Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「だをこ」を含む日記RSS

はてなキーワード:だをことは

2025-07-14

しゃーない、ワイがかわりに和文スパム投稿してやるやで

■【完全版】もう終わりだ〇この国



もう終わりだあこの国←中国地方弁で「あこ」は「あそこ」「あちら」の意

もう終わりだいこの国←🍢チビタか

もう終わりだうこの国←「ハマコーです!だう!秘書増田しました」

もう終わりだえこの国←ロリババア

もう終わりだおこの国←ξ('_' ξやる夫だおJK

もう終わりだかこの国←これ方言だか?

もう終わりだがこの国←で?

もう終わりだきこの国←泣く竜馬

もう終わりだくこの国←しゃびしゃび

もう終わりだけこの国←🍄

もう終わりだここの国←!

もう終わりださこの国←

もう終わりだしこの国←!その2

もう終わりだすこの国←デカパン

もう終わりだせこの国←なあおまえ、まだそんなことばかりゆうとんのでっか、ほなら、でてゆけー

もう終わりだぜこの国←左様か

もう終わりだそこの国←ひとをゆびささないの!

もう終わりだぞこの国←ほならね、

もう終わりだたこの国←オワタ\(^o^)/

もう終わりだちこの国←

もう終わりだつこの国←

もう終わりだっこの国←おんぶしてまたあした~♪

もう終わりだてこの国←

もう終わりだとこの国←ΩΩΩ<な、なんだってー!?

もう終わりだなこの国←冷笑系

もう終わりだにこの国←

もう終わりだぬこの国← / く◎> く◎〉|ねこですよろしくねがいしま

もう終わりだねこの国←😿と和解せよ

もう終わりだのこの国←のヮの

もう終わりだはこの国←コイツてにをはまちがってやんの草

もう終わりだひこの国←だれもしらないちいさなくに

もう終わりだふこの国←

もう終わりだへこの国←

もう終わりだべこの国←DABESA.

もう終わりだほこの国←

もう終わりだまこの国←

もう終わりだみこの国←改造巫女けしからんもっとやれ😡

もう終わりだむこの国←下方婚わぁ、ありまぁす!

もう終わりだめこの国←そうか、あかんか。いっしょやで😉

もう終わりだもこの国←

もう終わりだやこの国←

もう終わりだゐこの国←🤘(👁👄👁)🤘ウィー

もう終わりだゆこの国←♨️入れよ 🦷磨けよ 🙂洗えよ 📝やれよ 🤧ひくなよ また来週~

もう終わりだゑこの国←

もう終わりだよこの国←「横田くんヨコちん☺️」

もう終わりだらこの国←だーらしぞーか民はじゃんだらりんなんてゆってないずら!

もう終わりだりこの国←いいかげんこれ考えるのだりー、てかまだ電車うごかねーのかよ😩

もう終わりだるこの国←

もう終わりだれこの国←👴まだばんごはんたべてへん

もう終わりだろこの国←そういっていた増田も あてがはずれてはじをかき ひとりさびしく しんでいくのでした

もう終わりだわこの国←あらどうしてですの

もう終わりだをこの国←

もう終わりだんこの国←グエー死んだ💩゛

朝晩の通勤中のノリでついやってしまった、後悔はしていない

Permalink |記事への反応(0) | 09:37

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-09

anond:20250709054107

もう終わりだあこの国←中国地方弁で「あこ」は「あそこ」「あちら」の意

もう終わりだいこの国←🍢チビタか

もう終わりだうこの国←「ハマコーです!だう!秘書増田しました」

もう終わりだえこの国←ロリババア

もう終わりだおこの国←ξ('_' ξやる夫だおJK

もう終わりだかこの国←これ方言だか?

もう終わりだがこの国←で?

もう終わりだきこの国←泣く竜馬

もう終わりだくこの国←しゃびしゃび

もう終わりだけこの国←🍄

もう終わりだここの国←!

もう終わりださこの国←

もう終わりだしこの国←!その2

もう終わりだすこの国←デカパン

もう終わりだせこの国←なあおまえ、まだそんなことばかりゆうとんのでっか、ほなら、でてゆけー

もう終わりだぜこの国←左様か

もう終わりだそこの国←ひとをゆびささないの!

もう終わりだぞこの国←ほならね、

もう終わりだたこの国←オワタ\(^o^)/

もう終わりだちこの国←

もう終わりだつこの国←

もう終わりだっこの国←おんぶしてまたあした~♪

もう終わりだてこの国←

もう終わりだとこの国←ΩΩΩ<な、なんだってー!?

もう終わりだなこの国←冷笑系

もう終わりだにこの国←

もう終わりだぬこの国← / く◎> く◎〉|ねこですよろしくねがいしま

もう終わりだねこの国←😿と和解せよ

もう終わりだのこの国←のヮの

もう終わりだはこの国←コイツてにをはまちがってやんの草

もう終わりだひこの国←だれもしらないちいさなくに

もう終わりだふこの国←

もう終わりだへこの国←

もう終わりだべこの国←DABESA.

もう終わりだほこの国←

もう終わりだまこの国←

もう終わりだみこの国←改造巫女けしからんもっとやれ😡

もう終わりだむこの国←下方婚わぁ、ありまぁす!

もう終わりだめこの国←そうか、あかんか。いっしょやで😉

もう終わりだもこの国←

もう終わりだやこの国←

もう終わりだゐこの国←🤘(👁👄👁)🤘ウィー

もう終わりだゆこの国←♨️入れよ 🦷磨けよ 🙂洗えよ 📝やれよ 🤧ひくなよ また来週~

もう終わりだゑこの国←

もう終わりだよこの国←「横田くんヨコちん☺️」

もう終わりだらこの国←だーらしぞーか民はじゃんだらりんなんてゆってないずら!

もう終わりだりこの国←いいかげんこれ考えるのだりー、てかまだ電車うごかねーのかよ😩

もう終わりだるこの国←

もう終わりだれこの国←👴まだばんごはんたべてへん

もう終わりだろこの国←そういっていた増田も あてがはずれてはじをかき ひとりさびしく しんでいくのでした

もう終わりだわこの国←あらどうしてですの

もう終わりだをこの国←

もう終わりだんこの国←グエー死んだ💩゛

Permalink |記事への反応(0) | 06:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

もう終わりだあこの国←中国地方弁で「あこ」は「あそこ」「あちら」の意

もう終わりだいこの国←🍢チビタか

もう終わりだうこの国←「ハマコーです!だう!秘書増田しました」

もう終わりだえこの国←ロリババア

もう終わりだおこの国←ξ('_' ξやる夫だおJK

もう終わりだかこの国←これ方言だか?

もう終わりだがこの国←で?

もう終わりだきこの国←泣く竜馬

もう終わりだくこの国←しゃびしゃび

もう終わりだけこの国←🍄

もう終わりだここの国←!

もう終わりださこの国←

もう終わりだしこの国←!その2

もう終わりだすこの国←デカパン

もう終わりだせこの国←なあおまえ、まだそんなことばかりゆうとんのでっか、ほなら、でてゆけー

もう終わりだぜこの国←左様か

もう終わりだそこの国←ひとをゆびささないの!

もう終わりだぞこの国←ほならね、

もう終わりだたこの国←オワタ\(^o^)/

もう終わりだちこの国←

もう終わりだつこの国←

もう終わりだっこの国←おんぶしてまたあした~♪

もう終わりだてこの国←

もう終わりだとこの国←ΩΩΩ<な、なんだってー!?

もう終わりだなこの国←冷笑系

もう終わりだにこの国←

もう終わりだぬこの国← / く◎> く◎〉|ねこですよろしくねがいしま

もう終わりだねこの国←😿と和解せよ

もう終わりだのこの国←のヮの

もう終わりだはこの国←コイツてにをはまちがってやんの草

もう終わりだひこの国←だれもしらないちいさなくに

もう終わりだふこの国←

もう終わりだへこの国←

もう終わりだべこの国←DABESA.

もう終わりだほこの国←

もう終わりだまこの国←

もう終わりだみこの国←改造巫女けしからんもっとやれ😡

もう終わりだむこの国←下方婚わぁ、ありまぁす!

もう終わりだめこの国←そうか、あかんか。いっしょやで😉

もう終わりだもこの国←

もう終わりだやこの国←

もう終わりだゐこの国←🤘(👁👄👁)🤘ウィー

もう終わりだゆこの国←♨️入れよ 🦷磨けよ 🙂洗えよ 📝やれよ 🤧ひくなよ また来週~

もう終わりだゑこの国←

もう終わりだよこの国←「横田くんヨコちん☺️」

もう終わりだらこの国←だーらしぞーか民はじゃんだらりんなんてゆってないずら!

もう終わりだりこの国←いいかげんこれ考えるのだりー、てかまだ電車うごかねーのかよ😩

もう終わりだるこの国←

もう終わりだれこの国←👴まだばんごはんたべてへん

もう終わりだろこの国←そういっていた増田も あてがはずれてはじをかき ひとりさびしく しんでいくのでした

もう終わりだわこの国←あらどうしてですの

もう終わりだをこの国←

もう終わりだんこの国←グエー死んだ💩゛

Permalink |記事への反応(0) | 00:17

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-14

anond:20250514170849

俺がだだをこねてようが、そいつがだだをこねてないことにはならない

-----BEGINPGP SIGNATURE-----iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaCRQWgAKCRBwMdsubs4+SGYRAP9zgqSEnGBzy9SKHdKtwLNcYM3ZnSxWFkhXdXUux+cVnAEA1PXz9XPrwclOUAVDYgP+fRRM3GHy3cNUa4P6lwCwUg0==BQe4-----ENDPGP SIGNATURE-----

Permalink |記事への反応(0) | 17:12

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-07

anond:20250507073800

それはこっちのせりふだ

リーを見ればおまえは何かを言う前に負けているのに

だをこねて難癖つけてるだけだろ

Permalink |記事への反応(0) | 14:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-03

