
はてなキーワード:とよ田みのるとは
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なんか流れにのって「誰かアフタヌーンやらないのかな?」とか言ってたら、「自分でやっては…?」と言われたので、
そこまで詳しい自信もないが、知らんわけでもないぐらいのところなので、とりあえず書いた
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アフタヌーン初期の重要作品は、明らかにこれ。Wikipediaにも「看板作家であった藤島康介以外はほとんど無名の新人作家の作品を掲載」と書かれているように、初期のアフタヌーンはこの作品で支えていたという状況だったと理解している。
※ブコメで「初期の核はモーニング系作家や、園田健一とかあさりよしとおとか方面の作家」とのコメントいただいた。あと、トニーたけざきも。
これは満場一致になると信じている。作品としてのクオリティはもちろん、知名度、評価の高さ含めて、総合的に日本漫画史上の傑作の一つでしょう。『ヒストリエ』も入れたいところだが。一人一作ということで。
オタクマーケットにおける、90年代後半のアフタヌーンのイメージは『ああっ女神さまっ』『無限の住人』の2つが強かったという記憶がある。次作、『波よ聞いてくれ』もむろん快作で、個人的には『波よ聞いてくれ』のほうが好きだがアフタヌーンという雑誌にとっての重要度という話だと、まあ、順当に『無限の住人』かな、と。
『げんしけん』がベスト10に入るかどうかは評価基準次第というところがあると思う。ヒット作以外のところで、「アフタヌーン」雑誌ブランドのコアとは何かと考えると、サブカル系のマンガ表現の開拓者ですよね、ということだと思う(四季賞含めて)。そのブランドが熱心な雑誌購読者を育んできた雑誌であることは明らかで、その基準で考えると、本作は順当に重要な作品かと思っている。
ひぐちアサは、『おお振り』の前はもっと人間関係がたいへんそうな話を書いていて、ある意味そのときのほうが「いかにもアフタヌーンらしいマンガ」だったが、路線転換をしたのかなと思われた、本作がその後ここまで大きくヒットするのは連載がはじまったときはちょっと想像していなかった。
少年マガジンで連載がはじまったが、ほとんどの連載はアフタヌーン。幸村先生は『プラネテス』(モーニング連載)も代表作とする人もいるとは思うが、順当に考えたら、もう20年近く連載している『ヴィンランド・サガ』だろうかと思う。まあ、この作品がベスト10に入るも、まあ順当か。
この作品がベスト10かというのも、やや判断が割れるとは思うが、基本的には木尾士目『げんしけん』とほぼ同じ観点から。篠房六郎作品であれば、個人的には他の作品も全部入って良いと思っているが、一つ選ぶなら、ヒット作の『百舌谷さん』になるだろうという判断。
黒田硫黄の存在自体が、若い漫画読みから忘れられつつある印象があるが、2000年前後にアフタヌーンを毎月買っていた人間にとって、黒田硫黄の存在感が圧倒的だったのは確かなことだったと思う。捻くれたサブカルだったら「黒田硫黄が好き」とか言うのは、ぜんぜん捻くれてないチョイス過ぎて、言うと恥ずかしいぐらいの存在感だった。宮崎駿御大まで「このおもしろさが判る奴は本物だ」とか、はずかしい推薦の言葉を帯に捧げ、ジブリ系のアニメーターである高坂希太郎監督によって作品の一部がアニメ化もされた(制作はマッドハウス)。『大日本天狗党絵詞』も衝撃的な作品だったが、黒田硫黄の存在感がもっとも強かった時期の作品ということで挙げればこれかと、思う。
個人的に市川春子はそんなにハマっていないのだけれども、客観的に見て、支持の厚さ、連載期間、メディア化、受賞状況などから鑑みて、この作品を入れないわけにはいかないだろうということで。
近年の作品から一つ選ぶなら、まずこれですかね、という感がある。作品自体も登場時に衝撃を受けたが、その後のヒットまでうまく繋がり、人気作に育って本当に良かった。
・蟲師(漆原友紀) 人によっては、こっちを10選にいれる人はけっこういるとは思う。筆頭候補。
・BLAME!(弐瓶勉)弐瓶作品は10本縛りがなければ、どっちかを入れたいところ。個人的に『BLAME!』はアフタヌーンのイメージが強い。
・ハックス!(今井哲也) 今井作品も一つは入れたいところだが…。
・なるたる(鬼頭莫宏) 鬼頭作品なら『ぼくらの』(IKKI)の方が一般に重要作か、ということで除外
・メダリスト(つるまいかだ) 最近の作品でブルーピリオド以外にいれるならこれが筆頭か。
・スキップとローファー(高松美咲) 最近の作品での上位候補。
