
はてなキーワード:ともいきとは
タイトルの通り。
ゲーム業界を目指す人はめちゃくちゃ多く、少なくとも新卒での入社は狭き門となっている。
業界の知り合いなどいれば現状や対策もわかりやすいが、そうではない人が入ろうとするには情報を集めにくい側面があると思う。(実際に自分の新卒就活時には情報が足りていなかった)
そのため、新卒では入れなかったもののゲーム業界の末席に籍を置く自分が、当時知りたかった情報を自己満足で記載していこうと思う。
一応記載しておくが、自己満足のためのものなので記載の内容をもとに行動してうまくいかなかったなどの責任は取らない。最終的には自分で判断してほしい。
【経歴】
こういった話はどういう人間が言ったかによって信憑性が変わると思うので、自分の経歴について先に話しておく。
念のため書いておくと、ゲーム業界に入れた自慢のつもりで書くつもりはないが、自慢だと受け止めてもらっても嬉しいだけなので構わない。(そもそも新卒では入れてる人を常時目の当たりにするので自慢に思えていないので)
特定は怖いのでフェイクを混ぜるが、おおよそ変わらないと思う。
自分は偏差値50程度の情報系大学の出身で、入学以前からゲーム業界(プログラマ)を志望していた。
入学難易度がたいしたことない大学だが、その分上位10%よりは上の成績だった。
就活の時期が来たので、一人で作った2Dゲームや、大学の講義でのグループ開発したWEBシステムなどをポートフォリオにして就活を行った。
その結果、ゲーム業界はどこにも引っかからず、IT企業で客先に常駐するいわゆるSESの会社に入社した。
最初は非ゲームのスマホアプリの開発に従事させられたが、営業の人にゲーム業界に行きたいと伝えてあったので、1年ほど経って契約終了のタイミングで小さなソシャゲ会社に移動した。
そこではUnityなどで開発の経験を積ませてもらった。裁量が割と雑な企業だったので広範な部分の技術を触れたのを覚えている。
2年強そこで働いたものの、サービス終了をきっかけに転職を試みようと思い退職。
その後ゲーム業界専門の大きなSES企業に入社し、運よく大手のソシャゲ開発案件に入れた。
そこで大手の分業の仕組みに慣れながら働いていたが、もともと志望していたコンシューマゲーム業界へのあこがれもあり、本社の営業チームに希望を出していたがタイミングが合わず案件がない時期が続いた。
2年ほど経って、プロジェクト単位での派遣という形だが、Unityなどソシャゲと共通の技術を使うためか、コンシューマゲームの開発経験が無くてもOKなコンシューマゲームの案件が出てきて、そこに転職した。
今は会社は小さめだが、IPはそこそこ強いコンシューマゲームの案件で、不安定な立場ながら従事している。(可能であれば正社員として登用してほしいが、今のところ何も話はない)
【本題】
ここからは実際にゲーム業界を目指す者についてのアドバイスだ。
まず第一に、有名なゲームディレクターの桜井さんの動画にもあったが、ゲームを作ることが重要。
企画職、プログラム職は言わずもながで、デザイン職やサウンド職の芸術系の人でも、そういった経験があると必要な素材の勘所がつかみやすくなるので、作っていた方がいい。
経験を積み上げるために1、2本ではなく何本か作っていてほしい。
可能であれば複数人のプロジェクトでゲームを作り上げているとなお良い。
目指す企業があるなら、その企業のジャンルに近いゲームの方がアピールになる。
なぜゲームを実際に作ることが重要なのかというと、企業が欲しいのは「良いゲームを作れる人材」だからだ。
良いゲームを作れるとアピールする最大の方法は、実際に良いゲームを作ったという経験を伝えることだからだ。
経験の量や質が良ければ、その分ポートフォリオや自己PRでも伝えられることが増えて、有利になるのは言うまでもないだろう。
なので時間をかけて1本や2本作るよりも、何本か完成させて経験として伝えられる方が基本的には有利。(その1本や2本が、それなりの売り上げを上げられるほど優れた作品なら話は変わるかもだが)
そして、入社後に実際に働く際には、当然複数人でその企業で開発されるジャンルのゲームを開発することになるので、入社後に働けるアピールをするためには、複数人でそのジャンル(例えば3Dのアクションとか、2Dのパズルとか)に近いゲームを作っておいた方が有利になる。
もちろん希望職種に合わせた経験を積んでいることが好ましいが、他職種の作業も軽く把握しているとやりとりがスムーズになることが多いので、こちらは参考程度にかじっておくとよいかもしれない。