現代幼児として転生した武士を見た

初売りでごった返すショッピングモール

子供おもちゃ売り場に連れて行くと、だだをこねる子と親の一組の家族がいた。

よくある光景

親が帰ることを促している。

このあと床に寝そべったりして抵抗するんだろうな、と思っていたら

3歳くらいに見えるその子は突然すっ、とおもちゃの横で正座をして、まっすぐ親を見定めた。

離れていく親。

しかしその子微動だにせず、きれいな正座姿勢で目を閉じるでも見開くでもなく、ただ一点、親を見続ける。

やがて親のほうが観念

戻ってきて正座姿勢の子をそのまま抱えて帰っていった。

抱っこみたいに抱きかかえられても正座は崩さず、泣きも喚きもせず、依然として一点を見定めたまま。

・・・かっこいい」とうちの子がつぶやいたほどに一筋入った子だった。

まるで武士のようだった。

Permalink |記事への反応(2) | 21:22

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-09-30

 三四郎はこの時ふと汽車水蜜桃をくれた男が、あぶないあぶない、気をつけないとあぶない、と言ったことを思い出した。あぶないあぶないと言いながら、あの男はいやにおちついていた。つまりあぶないあぶないと言いうるほどに、自分はあぶなくない地位に立っていれば、あんな男にもなれるだろう。世の中にいて、世の中を傍観している人はここに面白味があるかもしれない。どうもあの水蜜桃の食いぐあいから、青木堂で茶を飲んでは煙草を吸い、煙草を吸っては茶を飲んで、じっと正面を見ていた様子は、まさにこの種の人物である。――批評家である。――三四郎は妙な意味批評家という字を使ってみた。使ってみて自分うまいと感心した。のみならず自分批評家として、未来存在しようかとまで考えだした。あのすごい死顔を見るとこんな気も起こる。  三四郎は部屋のすみにあるテーブルと、テーブルの前にある椅子と、椅子の横にある本箱と、その本箱の中に行儀よく並べてある洋書を見回して、この静かな書斎の主人は、あの批評家と同じく無事で幸福であると思った。――光線の圧力研究するために、女を轢死させることはあるまい。主人の妹は病気である。けれども兄の作った病気ではない。みずからかかった病気である。などとそれからそれへと頭が移ってゆくうちに、十一時になった。中野行の電車はもう来ない。あるいは病気が悪いので帰らないのかしらと、また心配になる。ところへ野々宮から電報が来た。妹無事、あす朝帰るとあった。  安心して床にはいったが、三四郎の夢はすこぶる危険であった。――轢死を企てた女は、野々宮に関係のある女で、野々宮はそれと知って家へ帰って来ない。ただ三四郎安心させるために電報だけ掛けた。妹無事とあるのは偽りで、今夜轢死のあった時刻に妹も死んでしまった。そうしてその妹はすなわち三四郎が池の端で会った女である。……  三四郎はあくる日例になく早く起きた。  寝つけない所に寝た床のあとをながめて、煙草を一本のんだが、ゆうべの事は、すべて夢のようである。椽側へ出て、低い廂の外にある空を仰ぐと、きょうはいい天気だ。世界が今朗らかになったばかりの色をしている。飯を済まして茶を飲んで、椽側に椅子を持ち出して新聞を読んでいると、約束どおり野々宮君が帰って来た。 「昨夜、そこに轢死があったそうですね」と言う。停車場か何かで聞いたものらしい。三四郎自分経験を残らず話した。 「それは珍しい。めったに会えないことだ。ぼくも家におればよかった。死骸はもう片づけたろうな。行っても見られないだろうな」 「もうだめでしょう」と一口答えたが、野々宮君ののん気なのには驚いた。三四郎はこの無神経をまったく夜と昼の差別から起こるものと断定した。光線の圧力試験する人の性癖が、こういう場合にも、同じ態度で表われてくるのだとはまるで気がつかなかった。年が若いからだろう。  三四郎は話を転じて、病人のことを尋ねた。野々宮君の返事によると、はたして自分の推測どおり病人に異状はなかった。ただ五、六日以来行ってやらなかったものから、それを物足りなく思って、退屈紛れに兄を釣り寄せたのである。きょうは日曜だのに来てくれないのはひどいと言って怒っていたそうである。それで野々宮君は妹をばかだと言っている。本当にばかだと思っているらしい。この忙しいものに大切な時間を浪費させるのは愚だというのである。けれども三四郎にはその意味ほとんどわからなかった。わざわざ電報を掛けてまで会いたがる妹なら、日曜の一晩や二晩をつぶしたって惜しくはないはずである。そういう人に会って過ごす時間が、本当の時間で、穴倉で光線の試験をして暮らす月日はむしろ人生に遠い閑生涯というべきものである自分が野々宮君であったならば、この妹のために勉強妨害をされるのをかえってうれしく思うだろう。くらいに感じたが、その時は轢死の事を忘れていた。  野々宮君は昨夜よく寝られなかったものからぼんやりしていけないと言いだした。きょうはさいわい昼から早稲田学校へ行く日で、大学のほうは休みから、それまで寝ようと言っている。「だいぶおそくまで起きていたんですか」と三四郎が聞くと、じつは偶然、高等学校で教わったもとの先生広田という人が妹の見舞いに来てくれて、みんなで話をしているうちに、電車時間に遅れて、つい泊ることにした。広田の家へ泊るべきのを、また妹がだだをこねて、ぜひ病院に泊れと言って聞かないから、やむをえず狭い所へ寝たら、なんだか苦しくって寝つかれなかった。どうも妹は愚物だ。とまた妹を攻撃する。三四郎おかしくなった。少し妹のために弁護しようかと思ったが、なんだか言いにくいのでやめにした。  その代り広田さんの事を聞いた。三四郎広田さんの名前をこれで三、四へん耳にしている。そうして、水蜜桃先生青木堂の先生に、ひそかに広田さんの名をつけている。それから正門内で意地の悪い馬に苦しめられて、喜多床の職人に笑われたのもやはり広田先生にしてある。ところが今承ってみると、馬の件ははたして広田先生であった。それで水蜜桃も必ず同先生に違いないと決めた。考えると、少し無理のようでもある。  帰る時に、ついでだから、午前中に届けてもらいたいと言って、袷を一枚病院まで頼まれた。三四郎は大いにうれしかった。  三四郎は新しい四角な帽子かぶっている。この帽子かぶって病院に行けるのがちょっと得意である。さえざえしい顔をして野々宮君の家を出た。  御茶の水で電車を降りて、すぐ俥に乗った。いつもの三四郎に似合わぬ所作である。威勢よく赤門を引き込ませた時、法文科のベルが鳴り出した。いつもならノートインキ壺を持って、八番の教室はいる時分である。一、二時間講義ぐらい聞きそくなってもかまわないという気で、まっすぐに青山内科玄関まで乗りつけた。  上がり口を奥へ、二つ目の角を右へ切れて、突当たりを左へ曲がると東側の部屋だと教わったとおり歩いて行くと、はたしてあった。黒塗りの札に野々宮よし子と仮名で書いて、戸口に掛けてある。三四郎はこの名前を読んだまま、しばらく戸口の所でたたずんでいた。いなか物だからノックするなぞという気の利いた事はやらない。「この中にいる人が、野々宮君の妹で、よし子という女である」  三四郎はこう思って立っていた。戸をあけて顔が見たくもあるし、見て失望するのがいやでもある。自分の頭の中に往来する女の顔は、どうも野々宮宗八さんに似ていないのだから困る。  うしろから看護婦草履の音をたてて近づいて来た。三四郎は思い切って戸を半分ほどあけた。そうして中にいる女と顔を見合わせた。(片手にハンドルをもったまま)  目の大きな、鼻の細い、唇の薄い、鉢が開いたと思うくらいに、額が広くって顎がこけた女であった。造作はそれだけである。けれども三四郎は、こういう顔だちから出る、この時にひらめいた咄嗟の表情を生まれてはじめて見た。青白い額のうしろに、自然のままにたれた濃い髪が、肩まで見える。それへ東窓をもれる朝日の光が、うしろからさすので、髪と日光の触れ合う境のところが菫色に燃えて、生きた暈をしょってる。それでいて、顔も額もはなはだ暗い。暗くて青白い。そのなかに遠い心持ちのする目がある。高い雲が空の奥にいて容易に動かない。けれども動かずにもいられない。ただなだれるように動く。女が三四郎を見た時は、こういう目つきであった。  三四郎はこの表情のうちにものうい憂鬱と、隠さざる快活との統一を見いだした。その統一の感じは三四郎にとって、最も尊き人生の一片である。そうして一大発見である三四郎ハンドルをもったまま、――顔を戸の影から分部屋の中に差し出したままこの刹那の感に自らを放下し去った。 「おはいりなさい」  女は三四郎を待ち設けたように言う。その調子には初対面の女には見いだすことのできない、安らかな音色があった。純粋の子供か、あらゆる男児に接しつくし婦人でなければ、こうは出られない。なれなれしいのとは違う。初めから古い知り合いなのである。同時に女は肉の豊かでない頬を動かしてにこりと笑った。青白いうちに、なつかしい暖かみができた。三四郎の足はしぜんと部屋の内へはいった。その時青年の頭のうちには遠い故郷にある母の影がひらめいた。  戸のうしろへ回って、はじめて正面に向いた時、五十あまり婦人三四郎挨拶をした。この婦人三四郎からだがまだ扉の陰を出ないまえから席を立って待っていたものみえる。 「小川さんですか」と向こうから尋ねてくれた。顔は野々宮君に似ている。娘にも似ている。しかしただ似ているというだけである。頼まれ風呂敷包みを出すと、受け取って、礼を述べて、 「どうぞ」と言いながら椅子をすすめたまま、自分は寝台の向こう側へ回った。  寝台の上に敷いた蒲団を見るとまっ白である。上へ掛けるものもまっ白である。それを半分ほど斜にはぐって、裾のほうが厚く見えるところを、よけるように、女は窓を背にして腰をかけた。足は床に届かない。手に編針を持っている。毛糸のたまが寝台の下に転がった。女の手から長い赤い糸が筋を引いている。三四郎は寝台の下から毛糸のたまを取り出してやろうかと思った、けれども、女が毛糸にはまるで無頓着でいるので控えた。  おっかさんが向こう側から、しきりに昨夜の礼を述べる。お忙しいところをなどと言う。三四郎は、いいえ、どうせ遊んでいますからと言う。二人が話をしているあいだ、よし子は黙っていた。二人の話が切れた時、突然、 「ゆうべの轢死を御覧になって」と聞いた。見ると部屋のすみに新聞がある。三四郎が、 「ええ」と言う。 「こわかったでしょう」と言いながら、少し首を横に曲げて、三四郎を見た。兄に似て首の長い女である三四郎はこわいともこわくないとも答えずに、女の首の曲がりぐあいをながめていた。半分は質問があまり単純なので、答に窮したのである。半分は答えるのを忘れたのである。女は気がついたとみえて、すぐ首をまっすぐにした。そうして青白い頬の奥を少し赤くした。三四郎はもう帰るべき時間だと考えた。  挨拶をして、部屋を出て、玄関正面へ来て、向こうを見ると、長い廊下のはずれが四角に切れて、ぱっと明るく、表の緑が映る上がり口に、池の女が立っている。はっと驚いた三四郎の足は、さっそく歩調に狂いができた。その時透明な空気の画布の中に暗く描かれた女の影は一足前へ動いた。三四郎も誘われたように前へ動いた。二人は一筋道廊下のどこかですれ違わねばならぬ運命をもって互いに近づいて来た。すると女が振り返った。明るい表の空気の中には、初秋の緑が浮いているばかりである。振り返った女の目に応じて、四角の中に、現われたものもなければ、これを待ち受けていたものもない。三四郎はそのあいだに女の姿勢服装を頭の中へ入れた。  着物の色はなんという名かわからない。大学の池の水へ、曇った常磐木の影が映る時のようである。それはあざやかな縞が、上から下へ貫いている。そうしてその縞が貫きながら波を打って、互いに寄ったり離れたり、重なって太くなったり、割れて二筋になったりする。不規則だけれども乱れない。上から三分一のところを、広い帯で横に仕切った。帯の感じには暖かみがある。黄を含んでいるためだろう。  うしろを振り向いた時、右の肩が、あとへ引けて、左の手が腰に添ったまま前へ出た。ハンケチを持っている。そのハンケチの指に余ったところが、さらりと開いている。絹のためだろう。――腰から下は正しい姿勢にある。  女はやがてもとのとおりに向き直った。目を伏せて二足ばかり三四郎に近づいた時、突然首を少しうしろに引いて、まともに男を見た。二重瞼の切長のおちついた恰好である。目立って黒い眉毛の下に生きている。同時にきれいな歯があらわれた。この歯とこの顔色とは三四郎にとって忘るべからざる対照であった。  きょうは白いものを薄く塗っている。けれども本来の地を隠すほどに無趣味ではなかった。こまやかな肉が、ほどよく色づいて、強い日光にめげないように見える上を、きわめて薄く粉が吹いている。てらてら照る顔ではない。  肉は頬といわず顎といわずきちりと締まっている。骨の上に余ったものはたんとないくらいである。それでいて、顔全体が柔かい。肉が柔かいのではない骨そのものが柔かいように思われる。奥行きの長い感じを起こさせる顔である。  女は腰をかがめた。三四郎は知らぬ人に礼をされて驚いたというよりも、むしろのしかたの巧みなのに驚いた。腰から上が、風に乗る紙のようにふわりと前に落ちた。しかも早い。それで、ある角度まで来て苦もなくはっきりととまった。むろん習って覚えたものではない。 「ちょっと伺いますが……」と言う声が白い歯のあいから出た。きりりとしている。しかし鷹揚である。ただ夏のさかりに椎の実がなっているかと人に聞きそうには思われなかった。三四郎はそんな事に気のつく余裕はない。 「はあ」と言って立ち止まった。 「十五号室はどの辺になりましょう」  十五号は三四郎が今出て来た部屋である。 「野々宮さんの部屋ですか」  今度は女のほうが「はあ」と言う。 「野々宮さんの部屋はね、その角を曲がって突き当って、また左へ曲がって、二番目の右側です」 「その角を……」と言いながら女は細い指を前へ出した。 「ええ、ついその先の角です」 「どうもありがとう」  女は行き過ぎた。三四郎は立ったまま、女の後姿を見守っている。女は角へ来た。曲がろうとするとたんに振り返った。三四郎赤面するばかりに狼狽した。女はにこりと笑って、この角ですかというようなあいずを顔でした。三四郎は思わずうなずいた。女の影は右へ切れて白い壁の中へ隠れた。  三四郎はぶらりと玄関を出た。医科大学生と間違えて部屋の番号を聞いたのかしらんと思って、五、六歩あるいたが、急に気がついた。女に十五号を聞かれた時、もう一ぺんよし子の部屋へあともどりをして、案内すればよかった。残念なことをした。  三四郎はいさらとって帰す勇気は出なかった。やむをえずまた五、六歩あるいたが、今度はぴたりととまった。三四郎の頭の中に、女の結んでいたリボンの色が映った。そのリボンの色も質も、たしかに野々宮君が兼安で買ったものと同じであると考え出した時、三四郎は急に足が重くなった。図書館の横をのたくるように正門の方へ出ると、どこからたか与次郎が突然声をかけた。 「おいなぜ休んだ。きょうはイタリー人がマカロニーをいかにして食うかという講義を聞いた」と言いながら、そばへ寄って来て三四郎の肩をたたいた。  二人は少しいっしょに歩いた。正門のそばへ来た時、三四郎は、 「君、今ごろでも薄いリボンをかけるものかな。あれは極暑に限るんじゃないか」と聞いた。与次郎はアハハハと笑って、 「○○教授に聞くがいい。なんでも知ってる男だから」と言って取り合わなかった。  正門の所で三四郎はぐあいが悪いからきょうは学校を休むと言い出した。与次郎はいっしょについて来て損をしたといわぬばかりに教室の方へ帰って行った。

anond:20240930192717

Permalink |記事への反応(1) | 19:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-04-11

