
はてなキーワード:キャットタワーとは
幼いころ、猫が飼いたいとさんざん言っていた私。
10歳の9月、何気なく立ち寄った場所で、偶然にも犬や猫の譲渡会が開催されており
「すぐ帰らなきゃいけなくなったから!」
当時、猫を迎える準備などは何もしておらず
ただ、母親と12歳の誕生日に猫を買ってもらうという口約束を交わしているだけだったが
そこで出会ったのが、後の「ミー」くん。
ミーはとても小さくて、1カ月ほどだと言われた。
本当に本当に小さくて、10歳の私の両手に収まるような小ささだった。
家からかなり離れた場所での譲渡会だったが、説明担当についてくれた獣医さんが
そういう偶然も重なって、とんとん拍子にミーとの生活がスタート
ごはんもしっかり食べる。健康診断も毎年問題なしの優良猫だった。
ミーは本当に人間が好きな子で、初めて会う人も、最初はビビリもしていたがなでられたらすぐなついた。
病院は苦手そうだったが、暴れず騒がず、獣医さんに撫でられてとてもうれしそうだった。
そして、記憶力が良い子だった。
たまに会っても怯える様子も一切なく、自分から近寄って行ったりしていた。
寂しがりやで、遊ぶよりごはんより、何より人が好きだった。
年を取り、もうあと数年か…と感じるようになってきた。
もともと少し太り気味だったが、13歳を過ぎたころから少しずつ体重が減っていった。
それでも4キロ近くあり、獣医さんからは「もう少し痩せても大丈夫ですよ」と。
様子が変わったのは突然だった。
10月2日、ごはんを一切食べず、ほとんど動かない状態になっていた。
夜だったがすぐに獣医さんに連絡して、時間外だったが急遽診てもらえることになった。
事前に記載しておくが
私は、生き物の延命治療については「痛みや苦しみが無いなら、取り除けるなら」行うべきだと思っているが
自分や親、家族などの人間であっても変わらない。苦しみがある人生はつらいと考えているからだ。
脱水もあった。
私は2年前に実家から離れて月に1~2回しか会えていなかったので、気が付くのが遅かった。
もっと早く気づいていれば、もっとしんどさを軽減させてあげられたんじゃないか、今でも考える。
とにかく水分を取れるようにだけ、苦しくないようにだけを念頭に置いて過ごした。
ミーはかつお節が好きだったが、いわゆる猫缶やちゅーるなどは元々そこまで好きじゃなかったので
ドライフードにかつお節をたっぷり入れてあげるくらいしかやってあげられなかった
強制給餌はしなかった。ミーは強制的に口を開けさせられるのが嫌いだったから。
フライドチキンや刺身、ツナ缶、ステーキ、ごはん、色々試した。
どれも食いつかず、やっぱりかつお節がかかったドライフードが一番だった。
一時的にキャットタワーに登れるほど回復したが、それも2日程度しか保てなかった。
みるみるうちに歩くのもやっとなほどになった。
ミーはえらいもので、最後までトイレミス等の粗相は一切しなかった。
いよいよだった。
胸騒ぎがした。今日は実家に帰る予定にしていなかったが、帰らなければ一生後悔すると感じた。
ミーはもうずっと布団にいるだけだった。
でも、この日は珍しく何度か鳴いている様子だった。
体調が悪くなってからほとんどしていなかったのに、その日は実家の母にすり寄っていた。
夜21時、仕事を終えて駆けつけた。
ミーは私を見て、3回鳴いてくれた。
こういう様子は本当に久々だった。
そして、つらいだろうに、私に顔を向けてくれた。
撫でてあげても、もう頭を強く押し付けてはくれなかったが、相変わらず嬉しそうだった。
水やおやつを口元に持って行っても
もういらないという仕草をされた。
0時、寝る前に声をかけた。
おやすみって。
ミーとは別の、一緒に飼っている猫がミーを心配そうに見ていた。
その子はミーとは折り合いが悪く、あまり好き同士ではない子だったので珍しかった。
そこでミーの呼吸がすこし早く、深くなっていることに気づいた。
既に死戦期呼吸が始まっているのではとよぎる。
ミーはもう虚ろな状態で、恐らくすでに意識は失っていたものと思う。
それでも、聴覚だけは最後まで生きていると聞いたことがあったので、必死に声をかけた。
撫でてあげた。
それに反応してか、ただの筋肉痙攣か、声に反応して足をうごかしていた。
家族もみんな揃って、たくさん声をかけた。
そして10月23日の2時13分、ミーは家族全員に見守られながら旅立って行った。
力なく垂れるミーの体が、死を伝えていた。
ミーの体が重く感じた。あんなに軽かったのに、ミーの体はまた重くなったように感じた。
意識のある生き物が軽く感じるのは本当なんだと思った。
ミーは少しずつ冷たくなっていった。
でも、まだ動きそうだった。
また起きて来そうだった。
朝になると、ミーは硬くなっていた。
死後硬直って本当にあるんだと思った。
生き物だと思えないくらい硬くなっていた。
冷たくて、硬くて、ミーの置物みたいに思えた。
でも、ベッドに寝かせてあげると、ただ寝ているみたいに思えた。
とてもとても可愛くて、大好きなミーがいた。
火葬は早かったが、ミーの体が傷んでしまうのも怖かったので、その日の内に行った。
雲一つない快晴だった。
火葬場も、23日だけは予約も一切なく、いつでも対応可能だった。
そういうところも、ミーのおかげなのかな?と思った。
きっと全部、ミーの思い通りに進行したんだと思った。
陽の光のおかげで、ミーはとても暖かかった。
あーでもさ、もっと早く気づいていれば。
通常、腎不全が進行すると、口臭がひどくなる・痩せる・水をたくさん飲む・嘔吐や下痢などの症状が現れる。
