
はてなキーワード:ごっこ遊びとは
はてなに書いてみたいと思った。
その子とは長年連絡を取り合ってなかったが、実は先日、親戚付き合いの時に出会った。祖父方にあたる親戚の家のダイニングで。
その時に思う事があって、増田をしたためることにした。増田はたまに短文を書くくらいである。
その子と初めて会ったのは、私が21才の時だった。当時は茨城県にある大学で電気工学を学んでいた。夏休みの帰省先である実家は、(秒速5センチメートルの聖地)隣の栃木県にあった。
ある夏の帰省時に……その実家から、ほどなくの距離にある親戚の家に行ったのだが、玄関に入った時に、はとこに当たる子がいた。
当時は「はとこ」という単語は知らなかった。誰がどの親戚筋にあたるとか、そういうことにも興味なかった。ただ「女の子がいるな」としか思わなかった。
その、はとこに当たる子なのだが、『野乃花』ということにする。プリキュアの方ではない。野乃花(ののか)は玄関口で私と目が合って、「こんにちは」と言ったのかな。それは覚えている。
帰省時に親戚の家に行っても、一応成人である私は暇を持て余していた。子どもの頃から何度も行ってるが、その時みたいに居間でくつろぐことが多かった。周りは子どもばかりである。
親戚の子どもたちは皆ゲームをしていた。スマブラというゲームだった。大乱闘スマッシュブラザーズ。
私は任天堂のキャラをほぼ知らなかった。ピンク色のあれがカービイって言うのはわかったけど、あとは知らないキャラだった。ピカチュウも辛うじてわかったくらい。
ゲームを一切しない子どもだった。家にスーファミもPS2もなかった。家の近くにある里山に出かけて、危険であろう山奥まで踏み込んで、昆虫やトカゲを捕まえて飼育するのが好きだった。日本にいるはずもないチンチラがいないか探そうとしていた。
親戚の子ども達は居間でゲームするだけじゃなくて、子どもらしい身体を動かす遊びもしていた。外での運動だった。まさにスマブラ。
居間でも、廊下でも、玄関でも、これでもかというほど広い庭でもそうだった。私は成人男性だったけど、元気のいい彼ら小学生の相手をすることもあった。
野乃花は、大人しい子……でもなかった。わーきゃー言って水鉄砲を打ったり、私に体当たりをしてゴロンとひっくり返っていた。溌剌な子だった。
野乃花はその時、7才だったはず。14才差なので。小学校に上がった年である。いい頃合いの年齢ということで、(私から見て)遠い親戚の人も、野乃花を本家筋の実家に連れてきたのだろうか。
それはそれとして、大学生であるというのに私は、毎年夏や大晦日になると……その親戚(本家筋)の家に行っていた。小学校~中学校の頃は、それこそ年に何度も。
うちの母親が私や兄弟を連れて行くと、祖母が漏れなく一万円をくれるのだった。うちの母親は、ことあるごとに其処に行っていた。子どもを連れて。ある種の集金システムである。
私は子どもながらに察して、祖父母にあざとくした。可愛い子だと見られようとした。今思えば浅ましい考えかもしれないが、毎回寄るだけで一万円をくれるのだから、それくらいは当然と思っていた。
中学生や高校生になると、親戚の家に行くことはなくなっていた。
しかし大学に進学すると、また急に行く頻度が増えた。私と祖父が同じ大学出身で、学群も同じ(祖父の時代は学部)だった。お気に入り度が上がったのだと思う。
20才になる年に入ると、祖父のとっておきの日本酒や焼酎を飲ませてもらった。あの頃はおいしい酒の味がわからなかった。モンテローザ系列の味に慣らされた舌には、明らかに上の味だったけど。
え、野乃花?あの子は、、、私が22才、23才、24才になる年も、毎年ずっと会い続けた。親戚の家に行く度に必ずいた。ほかの子はいないこともあったし、来なくなる子もいたのだが。
今思えば、懐いていたと思う。よく会話をしたし、ごっこ遊びにも付き合った。
夏休みや冬休みの宿題を私が教えることもあった。「増田くん。あたまいー!」とよく言ってくれた。私は漢字に弱かった。今でも書き誤りをすることがよくある。
野乃花に、「こないだの発表会でね、その旨(うま)をまとめて発表します」と読み間違えた話をしたが、さすがに理解してくれなかった。