・勇午(赤名修/真刈信二) 個人的には大好き。塩漬けなど、ミームになるパワーがある作品だと思う。
・Spirit of Wonder(鶴田謙二) 重要作品だとの認識はある
・EDEN(遠藤浩輝) EDEN入れる人もいるとは思うが、だいぶ意見分かれるかな、という印象。
・フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(恵三朗/草水 敏)
・あたらしい朝(黒田硫黄)
・五年生(木尾士目)
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まとめる作業してて思ったが、
「あれ、これアフタヌーンじゃなくて、IKKIなんだっけ?」っていう記憶の間違いがけっこうあった。
・『アンダーカレント』ふつうに意識の外だったけど、雑誌買ってなかった時期に、単行本で読んだので、アフタヌーンという認識ぜんぜんなかった。大変失礼いたしました。位置付け的に確かに入っておかしくない作品だと思う。
「・「ガロ」から「アックス」の境目だったから、ああいうテイストの避難地になってた印象。」とのコメントも、なるほどと思ったので確認したら、ガロがほぼ休刊になったのが、97年7月で、アックスが98年なので、97年~98年スタートの作品ということかな?ちょっとよくわかってない。
・植芝理一『ディスコミュニケーション』が魅力のある作品だとは個人的にも思うが、周囲でこの作品の話してた人ほぼいなかったんだよね。観測範囲の問題かとは思う。
・『大合作』について複数コメントあり、扱いどうすればいいんですかね…
・『神戸在住』もコメント多めで、ここらへんも確かに好きな人多いですよね。
・『地雷震』(髙橋ツトム)の適切な位置付けはあまりよくわかってない。読んではいた。
・『菫画報』はふつうに好きだけど、こういう選のなかに入るような層の厚い評価文脈ってあるの…?
・『ワンダンス』を次点ぐらいには入れてほしいとのこと。ちなみに、個人的に好きというだけだけで言うと、次点にも入れなかったけど、『リンガフランカ』(滝沢麻耶)は好き。個人的な気持ちとしては清家雪子とかも、もっと売れてほしいなと思っている。
・五十嵐大介は、代表作は『リトル・フォレスト』より、『海獣の子供』(IKKI)のほうなのかな?とぼんやり認識なので、入れなかったけど、認識ぼんやりしてる
・とよ田みのるは、『『これ描いて死ね』』(ゲッサン)のほうが代表作になるかなと思って、いれてない。
・冬目 景は四季賞デビューでアフタヌーン作品複数あるが、『羊のうた』(コミックバーガー、コミックバーズ)『『イエスタデイをうたって』』(ビジネスジャンプ、グランドジャンプ)いずれも他誌
・四季賞受賞したデビュー作の衝撃がすごかったという人が、けっこういるのは完全に同意。四季賞は、他誌の新人作家向けの賞とは明らかに位置付けが異なる賞だと思う。
・あらためて思ったが、アフタヌーン作品の評価文脈はいろいろあって複雑だな、と感じる。ブコメでも書いていただいたが、アフタヌーンは、他の雑誌よりも10選とかやったら、合意とりづらいのはそうだと思う。「これがヒット作です」的な基準の外側に「この文脈ではすげー評価されてるし…!」というような文脈が、いろんな形で存在しているので、合意とりづらいところが、アフタヌーンの良さなんじゃないかとは思っている。
熱量のある反応をいただいていたので。ありがとうございます。
https://msknmr.hatenablog.com/entry/2024/11/20/123000
ちなみに、完全に個人的に10選ぶなら、こんな感じだろうかと思う。
Permalink |記事への反応(45) | 23:51
https://ogre.natalie.mu/media/news/comic/2024/0402/DSC_8559.jpg
https://natalie.mu/comic/news/567692
「君と宇宙を歩くために」の作者が覆面つけてはいるが授賞式で写真を出した
女性だったんだ
あくまでも友情ではあるが男同士の距離感が近く若干BL感があり、絵柄もあって作者女性かな~と最初思ったが「泥ノ田犬彦」と男性名なので男性か~と思ってたらやはり女性だった
作者の性別がどっちでも、別にそれで浮かれるとか離れるとかはないけど
BLっぽいと感じたのは近年BLも読むようになり、いわゆる腐った状態になっている影響なだけで、フレッシュな人が読むと別にそうは思わないかもしれない
この漫画は底辺高校を舞台に、知的グレーとADHDの友情を描いている
知的グレーは小学校の算数でつまずき、以降なにかと上手くいかず、真面目にやっても人並みにやれないのを誤魔化すようにヤンキーぶり頑張ることをやめてしまっていたが、