【完全版】もう終わりだ〇この国

もう終わりだあこの国←中国地方弁で「あこ」は「あそこ」「あちら」の意

もう終わりだいこの国←🍢チビタか

もう終わりだうこの国←「ハマコーです!だう!秘書増田しました」

もう終わりだえこの国←ロリババア

もう終わりだおこの国←ξ('_' ξやる夫だおJK

もう終わりだかこの国←これ方言だか?

もう終わりだがこの国←で?

もう終わりだきこの国←泣く竜馬

もう終わりだくこの国←しゃびしゃび

もう終わりだけこの国←🍄

もう終わりだここの国←!

もう終わりださこの国←

もう終わりだしこの国←!その2

もう終わりだすこの国←デカパン

もう終わりだせこの国←なあおまえ、まだそんなことばかりゆうとんのでっか、ほなら、でてゆけー

もう終わりだぜこの国←左様か

もう終わりだそこの国←ひとをゆびささないの!

もう終わりだぞこの国←ほならね、

もう終わりだたこの国←オワタ\(^o^)/

もう終わりだちこの国←

もう終わりだつこの国←

もう終わりだっこの国←おんぶしてまたあした~♪

もう終わりだてこの国←

もう終わりだとこの国←ΩΩΩ<な、なんだってー!?

もう終わりだなこの国←冷笑系

もう終わりだにこの国←

もう終わりだぬこの国← / く◎> く◎〉|ねこですよろしくねがいしま

もう終わりだねこの国←😿と和解せよ

もう終わりだのこの国←のヮの

もう終わりだはこの国←コイツてにをはまちがってやんの草

もう終わりだひこの国←だれもしらないちいさなくに

もう終わりだふこの国←

もう終わりだへこの国←

もう終わりだべこの国←DABESA.

もう終わりだほこの国←

もう終わりだまこの国←

もう終わりだみこの国←改造巫女けしからんもっとやれ😡

もう終わりだむこの国←下方婚わぁ、ありまぁす!

もう終わりだめこの国←そうか、あかんか。いっしょやで😉

もう終わりだもこの国←

もう終わりだやこの国←

もう終わりだゐこの国←🤘(👁👄👁)🤘ウィー

もう終わりだゆこの国←♨️入れよ 🦷磨けよ 🙂洗えよ 📝やれよ 🤧ひくなよ また来週~

もう終わりだゑこの国←

もう終わりだよこの国←「横田くんヨコちん☺️」

もう終わりだらこの国←だーらしぞーか民はじゃんだらりんなんてゆってないずら!

もう終わりだりこの国←いいかげんこれ考えるのだりー、てかまだ電車うごかねーのかよ😩

もう終わりだるこの国←

もう終わりだれこの国←👴まだばんごはんたべてへん

もう終わりだろこの国←そういっていた増田も あてがはずれてはじをかき ひとりさびしく しんでいくのでした

もう終わりだわこの国←あらどうしてですの

もう終わりだをこの国←

もう終わりだんこの国←グエー死んだ💩゛

朝晩の通勤中のノリでついやってしまった、後悔はしていない

https://anond.hatelabo.jp/20240410144706

Permalink |記事への反応(0) | 21:44

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-01-31

ここではない世界でやりたい事はたったひとつ

もし人間いがいの友達ができるなら

手のひらふたつぶんぐらいのぬいぐるみ友達になりたいです

何でもいいけど 出来ればパンダとかうさぎネコちゃんとかがいいか

他人には姿が見えなくて自分だけ姿が見える設定で

会社に行く時は部屋でおるすばんだけど

たまに会社に着いていっちゃって

喧嘩もたまにしたい

喧嘩してぬいぐるみちゃんが部屋から出てっちゃってしばらくしてぬいぐるみちゃんとの思いでが

頭に浮かんで橋の下で泣いているぬいぐるみちゃんとぎゅーってして仲直りしたい

ある日突然 お別れだよって言われて

「そんなのやだよ」ってだだをこねたい

でも結局お別れすることになって

店で売られてるぬいぐるみを見るたびに

そのぬいぐるみちゃんの事を思い出したい

ぬいぐるみちゃん勉強がしたい

ぬいぐるみちゃんに悩みを話したい

ぬいぐるみちゃんと朝までぐっすり眠りたい

ぬいぐるみが攫われて、攫ったやつの顔面を思いっきり鉄パイプで殴打したい

ぬいぐるみちゃん

🐯「Hetis zo verdrietig om zo plotseling afscheid te moeten nemen...😢💔Maarals ik een knuffel bij me had, zou ik me misschienwat beter voelen🧸💕Als ik bij mijn knuffel ben, denk ikdat het voorlopigwel goed komt😘 」

僕😠<!?

Permalink |記事への反応(0) | 13:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-12-26

anond:20221223231018

自分も恐らく手のかからない聞き分けのいい子で、

外で泣きわめいたりだだをこねている子を見て「ガキだなぁ」と思ってみていたけど

これって躾けでどうにかなる問題なのかね。

自分の子供がこうなって言っても聞かなかったらどうするんだろ、暴力支配するのかな。

Permalink |記事への反応(1) | 13:39

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-07-22

疲れませんか

俺は疲れました。

多分恵まれ人生です。

中産階級の家庭に生まれて、食べ物や着る服に困ったことはありません。受験のための塾代や、その結果通うことになった私学の高い学費も親が全部出してくれました。

両親も祖父母もまともで、どちらかと言えば教養に富んだ人達です。暴力を振るわれたりなんて、1度もありません。ああ、それはちょっと嘘でした。一度だけ、ピアノ練習に飽きてしまピアノの前で寝そべりながらただをこねる俺の頬を父が引っぱたいたことがあります。でもそれだけです。暴力肯定するわけではありませんが、家庭内の躾の範疇に収まる話だと思っています

友人も、友人と言っていいのか分からないけど、俺が一方的に友人と思っている人物も好人物ばかりで、俺みたいなのに声をかけてオンラインゲームカラオケに誘ってくれます

多分、俺みたいな生活すら出来なくて苦しんでる人達は沢山いるのでしょう。アフリカの恵まれない子供たちでなくとも、この日本にはきっと俺より苦しんでる人がいます

ニュースでも見ました。親が宗教にハマっていたり、DVに晒されていたり、奨学金の返済に苦しんでいたり、日々暮らすだけの食い扶持にすら苦労している人がいるそうですね。

すごく可哀想だと思います。なにかしてあげたいけれど、何ができるかよく分かりません。

俺は大学生で、そこまで金を持っていません。ボランティア活動もどうやったらいいか分かりません。コミュニケーション能力が低いので、あまり人と関わるのを避けて生きてました。人を喜ばせたいと思っても、慰めたいと思っても、なんて言えばいいのか分かりません。人と話せはするのですが、自分でもよく分からないタイミング言葉に詰まってしまうことが多々あります言葉を紡ぐのは嫌いじゃないんです。日記を書くのは楽しいです。でも瞬発力がないので、テニスラリーと同じくらい会話が下手くそで、いつしか苦痛になっていました。そんな人間なので、ボランティア活動みたいな崇高なものには手を出さず、バイトで稼いだ金を思い出したように募金するのが精一杯です。

よく分からないけれど、俺がコンビニ募金箱に入れる釣り銭がなにかの役に立っていたらいいなと思います

俺は疲れました。

将来は何がしたいの?

そう聞かれる度に俺は真綿で首を絞められるような気持ちになります

俺は何がしたいんですかね。よく分かりません。

趣味読書映画鑑賞です。別に読書家でも映画マニアでもありませんが、平均と比べればそれらに多く触れている方だと思います。週に1冊は小説を読みますし、月に数冊漫画を買います。2ヶ月に1度くらいは映画を見るので、元が取れるからTOHOシネマズの会員です。よく笑い、よく泣く方です。最近ではスパイダーマンNWHで号泣しました。

でも別にそれらを職業にしたいと思いません。物語なんて書けないし、接客も上手く出来ません。

でも親族はこんな俺に期待しています

俺が進んだ大学が少し知名度のある大学からでしょう。運良く俺は中学受験成功し、そこからエスカレーター式に大学へ進学しました。大学入学を祝って身内からかかってきた電話の喜色に満ちた声を覚えています。彼らはなんの悪意もなく、ただ俺の未来に期待しています

幼い頃は弁護士になりたいと言っていました。本当は名探偵や怪盗になりたかったのです。夢水清志郎と怪盗クイーンシャーロック・ホームズに憧れていましたが、小生意気なガキだった俺は、それらが存在しないことを知っていたので、周囲に喜ばれる職業を触れてまわったのです。

弁護士になるんだろ、と言われていたのは中学生の時までです。それ以降はやりたいことをやりなさいと言われるようになりました。少しずつ将来に疑問を持ち始めた俺を気遣うように、それでも親族肯定して応援してくれました。

今俺は大学生です。本当に申し訳ないのですが、かなりのクズ野郎です。

虚言癖があります。嘘をつくのは嫌いな方だと、そう思っていました。しか自分でも無意識のうちに見栄を張るための嘘をついては、その日の夜に自室のベッドの中で後悔します。

先延ばし癖があります。提出の課題は完成度60%で締切二分前提出か、もしくは1週間近く遅れて提出します。テスト前の詰め込み作業すら先に延ばすので、とうとうまともな成績は取れなくなりました。昔は、小学生の頃は、平均点より上どころか満点に近い答案を持ち帰っては「別にこれくらい普通だけど」みたいな顔をする小生意気なガキでした。親も喜んでくれていました。今では成績表が送られてくるたびにずらりと並ぶCやFの文字を見て、遠慮したように「卒業目標にしようか」と言ってくれる母に本当に申し訳ないです。

約束を守れません。先延ばし癖の亜種だと思います友達と交わした集合時刻を守れた試しがありません。酷いときには存在を忘れます申し訳ないのでそういうときは後日飯を奢ったり何かの形で詫びをしますが、そんな人間と縁を切らずにいてくれる友人たちには頭が上がりません。

何かのために特別努力をすることができません。

わかってます自分を甘やかしているだけだって

でも俺はなにかに熱中したり、さんざん苦労して何かを掴み取るということが出来ません。ダイエット勉強のような、目に見える成果がすぐに現れない事柄に対して、まるで集中力を示せません。唯一小説映画のような物語の中に入り込んでいるときだけは無類の集中力を発揮できますが、他人が作り上げたコンテンツを消費するとき集中力なんてなんの取り柄にもならないと知っています