ある日、曇天で雷が鳴っている時に、雷を素早く動いて躱せるのかという話になった。私が「雷はね。上から落ちてくるんじゃなくて、下から上に昇ってるんだよ」と伝えると、「うそ。ほんとー。今度試してみる」と言った。「絶対に試したらダメだよ」と釘を刺した。
野乃花について、はっちゃけた雰囲気の子を想像するかもしれないが、実際は年齢に見合わない利発な子だった。理屈っぽい私の話を、「へえ」と面白がってくれる唯一の人間だった。
夕食の時は席が大体隣だった。誕生日プレゼントをあげた時は抱き着いてきた。年齢差はあったけど、会話が弾んだ。
親戚の大人達が家にいない時だと、2人きりになることがあった。かくれんぼとか、鬼ごっことか、ノートPCでヤフーのポータル画面を開いて、いろんなことをググったりした。(ほかの親戚と一緒に)花火大会にも行った。水族館にも。遊園地にも。
彼女は明るくて溌剌としていて、私みたいな陰キャラとは違った。いわゆる"いい子"だった。はてなブックマークでいうと、女性ブクマカでトップコメに入りがちな、快活な方々がおられると思う。あんな感じの、知性やユーモアを伴った明るさである。
25才の頃は、新卒で入った茨城県にある電機メーカーに勤めていた。
親戚の家に行くのは、年に2回ほど。祖父は、私が社会人になっても毎年お小遣いをくれた。「早く技術士になれよ、期待してるぞ」って、行く度に祖父が言ってた。それから十年もかかったが、祖父と同じ電気分野で技術士の試験を通った。
それくらいの年齢になっても親戚の家に行ってたのは、野乃花のことが頭にあった。私に懐いてくれる女性というのは、それまでの人生で彼女しかいなかった。私はモテなかった。はてな語で言う弱者男性。
ある年の夏だった。自家用車で一人でその家に行くと、玄関口の廊下に野乃花がいた。靴を脱いで、家の廊下に上がったところに古い掛け時計があった。ずっと昔からあって、玄関に上がる時は時刻を見るクセがあった。
廊下に立っていた野乃花に近づいていって、野乃花の両肩に手を置くと、野乃花が唇を突き出した。キスをした。口にする方だった。
私は別に、ロリータの同人誌やアンソロジーを持ってたわけじゃない。そういうR18コンテンツに触れたこともない。当時の私は、社会人としての勤めや、理工学の勉強の日々の傍らに、読書をしたり映画鑑賞をする男だった。年少への性癖はない。ただ、孤独への性癖があっただけだ。
野乃花とのキスというのは、その時が初めてじゃない。鮮明でない記憶だけど、初めての時は、私が22~23才くらいの時だった。野乃花が8~9才くらい。
親戚の家の中ほどにある居間で、2人だけになってる時に、身体が不意にくっついて……その流れで、人生で初めてキスをした。少し大人になれた気がした。
それからは、2人になる度に、親戚の目がない時にキスをしていた。唇を合わせるだけの簡単なやつを。一日に何度も。別に理由はなかった。私も野乃花も、ただしたかっただけだと思う。
野乃花が小学校を卒業する年の2月だった。初めて2人だけで外に出かけた。それまでは、親戚付き合いの中で、花火大会とか水族館とか、飲食店などに一緒に行っていた。それが、野乃花が親に携帯電話を買ってもらい(青っぽいガラケー。私はスマホ)、LINEでやり取りするようになった。
デート場所は茨木駅周辺だった。茨城ってぶっちゃけ、鳥取~島根クラスに何もないところだけど、大きい駅の周辺では、ショッピング、グルメ、自然、文化体験など色々楽しめる。野乃花のいる栃木でもよかったけど、『秒速5センチメートル』ごっこになってしまうのでやめた。積雪で電車が止まるかもしれない笑
その日は、夕方まで一緒に何時間も過ごした。最後は美術館に行って解散した。帰りの電車賃は社会人だった私が出した。それ以外の、食事代とか入館料は割り勘だった。出そうとすると、野乃花が嫌だと言った。
電車が出る時間になってホームで別れる時、「楽しかったね」と私が言ったら、野乃花が「今日、一緒にいられない?」と聞いてきた。潤んだ瞳だった。吸い込まれる瞳ってどこかの小説に地の文があったけど、あれは作者の実体験だったんだと感じた。
