧められた。ギャグマンガらしい。

正直ギャグマンガなんて読んだのは何十年ぶりか分からいくらいで、最後にハマったのは多分すごいよ!マサルさんあたりだった気がする。

懐かしいな~なんて思いつつ期待もそこそこに読んでみたんだけど……驚いた。全然笑えないのだ。

笑えないどころか、そもそも何が面白いのか分からなかった。

え?え?どこが笑いどころ?みたいな。

漫画ってそんな難しいもんだったっけ?と思ってしまった。

まず一つ目の壁が“パロディネタ”だった。

明らかに何かの作品オマージュだと分かるんだけど、元ネタが分からない。

たぶん有名なアニメとか漫画とかゲームなんだろうけど、こっちは詳しくないからピンとこない。

読んでて、あーこれは元ネタを知ってる人はニヤリとできるやつねとは思うけど、それだけ。

さらに追い打ちをかけるのが“漫画文脈”みたいなやつ。

これは説明が難しいんだけど、要するにその漫画特有空気とか流れとかキャラのノリとか。

そういうものが蓄積されていく中で成立する笑い。いきなり途中から読んだ人には「え、なにこれ?」ってなるような、そんな笑いだ。

この感じ…何かに似てるなと思った時、ふと思い浮かんだのがダウンタウンだった。

今だと重鎮だけど、当時から彼らの笑いってすごく“内輪っぽさ”があった。

独特の関西弁、独特のテンポ、そして何より彼らの世界観視聴者側がその空気理解していないと笑えないタイプの芸だった。

で、それを理解できない人に対して、「お前が面白くないだけだろ」みたいな圧を感じる。

実際、そういう空気があった。あの感じが、最近ギャグマンガにもある気がするのだ。

「この漫画面白くないのは、お前がおもんないからだよ」と言われてるような、疎外感。

もちろんファンにとってはその文脈込みで面白いのかもしれない。

けど外から来た人間には高すぎる壁だ。なんなら「笑いに参加するには予習が必要です」みたいな雰囲気すら感じる。

それってギャグマンガとして正解なのか?

ギャグって、もっと直感的にうわ、バカだなこいつ!って笑えるものだったはずだ。

元ネタ文脈関係なく、勢いと馬鹿馬鹿しさだけで笑わせてくるやつ。

それが今や知識と前提の壁に囲まれインテリ的な笑いになってしまっている気がする。

当然ギャグマンガが全部そうだとは言わない。

でも最近勧められる作品ほど、そういう“内輪感”が強い傾向にあるように感じる。

特定ジャンルパロディネット文化ネタYouTuber言い回しなどなど。

もはや漫画のものが、ひとつの“サブカルチャー世界”みたいな空間になっている。

昔のような誰が読んでも笑えるギャグマンガはどんどん減ってきている気がする。

その代わりに知ってる人だけが楽しめるギャグが増えている。

これはもう、ギャグマンガダウンタウン化ではないかと思うのだ。

Permalink |記事への反応(0) | 19:20

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2025-04-15

のりお

絶対ギャグマンガの方が面白い

Permalink |記事への反応(0) | 17:40

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2025-04-09

ギャグマンガ

Permalink |記事への反応(0) | 14:29

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2025-03-12

anond:20250312114246

ギャグマンガで紅ヒーというのがあったが実在するんだ。

Permalink |記事への反応(1) | 11:46

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2025-02-28

女がどう思うかは気になる。

男だけど僕ヤバは気持ち悪い。ギャグマンガだけ書いてればいいと思う。女がどう思うかは気になる。

Permalink |記事への反応(0) | 12:41

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2025-02-23

anond:20250223033237

あるギャグマンガで大きさによって名前が変わるってのがあって俺は納得してた。

ちんちんちんこ<ちんぽ<ちんぼ

Permalink |記事への反応(1) | 03:40

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2024-12-22

anond:20241222222547

方言漫画でもギャグマンガでもないシリアス漫画やのに猛虎弁みたいな変な関西弁使うキャラ出てきて萎えたことあるやで…😟

Permalink |記事への反応(0) | 22:30

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2024-12-05

anond:20241205161036

しかに、テンポの速いギャグマンガなんかでは顕著だったね。

ずっこける擬音ひとつとってもそれぞれの作品個性があった。

Permalink |記事への反応(0) | 17:08

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最近話題ギャグマンガってなんかある?