将来の自分想像できません。資格専門性のある知識もなく、愛嬌人徳もありません。

看護師である母のような、人の役に立つ仕事尊敬していますが、自分にはそんなことは出来ません。

変に理屈っぽく、でもどこか夢想家で、コミュニケーションが不得意な社会不適合のクズが、どうやって生きていけばいいのでしょう。

漠然と、「生きていたくない」と思います

色々なものに対して申し訳なく思います

俺を産んで愛して育ててくれた母に、土下座して詫びたいと思います。俺がこんなにカスなのは俺の責任であって、あなたは何も悪くないんだと言ってやりたいです。

なんのために生きているのかよく分かりません。ひとつなぎの大秘宝の謎や工藤新一毛利蘭が再び高校生になって幸せに暮らせるのかどうかは気になりますが、別にそのために明日を生きようとは思いません。

友人とやるマインクラフトやAPEXは楽しいですが、別にそのために明日を生きようとは思いません。

小説映画は好きですが、別にそのために勉強や、ゆくゆくは就くであろう仕事に精を出そうとは思えません。

なんとなく、惰性で、もしくは慣性で生きています

俺が死ねば誰かの命が助かるのなら、今すぐにでも死にたいです。俺の臓器は多分健康なので、太り気味で多少脂肪がつきすぎているかもしれませんが、俺よりも生きたい人の役に立てるのならあげたいです。他人の役に立ちたいという気持ちもあります。でもそのために自分が骨を折ったり努力するのは嫌です。最低ですね。知ってます

俺がまだ死んでいないのはひとえに母親のためです。世界で最も俺を愛してくれた母親に、お前の子供は自分人生無意味と断じたのだ、などと突きつけたくないのです。愛してくれました。大切にしてくれました。俺がクズすぎて、彼女の愛を生きる理由に変換できなかっただけです。もしも母がいなければ、俺は既に何らかの手段能動的に自死を試みていたかもしれません。

母親には幸せになってほしいです。でも彼女のたった一人の子供がこんなクズ可哀想です。だから早く死んで楽にしてあげたいけど、自殺するような子供を持たせるわけにもいかないのでまだ死ねません。長生きしてほしいけど、早く死んでほしいと思います。最低ですね。知ってます

精神衛生に良くないと知っていて、ヤフコメTwitter匿名掲示板などを眺めてしまうことがあります

政治ジェンダーの話は特によく眺めます建設的な討論をしている人たちに混じって、明らかに知性の劣る人間が(もしくはそれに擬態した悪意ある知性の持ち主が)議論を掻き乱しているのを見て苛立ちます。そんなことしか考えられない脳で、恥ずかしげもなく生きていられるなといっそ感心すら覚えます。そしてそんな考えを持った自分を恥じます。蔑まれるべきは俺の方なのですから

善く生きようとしました。俺の家は父の影響でややキリスト教が主流なのですが、それとは無関係だと思います。せいぜいが食前のお祈りをするくらいです。献金とかも無いですし、俺はもう日曜に教会にも行っていません。父が目を閉じて食前の祈りを捧げている間に、俺は目を開け足を組んで食後にやるゲームのことを考えます。俺に信仰はありません。俺には神様必要ないと思ったので、父の信仰尊重しますが、天国に行くために善く生きようとは思いません。それでもできる限り理性的に、誠実に生きようとしました。物語登場人物に憧れたからです。でも俺には出来ませんでした。こんなクズになってしまいました。

疲れました。俺より疲れている人がいるのに、俺がこんなことを言うのは間違っている気がしますが、それでも俺は疲れました。

明日も、また明日も俺は生きるのでしょう。この果てしなく続く鬱屈を抱えて、死ぬ死ねずに息をするだけの日々を送るのでしょう。

もしもこんなポエムじみたクソ文章をここまで読んだ人がいたら、あなたがなんのために生きているのか教えてほしいです。

参考になるかは分からないけれど、もしかしたら俺が見落としていたものがあるかもしれません。

よろしくお願いします。

Permalink |記事への反応(2) | 01:28

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-01-27

むかつくと意地っ張りになるじゃん!

10歳の娘がネットで調べ物してと言い、僕はもう時間からと寝るよう施す。

んで、切りがないので「もうしない宣言」すると、娘は拗ねて僕を蹴っ飛ばしたり、

乱暴に「お前が調べれば済むんだよ!」と言い始める。

僕は「蹴っ飛ばせばお父さんが言うこと聞くと思ってるの?」と聞いた。

「思ってるよ!」と答えた後は「ねーえー!」とか「お父さんのせいだからねっ!」とか

「変なこと言わないで!うるさい!」とだだをこねるのであった。

一人っ子理由だろうけど、テレビ漫画から「こういう態度をとれば、

物語上)相手は言うことを聞く」ことだけを学習してるんだろう。カワユス

でも暴力脅迫では相手を動かすことはできんよ。あなただってそうじゃん。

お父さんが叩いたからってあなたは寝ないでしょ?と言うけど、

もう「自分要求が通らない!」って感情がいっぱいで無理を通すことしか頭に無い。

こうやってだだをこね続けてもあなた要求をお父さんは絶対受けないし。

それだけじゃなくてあなたも不機嫌でお母さんは寝ない娘に「早く寝ろよ!」と怒鳴り、

その声でお父さんの心には冷たい風が吹くし負の連鎖なんだよ、

そのことに早く気付くんだ!と心の中で願をかけた。

あんたが意地っ張りなんだよ!」と舌っ足らずにあんた呼ばわりされて、

感情コントロールしなきゃ。むかつく気持ちネットで調べてもらうお願いは別だよ」と言うと、

表題言葉が返ってきた。ちゃんと解ってるようなのでいとよろし。

Permalink |記事への反応(1) | 21:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2021-09-21

anond:20210921151411

そういっていたますだは

からだをこわして

どこにもいけなくていえでなくのでした

Permalink |記事への反応(0) | 15:15

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2021-07-12

病気」と診断を受ける意味

かつて自分ネットで絡まれた奴の一人にやべーやつがいた。

そいつは一つの国語表現固執するあまり不特定多数に自説を吹聴して回り、

あまつさえ特定国語学者のアンチまで務めるという壊れっぷりであった。

自分国語表現の正しさには素人なりに厳しいつもりであるが、

流石に目に余るのでそいつプロフィールを見たところ「発達障害」という文字列が入っていた、

ああそういうことね、と冷たくレスを返してみると、案の定相手がいきり立ったものである

ひたすら自説の正当性大義名分を主張しヒートアップしていく一方、

発達障害のものには一言も触れることはなかった。


私はそれを見て、かわいそうなやつだなと思った一方、

「なんのためにこいつは発達障害自称しているのか」と思ったものである

自分素人なので詳しいことは知らんが、ネットちょっと調べた限りでは、

発達障害はどうでもいいことに固執する傾向がある」というような話があった。

(下手に曲解するといけないので、そういうふわふわした理解にとどめておく。)

その性質自覚しているなら、そうなっていると指摘された時に、

「すまんな」「ええんやで」とならなくては意味がないのではないか

逆に言えば、それができないのが発達障害なのかもしれんが。

いずれにしろ、彼が発達障害と診断された意味微塵も感じられなかったのである




そういえばもう一つ、「病気の診断」に関して思うことがあった。

一昔前に「新型うつ」という概念流行たころ、それを否定する風潮が強かった。

お茶の間にとって「うつ」とは「常に気分が落ち込んでいるべきもの」という偏見があった時代で、

(あるいは今もそう変わってはいないのかもしれないが、少なくともメディアの扱い方は違う気もする)

「やるべきことに直面すると落ち込む、解放されると嘘みたいに明るくなる」という新型うつを見て、

「甘え」や「仮病」の二文字が頭に浮かぶ人は少なくなかったであろうと思われる。

その様子を見ていた自分は当時まだ子供であったが、子供なりにその風潮を憂えたものであった。


いざ自身大人になってみると、うつ病の人が周囲にちらほら出てくるようになる。

私の交友関係はだいぶ狭いほうだが、それでもあんな人やこんな人がカウンセリングを受けている。

仕事で心を破壊された気の毒な人もいれば、体育大学に通いながら精神を病んでしまった人もいる。

健全精神健全な肉体に宿れかし。そう思わずはいられない。

無知の知ではないが、うつ病とはわからものだなという事だけがわかってくる一方、

彼らが日々己の心身と闘っている様子が切実に見えてくるものである


しかしながら、うつ病患者からといって100%同情されるわけでもない。

知人のとあるうつ病患者は、日々の体調管理すら苦労している様子が見て取れる一方、

もともと愚痴が多いうえに「かわいそうな自分」に酔うタイプであった。

それを日々聞かされる周囲の人はだんだんと耐えられなくなり、距離を置くようになってしまっていた。

うつ病であることそのものではなく、自分に酔うことを苦々しく見られていたのである


私の身内にも距離を置かれているうつ病患者がいる。

元々ヒステリックな部分があり、機嫌がコロコロ変わりやすく、

子供のころから見ていた自分は「こいつ病気なんじゃね」と思っていた。

私が大人になるにつれて傾向は見えてくるようになり、

どうやら忙しいだとか面倒なことが控えると機嫌が悪くなり、

思うようにならないことがあると、それをしばらく引きずる形でまた機嫌が悪くなるようであった。

それにもかかわらず自身勝手なこだわりでタスクを増やし、

頼れるものに頼ろうとしても結局文句ばかりで一向に楽になろうとせず、

そうして忙しくなるとまた機嫌が悪くなるというマッチポンプばかりをしていた。

ネットを通して「そういう人もいる」という知見を得て、そういう人なら仕方ないなと思っていた矢先、

本人からうつ病であると打ち明けられたのである診断書を見せられるでもなく。

そのとき私が抱いた感情は「かわいそう」とか「お気の毒」ではなく、

申し訳ないが「それ見たことか」「何を今更」「で?これからどうする?」という気持ちであり、

正直言って同情は一切わかなかったものであった。

なぜなら自らを病に落とし込んでいるようにしか見えなかったかである




近年は様々な病気、あるいはナントカ症というものが多数生まれてきている。

先日某ラジオでも取り上げられていたが、とくに恐怖症になると枚挙にいとまがない。

お酒恐怖症でーす!なぜなら目の前にあったら飲んじゃうから!違うかw」という投稿には個人的にムカついたが、

ほとんどは「落ち着きをなくす」「立っていられなくなる」のような割と切実な訴えであったし、

自身の友人知からもそういう話は聞いたり、あるいは付き合ってきたものである

そうした新たな病気やらなにやらというものの周知が試みられているのもまた現代であるが、

じゃあすべて見て聞いて覚えられるかと言えば、そんな余裕は多忙な一個人にはないし、

公の場で突然異変を起こした人を「あ!これネットで見たやつだ!」と100%適切に助けられる自信もない。

ましてや「病気認定差別的ものになりうることは過去現代も同じであり、

無垢マイノリティの方々が切実な訴えをなさっては、様々な人間が入り乱れて大騒ぎになるところである


では「病気」という診断は何のために存在するのか?百害あって一利なしなのか?

そもそも病気」は「病気」のレベルでなければいけないのか?

私はそうは思わない、というか、「病気」だけが特別である必要がないと思う。




西川貴教という歌手がいる。

彼はかなり前に、声帯ポリープ発見されたことがあったらしい。

声を出すお仕事の人にとっては特に厄介な病気であり、切除をしてしばらくお休みをいただくのが常である

しかし彼は「付き合っていけば味になる」と割り切り、手術をしなかったというのである

そのせいもあってか度々喉の不調で活動休止ということもあったようなのだが、

2011年の時には「プロとして情けない」とツイートした履歴もある。

そういう心持ちでいらっしゃることがまさしくプロである


身体と心の不調では話が違う、と言われるかもしれない。

しかしながら私が言いたいのは、彼はある種の病を「個性」として受け入れたということである

先ほど述べたように現代病気の種類が増えていく一方で、

病気とまでは言われないものや、単なる性格に過ぎないものも細分化されつつあるように感じる。

あなたはこだわり屋さんです」とか「あなたネガティブです」とか言われても、

それは正式病気や障碍ではないし、なんらかの公的な援助が受けられるわけでもない。

あるいは病気や障碍とまでは言い切れない「グレーゾーン」なるもの存在するようである

そういう「個性」が明らかになったときに、自分はどうするのか?