「仕事あるからね。また今度ね」と言うと、野乃花は俯いて電車に乗った。最後に手で肩に触れて、「バイバイ」ってお互いに言った。野乃花は泣いていた。
あの頃は、年齢差のことを考えることがあった。私と野乃花の年齢差は、年度でいうと14年分。一番最初に会話した時は、小1と大3だった。
(以下閑話)※当時のメモを参考
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年齢差についての関数
年数をxとして、お互いの年齢の比をf(x)とすると、f(x) = (a+x) /(b+x)となる。年数xを経る毎に0<f(x)<1で単調増加で1に近づく(極限操作)。
お互いの年齢比が0.5になるときの経過年数は、式変形によりx=2a-bで表現できる。この比率をもっと一般的に表現すると……。上記のf(x) = (a+x) /(b+x)を微分すると、商の微分でf`(x) =(a-b) /(a+x) ^2
f`(x) =0になる極値は……?と考えると、残念ながら存在しない。
元の関数f(x) = (a+x) /(b+x)というのは、式変形すると、f(x)=1+((a−b)/(b+x))となる。これは、f(x)=a/(b+x)という直角双曲線をグラフ平面において平行移動させたのみである。
直角双曲線は微分可能であるが、極値がない。正負の値を関数に入れると、グラフ上で左右に分かれて存在することから、右極限と左極限が一致しない。
方程式 f`(x) =(a-b)/(a+x) ^2において、a−b=0が成り立つのは、a=bの場合のみ。導関数はゼロ。定数関数であり、傾きはない(定数関数が微分可能かどうかは流派による)。a≠bだと、導関数がゼロになるxの値が存在しない。
年齢算という算数を扱っている以上は、関数の形状はシンプルである。一番知りたい特定の値に向かって方程式に数値を入れるのみ。私は複雑な答えを求めたが、その行為自体が適切でなかった。つまり、二人の年齢差というギャップは、数学的には永遠に埋まらないという無慈悲な証明だけが残った。
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(閑話終わり)
野乃花が中学生になった年だ。私は茨城県にあった電機メーカーを辞めて、他業界のIT企業に転職した。広島市に営業所があるメガベンチャーだった。
仕事に忙しい日々だった。距離があるので関東に帰ることも無くなって、それで……野乃花とはそれっきりになった。LINEのメッセージも、いつの間にか途絶えた。既読無視をしたのは私の方だ。
今は独立して、都内でIT関係の下請けをしている。フリーランスだ。ハイクラスエンジニアでは決してない。うだつが上がらない日々だけど、いつかは1人社員の株式会社にしたいと思ってる。今の自営業の屋号は、結構厨二が入っている。実年齢よりも幼い人間なのだと感じる。
なぜ、この日記を書こうと思ったか。正月に野乃花と会ったのである。もちろんあの親戚の家で。あそこに行くのは久しぶりだった。
其処に行く途中の車内で、母に聞いた。あの家は祖父も祖母も亡くなっていて、今は叔父夫婦が住んでいるだけ。跡継ぎはいない。子どもはいたが、みんな自立したらしい。大きい家なのに勿体ないって、そんなことを思いながら親戚の家に着いた。
玄関を上がって、あの時の古い掛け時計が別のに変わっているのを見て、それから台所(兼ダイニング)に行くと、親戚が何人か座っていた。その真ん中あたりに……野乃花がいた。
野乃花と会うのは約15年ぶりだった。
私と目が合うと笑顔になった。ダイニングの隣にある小さい居間では、親戚の子達が皆で一緒にタブレットでアニメを観ていた(私はここ数年アニメを見てない)。少年の時、ボードゲームをしていたのが懐かしい。あの頃より人数が減っている。
話は変わるけど、もし『グノーシア』のボードゲームや、人狼ゲームがあったらやってみたい。一生叶うことはないだろうけど――もしアニメ化もされたら観てみたいと思う。
野乃花を見た後で考えた。