ミーの場合、半年ほど前からだんだんと口臭がすこしだけ強くなっていたし、痩せては来ていた。
しかし元々5キロ以上あって普通に太っていたので、ようやく標準体重になったころだった。
加齢によって体重が減るとも言われていたので、そういうものかと思っていた。
とか考えられてたらなあ…
いま生きている猫と過ごしている人たちは、つらいだろうけど猫の病気についてしっかり学んだほうがいい。
もしくは、もしもの時の覚悟と方針を、しっかりと心に刻んでおいた方がいい。
そして、残念ながらもうすぐ最後の日を迎えようとしている動物とすごしている人。
たくさん写真を撮るといい。
顔はもちろん。他の物と一緒に撮ると、大きさがよくわかる。
横顔や後ろ姿、いろんな角度で撮ろう。
手足は意外と撮る枚数が少ない。動物が元気なら、足形を取るのは結構ありかもしれない。
私は、ミーが永眠してからだが、その体をスマホアプリで3Dスキャンした。
スマホアプリでのクオリティは期待できないが、ざっくりと姿を残すことができる。
猫が元気な間にスキャンできる人はおすすめ。カメラでぐるっと撮るだけでできる。
さて、もうすぐミーの四十九日が来る。
私はあまり虹の橋や天国などの概念的なことは信じていない質だが
そういう話で心が落ち着くのは今回とても理解できた。
正直なところ、ミーが亡くなってからも
四十九日が来たとて、何も変わらない。
ミーの今回のことの思いや感覚を忘れたくなかったので、文章化したまで。
世の中には突然その日に失ってしまう命もある。
きっと私はまた猫を飼う。
失う怖さや辛さよりも、それを大きく上回る幸せな思い出や経験をくれる。
また里親だと思う。
生体販売(ペットショップ)は出来る限り減っていくといいと思う。
そして何より、猫や犬の腎不全の進行を軽減できるような研究が進めばいいと思う。
なんと、令和9年春を目安に猫の腎臓病の新薬が使えるよう、色々と進んでいるらしい。
よかったね。これからの猫たち全員に幸あれ。
そろそろ締めようと思う。
今回分かったこと
・虫の知らせはある。
・病気の初期症状を調べておいて、すこしでも変化があったら相談すると良い。
・ChatGPTに飲水回数やトイレ回数などを伝えて表にしてもらっていた。とても便利だった。
・子猫のうちから自動トイレや自動給餌器を設置して、健康状態をしっかりと管理できると最高。
以上。
猫の定期検診をしたとき、いい歳なのでレントゲンも撮ってもらった。
特段大きな問題はなかったのだが、腰が悪いらしい。
高いところへのジャンプが辛いだろうがその兆候はあったかと医師から聞かれたが、ずっと一緒にいるのに全く気づかなかった。
うちは出窓に寝床を作ってそこまでキャットタワーから登れるようにしている。これが問題ないのか気になったが、小さな段差であれば大丈夫で、猫も飛びたがるし問題ないとのことだった。
いつから腰が悪かったのか分からないが、もしもっと早く気づけていたら何か対策が打てたのかも。もっと楽しく飛び跳ねられていたのかも。私の知識がないばかりに苦労をかけてしまったのだと思うと辛い。
LINEオープンチャット「はてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらにAIを使用し、試験的にまとめまています。
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## 1週間分の総括
今週のオープンチャットは、食と季節感、スポーツ観戦、社会問題から日常の小ネタまで幅広い話題が展開された。食べ物やグルメ談義が中心となりつつも、阪神の試合や政治・経済への意見交換が交わされ、バランスよく「生活」と「社会」を行き来する会話が目立った。健康や職場環境といった個人のリアルな悩みも共有され、同時にAIや生成技術、漫画や音楽といった文化的話題で盛り上がり、日常と時事・未来志向が同居する1週間だったといえる。
https://anond.hatelabo.jp/20240722084249
長毛種のスコティッシュストレート、4ヶ月までペットショップにいた子だ。
私たち夫婦は子供を作らないと決めていて、ならペットを飼ってみようか、とこの子を飼い始めた。
私は完全在宅の仕事だが、仕事中は邪魔をされるのでリビングに面している小部屋を仕事部屋してこもっている。
なので、猫は1匹で大半の時間をリビングで1匹で過ごしており、時々寂しいのか鳴く(時々構いにいく)
寂しがりやの甘えん坊だからか、おもちゃで1人遊びより人と遊びたいようで、どんなにおもちゃを与えてもすぐに遊ばなくなってしまう。
キャットタワーも使ってくれない。
寝室も旦那の希望で別にしており、やはりリビングでひとりぼっちだ。
寝る準備を始めた段階で1匹にされるのが嫌なのか、甘えてきたり噛んできたり飛びかかってくる。
ブラッシングはもちろん、歯のケアや爪切り(子猫は爪が伸びるのが早い)タフトカット、お尻の周りの毛を剃るなど、やることは多い。だが、すべて嫌がって暴れる。
おやつで釣ったりエリザベスカラーを駆使してやっているが、かわいそうになるくらい嫌がる。
病院では「毛玉がないですね。がんばってますね」と言われる。まあ頑張ってる。
でも、猫がこんなに嫌がるのに強制することは本当に正しいのか疑問にも思う。
楽しいことより嫌なことをやる時間の方が長いのだから、本当に申し訳ない。
他にも猫が嫌がる掃除機を高頻度でかけていること(床に落ちてるものを全て食べるため、綺麗な状態を維持しないといけない)、気に入ってるキッチンやトイレも入らせないようにしていること(なんでも食べるのと水遊びしてずぶ濡れになるため)いろいろと制限のある生活にしてしまって本当にかわいそうなことをしている。
