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2025-01-31

「すべての女性潜在的バイレズ」について

 端的に言ってしまうと、その通りだと思う。自分はそう考えている。

 この「すべての女性バイレズ」という話はたびたび耳にする話ではある。確かエクセター大学? だったか教授であるゲルルフ・リーガーという心理学者実験をして、裸の女性写真に対して、瞳孔が開いたりとか発汗したりとか動悸が早くなったりとかの反応を示した女性割合がめちゃくちゃ多かったとかなんとか、そういう話を聞いたばかりだ。

 自分身の回り女性らを観察していると、確かにうっすらとそれっぽい言動をとる人は多い。いや、男も男のことを性的に全く見ていないと言えば嘘になるわけだけど、男と比べて女の場合それをあけすけに表明するようなところがある。男の場合後ろめたさのようなものがついてまわると思うのだが、女の場合その「後ろめたさ」があまりないように感じられるのだ。いやまあ俺は女性になったこともないし、数多くの女性経験を積んでいるとかそういうわけではないので何とも言いようがないのだが。

 で、なんで俺がこの「すべての女性潜在的バイレズ」かという話に注目せざるを得ないのかというと、女性にとって「男」というものが一体どういう受け取られ方をしているのか、とか、「男」という存在をどのように必要としているのか? ということが気になって仕方がないからだ。断っておくが、俺は男性性を嫌悪しているとかそういうわけではない。むしろ男性性というもの必要性というか、重要性みたいなものについて諸々考察してみたいからこそ、この「すべての女性潜在的バイレズ」という話にこだわっているのだ。

 俺は精神分析関連の本を読むのが最近マイブームみたいなところがあり、しか女性同性愛というか女性の性の発達について書いたものフロイトとかユングとかの書籍一見しただけでは見つからないのである。まあ軽く調べただけなので、もっと深掘りさらば出てくるかもしれないが、フロイトとか読んでいると男性同性愛めいたトピックについてはかなり取り扱っているような印象さえ受ける。父の存在を重視しているみたいだから男性側に偏りがちという面はあるのかもしれない。いやまあにわかなので詳しいことはわからないけども。

 吉本隆明が「共同幻想論」で”女性というのは、乳幼児期の最初性的な拘束が同性(母親)だったもの」というようなことを書いていた気がするのだが、まだ男児女児性別が未文化な時期において女児母親欲望している、ということはなんだか間違いなさそうだというふうに思ったのは記憶に新しい。女性男性欲望するのは、いわば男性からペニスを「食いちぎって」ペニスを獲得し、母親と交わりたいという欲望があるからなのではないか、という理解を俺はしているのだが、フロイトはそこのところについて何か詳しいことを書いていない。ユングは「心理学錬金術」を少し読み進めている程度なのでわからないが、ラカンとかはどうだろう。とりあえずそこのところの女性女性に向ける感情というものを軸に世界を捉え直したい、ということはうっすらと考えているのだが、なんかおすすめ書籍があったら教えて欲しいのです。

 なんというか、数少ない女性との交流において、女性というのは本質的男性価値見出していないのではないか、という直観が働いているのである。いや、女性本質的なところでは女性のことを愛しているからと言って、女性女性に対して向けている欲望が美しいとかそういうことを言いたいのではなく、もちろんその関係性にも限界はあるのは自明ことなのだけども、”父”よりも”母”のほうが世界の中心に居座っている、という感覚が拭いがたくあるのだ。

Permalink |記事への反応(26) | 00:06

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