では、どうして「入社時点で」ゲームを作れることが重要になってくるかというと、やや厳しい現実だが数か月の研修~最悪入社後いきなり業務に放り込んで、ゲーム作りに従事できるかを見られているからだ。
ゲーム業界に来る求人は、経験則でいえば小さな会社でも相当な数になる。その分優秀な人材、いわゆる即戦力が来る可能性も高くなっていく。
そんな状況で、ゲーム作りもそれに類する技術もなく、熱意だけあるというような人を採用して育てていくよりも、ある程度ゲーム作りの経験があって、その下地をもとに仕事を進められそうな人を採用してすぐに働いてもらった方が効率が良いのである。
小さい会社から大きい会社まで数々の新卒の人を見てきたが、どの人も下地としてゲーム開発の経験がそれなり以上にはある人ばかりであった。
それから、一般的な就活の対策と同じになるが、コミュニケーション能力は求められる。
ここでいうコミュニケーション能力とは、雑談などで盛り上がる力ではなく、業務の遂行に向けたやり取りを円滑に行う力である。
ゲーム開発は、言語化の難しいあいまいな感覚を伝えなければならないケースがままある。
それらを時に図持したり、時に実例を見せたりして、伝えなければならない。
この辺りは企画職の人に特に必要な技能かもしれないが、プログラマやデザイナも日々多くの人とやり取りをすることになるので、とにかく伝える・受け取る技能は必須だ。
そういった部分に難がないことを見るために面接などを行っていると思われるので、その点は意識しておいた方がいい。
意識するべきなのは、自分がその職に就いたとしてどのような業務を行うかということである。
企画職なら
レベルデザイン・ゲームデザイン・ディレクション・PM業務など
プログラマなら
インフラ・サーバーサイド・UIプログラム・キャラクタープログラム・CI系・グラフィックスプログラムなど
デザイナなら
キャラクターデザイン・背景デザイン・UIデザイン・モデリング・リギング・エフェクトなど
こういった中から、自分はどのポジションにいたいのか、あるいはすべてをこなせる万能手になりたいのかなど、戦略を考える必要がある。
基本的にはより詳細な募集になる中途採用の情報などから自分の志望するポジションを考えるのをおススメする。
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さて、一通り記載したが、もちろん自分は上記のことをできていなかった。
シンプルにゲームの開発経験も足りなければ、自分のポジションの意識もふわふわしていた。できてた可能性があるのはコミュニケーション能力くらいである。
しかし、これまで見てきた新卒で入社する人は上記のことを努力も才能も偶然も含めて結果的にこなせている人材ばかりである。
はっきり言って一朝一夕で何とかなるようなものではないものもあり、すでに就活を行っている人などでは間に合わないようなケースもあるだろう。
そうなると選択肢は2つ。「ゲーム業界をあきらめる」か「なんとか中途でもぐりこむ」のどちらかである。
あえてはっきり伝えたいのだが、自分は「ゲーム業界をあきらめる」ことを悪いことだとは思っていない。
ゲーム業界に入ることが絶対的にエラいことなのかというととてもそうではなく、志望者が多いということはそれだけ入れない人が多いということになるので、切り替えて別の目標を探すということができるのも一つの能力だと思うからだ。
むしろ能力が足りずに経験も積めてないのに、あきらめることだけはできずにいる方が、よっぽと精神には悪い。一歩間違えると自分もそちら側になっていた(なんなら今も危うい)と思うと恐ろしさを感じてしまう。
挑戦してダメだったというのも、あきらめきれるきっかけにもなるかもしれないので、挑戦すること自体は良いことだとは思うが。
それでもあきらめられないのであれば、「なんとか中途でもぐりこむ」ことを選択することになる。
これに関しては様々なルートがある。第二新卒だったり、自分のように客先常駐や派遣で、何とか未経験でもOKのところを探す方法だったり、個人で開発経験を積んでから、中途採用に応募するケースだったり。
運について、そもそも新卒と違い、自分の入社できるポジションが企業に存在するかがわからないので、志望企業に応募すらできない可能性もある。(おそらく求人自体はあるだろうが、第二新卒以外は経験者限定でのものがかなり多いだろう)
仮に応募できたとしても、競争相手は少なくなるが、その分枠も少ないという戦いになる。
未経験である以上、ポテンシャルで採用してもらうしかないので、企業側がその気があるのかはどうしても運になる。
