
はてなキーワード:その男とは
誰か困ってるかもって思って、届けたの。
それだけ。
本当にそれだけのつもりだったのに。
そしたらちょうど落とし主らしき弱者男性がいて、私から財布を奪い取って、開口一番
「金がなくなってる」
その瞬間、胸がギュッとして息が止まった。
え、え、なにそれ?って頭が真っ白になった。
こっちは善意で届けただけなのに、なんで泥棒扱いされなきゃいけないの。
しかもその男、ニヤニヤしながら自分股間を指差して、小声で「どうすればいいか分かるよな?」って言ってきた。
吐き気がした。
オエッって喉が込み上げた。
怖くて声が出なかった。
悔しくて涙が出た。
ずっと震えてる。
なんで?どうして?って頭の中でぐるぐる回ってる。
まじでどうなってんの、世の中。
人助けなんて、もう二度としない。
ありえないんだけど。本当に。
誰か困ってるかもって思って、カウンターに届けたの。
それだけ。
本当にそれだけのつもりだったのに。
そしたらちょうど落とし主らしき男がいて、私から財布を奪い取って、中身確認して、開口一番
「金がなくなってるんだけど」
その瞬間、胸がギュッとして息が止まった。
え、え、なにそれ?って頭が真っ白になった。
こっちは善意で届けただけなのに、なんで泥棒扱いされなきゃいけないの。
しかもその男、ニヤニヤしながら股間を指差して、小声で「どうすればいいか分かるよな?」って言ってきた。
吐き気がした。
オエッって喉が込み上げた。
怖くて声が出なかった。
悔しくて涙が出た。
ずっと震えてる。
なんで?どうして?って頭の中でぐるぐる回ってる。
まじでどうなってんの、世の中。
人助けなんて、もう二度としない。
ありえないんだけど。本当に。
実母に「育児してくれる夫くんに感謝しなきゃね」と諭される?の何度目だろ。
そのたびに「自分の子供を育児するのは当たり前。ましてやうちは正社員共働きで収入も同程度なんだから、その理屈なら私が働いてることにも感謝されなきゃおかしい」と答えるが、それでもまだ「でも昔は…」「でも夫くん周りの旦那さんよりは育児してくれるでしょ?」。
それにも「今は昭和じゃない」「育児するのが当たり前であって、それができない無能と相対評価して褒めること自体おかしい。周り比べることに何の意味がある?」と返すと「今の人はそういう感覚なのねぇ…」と黙るがしばらくするとまた振り出しに戻って同じやりとりになる。10年弱延々これの繰り返し。
いや夫と同等に稼ぎ育児もメインでする自分の娘を差し置いて、何でよその男をそんなに褒めたいの?何でそんなに夫に感謝させたいの?意味不明。
ハプバーにきたってことは「やりたい」っていうのが目的で来ているのは
それでもまだ新米BBAブスデブ単女はビビりなので相手の誘い方が下手なのは辛いです
★
生理的にOKな見た目→最高
↑
笑顔→良い
ずっと見てても嫌じゃない顔→部屋暗くすれば全然見えないから今のうちに見ておけ
要望に対して具体的に聞いてくれる→可能性を感じるし、きっと楽しませてくれる
数ターンの会話が面白い→最高
ムードメーカー→最高
↑
だいたい数回会話を交わして相手も嫌がってなければ行きます(最短5分程度)
これが望んでいるターンですが、
やっぱり人が多い金曜夜とか土曜日じゃないと無理なのかな~?平日は厳しいよね~
増田はおかしくない。女は全員そうだから。そういう風にできてる。
どんなに優しくてもキモくて弱い男と暮らしていたらヒステリー起こすようにプログラムされてるんだよ。
両親を見て勘違いしてしまったのが最大の不幸だな。早く離婚したほうがいい。
未だにその男を見て「良い父親になる」と思ってるのが、親父の呪いに未だにとりつかれている証拠だ。
増田は受け入れられないかもしれないが、増田の母にも原因がある。そもそもイカれた父親が教育に口を出すような環境にしちゃいけないんだよ。
子育ては母親がやる、っていう家庭だったらそもそもいびられてないだろ。増田の親父もモテてないぞ絶対。親父に似た弱者男性と結婚してどうすんだ。
悪いことは言わないから、子ども作る前に離婚しろ。増田も夫も今よりも不幸になる。
最近TLが「自称レズがガチレズを弄んだ末に結婚適齢期ぎりぎりになって急に男と結婚すると言い出してひどい振り方する現象」について話題だ
