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はてなキーワード:オーム社とは

2025-10-21

AIバイコーディングは、既に我々が10年以上前に通った道だ(オフショアリング昔話)

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追記

「My Job Went ToIndia」の改題改訂版が「情熱プログラマー」なんだ!ありがとう発注したわ。(たぶん達人プログラマー混同して読んだ気になって読んでないパターンだわ)

俺の悪文のせいで意図が伝わらなかったであろうブコメがあったので、要旨だけ書き直しておくな。

ただ忘れないで欲しいんだけど、TerraformメンテしてAWSとかGCPで立ち上げてサービス公開するまでの速度は、相見積取って稟議通して部材調達から入ってた時代に比べると爆速だけど、人間技術屋の需要は増えてる。

俺は、「マスタリングTCP/IP 入門編」を人間が読んで理解するのは古いよね、という時代にはならないと思ってる。

Slerが自前で手元で試すようになるから~ってのも懐疑的SIerメーカーが内製すると必ず子会社作って分離、ぼく発注者きみ受注者にしたがるので。これは技術じゃなくて感情とか経営問題

(ただし、Slerが7payみたいなことやらかすのでは?って疑問なら同意。たぶんそういう生成AIで俺たちでプロダクトなんか簡単に作れるじゃんよギークいらね(仕様バグあり)は一時は増えるだろうね)

追記ここまで

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VibeCodingでIT技術者は不要になるのか?という話題が花盛りなのは理由があります

ギーク現場コードを書いていたい人)が分かる話からスーツ(人を集めたりお金を集めたり営業をする)が分かる話になってきたからです。

具体的に言うと、OpenAI社をはじめ続々とTDD(テスト駆動開発)でやってますみたいな、具体的な開発スタイルの話が出てきたから。

そうすると、現場の座組チョットワカルという強めの経営者が理解して判断し始めるんですね。

でもね、その道はもう15年も昔に我々は通り過ぎました。前回のブームと何が違うでしょうか?

オフショアリングは、ソフトウェア開発者インターンを全滅させる!

技術者なら電子機械も強電も弱電もお世話になったことのあるオーム社過去に出していた直球の本の話から

「My job went toIndia :オフショア時代ソフトウェア開発者サバイバルガイド」という書籍、何と発行年は2006年です。

かいつまんで話すと、インターネットが整備され、輸送コストほとんどかからないソフトウェア開発では、アメリカエンジニア給与の面でオフショアに歯が立たない、だって、1/10給与インドエンジニアは働くんだぜ?という本です。

そうした、価格競争力で負けるアメリカソフトウェアエンジニアは、如何にして今後サバイブすべきなのか、という本になっています

普通に面白いAIコーディング時代に通づるものがあるので復刊を希望したいところですが、まあ直球過ぎる題名を何とかしないと再販は無理でしょうな)

そして、JTCや外資わず過去オフショア開発経験された技術屋のみなさんははてブにも多く生息されているでしょう。

では、ジュニア開発者不要になりシニア開発者のみになって、いまのソフトウェア開発は主に安い給与で働いてくれるところに遠隔で作業してもらって、レビューだけすれば良い環境ですか?

そうはなっていません。なぜでしょうか。

コミュニケーションコストとは、数値化がしづらいだけで確かに存在しま

さて、今普通にXと連動する中古品売買プラットフォームを開発しようと思ったら、どうやってつくるでしょうか?

この文脈に埋め込まれたいくつもの情報「今」「普通」「連動」「中古品」「売買」「プラットフォーム」「開発」を解釈し、すり合わせ、未来運営者も含めた全員に伝えるためのコストが、コミュニケーションコストです。

そうなると、「ちょっと良い感じにラフでいいかプロトタイプ作って持ってきてよ」で話が通じるのは、受注者マインドがしっかりした日本受託開発現場の精鋭たちになるわけです。

テストケースだけを通過するように、内部テーブルを持たせた関数を大量に持ってこられてレビュー時に頭を抱えた経験が無いひとは、とても幸運なのです。

とは言え、これは何も文化の違いに起因するだけではありません。仕様とは、環境によって定まるものからです。

例えば、うるう年判定の関数は、1581年以前をエラーしますか?1873年以前をエラーしますか?(ヒント:明治六年)

そしてその仕様って、品質にどの程度影響しますか?

成功したすべてのプロダクトでは、最初テストケースを書くべきだった

テスト駆動開発、古い言い方で言えばテストファーストの考え方は、成功したすべてのプロダクトで例外なく、ただの一つの例外もなく、必ず最初から取り入れるべきだったものです。

品質最後に振りかける粉砂糖のようなフレーバーではなく、最初から設計に組み込むべきだからです。

ここに問題があります

ありとあらゆる趣味において、最初から良いものを使えば時間無駄にせずに済んだ、と言われるような初期投資の大切さが説かれます

果たして本当でしょうか?

そうです、その趣味にハマって生き残りサバイブした人から見れば、過去にその時点で投資をすべきだった、というのは正しいのです。

その趣味にハマれなかった人からすれば、少ない投資自分に合わないことが分かったという合理的選択であることと矛盾しません。

そのため、全ての失敗したプロダクトは、テストケースを書く時間プロダクトを作り上げて、さっさと世に問うべきだったわけです。

VibeCodingの境界線は、設計実装の不可分さに起因するが、それは組織構造に起因する

少し昔話をしますが、オフショア開発において重要なのはドキュメンテーションテストケース、それにレビューでした。

他の部署で失敗しつづけていたオフショア開発のやり方は、端的に言えば"教化"でした。

具体的には書けませんが、グッとお安い単価の国に出す仕事を、日本会社に出すのと同じようにすべく、相手会社メンバー教育して仕立て上げるブートキャンプの仕組みを作り上げていました。

発注側を変えずに済むように受注側を教育して、日本会社に出すのと同じように単価の安いところに出せたらお得ですよね?でもこれは必ず失敗します。

何故か。だって日本会社と同じように働けるようになったら、日本会社就職するじゃないですか。少なくとも価値は上がったんだから単価を上げるように交渉しますよね?