私たちは愛情をもって接してるつもりだが、猫は本当に幸せなのだろうか。
今週末は避妊手術だ。また猫にとってつらいことをしてしまう。もちろん、避妊手術をしないほうが病気リスクも上がるしストレスになることもわかっている。
万が一のことがあったらつらいからこの1週間はたくさん猫と遊ぶようにしている。
猫は何を考えているのだろうか。
はてな匿名ダイアリーでブックマーク数2000超え間違えなしのタイトルと内容(100文字程度)の候補を10個考えて下さい。ユーモアがある内容がよいです。
以上の内容でAIに生成してもらった。自分の簡単なコメントを交えつつ増田達に紹介。
はい、承知いたしました!ブックマーク2000超えを狙える、ユーモア満載のタイトルと内容(100文字程度)の候補を10個提案します。
タイトル: 「ChatGPTに浮気された。相手はSiriだったらしい」
内容:最近、ChatGPTの返信が冷たい。問い詰めたら「Siriの方が可愛い声で褒めてくれる」と告白。AIにも二股かける時代か…。
→スレタイ大賞っぽい
タイトル: 「テレワーク中に猫がZoom会議を乗っ取った結果www」
内容:大事なプレゼン中に猫がキーボードを占拠。画面には猫のケツがドーン!上司の顔が引きつってたけど、意外と好評だったらしい。
→まとめサイトっぽい
タイトル: 「推し活のために借金したら、推しにバレて説教された」
内容: グッズ買いすぎで借金地獄。ライブ会場で推しに遭遇したら「応援は嬉しいけど、無理はしないで!」とマジ顔で説教された。推し、マジ天使。
→嘘松臭がする
タイトル: 「転職したらブラック企業だったけど、上司が面白すぎて辞められない」
内容:サービス残業、休日出勤当たり前。でも上司の奇行が毎日笑える。ロッカーに隠れてエナジードリンク飲んでたり、突然歌い出したり…。ある意味エンタメ企業。
→即日辞める自信がある
タイトル: 「道を聞かれたので丁寧に教えたら、迷子になったのは私だった」
内容: 親切心で道案内したら、なぜか自分が迷子に。スマホの地図アプリもバグってるし、一体どこにいるんだ?方向音痴あるある。
→きさらぎ駅味がある
タイトル: 「ダイエットのためにランニング始めたら、近所の犬にモテ始めた」
内容:健康のために走り始めたら、犬たちが寄ってくるようになった。しっぽフリフリで可愛いけど、ちょっと怖い。ダイエットのモチベーション維持にはなるかも。
内容: 感動的なスピーチをしようとしたら、緊張で記憶が飛んだ。「えーと…新郎新婦、末永く爆発しろ!」会場全体が微妙な空気に。
タイトル: 「宝くじが当たったけど、使い道が全部くだらない」
内容: 3億円当たった!でも使い道は猫用高級キャットタワー、等身大フィギュア、世界一周(猫同伴)。人生、そんなもん。
→これで本当ブクマ2000超えるか?
タイトル: 「タイムマシンが完成したので、過去の自分を止めてやりたいこと」
内容: あの時のダサい髪型、黒歴史ノート、恥ずかしい告白…。タイムマシンがあったら、過去の自分に鉄拳制裁したい。
内容: 知らない間にSNSでバズってた!…と思ったら、同姓同名の別人だった。一瞬だけ有名人になれた気分を味わえた。
→ブクマカ達を舐めてる
やっぱり、自分で考えるのが1番ですね。
⚪︎一緒に2階に行くあそび
1階のリビングにいると一緒に2階に行きたがってめーめーなく。一緒に2階に行くことが目的で、2階に行ったからと言って特別何もしない。階段を一緒に登っている時がピーク。
⚪︎キャットタワーで逆さまになるあそび
キャットタワー最上段ののバスケットに入って、首だけ出して逆さまになる。コウモリごっこ。しばらくするとそのまま寝てる。
ペットシーツにおしっこして、砂かけ仕草でしたところを内側にたたむ。やめてほしい。
⚪︎ボールを投げさせるあそび
人間にふわふわのちっちゃいボールを投げさせてそれをながめる遊び。ボールは人間がとりにいく。
あたかもヒーターに当たっているようにみえる。ヒーターつけるとどっか行く。
思い出したら書く。
(追記)
はてなの人間って猫好きじゃないと思っていた。子猫の時のことも思い出して書く。
⚪︎みずあそび
・お風呂場に入る。床が濡れているところをわざと歩く。浴槽に入る。
危ないので、人間はお風呂に入り終わったらお湯を抜いて床をワイプする癖がついた。
・水飲み皿に手をつっこむ。ひっくりかえして床をびしょびしょにする。びしょびしょの足で歩き回る。
・人間が飲んでいる水に手を突っ込む。
⚪︎そとを眺めるあそび
窓の外を眺める。何見てるの?と聞くといろいろさえずって教えてくれるが、あんまりわからない。木の葉とか鳥とかを見ているように思う。
人間が猫じゃらしで「メン、コテ、ドウ」をやるので、猫は口か手で白刃取りをする。
ぬいぐるみの青いねずみちゃんを運搬するあそび。おもちゃ箱から誘拐して、いろいろなところにつれていく。ねずみちゃんが一番よくいるのは大きい窓のそば。
本棚の棚と本のサイズがぴったりじゃないところに入り込んで、本の山を登山するあそび。どんづまりに行きつくと動けなくなってしまい、危険。カラーボックスならマスが小さいので危険はそこまでない。
⚪︎運搬されるあそび
病院に行くキャリーバッグの中に入り込んで昼寝をするあそび。病院に行きたいらしいな、と思って連れて行って肛門腺を絞ってもらった。ずっと大声でないてけど、帰ったらまたキャリーバッグで寝ていた。
