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2025-11-24

ラムネ一生懸命読んでる人がいて応援したい

https://www.youtube.com/@%E3%83%88%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%82%AC-q6z/videos

千歳くんはラムネ瓶のなか】4巻まで読んでも千歳朔が好きになれない男によるチラムネ4巻の正直な感想2025年アニメ

https://www.youtube.com/watch?v=vFerA2aUuJU

千歳くんはラムネ瓶のなか】正直チラムネ5巻は良さもキャラ心情もよくわからなかったです【5巻のネタバレ注意】

https://www.youtube.com/watch?v=8bP_QJmuhqc

主人公千歳朔への評価

肯定的な反応: 多くの欧米ファン千歳朔を「社会的成功したリア充」「自信に満ちた好青年」と捉えている。例えば、Redditユーザーは「dense(鈍感)なMCではなく、千歳王様のような存在で、多くの可愛い女の子に囲まれている」と評し、彼の自信あふれる振る舞いを評価している。また別のコメントでは「MCは非常に有能で、一見したよりも深みがあり、社交性に乏しいオタク主人公ばかりの中で新鮮な存在だ」とも述べられ、作品中では千歳が「手先が器用で有能」なキャラとして好意的に描かれていることが分かる。レビューサイト「The Outerhaven」でも「千歳言動がぶしつけで“好きか嫌いか分かれる”タイプだが、物語が進むにつれて裏にある優しさが見えてくる」と分析され、彼の厚い外面の下に隠れた誠実さが指摘されている。プロトンストームによるレビューでも、千歳の「社交性」が共感を呼ぶ要素とされ、「周囲を理解しようとする姿勢が非常に人間味あふれている」と評価されている。これらから西洋評価では「意外にも共感できるリア充主人公」という肯定的意見が目立つ。

批判意見: 一方で「セリフ回しが演技じみて不自然」「作者(または視点)がわざとらしい」といった指摘も散見される。Reddit視聴者は「キャラクター同士の会話が演劇のように聞こえる」「千歳自身発言が、現実高校生とはかけ離れている」と批判し、Oregairu(俺ガイル)風の重厚セリフ回しが気になるとの意見が出ている。アニメ1話感想では「千歳の振る舞いはやや尖って見える」「(作風として)やや取っつきにくい」といった声もあり、好みが分かれるようだ。

主要ヒロイン(柊夕湖、内田優空/瑠唯、七瀬悠月など)への評価

ヒロイン全体の印象: 米英レビューでは、ヒロインたちはいずれも「個性豊かで魅力的」「二次元的ではなくよく描き込まれている」と評価されている。Protonstormのレビューでも「女性キャラ男性陣と同等に丁寧に描写されており、どのキャラも“よく練られた存在”に感じられる」と指摘される。実際、ある読者レビューでは「ヒロインは誰もステレオタイプな駒になっておらず、主人公との関係自然楽しい」と称賛されている。

柊夕湖(Yūko): 率直でおおらかな性格が支持されている。Redditでは「Team Yuko(柊夕湖推し)だった」という意見があり、夕湖の奔放さや思い切った告白共感する視聴者が多い。実際、「彼女自分の想いをまったく隠さずストレートにぶつけてくる」「素直で好感が持てる」というコメントも見られる。一方で、少数意見ながら「“Queen Skank”」のように揶揄されることもあり、胸の大きさなどをネタにした表現批判的なコメント存在する(ただし多くはそれを擁護する声が上がっている)

内田優空(Yua)※瑠唯(Rui)の記載はおそらく優空のことかと思われる: 冷静で落ち着いたストレートマン役として好意的に受け取られている。Redditの声では「優空の声優(羊宮妃那)が素晴らしい」「真面目なキャラで好印象」というコメントがあり、チームのムードメーカー存在として評価されている様子がうかがえる。特に自転車千歳と過ごすエピソードなどでの繊細な心情描写評価する声もある。

七瀬悠月(Nanase):美人クールな人気者として描かれる七瀬にも注目が集まっている。あるファンは「彼女自分を演じているように見える」「夕湖と同様に“完璧な人気者”像を維持している」と指摘し、千歳と同じく虚像を演じているのではないか考察している。また第1話感想では「Nanasewas pretty fake, justlike Chitose」と述べられ、千歳と同様に“嘘の自分”を演じていると受け取られている。ただし「冷静で美しい存在感が魅力的」「役者だけあって表情豊か」といった肯定的意見もある。いずれにせよ、ヒロインたちはストーリー全体で徐々に掘り下げられる余地があると受け止められている。

作品テーマへの受容

人間関係コミュニケーション: 多くの英語レビューは「理解し合うこと」の重要性に注目している。レビューの冒頭にもあるように、「『コミュニケーションの鍵は相互理解への意欲』である」と千歳が説く場面が示され、互いに理解しようとする姿勢物語テーマになっている。プロトンストームは「まさに千歳くんはラブコメにおける『相互理解』の役割を担っており、表面的な人気者と引きこもり対照を通じて人間関係機微を描く」と解説している。特に、陽気な千歳内向的健太Kenta)の対比が物語の軸になっており、「人気者には聞こえてこない“陰の声”を、主人公が受け止めていく過程青春らしい成長として描かれる」と評価されている。千歳は外見上は完璧リア充だが、実は「周囲の期待に応えようとするプレッシャーに押しつぶされそう」な弱さも抱えており、その内面物語大事テーマとなっている。

青春自己肯定感: 「青春=かけがえのない時間」という楽観的な視点も指摘されている。先述のレディットレビューでは、作者自身言葉として「青春は本当に最高の時間だ」というポジティブメッセージだと説明されており、Oregairuの「青春は嘘だ」という否定的視点とは対照的だと述べられている。このように「青春」というテーマ肯定的に描く試みが、欧米ライトノベルファンから共感を呼んでいる。

リアル指向演出:アニメ版でも、自然高校生活の再現を重視する姿勢が見られる。外部サイトファーストリアクションでは「典型的な学園ものとは一線を画す“インテリジェントな文体”」として脚本評価され、ステレオタイプな決まり文句を避けた会話が新鮮だとされている。千歳クラスメイトたちのやり取り(例:蔵先生との屋上でのやり取りなど)はお互いに毒舌を返し合うなど型破りで、「型にはまった学園スライス・オブ・ライフとは違う」として好意的に受け止められている。

賛否両論論点

賛成意見:欧米ファンの多くは、作風の新鮮さやキャラの魅力を評価している。LNレビューRedditでは「文章表現が秀逸で、オタク向け作品ありがちな軽いノリではなく、しっかり読み応えがある」とされる。特にヒロインたちが「大胆で個性的」「性格が立っていて面白い」との評価があり、友人たち全員が魅力的に描かれている点が好評だ。また、作中のしっかりとした「絆」や「助け合い」の描写共感する声が多く、笑いの要素も豊富で「笑いの量はKonosubaやOregairuに匹敵する」と絶賛する読者もいる

否定的意見: 一方で、「対話が不自然」「シナリオが平坦」といった批判もある。Redditの一部感想では「非現実的な台詞回しで、まるで演劇を観ているようだ」という意見が見られ、「ストーリー予測可能で、主人公最後に必ず良い人を救うだけ」「物語として目新しさに欠ける」と評する声もある。アニメ1話時点では「ヒロインキャラデザインがやや平凡」「主人公共感できない(特にオタク視点視聴者)」といった指摘も上がっており、好みが分かれる要素である。いずれも「安易異世界ものに慣れた視聴者には癖が強い」と評価する向きがあり、プロットよりも会話や演出に重点を置いた作風への賛否対立している。

以上のように、欧米ファンコミュニティでは千歳くんやヒロインたちについて賛否両論意見が飛び交っており、特に主人公描写や会話の「リアルさ」が議論の焦点となっている。一方で「従来のラノベとは異なる新鮮な青春譚」として肯定的に受け止める声も多く、今後の物語展開に期待するユーザーが少なくないことが特徴的である

Permalink |記事への反応(0) | 13:13

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主人公理由って必要か?

https://x.com/sakanamaza/status/1992054294833738165?s=46


このツイート引用を見て思ったことだけれど、主人公主人公らしい行動をするのに「主人公から」以外の理由必要か?

かに主人公にも家族がいて、故郷があって、大切な人がいるかもしれない。でも何かのために己を犠牲にしてでも頑張ることができるから主人公なんじゃないか? そこに理由とか説得力とか必要か?

何にでも理由がないといけない時代が来たのか?