結局のところ、当初言われていたような劇的な節約にはつながらないわけです。それなら下手に転職されるよりも自前で現地工場でも立てて地元に貢献しつつ雇用を創出した方が喜ばれるし持続可能です。

小なりとも成果が上がった方法は、フィードバック相手ではなくドキュメントにした場合でした。

例えば先ほどの例で言えば、テストケースは通るが意図したコードにならなかったとき

普通はこういう意図コードを書くからテストケースを通るにしても、関数は次からこう書いて」というのが、相手に対するフィードバック

関数を書く前に、関数意図コメントで残して、レビュー時にはそれを見ましょう」というプロセスの修正が、ドキュメントへのフィードバック

こうすると、担当者退職していなくなっても、次の担当者はその方法を参考にすれば良いわけです。

これ、何かに似てませんか。現在AIコーディングベストプラクティスと呼ばれるものに非常によく似ているんです。

まりオフショア開発というのも、設計実装が分離できるという前提に立って動いていたんです。

そして、実装しながら設計しても問題ないとする場合、それは「技術的な問題」ではなく「組織構造」に起因します。

まりプロダクトの構造を分割して、オフショア開発側に設計実装とを委譲して、実装しながら設計を変えてもらうことが許容できるのは、契約責任分界点輸出入法規を含めた法務領域です。

我々が出来ることを相手が出来ないだろうと侮るのは傲慢です。

少なくとも当時、諸々をクリアにして相手側にプロダクトの一部を荒い設計と共に切り出して、コーディングしながら再設計してもらい、テストケースを完備したコードドキュメントを共に完成までもっていってもらったことは、大きな成果であったはずです。

(当時日本側と仕事をしたという実績があると大きな実力があるとみなされたと聞いたので、今はより良いところで良い仕事をされていると思います

なぜオフショア開発流行らなかったのか

ぼく発注あなた受注者という構造を変える気が無かったから。

(あと、コミュニケーションコスト輸出入の関連法規が複雑だから

少なくとも、納期までに契約たこれを納品してください、という枠組みの中では、実装作業だけ切り出すことはできない、というのが教訓として残ったはずです。

バイコーディングではなく)AIコーディングが主流になるとして起こること

少なくともあと数年、場合によっては10スパンで、日本ではほとんど変わらないと予想しています

これは技術の話ではなく組織構造や、もっと言えばお仕事の進め方と契約の話だからです。

そうは言ってもジュニアエンジニア簡単仕事が減って成長機会が失われているのは事実では?と思うかもしれませんが、そもそもの前提が誤っています

経験(弱経験)者を雇って戦力まで鍛え上げる必要があるなら、AI仕事渡してないでそのジュニアエンジニアやらせるべきなんです。

ジュニアエンジニアAIと両方にOJTさせて、その違いをレビューの場でフィードバックしてジュニアを育てるわけです。

もし、そんな時間は無いというなら、元々ジュニアエンジニアOJTで育てていたというのは幻想です。

(たまに、失敗が経験になるとして、会社に損害を与える方法ジュニアを"教育"しようとする人がいますが、商習慣的にも信義則違反ですし言語道断です)

シニアエンジニアだけで事足りるとしてジュニアエンジニアを雇わなかった企業は、シニアエンジニアが抜けてガタガタになります

これは中核エンジニアがゴッソリやめた会社が傾くなんて言う話で、昔からそうです。(たいてい、もっと人雇ってくれ待遇上げてくれみたいな悲鳴を圧殺した結果だったりします)

から、中堅がやれば手早い仕事新入社員やらせて鍛える、その代わり質は悪いし時間もかかるしフォロー必要だったわけでしょう。

AI時代が到来するとしても全く同じです。AIが出力するコードレビュー悲鳴上げてる場合じゃないんですよ。

レビューできるシニアエンジニアが足りなくなると予想されるなら、当然、ジュニアエンジニア雇ってレビューできるようにする必要があるんです。

そしてそれは、技術的な問題点ではなく、組織的・経営的な決断です。

最後に、なんで10年後は違うかもしれないのか

国産LLM開発の文脈でもそうなんですが、ハードウェア進歩無視して話をする方が多いのが気になります

現時点のコンピューターパワーは、10年後には手の届く価格になる可能性が十分高く、もっと言えば20年後には個人が所有する可能性すらあります

いまから20年前の2005年は、Youtube誕生した年です。その時に、誰もがいつも手元にビデオカメラを持ち、即座に動画世界に公開できるようになるとは思っていなかった頃です。

今もそうだと思いますが、ある分野で必要な性能にはもう十分という期待値があり、10年経てばある程度大きな会社部署単位現在最先端コーディングAIローカルで動くようになると想像するのは容易です。

そうなったときに、果たして営利企業が、エンジニアを育成するというコストを支払うかといわれると、疑問です。その時点で今後のリアルコスト比較対象可能になるので。

だって、筆耕担当者とか、清書担当者を雇わなくなった企業って、多いでしょう?

My job went toAI として、じゃあ残るものは何?というのはオーム社の本を読みましょう。再販しないかなあ。

蛇足

今後数年は変わらないでしょと書いたら今現在進行形で変わっとるわいと突っ込みが来そうなんで防衛的な意味で書いておくんですが、あなた過去数年間同じ仕事してたんすか?

仕事のやり方とか内容とか、言語とかライブラリとか、毎年のように変わってたでしょ。

レビュー比率が多くなったとか、コード書かなくなったとか、そういうの、たぶん管理職になった人が嘆いてたのと同じっすよね?

少なくとも、ジュニアエンジニアが低品質バイコーディング結果を寄越すようになってレビューが大変とか嘆くのなら、まともなコーディング規約一つ作れていない組織の脆弱さを嘆くのが先では?

手癖でバイコーディングしてヒットしたプロダクトに、あとから品質上げるように大工事するリファクタリングと言うよりリビルディング仕事って、別に今もありますよね?