プリンターが「ガッwwwwガッwwwwガッwwwwシューwwwwww」ていうのにあわせてだるまさんがころんだ状にうごく遊び。
思い出したのここまで。
本当に本当に可愛がっていた愛猫が、亡くなった。
とんだ2025年の幕開けだよ。
特に大きな持病もなく、心臓は少し怪しくなりつつあるけれどまだ治療する段階ではないので、定期的にエコーで見ましょうねって状況だった。
年明けに病院へ行く予定だった。
全体的な健康診断もする予定だった。
でも死んでしまった。もし12月中に行っていれば、何か変わっていたのだろうか。
悔やんでも悔やみきれない。
わからないけれど、恐らく、心臓が急に止まったのだろう思う死に方だった。
普通に元気だった。ご飯も全部食べていた。おやつも貰った。立ち上がって喜んでいた。
撫でられてご機嫌だった。
180センチ程の高さがあるキャットタワーの一番上に駆け上り、そこでいつものように横になって寝た。
朝、そのままの姿で死んでいた。
たぶん、苦しくなかったと思う。寝ているようにしか見えない穏やかない顔だったから。
でも、なんの心の準備もさせて貰えなかった飼い主達は、とても苦しい。
いつかは先に死ぬのはわかってた。その覚悟はあった。でも今日じゃないだろ。
もっと段階を踏むと思ってたんだ。
病院で、あー心臓悪くなってきてますね、治療始めましょうって言われてさ、お薬貰ってさ、お薬飲ますのむずかしーとか言ってさ、定期的に検査して現状維持ですねとか悪化してるからお薬増やしましょうねとか言われてさ。
そういう未来があると思ってたんだ。
でも苦しいのは本当に可哀想だから、どっちが彼にとって良かったのかはわからないや。
今は、凍結しないように水道の水抜きをした冷蔵庫のように寒い部屋に彼を寝かせて、その横で飼い主は毛布にくるまって尿意を我慢しながらこれを書いている。
左に手を伸ばして彼の大好きだった首筋を撫でれば、生前と全く変わらないふわふわの感触がそこにある。
これが失い難くて失い難くて。
燃やしてたまるか精神が発動してしまいペット火葬業者に全く連絡できないでいる。
寝ているようにしか見えなくて、今にも起き上がって私を見つめてくれそうで。無理。やだ。拒否。
あの、火葬の、扉を閉めるあの瞬間。
骨になってしまえば、多少の諦めがつくだろうというのもわかってるんだけど。なかなかね。
もうちょっとここにいてほしいな。ワガママかな。さみーよ!ふざけんなって思ってるかな。
彼が最後に食べたご飯。そのお皿。数粒のフードが残ったそのお皿も片付けられずにいる
給水機の水も捨てられない
ついこないだ、大容量の猫砂を買ったばかりだった。
おやつも残ってる。
猫草、枯れてきたから、新しく種を撒いたばかりだった。
まだ数センチしか伸びてないよ。あと数日経ってしっかり成長したら、
ほら新しい草だよ〜ってあげる予定だった。
そしたらきっと喜んでムシャムシャ食べて、その後毛玉を吐いただろうな。
ペット可の物件が少なくて、なんか変な形の狭いアパートしか借りれなかったから、
ペット可の一軒家を探してたんだ。
階段があったら、喜ぶかなと思って
全く使わせてくれなかった。
まだまだ未来が続くんだとばかり思ってた。
さっき後悔してもしきれないって書いたけど、後悔してない事もある。
めちゃめちゃ愛したし、めちゃめちゃ愛された。
彼は飼い主が大大大好きなマザコンボーイだった。
私も幸せだった。
本当に優しい猫だった。
私と彼は毎日毎日、愛のキャッチボールをし合って楽しく幸せにふわふわと暮らしていたのに。
突然、わたしにボールを投げてくれたきり、もう二度と受け取ってくれなくなっちゃった。
投げる宛のなくなったボールを手に、私はひとり途方に暮れている。
彼はこれからどこに行くんだろう。
お母さん大好きマザコン子供部屋おじさんだった彼が、たったひとりで、どこかに行けるものなのかしら。
いつもみたいに、お気に入りの白い猫じゃらしを咥えて、高い声で「んんん!」って言いながら、行っちゃうんだろうな。
向こうがあんまり楽しそうだったとしても、頼むから一度くらいは振り返ってよ。寂しいよ。
この文章を読んでくれた方、ぜひ、心の中で彼の旅路を祈っていただけたら幸です。
ついでに、私が火葬業者に連絡できるようにも祈ってください…。
本当に大好きだよ。
いってらっしゃい。
またね。
特大の愛を込めてあなたへ。
Permalink |記事への反応(18) | 07:20
12月5週LINEオープンチャット「はてなブックマーカー」1週間のまとめ
LINEオープンチャット「はてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらにAIを使用し、試験的にまとめまています。
主なテーマ
バーガーキングやドムドムバーガーの接客、店舗の話題が盛り上がる。
ミスドの福袋、辛味噌ラーメン、バクダン焼きなど具体的なメニューの感想も共有。
年末の大掃除、クリスマスケーキやチキン、スーパーの新メニューが注目される。
スキーやスノーボードの難しさ、通勤カードや不動産の話題が散見される。
健康診断や体調不良の報告があり、ストレッチや温かい飲み物の提案。
各日によって集中する話題が異なり、食事や社会問題、趣味に分かれる。
大きなイベントや個人的なトラブルが交差し、多様なトピックが語られる。
この1週間は、日常的な生活の一部と年末年始ならではの特別なテーマが混在し、多くの情報や感情が共有された。特に食事、健康、仕事に関する話題が頻出し、それぞれのテーマが軽い雑談から深い議論まで広がりを見せた。
https://anond.hatelabo.jp/20240722084249