世間体のために結局女と結婚するホモ、男との方がガツンガツン性欲解消できるのでホモ寄りに振る舞ってたが普通に女と結婚するバイ、というのは数多くいるが、自称レズは「あんたも早く目を覚ましてレズごっこやめなよ」みたいな振る舞いを捨てたガチレズに対してやってマウントを取ってくるという
ノンケ堕ちしたホモはセックスまでした相手に「所詮お前のはホモごっこで本当はノンケだろ」みたいなことやらないが、自称レズはそれをガチレズに対してやるのだ
チンコを体内に入れる行為がセックスでありノンケとホモは真実だが、それがないレズは偽だという男根崇拝が背景にあるのだろう
チンコという一点でしか結合できないチンコセックスが真で、全身が性器になるレズビアンセックスが劣るなど浅はかなことだ
チンコユーザーだからエアプだけど、ガチレズ小説家の中山可穂がそう言ってたし
本当にそんなにチンコがいいなら風俗嬢はみんな客と恋に落ちてるよ
マウント取るのはひどいけど、「付き合ってた相手と別れて次に交際した相手と結婚」なんてのはノンケが異性を相手によくやることなのに、それが「同性と別れて異性と結婚」だったら同性への思いが「気の迷い」扱いされるのは如何なものかという議論も流れてくる
結婚制度が異性とのしかないんだから仕方ないだろという声もある
百合漫画の金字塔のように扱われつつ異性愛も描かれ、「こんなの百合漫画扱いするな」というアンチもいる
ガチレズとして生涯女だけを愛する者、女に告白されたから承諾するも恋愛がよくわからない者、結局男と結婚する者などが描かれる
・ふみちゃん 未就学児の頃の初恋相手が女性、ずっと女性だけに恋する、女性をいやらしい目で見る、中学生で女性相手に処女喪失
・あーちゃん 初恋を知らないままふみちゃんに告白され流されて交際、セックス。自分はガチ勢ではないかもと悩み、関係が長引いてから捨てるのは返って酷と思い一旦振るも、やはりふみちゃんが好きだと自覚して自分の方から告白。アラフォー時点でもふみちゃんと連れ添っている
・千津 ふみちゃんのイトコ。大学生の時に中学生のふみちゃんを弄びセックスするが、ふみちゃんが高校進学するタイミングで唐突に結婚発表し裏切る。同性かつイトコの相手と付き合い続ける覚悟がなかった、自分のせいでレズにしてしまってごめんと泣く
・杉本 ノンケで男に告白して振られる。その男の好きな相手がボーイッシュなので真似してボーイッシュに装ったら女子校で女からバカモテしプレイボーイの如く振る舞いふみちゃんと交際し弄ぶが、結局ノンケなので別れる。ミーハーではないガチ勢を弄んだことを後悔している
・井汲 バカモテする杉本を好きな子の一人だが、良い家柄の娘なので許嫁がおり、実は中学時代にその許嫁とセックスしていた。杉本への失恋を経て高校卒業してすぐに許嫁と結婚
・先生 女子校在学中から同級生と交際し、大人になり母校で勤務するようになってからも交際が続き、親にも関係を認められている
男の介入のある青い花が当時百合好きの間でどのような論争を生んだかは『百合男子』を読めばわかる
漫画の中での百合のあり方は多様であり、現実のレズビアンのあり方はまた更に多様であろう
ガチ勢を弄び「早く卒業して男と普通に結婚しなよ」と抜かす者は確かにいるだろう、でもそれだけが真実ではないはずだ
幼馴染で同級生の毛利元就森蘭丸と遊園地に遊びに行って、黒田官兵衛ずくめの男の怪しげな取引現場を目撃した。
取引を見るのに夢中になっていた俺は、背後から近づいてくるもう一人の仲間に気づかなかった。
体が縮んでしまっていた!!
工藤静香が生きていると奴らにバレたら、また命が狙われ、周りの人間にも危害が及ぶ。
阿笠・メアリ・クラリッサ・クリスティ博士 の助言で正体を隠すことにした俺は、森蘭丸に名前を聞かれてとっさに、江戸川乱歩アーサー・イグナティウス・コナン・ドイルと名乗り、奴らの情報をつかむために、父親が探偵をやっている森蘭丸の家に転がり込んだ。
わかっているのは、そのコードネームがお酒にちなんだ名前であることくらいだ…。
そんな奴らの正体を暴くため、小さな探偵、江戸川乱歩アーサー・イグナティウス・コナン・ドイルの活躍が始まった!!