昔は稲中とかすごいよマサルさんとかみんな読んでるようなギャグマンガってあったけど

最近ってそこまでのギャグマンガある?

漫画ブームアニメブームって言われてるけど、みんなストーリー漫画ギャグ漫画話題作ってなくない?

Permalink |記事への反応(4) | 14:53

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2024-12-03

石破首相を乗せた車が追突事故って、

こんな面白いことなんでみんなスルーなん?w

いったいどんな人が運転してるの?

追突する?普通

ギャグですか。

というか昭和ギャグマンガでもそんなギャグないわ!

Permalink |記事への反応(1) | 09:28

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2024-11-15

下品ブクマカに人気のチンチンデビルって、下ネタギャグマンガとしても面白いけど、

一部界隈のエロにおいて「チンチンデビルに生やされました」という導入を使う事で省力化が可能で便利だよね。

って思ったんだけど、よく考えたら「朝起きたら生えてました」みたいなもっと楽なパターンが多用されてたわ。

Permalink |記事への反応(0) | 19:59

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2024-11-14

飛影はそんなこと言わない


ハーメルンのバイオリン弾きってギャグマンガでサイザーってクールキャラが仲間になったら早速ギャグやらされて本当に可哀想だった。 anond:20241114124332

Permalink |記事への反応(0) | 13:01

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2024-10-28

anond:20241024144135

岡田あーみんお父さんは心配症

少女漫画ギャグ部門ってここが始まりだと思うよ

それまでの少女漫画ギャグマンガって、ベテラン作家の余技とか、既存作家弟子筋の人が描いてるパターンが多かったけど、漫画スクールからこんな頭おかしい(褒め)作家がでてきたのはびっくりした

Permalink |記事への反応(0) | 13:17

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2024-10-26

花とゆめ」史上最も重要マンガ10

10/27 27時ごろまでにいただいたブコメトラバをまとめました! お寄せいただいた知見に助けられております。ご興味のある方はぜひ。

anond:20241028032312

<以下本文>

集英社別冊マーガレット」の名編集長・小長井信昌が74年「花とゆめ」創刊編集長就任(のちに「LaLa」「ヤングアニマル」でも創刊編集長を務める)。氏が別マから引き抜いてきた漫画家が、最初期の「花とゆめ」を支えた。

美内すずえガラスの仮面』(1975~)

和田慎二スケバン刑事』(1975~82)

 2作まとめて、令和の今でも作品が生きているな、と思わせる説明不要の名作(前者は「連載中」ではありますが)。月刊誌→月2回刊化の目玉として2作同時に連載スタートコンテンツの息の長さに、編集長の慧眼が察せられる。

魔夜峰央パタリロ!』(1978~)

 主人公マリネラ王国国王パタリロに次いで2番手キャラクターはMI6少佐バンコラン。彼は主に美少年を愛好する同性愛者で、本作はギャグマンガだが 「同性愛であることそのもの」を揶揄していない点に、作者の品格を見る。

 作中に「ドイツギムナジウムで一緒だったんです」「11月ごろ?」というやり取りを挟むなど萩尾望都ファンであることがわかる。82年アニメ化。「花とゆめ」というより白泉社として最初アニメ化

(ここまでが集英社移籍組)

川原泉甲子園の空に笑え!』(1984

 どの作品を推すかが分かれる。世間的には『笑う大天使』(1987~88)が有名で傑作集を出す際のアンケートでも番外編の『オペラ座の怪人』(1988)が2位だが

 ・作者ご本人はまったくスポ根の人ではないのに、スポーツものに傑作がある

 ・甲子園という制度批評視点を投入 と、一歩踏み込んでいる本作をリストアップ個人的には『月夜のドレス』(1984)が好き。

日渡早紀ぼくの地球を守って』(198692)