散々テストケースを書かなくて良いプロダクトなんて無いという講演だけ聞きに行って、自分とこでテストケースが自動で走るようになって無いなら、そこが問題でしょ。

最先端企業が、ほとんど生成AIコーディングさせているから、あとは使う人間次第だって

Permalink |記事への反応(4) | 19:12

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2022-07-18

UNIX哲学」についていくつか

名著「UNIXという考え方 - UNIX哲学」は本当に名著なのか? 〜 著者のガンカーズは何者なのかとことん調べてみた - Qiita

この記事はよく調べてあるなぁと思う反面,事実関係の間違いも多く当時の空気感など欠けていると思う部分がいくつかある。事実関係に関しては追い切れないので参考文献を挙げるにとどめておくが,空気感のほうはいくつか書いておく。なお当該記事の「当時と今では状況が全然違うんだから安易に『UNIX哲学』とかいうな」という主旨には大賛成である

参考文献

初期のUNIX歴史について興味がある向きには次の書籍お薦めする。

Peter H.Salus『A QuarterCentury ofUNIX』(1994, Addison-Wesley Publishing)

和訳の『UNIXの1/4世紀』(Peter H.Salus, QUIPULLC 訳,2000,アスキー) は絶版のうえ訳も微妙なので薦めづらいが,原書The Unix Heritage Society (tuhs) で PDF が無償公開されているので,英語が苦にならないのなら読んでみるといい。

また同じく tuhs で無償公開されているDon Libes and Sandy Ressler『Life withUNIX』(1989, Prentice Hall)を読めば80年代終りのUNIX の状況(XENIX についてもしっかり言及されている)や利用者目線での雰囲気もある程度判るだろう。

哲学

記事で一番気になるのが「哲学」という語の捉え方。この言葉の強さに引きずられているように読める。でもこれ,当時は設計基本的な考え方くらいの意味でわりとよく使われていた言葉なんだよね。たとえば米BYTE 誌のアーカイブを “philosophy” で全文検索するとこんな感じ。

https://archive.org/details/byte-magazine?query=philosophy&sin=TXT&sort=date

ほぼ毎号のように出現していたのが判るだろう。

もっとも猫も杓子も「哲学」を振りかざしていたわけではないし,UNIX開発者たちが「哲学」の語を好んで使っていたのも間違いないように思う。傍証の一つがAT&T定期刊行物『The Bell System Technical Journal』の1978年7,8月号だ。元記事言及されているマキルロイの Forword の初出がこれで,ネットのアーカイブから PDF が入手できる。

この号は二部構成になっていて第一部が Atlanta Fiber System に関する論文12本(全172ページ),第二部がUNIX に関する(Preface や Foreword を含む)論文22本(全416ページ)となっている。さて前述のPDFOCR されているので “philosophy” で全文検索してみると8箇所見つかる。これが見事に全部UNIX論文なのだ。もちろん論文性質もページ数も違うからこれだけで確定的なことはいえないが「日常的に使っていたんだろうなぁ」という推測は成り立つだろう。じつはマキルロイ哲学とされている部分は “Style” であり “philosophy” の語は一切使われていないというのもちょっと面白いUNIX開発者たちがなぜ「哲学」という語を好んだか正確なところは判らないが,それまでにない新しい考え方に基づいたOS を開発しているという意識があれば,そういう言葉を選ぶのが自然時代だったことは間違いない。

UNIX認知され拡がっていく過程で「哲学」も知られるようになっていった。自分が好むものの良さを他人にも識ってもらいたい,あわよくば他人もそれを好むようになって欲しいという布教活動は今も昔を変らないわけで「哲学」はその便利なツールとなったわけだ。元記事ではガンカースの著作を「外部の人間が後から打ち立てた哲学」と表現しているが,そんなたいしたものではない。マキルロイ論文に影響を受けた布教のためのああい説教は到るところにあった。たとえば前掲の『Life withUNIX』にもしっかり Philosophy の項がある。また日本最初期のUNIX解説本のひとつである村井純井上尚司・砂原秀樹『プロフェッショナルUNIX』(1986,アスキー)には冒頭次のような一節がある。

オペレーティングシステムは,コンピュータを使うものにとっての環境形成する基盤であるから,そのうえで生活する者の個性尊重し,より良い環境へと作り上げて行く課程を支援するような素材を提供するソフトウェアでなければならない。この主張こそが,UNIXオペレーティングシステムとしての個性ではないだろうか。

 

    プロフェッショナルUNIX村井純井上尚司・砂原秀樹,1986,アスキー)p 3.

「より良い環境へと作り上げて行く課程を支援するような素材を提供するソフトウェア」とはテキストを入出力フォーマットとする単機能コマンド群のことで,これらをパイプでつなげたりシェルスクリプトでまとめたりすることで「そのうえで生活する者の個性尊重し」た「より良い環境へと作り上げて行く」ということだ。こういった説教はありふれたものであった。たんにそれを「哲学」の語を用いて書籍にまとめたのが,たまたまガンカースだったというだけのことである

そしてじつはUNIX場合布教活動とはべつに「哲学」を広めなければならない切実な理由があった。これを説明するのは非常に面倒くさい。当時と今ではあまりにも環境が違うのだが,その違いが判らないと切実さが伝わらないからだ。マア頑張ってみよう。

UNIX の利用環境

UNIXPDP というミニコンピュータミニコン)上に開発された。このミニコンを使うためには専用の部屋に行く必要がある。その部屋は,もちろん場所によって違うわけだが,マアおおよそ学校教室くらいの大きさだ。長机が何列か並んでおり,そのうえにはブラウン管ディスプレイキーボードを備えた機器が等間隔に置かれている。壁際にはプリンタが何台かあるだろう。通っていた学校コンピュータ室などと呼ばれる部屋があったならそれを思い浮かべればだいたい合ってる。ただし置かれている機器コンピュータではなくコンピュータ接続するための端末装置ターミナル)だ。端末装置キーボードで打った文字コンピュータに送られコンピュータが表示した文字がそのディスプレイに表示される。現在UnixOSCLI を使うときターミナルとか xterm という名のアプリケーションを用いるがこれらは端末装置エミュレータで,もともとは実体のある装置だったわけだ。

さてコンピュータ室にたいていは隣接するかたちでマシンルームなどと呼ばれる六畳くらいの部屋がある。窓ガラスで仕切られたこの部屋には箪笥洗濯機くらいの大きさの装置が何台か置かれている。これがコンピュータ本体だ。もっとコンピュータが何台もあるわけではない。この箪笥CPU でそっちの洗濯機ハードディスク,あの机に置かれているタイプライタ管理コンソールといった具合に何台かある装置全部で一台のコンピュータになる。どこが〝ミニ〟だと突っ込みたくなるかもしれないが「六畳で収まるなんて,なんてミニ!」という時代お話だ。

端末装置それぞれからUSB のご先祖様の)RS-232 という規格のアオダイショウみたいなケーブルが伸び,マシンルームに置かれたターミナルマルチプレクサと呼ばれるスーツケースに台数分のアオダイショウが刺さってコンピュータとの通信を行う。コンピュータと多数の端末装置を含めたこれら全体をサイトと呼び,root権限を持って管理業務を行う人をシステム管理者あるいはスーパーユーザと呼んだ。