当時狂ったように遊んでいた親友と真夜中のドライブしていたところ、趣味の繋がりで彼氏ができたとのことを打ち明けられた。
動揺した。
同じように思う女性も多いと思うが、「は?誰だよその男。私の方が付き合い長いし親友のことは私の方がよく知ってるが?マジ無理だし親友と遊ぶ時間が減ったら悲しすぎる。つらい」というのが本音だ。
それから会うたびに彼氏の話をされる日々が続き、月日が流れると「お泊まりしてもいいと思ってて…」と照れくさそうに言われ、「来た」と思った。
これはもう恐怖ですよ。
そんな日など来るな……と思っていたけど、そんな願いも虚しく親友は捧げてしまった。
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もうかなり前の話だが、社会人になったばかりの自分には親友と呼べるような存在がいた。
当時狂ったように遊んでいた親友と真夜中のドライブしていたところ、趣味の繋がりで彼氏ができたとのことを打ち明けられた。
動揺した。
同じように思う女性も多いと思うが、「は?誰だよその男。私の方が付き合い長いし親友のことは私の方がよく知ってるが?マジ無理だし親友と遊ぶ時間が減ったら悲しすぎる。つらい」というのが本音だ。
それから会うたびに彼氏の話をされる日々が続き、月日が流れると「お泊まりしてもいいと思ってて…」と照れくさそうに言われ、「来た」と思った。
これはもう恐怖ですよ。
そんな日など来るな……と思っていたけど、そんな願いも虚しく親友は捧げてしまった。
その話を聞いた私は激しく動揺したが、同時に馬鹿みたいにムラムラしていた。
実は親友と私は過去にトチ狂って数回ベロチューしてしまったことがあるのだが(…)、それを思い出してとんでもなくムラムラしてしまった。
ドライブ中に喪失報告を受けたのだが、その後親友を家へ送り届け、帰り道に不意にラブホの看板が目についた。
親友もラブホで喪失したし、試しに私もラブホでオナニーしてみるか。完全に動揺してどうかしていたのだが、そんなことを考えてドキドキしながら1人でラブホに入り、レンタルのチープでセクシーなキャミソールを身につけ、電マでガチオナニーをした。気持ちよかった。ローションは興奮するけど滑りが良くなりすぎてあまり気持ちが良くなかった。学びがあった。
普段家ではローターを使って無言でオナっているのだが、AVのようにデカい声を出してするオナニーは格別だった。部屋に備え付けの自販機でバイブも買った。(当時はデカくて入らなかったが、後に家で練習して入るようになった)
1人ラブホでオナニーしたら色んなことがどうでもよくなり、その後何度もお世話になった。
某所のオナニー音声を通話で聞かせ合う的なものにもハマって、1人ラブホで大袈裟に喘いだり通話相手を煽るようなことを言って楽しんだのは若干の黒歴史。
それから半年くらいラブホオナニーにハマっていたのだが、急にお金が無駄だな…と気付いてそれからは行っていない。
何年も前のことだが、あの頃の自分はどうかしてたと思う。でもそれだけ親友が離れていくのが寂しかったんだなー。
女性が身だしなみにかける時間に労力やコストを費やしていると感じている場合、それを省略している男性に対して、「自分たちが払っているコストを払っていない=ずるい」という感情を抱き、結果としてその男性を排除しようとする行動(嫌悪、非難など)は、確かにスパイト行動の一つの解釈として成り立ち得ます。
その男の人は、彼女とベッドを共にしなくなっていって、というより、
精神的な意味で具合が悪くなってしまい、その具合の悪さが体のほうにも出て、できない感じになってしまったらしい。
「愛情は所詮性欲なのかとおもって何も信じられなくなった」と言っていた。
その話を聞いて、私は「それは単純に、病気になったら見捨てられたような気持ちになって辛かったのじゃないか」と思ったんだが、
ベッドの話になると、性欲の問題だと(多分彼女さんもその男の人も)思ってしまったのだろうか。
この辺の話って難しいよな。
レスで別れた、っていう人の話を身の回りでも何回かきいたことがあるし、私自身そのあたりの問題で相手と別れたこともあるけど、
例えていうなら、「食事に興味がないのはお互いにそうだとおもっていたけど、まさか週に一度も一緒に食事をしないとは思わなかった」とか