自分がその個性とどう「付き合ってい」くか考えていくべきなのではないか


もちろん病気や障碍には「どうにもならない」「仕方がない」部分はあるし、それに伴う人並み以上の苦労もある。

では病気や障碍であるからといって何もかも許されるのか?

自身身体コントロールできない病なら、どんなに偉そうにして厚かまし要求をしてもいいのか?

自身精神コントロールできない病なら、コントロールを諦めて好き勝手罵詈雑言を吐いてもいいのか?

一般人にとっては、大義名分があるから批判することは難しい。でも人として嫌な思いはする。

そうして直言を受けることなく、一部の優しい人に甘やかされ続け、他の人からは疎まれ

傍若無人にしてある種の孤独モンスター、言い換えれば「裸の王様」が生まれる。

とくにマイノリティにおける過激派は、どいつもこいつもこうなってはいいか




実は私も一度だけ、カウンセリングをすすめられたことがある。

相手は肉親でも何でもない、大学一助教授であった。

大学の授業に通えていない現状を憂えてのことであったと思われる。

当時の自分は「怠けているだけなのに病院に行かせてくださいだなんて…」と、

周囲に言い訳がつかないからと助言を封殺したのであるが、

今思うと「たとえ病気でなくても」医者にかかったほうがよかったのではないかと思っている。

自分が怠けてしまう原因を明らかにできたかもしれないから。


結局二度と機会は訪れなかった私であるが、

大学時代におけるリアルネット交流を通じて多くのことを学び、

時には大きなトラブルを起こして教訓を肝に銘じ、

また時には友人からの諫言も受けつつ自分自分なりに成長させることができた。

かつては絵に描いたような「メンヘラ」だった私も、

今では精神疾患を冷静に分析し、自身客観的に見られるようになり始めた、と思う。

そうか?と思われるかもしれないが、少なくとも昔よりはマシである

なぜなら今思い返すと「昔の自分」が恥ずかしくて仕方ないかである

未だに昔の自分に同情する部分もないわけではないが、

一方で人の振り見て我が振り直すことも多くなった。

それだけ人の、自身の「醜さ」というものをより理解できるようになったのである

自身の気分の落ち込みも「これは見苦しいな」「こうすればおさまる」と自己分析し、

専門家によらないセルフコントロール自分なりに築き上げてきた。

そんな自分から見ると、コントロールのもの放棄している人が理解できないのである




現代科学西洋医学時代であり、「病気を治す」ことに邁進しているものと思う。

しかし一方で、「付き合っていく病気」というものは決して無くなるものではない。

今のコロナ禍においてもワクチン接種が進む一方で感染は防げない!と言われたり、

変異株に対する懸念が未だワイドショーをにぎわせている。

一方で人類は今まで毎年インフルエンザと付き合ってきており、

新たな生活習慣においては鳴りを潜めたことで、日々の感染対策重要性が浮き彫りになった。

ワクチン打てばかからない!でもなければ、タミフル飲めば大丈夫!でもなく、

自分ができることをして病気と付き合っていくことこそが大事であると改めて示されたものと思っている。


以前ネット上で「自分の機嫌は自分で取る」という言い回し話題になった時には、

元ネタを離れた曲解もあってか賛否両論を呼んだようであるが、

それができるかどうかはさておき、やろうと思わなければ始まらないのである

不機嫌な自分正当化するだけでは、だだをこねる子供と変わらないのである

自分の心をなだめてあげること。

心の不調の原因に向きあうこと。

それをやらずして「病気」に甘んじていては何の意味もないのである


人はたいてい、何かしらのハンデを抱えている。

それでも人は、一般人に混じって生きていかなくてはならない。

病気や障碍を隠して生きるよりかは、カミングアウトできる世の中であってほしいが、

カミングアウト免罪符と誤解している人間は、その秩序を乱してしまう。


自分に対しては、病気個性を認め、なるべくコントロールしてみよう。

他人に対しては、病気個性を認め、なるべく受け入れてあげよう。

それらが並立して初めて、やさしい世界体現できるのではないか




そんな自分の願望を尻目に、今日ネットの「病人」たちはレスバトルにいそしむのであった。

Permalink |記事への反応(1) | 15:08

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2021-07-03

松屋に来店するこんなジジイは嫌だ

食券機の使い方が分からないと機械の前で立ち尽くしてだだをこねるジジイ

来店してすぐに着席してファミレス勘違いしていて注文を取りに来いとだだをこねるジジイ

紅ショウガはどこだと目の前にあるにもかかわらず、どこにあるかと探そうともずだだをこねるジジイ

なんでも松屋にやってくるジジイってあんなに横柄なんだ?

年寄りを大切にしようって言うけど、

無条件に誰それ構わず年寄りは大切にしなくてもいいと思わない?

頭悪い敬うに至らないジジイの多いこと多いこと

死ねとは言わないが、

松屋にはこないで欲しい。

Permalink |記事への反応(6) | 13:52

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2021-03-22

カイロ団長

あるとき、三十疋ぴきのあまがえるが、一緒いっしょに面白おもしろ仕事をやって居おりました。

 これは主に虫仲間からたのまれて、紫蘇しその実やけしの実をひろって来て花ばたけをこしらえたり、かたちのいい石や苔こけを集めて来て立派なお庭をつくったりする職業しょうばいでした。

 こんなようにして出来たきれいなお庭を、私どもはたびたび、あちこちで見ます。それは畑の豆まめの木の下や、林の楢ならの木の根もとや、又また雨垂あまだれの石のかげなどに、それはそれは上手に可愛かあいらしくつくってあるのです。

 さて三十疋は、毎日大へん面白くやっていました。朝は、黄金色きんいろのお日さまの光が、とうもろこし影法師かげぼうしを二千六百寸も遠くへ投げ出すころからさっぱりした空気すぱすぱ吸って働き出し、夕方は、お日さまの光が木や草の緑を飴色あめいろにうきうきさせるまで歌ったり笑ったり叫さけんだりして仕事しました。殊ことにあらしの次の日などは、あっちからもこっちからもどうか早く来てお庭をかくしてしまった板を起して下さいとか、うちのすぎごけの木が倒たおれましたから大いそぎで五六人来てみて下さいとか、それはそれはいそがしいのでした。いそがしければいそがしいほど、みんなは自分たちが立派な人になったような気がして、もう大よろこびでした。さあ、それ、しっかりひっぱれ、いいか、よいとこしょ、おい、ブチュコ、縄なわがたるむよ、いいとも、そらひっぱれ、おい、おい、ビキコ、そこをはなせ、縄を結んで呉くれ、よういやさ、そらもう一いき、よおいやしゃ、なんてまあこんな工合ぐあいです。

 ところがある日三十疋のあまがえるが、蟻ありの公園地をすっかり仕上げて、みんなよろこんで一まず本部へ引きあげる途中とちゅうで、一本の桃ももの木の下を通りますと、そこへ新らしい店が一軒けん出ていました。そして看板がかかって、

「舶来はくらいウェスキイ 一杯ぱい、二厘りん半。」と書いてありました。

 あまがえるは珍めずらしいものですから、ぞろぞろ店の中へはいって行きました。すると店にはうすぐろいとのさまがえるが、のっそりとすわって退くつそうにひとりでべろべろ舌を出して遊んでいましたが、みんなの来たのを見て途方もないいい声で云いいました。

「へい、いらっしゃい。みなさん。一寸ちょっとおやすみなさい。」

「なんですか。舶来のウェクーというものがあるそうですね。どんなもんですか。ためしに一杯呑のませて下さいませんか。」

「へい、舶来のウェスキイですか。一杯二厘半ですよ。ようござんすか。」

「ええ、よござんす。」

 とのさまがえるは粟あわつぶをくり抜ぬいたコップにその強いお酒を汲くんで出しました。

「ウーイ。これはどうもひどいもんだ。腹がやけるようだ。ウーイ。おい、みんな、これはきたいなもんだよ。咽喉のどへはいると急に熱くなるんだ。ああ、いい気分だ。もう一杯下さいませんか。」

はいはいこちらが一ぺんすんでからさしあげます。」

「こっちへも早く下さい。」

はいはい。お声の順にさしあげます。さあ、これはあなた。」

「いやありがとう、ウーイ。ウフッ、ウウ、どうもうまいもんだ。」

「こっちへも早く下さい。」

はい、これはあなたです。」

「ウウイ。」

おいもう一杯お呉れ。」

「こっちへ早くよ。」

「もう一杯早く。」

「へい、へい。どうぞお急せきにならないで下さい。折角せっかく、はかったのがこぼれますから。へいと、これはあなた。」

「いや、ありがとう、ウーイ、ケホン、ケホン、ウーイうまいね。どうも。」

 さてこんな工合で、あまがえるはお代りお代りで、沢山たくさんお酒を呑みましたが、呑めば呑むほどもっと呑みたくなります

 もっとも、とのさまがえるのウィスキーは、石油缶かんに一ぱいありましたから、粟つぶをくりぬいたコップで一万べんはかっても、一分もへりはしませんでした。

おいもう一杯おくれ。」

「も一杯お呉れったらよう。早くよう。」

「さあ、早くお呉れよう。」

「へいへい。あなたさまはもう三百二杯目でございますがよろしゅうございますか。」

「いいよう。お呉れったらお呉れよう。」

「へいへい。よければさし上げます。さあ、」

「ウーイ、うまい。」

「おい、早くこっちへもお呉れ。」

 そのうちにあまがえるは、だんだん酔よいがまわって来て、あっちでもこっちでも、キーキーイといびきかいて寝ねてしまいました。

 とのさまがえるはそこでにやりと笑って、いそいですっかり店をしめて、お酒石油缶にはきちんと蓋ふたをしてしまいました。それから戸棚とだなからくさりかたびらを出して、頭からから足のさきまでちゃんと着込きこんでしまいました。

 それからテーブル椅子いすをもって来て、きちんとすわり込みました。あまがえるはみんな、キーキーイといびきかいています。とのさまがえるはそこで小さなしかけを一つ持って来て、自分椅子の向う側に置きました。

 それからから鉄の棒をおろして来て椅子へどっかり座すわって一ばんはじのあまがえる緑色のあたまをこつんとたたきました。

「おい。起きな。勘定かんじょうを払はらうんだよ。さあ。」

キーイ、キーイ、クヮア、あ、痛い、誰たれだい。ひとの頭を撲なぐるやつは。」

勘定を払いな。」

「あっ、そうそう。勘定はいくらになっていますか。」

「お前のは三百四十二杯で、八十五銭五厘だ。どうだ。払えるか。」

 あまがえるは財布さいふを出して見ましたが、三銭二厘しかありません。

「何だい。おまえは三銭二厘しかないのか。呆あきれたやつだ。さあどうするんだ。警察へ届けるよ。」

「許して下さい。許して下さい。」

「いいや、いかん。さあ払え。」

「ないんですよ。許して下さい。そのかわりあなたのけらいになりますから。」

「そうか。よかろう。それじゃお前はおれのけらいだぞ。」

「へい。仕方ありません。」

「よし、この中にはいれ。」

 とのさまがえるは次の室へやの戸を開いてその閉口したあまがえるを押おし込んで、戸をぴたんとしめました。そしてにやりと笑って、又どっしり椅子へ座りました。それから例の鉄の棒を持ち直して、二番目のあま蛙がえるの緑青ろくしょういろの頭をこつんとたたいて云いました。