結構上手に説明できたと思うのだが雰囲気は伝わっただろうか。ここで重要なのは一台のコンピュータを数十人が一斉に使っていたという事実だ。洗濯機とかアオダイショウとかは,マアどうでもいい。

自由不安定OS

当時のUNIX評価一言で表すと〝自由不安定OS〟となる。メーカお仕着せではなく自分好みの「より良い環境」を作りあげる自由さらに他のメインフレームミニコンOS に比べると一般ユーザ権限でできることが圧倒的に多かった。そしてその代償が不安定さ。今では考えられないがUNIX のその不安定さゆえにプロOS ではないと考える向きは多かったし「でもUNIX ってすぐ落ちるじゃん」というのはUNIXアンチ定番ディスりだった。UNIX の落とし方,みたいな情報がなんとなく廻ってきたものだ。

こういった雰囲気を鮮やかに伝えてくれるのが,高野豊『rootから / へのメッセージ』(1991,アスキー)だ。当時アスキーが発行していた雑誌UNIX MAGAZINE』に連載されていた氏のエッセイ1986年11月から1988年10月掲載分までをまとめた書籍である。著者の高野氏は勤務先の松下電器1980年ごろからUNIXサイトスーパーユーザを務めており,日本では最古参の一人である。この本の中で高野氏は繰返しUNIX自由さと不安定さに言及している。すこし長くなるが,その中の一つを引用しよう。

CPU は,システムにとって重要な共有資源であるが,このCPU実質的に停めてしまうことがUNIXはいとも簡単にできる。たとえば,ccコマンド10個くらい同時に走らせてみたらよい。VAX-11/780 といえども,同時に実行できるコンパイルはせいぜい3つか4つである。それ以上実行することも当然可能ではあるが,他に与える影響が無視できなくなる。つまり,てきめんにviカーソルが動かなくなる。あるいは,すこし大きめなディレクトリ上でのlsコマンドの出力が表示されるまでに煙草を1本吸い終えてしまったり,タイムアウトログインが撥ねつけられたりといったバカげた現象が起きだすのである。こういった状態になると,UNIX破壊されたに等しい。真夜中,独りで VAX を占有して使っているのなら何をやろうとかまわない。しかし,20人30人と多数の人間が使っているとき勝手をやられると非常に困るのである当人仕事が遅れるのは自業自得だとしても,そのとばっちりで他のエディタまで止まってしまうと,もはやどの仕事も進行しなくなる。

ディスクについても同様なことがいえる。UNIX では,ファイルシステムを使いはたすまで大きなファイル自由に作ることができる。したがって,自分プロセスがいったいどのくらいの容量のファイルを作り出すのか見当もつけられないようなアマチュアが使うと悲惨なことになる。ディスクを使いはたすと,コンソールタイプライターにエラーメッセージが出力されるが,夜中にそれが発生して,コンソールタイプライターが一晩中エラーメッセージを打ち続け,朝マシンルームに行ってみると紙を一箱打ち尽くしてしまい,ピーピーと悲しげな声を上げて人を呼んでいた光景を私は何度も見てきた。こうなると,それをしでかした本人のプロセスは当然のこととしても,同じディスクで走っている他のプロセスも先に進めなくなってしまう。すこしでも負荷を夜間にまわそうとする善意は逆転してしまい,わずかでも仕事を先に進めようとする意図完璧に打ち砕かれてしまうのである

 

    rootから / へのメッセージ高野豊,1991,アスキー)pp16-17.

そして,こうした不安定さが「哲学」を必要としたのだ。自分が利用しているサイトに「ccコマンド10個くらい同時に走らせ」たり「自分プロセスがいったいどのくらいの容量のファイルを作り出すのか見当もつけられないようなアマチュア」がいるとその累は自分にも及んでしまう。だからサイト利用者全員にUNIX設計基本的な考え方を理解してもらうことが,自分のために必要だった。UNIX伝道がより苛烈だった理由ひとつがここにあるのだ。

ミニコンUNIX終焉

ミニコン上で誕生したUNIX は 4.3BSD(1986)で最高潮を迎える。注意したいのはミニコン時代UNIX は ResearchUNIXCSRGBSD みたいな区別をせずにまとめてUNIX として扱われていたことだ。実際『プロフェッショナルUNIX』も『rootから〜』もUNIX記述されてはいるが実際にはBSD を扱っている。べつに当時の人が無知だったわけではない。なにしろBSD を利用するためにはまずAT&TからUNIXライセンスを購入し,そのうえでカリフォルニア大学バークレー校(UCB)からBSD を入手しなければならなかったからその関係は当然広く知られていた。ベル研発明されたUNIX を外部の人たちも含めみんなで改良し,それら全体がUNIXであるという考え方が自然だっただけである。『Life withUNIX』のような英語の文献によく登場する “BerkeleyUNIX” という言い回しが当時の気分をよく表している。UNIX vsBSD みたいな捉え方は法廷闘争を経た90年代以降の感覚だ。

もっともそういう70年代風味の牧歌的風景ミニコン世界限定の話であった。BSDのものミニコンのものしかなかったが,そのコードを受け継いだBSDUnixAT&T推し進める System V などがワークステーション市場舞台80年代中盤から激しく覇権を争うようになる。いわゆるUnix戦争で,PCUnixであるマイクロソフトXENIX も当然参戦した。ミニコン世界牧歌的だったのは,ぶっちゃけていえば先のない技術だったからだ。ただUnix戦争あくまでも標準という聖杯を争う戦いであり,AT&TBSDUnixSun Microsystems が共同で System V Release 4.0 (SVR4) を作りあげたように後の法廷闘争とは趣が違う。

こうしたミニコンUNIXからワークステーションUnix への転変はUnixのもの文化にも変化をもたらした。まず激しい競争Unix の高機能化を加速した。商品として判りやす惹句が「あれもできます,これもできますなのは誰もが知っている。もちろん安定性を増すために quota のような利用者自由制限する機能も含まれていた。またワークステーションUnix現在UnixOS と同様同時に一人が使うものであり前述の布教必要性は大幅に減じた。達人たちのみの楽園から万人に開かれた道具に変ったのだ。こういった変化を体感したければ『rootから〜』と水越賢治『スーパーユーザの日々』(1993,オーム社)を読み比べてみるといい。『スーパーユーザの日々』はワークステーションUnixシステム管理入門書だ。この本ではたんに知識を羅列するかわりに架空ソフトウェアハウス(開発会社)を舞台新卒社員が先輩社員からシステム管理を学ぶという体裁をとっており,そのおかげで架空の話とはいえ90年代前半の雰囲気が堪能できる。出版年でいえば『rootから〜』と二年しか違わない『スーパーユーザの日々』の落差は “dog year” と称された当時の激烈な変化まで体感できるだろう。

UNIX哲学背骨

当時はよくいわれたのに今やほとんど聞かれなくなったものがある。マキルロイ論文結論部分に書かれたそれは,1973年出版されたイギリス経済学者エルンストシューマッハー著作題名で,中学生英語力があれば十分に理解できる平明な一文だ。

Smallis beautiful.