例えばよくあるRPGでは、主人公は村の生まれ勇者に選ばれて魔王を倒すために冒険をする。その主人公にも家族がいて、村という故郷があって、死にたくない理由がある。それでも危険魔王討伐の冒険に向かう。

その理由主人公からだ。「自分、死にたくないんで魔王討伐行きません」なんて言うやつはまず主人公にはなれない。そのキャラクターによるストーリーは始まることはない。村で普通に生きて普通に死んでいく。そんなつまらないお話を遊ぶ奴も作る奴もいない。


まず主人公に「主人公らしさ」がないと物語が始まらないんだよ。だから主人公主人公らしい行動をする理由は「主人公から」で十分なんだよ。

いるか理由が、説得力が。魔王討伐に向かう勇者の言う「世界を救いたい」に対して「でもこの勇者には大切な人たちがいるよね? それなのに命を賭けるなんて普通じゃありえなくない?」なんて思うこと自体、野暮すぎる。主人公なんてみんな普通じゃなくて当然だ。なのになんでそこにリアル心理を持ち込むんだ。助けられるかもわからないのに火事に巻き込まれ子供のために燃えさかる建物に突っ込むような奴が主人公なんだよ。


これが当たり前になって、主人公可哀想過去とかその行動をする理由かいちいち描写されるようになったら、その方が萎える。理由がないと人助けをしちゃいけないのか?ゲームでくらい綺麗事を見せてくれよ。

もしくは主人公理由必要な奴は自分でそれっぽいのを考察して決めろ。ゲーム側に行動理由を求めるな。

Permalink |記事への反応(2) | 02:27

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2025-11-23

ワイも見てきた いやー唯一無二のアニメ映画だったね

ストーリーキャラクター脚本については他の増田達が書いているのでほえーなるほどーとしか言えないアホなんですけど見た感じ、絵作りというか演出というかの話書かせて。マジで他に似た画面のアニメ作品いね

 

カットの6割くらい(体感だと8割くらい)が初心者カメラマン写真の日の丸構図というか、左右対称で真ん中にメインとなるキャラクターが一人いるのよ。アップだったりバストショットだったり全身像だったり。キャラクターがいない時はトンネル通路)が真ん中にあったり、棺桶が真ん中にあったり、矢。あとはときどき二人並んで左右対称ダブル日の丸構図マスターカードマークか)。

 

なんで実際より体感の比が上かっていうと、キメのカット…真ん中に○○(顔、キャラ、等等)にあるのが長いから印象に残るのよ。動かないから。(動いているカットでもキャラクターが真ん中にいてこっち向かって走ってくる等なので、全体の構図としては固定されている)

左右対称画面好きと言えばウェス・アンダーソン監督(実写)。

細田監督もわざとやってるんだろうけどメリハリなく左右対称カットがすっごく続くんよね。コンテ切るの楽だったと思う。

 

あとタイマンアクションシーン、ずっと真横からうつしている。20年30年前の2D対戦格闘ゲームみたいな画角で。上に体力ゲージないのが疑問なくらい。

  

真横と言えば、日の丸構図の大半はスカーレットの正面顔なんだけど、ときどき横顔になるんよ。

 

最後ウェンブリースタジアム演説シーンだったかな? イマジナリーラインまたぎが発生していて日の丸構図のまま右向きだったり左向きだったりしてたと思うんだけど、あれ何か演出意図があったのかな? ながなが喋るのに絵が動いていないとつまらから変えてみただけ???

また見に行く増田には確認してきてほしい。おねがい

 

https://anond.hatelabo.jp/20251123024959

Permalink |記事への反応(1) | 23:13

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AI小説以前の話なんだけど、もうラノベって読まなくね?

いや、中高生の時っていうかアニメ見てる時は読んでたけどさ、アニメ卒業と同時にラノベって読まなくなるじゃん。

web小説にまで手出す同級生、そんなにいた?自分の周りにはいなかったけど(ノート小説書いてるやつはいた)。

漫画ほとんど読まなくなる…よね?

話題になったら単行本買って読むけど、いちいち雑誌買ってまで読むことはないよね。

その話題作が「AIが生み出した!」なんて帯付いてても、まぁ一回目は買うよね。でも、面白くなかったら、次からAI」って文字見るだけで買わなくなるよね。

 

本棚見たら、途中で買うのやめたラノベが並んでんの。もう、内容もほとんど覚えてないけどキャラクターは覚えてる。

なんか世の中はAIだなんだって騒いでるけど、俺の元に届くのはいつになるんだろうな。

ゲームにはちょいちょい使われてるみたいだから、それくらいかなぁ。

Permalink |記事への反応(1) | 18:49

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ADHD×うつ病×オタクの財布即死コンボ女が今更メルカリを始めた話

タイトルでほぼ自己紹介をしたようなものだが、私はADHDで、うつ病で、オタクだ。

この文章だけで、私の生活がどうなることか、手に取るようにわかることだろう。

メンヘラなので些細なことですぐに落ち込むくせに、そうしてストレスが溜まると衝動で買い物に走るのである

そして、どうでもいい失敗は情景がありありと浮かぶほど思い出せるのに、銀行預金残高と買ったもののことは寝れば忘却する。

しか結構有名な版権オタクをしている。200人ほどいるキャラクターが全員箱推しである。『詰み』である

ポストの中身と同様の理論で、見なければないと同じなのに、SNS中毒なので暇があれば新グッズが出ていないか検索してしまう。

度々の炎上を重ねて学習した運営ほとんどのグッズを受注生産か予約にし、アニメイトだのとらのあなだので特典を変えて売りつけてくるのである

加えて、ひとたび誰かと話してしまえば、エンジンが120%稼働し、1日のエネルギーほとんど消費してしまう。

よって、ランダムグッズは1個だけ買って誰かと交換すればいいやとも思えず、自引きするために購入制限めいっぱい買い込むのだ。

結果、私の家には、買ったような買っていないような記憶の定かではない、版権のグッズが散乱することとなった。

掃除機はかけられても、目先のToDoから逃れる時に急にやりたくなる現象を除いて断捨離もできない。

度々親族に「誰かが欲しいなら、まあ持っていなくてもいいかな……」と思えるグッズを手渡して、メルカリに出してもらう日々を繰り返していた。

ガチ申し訳ない、本当に申し訳ない、私がやるべきだよな。4年目にして、メルカリアプリインストールした。

とりあえず、ガチガチャで推しが出るまで引き続けてダブった3cmほどのフィギュアや、一番くじで上位賞が出るまで「ここからここまで全部」したようなものなどを出した。

急にメルカリをしたくなったのは深夜の3時のことだったが、寝て起きたら買い手がついていたので、親族に教えてもらいながらゆうパケットポストminiに詰める。

ちょっと散歩するのもいいかと思って、最寄りのポストまでパジャマのまま出かけた。ポスト投函すると、カコンと小気味良い音が鳴った。

たかだかポストに入るサイズ、厚さ3cm以下のものを1つ手放しただけなのに、なんだかすごくいいことをした気がして、スキップして帰った。

後日、購入者からメッセージが届いた。

「こんな歳で子どもじみたキャラクターが好きなんて、変かもしれませんけど、欲しくて買ったんです。ありがとうございました。」みたいな内容。

全然そんなことないです!私もその版権キャラクターが好きで、絵柄を間違えて買ってしまったんです。気に入ってくれる人がいてよかったです。ありがとうございました。」と送った。かわいい購入者だった。嬉しい。

この成功体験を経て、私は次々とメルカリに出品して、次々と買われ、次々と袋に詰めるようになった。楽しい楽しい楽しい

友達LINE既読をつけたまま返信し忘れて1年が経過した女の行動とは思えなかった。購入直後にすぐ返事をして、1日以内に発送できた。

私は意外とまともだったのかもしれないな。真人間にようやくなれたんだ。と思いながら、おさいふボタンを押してみる。

ほとんど原価+送料+梱包代のような設定だったが、周りの人たちの価格を真似していたせいか、数千円の利益が出ていた。

もしかして、これ、受注期間を忘れてて買えなかったあのグッズとか、駆けずり回ってもなかった一番くじとか、あるんじゃないのか。

あった。買った。楽しい楽しい楽しい

あんなにあった利益がなくなった。

ものは、あんまり減らなかった。

Permalink |記事への反応(1) | 17:33

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男たちの「愚かさ」を愛でる私たち――ホモソーシャル萌え女性の第三の勢力ホモソーシャル動物園の鑑賞者」派と視線権力について

はじめに:その「尊さ」に馴染めない

男性キャラクター同士の関係性(ブロマンスBL、あるいは悪友関係)を消費する際、よく使われる言葉がある。

尊い」「美しい関係」「てぇてぇ」。

しかし、私は長年この言葉違和感を抱えていた。

彼らが必死プライドを賭けて戦ったり、くだらないことでマウンティングし合ったり、性欲や嫉妬でぐちゃぐちゃになっている姿を見て、私が抱く感情は「尊い(崇拝)」ではない。