まだ夕方ですらなかった。これから何をしようか、どうやって暇を潰そうか。スマホを操作するだけでは勿体ないし、懐かしいその辺りを散歩しようと思った。
本当は野乃花と話したかったけど、連れていくわけにはいかないし、話せるだけの心の余裕もなかった。それに、野乃花は夕食の準備を手伝っていた。
近所の散歩が終わって、台所兼ダイニングで豪華な夕食を食べて、ビール瓶を何本も空けて、親戚連中の大人(あの頃の子ども達)とたくさん話をして、トイレに行ったり、親戚の子の遊びに付き合ったり、お年玉(※宿泊費)を払ったり、十数年ぶりの親戚の家は懐かしい。野乃花はずっと飲み会を手伝っていた。
飲み会の後、ダイニングでスマホをいじっていると、深夜が近づくにつれて親戚の数が減っていった。「そろそろ寝ようか」と思ったところ、廊下から野乃花が入ってきて、こちらに歩いてきた。私の隣の席に座った。結婚指輪はしてなかった。
「久しぶりだね」
と私が声をかけると、
「増田くん元気そうだね」
と返ってきた。
面影がすごく残っていて、懐かしい感じがした。
子どもの頃の就寝時間は午後十時だった。今は大人だから、あと一時間は起きていられる。野乃花と喋ってから寝ることにした。
思ったより多くの会話をした。卒業した学校とか、就職先とか、今の趣味とか、好きな本とか、最近観た映画とか。私はサブカルが好きだけど、野乃花もそうだった。アニメだと『ブルーロック』の話をした。エゴの塊みたいなキャラの話で盛り上がった。漫画・小説の話もした。吾峠呼世晴の初期短編集は2人とも読んでいた。
でも、野乃花が不意に言ったのだ。
心臓がドンって叩かれた。この時まで、悪いことしたという思いはなかった。
でも、この時になって、私があの頃、どういうことをしていたのかって、そういう思いが一瞬で頭の中を駆け巡って、後悔が襲ってきた。
「迎えにきてくれると思ってた。連絡がほしかった。私は増田くんに会いに行けないのに」
野乃花を見ると、涙を拭っていた。鼻もすすっていた。
それから沈黙が続いて、「ごめんね」と言った。そしたら確か、「増田君は結婚したの?」と聞いてきた。
結婚どころか、離婚まで経験していることを話すと、野乃花は爆笑していた。机に突っ伏して、本気で笑いを堪えている様子だった。話を続けると、野乃花も一度離婚を経験していた。
なんだか変な雰囲気になって、それからまた、さらに笑える話を(お互いに)続けて、そうこうしてると午後11時になった。LINEの連絡先を交換して寝室に入った。
読者の方は察してるとは思うが、私はいわゆる発達障害である。診断済みだ。
メガベンチャーに転職をして地方都市に引っ越した後、仕事の人間関係で苦労することがあった。明らかにおかしいと思い、精神科医に診てもらったところ、様々なテストの後に、そういう診断が出た。子どもの頃からの行動傾向を見てると明らかだった。
ある情報によると、発達障害の精神年齢というのは……実年齢×0.60~0.70らしい。青春期の、精神が最も発達する年代に脳が発達をしてくれない(脳発達のピークが30代にくる)。
一方で、一般的な女の子は、男の子よりも数才精神年齢が高い。ということは、最後に野乃花と会った時の精神年齢は……私だと26才×0.60~0.70≒15~18才ということ。野乃花が実年齢12才+2~3才とすると、14~15才ということだ。
あれ、なんだこれと思った。そういう視点で考えると、野乃花との年齢差があっても話が通じたことの合点がいった。
話は以上である。
我ながら恥ずかしい執筆体験だった。私の言葉で思い出を表現できてよかった。理屈っぽくて読みにくかったとは思う。
でも、言葉にしたかった。あの時、親戚の家のダイニングで、20代後半になった野乃花と再会した時の衝撃とか、それよりずっと前の、野乃花との楽しい日々の思い出とか。ここで、こうして吐き出すことができてよかった。
明日からは、また一人のはてなユーザーである。みんなの面白い日記を、また読ませてほしいです。ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。