「この人のいう"食事に興味がない"は"外食は滅多にしない"という意味だった」とか
そういう齟齬の話なんだよね。多分。
お互いの認識の違いってたくさんあるとおもうんだけど、
そして、それを改善したり、あるいは妥協したり、まあ無理だから別れよう、ってなるのは自然なことだと思うんだけど、
ことベッドの話になると話しづらいし、
なまじ世の中にいろんな恋愛形態やパートナーとの関係においての虚偽(不倫とかね)がある分、食事より疑心暗鬼になりやすいというか。
「相手の元気がないとおもって好物を作って待ってるのに食べてくれない」って思っても、実際は「メンタルが胃にきてるからもっとおかゆとかがよかった」
みたいなくらいの齟齬もあるだろうしさ。
前までは毎日のようにはてなをチェックして、意見を書いたりもしていた。
特に夫婦別姓とかのジェンダーの問題には強い関心があって、「これは女性の生き方の問題だ」と思っていた。
けれど、高市早苗さんが首相になってから、なぜかその熱がすっと冷めてしまった。
だって、女性が首相になるなんて、それ自体は喜ばしいことのはずなのに。
けれど彼女は夫婦別姓に反対しているし、私が「戦ってきた相手」の側にいる人でもある。
今までずっと、
そしてその男性社会に女性たちが抵抗しているのだと、どこかで信じていた。
敵も味方も、白か黒かも、わからなくなった。
ただ、政治に興味を失ったわけじゃなくて、
以下は、ジェンダーについて、あくまでも(イケメンではない)男性からの視点で考えた文章です。
男女どちらの方がつらいといった意見ではありませんのであらかじめご了承ください。
「イケメンじゃない男性の恋愛社会における生きづらさ」を始点に。
原因の1つは、男女平等が叫ばれて何十年もたつが、いまだに男が女を率いるもの、という価値観がまかり通っていること。バレンタインデーがあって逆バレンタインデーが無いのは、男が女に好意を伝えるのは「当たり前」だから(ホワイトデーはバレンタインデーのお返しをする日である)。
これを強化するのが、ルッキズムは生物学的に(おそらく)自然なことであるのに対し、ルッキズムはダメなことで顔の良し悪しじゃないよという意見が支配的で、しかし実際はテレビに出ている人の整い方は異常であり、完全に矛盾しているということ。例えば、テレビドラマのメインキャストは美男美女しかいないが、これは多くの人が美男美女が好きということの証左である。ちなみにテレビに出ている不細工タレントは本当の不細工ではなく、不細工だとしても身なりやメイクが整っていて漂白されている。これは自然界で起きにくいのは、単純に身なりを(タレント級に)整えるのはお金がかかるからだと思っている。これにブーストをかけるのが昨今のショート動画の流行。
で、なぜイケメンでない男性が生きづらいのかと言うと、特に日本の告白文化だと、告白をするまで女性の本当の意思を確認することができない(男が女に告白して、女に「友達だと思っていた」とフラれる事象があるのは、そういうこと)。で、イケメンなら多くの人が好きなはずであるから、成功確率が高いと事前に分かった上で告白することができる。しかし、イケメンでなければ、よほど特別に近い関係にあって親密さを確認できる環境が整わない限り、告白が成功する確率は著しく不明瞭で、おそらく低い。これが未婚率の増加を物語っているのではないかなあと思いました。あと、告白する前の段階であっても、イケメンでない男性は、特にファーストコンタクト(や浅い関係性)で女性に近づいて拒絶されるか否かは、イケメンに比べて拒絶される確率が高い(内面もよく知られていないから)。だから、親密にもなりにくい。
「イケメンじゃない男性でも美人の彼女がいたり結婚していたりする」という反論に関しては、その男性が「そういう人」(生まれもった性質などでリスク許容性が高い)というだけで、一部の男性に限られた現象ではないかと考える。そうでなければ生涯未婚率が増加している説明はつかない。