「おいおい。起きるんだよ。勘定勘定だ。」

キーイ、キーイ、クワァ、ううい。もう一杯お呉れ。」

「何をねぼけてんだよ。起きるんだよ。目をさますんだよ。勘定だよ。」

「ううい、あああっ。ううい。何だい。なぜひとの頭をたたくんだい。」

「いつまでねぼけてんだよ。勘定を払え。勘定を。」

「あっ、そうそう。そうでしたね。いくらになりますか。」

「お前のは六百杯で、一円五十銭だよ。どうだい、それ位あるかい。」

 あまがえるはすきとおる位青くなって、財布をひっくりかえして見ましたが、たった一銭二厘しかありませんでした。

「ある位みんな出しまからどうかこれだけに負けて下さい。」

「うん、一円二十銭もあるかい。おや、これはたった一銭二厘じゃないかあんまり人をばかにするんじゃないぞ。勘定の百分の一に負けろとはよくも云えたもんだ。外国のことばで云えば、一パーセントに負けて呉れと云うんだろう。人を馬鹿にするなよ。さあ払え。早く払え。」

だって無いんだもの。」

「なきゃおれのけらいになれ。」

「仕方ない。そいじゃそうして下さい。」

「さあ、こっちへ来い。」とのさまがえるはあまがえるを又次の室へやに追い込みました。それから又どっかりと椅子へかけようとしましたが何か考えついたらしく、いきなりキーキーいびきかいているあまがえるの方へ進んで行って、かたっぱしからみんなの財布を引っぱり出して中を改めました。どの財布もみんな三銭より下でした。ただ一つ、いかにも大きくふくれたのがありましたが、開いて見ると、お金が一つぶも入っていないで、椿つばきの葉が小さく折って入れてあるだけでした。とのさまがえるは、よろこんで、にこにこにこにこ笑って、棒を取り直し、片っぱしかあまがえる緑色の頭をポンポンポンポンたたきつけました。さあ、大へん、みんな、

「あ痛っ、あ痛っ。誰だい。」なんて云いながら目をさまして、しばらくきょろきょろきょろきょろしていましたが、いよいよそれが酒屋のおやじのとのさまがえるの仕業しわざだとわかると、もうみな一ぺんに、

「何だい。おやじ。よくもひとをなぐったな。」と云いながら、四方八方から、飛びかかりましたが、何分とのさまがえるは三十がえる力りきあるのですし、くさりかたびらは着ていますし、それにあまがえるはみんな舶来ウェスキーでひょろひょろしてますから、片っぱしかストンストンと投げつけられました。おしまいにはとのさまがえるは、十一疋のあまがえるを、もじゃもじゃ堅かためて、ぺちゃんと投げつけました。あまがえるはすっかり恐おそれ入って、ふるえて、すきとおる位青くなって、その辺に平伏へいふくいたしました。そこでとのさまがえるがおごそかに云いいました。

「お前たちはわしの酒を呑のんだ。どの勘定も八十銭より下のはない。ところがお前らは五銭より多く持っているやつは一人もない。どうじゃ。誰かあるか。無かろう。うん。」

 あまがえるは一同ふうふうと息をついて顔を見合せるばかりです。とのさまがえるは得意になって又はじめました。

「どうじゃ。無かろう。あるか。無かろう。そこでお前たちの仲間は、前に二人お金を払うかわりに、おれのけらいになるという約束くそくをしたがお前たちはどうじゃ。」この時です、みなさんもご存じの通り向うの室の中の二疋ひきが戸のすきまから目だけ出してキーと低く鳴いたのは。

 みんなは顔を見合せました。

「どうも仕方ない。そうしようか。」

「そうお願いしよう。」

「どうかそうお願いいたします。」

 どうです。あまがえるなんというものは人のいいものですからすぐとのさまがえるのけらいになりました。そこでとのさまがえるは、うしろの戸をあけて、前の二人を引っぱり出しました。そして一同へおごそかに云いました。

「いいか。この団体カイロ団ということにしよう。わしはカイロ団長じゃ。あしたからはみんな、おれの命令にしたがうんだぞ。いいか。」

「仕方ありません。」とみんなは答えました。すると、とのさまがえるは立ちあがって、家をぐるっと一まわしましました。すると酒屋はたちまちカイロ団長の本宅にかわりました。つまり前には四角だったのが今度は六角形の家になったのですな。

 さて、その日は暮くれて、次の日になりました。お日さまの黄金色きんいろの光は、うしろの桃の木の影法師かげぼうしを三千寸も遠くまで投げ出し、空はまっ青にひかりましたが、誰もカイロ団に仕事を頼たのみに来ませんでした。そこでとのさまがえるはみんなを集めて云いました。

「さっぱり誰も仕事を頼みに来んな。どうもこう仕事がなくちゃ、お前たちを養っておいても仕方ない。俺おれもとうとう飛んだことになったよ。それにつけても仕事のない時に、いそがしい時の仕度したくをして置くことが、最必要だ。つまりその仕事材料を、こんな時に集めて置かないといかんな。ついてはまず第一が木だがな。今日はみんな出て行って立派な木を十本だけ、十本じゃすくない、ええと、百本、百本でもすくないな、千本だけ集めて来い。もし千本まらなかったらすぐ警察へ訴うったえるぞ。貴様らはみんな死刑しけいになるぞ。その太い首をスポンと切られるぞ。首が太いからスポンとはいかない、シュッポォンと切られるぞ。」

 あまがえるどもは緑色の手足をぶるぶるぶるっとけいれんさせました。そしてこそこそこそこそ、逃にげるようにおもてに出てひとりが三十三本三分三厘強ずつという見当で、一生けん命いい木をさがしましたが、大体もう前々からさがす位さがしてしまっていたのですからいくらそこらをみんながひょいひょいかけまわっても、夕方までにたった九本しか見つかりませんでした。さあ、あまがえるはみんな泣き顔になって、うろうろうろうろやりましたがますますどうもいけません。そこへ丁度一ぴきの蟻ありが通りかかりました。そしてみんなが飴色あめいろの夕日にまっ青にすきとおって泣いているのを見て驚おどろいてたずねました。

あまがえるさん。昨日はどうもありがとう。一体どうしたのですか。」

今日は木を千本、とのさまがえるに持っていかないといけないのです。まだ九本しか見つかりません。」

 蟻はこれを聞いて「ケッケッケッケ」と大笑いに笑いはじめました。それからしました。

千本持って来いというのなら、千本持って行ったらいいじゃありませんか。そら、そこにあるそのけむりのようなかびの木などは、一つかみ五百本にもなるじゃありませんか。」

 なるほどとみんなはよろこんでそのけむりのようなかびの木を一人が三十三本三分三厘ずつ取って、蟻にお礼を云って、カイロ団長のところへ帰って来ました。すると団長は大機嫌だいきげんです。

「ふんふん。よし、よし。さあ、みんな舶来はくらいウィスキーを一杯いっぱいずつ飲んでやすむんだよ。」

 そこでみんなは粟あわつぶのコップで舶来ウィスキーを一杯ずつ呑んで、くらくら、キーキーイと、ねむってしまいました。

 次の朝またお日さまがおのぼりになりますと、とのさまがえるは云いました。

「おい、みんな。集れ。今日もどこから仕事をたのみに来ない。いいか今日はな、あちこち花畑へ出て行って花の種をひろって来るんだ。一人が百つぶずつ、いや百つぶではすくない。千つぶずつ、いや、千つぶもこんな日の長い時にあんまり少い。万粒つぶずつがいいかな。万粒ずつひろって来い。いいか、もし、来なかったらすぐお前らを巡査じゅんさに渡わたすぞ。巡査は首をシュッポンと切るぞ。」

 あまがえるどもはみんな、お日さまにまっさおにすきとおりながら、花畑の方へ参りました。ところが丁度幸さいわいに花のたねは雨のようにこぼれていましたし蜂はちもぶんぶん鳴いていましたのであまがえるはみんなしゃがんで一生けん命ひろいました。ひろいながらこんなことを云っていました。

「おい、ビチュコ。一万つぶひろえそうかい。」

「いそがないとだめそうだよ、まだ三百つぶにしかならないんだもの。」

「さっき団長が百粒ってはじめに云ったねい。百つぶならよかったねい。」

「うん。その次に千つぶって云ったねい。千つぶでもよかったねい。」

「ほんとうにねい。おいら、お酒をなぜあんにのんだろうなあ。」

「おいらもそいつを考えているんだよ。どうも一ぱい目と二杯目、二杯目と三杯目、みんな順ぐりに糸か何かついていたよ。三百五十杯つながって居たとおいら今考えてるんだ。」

「全くだよ。おっと、急がないと大へんだ。」

「そうそう。」

 さて、みんなはひろってひろってひろって、夕方までにやっと一万つぶずつあつめて、カイロ団長のところへ帰って来ました。

 するととのさまがえるのカイロ団長はよろこんで、

「うん。よし。さあ、みんな舶来ウェスキーを一杯ずつのんで寝ねるんだよ。」と云いました。

 あまがえるもも大よろこびでみんな粟あわのこっぷで舶来ウィスキイを一杯ずつ呑んで、キーキーイと寝てしまいました。

 次の朝あまがえるどもは眼めをさまして見ますと、もう一ぴきのとのさまがえるが来ていて、団長とこんなはなしをしていました。

「とにかく大いに盛さかんにやらないといかんね。そうでないと笑いものになってしまうだけだ。」

「全くだよ。どうだろう、一人前九十円ずつということにしたら。」

「うん。それ位ならまあよかろうかな。」

「よかろうよ。おや、みんな起きたね、今日は何の仕事をさせようかな。どうも毎日仕事がなくて困るんだよ。」

「うん。それは大いに同情するね。」

今日は石を運ばせてやろうか。おい。みんな今日は石を一人で九十匁もんめずつ運んで来い。いや、九十匁じゃあまりいかな。」

「うん。九百貫という方が口調がいいね。」

「そうだ、そうだ。どれだけいいか知れないね。おい、みんな。今日は石を一人につき九百貫ずつ運んで来い。もし来なかったら早速警察貴様らを引き渡すぞ。ここには裁判の方のお方もお出いでになるのだ。首をシュッポオンと切ってしまう位、実にわけないはなしだ。」

 あまがえるはみなすきとおってまっ青になってしまいました。それはその筈はずです。一人九百貫の石なんて、人間でさえ出来るもんじゃありません。ところがあまがえるの目方が何匁あるかと云ったら、たかが八匁か九匁でしょう。それが一日に一人で九百貫の石を運ぶなどはもうみんな考えただけでめまいを起してクゥウ、クゥウと鳴ってばたりばたり倒たおれてしまたことは全く無理もありません。

 とのさまがえるは早速例の鉄の棒を持ち出してあまがえるの頭をコツンコツンと叩たたいてまわりました。あまがえるはまわりが青くくるくるするように思いながら仕事に出て行きました。お日さまさえ、ずうっと遠くの天の隅すみのあたりで、三角になってくるりくるりうごいているように見えたのです。

 みんなは石のある所に来ました。そしててんでに百匁ばかりの石につなをつけて、エンヤラヤア、ホイ、エンヤラヤアホイ。とひっぱりはじめました。みんなあんまり一生けん命だったので、汗あせがからだ中チクチクチクチク出て、からだはまるでへたへた風のようになり、世界ほとんどまっくらに見えました。とにかくそれでも三十疋が首尾よくめいめいの石をカイロ団長の家まで運んだときはもうおひるになっていました。それにみんなはつかれてふらふらして、目をあいていることも立っていることもできませんでした。あーあ、ところが、これから晩までにもう八百九十九貫九百匁運ばないと首をシュッポオンと切られるのです。

 カイロ団長は丁度この時うちの中でいびきかいて寝て居おりましたがやっと目をさまして、ゆっくりと外へ出て見ました。あまがえるどもは、はこんで来た石にこしかけてため息をついたり、土の上に大の字になって寝たりしています。その影法師は青く日がすきとおって地面に美しく落ちていました。団長は怒おこって急いで鉄の棒を取りに家の中にはいますと、その間に、目をさましていたあまがえるは、寝ていたものゆり起して、団長が又出て来たときは、もうみんなちゃんと立っていました。カイロ団長が申しました。