ずっと他所で書いてたので縁がなかったが、ここは誤字報告って機能がある。
だがこの誤字報告、明確な誤用ではなく、この表現はさすがに筆者の好みで使い分けていいだろ……という些細な部分まで粘着して指摘してくる特定ユーザーがいる。
スルーして訂正せずにいると、楽しく語り合っている感想掲示板にまで出てきて、聞いてもいない知識を勝手に開陳しはじめて空気をぶち壊す。
まあいるよねこういう奴。人が楽しそうにしてると気に入らなくて、自分が混ぜてもらえないのが気に入らなくて、いきなりその場の全員に水ぶっかけただけで参加して存在感示したつもりになる奴。
そういう奴だから仲間に入れてもらえないんだよ?辞書にしか出てこないような、誰も気にしてない細かい使い分けについて学ぶ前に、まずお前は幼稚園で学ぶようなことをしっかり学んできてください。
作者は感想掲示板の空気壊したくないから穏当に対応せざるを得なくなる。
こういう、ムキー!僕チンが折角誤字を訂正してあげたのに努力を無駄にするー!って勝手に頼んでもないことをしてきて勝手にキレて去る奴さぁ。
じゃあお前が国語的に正しい完璧な作品書いて圧倒的な評価もらってみろよ。
できねぇだろ。お前創作とかできねぇからひたすら誤字報告してんだもんなぁ。
おめぇは編集者でもなんでもねぇんだよ。ごっこ遊びならよそでやれ。
というメッセージを送ろうと思ったが規約違反に抵触しそうなのでやめた。
まあ社会不適合者に直接殴り返すのもたしかに危険だね。相手は無敵の人だろう。
明らかな誤字ではない解釈程度の誤字報告が繰り返されたら運営に報告。
そして即ブロック。
これが一番ですかね。
まあ、解釈程度の誤字報告訂正を繰り返し、従わなかったら感想掲示板の空気をぶち壊すという迷惑ユーザーを晒せる機能は追加してほしいがな。
これはSCRAPという会社が展開している謎解きの一ジャンルのようなものだ。
最近は謎解きと言っても、その内容は多岐に渡る。
代表的な例を挙げれば、参加者は突然部屋に閉じ込められて、部屋の中にある謎や暗号を解き明かし、時間内に脱出できなければ死ぬ、とか。
爆弾が会場に仕掛けられていて、時間内に暗号化された爆弾解除マニュアルに沿って爆弾を解体できなければ、爆発して死ぬ、とか。
もちろん、実際に爆弾が爆発して死んだり、一生部屋に閉じ込められることになったり、借金が返せなくなって地下労働施設で働かされたり、ということはない。そんなことが本当に行われているとしたら、犯罪に他ならない。
これは「ごっこ遊び」であるからこそ、担保されている面白さだ。
ところが最近、この「ごっこ遊び」のラインを越えてこようとする公演が増えている。
謎解きとは、絶体絶命の状況を打開するために、通常では考えられない打開策、奇を衒った発想が求められるジャンルである。それゆえ、尖った内容が歓迎される風潮がある。それを突き詰めていくと、タイトルのような公演ができあがってしまうのかもしれない。
さて、タイトルの公演だ。
当該公演は、今年の8月。フェス(いくつもの謎解き団体が出展する催し物のこと)で行われた個人制作者による公演だ。
なお、この公演では、5万円でゲームを鑑賞する権利を得られる観覧チケットというものが発売されていた。
謎解きと分類していいかは議論があるだろうが、昨今は謎解きと隣接ジャンルの境が曖昧になっているし、当該公演の制作者は謎解きの制作者として有名なので、ここでは便宜上謎解きと呼ぶ。
詳しいゲーム内容については、他の人がまとめてくれているし、この文章の主旨ではないので触れない。簡単にまとめれば、このゲームは順位戦であり、いくつかのゲームを通して、参加者に順位をつけるものであった。
そして、このゲームで最下位だった参加者は、運営にパスポートを「預けて」おり、それは11月現在、参加者に返却されていない。
・ゲームに負けるとパスポートを運営に預けなければならないことは事前に運営側から説明があった。
・その説明を受けた時点で、参加者には公演参加を辞退する権利 があった。
・誓約書を提出した。
このことから、主催者と参加者の間では、「ゲームに負ければパスポートを運営に預ける」という同意はとれていたと考えられる。参加者も、パスポートが普段の生活で不要な人たちなのだろう。