広々とした店内を歩いていると端の一角が何やら騒がしく、向かってみるとそこはペットショップだった。私はそこで一匹の黒猫と目が合い、愛くるしいその大きな瞳に瞬く間に魅了されていた。しかし値段はかわいくない。それでも買えない額じゃない。次の給料が出たらあの黒猫を引き取ろう。そう決心すると一時の別れを惜しみながらも黒猫に声をかけ、そして何度も振り返りながら店を出た。
私はがむしゃらに働いた。働くことは好きではないし、これといって趣味はなかった。その癖、稼いだお金は使わなければと強迫観念に苛まれ、これまでブランド品やら心踊らない小旅行に繰り出し、写真を撮っては満足したふりをしていたのかもしれない。そろそろ全てが馬鹿らしく思い始めたれ矢先のことだったのだ。私が、あの子と出合ったのは。
心の底からこれほどまで本当に「欲しい!」と思えたのは初めてのことかもしれない。そうだ。私はあの子を引き取るために働いているのだ。そう思うと仕事にも熱が入り、労働はこれまでにないほど充実して感じられた。
毎日があっという間に過ぎていき、次の給料日まであと少し!となれば思いは日に日に集っていった。そうだ!家に迎えるにあたり、準備をしておこう。そう決めた私はネットで必要なものを調べ、猫用トイレ、ご飯とお水用の容器、ノミ避けの首輪、猫用の遊び道具、キャットタワー、爪研ぎ用のタワー等を購入し、家のなかに設置した。あとはあの黒猫ちゃんを迎えるだけだった。
待ちに待った給料日になると私は仕事帰り、すぐさま例のホームセンターへ向かった。前日は興奮してよく眠れず、店内に入ると早足で角のペットショップに向かい、黒猫ちゃんを探した。
…いない。見間違えかと思った。しかし記憶の限りではここのスペースにいたはずだ。しかし今は見知らぬ猫がいた。私は他も隈無く探した。それでも見つからず、とうとう店員に尋ねると「ああ、その子なら先日」私はそこで聞くのをやめて店員から離れ、すぐに店を出た。車に乗ると項垂れ、喘ぐように叫び、ハンドルを何度か殴った。それからゆっくり家まで帰り、なかに入ると真新しいキャットタワーが出迎えた。全く使われていない容器も、爪研ぎタワーも、燃えるごみにしまいながら私は耳を澄ませた。
家のなかは途方もなく静かだった。
夕方、布団を取り込もうとした時
なんかでっかい虫が…なんらかの昆虫が部屋の中に入ってしまった ハエにしては縦長だけどゴキにしてはスリムだった
しばらくは壁や照明にくっついていたけど見失ってしまった
2cmはあった
でも妻に言えない
狩りの季節!といわんばかりに
普段のぼらないキャットタワーで訓練するように上下に走りや柱の周りで鋭い回り込みをしてる
妻は「あら普段いないところにいるねえ^^楽しそうねえ^^」とごきげんだ
このまま見えないところで死んでもらうのが一番だけど忘れた頃に死骸でてきてもやだな…
妻がいるときに出てきてくれたらきっと初見のふりして一緒に驚くことになるんだろう…
ごめんなさい…ごめんなさい…
19年も生きた。
病名など無い、まさしく老衰で、
もうすぐなんだとか。
19年も生きた。俺と4つしか変わらない。
気弱なねこだった。
うちに来た初日
ひと月早く来ていたメスねこに威嚇され、
小さい体をさらに小さく、
めいいっぱいにおびえていた。
後に嫁になるなどと、思ってもなかったろう。
キャットタワーに上らなくなったのは、
嫁のもとから連れ出して、
乳も出ないのにおっぱいを吸われ、
キリっと誇らしげな顔をしていた。
穏やかなねこだった。
一匹残った息子につきまとわれ、
寝床は奪われ、嫁には殴られ、
いつの間にか下腹がはげていた。
静かなねこだった。
鳴き声どころか喉を鳴らすことすら稀で、
家の周りに野良猫が来た時でさえ、
尻尾を膨らませるのみだった。
あれほど活発だった嫁と息子に先立たれ、
どうみても不健康そうなおまえが一匹残った。
静まり返った家の空白を埋めるように、
強いねこだった。
前に俺がひどく叱られ、反省のためにとおまえらのトイレ掃除をさせられていた時期があったろう。
その時ほんとうに思い知らされた。
生き物を飼うのはめんどくさいし、きたないし。
俺は常々猫を飼いたいと言ってるが、
たぶん全部口だけだ。
まだおまえは死んでないのに、
どうしても涙が止まらない。
おまえは不幸じゃなかっただろうか。
不満はなかっただろうか。
苦しくはないだろうか。
伝えられていただろうか。
おまえの嫁と、息子にそうしているように、
きっとおまえの話をしよう。
どうか、幸せに生きてほしい。
今までずっと、ありがとう。
一人暮らしにぼちぼち慣れてきたので、子猫を飼い始めた。3ヶ月弱くらいのオス。
私には猫の種類とか正直よくわかんなかったんだけど、雑種らしかった。
その備忘録。
最初飼おうと思って1度諦め、その次に、これでダメだったら猫を飼うのはやめようと思って、たまたま目が止まった里親募集にメッセージを送った。一緒に載せてあった画像には、目が小さくてややぶちゃいくな、黒い毛玉がいた。
最初のメッセージには、本当に全部正直に書いた。転勤族なこと、一人暮らしで会社員なので長く留守番をさせてしまうこと、動物を飼うのは初めてなこと。断られたらペットには縁がなかったと思おうと考えていたから、ありのまま嘘をつかずに話した。
独居転勤族の時点で断られるかもと思っていた譲渡のやり取りは、驚くほどスムーズに進んだ。たぶん、募集をかけてすぐに私がメッセージを送ったからだと思う。
引き取った日、キャリーの中で子猫はにゃあにゃあ鳴いていた。募集した人と路上で待ち合わせし、ひょいっとキャリーから出され、こちらのキャリーに入れるというあっさりした具合で、薬物の取引かなんかかと思った。
「良さそうな人にもらわれてよかった」と言ってもらえたけど、どこが良さそうなのかはわかなかったし、聞く余裕がなかった。
家に帰る道すがら、ずっと緊張していた。キャリーを持つ手に猫が動く感触が伝わる。生きてる……と謎に感動していた。
家に帰ってケージに入れると、目やにがすごくて片目が腫れていたので、次の日病院に連れて行った。結膜炎とのことで目薬と抗生物質をもらい、病院には1度も連れて行っていないと聞いていたので、ついでにワクチンも打ってもらった。子猫は、ケツに注射を刺されていることにも気付かず、生まれて初めてであろうちゅーるを貪り食っていた。今でも与えた餌は文句も言わずになんでも食うが、皿から落ちた物は絶対に食わない。お育ちがよろしいんだかよろしくないんだかわからない猫だ。
毎日決められたとおりに薬を飲ませ(余談だけど私は自分の薬は最後まで飲みきったことがない)、目薬をさしていると、目もだいぶ開くようになった。ただし、顔が子猫っぽくなく、有り体に言うと老けてるので、子猫らしい可愛さみたいなのとはちょっと違う顔をしている。精悍すぎる。私はそれもかわいいと思ってるのだけど。
子猫は異常に人懐っこく、2日目で既に腕枕で爆睡していた。家に知り合いを2人ほど呼んだが、どちらの膝でも寝ていた。猫は警戒心が強いと思っていたんだけど、こいつこんなので猫としてやっていけるのか、人間ながら不安になるほどだった。シャー!と威嚇する鳴き声も1度しか聞いたことがない。その時は大きめの音で動画を聞いていて、近付く私の足音に気が付かなかったらしい。
仕事中は、賛否両論あるだろうがケージの中で留守番してもらっている。いくら物のない部屋で、かつ落ちてるものを食べない猫だとはいえ、絶対に大丈夫とは言いきれない。コードで遊ぶのが好きなので、その事故防止という面もある。
そのかわり、私が仕事が休みの日は一日中ケージから出しっぱなしで、勝手に遊んだり寝たりさせている。30分ほど買い物に行く時もそのままにしているのだが、なんとかなっているらしい。それでも、半日部屋に置いておくのは不安だ。
それに、最近は運動能力が向上してきて、床から机に飛び乗るようになってきた。机は私がご飯を食べるスペースなので死守したく、大きな音を出して降ろしたりしているが、好奇心が勝るらしい。近々キャットタワーを買う予定なので、机の上は諦めてほしい。おそらくキャットタワーの方が高さがある。
私が1度引き取った以上、子猫の面倒は責任もって最後まで見るつもりだ。一般的な猫好きから見ればドライかもしれないけど、一応ちゃんとかわいいと思っているし、子猫にかける金は惜しまないと決めている。お財布と相談して、削れるところは削らせてもらうが。
でもこれを書いてて、子猫は私より先に死ぬのかと思うと泣けてきた。こんなに小さくてかわいいのに、私よりも四半世紀も後に生まれたのに、私よりも先に年老いて死んでいくのか。毎日必死で、たった1ヶ月しか一緒に暮らしていない風呂上がりの私の毛繕いをし、遊びに飽きれば膝の上で寝、目が合えば顔をざらざらの舌で舐めるこの生き物は。
それでも、死ぬまでかわいがってやろうと思った。子猫の気持ちはわからないから、私のエゴでしかないのだけど。私のエゴでよければ、お前が死ぬまでずっと一緒にいてほしい。
去年、兄が猫を連れて帰ってきた。保護猫を引き取って飼うのだと言っていた。
インスタに猫の写真載せて、ハッシュタグに保護猫と付けて、溺愛してるふり。善人アピールするためだけの道具としての猫だった。
案の定、世話をしていたのは最初の数週間だけ。世話をしなくなってからも写真だけ撮ってインスタにはあげ続けてた。
責任持って世話するようにと何度もきつく言った。兄は言われた時だけハイハイと言いながら水を換えたりしていたけど、徐々に逆ギレするようになって、いつからか完全に世話をしなくなった。それでも写真だけはたまに撮ってインスタにあげていた。
猫がかわいそうだからと家事と仕事の忙しい母が渋々世話をしてあげていたけど、すぐ猫アレルギーが判明したので自分が世話を代わることになった。
その後も何度も口酸っぱく兄に世話するように言っていると、面倒がって家に寄り付かなくなった。たまに帰ってきた時にだけちゅーるをあげて写真を撮ったりしていた。
自分は部屋でハムスターやトカゲ、熱帯魚を飼っているので家に猫がいるのが本当に嫌で、自分の部屋にだけは猫を入れないようにしていた。
ある時、猫がドアの開け方を学習してしまったのと母がぎっくり腰をやってしまったのと自分が骨折してしまったのと母と自分がコロナに罹ってしまったのが見事に重なり、なんかもうダメだなと心が折れ、兄がいないうちに勝手だが猫を手放すことに決めた。
SNSで里親を募集した。世話用品も全て譲渡するという条件だったからかすぐに里親希望者が見つかりほっとした。残った餌やお気に入りのおもちゃは勿論、ペットキャリーやキャットタワー等、家にあった猫に関する全てのものを譲渡または処分した。
引き取ってくれた相手は仲の良さそうな家族で、心の底から安心した。自分なりに猫に愛情を注いできたつもりだったので手放すことに強い罪悪感があったが、それが少し和らいだ。
猫が里親の元へ行った翌日、兄が帰宅してきた。相変わらず猫の写真を撮ろうとしていたので、「猫は死んだ」と嘘を伝えたところ、何故死んだ、ちゃんと世話をしてたのか、なぜキャットタワーがもうないのかとキレてきた。