必死でまともに生きようとするADHDの努力を見て、頑張り恐怖症を克服して真剣に物事に取り組めるようになっていく
あの独特の絵柄、手足の細いキャラデザと程遠い姿をしている
ブコメで男の生き方や毒親について書いた漫画はコミックエッセイにありそうだと「失踪日記」や「セックス依存症になりました。」を挙げてたし「子育て漫画は?」て人もいた。
自分は男の子育て漫画は結構読んでる方だと思う。子どもが生まれた時期にTwitterで流れた来たとよ田みのるや横山了一の漫画を読んだのがきっかけ。カラスヤサトシは昔から読んでたので子育て漫画も読んでいた。
男の子育て漫画は全体に明るいものが多く、子育ての大変さや男親としてのプレッシャーを描いたものは少ないように感じる。
それはギャグ漫画家が描く機会が多いからかも知れない。榎本俊二のカリスマ育児は子育ての大変さをコミカルに描いていて最高だった。
ストレートに子育ての違和感を書いてたのは夫婦ユニット・うめによる「ニブンノイクジ」で保育所の保護者会に父親が参加した時の疎外感を描いたくらいか。
本棚にある子育て漫画を眺めていたら、富士谷カツヒトの「打ち切り漫画家(28歳)、パパになる」を思い出した。
この作品は題名の通りの漫画である。28歳の漫画家・富士谷カツヒトは、連載を打ち切られたタイミングで妻が妊娠。
家計を支えるために大工に転職するも、うまくいかず。ネームを提出するも没になる。
うまくいかない仕事、無力な自分にさいまれながらも、生まれてきた子どもとの関係を通じて、少しづつ自信を取り戻していく物語である。
父親や義理の父との関係にも触れている。ちらっとだし、彼の両親は毒親ではないが、男親との微妙な距離感が描かれてると思う。
はじまってから物語の終盤近くまで、仕事がうまくいかない作者の姿がリアルに描かれている。
仕事をする難しさ、上司からの罵倒など、読んでいてその辛さに共感する部分は多々あるのだが、読んでいて胃が痛い。挟まれる妻の明るさ、子どもの成長の素晴らしさが救いになっているから読めるのだが、読むのが苦痛と感じてしまう。
「打ち切り漫画家~」はネットで連載していた時はそこそこ読まれているように見えたが、単行本が出ても書店では見なかった。
最初に上げた横山了一、とよ田みのるの子育て漫画も書店では見かけなかったし、男性が育児するようになって、Twitterで人気のように見えても、
子育て漫画は女性しか読まないのかな、ネットでは読んでも単行本まで買うのは少数派なのかな、などと思った。
元増田が書こうとしてるのは、男性同士のゆるい繋がりや日常の楽しさ、生きづらさなのかも知れないし、それなら人気が得られるのかも知れないが、
作品として出来が良くても、近い立場の読者としてその辛さに共感できても、売れなかった例もあるとは思う。
今までやってたような宣伝をみんながこういう前置きをしてツイートしてれば増田的には満足?
フリスビーでボーイミーツガールする話 1/12#かつて商業雑誌に載った漫画です#広告が目的です#燃えてるので便乗しましたpic.twitter.com/WT12z9AlBE—とよ田みのる/金剛寺さん三巻出たよ! (@poo1007)2019年2月11日
主人公は小学校教師をしていて、もうすぐ子供がうまれる奥さんもいる、勤勉な男
ある日、急に宇宙人が地球にやってきて、愛の存在を証明できなければ人類滅亡させる・証明するために友達を100人作れ、と主人公に言ってくる
友達をつくりやすい環境に身をおかせてあげるという宇宙人の配慮で、小学生時代に戻り、
そこでクラスメイトや幽霊、おもちゃ、動物などなどいろんなクセの強いものと友達になっていく
確かに面白い
アフタヌーン連載だったらしいけど、少年漫画誌にのってても違和感ないレベル
でも主人公が元大人だから、リアルなこども が読んでもなかなか面白くは感じることは難しいかな・・・
一癖もふた癖もある人に対していろんな手練手管を使って友達になろうとする
でも基本主人公はいいやつだから、真正面からぶつかって友達になろうとする
だから読んでて胸糞悪くなったりすることはない
最後も、多分打ち切りになったんだと思うけど、打ち切りなりに設定を活かしつつも話をきっちりまとめてくれて、
まさかこの漫画でうるっとくるとは思わなかった程度にはいい話で終わった
まあ同じようにつづけすぎても100人友達作る前にマンネリ化する可能性もあったかもだけど
んーでも一応打ち切り、というかリアルに100人集める話を全部やる前に早期終了する案はあったといえばあったのかなあ
残り10話で終わらせる、とかお達しがあったりしたのかなあ