 メディアミックスとしてはOVAのみであるが「前世ブーム」の火付け役として爆発的な人気を誇った。※ラジオドラマあり。ブコメご指摘感謝

 『スケバン刑事』のような「悪に対する憎悪」ではなく「優秀だが他人を寄せ付けない戦災孤児と品行方正な優等生との、互いに相反する感情」など愛憎の陰影が濃い大人びた作風に、当時の読者(主に10少女)は魅了された。

 「久しぶり 君には心底会いたかったよ 秋海棠」以上にインパクトのある「ひき」を未だに知らない。

佐々木倫子動物のお医者さん』(1987~93)

 こちらも説明不要の名作。菊池規子『わが輩はノラ公』(1973~78)以来人語を話すペットが出てくる作品はたびたび登場したが 「人語は解するけどしゃべれない(しかし主張はする)動物たち」が出てきたところが新機軸。よくない形で「ハスキーブーム」がありました…。

 ※飯森広一『ぼくの動物日記』(1972~75)はノンフィクションなので除外してます

(このあたりで「男性読者も多い花とゆめ時代終焉したと思っている)

羅川真里茂赤ちゃんと僕』(1991~97)

 続く『ニューヨーク・ニューヨーク』(1997~98)、『しゃにむにGO』(1998~2009)と第一線で花ゆめ本誌を支えた大功労者。『赤僕』は白泉社では初めて他社の漫画賞(小学館漫画賞・1994)を受賞。ヤングケアラー立場に置かれた小学5年生が主人公90年代父子家庭活写した作品となった。熱量のあるドラマ巧者。

中条比紗也花ざかりの君たちへ』(1996~2004)

 2006年台湾ドラマ化、2007・2011に日本、2012に韓国ドラマ化。そして今年、初のアニメ化が発表されている。日本ではプライム枠連ドラ案件で『ガラかめ』『スケバン刑事』とは違う、読者ターゲットを広く取れるラブコメが、あの「花ゆめ」から出たのだなぁと感慨。

高屋奈月フルーツバスケット』(1998~2006)

 アラサーアラフォーですかね)のオタク女子から作品名が挙がることが多い。

 2007年に「もっとも売れている少女マンガ」として、ギネスブック認定されているそうで2001年アニメ化・2019~21の再アニメ化・2022の劇場上映の実績は立派。十二支を背景にしたキャラ設定等、往年の「花ゆめ」らしさが光る(私見)。

(ここから00年代デビュー漫画家が飛んでしまます申し訳なし…)

師走ゆき多聞くん、今どっち!?』(2021~)

 連載中のラインナップで、今一番勢いがあると思われる作品アニメ化も決定。男性アイドルキャラ)・推し活…と、イマドキの設定は鈴木ジュリエッタ推し甘噛み」(2022~)でも同様で、ここが今の「花とゆめ」の現在地である

 ※「創刊50周年記念花とゆめ展」ブックレットでは2人の対談が掲載されている

三原順はみだしっ子』(1975~81)

 選外ってありえないですよね。すみません…。

高口里純『久美と森男のラブメロディ』シリーズ(1979~82)

 『花のあすか組』(1987~95)が代表作でありつつ『グランマの憂鬱』(2015~)が昨年萬田久子主演でドラマ化もされている、息の長い漫画家

 1985年角川書店(当時)がコミック進出して地殻変動が起きた年で、そのタイミングで白泉専属ではなくなってしまった。 「別冊花とゆめ」連載「赤鼻のアズナブル」(1982~83)、別花短編だと「優しい瞳」(1984)が好き。

酒井美羽『マンハッタンサンセット』(1980)

 この方も白泉社を離れ角川へ。『ミミと州青さんシリーズ』(1979~85)が人気&今はなき「シルキー」でレディースたくさん描いてましたが、一瞬ミステリーサスペンスものも手掛けていました。こっち路線もよかったのになぁ。増刊号掲載『異国にて』(1984)がベストですが本誌掲載作ということで『マンハッタン』を。