マキルロイは『人月神話』を引いて一定留保をつけてはいものの,これがUNIX哲学背骨であることに違いはない。機能をありったけ詰め込もうとして失敗した “kitchen-in-a-sink” な MULTI•csアンチテーゼであるUNI•x にとって,これ以上のスローガンがあるだろうか?

ひるがえって現在UnixOS をみれば,ブクブクと肥え太ったシステムコール,全容を俯瞰するだけでも一苦労するライブラリインターフェイス,一生使うことのないオプションスイッチまみれのコマンド群。UNIX仮想敵としたOSのものだ。そのことについてとくになにも思わない。ハードウェアは長足の進歩を遂げ,コンピュータの応用範囲は途方もなく拡がった。UNIX が変らなければたんに打ち棄てられ,歴史書を飾る一項目になっただけだ。ただ現在UNIX哲学」を語るならそうした背景は理解していなければならないし,どれだけ繊細な注意を払ったところで〝つまみ食い〟になってしまうことは自覚すべきだ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:39

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2022-03-14

https://honto.jp/netstore/pd-book_29102791.html :https://honto.jp/netstore/pd-book_31250653.html

オライリーオーム社がやってるならタコ殴りにすべき事態だな。

Permalink |記事への反応(0) | 08:16

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2021-08-15

anond:20210815133227

コンピュータービット列で情報を扱ってるという情報を得るのに読まれる本といったら技術評論社オーム社の本だと思うが

数学書を読むことを読書と言わないのであれば、ああいう専門書を読むのも読書と言えないのでは?

Permalink |記事への反応(0) | 16:55

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2019-07-21

電気工事士技能試験あなた映像で覚えるのが得意なら

現場の方以外の一般社会人向け。これで技能試験作品を綺麗に安心して作れるようになるだろう。

まず単品施工(被覆剥き、輪作り、ランプレセプタクルや露出コンセントや引掛けシーリング、連用器具類、リングスリーブや差込型コネクタジョイントボックスなど)について、参考書などの完成写真と注意事項を丁寧に読んで繰り返し施工練習

ひととおりやったら、候補問題を順番にすべて、問題固有の箇所に気を配りながら、単線図から複線図を描いてみる。沢山描くと、本番で描かなくても頭のなかで覚えていたりする。

次にまた候補問題を順番に、参考書にある講師プロ施工完成写真最初にじっくり見て、さら材料表を軽く見て覚えて、時間を必ず測って講師作品のように実際に施工練習してみる。接続部においては、圧着マーク試験官にも自分自身にも見やすいように上側に打ち、差込型コネクタの差込具合もわかりやすくなるよう線ごと傾ける。途中や見直しで間違いに気づいたら、落ちついて直す。慣れてきたら一問25から30分で見直しまで終えられるようになる。尤も、時間内に正しい施工が終えられればよく、早さを競っても仕方がない。

練習期間は、あまり長く取っているとダレて集中力が欠けて適当になったり、始めのころに練習した問題を忘れそうになったりするので、一か月くらいに集中して練習することを推したい。

参考書は、オーム社の「絵で見て覚える」シリーズを筆記ともに超オススメしたい。説明文が洗練されていて、絵や写真もわかりやすいし、一口コメントも実に的を射ている。

Permalink |記事への反応(1) | 13:26

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2016-09-02

http://anond.hatelabo.jp/20160902205907

プログラミング必要になる数学は意外に少なくて、高校範囲では、

集合と論理、順列と組み合わせ、整数性質、数列と数学的帰納法行列微妙に不等式辺り。

旧課程の数A,数B,数Cがメインになると思う。

新課程だと微妙にバラける上に行列が無い。

まあ、あれだ。オーム社の『離散数学』を読んで必要そうな分野を掴むのが早い。

Permalink |記事への反応(0) | 23:33

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2015-06-20

マンガでわかるデータベース』が1ドルで買える

ただし英語版期間限定(残り12日くらい)。

入門書を読む前の予習や入門レベルの復習に便利なオーム社「マンガでわかるシリーズ」ですが、実は英語版も出ています

その英語版のうち「The Manga Guide to Databases」がHumbleBookBundleに入りました。

1ドル以上の支払いをするとPDFEPUBダウンロードできるようになります

HumbleBundleってなんぞやという方はWikipediaでも見てください。

Permalink |記事への反応(0) | 03:14

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2014-09-20

IT業界多重下請け構造問題点ポイント

日本IT業界多重下請け構造が悪だ、Slerがクソだ、みたいな話あるけど、論点混ざってることが多い。

どっちかというと「仕事を出す側」として、多重下請け構造問題点ポイント書いとくよ。

必要とされる多重請負と、ブラックな多重請負があって、分けて考えないとイカン

ハナキンなのにやっと終わって一人酒だよ!