ということで、伝統的なジェンダーにおける男性性、つらいよね。ということです。着想した段階では、なぜちゃんみなが人気なのか、という考えがありました。ちゃんみなをビジュアルよりも「強い女性」として人気である、と仮定して考えると、それは生まれもったビジュアルではなく強さ、すなわち「現世で変えられる」ところに希望を感じたからなのではないかと。「理想」は可愛い、きれいな美人かもしれないけど、現実的な折り合いとして「強い女性」が人気になるのではないかと(CHAIの"NEOKAWAII"という考え方は好きですが、生物学的にルッキズムを負かすのは非常に困難で、外見以外を切り口にした方が現実的かもしれません)。それならば女性が強くて男性がそれに預かる、みたいな関係性が魅力になってもいいのではないか、というか、それでしか現代の人間の未来はないんじゃないかなあ、などと考えたり。
「爺ちゃんの傍さ離れんなよ」
孫は聞いているんだか聞いていないのだか「うん!」と答えるが、その辺で拾った良い感じの木の枝を振り回し遊ぶ。木々が生い茂って独特の静寂さを持つ山中を老人とその孫、そして愛犬の五郎は進んでいった。
後年、知ることになるが本州の山林とは違い、ここ北海道の山は本州のそれとは違って非常に視界が悪い。本州の山林のほとんどは林業を営む方々が手入れをし真っ直ぐに樹木は伸びるが、北海道ではその圧倒的な森林面積により人の手が入っていない部分が数多く残り、文字通りの原生林として山の威容を示し、伸び放題となった木々は山中を行くあらゆる生命の視界を遮る。
老人とその孫の身なりは帽子、長袖長ズボン、長靴、本革製の手袋と手足首を覆う手甲と足甲は老人の妻、即ち孫から見れば祖母の手製だ。ハイキングならばまだしも老人と孫の装備は見るものが見ればひと目で生業を特定できる。猟師だ。可能な限り肌の露出を抑え、特に四肢を重点的に防護する見た目は娯楽ではない事を表す。
老人の右手には大鉈、左手には老人の背丈と同じ程度の狩猟槍、肩に猟銃を下げていた。孫は武器らしい武器はほぼ無いが猟に出る際にだけ持たされるマキリと呼ばれる小刀は腰に差されていた。マキリの持ち手には滑り止めを兼ねたフクロウを模した見事な装飾が施されており、この持ち手の作者は孫の目の前を行く祖父である。
この日は週のうちに何度も繰り返す山道の整備と捕獲罠の点検だ。祖父は大鉈で不要な草木を打ち払いながら進み、樹木の肌やその根本を観察する。昨今の報道でも知られるようにクマは樹木へ爪で傷を付け自身の縄張りを主張する。そして熊だけでなく多くの野生動物は排泄をする際に隠れるため木々の近くでする事が多い。
「爺ちゃんコレ!」と孫が樹木を指差す。孫はマーキングを見付けたと祖父へ伝えた。「おぉそうだよく見付けたべなぁ。クマが出っかも知れねぇから気ぃ付けろぉ」と孫を促す。当然ながら孫よりも先に祖父はマーキングに気が付いている。しかし孫の"発見"を褒めてくれるのだ。一応の確認として猟犬としてよく訓練された五郎へ目を配り何も反応がない事を知ると前へ進んだ。
いくつかの罠を巡ると、くくり罠に雄のエゾシカが捉えられているのを見付けた。祖父はそっと猟銃と大鉈を地面へ置き、槍を構えてエゾシカへ近付いた。そこそこの歳を重ねているであろうエゾシカはその場へ伏せていたが祖父を視界に収めると立ち上がるものの一切の抵抗を見せない。エゾシカはまさに威風堂々と言った立ち振舞いをし祖父を見つめている。祖父が音もなく踏み込み、首元から深く入るたったの一突きでエゾシカは倒れた。
馬ほどの体格を持つとは言え、素人目からするとたかが草食動物を容易に倒したように見えるが首元から様々な骨を避けて心臓まで一閃する達人の技だ。
実は昭和30年代に北海道で冷夏が相次いで森が飢饉状態となりエゾシカやヒグマ、キタキツネなど野生動物が人里へ大量に押し寄せる状態となったことがあった。その際に多くの民衆がヒグマに襲われるという事故が頻発し、若き日の老人は槍一本のみで日夜ヒグマを狩り続け、多いときには月に20頭以上、日に3頭ものヒグマを狩った。この若者は周囲の村落で大いに語られる槍の名手として名を馳せた。
その男気を聞きつけて槍を習おうとする男衆に混じり見物に来ていた女性は槍の名手の男に惚れ込んでそのまま押し入り女房となったという。それが孫の祖母である。
「奥義は下段」
孫は槍の名手たる祖父から毎日のように槍を習った。槍を習うとは言っても「まだ早い」と言われ穂の無い槍、すなわち単なる長い棒であり来る日も来る日も孫は祖父お手製の"槍"を振った。