自分の場合は客先常駐で常駐先に同じ会社から出向している人がいたので、その抱き合わせみたいな形で入社できたところがあったので、運が良かったとしか言えない。(別プロジェクトだったので面倒は見てもらえてないが)
こればかりは巡りあわせなので、試行回数を増やして確立を上げるか、万一コネなどあれば、確率の高いルートを用意してもらうかするなどでしか対策はできない。
能力について、何をいまさらと思うかもだが、新卒の時よりも少しシビアになっている。
第二新卒なら新卒同様の扱いになるが、そうでなければ研修など1日程度で簡単に済ませての即戦力としての採用になるので、いきなり現場に出ることになる。
選考時には現場で戦えるかをみられることになり、採用されても即現場なので、使い物にならなければ、雇用形態によってはすぐに首を切られることになる。
なので、業務を遂行するだけの能力が必須になる。その重みは新卒時より重い。
こちらに関して自分については、正直に伝えると少なくともいきなり放り出されても業務を遂行する程度の能力はあったので何とかなっただけだ。(新卒入社の人もこなせていただろうが)
従事する業務に関してはより明確になっているはずなので、食らいついて最低限以上の仕事をしていく必要がある。
中途での現実はそんな感じだ。
競争相手は少なくなるので、単純な確率は上がるが、その分それ専用の武器を用意しなければならない。
一つだけお伝えすると、逆に一度潜り込んでしまえば、経験者の採用を受ける権利が得られるので、より世界は広がる。
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以上がゲーム業界に遠回りして入った身からできるアドバイスだ。
この辺りの話を新卒のころに知りたかったので、これから就活をしようという人に伝わったら嬉しい。
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【追記】
自己満足で書きなぐっただけなのになんかめちゃくちゃ反応ある。
文章が優れてるとは到底思えないので、ゲーム業界の注目度の高さを示しているのだろう。
ざっくり読んだが、結局のところ正解のある話ではないので、いろいろな意見があって当然だと思う。
みんな自分の経験なんかもあるだろうし、適当言ってるだけの可能性も自分含め全然あるだろうし、名前を出しているでもない限り参考程度で読むのがいいと思う。
学歴についての言及も多かったのでその点に触れようと思って追記したが、そりゃあ当然学歴があった方が良いだろう。
実際応募数の多い大企業では、足切りの条件の一つに使われるのも止む無しだと思うし、そうでなくても大体の高学歴の人はシンプルに優秀だ。
だけど高学歴なだけでは入れないのも事実だと思う。逆に偏差値が低かったりする場合でもそれだけで切られることはそんなに多くはない(ちゃんとしてれば書類は通る)。
実際、大企業なんかでも意外と専門学校の卒業生(たいていはトップ層だが)もいたりするのを結構見てきた。高学歴が入社しやすいのは、それだけ優秀な人が多いというだけの話だと自分は考えている。
高校生とかで有名なゲーム会社で働きたいなどのモチベーションから勉強を頑張るのは大いに問題ないかと思うが、専門学校で業務に使えるような技術を身に着けて、ゲームをたくさん作る経験を積んで一点突破の能力でゲーム業界に挑むのも本気であれば間違いではないと思う。
いろいろなことを選べる立場のうちは、自分がどうなりたいのかを考えて、いろんなパターンから自分に向いている道を選んでいくのが良いだろう。年を重ねるごとにだんだん選べる道は減っていくので、その時に後悔しない道を選ぶことができれば理想だ。
逆に年を重ねると道が狭まっていくことは多いが、年を重ねることで見えてくる抜け道のようなルートもあるので、悲観しすぎないことも重要だろう。
自分も今から進路を考える立場だったら、専門学校を選択していたかもしれないと思うことはある。
学歴は選べる立場なら真剣に考えるべきだが、そうでなければ囚われすぎないことも大事だというのが個人的な結論だ。
あとは、採用の人間でもないのに偉そうなことをというニュアンスのものがあったが、もとより自己満足のための記載なのと、偉そうな文章に関しては、文の書き方から特定されないようにしているために、普段しないような言葉遣いをしているのが原因なので、勘弁してほしい(意味があるかはわからないが)。
Permalink |記事への反応(14) | 23:29
俺いま29歳なんだけど、いつのまにか女子高生を見ると「ガキ」という印象しか抱かないようになっていた
40とか50になっても女子高生がずっと好きで…みたいな人ってそれなりにいるじゃん