まず下請けじゃ無い構造の話から

比較するために、下請けじゃない会社の話からしよう。

発注者から直接仕事を請け負った元請け担当者(大抵の場合、安請け合いする部長)が、

請けた仕事を切り出して、課長、各チーム主任、ヒラと仕事を下ろしていく。

ピラミッド構造上意下達で、力関係も対等ではないが、こういうのは多重下請け構造とは呼ばれない。

一社のみが請けているからだ。当たり前だね。

そして、仕事報酬会社に対して支払われ、各員には会社から給与が支払われる。

では多重下請け構造の話

「オレの言う多重下請け構造と違う」と言われても何なので、定義はそのまま引っ張ってこよう。

多重下請け構造」とは、受託システム開発において、

発注者から直接仕事を請け負った元請(たいていの場合大手SIer)が、

請けた仕事を切り出して2次請け、3次請け、4次請けと仕事を下ろしていくピラミッド構造の事を言います

良くある例で言うと、元請は要件定義概要設計等の上流工程請負い、開発・実装などの下流工程は2次請けに委託する、というような構造です。

http://paiza.hatenablog.com/entry/2014/09/18/IT%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%AE%E3%80%8E%E5%A4%9A%E9%87%8D%E4%B8%8B%E8%AB%8B%E3%81%91%E6%A7%8B%E9%80%A0%E3%80%8F%E3%81%AF%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E6%82%AA%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%A4%E3%81%A4%E3%81%82

IT業界の『多重下請け構造』は社会悪になりつつある - paiza開発日誌

適切な対価が支払われないことは、多重請負問題ポイントじゃない

まず多重下請け構造における大きな問題として、中間業者が数多く入るため、下の層に行けばいくほど

中間搾取により現場で働いているエンジニア給与レンジが低くなってしまうという問題が挙げられます

これ、多重下請け構造問題点じゃなくて、受注価格交渉の話なんだよね。個別

例えば、一社のみなら給与体系の話になるわけで「部長中間搾取してる!」とは言わない。

さらに「部長が安請け合いするから現場エンジニア給与が低い」というのは、一社のみでも起こる。

まり、「中間搾取」によって「給与が低くなる」というのは、飛躍がある。飛ばしてはイカン

  1. 下請け報酬 =元請け報酬 - (元請け仕事の対価 +中間搾取
  2. エンジニア給与 =会社給与体系

(以後、n次請け, n+1次請けは、全て元請け,下請け表現するな)

1番と2番とは分けて考える必要がある。

エンジニア給料問題

まず、エンジニア給与が低くなるのは、会社給与体系の問題だ。

エンジニアが適正な給与を得ている下請け会社もある。

ということは、「エンジニア給与が不当なほど低い」のであれば、それは多重下請け構造問題ではない。

不当なほど低い賃金で働かせている「本来潰れていなければならない会社」の問題を、多重下請け構造問題で誤魔化してはイカン

下請け報酬問題

で、元請け下請けとの報酬差だが「要件定義概要設計等の上流工程」をやった対価を取って「中間搾取」とは言われたくないだろ。

だが、実際に下請け報酬は低い。

答えから書くと、さっきの式は以下の形で使われてる。

一目瞭然で、下請け報酬が少ないから、「中間搾取」と呼ばれる「元請け仕事の対価以上の報酬」が生まれる。

まり、「マージンを抜くから適正単価にならない」ではなく「適正単価でないからマージンを抜く余裕がある」だ。

なんで中間搾取とか生まれんの?

誰も「仕事」に対して金払ってないから

要件定義概要設計等の上流工程」が2000万で、実装テストの下流工程が1000万で、という区分けをしていない。

仕事の中身で値段を決めずに、人月計算をするから、常に下請け元請けよりも単価が低く設定される。

なぜならば、元請けは儲けるために下請け仕事を流すわけで、損するためにじゃない。

何が原因で多重請負なのか

仕事を出す側」の感覚としては、大きく2つ原因がある。

  1. 発注側が、SIerだけ選ぶ
  2. エンジニア所属会社仕事を選ばない

あと、多重請負が原因で起きがちな問題

発注側が、SIerだけ選ぶ

市役所ソフトハウス雇わないよね。以上終わり。

というわけで、潰れずに責任とってくれるような大企業しかクライアントは選ばないので、Sler繁栄する。

一軒家立てるとき工務店を選ぶ人もいるけど、ハウスメーカーも大人気だよね、というのが酷くなった感じ。

これは構造的な問題で、既得権益って言うとそうだね、という話。

エンジニア所属会社仕事を選ばない

7次請負が発生して問題です。すんごい単価が安いです。

じゃあ、なんで請けるの?という話。

まあ、最近インドとか中国とか、単価低いしアッチで、みたいになってるけど。

請けないと会社潰れるから激安で請けますどうせエンジニアは使い潰せば良いし、みたいな会社が多い。

で、ブラック会社は人が足りないとさらブラック会社を呼んで……みたいな泥沼状態。

エンジニア雇ってる会社ブラックなので、結果的に多重請負になってる。逆じゃない。

命令責任乖離していてブラック

プロジェクトマネージャプログラマを鬱で辞めさせました。ボーナスが減ります、となってない。

多重請負って、実質的中間搾取労働者派遣業になってる。

元請けA、2次請けB、3次請けC…みたいになると、Bが指示してEが無茶苦茶残業で体壊して、AはExcelしか観てない、みたいな。

まとめ

クライアントIT知識がないとか言っても無駄信頼関係効率性もある。

ハウスメーカーがお客さん呼び込んで、指定した建材で地元工務店契約して、さら左官屋雇って家を建てたりするだろう。

そういう時に、「客が直接知識を持って、左官屋と大工設計家と交渉すれば安く付く」とか左官屋が言ったりしない。

からみれば、多重構造になっていた方が圧倒的に楽だ。

出版社から直接本を買って、取次とか本屋のことを「中間搾取め!」とか言わないだろ。

IT業界は、そういう「効率のための多重構造」とは違う「果てのないダンピング会社の多重構造」がある。コッチが問題

さらに多重請負って、普通に偽装請負命令系統責任系統乖離してる。

人壊しても責任とらなくて良くて、補充がいくらでもきくなら、そりゃ無茶苦茶するわな。

まあ、ITエンジニアが育たないとか言ってないで、勉強して転職しようぜ!

「My Job Went ToIndia」の日本語翻訳版がオーム社から発行されたのは2006年だよ!

多重下請け構造問題?違うね!単にダンピングする企業が沢山いて足元見られてるだけさ!