祖父は口癖のように「奥義は下段」と言った。漫画の中で見るような敵を大きく吹き飛ばしたり環境大破壊を伴う派手な技でない。単に獣へ対して半身を取って穂先を地面すれすれに落とす構えこそが祖父の槍、アイヌの槍の奥義なのだという。
「槍を振った」と前述したが、実のところ槍を振り回すことはお説教を招く動きだった。「振るなァ!突かんかァ!」という祖父の怒号は今でも頭の中で鮮明に響き渡るほど毎度毎度同じ説教を貰った。
「突き引きが遅い!」「力任せに振るな!」「穂先を目線より上げんな!」「下段から何を出来るか考えれェ!」と覚えの悪い孫は何度も何度も同じ説教を受け続けたがコレがまたなかなか上手く出来ないものだった。祖父が用意してくれた的へ次々と素早く当てようとするとどうしても槍を振ってしまうのだ。
後年、孫は祖父の教えの真髄を1つずつ理解するようになってきた。
特徴と言えば祖父の槍、つまりアイヌの槍は内地(本州)の槍よりも短い。前述したが長さは使用者の背丈前後程度。これには理由があり樹木が生い茂る環境で内地の槍は振るうこと叶わず、まさに無用の長物となるのであった。内地の槍の長さは人間同士が平地で争うための長さだ。
これが理解できれば"樹木が生い茂る環境で槍は振るうこと叶わず"であり、槍は基本として突かなければならないというのも理解できるようになる。槍を振れば周囲の樹木へ当たる。しかも槍を使っているということは獣とまさに相対している時である。森林で槍を振るということは自らの死を招く愚行なのだ。
「下段を奥義」とするのも獣と相対した際の死活問題から来ていると今では推測している。半身で構える下段は体当たりしてくる四足の獣の動きへ穂先の反応が遅れたとしても槍の柄が使用者と獣の間に残り、槍の柄で防御へ転じられる。これが上段や中段の構えであれば穂先の反応が遅れた瞬間に獣の一撃を直接身体へ貰うことになるだろう。下段から何が出来るか?攻撃と防御が同時に出来るのである。
孫は何度か祖父が槍のみでヒグマを打倒するところを見たことがある。法令上、猟銃が使用できる範囲は限られ、猟銃使用許可のある場所であっても射撃方向に民家があると使用できなかったりするためだ。
「遠くへ行ってろ」と言われ祖父から離れるが、ギリギリ祖父を視認できる距離で見ていた。猟犬五郎は祖父の指示を受けるまでもなく孫が祖父から離れると護衛のように孫へついて行く。
奥義の下段を忠実に構える祖父の気迫は幼い孫が遠目で見ても物凄く伝わってくる。じりじりとヒグマとの距離を詰め、痺れを切らしたヒグマが祖父へ体当たりを敢行する。祖父の動きは音がしない破裂音である。パンッと鳴ったと錯覚するような鋭く素早い動きでヒグマの体当たりを回避したかと思えば、ヒグマは自ら後ずさりする。祖父の槍の穂先がヒグマの血で赤く染まっていた。
ヒグマの口から鼻先が切り裂かれているようだ。瞬く間に祖父はヒグマから後の先で呼吸を奪った。命のやり取りという極限のストレスの中で呼吸が難しくなるというのは息をする者にとってはかなりの重荷を背負ったことになる。時間が経てば経つほどにその巨体が自らに重くのしかかり、逃げることすら困難にさせる。
体当たりは分が悪いと悟ったヒグマは祖父へ怒涛の勢いで距離を詰め、右前腕での引っ掻きを狙うが右前腕の起こりに合わせ祖父は瞬時に熊の手を下段から貫いた。ヒグマはあまりの激痛からか唸りとも呻きとも取れる声をあげて四足を地へ付く姿勢に戻ろうとするが右前腕は軽く浮かせたままである。
三足となったヒグマは再び必死の体当たりを敢行するが祖父は素早く真横へ体当たりを回避し、三足となり横方向の動きが制限されたヒグマは祖父の動きを視線でしか追えず首へ必死の槍を受けた。祖父は力なく地へ沈むヒグマの様子を見ると距離を取り2分3分と下段の構えを解かずヒグマの様子を伺い続けた。
短いようで長い時間が経つと下段の構えを解き、祖父が手を振って終わりだと合図したことを察した孫は祖父へ駆ける。仕留めたヒグマは体調2mを優に超える大物だ。「すごいすごい!」と興奮する孫をよそに祖父はニヤリと意地悪く笑って孫へ「血抜きすんぞ」と告げた。
ヒグマはメートル100キロ、2m超のヒグマは200kg以上である。これを老人と幼き孫が気合いで持ち上げ木へ吊るして血抜きするのである。祖父との狩猟で最も楽しくないのが大物の血抜きという重労働であり「忘れてた!」と声を出さずともわかる表情を孫は浮かべた。