柴田昌弘『第三の娘』(1980)

 別マ移籍組、和田慎二の盟友。『紅い牙ブルーソネット』(1981~86)ですよね。とはいえこのシリーズ別マから移籍なので、あえて本誌掲載短編を選んでみました。綾波レイみたいなタイトルですが、まさに綾波のようなお話です(ネタバレ回避)。

河惣益巳ツーリングエクスプレス』(1981~87)

 ヨーロッパ舞台にした華やかな作風。ほかの作品海外モノ多し。

野間由紀パズルゲームはいすくーる』(1983~90)

 制服高校生ミステリもの嚆矢といってよいのでは。近い年次のデビューだと佐々木倫子よりずっと早くブレイクメディアミックスに縁がなかったのが不思議表題作では『消えた肖像画』が大変な秀作。1巻所収。

星野架名『緑野原学園シリーズ』(1983~92

 「花とゆめ」の「80年代後半のSFもの」のストーリーや絵柄の象徴キャラ造形についてはフォロワーがたくさんいた記憶

那須雪絵『ここはグリーン・ウッド』(1986~91)

 代表作はこれだってわかってるけど、白泉社作品なら私は『フラワーデストロイヤー』シリーズ最終編 『ダーク・エイジ』(1991)が好き。

山口美由紀プリンセス症候群』(1988)

 1巻完結の表題作かわいい短編集。所収の『月光夜曲ムーンライトセレナーデ−』がすごくよかったの、思い出しました。ビッグヒットがないの、なんでなんだ…。

山内直実なんて素敵にジャパネスク』(1988~93)

 氷室冴子原作ものの中で、長く支持されたコミカライズ成功例かと。

由貴香織里天使禁猟区』(1994~2000)

 すごく売れてた!世界観が魅惑的で熱いファンが多く、「ぼく球」以来のビッグタイトルが出たと思いました。絵のタッチも今見ても素晴らしい。

山田南平紅茶王子』(1996~2004)

 代表作はこれだってわかってるけど「赤僕」より少し前にスタートした『久美子&信吾シリーズ』(1990~97)が好き。女子高生小学男子カップル物語大人になった坂田小沢にはハッピーエンドになってほしかったなー。

鈴木ジュリエッタ神様はじめました』(2008~16)

 いずれ『推し甘噛み』の人になるかもですが、まだこちらの方が有名かと。2012・15のアニメ化聖地巡礼企画も出ていました。

安斎かりん『顔だけじゃ好きになりません』(2020~)

 こちらも「推しもので、実写映画化が決定しています

<番外・別冊花とゆめ枠>

都戸利津『嘘解きレトリック』(2012~18)

オリジナルコミックス「環状白馬車掌の英さん」(2009)からずっと、ハートフルストーリーを展開。恋愛重視の作風ではない、往年(年配)の読者が考える「花ゆめらしさ」は別花に残っていたのかも。それがまさか月9原作。やはり時代は変わった。

明智抄サンプル・キティ』(1993~95)

ここまで挙げた白泉社作品の中では一番好き。とはいえ代表作は『始末人シリーズ』(1983~91)かと。このパターン多い。大大大好きな明智抄で(同人誌単行本未収録作品集」全5巻はコンプリート10選にも入れたかったのですが、作品リストを振り返ると『始末人』ですら本誌・別冊を行ったり来たり(後半は別花)、かと思うと「チツケイレン」の「アフロディーテはきずつかない」(1988)が単発で本誌に載ったりして、編集部運用どうしてたん…と。これからも読み続けることには変わりないのですが。

近作に抜け漏れ多くてすみません。明らかな抜けは増田知識アンテナが欠落している箇所です。とはいえ総論として、ガラかめ動物のお医者さんまでは不動かな、と。

もしよかったらブコメでいろいろと教えてください。

※著者名誤り、表記等一部修正しました。ご指摘ありがとうございました(深謝)。

Permalink |記事への反応(16) | 15:58

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