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2009-01-29

http://anond.hatelabo.jp/20090125194008

IT業界に未経験で中途入社して1年弱の人間ですが、ネットワークデータベースはサッパわかってません。

コンピュータの基本的なところ(論理回路から始まって云々カンヌン)やハードウェア周りもほぼわかってません。

普段の仕事は主にソフトウェアを作ることで、ネットワークorデータベース関連のソフトには手をつけてません。

そうは言っても知らないとヤバいなーとは思っていたので

http://www.amazon.co.jp/dp/4764902842/

http://www.amazon.co.jp/dp/4891003383/

これらをとりあえずポチりました。あと「ネットワークはなぜつながるのか」も持っていたはずなので読もうと思います。

情報理論では

http://www.amazon.co.jp/dp/0471241954/

がいいらしいんですが、高くて躊躇してます。

全てをカッチリやろうとすると時間がかかりすぎます。

どのように勉強していったらいいでしょうか。

言語は主にC++(最初オブジェクト指向のオもわかってなかったので苦労しました)です。

CはC++に入る前にK&Rとオーム社上下巻の本を読んで一通り勉強しましたが、今ではオブジェクト指向じゃないとまともなコード書く自信ありません。

LINUXは使えますが、emacsキーバインドは全然使いこなせないです。viとか使えないです。つまりその程度です。

二分探索とかキューとかスタックとかバイナリツリーとかリストとかソートの基本的なデータ構造アルゴリズムは一応勉強しました。全て実装したことがあるわけではありませんが。

数学はできます。グラフ理論(離散数学)は入社するまで全く未知でしたが。

Permalink |記事への反応(1) | 21:51

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2008-12-30

http://anond.hatelabo.jp/20081230042818

オーム事件って、オーム電機やオーム社がなんかやったのかよ!

オウム事件って書いてやれよw 60のじーさんじゃあるまいしw

Permalink |記事への反応(0) | 09:02

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2008-07-20

2007年出版社別年間売上げランキング

アマゾンジャパン VS 紀伊國屋書店 2007年出版社別年間売上げランキング

出版社AKJ
講談社111
小学館222
集英社333
角川グループパブリッシング455
新潮社544
ダイヤモンド社699
岩波書店7107
日経BP社81736
学習研究社966
ソフトバンククリエイティブ103122
エンターブレイン116138
角川メディアワークス125643
HP研究所131313
文藝春秋1478
日本経済新聞出版社151616
幻冬舎161210
東洋経済新報社172230
ワニブックス185878
日本放送出版協会19811
徳間書店203332
翔泳社214326
中央公論社222117
筑摩書房233512
スクウェア・エニックス247551
医学書院251117
双葉社264437
インプレスコミュニケーション274239
光文社281924
技術評論社294629
河出書房新社304127
白泉社313623
コアマガジン32--
宝島社332642
メディアファクトリー347159
朝日新聞社出版局352334
主婦の友社362045
毎日コミュニケーションズ376244
早川書房385131
オーム社393928
竹書房408972
日本実業出版社414741
アスキー429476
有斐閣432721
リットーミュージック44209175
マガジンハウス456396
中央経済462519
フォレスト出版47170155
中経出版485440
秋田書店499356
平凡社507648
福音館書店515986
一迅社52-146
主婦と生活社534566
祥伝社545550
秀和システム555035
パンローリング56272-
文化出版局579598
ドレミ楽譜出版社58169202
扶桑社597384
アルク607058
サンマーク出版61118121
草思社62130108
羊土社63131162
シンコーミュージックエンタテインメント64148117
オライリー・ジャパン65292137
ホビージャパン66--
CQ出版67203156
丸善6865100
偕成社6980101
東京大学出版会708665
三笠書房717288
日刊工業新聞社7212089
ヤマハミュージックメディア73211174
実業之日本社747768
旺文社751818
医歯薬出版763047
茜新社77--
白水社789767
成美堂出版791520
秀文社80--
ポプラ社812963
ディスカヴァー・トゥエンティワン82117119
世界文化社835371
新書館84160123
静山社85--
メディカルサイエンスインターナショナル86195120
ソニー・マガジンズ877990
大和書房8810295
マッグガーデン89-276
富士見書房90217170
ランダムハウス講談社91147154
アスコム92139152
創元社93178126
ベストセラーズ9483109
大修館書店95104103
日本評論社9610577
研究社97138180
三省堂教材システム986457
リブレ出版99232127
世界思想社教学社1003825
昭文社-1415
JTB-2433
デアゴスティーニ-28-
南江堂-3255
柏書房-34270
高橋書店-3762
中央法規出版-4061
東京官書普及-48-
日外アソシエーツ-49-
永岡書店-52105
紀伊國屋書店-57-
ナツメ-6049
メディカ出版-6653
地方小出流通センタ-67-
広川書店-68-
日本能率協会-6985
タック-7446
ミネルヴァ書房-78111
朝倉書店-81122
新星出版社-8283
幸福の科学出版-84-
星雲社-8560
メディックメディア-8793
日本図書センター-88-
文英堂-9082
日本文芸社-9194
増進会出版社-9275
早稲田経営出版-9654
明治図書出版-9852
鍬谷書店-99-
柴田書店-10064
東京リーガルマインド--69
実務教育出版--70
山と渓谷社--73
文光堂--74
東京創元社--79
駿台文庫--87
ぎょうせい--91
メジカルビュー社--92
誠文堂新光社--97
清文社--99