「こいつら人間のくせにめちゃめちゃ動物ムーブしてる! わかりやすい! 単純! よしよし、愚かでかわいいね」

という、もっと乾いた、上から目線快楽だ。

これは動物園の柵の外から、じゃれ合う動物たちの生態を眺めている時の感覚酷似している。

本稿は、この「ホモソーシャル動物の生態として檻の外から観察する快楽」について、あえて露悪的に、しかし大真面目に言語化する試みである


1.ホモ萌えの「第三勢力

これまでの議論において、女性男性同士の関係を好む理由は、大きく二つの派閥説明されてきた。

【聖域(サンクチュアリ)派】

「彼らの絆は美しい」。現実のしがらみから切り離された、高潔純粋な魂の交流への憧れ。

【憑依(同一化)派】

「彼らのようになりたい」。女性という役割を脱ぎ捨て、自由少年たちの世界自分を重ね合わせる没入感。

私が提唱したいのは、このどちらでもない第三の視点――【ホモソーシャル動物園の鑑賞者派】だ。

ここにあるのは、徹底した「他者化」だ。

彼らは私とは異なる原理本能序列・性衝動)で動く「霊長類ヒト科のオス」であり、私はそれを檻の外の安全から一方的に鑑賞する「観察者」である

崇めもしない、なりたくもない。ただ「面白い生態」として愛でたいのだ。

2. 「愚かかわいい」という無害化処理

なぜ私は、彼らが高潔騎士道精神を発揮する場面よりも、本能丸出しで自爆する場面に「萌え」を感じるのか。

それは、男性性が「動物的な愚かさ」へと還元された瞬間、彼らが「無害化」されるからだ。

現実社会において、男性の「権力性」「暴力性」「性衝動」は、女性にとってしばしば恐怖や抑圧の対象となる。

しかフィクションの中で、彼らの行動原理を「理性」から本能」へと引きずり下ろして解釈した瞬間、意味合いは反転する。

威圧的マウンティング → 「サル順位争い」

・ドロドロした欲望 → 「発情期の生態」

社会的な面子プライド → 「群れの中での威嚇ディスプレイ

脅威だったはずの牙や爪は、現実から切り離されたガラス越しの展示物となる。

人間だと思えば腹が立つが、動物だと思えば愛おしい」。

このハック(認識の書き換え)こそが、私が彼らを愛でるための生存戦略なのだ

3.まなざしの略奪とリベンジ

社会学者の上野千鶴子氏らが指摘するように、歴史的に「見る/見られる」という構造には権力が宿る。

これまでは常に、男が「見る主体」であり、女は「見られる客体」として値踏みされてきた。

私のホモ萌えは、この構造に対する精神的なリベンジ復讐)の側面を持つ。

フィクションという檻の中に男性たちを閉じ込め、彼らの尊厳や理性を剥ぎ取り、「愚かかわいい動物」というコードに変換して消費する。

この瞬間だけ、ジェンダー権力勾配は完全に逆転する。

私は、現実では得られない「圧倒的な優位者としての視線」を貪っているのだ。

「男ってなんか社会権力握って偉そうにしてるけど、やってることは動物じゃん! かわいいね!」

しかし、この権力勾配の逆転はあくまでも見せかけのものであり、実際の構造を変えることにはなんら寄与しない。ただの溜飲下げであり、ガス抜きである

まり、これは男性優位社会の中で私たち女性精神的にサバイブするための、ひとつ生存戦略なのである

4.私たち社会の「模範的信者である

ここまでの話を聞くと、「なんと傲慢で、男性蔑視した見方だろう」と眉をひそめる人もいるかもしれない。

だが、ここで一つ、皮肉真実提示したい。

私は決して、独自偏見で彼らを動物扱いしているわけではない。

しろ、この社会男性社会)が発信している価値観を、誰よりも「素直」に受け入れた結果なのだ

男性たちはしばしば、自らの加害性や未熟さを正当化するために、こう弁解する。

「男なんてバカな生き物だから」「本能には逆らえないから」「男には闘争本能があるから」。

私はその言葉を、一切の疑いを持たずに、文字通り「真に受けて」いるだけだ。

「なるほど、あなた達は理性的人間ではなく、本能で動く動物なんですね。わかりました」

彼らが「免罪符」として使う「男ってバカから(笑)」という内輪の甘えを、私たちは「男はバカからしょうがないね(笑)」と許してやるのではなく、肯定する。

真に受けたうえで、あくまで許さず、肯定し、そのうえで「かわいい」と消費するのだ。

「そう!あなた達の言う通り! だからキャンキャン吠えて威嚇し合ってるんだね!かわいい!」

これは、家父長制的な価値観否定ではない。

しろ「過剰な肯定」によって、そのグロテスクさと滑稽さを暴き出す、鏡合わせの愛なのだ

私たちホモソーシャル動物園の鑑賞者」は、家父長制的な価値観内面化しているがゆえにホモソーシャルに対して「愚かかわいい」という感情を抱いてしまう哀しきモンスターなのである


おわりに

誤解のないように言っておくが、私は彼らを嫌っているわけではない。むしろ、このフィルターを通すことでしか、これほど深く男性キャラを愛せなかっただろう。

彼らが「人間としての高潔さ」や「男としての威厳」という着ぐるみを着て、必死人間ごっこをしている姿。

その隙間から、隠しきれない「動物本能」がチラリと見えた瞬間、私はどうしようもない愛おしさを感じる。

この「ホモ動物園」の開園時間だけは、私たち安全な柵の外から、愛を込めて彼らを「愚かだねえ」と笑い飛ばすことができるのだ。

(※本稿は特定ファン心理分析であり、すべての作品ファンにあてはまるものではありません)


女性 オタクジェンダーBLホモソーシャル考察

Permalink |記事への反応(0) | 13:21

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放送もしてない、リアルタイム映像作品漫画もないガンダム

いまだにプラモデルで瞬間で予約完了するほど人気なのはやっぱり異常だと思う

過去に色々なロボットキャラクターが出てきたけど、ガンダムシリーズほどの求心力を持つデザインはなかった

なぜあんなに今も人気なんだろう

Permalink |記事への反応(0) | 11:10

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細田守は『ハムレット』を一行も読んでいない。

『果てしなきスカーレット』を観た。

細田守云々を抜きにしても激クソにつまらない映画であり、業界人がかろうじて擁護している映像美的な部分も近年の人気作品指輪とゲースロとマッドマックスアナ雪とエルデンリング)の寄せ集めでしかなく陳腐まりなかったのだが、それは俺個人の感想で、別に他人が褒めようが貶そうがどうでもよい。はっきりいって細田守と見れば何でも叩こうとする今のネット環境のほうが異常だ。むしろ、今細田作品擁護しようとするほうが勇気ある人間だと言っていいだろう。

そう思い、SNSでは感想を控えてきた。


が、そのSNSで見てしまったのである

「『果てしなきスカーレット』がわからないやつはシェイクスピアという古典がわからないやつだ」とほざいているスカ褒めポストを。



はあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜????????????



おまえ、『ハムレット』観たことある? 誰の訳でもいいから、読んだことある??????

筋とかキャラクター、知ってる?????


もし知ってたら、「『果てしなきスカーレット』を理解できないやつは『ハムレット』を知らない」なんて、口が裂けてもいえねえぞ。


『果てしなきスカーレット』を『ハムレットベース物語として観た場合基本的には「『ハムレット』を読んだことのない人間イメージで作った」という結論に至るのが自然だ。


前提として、ある古典を、それも何百年も前の物語に則って何かを作ろうとする場合原典より、より濃く、深く、複雑に作ろうとするだろう。最低でも、原典の味をそのままにしておこうと考えるはずだ。

それをあろうことか、細田守は鍋に大量の水をぶちこんで薄めてしまった。

たとえば、敵役たるクローディアス。『スカーレット』でも『ハムレット』でも主人公が付け狙う憎き叔父だ。

スカーレットの終盤(ネタバレ?知るか)、クローディアスは後悔をにじませながら天上の存在祈りを捧げる。

始めは俺も「おや」と思った。

というのもこれは『ハムレット』にもあるシーンだからだ。クローディアスが前王殺害懺悔する(しているように見える)場面。

それまでシンプルな悪役だった『スカーレット』のクローディアスにも事情があって、実は複雑なキャラクターの持ち主だった……とひねるのは、展開的にも今の世界を描くというテーマ的にも効果的ではないかもしかして、多少は脚本がうまくなったのか、細田守


だが、その期待は十秒後に裏切られるクローディアスの懺悔は偽の懺悔だったのだ。彼はどこまでも単純な悪でしかなかった。


この調子で、一事が万事原典キャラクターたちが改悪されていく。

ローゼンクランツとギルデンスターンは多少しょうがないとはいえ母親のガートルードはひどい。『スカーレット』ではマクベス夫人的な要素を持った「悪女」として描かれるが、その背景となる物語動機ほとんど描かれないので、ただの淫奔な毒親しか見えない。『ハムレット』では、わけのわからん息子と現在の夫とのあいだで板挟みになって苦しむかわいそうな人だったのに。

しかし、一番かわいそうなのはレアティーズだろう。ハムレット恋人オフィーリアの兄にしてハムレットの良き友人。しかし、ハムレットが原因でオフィーリアが死んでしまたこから仲違いし、最終的には殺し合うことになるという、ハムレットもっとも激アツなキャラのひとりだ。

このレアティーズが『スカーレット』では「クローディアス率いる悪の組織幹部C」くらいのポジションになり、特に深堀りも見せ場もないまま、小悪党として惨めに退場していく。

ハムレット』を一行でも読んだことある人間なら、まずこんな扱いは思いつかないはずだ。


とはいえ細田守が『ハムレット』を読んでいないとは思わない。タイトル釣りだ。

読んでいる証拠は、両作にとって重要なくだりである「父王の亡霊が語りかけるシーン」にある。

ハムレット』では冒頭に死んだ父王が現れ、ハムレットに「復讐せよ」と語りかける。これがそもそも悲劇の始まりなのだが、『スカーレット』では父王の亡霊を逆にラストに置き、「復讐」や憎悪とは正反対優しい言葉をかけてスカーレット復讐呪縛から解き放つ。つまり、父の言葉が『ハムレット』では呪縛、『スカーレット』では解放になるわけだ。

巧い反転だとは思う。そもそも物語と話運びがカスでなかったならば。

ハムレット』にはこういう嘆きがある。「この世の関節が外れてしまった」。弟が兄を殺し、その妻を奪い、正統な後継者である兄の息子から王位簒奪する。狂った世界である。こういう狂った世界を正すには自分が狂うしかない、というのは『ハムレット』のひとつの読みだ。

スカーレット』で描かれる現代世界鏡像としての作品世界も「関節が外れてしまった」世界といえる。だから、『ハムレット』をベースにするのはある意味で正解ではあった。だが、狂い方に失敗してしまった。狂えなかったのだ。だって細田守って世界とかたぶんどうなっていいって思ってる人だもん。常に「個人」と「自分」を描いてきたことは、これまでの作品証明している。

ファンの中には「これまでの得意分野を捨てて新しい領域に挑戦したこと評価すべき」との声もあるが、ファンタジーも古典もなめくさった扱いしかできないのに、なにを評価しろというのだろう? 人には向き不向き、そして心を込められるかどうかがある。

『竜とそばかすの姫』は駄作だったかもしれないが、少なくとも細田守の魂が幾分かは込もっていた。だが、『スカーレット』は? これこそ、虚無以外の何物でもない。


おそらく、『ハムレット』の「生きるべきか死ぬべきか」という名台詞に「生きること」という作品テーマ見出したのだろう。別に間違っているとまではいわないが、安易にすぎる。全体的に、安易にすぎるのだ。序盤で、坊主頭の聖を始めてみたスカーレットが「僧侶か? なら寺に行け!」というセリフがある。素でよくわからないギャグだろう。これは『ハムレット』でハムレットオフィーリアにかける「尼寺へ行け!」という有名なセリフオマージュだ。

なるほど。だから

からない。俺にはなぜここで「尼寺へ行け!」の引用が出てくるのかまったく説明できない。意味脈絡もない。

スカーレット』の問題は、『ハムレット』にかぎらずあらゆる要素がすべてそのような安易さの織物で出来ていることだ。どこかで聞いたようなセリフ、どこかで見たような展開。すべてが軽い。


からSNSの民よ。

俺の前のもう二度と「古典がわからないやつは『スカーレット』がわからない」などと言ってくれるな。お前も『バケモノの子』で『白鯨』がどんな扱いされてたか、観ただろ? ああいうやつだぞ? 細田守っていうのは。お前たちはどうせ『スカーレット』を映画館で一度っきりしか観ないのだろう。SNSマウントを取る目的で観て、明日にはもうきれいさっぱり忘れるのだろう。

だが、俺は今日も観る。初日と土曜で一回ずつ観て、また今日も観る。なぜって?