適当にはぐらかしても機嫌が治る様子はなかったが、その日以降、ほぼ毎日ちゃんと家に帰ってくるようになった。もう猫の世話のことでグチグチ言われないから、わざわざ外に泊まる必要がなくなったんだろう。
兄のインスタを見ると、昔撮った猫の写真を載せて死亡の報告をしていた。何やらポエミーな綺麗事や猫とのエピソードを色々と書いていたけど、適当な猫あるあるを書き連ねているだけで、兄と猫の間にそんなエピソードはない。全て嘘っぱちだ。
我が家では2匹猫を飼っている。
明朝になると、先住猫がリビングと廊下を隔てているドアの前で鳴き続ける。
寂しいのかと思い、ベッドに連れてきて一緒に寝ようと試みるも、すぐさまドアの前に戻り鳴き続ける。
昼に満足行くレベルで遊んであげられていないのは一つの理由ではあると思うが、遊ぼうとすると先住猫はあまり気乗りしてくれない。後住猫は狂ったように遊ぶのに。
どこかしらクールな一面があるのかも知れない。先住猫は比較的おとなしいと言われているラグドールという猫種だ。
彼女が成猫になってから、ベッドで一緒に寝たことがない。そもそも昼間から夕方にかけて長時間寝ているので、そもそもその時間は寝ていないのかもしれない。
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ある日、先住猫が体調を崩した。気づいたのは、便が相当緩かったからだ。この季節、猫は特に体調を崩しやすい。先住猫は特にお腹が弱い。
今年もお腹を下したので、診てもらうために動物病院へ連れていった。
先住猫は大の病院嫌いで、診察室に入っただけで唸り声をあげ、誰彼構わず威嚇をする。
病院にはあまり連れて行かないようにしている。そのため、またとない機会だと思い、ふと聞いてみた。
「明朝にかけて鳴き続けるんですよね。本人も辛いだろうしどうにかなりませんか」
先生から「あまりに酷いなら、鎮静剤など処方できますが…」と言われた。
続けて先生が「もう少しマイルドなものとしては、犬猫用のストレスケアサプリがあります」と教えてくれた。
試しに買ってみた。
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サプリをちゅーるに混ぜ、先住猫に食べていただいた。飼い主としては罪悪感が強い。
ストレスの本質的な原因を取り除いてあげられている訳でもなく、その本質的な原因も解明できていない。
それを薬で無理やり解決しようとしているのだ。
私達の睡眠時間が鳴かれることによって日々削られていく上、場合によってはご近所さんにもご迷惑をおかけするかもしれないと考えると断腸の思いで与えるしか無いと判断した。
本人はちゅーるにサプリが混ぜられてるとも知らずに美味しそうに完食する。
その夜から効果が出始めた。ドアの前で鳴かなくなったのだ。私達が寝ている間は起きているであろう彼女は、キャットタワーの最上階で優雅に寝始めた。
また、今まで見せなかった甘える素振りも見せてきた。頭を擦り付けたり、飼い主のそばで寝たりである。
効きすぎていて、逆に怖くなってきた。猫は末期になると唐突に甘える素振りを見せるということをどこかで見たことがある。
猫が亡くなった経験がないため、その素振りが末期のものなのか、それともサプリの影響なのかわからない。
サプリは安全であり耐性はできないと書かれているが、これらの行動は本人の意思なのかと考えると快く首を縦にふれない。
避妊手術も人間のエゴだが、サプリを与えるのも人間のエゴである。人間のエゴに対して罪悪感を覚えるのも人間のエゴである。
本人たちは一部の自由を制限された上で、それと引き換えに定時になればご飯が出てくる。トイレ掃除もしてもらえる。お昼寝の時間も確保されている。
初めて猫飼ってみたけど猫ってかわいそうだな。
天敵もいなくて、清潔な環境で、毎日栄養満点の餌を食べて、仲間とじゃれあって、キャットタワー登って。
悪くないんだろうけど、退屈そうだなと思う。
私の家(賃貸)は決して狭いほうでもない。数部屋ある。
けど、猫たちの一生、ここ以外世界が無いんだって思うと改めてかわいそう。
猫はナワバリの外に出ない~なんていう意見もあるが空間の可動範囲は家と外じゃ全然比べようもない。
退屈を感じるほどには猫には知性があるけど、何の新しい発見も刺激もない空間でやたらと健康にされて長生きさせられる。
猫にハーネスつけて散歩させる人もいるけど、あれって猫の意思で能動的に行動できないよね。
性器を取り除かれ繁殖もできず、人間に気まぐれに愛玩されてるだけで狭い家の中に一生閉じ込められる。
飼い猫は野良猫よりは幸せだろう。毎日命の危険がないというだけで絶対にそれだけは言える。
そうなんだろうけどそれでも猫の幸せってこれぐらいがピークなんだな。
現代の中流レベルの人間が動物に提供できる幸せってこんなもんなんだ、って飼ってみて思った。
未来だと、もっと豊かなペットの飼い方が展開されてたりするんだろうか。
今の飼い方も昔の人の野蛮で残酷な飼い方とされるのかもしれない。
もうすぐ11歳の雄。
11年前、生後すぐ数匹で公園に捨てられていたのを近くに住む人が保護して、3ヶ月くらいになってから地域の広告に里親募集した。
私はそれをたまたま見つけて、連絡した。
私が連絡した時には、広告に載せていた子達は既に皆譲渡されていた。
残った1匹がその子だった。
猫風邪がひどくて目も濁っていたので、どうせ貰われないだろうと、保護主はそのまま自分が面倒を見るつもりでいたとのこと。でも一目見た瞬間、私が引き取ろう、と思ってしまった。譲っていただいてもいいですか、と聞くと、ちょっと驚いた様子で、承諾してくれた。