「何だ。のろまども。今までかかってたったこれだけしか運ばないのか。何という貴様らは意気地いくじなしだ。おれなどは石の九百貫やそこら、三十分で運んで見せるぞ。」

「とても私らにはできません。私らはもう死にそうなんです。」

「えい、意気地なしめ。早く運べ。晩までに出来なかったら、みんな警察へやってしまうぞ。警察ではシュッポンと首を切るぞ。ばかめ。」

 あまがえるはみんなやけ糞くそになって叫さけびました。

「どうか早く警察へやって下さい。シュッポン、シュッポンと聞いていると何だか面白おもしろいような気がします。」

 カイロ団長は怒って叫びしました。

「えい、馬鹿者め意気地なしめ。

 えい、ガーアアアアアアアアア。」カイロ団長何だか変な顔をして口をパタンと閉じました。ところが「ガーアアアアアアア」と云う音はまだつづいています。それは全くカイロ団長の咽喉のどから出たのではありませんでした。かの青空高くひびきわたるかたつむりメガホーンの声でした。王さまの新らしい命令のさきぶれでした。

「そら、あたらしいご命令だ。」と、あまがえるもとのさまがえるも、急いでしゃんと立ちました。かたつむりの吹くメガホーンの声はいともほがらかにひびきわたりました。

「王さまの新らしいご命令。王さまの新らしいご命令。一個条。ひとに物を云いつける方法。ひとに物を云いつける方法第一、ひとにものを云いつけるときはそのいいつけられるものの目方で自分からだの目方を割って答を見つける。第二、云いつける仕事にその答をかける。第三、その仕事を一ぺん自分で二日間やって見る。以上。その通りやらないものは鳥の国へ引き渡す。」

 さああまがえるどもはよろこんだのなんのって、チェッコという算術うまいかえるなどは、もうすぐ暗算をはじめました。云いつけられるわれわれの目方は拾じゅう匁、云いつける団長のめがたは百匁、百匁割る十匁、答十。仕事は九百貫目、九百貫目掛ける十、答九千貫目。

「九千貫だよ。おい。みんな。」

団長さん。さあこれから晩までに四千五百貫目、石をひっぱって下さい。」

「さあ王様命令です。引っぱって下さい。」

 今度は、とのさまがえるは、だんだん色がさめて、飴色あめいろにすきとおって、そしてブルブルふるえて参りました。

 あまがえるはみんなでとのさまがえるを囲んで、石のある処ところへ連れて行きました。そして一貫目ばかりある石へ、綱つなを結びつけて

「さあ、これを晩までに四千五百運べばいいのです。」と云いながらカイロ団長肩に綱のさきを引っかけてやりました。団長もやっと覚悟かくごがきまったと見えて、持っていた鉄の棒を投げすてて、眼をちゃんときめて、石を運んで行く方角を見定めましたがまだどうも本当に引っぱる気にはなりませんでした。そこであまがえるは声をそろえてはやしてやりました。

「ヨウイト、ヨウイト、ヨウイト、ヨウイトショ。」

 カイロ団長は、はやしにつりこまれて、五へんばかり足をテクテクふんばってつなを引っ張りましたが、石はびくとも動きません。

 とのさまがえるはチクチク汗を流して、口をあらんかぎりあけて、フウフウといきをしました。全くあたりがみんなくらくらして、茶色に見えてしまったのです。

「ヨウイト、ヨウイト、ヨウイト、ヨウイトショ。」

 とのさまがえるは又四へんばかり足をふんばりましたが、おしまいの時は足がキクッと鳴ってくにゃりと曲ってしまいました。あまがえるは思わずどっと笑い出しました。がどう云うわけかそれから急にしいんとなってしまいました。それはそれはしいんとしてしまいました。みなさん、この時のさびしいことと云ったら私はとても口で云えません。みなさんはおわかりですか。ドッと一緒いっしょに人をあざけり笑ってそれからにわかにしいんとなった時のこのさびしいことです。

 ところが丁度その時、又もや青ぞら高く、かたつむりメガホーンの声がひびきわたりました。

王様の新らしいご命令王様の新らしいご命令。すべてあらゆるいきものはみんな気のいい、かあいそうなものである。けっして憎にくんではならん。以上。」それから声が又向うの方へ行って「王様の新らしいご命令。」とひびきわたって居ります

 そこであまがえるは、みんな走り寄って、とのさまがえるに水をやったり、曲った足をなおしてやったり、とんとんせなかをたたいたりいたしました。

 とのさまがえるはホロホロ悔悟かいごのなみだをこぼして、

「ああ、みなさん、私がわるかったのです。私はもうあなた方の団長でもなんでもありません。私はやっぱりただの蛙かえるです。あしたから仕立屋をやります。」

 あまがえるは、みんなよろこんで、手をパチパチたたきました。

 次の日からあまがえるはもとのように愉快ゆかいにやりはじめました。

 みなさん。あまあがりや、風の次の日、そうでなくてもお天気のいい日に、畑の中や花壇かだんのかげでこんなようなさらさらさらさら云う声を聞きませんか。

「おい。ベッコ。そこん処とこをも少しよくならして呉くれ。いいともさ。おいおい。ここへ植えるの

Permalink |記事への反応(0) | 22:24

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2020-08-25

フェミニストのやり方の問題

フェミニスト表現問題に対する戦い方は回り回って女性立場を危うくするもの

一人一派なので意見定義がころころ変わっても問題ない」とか「具体的な改善案妥協点は出さない」とか

そんな主張の女性集団意見に誰が耳を傾ける?

いまフェミニストの主張が受け入れられているように見えるのは

(フェミニストの主張を無下にするとこっちが差別者レッテル貼られる。譲歩しておこう)って思われているだけ。

だをこねる子供への対応と一緒。泣き止むなら飴を買ってあげるくらいいいか って。

でもこのやり方では世の中は変わらない。子供世界を変えることはできない。

フェミニストという立場も悪くなる。ネットで「ガキのような連中」と蔑まれているのはその立ち振舞いだ。

一番の問題は「女性の味方」であるフェミニストの株が下がることで女性全般立場も悪くなる。

いまはこのやり方で戦果をあげているかもしれない。

しか男性世間女性馬鹿ばかりではない。

フェミニストはそろそろ大人になるべき。

Permalink |記事への反応(0) | 12:31

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2020-08-11

夢の野原に白いつばさをはためかせる夜

葡萄色の絨毯に鱗粉が脈々とひるがえ散り

眠りを守る明日の空が手へといざなう

ゆらゆらと黒い波が夜の底を照し金色の胞子が春雨をしずめる

はるかにとおるサヨナキドリのさえずりが銀鼠の驟雨黄色くふちどる

東雲明星緋色に染まり

石畳ふみしめる蹄鉄の行進は月桂冠のきわまりなす影法師

陶酔をまさぐる氷山の夢は午睡の渚を描く

福音の矢は風のあいだをこまする耽溺の百合となり蒼白いきらめきの鱗を招じ入れ

永劫の眼差し沈丁花の到来を告げ春を黙る星へと帰る

笑うところが想像できないほど完璧な唇

塔の中に既に静寂が高く立ち込め

Permalink |記事への反応(0) | 23:20

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2020-02-24

3歳の子

昨日は午後から機嫌が悪かった

ショッピングモールで気に入らないことがあり

すごい泣かれて顔を引っ掻かれた

夜は夜で寝たくないとだだをこね一悶着

結局23時頃まで寝なかったからまだ妻とぐっすり眠っている

寝顔は天使

Permalink |記事への反応(0) | 08:49

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2018-08-13

anond:20180813145826

自分不思議に思ったので、帰省中だし近くにいた親にきいてみた。

泣いたりだだをこねたりしても大声で騒ぎ続けたり叫んだりすることはなかったとのこと。

かに声出して泣いても怒られたら静かにぐすぐす泣いていたような記憶はある。

こんなんでもアスペルガー手帳を持ってるので街中で泣かない子がまともな子とは思わないが、泣き続ける子は環境か本人に問題がありそうな気はしてる。

そのとき事情やいろんな要因なんかも考えられるけど、件のツイートは親も子も自分の主張を強くするタイプ表現の未熟な子供故にギャン泣きになるのかなって印象を受けた。

正直自分が近くの客なら外に連れ出して落ち着かせてから戻ってきてほしい。

Permalink |記事への反応(1) | 17:27

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

泣き叫んでだだをこねるこども、あるいは、狂ったように大声でわめくこども

幼稚園うるさい問題が取り沙汰されますが、あれ注意深く観察すると、うるさいこどもって少数派なんですね。

近所迷惑になるようなレベルは、1割いないんじゃないでしょうか。

で、その1割未満の親が、公共の場自分のこどもが騒いでも、「それはこどもだから」という言い訳をして炎上を繰り返してます

いや、ちがうからあなたのこどもは「1割未満の少数派」ですから

Permalink |記事への反応(1) | 13:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2018-04-24

親戚のおっさん結婚式の出席をドタキャンした

一ヶ月ほど前に弟の結婚式があったんだけど、式の2日ぐらい前に親戚のおっさんが突然出席をキャンセルしてきた。

である自分の母がおっさんキャンセル理由を聞いたものの、ほぼ言いがかりに近い内容だった。

今までこのおっさんは親戚の食事会とかに突然だだをこねて行かないと騒いだりしていて(この一件がきっかけで自分の耳に入るきっかけとなった)、

母や他の親戚の人が隠密になだめてなんとか出席をしてもらいその場を収めていたらしい。

しかし、このキャンセルには母も思うことがあったらしくおっさんを説得することもなく普通にキャンセル受理した。

式当日はと言うとおっさんの欠席に対して誰か言及することもなく、むしろ存在すら忘れられてつつがなく終わった。

おっさん存在はもともとなかったかのようだった。おっさん自分が思っていたほど重要存在ではなかった。

自分思春期ときわがままを言って「俺は◯◯にはぜってぇでないからな!!」と言い放ち周りがオタオタするのを見て満足していたことがあった。

だけど、実際に周りがそれを受け入れて自分だけおいていかれると、口に出した望みは叶ったはずなのにものすごく寂しかったのを覚えてる。

今頃◯◯にいったみんなは楽しんでるのかなぁとか思った。

こんな形で自己主張をしたけど、うまくいかず本当に誰から相手にされなくなってしまったおっさん

本当は相手にされたかったであろうのに、むしろ自分の首を絞めることになったおっさんはこれからどうするんだろう。

Permalink |記事への反応(1) | 21:49

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2016-12-05

おまえら、ほんとうちの小学2年生と同じだな

うちの下の息子は、条件付きの文章というのが理解できない。たとえば「いい子にしてないと、おやつをあげないよ」というような文章だ。

これを言われると、かれは「おやつをあげないよ」という部分しか理解できなくて泣きわめく。理不尽おやつを取り上げられたと考えて「おやつおやつー」とだだをこねる。肝心の「いい子にしてる」なんてことには全く注意が向かない。

上の兄ちゃんは小さいこから、これを普通におやつがほしければいい子にしないといけない」と解釈できた。なので、この手の論理先天的に身についているものだと思っていたが違うようだ。「A→B」と「¬B→¬A」が同じものだということは人によっては、後天的教育で身につけるものらしいのだ。

いや、そもそも大人になっても身についていない人間が多いらしい。

保育園落ちた日本死ね」なんてのも典型的な「A→B」の一種だ。曰く、「日本死ね」はヘイトだ許されざることだ日本人としてありえない。うん、その通りだよ。それはすなわち「保育園落ちた」がそれと同じぐらい許されざることだ、ということをこの文章は主張しているんだよ。

しかネットには「日本死ね」という表現についての是非の論評だけがはびこっている。「ならば」がないだけでつながりを見抜けない。そしてそれを指摘する文章も驚くほど少ない。

大丈夫おまえら

Permalink |記事への反応(4) | 11:19

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2016-08-26

時間寝たいフルタイム勤務子持ちBBAドロップアウトしたけど日本生きろ

増田は数か月前に中規模の入居介護施設転職した。施設毎に配置が義務医療資格で入ったが、今回体調を崩し、ドロップアウトした。子育ても自信がなくなった。

女の敵は、頭が戦前の『上のほうにいる』おじいちゃんたちと、大部分は、すでに今『成果を上げている』女性じゃないかな。。

近しい人にもなかなか言えない話題なので、書いて整理させてください。

増田スペックは30代後半、氷河期世代MARCH卒、その中では落ちこぼれ

夫はインフラ系勤務。増田医療資格を取って、介護系勤務。

4歳と3歳の子持ち。

参考までにその職場女性の働き方をあげます

職長である稼ぎたいAさんは、率先して残業冗談抜きに24時間おり(そして居るだけで重たい業務平民やらせ)、自分のせいで次々辞めていく派遣面接を毎月行って自分業務を増やしていた。