細田守ファンからだ。

Permalink |記事への反応(15) | 04:14

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ヒロアカ最新話よすぎて頭痛

ヒロアカアニメこんなに面白くて人気なのに

誰も回りで見てないから吐き出させてくれ

たまたま最新話前まで追いついたらみんなTLで騒いでたの見て最新話みてきた。

唖然と涙だけ出ちゃって、うまく言葉に出来ないけど言葉にするなら…

展開はそうなると分かっていた、そうだろうと思ってたけど大嫌いなオールフォンワンがよいちに固執した理由もなんとなく分かってたけど

「大好きだ」という言葉1つで

この作品はどこまでもキャラクターを一人一人愛してくれていて、敵キャラに、モブにまで思いを語らせてくれて…こいつも本当に1人の人間であると言うこと、愛している人がいた事を痛感させられた。

こんなに憎たらしいキャラクターを許してしまうそ一言があるのだと思い知らされた。

私は使い捨てのようになる漫画アニメキャラが嫌だ…特に劇場版キャラは本筋では無かったことになる。今まで劇場版キャラクターも出してくれたジャンプ作品今まであっただろうか…無かったことにしなかった…ヒーローも敵も存分に姿を見せてくれて

生き様を見せてくれた。

ヒロアカアニメは全てが癖に刺さる。

アニメーターに愛されてるのが放送後のアニメーターのツイートからも分かる、音楽からも分かる、声優からも分かる、原作者からも伝わる、こんなに好きな人がたくさんいてとってもいいな…

現在この世に存在するアニメで今回の鬼滅の刃映画を超えるアニメーションは出てこないと思っていた。

でもヒロアカは瞬間風速で追い抜く感覚がある。

鬼滅とは違う輝きがあった。

総集編劇場でみたらえぐい程たのしいんだろうな。

作画からアニメーターが楽しんで描いてるのが伝わってくる、出久は特に声優さんの声に希望や光を感じるし、爆豪のアニメーションの爆発や爆裂という表現において10年以上はこのヒロアカアニメーションを超えるものは出てこないと感じる。これはチェンソーマンのレゼの爆発とは違って、爆豪の性格ありきの爆裂表現があると思う。

感動しすぎて号泣頭痛いので頭痛薬を飲んでいる。

最近出てた人気投票で死柄木が入ってたりして

そんなに奴を許せるのか?と疑問だった。

でも死柄木は死柄木で仲間のために、今の世界が楽しくない奴のために負けられないという気持ちがとても良かった。私もそちら側だったから。持たざる者は持つものを羨み、妬ましいから、全部なくなれと思うから

ヒロアカ作品の好きなところはそれぞれに目標や信念が存在していて、それを敵でもひとつも取りこぼさずに大事に描くところだ。

いか応援したくなるという部分が今までのジャンプ作品にここまで存在しただろうか。

私が見ていたアニメNARUTOBLEACHなどだ。アイツらなんやかんや実は強い系だった。

出久、最初はうぜーと思う事もあった。綺麗事だらけで。冷めた目で人気の作品をなんとなく見ていた。みんなの話に追いつきたくて見ていた。学校の辺は陰キャにはキツかった。でも何となく見続けた。

でも見てるうちに馬鹿じゃねーのって気持ちが綻んでく。

レディナガン戦で心を打ち砕かれた。ヴィランよりの社会不適合者だから自分を重ねてしまって。

なんで助けてくれるんだ。なんで。って気持ちでいっぱいで。

今日やっと、その答えが示された。

弱さが皆を奮い立たせるという答え。

今まで見た作品でそんな答え見たことなかった。

というか推しがそれを喋ってくれたのが嬉しすぎた。

同じように惹かれていたから。

こんなに感情を揺さぶられたアニメはいつぶりだろう。こんなに応援したくなる主人公は今までに存在しただろうか…最後までツンを貫いてた爆豪はまさかW主人公位置まで飛んでくるとは思わなかった。ただの夢女子製造機(イメージ)じゃなかった。

ガチキラキラしてて、まじでヒーローだった。

ヒロアカは色眼鏡なしに、作品を楽しませてくれる。

アニメを見ていてその場にいる感覚になる。

キャラクターを取りこぼさずに描いてくれてありがとう

気持ちヴィラン側だったので

アニメを見て痺れてしまって作品への大好きを誰にも言えなくてここに初めて書き込んだ。

社会不適合者こそヒロアカを見て欲しい。私はこの世の全てに唾を吐きかけていても、手を取ってくれるだれかがいると信じれる。心のバイブル

このアニメみんなに見てほしいけど、周りに誰も見てない。どうして〜みてくれ〜!!!

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2025-11-22

【にじボイス終了】「偶然似た」という大嘘と、技術的な答え合わせ

増田です。DMM傘下のAlgomaticが提供していた「にじボイス」がサシュウを発表した。

プレスリリースには「法的な権利侵害はなかった」「パラメータ調整の結果、偶然似てしまった」などと書かれているが、これを真に受けている人は少し冷静になったほうがいい。

日本法律では学習合法だ!」「日俳連の圧力に屈した!」と騒ぐ擁護派もいるが、今回の件はそんな単純な話じゃない。

これは「AI技術の敗北」ではなく、「ある企業が吐いた嘘と、杜撰データ管理が露呈して自爆した」というだけの話だ。

盲目的に企業擁護する前に、技術的な事実関係の「答え合わせ」をしておこう。

なお、あくま技術的な根拠を示しているだけであって、問題があると断言できないことは断っておく。

技術的な調査から予測される内容について示そうと思う。

学習合法」という言葉落とし穴

まず、擁護派が盾にする「著作権法30条の4」について。 確かに今の日本法律では「情報解析」が目的ならば、元データが何であれ(おそらくエロゲーから音声を抽出したデータセット『moe-speech』であっても)、それをAIに食わせてAIモデルを作るだけなら、一応は適法とされている。 そこだけ切り取れば、違法ではないと言い張れる余地はある。

だが、今回の問題本質はそこではない。

Algomaticが行っていたのは、一般的な基盤学習にとどまらず、「特定キャラクター(=特定声優)を狙い撃ちしたFine-tuning(追加学習)」である疑いが極めて濃厚だという点だ。

moe-speech』は、親切なことにキャラごと(声優ごと)にフォルダ分けされている。 ここから特定フォルダを選んで、「その声優の声質や演技の癖」を再現するために個別学習Fine-tuning)を行う。 これはもはや「データ統計解析」ではない。特定個人の実演の「デッドコピー模倣品)の作成」だ。 これをやると、生成された音声には明白な「依拠性」が生まれる。まりパラメータ調整で偶然似た」のではなく、「その声優データ意図的に使って似せた」ことになる。これはパブリシティ権人格権侵害に問われる可能性が極めて高いラインだ。

Algomaticの主張と矛盾する「3つの技術証拠

Algomaticは「適切な権利処理を行った」「声優から許諾を得た」「パラメータ調整で作った」と主張していた。

しかし、有志による技術検証によって、その主張と矛盾する証拠がいくつも出てきている。

音質のバラつきと「スタジオ収録」の嘘

「にじボイス」の音声を分析すると、キャラによって音量が不均一だったり、明らかに古い年代マイクで録ったような「こもった音」が混在していることが判明している。 もし公式が言うように「統一されたスタジオプロを呼んで新規収録」したなら、こんな品質バラつきが出るはずがない。 これは、録音環境年代も異なるバラバラゲームデータmoe-speech等)を寄せ集めたと考えるのが自然だ。

有名声優との「特徴量」の一致

検証の結果、有名声優の声と音声の特徴量が「ほぼ本人」レベルで一致するキャラが多数発見されている。 「パラメータ調整で偶然似た」と言うが、声の高さや速度はいじれても、その人特有の「骨格からくる響き」や「微細な演技の癖」まで偶然一致することは、AIでもまずまずあり得ない。 元データとして「その人の声」を食わせない限り、ここまでの再現不可能だ。

決定的な「おじいちゃん誤爆」の痕跡

これも動かぬ証拠だ。元ネタの『moe-speech』には、作成者の抽出ミスで「幼い女の子祖父の声(老人男性)」に、誤って「幼女女性声優)」のタグが付いているという有名な汚れ(エラー)がある。

これを踏まえて、にじボイスに実装されていた「ある老人キャラ」の声を解析モデルにかけると、どうなるか。 なんと、「この老人の声は、〇〇(特定女性声優である」という判定が出たのだ。

意味がわかるだろうか? にじボイスのモデルは、「このおじいちゃんのダミ声=あの女性声優の声だ」という、moe-speech特有の「間違った知識」を学習していたということだ。

もしAlgomaticが主張するように、スタジオで老人役の声優を収録したなら、そのデータに「女性声優」のタグが付くわけがない。 これは、「タグ付けミスすら直されていないネット上のデータを、中身の検品もせずにそのまま学習させた」という、言い逃れのできない証拠トレーサビリティ)になってしまっている。

結論AI未来を守るために

今回のサービス終了は、日俳連の理不尽圧力によるものではない。

「自社開発」と謳っておきながら、実際はネットデータ検品もせずに流用していた事実が、技術的な証拠によって明るみに出そうになったため、これ以上の追及を避けるために店を畳んだ。

そう見るのが妥当だ。

AI推進派」を自認する人たちにこそ言いたい。 もし本当にAIの発展を願うなら、こうした「産地偽装」のような振る舞いをする企業擁護してはいけない。

それは真面目にコストを払い、権利処理を行い、クリーンデータセットを構築しようとしている技術者への冒涜であり、ひいてはAI技術のもの社会的信用を地に落とす行為だ。

AIから何でも許される」わけではない。技術魔法ではないし、嘘はいつか必ずバレる。

今回の件を「可哀想AIベンチャーいじめられた」と総括するのは、あまりにも事態本質を見誤っている。

以上。

Permalink |記事への反応(0) | 19:04

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anond:20251122154521

からAIがあるんだぞ

好きなもの自分で作ればいい

内容はゴミだけどアイデア世界観面白いって作品あるだろ?