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父が「来月から毎日山を見て回るぞ」と言うので幼き日の思い出を書きました。
私が1人でヒグマを獲ったのは二十歳を越えた頃、何かあったときのために祖父が後ろで見守りながらだったという、祖父とは違って槍下手なのですが私程度であっても昨今の情勢で何か社会のお役に立てれば幸いかなと。
では、行ってきます。
Permalink |記事への反応(12) | 08:02
そこでヘルプマークを持った初老の男性がきたのだが、まぁ他の座席も空いているし譲る必要なんてないであろうと思って何かアクションを起こさずにいようとしたのだが、
なぜかその男性は私のところに来て顎をまるでアヒルのように突き出して「ンッンッ」と。
はてなんの事だろうと思っていると、「そこがいいんだ」と言われたのだ。偶然にも、隣の聖母マリア的倫理観持ち主の親父が譲って「どうぞー」って声かけをしたので、まぁ私はええかと思ったのだが、「ンッンッ」と返されるだけ。
あれが今でも許せない。
確かに、優先席はジジイのカスどものために用意されているわけで、18のガキに向いている席でないかもしれない。ただ、横を開けているのになぜ私のところにわざわざ座ろうと思うのか。あれなのか18の私が席にすわっているには気に食わないと言うのか。
自分語りになるが、私は片毒親で生きてきて、メンクリにも行っている。自殺もしようとしたこともある。(医者からすれば軽い抑鬱だけでモーマンタイらしいが)
障害者という枠組みでのうのうと生きてきて、社会から自動で救ってくれて、きっと親もいる。そこは知らんが。なんであんな“強者”に席を譲らなければいけないのだ。18にして人生に絶望し、救いもない私がさらに虐げられなければいけないのか。若者だから苦労しろ?クソ喰らえだ。
偶然だけど、だいぶ前に私が毎朝通勤で歩いて通り過ぎるバス停でも同じことがあった。中央区の、とある路地にある小さな停留所だった。大通りから一本入っていて朝でも人通りは少なめ。皇居が近いかもしれない。
そこでバスを待つのは、大抵、制服姿の女子高生か中学生のグループだ。彼女たちはいつもバス停で、地面に荷物を置いてしゃがみ込んでる。お話をしたり、スマートフォンを眺めている。
初めてそれに気がついたのは、今年の春。朝の八時頃かな、私がバス停の脇を通り過ぎて、駅へ向かう。その数メートル手前で、いつも同じスーツを着た、年齢はたぶん40代くらいの会社員が立ってた。
そいつは毎朝、私よりも少し前にバス停に到着して、女子高生たちの数メートル後方、建物の壁際で立ってた。
最初はただのバス待ちだと思ってた。商店の軒下を借りてるようなバス停だからか、ベンチはないし。でもある日、彼が持っている大きな書類カバンがしゃがんでいる女子高生の一人に異常なほど接近していた。
状況説明は端折るけど、そのカバンを利用して、そいつは彼女らのスカートの中を盗撮していた。
わかりたくはなかったけど、理解した。カバンの中に小型カメラでも仕込んでいるのか、あるいはカバンで体を隠しながら、携帯で覗いているのか。そんなのはどうでもよくて紛れもない悪意だった。なんで男性って、こんなことするんだろうか。
私はその日、何もできなかった。会社でも気分が悪いままだった。
私はそいつと同じ時刻にその路地を通って、バス停に行くことが多かった。悪い意味で意識していた。
そいつは毎日のように、盗撮をしてたと思う。私はまるで共犯者みたいだった。だって、私は何もしていなかったから。
どうして声を上げないの?と自分に質問したけど、理由はシンプルだった。関わりたくない。それだけ。
ただでさえ会社が遠くて、毎日早歩きして出社時刻ギリギリなのに、時間を取られたくない。なにより、その男が逆上して何をされるか分からない。
でも、彼女たちは何も知らないんだ。心が痛かった。いつものバス停で、悪意の視線に気づかずに、他愛ない話で笑い合ってる。「見て見ぬふり」の罪悪感が重くなった。でも、どうしたらいいんだろう。彼女らに言うわけにもいかない。
それから何週間も、何十回も、私は彼から目を逸らして、早足で通り過ぎた。