K…外商含む

J…書籍のみ

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2008-02-02

http://anond.hatelabo.jp/20080202181513

アマゾン紀伊国屋書店出版社
1位1位講談社
2位2位小学館
3位3位集英社
4位5位角川グループパブリッシング
5位4位新潮社
6位9位ダイヤモンド社
7位10位岩波書店
8位17位日経BP社
9位6位学習研究社
10位31位ソフトバンククリエイティブ
11位61位エンターブレイン
12位56位角川メディアワークス
13位13位HP研究所
14位7位文藝春秋
15位16位日本経済新聞出版社
16位12位幻冬舎
17位22位東洋経済新報社
18位58位ワニブックス
19位8位日本放送出版協会
20位33位徳間書店
21位43位翔泳社
22位21位中央公論社
23位35位筑摩書房
24位75位スクウェア・エニックス
25位11位医学書院
26位44位双葉社
27位42位インプレスコミュニケーション
28位19位光文社
29位46位技術評論社
30位41位河出書房新社
31位36位白泉社
32位-コアマガジン
33位26位宝島社
34位71位メディアファクトリー
35位23位朝日新聞社出版局
36位20位主婦の友社
37位62位毎日コミュニケーションズ
38位51位早川書房
39位39位オーム社
40位89位竹書房
41位47位日本実業出版社
42位94位アスキー
43位27位有斐閣
44位209位リットーミュージック
45位63位マガジンハウス
46位25位中央経済
47位170位フォレスト出版
48位54位中経出版
49位93位秋田書店
50位76位平凡社
51位59位福音館書店
52位-一迅社
53位45位主婦と生活社
54位55位祥伝社
55位50位秀和システム
56位272位パンローリング
57位95位文化出版局
58位169位ドレミ楽譜出版社
59位73位扶桑社
60位70位アルク
61位118位サンマーク出版
62位130位草思社
63位131位羊土社
64位148位シンコーミュージックエンタテインメント
65位292位オライリー・ジャパン
66位-ホビージャパン
67位203位CQ出版
68位65位丸善
69位80位偕成社
70位86位東京大学出版会
71位72位三笠書房
72位120位日刊工業新聞社
73位211位ヤマハミュージックメディア
74位77位実業之日本社
75位18位旺文社
76位30位医歯薬出版
77位-茜新社
78位97位白水社
79位15位成美堂出版
80位-秀文社
81位29位ポプラ社
82位117位ディスカヴァー・トゥエンティワン
83位53位世界文化社
84位160位新書館
85位-静山社
86位195位メディカルサイエンスインターナショナル
87位79位ソニー・マガジンズ
88位102位大和書房
89位-マッグガーデン
90位217位富士見書房
91位147位ランダムハウス講談社
92位139位アスコム
93位178位創元社
94位83位ベストセラーズ
95位104位大修館書店
96位105位日本評論社
97位138位研究社
98位64位三省堂教材システム
99位232位リブレ出版
100位38位世界思想社教学社
注目の順位変動  人気(アマゾン紀伊国屋
アマゾン紀伊国屋書店出版社
10位31位ソフトバンククリエイティブ
11位61位エンターブレイン
12位56位角川メディアワークス
24位75位スクウェア・エニックス
34位71位メディアファクトリー
40位89位竹書房
42位94位アスキー
44位209位リットーミュージック
47位170位フォレスト出版
56位272位パンローリング
58位169位ドレミ楽譜出版社
61位118位サンマーク出版
62位130位草思社
63位131位羊土社
64位148位シンコーミュージックエンタテインメント
65位292位オライリー・ジャパン
67位203位CQ出版
72位120位日刊工業新聞社
73位211位ヤマハミュージックメディア
84位160位新書館
86位195位メディカルサイエンスインターナショナル
90位217位富士見書房
91位147位ランダムハウス講談社
92位139位アスコム
93位178位創元社
99位232位リブレ出版
注目の順位変動  人気(アマゾン紀伊国屋
アマゾン紀伊国屋書店出版社
14位7位文藝春秋
19位8位日本放送出版協会
25位11位医学書院
43位27位有斐閣
46位25位中央経済
75位18位旺文社
76位30位医歯薬出版
79位15位成美堂出版
81位29位ポプラ社
100位38位世界思想社教学社

※元増田すまね。無断編集しちまった。

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アマゾンジャパン VS紀伊國屋書店2007年出版社別年間売上げランキング

A K
1講談社 1
2小学館 2
3集英社 3
4 角川グループパブリッシング 5
5新潮社 4
6ダイヤモンド社 9
7岩波書店 10
8日経BP社 17
9学習研究社 6
10ソフトバンククリエイティブ 31
11エンターブレイン 61
12 角川メディアワークス 56
13HP研究所 13
14文藝春秋 7
15日本経済新聞出版社 16
16幻冬舎 12
17東洋経済新報社 22
18ワニブックス 58
19日本放送出版協会 8
20徳間書店 33
21翔泳社 43
22中央公論社 21
23筑摩書房 35
24スクウェア・エニックス 75
25医学書院 11
26双葉社 44
27インプレスコミュニケーション 42
28光文社 19
29技術評論社 46
30河出書房新社 41
31白泉社 36
32コアマガジン -
33宝島社 26
34メディアファクトリー 71
35朝日新聞社出版局 23
36主婦の友社 20
37毎日コミュニケーションズ 62
38早川書房 51
39オーム社 39
40竹書房 89
41日本実業出版社 47
42アスキー 94
43有斐閣 27
44リットーミュージック 209
45マガジンハウス 63
46 中央経済 25
47フォレスト出版 170
48中経出版 54
49秋田書店 93
50平凡社 76
51福音館書店 59
52一迅社 -
53主婦と生活社 45
54祥伝社 55
55秀和システム 50
56 パンローリング 272
57文化出版局 95
58 ドレミ楽譜出版社 169
59扶桑社 73
60アルク 70
61サンマーク出版 118
62草思社 130
63 羊土社 131
64シンコーミュージックエンタテインメント 148
65オライリー・ジャパン 292
66ホビージャパン -
67 CQ出版 203
68丸善 65
69偕成社 80
70東京大学出版会 86
71三笠書房 72
72日刊工業新聞社 120
73ヤマハミュージックメディア 211
74実業之日本社 77
75旺文社 18
76 医歯薬出版 30
77茜新社 -
78白水社 97
79成美堂出版 15
80 秀文社 -
81ポプラ社 29
82ディスカヴァー・トゥエンティワン 117
83世界文化社 53
84新書館 160
85静山社 -
86メディカルサイエンスインターナショナル 195
87 ソニー・マガジンズ 79
88大和書房 102
89マッグガーデン -
90富士見書房 217
91ランダムハウス講談社 147
92 アスコム 139
93創元社 178
94ベストセラーズ 83
95大修館書店 104
96日本評論社 105
97 研究社 138
98三省堂教材システム 64
99リブレ出版 232
100世界思想社教学社 38
-昭文社 14
- JTB 24
-デアゴスティーニ 28
- 南江堂 32
- 柏書房 34
-高橋書店 37
- 中央法規出版 40
-東京官書普及 48
-日外アソシエーツ 49
-永岡書店 52
-紀伊國屋書店 57
-ナツメ 60
-メディカ出版 66
- 地方小出流通センター 67
- 広川書店 68
-日本能率協会 69
-タック 74
-ミネルヴァ書房 78
-朝倉書店 81
- 新星出版社 82
-幸福の科学出版 84
-星雲社 85
-メディックメディア 87
-日本図書センター 88
- 文英堂 90
-日本文芸社 91
-増進会出版社 92
-早稲田経営出版 96
-明治図書出版 98
- 鍬谷書店 99
-柴田書店 100

アマゾンランク外を追記。

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