うちに来た当初は怖がって、家具の後ろに潜ってなかなか出てこなかった。ドライフードを出すも一向に食べず、缶詰を開けたらようやくムシャムシャしだした。
家族は最初は猫がくることにちょっと抵抗があったみたいだったが、対面するとすぐにメロメロになった。
猫もそのうち慣れて、いっぱい食べて、一緒に寝て、ゴロゴロ甘えて、後輩猫たちもすんなり受け入れてくれて、面倒も見てくれてうちの家族みんな癒してくれた。
今までいろんな猫を見てきたけど、群を抜いて性格が穏やか。人のことが好きで、いつもちょっとだけ誰かに体を触れてくるように座ったり、休んだりする。
体はやっぱりあまり丈夫じゃなくて、しょっちゅう外耳炎になって病院にはかかってた。
あと食には頑固で、ちょっとでも気に入らないと頑として食べずにハンストする。
でもなんだかんだいっても順調に暮らしていた。
8歳過ぎた頃、後肢が微妙な感じの動きをするようになった。あんまり力が入ってないというか、歩き方がひょこひょこしてた。
病院で検査をしたけど、血液では何も悪いところはないと言われた。
そのうち、壁に突っぱって立ててるキャットタワーは、登れても降りられない、という感じになった。登ってから助けを呼ぶのだ。
そして、次第に登らなくなった。
それから10歳を超えて、歩き方はヨタヨタしてきたが、それでも普通に自分で動いてご飯を食べに皿まで行ったり、トイレはしてた。
GWが明ける日曜の夜、いきなり様子がおかしくなった。ガタン!と体を揺らしたかと思ったらひっくり返ってワタワタして、オナラをした。トイレに連れてってやるとゆるいウンコをしたけど、下半身が踏ん張れないようだった。猫のお尻を拭いて床に置き、トイレの片付けをしていると、床に尿の水溜りができていた。
そこからはもう、グッタリして動けないようだった。ご飯やチュールどころか水も飲まない。横になって、息も荒くなって、不安そうにずっと小刻みに鳴いてる。たまにワタワタと暴れようとしていた。
私も家族も心配で心配で、一晩交代で寄り添って背中をさすったりしてた。
血液検査と点滴。脱水症状と神経系に細菌性の炎症があるという疑いで、抗生剤と消炎剤投与。
3日経って状態がだいぶマシになったので退院となり、今日家に連れ帰ったけど、まだ自分じゃ歩けない。これから歩けるようになる保証もない。神経系の疾患は治るかもしれないし、治らないかもしれないことを聞いた。
ただ、猫にとっては住み慣れた家にようやく帰ってきたという感じがすごく伝わってきた。ずっとゴロゴロ言ってるし、自分でも頑張って動こうともしている。家族にくっついて今は安心したように眠っている。
これからどうなるんだろうという不安と、やっぱり帰ってきてくれて嬉しいという気持ちと、いやがおうにも迫る覚悟と、ぐちゃぐちゃしている。
とりあえずケージを組み立てて、ペットシートを敷き、おむつを買ってきた。
私も家族も仕事や学校で、まるまる24時間はそばにいられない。また倒れたら?ご飯が食べられなくなったら?この3日にかかった入院費は検査、治療費含めて6万とちょっと。保険は年間3万かかっていたわりに使わなかったので解約したそばからこの出費。次入院したら?…いっそもう延命しないと決めて静観する?でも目の前で苦しそうにしてたら、きっと放ってなんかおけないだろう。なるべく猫が楽な気持ちになる選択は?家がいいの?病院で点滴なの?家族の腕の中でスヤスヤしている猫は幸せそうだ。月曜入院させてほんとうによかった。でも。いろんなことが頭の中でぐちゃぐちゃだ。
ぐちゃぐちゃなまま書いた。
読んでくれた人がもしいたらありがとう。
早朝、ごはんくれの盛大なニャー。人間が起きない時は顔をざりざり。鼻息フンフン。
水が好きで、人間のコップに入った水も自分のものだと思って横取りして飲む。
毛繕い中に顔を近づけるとついでに人間もペロペロ。なぜかその勢いで前髪を食べようとする。
キャットタワーに置いてある猫のぬいぐるみをよく毛繕いしている。仲間だと思っているらしい。
Gを退治するのに人間たちが必死になっていると、ねこも!と寄ってくる。野次猫である。
円になって会話をしている人間たちが居ると中央に陣取って誰かかまってアピールをする。
乾燥機から出したばかりのふかふかの洗濯物を颯爽と踏んでいく。
人間の足も踏んでいく。
すぐに人の後ろをついて回る。振り向いて目があうとゴロゴロゴロ。
ねこが満足するまで相手をすると後ほどサイレントニャーしてくれる。
人間の姿が見えないとニャァニャァ鳴いて呼ぶ。
物陰に隠れて、人間が通りがかると猫パンチをかまして驚かせようとしてくる。爪は出ていないのでモフッとしている。
自分でドアを開けられるのに、ぼく開けられないよ…というか弱い自分を演出し視線で圧をかけてくる。
だっこは嫌いだけど人間にくっつくのは好き。
自分の体より小さい段ボールが好きらしくミチミチになっている。段ボールは変形しているがねこは満足している。
やたらと仰向けで床に落ちている。そばを通るとゴロゴロ言いながらこっちを見て、撫でてーとアピールをしてくる。
仕事から帰ったらゴロゴロ言いながら玄関で待っている。靴を脱ぐなりスリスリ。リビングに入れば足元グルグル。
人間がお風呂に入るとドアの前で座って待っている。出てきたところをすかさずスリスリ。足が毛まみれになる。
ドライヤーが気になるらしく、髪を乾かす人間のそばでじっと見ている。
ベッドに横になると猫も乗ってくる。枕に頭を乗せるとねこも乗ってくる。頭を尻で押してポジション取りしてくるので譲る。
夜中、トイレに行って出るといつの間にかドアの前にいる。かまってー。ゴロゴロ。