俺はそうではなかったみたいだ
歳をとるにつれて美的感覚も歳をとっていくタイプだったみたいだ
ラッキーだと思う
仮にすげー可愛い女子高生に迫られたとしても、まあ正直状況次第でチンチンが立つこと自体はあるかもしれないが、とはいえ、少なくともいきなりフルスロットルで脳がチンポになることはないだろう
やめろガキンチョ!同世代と恋愛しろ!!と、心の底から思えると思う
これはまったくありえないシナリオの「女子高生が俺に迫ってくる」場合であり、実際にそんなことは起こり得ない
そんで、もちろん、俺のほうから女子高生に迫っていくことはない なんせガキンチョにしか見えないのだから
ただ、パパ活やってタイホされる側の人間を見下す気にもなれない
俺と彼らを隔てるのは結局性欲の表出のしかたの違いだけであり、それはおそらく当人の意思によるものではないから
それだけの男なんだよ……
人はなぜ自殺するのか
そして自ら「退出」する。
また自殺願望は「負担感の知覚」と「所属感の減弱」が重なることで生じる。
「自分の存在が、家族、友人、社会において重荷となっている」という認知。これが負担感の知覚である。
自分の存在が害になっているのであれば、そして「所属感の減弱」が重なっているのであれば、
===
なんで黄レンジャーって食べ物担当食いしん坊さんなイメージなのかしら?
5色のレギュラーメンバーの他に
無い色の黒とか白とかの味方は
たまに甥っ子のそう言うテレビに付き合わされることがあるんだけど
見てもさっぱり分かりません。
と言うかなんで戦いたがるのか私にはさっぱりだし、
剣で私を刺そうとしたり斬ろうとしたりしないで欲しいわ。
それはさておき、
もう世間ではマスク持ってないとアウトな習慣のエチケットになりつつあるんだけど、
着用すれば暑いの間違いなし!って決まってみんな気付いてるはずよね。
拳を突き上げて言いたいときにそう言った格好ができるってだけの
そうそうあと、
やっぱり交通費ガッツリ負担してくれた方が少人数のパーティー旅行では
いいような気がするけど、
何でもかんでも対象って訳じゃ無いみたいで
え?どこに泊まってもいいんじゃないの?って
もうイメージだけの戦略の円卓で決まった絵空事なのかもしれないけど、
連休はさてどうしようかしら?って
きっとあちこちそっちもこっちも
人が大いに決まってるんだから
これはゴールデンウィークに勝るとも劣らない秋のゴールデンウィークもとい
シルバーウィークなんて言葉もうどこでも聞かなくなったぐらい2000円札よね!
そのぐらい浸透してないモノって
他にも無いかしら?って思うの。
生活費と生活費に賭ける!ってもうこれもほとんど博打的な意味合いがマックスよね。
身から出た錆にならないように、
こころして5000円ポイントを使い切るまで!って私もはてなのブログでそう言ったタイトルのブログを始めようかな思った次第よ。
うふふ。
この人よっぽどハムタマゴサンドが好きなのねって思われても嫌だし。
水出しルイボスディー茶。
手間無くボトルにお茶パック入れて簡単出来上がって仕上がりも美味しいから便利よね。
サクッと飲んで朝の目覚めね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
本日18時ごろ、日本テレビnews every でコロナ禍により職を失ったり帰国できなかったりと苦境に立つ外国人についての特集があった。とくに後半では技能実習生として来日するも解雇されたベトナムの方々と、彼らを支援する日新窟及びNPO日越ともいき支援会の活動がピックアップされていた。
そのような苦境に立つ外国人の現状を全国ネットに流すことは素晴らしいことだし、常々日新窟の活動には敬意を覚えていたので、報道としては価値があるものだと思う。
しかしながら特集の最後、「日本人の優しさがつないだ支援の輪」などとまとめたことで、報道側の俗悪な意識が垣間見えたし、この問題をお気持ちで済ませようとする偏向報道に過ぎないことが分かった。
そもそも日越ともいき支援会代表の吉水慈豊さんは自身のtwitterのプロフィールに「ベトナム人の技能実習生、留学生が若くして命を落とす現状に、憤りと疑問を感じ、このままでは良くないと、日新窟を拠点に『NPO法人日越ともいき支援会』を結成し支援活動を行なっております」と書かれている(https://twitter.com/5uq9TEGy4MhrPQf)ように、日本社会の冷酷さを自覚したうえで活動されているのである。
それを技能実習制度の問題点に踏み込むことをせず、実際に活動されている方にタダ乗りして善人面をする。そんな報道がはたして許されるだろうか?
番組中インタビューを受けていた外国人の方々は口をそろえて「日本大好き」と言っていたが、それも薄ら寒いものに思えてならない。
男も女も現状では次の3パターンのうちのどれかとならないとならない。
1.高度技術がある人間か、稼げる自営業になって、給料をわんさかもらい、相手を養う。その代わりに相手にいろいろ我慢を強いる。
2.仕事外の時間をそれなりにとれる状況で、そこそこ稼ぎ、そこそこ譲り合い、共働きで生きる。
3.収入が少なくて、仕事外の時間がたっぷりか、ほぼ全部ある状態で、1に養ってもらう。当然、ほぼ1に対して我慢をする。
夫婦とも高度技術がなくともいきていける時代(国民ほぼ全部が農業をしていた時代)とはもはや違う。
その時代では教育費がなかったから、男1で、女3のロールモデルがあった。農業は自営業みたいなものだし、教育費がいらないからそこまで高くなくても男1,女3が成り立った。
今は稼げない男では男1,女3とはできない。
「助ける」って何をしてくれることを想定してるの?
そのおっさんに口頭で注意したりだったらまず当事者本人がするべきなんじゃねーの?
おまえとおっさんの関係性の分からない他人がそんなことするわけねーじゃん。
「痴漢にあってるのに助けてくれない」とか言ってるヤツはまず相手に「やめて下さい」周りに「助けてください」とはっきりわかるように言えよ。
おっさんに勝てるような筋肉や護身術を身に付ける必要はないけど、意思表示は出来なきゃだめだろ。子供じゃないんだから。
何で自分は黙ってても「世界」が自分の考えを汲んで自分を守ってくれることになってんの?
何度か仲間も含めその子の家に遊びに行き、一度は二人で出かけたらしいが、
「困ってる。もう連絡はするなってどう伝えたらいいもんか。年下だからなあ」だとさ。
…でも彼、二年前に私が遊ぼうって誘ったメールは無視した。半年前に遊ぼうって誘ったら断った。
一年前の私の告白もあっさり断った。彼は、ちゃんと断ることができる。
あの子が強引に誘ってくる?年下だから?…あんまり、関係ないよね。
ちゃんと何かを断ることができた過去はあるじゃない。
「次も、でかける約束させられたんだ。その場所にはいきたかったんだけど、他の人とがよかった。
誰か、一緒に行ってくれないかな。」
思わず、一緒に行こうかって冗談交じりで返事をした。次の日に、彼が本気で嫌がってるんだと思っていた私は、三人になったことを理由に、約束は先延ばしにすれば?と提案してみた。
「三人の予定が合うことなんて中々ないんだから、きっと有耶無耶になるよ」
そんな私に彼は言う。「そんなやり方は卑怯だよ。」
……やっぱりあの子と二人で行きたいんじゃないのかな、この人。
私から欲しかったのは、ゴーサインじゃないだろうか。ふと、そう思った。
「好きにしなよ。思ったとおりにどーぞ。」それを聞いて私が言った一言は本当に可愛くない。
でも、これがきっと欲しかった一言なんじゃないのかな。
年下だから断れない、ね。…私もあの子と、同い年ですよー。忘れていませんかー。
我侭言って迷惑掛けて相手のこと考えずにアタックすれば、どうにかなってたのか。
多分違う。理由はこうだ。『私だからダメだった。』ああ、馬鹿馬鹿しい。
好きにしなよって私が言ったあとの、相手の八の字に曲がった眉毛が忘れられない。
不愉快にさせたか。それともいきなり放り出されて困ったか。少し気になるけど。
相手が選んだのは私じゃない。ただそれだけだ。