でも、その男の行為は次第にエスカレートしていった。ある朝、カバンを地面に置くと、片方のスマートフォンを不自然に低い位置で、女子高生の真後ろ?に突き出すように持ってた。
隠す気があるんだろうか。て思ったけど、犯罪者というのはそういう心理なのかもしれない。
その瞬間に、怖かったけど、私は行動を起こした。
正義感というより、何週間も積み重なった自己嫌悪とか、または強迫観念だった。こいつの悪意を許した人間になりたくなかったのが何より大きい。
「何してるんですか!」
声をかけると、そいつはビクッとして振り返った。その顔は、毎朝見ていた会社員の顔というよりは、全然違う人みたいだった。
携帯とか荷物をそいつは隠そうとしてたけど、私が手を伸ばして、携帯を持っている彼の腕を掴んで、それからは、あの一昨日の増田で痴漢を捕まえたのと似たような展開だった。
しゃがんでいた女子高生たちは驚いて立ち上がってた。様子まで見る余裕はなかったけど、絶対に怖がっていた。
その男が腕を振り払おうとして、「勘違い!」と叫んでたけど、そのまま膠着状態になって……そしたら、周りの女性がこっちにきてくれた。私が「警察」と言ったら、誰かが通報してくれた。私は意地でその場を動かなかった。
サイレンと一緒にパトカーが到着して、警察官がお互いに事情を聞いて、十分以上が経って、男は現行犯に近い形でパトカーの後部座席に乗せられていった。その間、女子高生たちは呆然と立っていたはずだ。
驚いてる子もいたし、困惑してる子もいたし、泣いている子もいた。恐怖だったと思う。でも、警察官とか、私が彼女たちが「大丈夫だよ~、もう行って」と声をかけるとが、次のバスに乗っていった。
一件落着。めでたし、めでたし。と言っていいんだろうか。
お巡りさんが現場からいなくなる時、周囲には野次馬がいなかった。ドラマやアニメみたいに、もっとたくさんいるって、勝手にそう思ってた。あの瞬間も、実はそんなにいなかったのかも。
ふっと力が抜けて、バス停のある商店のガラス戸のところに背中がくっついた。少し休憩して、会社に向かった。
会社に遅刻したのは言うまでもない。私は、あの日のことは正しかったと思っている。声を上げたことは、絶対に間違っていなかった。
勇気を出して、会社の総務の人に事情を説明すると、総務課長の人を呼んでくれて、「有給使わなくていいよ」って言われた。嬉しかった。
今では、実はあのバス停を避けて通っている。また、あんな思いをするのが怖いのだと思う。
あの女の子たちは今、安心してバスを待ってると信じたい。できればだけど、またあんなことが起こってるんだとしたら、今度は私ではなくて、ちゃんと勇気のある、できれば男の人が注意してくれるんだと信じてる。
あの痴漢を捕まえた日記にもあったけど、本当に世の中は助け合いだと思う。
あの子達だって、別の形でほかの人を助けるのかもしれないし、私だって、今負っている心の傷を、誰かに癒してもらうことがあるのかもしれない。
でも、私は本当の意味で、あそこにいたんだ。それで、あの子達を助けられたんだって思うし、そう思いたい。体を動かせた自分が今では誇らしい。読んでくれてありがとうございました。
中学のときの一番の友達が金持ちだったんだけど(渋谷区神宮前に土地とビルを所有しているのに、わざわざ閑静なS区に引っ越してきて家賃月額30万円の一軒家に住んで血統書つき犬2匹飼ってるレベル)
弟に野球の才能があって専業主婦の母親が遠征だの送り迎えだのあらゆる面でサポートしてたぞ
結果的にその男の子は読売ジャイアンツの一軍有名投手になったのだが、あれくらい金持ちでないとスポーツにおいて万全のサポートはできないんだなと思った
その子は有名大学にスポーツ推薦で入れたのでスポーツのおかげで学歴もついてきたし、今はコーチをやってるから名声も収入もある
スポーツの才能とそれに打ち込める環境があって人生大成功したケースだな
増田の場合は子ども本人にやる気もないし母親がそもそも消極姿勢なのでやめておいたほうがいいんじゃないか? その程度の気持ちで今後万全なサポートなんてできないのではと思う
スポーツで大成する子なんて稀だから、なかばギャンブルみたいなもんだし、普通に勉強して自分に合った大学に行くほうが親子ともに幸せな人生が歩めそうだ