大義名分のもと人の心を折るのが3度のごはんより好きだった。

時間がない、忙しい、と言いながら、応接室(説教部屋と職員が本当に呼んでいた)に『やらかした』職員を連れ込んで業務時間の圧迫もお構いなしにつるし上げた。

増田も勤務の最後のほうは毎日彼女趣味に貢献した。

人に良く思われるのは大好きで、ご利用者様などに見えるところでは素敵に見えるようにふるまっていた。

ちなみにお客様がいるとき増田をつい怒鳴ってしまい、

『閉めておかないなんて丸聞こえじゃないの! 閉めておかないなんて気が利かない! 常識がほんとないんだから!』

と後でつるし上げられたこともあった。だが当時は本当に申し訳なくてひたすら謝っていた。

Bさんも楽しそうに日付をまたいで事務をし、自分だけの常識派遣新人職員のあら捜しをしてAにご注進した。

Aにさんざん怒らせておいてから派遣フォローするどころか喜々として

普通のことだもの。周りを見ていれば感じるでしょう? なのに○○ができないなんて、10代の子ならともかく、おばさんが何を言っているのか分からないわ。今までの仕事お里が知れるし、頑張るって言ってたのに嘘つきなのね、あなたが悪いとみんな思っているわ』

とかよく言っていた。

Cは支配欲旺盛で、とにかく自分のやり方以外は鼻で笑って異なるやり方を『できない、知らない、技術がない』とレッテルを張り、罵倒した。

常に他者ができないせいで自分仕事が圧迫されている、自分は大変な苦労をしてつらい、なのに世間は冷たい、というのが世界観で、人を引きずり落とすのが好きだった。

辞めてやる、他に面接を受けに行った、安定剤の世話になってる、と言いながら書類クオリティを上げるために終電まで残業し、自宅に中3の娘をほったらかしていたので、娘は進学せずフリーターになった。

自分で娘はだめだと言っていた。Cはよい資格を持っていたので良条件での転職可能だったはずだが、『辞めたら負け。くやしい』という理由で娘の人生を棒に振ったように私には見えた。

本社部長はそのうち二人と不倫していて、あまりそれを隠していなかった。

A、B、Cみんな女性で、シンママもしくは独身だ。年齢は4,50代だ。

自分たちは頑張っていて責任を持って働いていて素敵な輝いている女性だ、と3人はお互いでよく話していた。

面接では定時17時で残業はほぼなしのはずだったが、19時ごろ帰っても『早く上がる』『残業ほぼなしで帰れていいわねー』という雰囲気で、残業代は出ないうえに残業は増えてしまった。

こちらとしては面接で嘘をつかれてしまったのだが、多少正確でないにしろ給料を払っているんだから黙って働け、と本当にそういう文化だった。

また、介護職や事務職女性からすると医療系は年間80ほど賃金が高いため、

『この給料をもらっておいて、もっともっと働けるはずだ、申し訳ないという気持ちになるはずだ。定時の後にいろとは言わないができることはあるはずだ』と言われた。

増田からすると、同じ学歴からすると相当低いが、子育てのため残業のない職場を選んだつもりだったし、残業をつけられないので給料は前の職場よりむしろ下がっていた。

それに医療系の資格を取るのに3年学校に行くコストを払っている。そもそも、そういう考えでは誰の賃金も上がらないんじゃないか!? 今はそう考えられるが、当時はとにかく期待に応えられなくて申し訳なかった。だから施設内のチラシ作りなど積極的に引き受けてしまった。

夫は早く帰れるという条件で転職したはずなのにおかしい、とまっとうなことを言って怒ったが、こちらも追い詰められていたので、夫を折れさせて最初の三か月は曜日を決めて遅くまでいた。

だが寝るまでに会えない日があると子供不安定になったので、できる限り全曜日で早く帰ることに調整した。

そのぶん昼休み書類整理し、朝は30分早く出勤し、残りの業務に当てた。家にも仕事を持ち帰った。

だが、地獄冷遇が始まった。

ちょうど夫の転勤が決まったのでそれを機に退職を申し出たら、もはやいじめしか言いようのない毎日を過ごした。ある朝、保育園に行く前にだだをこねる下の子をなだめながらご飯を食べさせていたら、しんどいな、消えてしまいたいなーと思った。気が付いたら洗い物をしようとして手に取った包丁で手首を切っていたので、もうこれはだめだと思って、体調が悪い、もう行けませんと電話した。

増田クズだ、最低だ。ご利用者様に申し開きもできないことをした。増田は逃げた。最低だ。

増田介護系は天職だと思っていた。ご利用者様が好きだった。でももう関われる気がしない。こんなの母親として子供に言えない。胸を張れない。だが普通男性だったら? 嫌なことなんて聞き流して、仕事ができたんだろうか。生活のために。

話を戻す。平凡な子持ち女性が務めやす環境の話だ。

介護のように世界に先駆けることが求められていない職種ならば、ご利用者様の満足に直結しない部分のクオリティはそこそこでいいのではなかろうか。

長時間労働GDPが低いとか言ってるけど、ほんと無駄ないびり止めればすぐ欧米並みになるんじゃなかろうか?

見えないとこの足の引っ張り合いを止めればいい。

任せきってしまえばいい。

責任は本人に取らせればいい。

仕事を何回もやり直しさせて増やしたり、段取りをひっくり返すことを悪とすればいい。

役所監査がOKだったらお局が何回もやり直しさせる必要はない。

時間的に長くいる人が職場を牛耳るのを辞めればいい。しゃべる時間を減らせばいい。

ホーム施設イベントチラシを細かいとこまで何回も作り直すとか、別の人が出したものは一度でOKとか、書類本社の内監でOKが出てるのに別職種表現気に入らないからって夜10時まで何回も作り直しを自主的にさせるとか、馬鹿だと思う。

でも筆に起こしてみると、これは一般的女性社会進出の話かと思っていたけど、今回の職場ダークサイドだったってだけの話かもしれないね。。実際介護でも転職前の会社は不満なかった。残業が増えて保育園のお迎えが間に合わなかった以外は。。結局また間に合わないとこに行っちゃったわけだけど。。

でも、

仕事はいじめが当然含まれている。仕事仕事から続けて当然だ。辞める奴は多いが、当然辞めるほうが悪い』

という反応が多かったら、日本社会は考え直したほうがいいと思う。効率を阻害している。ぜったい仕事を教えてないし、仕事判断してない。好みで判断してる組織になってると思う。

でも、前の会社は前の会社で、女性子供が小さいとき専業主婦だったというパートさんも多かったから、『小さいのにずっと保育園なんてかわいそう!』攻撃はすごかった。増田も30そこそこだったし、そんなものかと思えたから、360度回転しながら各方面に謝り倒して、熱を出した子供の時は早く帰らせてもらっていた。でも価値観が違うだけで、うるさいはうるさかったけど、基本善意の人たちの心配だったから、内容はすごく参考になった。躾とか。

しかし、今回の職場は確かに仕事が好きな女性たちが多かったが、子供がいる女性が多かったが、家庭とのバランスがとれているかは、かなり疑問だった。

入居施設から24時間営業だし夜勤者もいるし、管理者は夜中のコールしょっちゅうだし、たしかに長時間勤務してしま環境は整っているけれど、それでいいと女性が思っていたら、親と同居や子供の大きい女性やと独身しかいられない。

増田は、子供を6時ごろ起こし、7時半に送る。

19時に保育園にお迎えし、21時半に寝かしている。

もう一時間本当は早く帰れれば、毎日の夕飯、お風呂、歯磨き、ひらがな算数勉強、寝かしつけの本読みに余裕が出るかなと思う。

増田は小さいこ野菜が嫌いだったけど、今の野菜はおいしいのか、根気よく出していたら、結構食べてくれるようになったし、増田は小さいこ公園とかあまり連れて行ってもらえなかったから、休日に毎度公園に連れて行ったら、友達と楽しそうに遊んでいるうちに、スムーズ自転車に乗れるようになったり、蝉取りしたりしている。

増田にとって一番は家庭だ。でも、どうして正社員仕事するかと言ったら、子供に私の面倒を負わせたくないからだ。増田母親だけになってしまったら、子供の将来に口出ししてしまいそうだ。それに教育にはお金がかかる。理系なら大学院が当たり前の時代だ。

増田ママ友は悩みを抱えている。

『こんなにちゃんと子供育ててたら、平日はそもそも作れない。休日子供相手でそんな気にならない』

2人目、3人目についてよく話題に出る。

増田の周りには古風な感性のお母さんが多く、子育てほとんど一人で抱え込んで、お父さんを週末泊りがけで遊びに行かせたりさせてあげている。

今回、増田は今まで頑張ってきた女性気持ちを逆なでするようなことを言ったかもしれない。育休復帰ののち、何年かで折れて子供シフトして離職するお母さんが多いのもむべなるかな。でも、もうこんなの無理だとみんな内心ではわかってると思う。

子供毎日規則正しい生活必要だ。

そして増田も7時間寝たい!!

時間寝るのはパートしか不可だとしたら、それは社会おかしい!!

でも、親が不規則でも、ちゃんと力を出せるよう育っている子供も多いのかもしれない。増田が、頭が固いとこもあるのかもしれない。ぜひ『うちこうだよ!』とか、『ここの本読むといいよ!』とか『ここの会社やってるよ!』とか教えてください。精一杯勉強します。

あと、頑張ってる女性、頑張りすぎてるからって、ヒス起こすの、やめようよ。。

(言ってやった! 言ってやった!)

責任を取る立場の人は、たとえ家に帰っても、長時間労働から逃れられない。

優秀な人が寝ないで働いてくださってる現場もあるから社会私たちが息をできていることももちろんあると思う。

増田頭が悪いけど、メンタルも弱いけど、主婦が6時間労働くらいでちゃんと働けて、家庭も大事にできるましな職場を今後作っていきたいと思う。

それを早く実現できるなら、寝なくてもいいような気がしてきた。でも、増田は笑って働くんだ。ぜったいに。

Permalink |記事への反応(0) | 17:52

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2016-02-23

http://anond.hatelabo.jp/20160223152143

あなたカタログに感化されその価値理解し行動指針の規範となる情報を得たのでそれに従うことに大変な意義を見出したのだろうけど

あなた干渉能力は親にまったく効果を示さなかったということじゃないのかしら。

親が行動したくなるような条件や情報子供が示すと、親はそれがどういった事柄であれ行動指針とするのじゃないの?

興味をもって行動を促す情報が、子供にはとてもたくさん大人からうけるけれども、子供情報発信としては

親に行動を喚起するようなものというのは、子供のしたいこと、というものについてはとくに少ないということではないの?

やったらおこる、ゆるさない、こうして、理由はいから、という方向の欲求について、それを結果利害につなげてコントロールできるのは

であるという環境なだけであって、それが伴わない干渉のことをだだをこねるというものなのでは。

親が行動したくなることについて子供ができること、子供がそれをするとよろこぶ、という単純な方法があるとおもうのだけど

それをしてくれたら自分はとてもうれしく、よろこぶ、ということを示した上で親がそれを行動してくれなかったとしたら

それはもう「いっても無駄だわかってくれない」と考えるかもしれないけど、そういうふうには思わないかしら。

自分が怒り悲しむなどの感情をみることがたのしいようだ、となるとそれは親について話が通じないものだなと想像できるけど、

あなたが怒ったところで、ゆるさないところで、じゃあ好きにすればという程度のコントロールをうけている状況であるならば

その状況下において自分のなせる範囲となすべきことを考えるべきでじゃないかなとおもうし、それができないのは子供なのではないかしらと思うので

子供だったから、それらを不条理に感じた、そして今していることは、もしそうであったかもしれないという可能性を考慮できなければ

親のそれとおなじことを何かについて、気づかずにしているのではないかと思うのだけど、今の自分ものわかりのよい大人になれているのかしら。

Permalink |記事への反応(0) | 22:38

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

 
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp