
はてなキーワード:カツンとは
もちろん、私がせっせと飼ってるこのカタツムリのことではない。
https://anond.hatelabo.jp/20251016075559
興味はあるものの、オーダーに至らないまま長い年月が経った。でも、幾度となくリニューアルを経ても残るメニューとなると気にもなってくる。
なおかつ、「にわかカタツムリ博士としては食べてみるべきなのでは!?」という気持ちもあった。
小松菜に付いていたカタツムリを成り行きで飼い始めて1年と数ヶ月。プリプリまるまる肉付きのいい我が家のカタツムリを見てると「ミニアワビ」感がある。確かに食べたら貝っぽいだろうなとずっと思ったので、とうとう本日試してみることに。
普段なら、サイゼリヤは旦那さんと2人で来て、メニューが到着するまで間違い探しをするのがセオリーだ。とんでもない量を食べる旦那さんの様子を眺めながらミラノ風ドリアとサラダを食べてるのだけど、この日はひとり。オーダーはイカ墨パスタに念願のエスカルゴとイレギュラー尽くし。
イカ墨パスタも長年頼んでこなかった長寿メニューのひとつだけど、コイツに関してはすでに昨年デビューを果たしている。美味しかったので、エスカルゴにも期待が高まる。
やめろ、メインを先に持ってくるな。
しばらくしてエスカルゴが到着する。
写真のまんま。さて、実食。
*
*
専用のお皿はたこ焼き器みたいにいくつか穴が空いていて、そこにエスカルゴやら香味野菜やオイルがたんまり入ってる。付属の小さなスプーンで穴をすくうと、エスカルゴがふたつ出てきた。
そう、ちょうど我が家のカタツムリはこんなもん。ティースプーンに乗っかるくらい。うちのやつは黄土色だけどこっちは黒い。第一印象がそれって。
気を取り直して、さっそく食べてみよう。おい、あの頃の友達よ、私は今からサイゼリヤのエスカルゴ食べるよ。
ふむ。別途パンを頼んでも良かったなという濃いめの味付け。私は割とアヒージョが好きなのだけど、まさにあんな感じ。舌が火傷しそうなほどアツアツなのもむしろ好みである。これまた頼んだことがないサイゼのワインにも合いそうだ。
食感はサザエに似てる気がする。アワビのようなコリコリ感はないが、弾力はそれなり。イカとかタコにも似たような。ふむむ。全体でかなり濃いめの味付けなので、エスカルゴそのものの味よりも歯応えを楽しむ感じだろうか。食材の名前を告げずに出されていたら、「マッシュルームかな」などと言いながら食べていた気もする。それくらいクセがない。食べやすい。
でも、どうしよう。
美味しく食べようと意識を全集中させても、ずっと「我が家のカタツムリと同じくらいの大きさやん」という気持ちが頭の大部分を占めてしまう。鼻にはいい香りが届くのに、そのせいで舌にうまく風味が絡まらない。
噛んでも噛んでも無限ループ。どうしたもんか。
…などと悩んでいたら、向かい側の席にいた男子高校生の集団が突然「チ◯コどすこい」と言いながら謎のゲームを始めだした。いや、ナニソレがすぎる。
急いでスマホで検索したけど、そんなゲーム出てこない。ますますナニソレ。私の友達の息子とかも、まだ喋んないけど将来ああなるのかな。
あ、いや違うな。きみたちは昔の私か。ミラノ風ドリアとドリンクバーで何時間でも。進路の話なんかより、実のない話が楽しくて仕方ないあの頃の私たちなのか。きみたちもエスカルゴをメニューで見て「何コレ」とはツッコミつつ頼むことはない感じかな。
キミたちなら、このエスカルゴもうまい下ネタに消化してくれそうだが。
などとよくわからんことを考えて、私はようやくイカ墨パスタを食べ始めた。
美味しかったかそうでなかったかと聞かれれば、「邪念が多すぎてそれどころではなかった」が正直な感想だ。でも、お酒にはすごく合うと思う。大人の味付け。
そういえば昔、父がどこぞの海から持って帰ってきた威勢のいい伊勢エビ。
あれを私はお風呂場で飼うつもりだったけど、数時間後には無惨にも茹で上げられていた。熱湯に入れられる瞬間を見て可哀想だと思いつつも、直後には美味しく食べたのをよく覚えている。あの程度の出会いと別れならうんともすんとも思わない。でも、そうか。1年以上も見てるとこんな感じか。
我が家のカタツムリは元気である。カツンカツンと天井から定期的に落ちながらも、今日もブイブイにんじんのうんちをしている。まさか、コイツと二度目の年越しを迎えることになるのだろうか。
というか、私はこれから先、エスカルゴを口にするとき必ず「うちのカタツムリより小さいな」などと無意識に比較してしまうのだろうか。なんかやだな。
ちくしょう、サツだ! 奴らはいつもこうだ。張り込みには絶好の場所と見せかけて、俺のささやかな楽しみを台無しにしやがる。
窓の外、路地を挟んだ向かいのビル。そこから聞こえる、低い、忌々しい声。俺は震える手で、グラスに残ったチョコレートパフェの最後のクリームを掬い上げた。
この店を選んだのは失敗だった。街で一番古い、目立たない、最高の和風抹茶パフェを出す店。俺の秘密の逃避行にぴったりのはずだった。
無視だ。今、俺には重要なミッションがある。それは、ベリーパフェを食べ終えること。冷たいアイスと甘酸っぱいソースが、胸のざわめきを一時的に鎮めてくれる。
ふと見れば、店のマダムが心配そうな顔で俺を見ている。俺は力なく笑い、テーブルの上に置かれたメニューを指差した。
「マダム、プリンアラモードパフェと、それから、季節のフルーツパフェ、お願いします」
合計5杯。俺の人生の最後の晩餐が、こんなにも甘くて冷たいものになるとは。
扉が勢いよく開く音がした。サツだ。だが、間に合う。俺はカツンとスプーンをグラスに当てた。
「お前ら、待てよ。この最高の甘美を味わい尽くすまでは、俺を捕まえられねぇ」
https://anond.hatelabo.jp/20240926220325
我が家のカタツムリはだいたい虫かごの蓋にくっついて寝てるので、洗う時はプチュっと外して一旦うんちなどのゴミを入れる小袋に避けておく。
が、その日の私は誤ってプッちゅったカタツムリを落としてしまった。
ぎゃあああ!
洗面台の陶器とぶつかったので、割れたのではないかと私は取り乱した。割れてる感じはしなかったけど、みるみるカタツムリから泡が出てきて「なに!?!?なに!?!?死んだ!?!?」と泣きそうになる。
急いで洗って、虫かごを元の場所に戻す。泡まみれのカタツムリ。泡を吐きすぎてデロデロになって、自分から分泌した液のせいで滑ってうまく壁に登れないようだった。
とインターネットに頼ったら、泡を吐くのはカニ的な感じで外敵から身を守る時などに吐くらしい。緊急事態だ。すまねえ、すまねぇ、とんでもねえことをしちまった。
いつもなら、洗って新しい餌を入れてやるとすぐに蓋に戻るか食いつくかのカタツムリ。今日は泡まみれ。(どうやらこの泡は苦いらしい)何とか壁の途中まで登って殻に閉じこもってた。いつもなら蓋が定位置なのに、その日は中途半端なところにいた。蓋が危険と判断したのか、滑って登れないとかどちらかだろうか。
その日から、カタツムリは全く動かなくなった。殻の端部分が白くなってて、欠けちゃったのかなと悲しくなる。餌にも手をつけてる様子がない。トジコモリになってしまった。
死んでしまったのかとおろおろインターネットで調べていたら、知恵袋で「カタツムリは記憶がのこる。昔いちごを食べるカタツムリに嫌な液体をかける実験をしたらしばらくいちごに近づかなかった」というものを見つけた。論文本体を見つけることができなかったので真相は定かではないけど、これまたガガーン!嫌われたんだ…!ガガーン!!!とショックを受ける。私が落としたばっかりに、私もこの環境も嫌われてしまったのかもしれない。
冬眠時期にはまだ早いけど、なんか嫌なことあるしもう冬眠しちまえという流れになったのかな。すまねえ。私が落としたばっかりに。
仕方がないので餌は全部取り出して、ときどき掃除だけして霧吹きをかけるけど相変わらずのトジコモリ。旦那さんに悲しみを伝える日々。一週間ぐらい経った頃、このままずっとトジコモリなら外に出してやった方がいいのではと、ウスカワマイマイの生息地域を調べたり、そのへんに放していいかをどこに問い合わせればいいかを調べてる間に、トジコモリは再始動した。
!!コンクリート食うとる!!
コンクリートに這いつくばってむしゃるカタツムリ。よく見ると敷いてるキッチンペーパー食べたのか白い糞もしてる。
コマツナを入れてやると、狂ったようにむしゃりはじめた。何日も食べてないのだからお腹が空いてたのだろう。その日から、機嫌を直したのかカタツムリは通常モードに戻った。
今もぷりっとうんちしてる。
何かを学んだのか、掃除中に私が殻を引っ張ってもかたくなに取れなくなった。吸盤力がすごい。
猫って普通はもうちょっと静かで優雅な生き物だと思うんだけど、うちのは違う。
まるでゴジラかなんかの小型バージョンみたいに圧をかけてくる。いや、本当に。
例えるなら、村上春樹がもし超人ハルクになったらこんな感じかなって思うんだよね。
静かで内省的で、でもいざとなるとものすごい力で世界を揺るがす、みたいな。
うちの猫は、まず、空っぽのお皿を見つけると、片方の手をそっと皿の中に差し込む。
その手をゆっくり引くようにして皿の片側を持ち上げる。そして手を離す。
床に「カツン」って音が響いて、その瞬間、こっちをじっと見つめてくるんだよ。「ちゃんとこの音、聞いてるか?」って目で語ってくるわけだ。圧だろ? もう、笑っちゃうくらいすごい圧。
で、その「カツン」という音が聞こえたら、もうアウト。見て見ぬふりなんてできない。お皿が床に当たるたびに、俺は猫の鋭い視線に刺されるんだ。
もはや「ご飯ちょうだい」って言葉は不要だし、猫も声に出しては言わない。
ただ、その音と視線だけで、俺の心にじわりじわりとプレッシャーがかかってくる。
まるで時間が止まったかのような静けさの中、カツン、カツン…それがこの世界の全てだ。
猫は俺を見つめる。俺は目を逸らし続ける。
可愛くて、少し怖くて、圧がすごい。
『一人鍋なべや』
↑と書いてはあるが、独りで行くのは危険だぞ
「紀州街道沿い」といえば風情はあるが、現場はいわゆるNISHINARIの中にあり、マジで昭和から居るような風貌のオッサン&ジジイ・それ目当ての激安マンションアパートに呑み屋に日焼けた自販機、それらに「トイレ大解放中」「覚醒剤を売るな」とゴシック体で書かれた看板が彩りを添える景色だ
(ちなみにマジで昭和から居るような風貌のオッサン&ジジイ達は毒づきながら自転車走行して来るので要注意だ)
そんな情景に空腹の胃をキュッとさせつつ到着すると、昼の2時から開店なのに5分過ぎでもう十数人が外の寒空の下で北風に吹き曝されつつ並んでた
…四十分くらい待って呼ばれて入ると壁に向かって設置してある独り客用長机に座らされる
年季の入った都市ガス式鋳物コンロが置いてあり、入口にワンドリンク制と注意書きあったとおり訊かれたので恐る恐るウーロン茶を(尿路結石の術後でもう呑みたくないんや)
居酒屋グラスで茶が来たので動画で視てから食べてみたかった『牛肉すき焼』鍋1000円と告げると「トッピングノタマゴワイリマスカ!?」?「トッピングの卵は要りますか!」「いりますっ」あと『ごはん 中』も、て付け加えると「ごはんは鍋が煮えてから注文してくださいっ」ピシャッと言われ「わかりましたっ」と答えた
カツンとアルミの鍋に山盛りの鍋が来てコンロにのせてくれたあとサッと火も点けてくれる、鍋のフチのギリギリまで詰め込まれた野菜と豆腐の山にのっけられた牛肉、コック全開の強火でジワジワと、そのうちグツグツと煮えだすワイの鍋ちゃん
(…これ、火加減って誰かみてくれるん?)
…なんかガス火で鍋のフチの肉の端っこコゲてきてるんですけどー、あれ?こっちから見えてなかった反対側で吹きこぼれてないか?あーあー
しょうがないので勝手にコンロのコックを捻って中火にしてみたり、肉も裏返してみたり、中の野菜(白菜だった)もみたけどまだ白かったので、依然として吹いてるけど我慢する
(都市ガス鋳物コンロ?バーナー()みたことないひとはどうにも操作できないよねこれ)
そろそろ『ごはん 中』を、とおもって「すみません」と声かけするが忙しいらしく聞いてもらえない、先客がほとんど四人連れでデキアガってて、その他人の四人VS四人で盛り上がってるのもあってワイのやわらかヴォイスじゃとおらない
仕方ないので適当に弱火にして、もう食べ始める、動画でも見て知ってたけど鍋というか深皿レベルに底は浅く、砂糖醤油味の鍋汁はほっとくとカラメルになりそうなくらい少ないのでコックを全閉にして火を消す、あーらら豆腐の横と下は鍋に焼き付いてるわー
喧しい背後の四人客が会計で少し減ったので『ごはん 中』をたのんでやっと届けてもらえた
個人店でも静かで居心地よいスペースがとれるとか、中小チェーンで騒がしくても店側のスタッフが多くて声とおらなくても注文の意志を見つけてもらえるとか、そーゆーところではありまへん
立地も老若男女だれにでもオススメちゃう雰囲気だし…平気なのは青年男女が数の力に任せて行く場合か、中高年が年の功でそのふてぶてしさ全開で行くか、だからワイくんみたいな都市型優男はリピート無理やね
もう40歳近くなるが、学生の頃に開けたピアスの穴が未だに塞がっていない
高校生の頃はクラスのカーストに入っているんだかいないんだか曖昧な目立たない存在だったが
音楽サークルで大学デビューに成功して、すぐに彼女ができたのだった
童貞だった僕は関係をさらに進める方法が分からず、半年近くキスまでの関係が続いた
どうすれば先に進めるのか…
音楽サークルのチャラい先輩を観察すると、耳にピアスが空いていることに気付く
僕は「これだ!」と思った
今思うと何の因果関係もないのだが
自分の耳に彼女が穴を開けることで、より特別な存在になれるような気がした
寒くなってきた12月のある日の夜、彼女と晩御飯の材料をスーパーで買った後
食事が済んだ後、僕は彼女に「耳に穴を開けてくれないか」と頼んだ
次に氷で十分に冷やす
冷えた後は表面を消毒を行い
ようやくピアッサーで穴を開けるのだ
彼女は怖がる素振りを見せながら、いつもより心なしかはしゃいでいたように見えた
自分がつけた印が一生僕に残るのが高揚を誘ったのだろうか
僕もキスする時以上に興奮していた
鏡など使いながら何度も入念に場所を確認した後で、彼女はピアッサーを握り込んだ
カツンッという音と軽い衝撃、麻痺している耳からは何も感じない
上がった吐息にいてもたってもいられず、僕たちはそのまま初めてのセックスをしたのだった
翌日反対側にも穴を開けて、彼女は帰っていった
その後1年ほどで彼女とは別れることとなるのだが
とか自分のSNSとかで書くと、こいつマウントかよと思われてか面倒なので、ここに書く。
最近、多少なりともお金が稼げるようになり、高いものをあえて買うようになった。
21萬円超也
その理由は、マウント取りたいというのもちょっとあるが、高い買い物でも高級品と言われる様な「良いもの」を買った方が、長持ちするし、長く使えるので結果的には低コストになる。という考え方からだ。
特に自分の体に長く触れるものはなおさらで、肌感覚とか、音とか、疲労感とか、使い心地を考えると、多少高くてもとにかく良いものを。と考える様になった。
特に起きてる時間の大半は椅子に座る生活なので、良い椅子は腰を守り整体費用や医療費を抑え、日々のQOLも上がる。良いものを使っている事による満足感もずっと持続する。
同じ理由で、寝具やキーボードも最近、良いものを揃える様になった。
実はアーロンチェアに座るのは今回が初めてではない。10年以上前に人から譲ってもらったものに、これまでずっと座っていた。残念ながらその人の体には合わなかったそうだ。
当時は高いものに対するこだわりはあまりなく、疲れない良い感じの椅子に座れてラッキーだな。位に思っていた。
しかし、最近はこの椅子に座っていても、なんかしんどくて辛いなぁ。という状態が続き、昔のボロボロの安い事務椅子を引っ張り出して座っていた。
しかし、腐っても高級な椅子。むしろ自身の体質変化や老化等で、体に合わなくなってきたのかな?とも考え、買い替えの為、事務椅子が多くある店に行って色々座ってみた。
良いお値段の椅子に色々座ってみたが、どれも自分には馴染まなかった、デザインは凝っているのだが、座り心地や、リクライニング時のカクッっと動く感じが駄目だった。値段の割にはなぁ…という感じで、正直これならオフィスにある様な数万の事務椅子でいいやと思った位。(個人の感想です)
しかし、現行品のアーロンチェアに座ったらこれがもう一番だった。というか、今までの自分の座っていた奴が、明らかに駄目になっているのに改めて気付いた。
座り心地が明らかに違う。沈み込む感じが全くなく、もも裏の圧迫感もないし、きしみもぐらつきもない。
これまで使っていた椅子の座面のメッシュのクッションはヘタり、腰を掛けると深く沈み込んでいまい、座高をいくら調整しても、低く感じてしまう。座高を高くすると今度はヒザに近いモモの裏が圧迫されて30分もしないで痛くなっていた。腰の部分にある姿勢をサポートするパーツも壊れて何年も経つ。
購入から二十年近く経ったアーロンチェアはもはや1万円の事務椅子以下となっていたのだ。
しかし、10年以上に渡って、腰を守ってくれたと思えば安いものだと思うし、これからも守ってもらうつもり。
とはいえ、椅子の本当の良し悪しや、合う合わないは、長い時間座ってみないとわからないものなので、この文章を書きながら、もも裏の圧迫感や、腰の感覚を確認しているが、悪くない感じだ。
座ると座面の底にカツンと付く感触が無く絶妙なホールド感と浮く感じの中間にある感覚。接触面の圧迫感が分散される感じ。後方に力を入れた分だけ無段階でシームレスにリクライニングされる動き、特にきしみや音が全くないのが大変良い。どんだけ前の奴がヘタってたんだって話だが。
ちなみに店頭で購入しようと思ったが、コロナ禍の影響で、在宅ワーク関連の家具がバカ売れしたらしく、非常事態宣言中は店舗内に客が押し寄せ逆に密だったそうな。
アーロンチェアも現在在庫切れで、数か月も待たせるということだったので、仕方なくメーカーのサイトから直接購入した。店舗には悪いことをしたが、在庫がないなら仕方ない。
元々すぐ人を好きになる性格で、しかし基本非モテだったのでしょっちゅう「はー恋心つれーわー」となっていた。
それが色々あってよい人に巡り逢って結婚し、「ヒャッハーこれで会いたくて会いたくて震えることはもう無い!!ワタシ幸せになります!!」と思ってた。
本当にそう思ってた。
なのに、めちゃくちゃナチュラルに性懲りも無くまた人のことを好きになった。
もうピタゴラスイッチみたいにコロコロ、ストン、カツン、ポン!!みたいな感じで恋に落ちた。
念のためにいっておくけど、配偶者以外の人ね。
べつに今の配偶者が嫌いになったわけではないし、結婚生活にはおおよそ何の不満も無い。
配偶者を愛しているし(しかし愛してるってナンダ?)、一緒にいると心の底から幸福を感じる(しかし幸福ってナンダ?)。
ただ、もしこれが結婚する前だったら、今の配偶者とは別れて、好きになった人に突撃していたと、絶対の確信をもって断言できる。
そういう感じ。
とはいえ離婚するような度胸もないし、かといって浮気するような狡猾さも持ち合わせていない。
じゃあどうするの?
この何処にも辿り着かない感情を切り裂いて心の奥底の古井戸に放り込んでおくしかないじゃない。
そしてテンポ正しく日々の生活を送りながら、時々長いタメ息をついて井戸の底で腐って沸き出たガスを吐き出すしかないじゃない。
何より怖いのは、これからの人生でもこうしたインシデントが定期的に起きるんだろうなという予感がすること。
そう考えると、軽く眩暈がする。
はー恋心つれーわー
キズナイーバーOPの「Layyour handson me」とかKat-tunの「Keep the faith」とか
某BonJoviさんが何も言って来ないからって他ミュージシャンの渾身の名タイトルをパクって来るなと言いたい。
何故ってキズナはともかくカツンなんてゴミ邦楽なんかよりもボンジョヴィの方がかっこいいし熱いのに
つべ検索してもカツンばっかりで「BonJovi」入れないと検索できないってどういうことですか。
先にそのタイトル付けて大ヒット飛ばしたのは紛れもなくボンジョヴィなのに!
見たくなったら検索って癖が付いて来て最近は「BonJovi ○○(←タイトル名)」ってやるようになったから
予測候補が付いて随分楽になったなーって思うけど、そもそも邦楽の分際で洋楽のタイトルをパクる上に
日本は邦楽のが後でも日本版が正式だって融通効かない所があるから困る。
洋楽のタイトルが世界一般である以上は出来る限り元タイトルがTOPに来るようにしてくれないと
既成事実になってうるさい信者の人とか沸いてくると嫌だし、ゴミ邦楽のパクリタイトルが大して売れてない場合、
ボンジョヴィが悪いって決め付ける阿呆が出てくるかもしれないしね(というかタイトルパクって大ヒットしたのはスティング公認(笑)の「I'll bemissingyou」だけでしょうけど)。
SWの間、故郷に帰っていたベトナム人(20歳・男)のお隣さんが戻って来ました。結婚して、嫁を連れて。
もうアラサー童貞の私としては困ったクマった鬱だ氏のうdeathよ。
ベトナム語なんで何言ってるかは分からないんですけど、イメージとしては……
「Oh, yeah......Hey, comeon......」
みたいに5単語くらいを繰り返しうめき続ける洋モノAVの音声だけが、壁越しに聞こえてくる感じです。
たぶんベニヤ2枚くらいの厚さで、押すとちょっぴりしなります。レオパレスも真っ青です。
掛け布団がめくれる音、ティッシュを取る音、イヤホン端子が机にカツンとぶつかる音まで聞こえます。
そんな住環境なので、
「Oh, yeah......Hey, comeon......」
が細大漏らさず聞こえてきちゃうわけです。
このベトナム人新婚カポーがまたなんとも香ばしくてたまりません。
代わって新婦はちょいブスだけど愛嬌があって、数多の童貞を勘違いさせ打ち倒してきた、枯れ葉剤も物ともしないアマゾネスです。オタサーの姫やサブカル女子っぽくもあります。
だいたい5つくらいの単語が、姫に結婚をキメさせた材料だと推測されます。さっきから語彙少なすぎるぞ。
情報が不完全な分(かみさんは英語話せるけど、旦那は片言の日本語だけ)、妄想が広がリングです。
少年ジャンプ的な幼稚さを引きずる男の子ならいざ知らず、知性豊かな腐女子の皆々様方にはこの愉悦がご理解いただけるはずです。
二人が互いのA10神経を乳繰り合っている間、私の快楽中枢は高橋名人に16連射され続けます。
「Oh, yeah......Hey, comeon......(優しく……して……(恥ずかしそうに目を伏せつつも本当は床上手。受け身でしとやかに振る舞いながら、愛撫・体勢・締め付け具合で完全にリード。実家は男の子を望んでいるから秘め事は排卵日当日。フィニッシュの体位は……))」
一番困るのは外で夫妻とエンカウントした時です。特に""翌朝""は、神妙な面持ちで異文化コミュニケーションするハメ、違う、羽目になります。
私はおもてなしジャパニーズの精神というか、察しと思いやりの信条(葛城ミサト談)で迎えるわけですが、童貞独り身なのでコールド負けDeath。そしてRebirthできなくてAirになります。真実は痛み。溶け合う二人が私を壊す。
江戸期の長屋では、聞こえないふりをしてご近所仲良く暮らしていたといいます。
聾唖者を夢見るホールデン・コールフィールドですよ。笑い男ですよ。
「I thought what I'd dowas, I'd pretend Iwasone of those deaf-mutes」
語彙が増えて、生々しいピストン運動がオブラートに包まれまくってるじゃないですか。
さて、この事件を捜査すると決めたのはいいが、何から手を付けたらよいものか。まさか高橋圭一の写真を持って、鎖の先に繋がっている共犯者が見つかるまで街をうろつくわけにもいかない。
新聞、週刊誌、テレビ、インターネット。俺は事件に関係しそうな情報を集められるだけ集めた。しかし、共犯者に繋がる情報は見つからなかった。テレビは連日、高橋容疑者について報道していた。派手な交友関係、爛れた異性関係、隠された変態趣味……史上最悪の犯罪者だ。容赦も何もない。
「こういう時って、なぜか卒業アルバムとか晒されるよな……」
今回は特にめぼしい内容が書かれていなかったのか、報道されていないが。
「卒アルか……」
彼も学生だった時期があるわけで、当然学校に通っていれば人間関係が生まれるわけで。
もしかしたら、彼の人間関係を卒業アルバムから探れるかもしれない。卒業アルバムには卒業生の写真が載っている。高橋圭一の写真と突き合わせれば、もし今も関係が続いていれば分かるはずだ。
ネットで高橋圭一の経歴を検索する。都内にある高校に通っていたらしい。早速電話で問い合わせる。方々から問い合わせが殺到しているのだろう。何度かけても話し中だ。10回以上かけて、やっとつながった。
電話口の相手は疲れきった声で言った。
「もしもし。私、佐々木探偵事務所の佐々木誠也と申す者ですが、例の都内連続児童誘拐殺人事件について調べていまして……」
すると相手はうんざりした口調で、
とだけ言って電話を切った。マスコミや警察ならいざ知らず、探偵への対応なんてこんなもんだろう。さて、どうするか。いっそマスコミ関係者を騙ろうか。しかし、図書室やそこらに保存されているであろう、アルバムの現物を見せてもらわなくては困る。校内に入る時に身分証の提示くらいさせられるだろう。身分証の偽造? そんなスキル無いぞ。
「よし、学校に忍び込もう」
ちょっと卒業アルバムを見せてもらうだけだ。そっと忍び込んで、そっと出てくる分にはバレやしないだろう。
* * *
その夜、草木も眠る丑三つ時。俺は目立たないよう黒装束に身を包んで、件の高校の校門前に立っていた。校門は柵で閉じられているが、高さは2mもない。よじ登ろうと思えば、よじ登れる高さだ。俺は周囲に人が居ないことを確かめると、サッと柵を超え校内に侵入した。
人目を避けて校舎の裏手にまわる。ガラス窓が一つあった。施錠されているが、何の変哲もないクレセント錠だ。俺は背負ってきたリュックの中からマイナスドライバーと釣り糸を取り出した。サッシの隙間にマイナスドライバーを突っ込んで広げ、先を結んで輪っかを作った釣り糸を滑りこませる。その輪っかを錠に引っ掛け、引っ張れば……
ガチャリ。音を立てて鍵が開いた。順調極まりない。窓を開けて校舎に侵入した。俺って天才じゃなかろうか。
その時の俺には、最初に校門をよじ登った時点でモーションセンサーに引っかかっており、警備会社から警備員が急行している途中だとは思いもよらなかった。
俺は校舎をうろついて、図書室らしき部屋を見つけた。鍵がかかっていたが、ただの引き戸だったので力技で扉ごと外して中に入った。目当ての卒業アルバムは図書室の一番奥の棚にあった。高橋圭一の卒業した年のものを抜き取る。後は彼の写真と付きあわせて確認するだけだ。
カツン。
図書室の外の廊下から足音が聞こえた。心臓が飛び上がった。カツン、カツン、カツン……こちらに近づいてくる。
「おい、扉が外されているぞ」
「本当だ」
なんてこった。懐中電灯を持った人影が二人、図書室に入ってきた。おそらく警備員だ。
「誰かいるのか!」
俺は卒業アルバムを抱えたまま息を潜めた。どうしようどうしようどうしよう。
二人組のうち、片方が入り口の前に立ち、片方が部屋を調べるために中に入ってきた。出入口は一つのみ。逃げ場は無い。
薄暗くて二人の姿はぼんやりとしか見えないが、間にある関係ははっきり見える。上司と部下だろう。部屋に入ってきたのが上司で入り口を固めているのが部下。しかし、違和感がある。これはむしろ、義父と義理の息子の関係か? たまたま同じ会社に家族で? いや、この関係はもっと後ろめたい何かでは……?
部屋を改めていた警備員がこちらに近づいてくる。あの本棚の角を曲がったら、俺の姿が見えるだろう。俺は隠れていた本棚の影から飛び出した。
「あっ、待て!」
警備員が懐中電灯で俺を照らす。俺は顔を見られないように手で隠しながら、叫んだ。
「おい、おっさん! あんたの部下、娘さんのことヤリ捨てしてるぞ!」
「なななななんでそれを!」
思いっきり狼狽える部下。その隙をついて、彼に体当たりをぶちかます。お互い派手に転倒するが、すぐさま立ち上がって猛ダッシュ。後ろでは警備員の二人が、お前だったのかとか、知りませんとか押し問答している。
侵入した時に使った窓から外に出て、来た時は気づかなかった裏口か校外に出た。怪しまれない程度に走って高校から距離を取る。20分ほど走って、もう十分だろうという所で一息ついた。
「盗ってきてしまった……」
ええい、やってしまったのは仕方がない。それもこれも、凶悪事件を解決に導くため! 結果オーライってことになるさ!
* * *
次 http://anond.hatelabo.jp/20150303080108