その設定使って創作すればいい

俺はイラストもやってる

画質は良くなくていい

思いついたキャラクター表現するのに便利

Permalink |記事への反応(1) | 16:05

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ネタバレたくさんあり】果てしなきスカーレットを観た

 珍しくふと、映画館映画を観たいと思った。最後映画館に行ったのは11年前、中学の頃親と一緒に行ったっきり。自力映画館に行ったことも無いのに、なぜかそんな気持ちになった。

 細田監督の最新作「果てしなきスカーレット」が、ちょうど公開されるらしい。小学生の頃、金ロー放送された「サマーウォーズ」を録画して、繰り返し観た記憶が蘇る。これは観るしかねえと思い立ち、TOHOシネマズに向かった。

 結論としては、良いところはあるものの、やはり細田脚本には問題があると言わざるを得ない出来だった。本当に現状のままでいいのか、細田監督を問いただしたい理由をまとめた。

(1回見ただけなのでおかしいところや思い違いがあると思うけど、容赦してね。)

【以下、ネタバレ










 まずは簡単にあらすじを紹介。愛する父親を殺された王女スカーレットは、父親を殺した叔父クローディアスの暗殺に失敗。死者の国で目を覚ますスカーレットは死者の国で、現代日本からやってきた看護師・聖と出会う。スカーレットは聖と共に、かたき討ちのためクローディアスを探す旅に出る。

 本作が題材にするのは報復連鎖細田監督自身インタビューでそう語っており、私もその予備知識ありでスクリーンに臨んだ。では、憎しみと復讐連鎖に伴う辛さ、やるせなさが描かれているのかと言われれば、十分に描かれているとは言えなかった。

 正直なところ、憎しみや復讐の描き方は「進撃の巨人」の圧勝こちらの方が断然よくできている。本作は「進撃の巨人」と比べて、憎しみと復讐が続いてゆく辛さ、やるせなさが身に強く迫ってこなかった。

 その理由はいくつかある。

 一つは、愛する父が暗殺される→クローディアスの暗殺に失敗→死者の国へ、という冒頭の流れが説明であること。スカーレットが抱える憎しみとその辛さは理解できるものの、それが自分の身に起こったかのように感情移入できなかった。「物語への圧倒的没入体験」を掲げる本作であるが、没入できないもどかしさが最後まで続いた。

 もう一つは、クローディアスが一貫して悪人として描かれていること。「進撃の巨人」では、主人公たちが相手を憎むのと同時に、相手側が主人公たちを憎む様子も丁寧に描いていた。絶対的な悪など無く、対立する両者がお互いに痛めつけあうやるせなさ。それが、本作にはほとんど見られない。長期連載作品である進撃の巨人」と、二時間に満たない尺の本作を比べるのはフェアじゃないかもしれないが、復讐や憎しみを描くうえで、そこは外してほしくなかった。

 しかし、復讐や憎しみを題材にしている本作であるが、より深いテーマを感じた。それは、「自分の好きなように生きよ」というメッセージである

 物語の序盤、スカーレットは父の敵討ちに燃え、死者の国で現れる敵を次々と殺してゆく。「王女としてそうあるべき」という義務感をスカーレットは抱いており、それが復讐モチベーションになっていることが描かれている。看護師である聖は、好戦的スカーレット対照的に、敵味方差別なく治療を施し救おうとする。それも、「看護師としてそうあるべき」と聖が考えているからだ。

 敵を殺そうとするスカーレットとそれを好まない聖は、一見対照的キャラクターに見える。しかし、「自分立場にとらわれて、本当はどう生きたいのか分からない」という内面は同じなのである

 スカーレットと聖は交流を重ねる中で、互いの心情に変化が生まれてゆく。スカーレットは、敵との戦闘になっても剣を鞘に納めたまま戦い、むやみに人を殺めなくなる。人を殺めるための短刀を、自分の髪を切る(新しい自分になる)ために使うシーンは、スカーレット内面の変化を印象的に描く。逆に、人を殺めることを否定していた聖は、弓矢でクローディアスの手先を殺めてしまう。物語の序盤、「人を殺めるな」とスカーレットに散々言ってきた聖が人を殺めてしまうシーンは大きな批判を生みそうだが、聖が自身の黒い感情に対して正直になった、もしくは抑えられない、という内面の変化が描かれる良いシーンであったと思う。憎しみという黒い感情否定しないことは、本作の美点の一つである

 一見対照的な二人だが、共に同じ苦悩をを抱えていて、それが変化してゆく、という構成は好印象だった。ただし、スカーレットについては憎しみに関する描写が強すぎて、「王女としてそうあるべきだから復讐燃えている」という内面理解しにくかった。物語の序盤も序盤、スカーレットの父が「王女としてではなく、女の子として好きなように生きなさい」と幼少期のスカーレットに語るシーンがあるのだが、さらりとしすぎている。スカーレット死ぬ前に、クローディアスの暗殺民衆が熱望していて、スカーレットがそれにプレッシャーを感じているようなシーンがあると良かった。

 クライマックススカーレットは死者の国から元の世界へと戻り、王女となる。王となったスカーレット民衆に、「民を救うこと」「子供絶対に死なせないこと」を宣言する。これは、スカーレットが「王女としてそうあるべきだから」と考えているからではなく、心の底からそう思っている。スカーレットは死者の国での交流を通じ、「私はこうありたい」という自発的な強い意志を手に入れて、物語は幕を閉じるのである

 そのようなクライマックスを踏まえると、「果てしなきスカーレット」は、憎しみの連鎖を描いた物語というよりは、少女自分生き方を決める物語なのだ個人的には思った。本質的には、「おおかみこどもの雨と雪」(主人公が、おおかみ or人間、どちらかの生き方を選ぶ)や、「バケモノの子」(人間世界 orバケモノ世界、どちらで生きるのか選ぶ)など、細田監督過去作品にも通ずるテーマであるといえるだろう。

 本作は他の細田作品と同じく、演出特にメタファーの使い方に優れる。特に水というモチーフが良い。序盤、空が荒れた海のようにうねる様子をまじまじと見せつけつつ、水一つない砂漠風景を延々と見せておいて、最後スカーレットを雨に打たせる流れが良かった。雨はスカーレットの心の痛みであると同時に、乾き続けた心を潤す恵みの雨でもある。スカーレットが抱く矛盾した複雑な感情を、水や雨というモチーフを使うことで、端的に表すことに成功している。物語全編を通じて砂漠風景が続くのは単調で少ししんどくもあったが、クライマックスに良い形で回収されたのは良かった。

 カラスモチーフも良い。本作ではカラスが度々出現するのだが、物語の終盤、クローディアスと対峙するシーンでザワザワとカラスが集まり、散ってゆく演出が良かった。黒い感情やざらつきが、スカーレットの胸に広がって去っていく描写である。このシーンでは、スカーレットが抱く感情にある程度没入することができた。

 しか最後最後、黒い竜がカラスとなり散っていくシーンは解釈が難しかった。カラススカーレット内面を表しているのであれば、竜が悪役に雷の制裁を加えるのはご都合主義すぎる。スカーレットの黒い感情の高まりが、直接悪を成敗しちゃってました、ってことになってしまわないだろうか。私の読解力では、一本芯が通った演出として理解できなかった。

 その他、聖のキャラクター人間味が無いとか、スカーレットの母が謎だとか、細田監督らしく突っ込みどころは沢山あるしキリがない。しかし一番の問題点は、わかりやすカタルシスに乏しいことだろう。「見果てぬ場所」を目指すとか、最後に聖とキスして永遠のお別れをするとか、カタルシスを作ろうという工夫は見られるが没入感が無く、わかりやすく感動できない。

 唯一カタルシスを感じたのが、劇中歌「祝祭のうた」(フルバージョンがストリーミングにある)をバックに、スカーレットが炎の中に吸い込まれ現代日本へとワープするシーン(このシーンはYoutubeでチラッと見ることができる)。なんだかよくわからないけれどいい感じにエモい歌が鳴っていて、スカーレットが「うわああああ」ってなってて、吸い込まれてゆく映像美も(IMAXなので)すごい。「コレだよコレコレ!このわかりやすい感じ!」と思ってスクリーンの中に身を任せたのだが、その先の現代で踊るシーンは作り物感が強く、映画館座席の上にストンと戻されてしまった。復讐だけのために生きてきたスカーレットが新しい自分を見つける、という背景を意識するとそれなりにエモく見えるのだが、直感的に感情移入してダラダラ涙を流すためにはあと一歩か二歩足りなかった。

 「君の名は」ほどではなくてもいいから、馬鹿でも分かるような感動が欲しかった。まず、分かりやすく感動できること。そのあと二回、三回とリピートしていくにしたがって、細田監督演出の上手さが生きてくる。水や雨、聖がおばちゃんから貰った楽器などのモチーフや、登場人物些細な変化。それに気づいていくことで、回数を重ねる度により深く物語へと没入することができる。

 個人的に大好きな「おおかみこどもの雨と雪」には、それがあったと思う。揺らいだカーテンに隠れた雪がおおかみの姿に変身する激エモシーンや、嵐が去った駐車場で花と雨がお別れする涙腺崩壊シーンなど、音楽(激エモ)と映像美(激エモ)の力を借りた分かりやすい感動ポイントが、まずあった。そのあと繰り返し鑑賞してゆくにつれ、瓶に入ったお花の描写や、おおかみであるとは?人間であるとは?といったテーマ理解度が深まり没入していく。そんな作品だった。それこそが「物語への圧倒的没入体験」だと思うのだけど、皆さんはどう思いますか?

 それを踏まえると、やはり奥寺佐渡子さんの脚本に戻してほしいと切に願う。復讐や憎しみを題材にしながら「自分の好きなように生きよ」というメッセージ細田監督から投げかけられた私は、素直に胸を打った。しかし、カタルシスに乏しく物語に没入できてないので、そのメッセージが深くまで刺さってこないし、未消化感が残る。上映が終わった後、前の席に座った女性大学生くらい?)の二人組が、「何の話か分からない……」と漏らしていたのが印象的だった。監督が伝えたいメッセージが観客に伝わらないのは、あまりにも大きな問題ではないか

 奥寺氏が脚本に嚙まなくなった「バケモノの子」以降、細田監督作品脚本の弱さを批判され続けてきた。しかし、「竜とそばかすの姫」はそれなりに売れてしまったわけだし、商業的にやっていける限り細田脚本は続いていくだろう。

 しかし、本当にそれでいいんですか?

 「あなた脚本だと、メッセージが観客に上手く伝わってないみたいですけど、本当にそれでいいんですか?」と、細田監督に問いかけたくなる。「好きなように作って満足!」みたいな同人誌的な態度の映画作りで細田監督が満たされるのであれば、現状維持でかまわないと思う。我々はスクリーンの前で、感動ではなく悔し泣きの涙を呑むしかない。

 しかし、莫大なマネーステークホルダーを巻き込み、作品を広く世に知らしめる力を持つクリエイターとして、「自分メッセージを世の中に投げかけ、沢山の人の気持ちを揺さぶりたい」と細田監督が考えているのであれば、勇気をもって奥寺脚本に戻していただきたい。

 ちなみに奥寺佐渡子さんのことを調べたところ、最近脚本を手掛けた「国宝」なる映画がとてもすごいらしい。昭和ど真ん中の時代に、任侠の息子が歌舞伎役者として成長していく話なんて教養がない私にはとても敷居が高いんだけど実際どうなの????教えてエロい人。

PS

 TOHOシネマズBGMってあるじゃんピアノの曲。超久しぶりに映画館に行くので、あの曲が劇場で流れている雰囲気も楽しみにしてたんだけど、開場して五分後に入場したらすでに広告が始まってて聴けなかった。放映終了後も、「忘れ物に気を付けてください」の画面が出てくるだけで聴けなかった。開場直後に滑り込めばこのBGM聴けるの?これもエロい人がいたら、ついでに教えてほしい。

 仕方がないので、その曲を無限リピートさせながらこの記事を書いている。ちなみに、TOHOシネマズBGMは「ナッシュスタジオ」という、業務用向けのBGM効果音を専門に販売する会社のもので、ハードオフの店内放送曲や天神CM、デデドン絶望)もこの会社作品らしい。"NashMusic Library"で調べればストリーミングで聴ける。

Permalink |記事への反応(1) | 00:01

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2025-11-21

Nano-Banana Proで二次創作界隈に激震が走るぞ

いやガチヤバいって!!

キャラ画像一枚あれば、どんなポーズシチュも作れるぞ!

漫画簡単自動で作ってくれるぞ!!


さっき、俺の大好きなカリオストロの城クラリス画像四コマ漫画作ったら、今まで見たことのないクラリス笑顔が見れた!!

今震えてる!!!

著作権的にアップロードできないけど!!

でもさ!!

これ、二次創作とどう違うのって話!!!

人の手で作ったのか、AIで作ったのか、それだけの違いじゃん!!

じゃあキャラクターものAI画像もあげていいってなる!!

無法地帯になるぞ!!!

みんなもやってくれ!

Geminiで、思考モードを選び、🍌画像作成を選び、好きなキャラ画像アップロードして、指示するだけ!!!!!!

今までと違うのは、

これまでは「無」の状態からカリオストロの城クラリス描いて」だったけど、

今回は「クラリス画像から「この子草原で走ってる絵を描いて」だから

全く仕組みが違うの!!!

(もちろん、従来通りのやり方でもいけるけど!!)

著作権キャラ自由に操れる!

自分で描くことなしで、誰でもできる!!!

二次創作界隈、終わった!!!!!!

Permalink |記事への反応(0) | 13:45

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敵性動物パンダさよなら

最近街中やテレビパンダキャラクターを見るたびに、なんだかすごくモヤモヤした気持ちになる。みんなパンダを「かわいい」「癒やされる」ものとして受け入れてるけど、今のこの世界情勢を見てて、本気でそう思えてるんだろうか?

ニュースをつければ、連日中国との関係ヤバいって話ばかり。いつ戦争になってもおかしくない、なんて言われてるのに、日本企業は相変わらずパンダパンダ。この世間との温度差が、正直マジで怖い。

よく考えてみてほしい。パンダって結局、中国の「政治の道具」だよね。「パンダ外交」なんて言葉があるくらいだし、全てのパンダ中国のもの。高いレンタル料を払って、結局そのお金相手の国に行く。もし本当に戦争になったらどうするの?私たちが「かわいい〜」ってグッズを買ったりして落としたお金が、巡り巡ってミサイル武器に変わって、こっちに向かってくるかもしれない。そう考えると、企業キャラクターとして使い続けるのって、すごく無責任だし、ある意味自殺行為な気がしてくる。

もちろん動物のものに罪はないし、酷いことをしろなんて言わない。でも、日本会社がわざわざ、今にも戦争しそうな相手国のシンボルを「会社の顔」にし続ける必要ってある?

パンダキャラって、今となっては日本人の平和ボケ危機感のなさの象徴しか見えない。企業のお偉いさんたちは、この状況をどう考えてるんだろ。コンプライアンスとかリスク管理とか普段うるさいのに、なんでそこはスルーなのか不思議でたまらない。

日本には他にもいい動物いっぱいいるじゃん。タヌキとかキツネとか、日本動物でいいでしょ。もうパンダに頼るのはやめようよ。そろそろ本気で線引きしないと、日本はいつまでもナメられたままだと思う。パンダには悪いけど、さよならするいい機会だと思う。パンダキャラクターにしてる楽天大丸松坂屋サカイ引越センター味の素京成とか、このままだと不買運動だよ?

Permalink |記事への反応(3) | 13:44

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anond:20251121032628

経済理論文脈だけで見れば、高市氏の「サナノミクス」と「サッチャリズム」は水と油ほど違います

サッチャーフリードマンマネタリズム小さな政府)」という理解に基づけば、積極財政を掲げる高市氏がサッチャーを名乗るのは、経済学的には大きな矛盾を孕んでいます

そして、最後の「お前はトラスだよ」というツッコミは、現在金融市場財政規律懸念する視点から見ると、非常に鋭く、かつ痛烈な皮肉として成立しています

なぜそう言えるのか、そしてなぜ高市氏はそれでもサッチャーを自認するのか、その「ズレ」と「トラス氏との類似点」について整理します。

1.経済理論の決定的矛盾フリードマン vs積極財政

ご指摘の通り、サッチャー首相が信奉したミルトン・フリードマン理論マネタリズム)と、高市氏の主張は真逆の要素が強いです。

項目サッチャリズム (英国 1980s)サナノミクス (日本 2020s)
基本理論フリードマンマネタリズム ニュー・ケインジアン的 /MMT的要素
財政スタンス緊縮財政歳出削減小さな政府積極財政危機管理投資国債発行)
インフレ対抗金利引き上げ・マネーサプライ抑制現在デフレ脱却・成長重視のため緩和継続
政府役割市場介入を減らす(民営化規制緩和国家主導産業育成(セキュリティ国防

まり経済政策ベクトル蛇口を締めるか開けるか)は正反対です。

2. なぜ「リズ・トラス」なのか?(核心の指摘)

「トラスだよ」と嘆く理由は、財政規律無視した積極財政市場債券市場為替)に何をもたらすかという懸念にあると推察します。

リズ・トラスの失敗(2022年

インフレが高進している中で、「減税」と「エネルギー補助金」という大規模な財政出動(バラマキ)をぶち上げました。

結果:市場は「英国財政破綻する」「インフレ悪化する」と判断国債暴落金利急騰)、ポンド暴落し、年金基金危機に瀕して、わずか49日で退陣しました。

サナノミクスへの懸念

高市氏の「必要なだけ国債を発行して投資する」という姿勢は、市場から見れば「財政規律放棄(悪い金利上昇)」と受け取られかねません。

市場が「日本円や日本国債は危ない(トラスの時の英国と同じ)」と判断すれば、「サッチャーのような改革」ではなく「トラスのような市場クラッシュ」を引き起こすのではないか

 

この点において、「お前はトラスだよ」という指摘は、「経済リアリティ市場の反乱)を軽視しているのではないか」という非常に本質的批判になっています

結論

高市氏がサッチャーを名乗るのは「政治的キャラクター」としての憧れであり、経済政策の中身(フリードマン理論)は継承していません。

しろ財政規律よりも財政出動を優先し、それを成長で賄おうとする姿勢は、市場との対話を失敗した時のリスクも含めて、ご指摘通りリズ・トラス氏の短命政権が直面した構造リスクに近い側面があります

保守の剛腕リーダー」を演じようとして、経済の足元をすくわれる(トラス化する)のではないかという懸念は、今の日本債務残高や円安基調を考えると、決して杞憂とは言えない鋭い視点です。

Permalink |記事への反応(0) | 04:13

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2025-11-20

anond:20251120224958

キャラクターというより世界観に近いよな

Permalink |記事への反応(0) | 23:00

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プロセカの「美しすぎる偏り」MOREMOREJUMP!は本当に“前向き”か――

男女共同参画を忘れたアイドルグループ構造問題**

プロジェクトセカイカラフルステージ!」がリリースされてから音楽ゲームとしての完成度やキャラクターたちの物語は多くのファンを魅了してきた。

だが――その華やかなステージの裏で、現代社会が決して見逃してはいけない構造問題が静かに進行している。

問題の中心にあるのは、アイドルグループMOREMOREJUMP!」。

“明るく前向き”“キラキラ”“かわいい”と称される彼女たちだが、そのメンバー構成女性のみ。一見すると当たり前に見えるかもしれないこの事実こそ、私たちが見落としてきた「ジェンダーの偏り」そのものではないだろうか。

女性だけのグループ=なぜ問題なのか?

現実世界では「男女共同参画社会基本法」が掲げられ、「性別に関わらず、あらゆる分野で活躍できる環境」が求められている。

しかし、MOREMOREJUMP!のステージに立つの女性アイドルのみ。

男性が挑戦する余地ゼロ

オーディションの形跡もない。

まりこれは、華やかなステージを装いながら、性別による“参加制限”が構造化されている状態に他ならない。

ゲーム世界観だから、と軽く片付ける人もいる。

だが、影響力を持ったコンテンツからこそ、そこに潜む偏りは現実へ強烈に波及する。

女の子可愛いアイドル」「男の子は外側から応援するだけ」

そんな旧来型の固定観念を、プロセカは無自覚再生産してはいいか

■ “前向き”を掲げながら、平等を掲げていない矛盾

MOREMOREJUMP!のテーマは「再起」「前向き」「夢を追う」。

しかしその夢は、なぜか“女性にだけ”開かれている。

男性ステージに立つ夢は、なぜ同じ形で描かれないのか。

アイドル女性であるべき」という古いステレオタイプを、キラキラした世界観の中でそっと肯定しているようにも見える。

これでは、作品がどれほど前向きなメッセージを語ったとしても、ジェンダー平等観点から時代錯誤だ。

多様性時代に、なぜ“男女混合アイドル”が一組も存在しないのか

プロセカには多くのユニットが登場するが、特にアイドルテーマにしたユニット女性限定であることは、“多様性”を唱えるべき現代コンテンツとしては明らかにバランスを欠いている。

男女混成ユニットひとつでもあれば

性別わず活躍できるステージ

というメッセージ自然に届けられるはずだ。

だが現状、MOREMOREJUMP!は、

可愛い女の子けが輝く世界

という旧来の価値観を温存する装置になっている。

■ 求む、“ジェンダーの壁を越えるステージ

これは決して「女性アイドルダメ」という話ではない。

しろ女性たちの活躍もっと広がるべきだ。

だが、男女共同参画社会を目指すのであれば、

性別による暗黙の排除をなくす構造改革が求められる。

もしプロセカが次のステージへ進む気があるのなら――

MOREMOREJUMP!に限らず、男女混合のアイドル像や、性別に縛られない表現開拓を避けて通ることはできないだろう。

結論MOREMOREJUMP!は、“優しい差別”の象徴になっていないか

華やかで、前向きで、輝いている。

からこそ、その陰に潜む偏りはより深刻だ。

性別によって“参加できる夢”が分断されている状態は、

男女共同参画社会理念から見れば明白に問題がある。

いま必要なのは

「夢見る権利を、性別で区切らない」

そんな新しいステージ提示だ。

プロセカがその未来を選び取れるか――

それが、次の時代の“本当のジャンプ”なのではないか

Permalink |記事への反応(0) | 18:13

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そもそも著作権曖昧すぎる

何をもって著作物創作したと言えるのかが曖昧すぎて話にならんよね

鼻歌でも著作物なのか、違うならどれぐらいか著作物なのか

楽譜著作物になるなら絵に対する指示も著作物になるのかどうか、とか

「黒い丸と、左上と右上に耳のように黒い丸を付けたデザインキャラクター

という文字列指示は著作物なのか、違うならPostScript手書きしたら著作物なのか、全然はっきりしてない

Permalink |記事への反応(1) | 16:27

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二万回AIに出力させる方法

例えば新しいキャラクターを作りたい場合10x10グリッド状でキャラを生成してもらう

これで100回出力させたことになる

これを10回程度繰り返して1000回のAI出力になる

その中から良さそうなキャラクター10個選んで、プロンプトにその10個のキャラを渡して似たバリエーション10x10を生成

10回繰り返せば1000回なので合計2000回のAI出力を得られる

このループをあと19回繰り返せば2万回のAI出力を得られる

実際になんかのキャラクターを生成してもらうときはこういうやり方をしてるから、2万回は普通にあり得る

Permalink |記事への反応(1) | 16:03

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anond:20251119214409

ホタテマンは、かつてフジテレビ系で1981年から1989年まで放映されたお笑い番組の『オレたちひょうきん族』内に登場した、安岡力也が扮するキャラクターの一つであるグループサウンズから悪役俳優転向した安岡テレビタレントとしての代表作となり、後にレコードも発売されてヒットとなった。

概要

見た目はホタテから手足が出たような姿の着ぐるみである。顔には悪役プロレスラーペイント風のメイク[1]が施されており、着ぐるみには傷跡が残され腕には安岡敬愛していた[2]エルビス・プレスリー衣装を模したウェスタンファッション特有の水切りが付いている。胸には「ホタテマン」と書かれた名札が付けられていた。

誕生過程

安岡力也1982年11月20日の『オレたちひょうきん族』のコント劇(タケちゃんマン)に暴力団員役でゲスト出演した際、タケちゃんマンを呼ぶ為の道具の一つである「ホラ貝」の事を思わず間違って「ホタテ貝」と言ってしまったのがきっかである[3][4]。これを他の出演者が軽く冷やかしたところ、力也が「何だと?そんなにおかしかったのかよ!」と突如怒り出してしまい、スタジオ内にあるセットの大道具小道具を投げ付けたりなぎ倒して大暴れとなり、他の出演者が血相を変えて逃げ出してしまうというハプニングとなった。

このような大騒動となってしまった原因は「後輩から馬鹿にされて屈辱だと思い込んだ力也が本気で怒ってしまった」「決して本気ではなく安岡がその場でわざとボケた」「腫れ物に触るような雰囲気だったので怒った振りをしてビビらせた」「事前の打ち合わせ通りで演技だった」など様々な説が存在するが、真相は定かではない。

この「力也ホタテ貝に絡んで大暴れ」のシーンが当時話題となり、力也は「ホタテマン」として『ひょうきん族』にレギュラー出演するようになった。タケちゃんマンのコーナー内で誰かが「ホタテ」という言葉を思わず口にした際には[5]、“ジョーズ”のテーマに合わせて力也が登場し、大暴れをして皆が逃げ出してわめいて大騒ぎになるのが定番パターンであった。当初は生身の力也が暴れていたが、番組内で「力也ホタテ」というイメージが定着したことで、着ぐるみを付けた「ホタテマン」というキャラクターへと変化していった[4][6]。

その後は、上記の流れが「ワンパターン化」して飽きられたと判断されると1シーンのみの出落ち要員となり、途中からたまたま場面に居合わせ榎本三恵子[7]演ずる「ハチの三恵子」に一目惚れをしてしまい、猛アタックの末に結婚榎本と共に番組降板となった。

その後、最終回ゲスト出演した。後日安岡不祥事逮捕された際、ワイドショー女性レポーターに「安岡さんは「ホタテマン」として子供たちに夢を与えてきたのに、こんなことをして申し訳ないと思いませんかね?」と質問をされたというエピソードがある[要出典]。

レコードリリースミニヒット


1983年5月5日に「ホタテロックン・ロール」を、ワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパンから発売。コミックソングながらも作詞内田裕也横澤彪城悠輔[8]、作曲加瀬邦彦という豪華な顔ぶれによるものであった。

更にアレンジは当時駆け出しだった小室哲哉担当している[9]。最終的には32万枚のセールスを記録した[10]。そのホタテ宣伝功績により北海道ホタテ漁業組合から表彰されるに至った[4]。

なお、この歌は『まんがジョッキー』の主題歌マンジキロックンロール」を改変したものであり、作詞作曲は同じコンビである[11][12]。

サンヨー食品の「サッポロ一番ほたてラーメン」や、かねてつ食品の「ほたて風味フライ」のテレビCMにも出演し、人気を博した。

他に広告活動として、BASFジャパンハイポジションクロムポジション)用コンパクトカセットテープCR-X」の広告に、写真のみで出演していた[13]。

柏レイソル応援歌がこの曲に似ているという指摘もある。

Permalink |記事への反応(0) | 08:21

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2025-11-19

傑作漫画は大体4巻以内に終わる

俺的傑作の定義=描かれていたキャラの考え方やセリフ自分の中に残っていて、自分を形作る一部になっている作品

 

21エモン』:藤子F不二雄の最高傑作相対的価値観。意外とカネの話ばかりするところ。木星編は最高。

スローニン』:吉田聡最高傑作。どのエピソードもいいが「スクラムトライ」は何度でも泣ける。「どうしてそんなにいつも強くなきゃいけないんですか?」

グリーンヒル』:古谷実最高傑作宇宙人を追って屋根を走る彼を見て「私は彼が好きだ」のシーン。あれ以上の恋愛漫画存在しない。

レベルE』:冨樫義博最高傑作。彼が生み出したキャラの中で一番狂っているのが王子。あれを超えるキャラクターは前にも後にもいない。

花田少年史』:一色まこと最高傑作。泣かせにきてる作品だがきっちり泣かされる。5巻は番外編なので実質4巻まで。

プラネテス』:幸村誠最高傑作宇宙日常として描き、それを成立させる画力。2話目が出色。ハチマキはわりとどうでもいい。

度胸星』:山田芳裕最高傑作ではない。残念だよね。これが連載続けられない世界。『望郷太郎』は納得のラストを迎えてほしい。

呪文世界を覆せ』:最近ではこれ。短歌×芸人って、界隈ではありそう感のあるテーマだが、中身は全然違う。さすが認知症の著書が多い著者。

Permalink |記事への反応(5) | 23:43

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えっと…、バカ?😅

韓国の一部ユーザー間においては、今回のような「人差し指と親指を近づける手つき」が男性蔑視ハンドサインを表していると主張され、たびたび物議を醸してきた背景がある。発端はかつて存在した過激派フェミニズムコミュニティサイトメガリア」のロゴとみられており、このロゴには「人差し指と親指を近づける手つき」で男性器が小さいと揶揄する意図があったようだ。結果として、この構図を想起させる手つきが男性蔑視ハンドサインとみなされるケースが生じている。

電子掲示板サイトメガリア」のロゴ

https://imgur.com/a/QL9oD3H

今回のフユカの必殺技中の手つきにも、一部韓国ユ―ザー間でそうした批判が生じていたかたちだ。韓国向け公式Xアカウントのみがモーションについての謝罪を投じ、外国籍アーティスト制作したシーンであり、特定思想とはまったく関係がないとも説明。開発チームと協議をおこなうとし、その後モーションの変更に至るまでの過程も細やかに報告された。そうして実装直前に左手を握り拳にする変更がおこなわれたかたちだ。

先述したとおり「人差し指と親指を近づける手つき」については、これまでにも韓国の一部ユーザー間でたびたび批判の的になってきた。2023年Studio PPURIが手がける各種ゲームPVに同様のハンドサインが“仕込まれている”とされ、一部ユーザーによる騒動が発生し、『ブルーアーカイブ』などのPVが非公開になるという一幕があった(関連記事)。今年に入ってからも、たとえば『勝利の女神:NIKKE』のサービス1000日記イラストにおけるキャラクターの手の形が批判を受け、公式謝罪と共に海外クリエイター外注したイラストであり制作にあたって差別的意図は一切なかったことを説明。監修プロセス見直しなども伝えられつつ、海外向け投稿では問題視された部分が変更されることとなった(弊誌英語版関連記事)。

最新記事

Yostar新作『ステラソラ』新キャラが「男性侮辱するようなハンドサインをしている」疑惑浮上。公式は「そんな意図はない」とマッハ謝罪&即モーション変更

Permalink |記事への反応(1) | 13:19

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anond:20251118183308

ここでキャラクター権利があると主張しちゃうと、二次界隈が権利侵害してるのはどうなのかって話になるからなー

Permalink |記事への反応(1) | 11:57

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なぜ日本二次絵界隈だけがAI過激化しているのか?

元の記事は目が滑って読めなかったのでAI再構成させてみた

1. 序論:本稿の目的考察フレームワーク

本稿は、「なぜAI画像生成に対する反発が、特に日本二次創作イラストレーター絵師)界隈において他ジャンル他国比較して過激化しているのか」という問いを考察することを目的とする。

この考察のため、まずAIによる情報収集を行い、反AI感情文化的心理的背景に関する客観的な知見を得た後、その情報と具体的な事例を突き合わせながら、過激化の特異性を分析する。

2.AI調査に基づく過激化の文化的心理的背景

AIによる情報収集の結果、日本二次絵界隈でAIへの嫌悪感過激化しやすい土壌として、以下の要因が指摘された。

(1)創作物への強い愛着と同一化

日本二次創作ファンアート文化では、クリエイター自分の描いたキャラクターや画風を「我が子」のように大切に扱う傾向が強く、創作物自己の同一化が進んでいる。この心理が、他者による模倣や無断利用に対して極めて敏感になる土壌となっている。

(2) 「盗作」と連続する被害者意識

イラスト界隈では、元々無断転載・無断加工に対する拒否反応が強い。生成AIインターネット上の画像無差別スクレイピングして学習する特性は、クリエイターにとって無断転載の塊」のように映る。これにより、「AI学習自分達の作品が盗まれている」という強い被害者意識が生まれやすい。

(3)努力否定価値観対立

同人文化根付く「作品は描き手の努力結晶」という価値観も、AIへの拒否感を高めている。人間が何年も修練を積んで培った画風をAIが短時間模倣することに対し、「努力を食い物にしている」という怒りが噴出している。

(4)創作者とファンの強い絆

ファン側にも、推しイラストレーター漫画家作風への忠誠心が強く、「AIときに大切な作品を汚されたくない」という心理存在する。日本オタク文化において、創作物創作者とファンの共同財産のように捉えられる面があり、外部(AI)の介入に対する拒絶反応が激しくなる。

3.過激化を加速させる特有の要因

AI提示した深掘り要因や、筆者の考察を加味すると、二次絵界隈の過激化には以下の点が強く関与していると考えられる。

コミュニティ同一化の強度
絵師」と「ファン」双方のオタク文化としてのアイデンティティ二次創作に深く根付いているため、AIによる侵害自己存在否定に直結し、怒りが強固なコミュニティとして可視化されやすい。
模倣可能性の高さと仕事への懸念
AIによる模倣作家性」や「絵柄」といった個人アイデンティティに直結する部分まで及びやすく、将来的に仕事を奪われる可能性が高いという危機感が強い。
法制度への不満
日本著作権法AI学習に対して学習OK寄り」であるという認識が、クリエイターからすれば「自分たちが国に守られていない」という感覚につながり、自力での過激防衛行動に走る一因となっている。

論点補足)二次創作同人自体他人創作物を利用しているという倫理的な指摘は存在する。しかし、日本二次創作は、原作者の黙認と「愛」に基づく文化的文脈で成立しており、営利目的AI学習とは文脈が異なる。元々グレーゾーンにある文化が、AIという「外部の、巨大な、営利的な脅威」に直面したことで、アイデンティティ防衛のために過激化していると解釈できる。

4.過激化の具体的様相バッシングから殺害予告

日本二次絵界隈におけるAI使用者へのバッシングは、疑惑のみでの非難や、プロアマを問わない人格攻撃さらには殺人予告にまで発展する異常な事態となっている。

疑惑による非難
AIっぽい」という理由だけでクリエイターが吊し上げられる事例があり、証拠を示しても感情的な反応で疑惑払拭できないケースが存在する。
プロへのバッシング
ベテランイラストレーターAI利用で「裏切り者」扱いされ、誹謗中傷を受ける事例があった。
殺人予告への発展
2024年1月には、自身の画風を無断学習したAIモデルの公開に抗議したイラストレーターに対し、「邪魔するな」といったメッセージと共に大量の殺害予告が送付される事件が発生し、法廷闘争にまで発展した。

一方で、一部のAIユーザー側にも、反AI派への挑発的な言動が見られ、それが相互対立を激化させている側面もある。

5. 他業界海外との比較:特異性 vs普遍性

殺人予告レベル過激化」が日本二次絵界隈に特有のものか否かを検証するため、他業界海外の事例を調査した。

(1) 他業界海外における過激な反AI事例

AI使用者に対して殺人予告まで出てくるケースは、日本二次絵界隈だけではない」という事実確認された。

アメコミ界隈(米国
AIを使ってコミックを描いていたクリエイター殺害予告を受け、“地下に潜らざるを得なくなった”と報道されている。これは、日本AI絵師と極めて似た構図である
韓国Webtoon界隈
職業漫画家集団が団結してAI作品を全面拒否し、プラットフォームに抗議する大規模な職業集団の蜂起」が起きている。
欧米ArtStation
数千人のイラストレーターが「NOAIアイコンを一斉投稿サイト占拠する大規模な抗議活動があった。

世界的に見ても、「最も激怒している業界イラストレーター界隈」という認識共通している。

(2)日本が「より過激に見える」理由

海外でも過激な事例は存在するものの、日本が「よりやばく見える」「濃度が高い」とされる理由には、以下の要因が複合的に作用していると分析される。

二次絵師界隈の人口密度の大きさ
そもそも活動者とファン層の規模が大きい。
同人文化二次創作の強い結びつき
二次創作が単なる趣味ではなく、アイデンティティのものとなっている。
SNSの影響力の高さ
日本語圏のSNS実質的絵師特化タイムラインとして機能しがちであり、集団的な「潰せ」ムード可視化されやすい。

6.結論過激化の根源は「作家性の模倣」と「アイデンティティ危機

日本二次絵界隈における反AI活動過激化は、海外・他業界でも同様の反発が見られることからイラストレーターという職業が抱える作家性まで模倣されやすい」という普遍的危機感に根ざしている。

しかし、日本においては、強固な二次創作文化作品自己の強い同一化、そして巨大なSNSコミュニティが結びつき、危機感が「コミュニティアイデンティティへの攻撃」として認識されることで、感情的なバッシング殺人予告といったより極端な防衛行動となって現れていると結論づける。

anond:20251118124421

Permalink |記事への反応(0) | 07:56

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三大「いつの間に人気になったの?」キャラクター

イーブイ(ポケットモンスター)

→しんかのいしが無ければただのノーマルPOKEMONだったのに、いつの間にパッケージに描かれるくらいの人気になったの?

ワドルディ(星のカービィ)

ゲーム中のただのザコキャラなのに、なんでカービィと同等の人気になってるの?

他には?

Permalink |記事への反応(1) | 02:31

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