もちろん、最下位となった参加者が心変わりをして、パスポートの返却を求めて訴訟を起こせば、公序良俗に反する契約と判断されて、契約が無効になることは考えられる。
第二十三条 次の各号のいずれかに該当する者は、五年以下の拘禁刑若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
三 行使の目的をもつて、自己名義の旅券又は渡航書を他人に譲り渡し、又は貸与した者
四 行使の目的をもつて、他人名義の旅券又は渡航書を譲り渡し、若しくは貸与し、譲り受け、若しくは借り受け、又は所持した者
すなわち、パスポートを「行使の目的をもつて」他人に譲渡・貸与(「預ける」という表現を参加者は使っているが、実際には本人名義のパスポートを他者に預けている時点で、極めて譲渡に近い)すると、譲渡・貸与した側も、された側も、罰則を受けるということである。
もちろん、この辺りについても、なにかしら対策済なのだとは思う。たとえば、実際にはパスポートは運営の手元にはなく、鍵のかかった箱の中に入った状態で、参加者の手元にあり、鍵だけを運営が所持しているとか。(そうであるとしたらだいぶつらまないが、安心はする)(そうであるとしても、他者のパスポートを行使できない状況に置くことは法的に問題がないのか)
本当に預かっていたとしても「行使の目的」ではないことを客観的に証明できるだけの「なにか」を用意できるから、公演を打っているはずだ(そうだと信じたい)
いくら個人公演といっても、こんな公演を打つのであれば、リーガルチェックは入れているはずだ。
「なーんだ、法的な問題はなかったんだね!」「面白いから、いいよね!」「主催も参加も自己責任だもんね!」「仮に何か問題があっても、主催者と参加者の問題だから、俺には関係ないし」
めでたし、めでたし。
…こういう見方が、謎解きを嗜む人々(以下、謎クラと呼ぶ)の間ではほとんどだ(あまりにヤバすぎるので、触らんどこ、かもしれない)
謎解きの世界では、制作者と参加者の距離が非常に近いため、表立って公演に文句を言う人は少ない。作者が有名制作者であれば、なおのことだ。
いや、僅かながら、この公演の危うさに言及している人はいる。パスポートを賭けることの面白さに疑問を呈している人もいる。Xで何も言及できない自分からすれば、勇気ある行動だ。
主催者とパスポートを預けている参加者は、現状、パスポートを主催者に「預けている」という体で発信している。法的な問題を回避しているという説明も、その方法も、主催者からはなにもない。第三者から見れば、(謎解きの名のもとに)違法行為が行われているように見えて、それが堂々と発信されている。この危うさについて、謎クラにはもう少し考えてほしい。
残念ながら、既に然るべき機関に通報を行っていることを示唆する投稿がXで発信されている。善良な一般市民は、警察や入管に通報することを驚くほど躊躇しない。それが治安を維持しているのであり、時に、それで行政の仕事は圧迫される。通報の数が増えれば、行政としてもなんらかの措置を講じなければならない。
詳しい人にとっては「あの人の作った公演」だが、周囲からすれば「みんな謎解き公演」である。
今から10年前、常設の店舗を持つ謎解き団体なんて、数えるほどしかなかった。電車の広告に、今ほど謎解きの広告があることもなかった。どこか、ビルの一室でそういうイベントやるところがあるらしいよ。そんなレベルだった。
大手の団体や企業が、謎解き文化の発展に尽力して、鉄道会社や自治体が周遊謎(街を歩きながら、謎を解き進めるタイプの謎解き)を定期的に開催してくれるようになってくれたところで、これである。
ある程度の規模の企業や自治体が、謎解きに参画するには、クリーンなイメージが必要だ。そういう謎解きのテーマにカジノやデスゲームが採用されていないことからもわかる。
尖っていたり、狂っていたり、他人と違うことをする自分が格好良く見えたり。純粋にすごいパズルが作れるとか、特徴のない人間ほど、そういう方向に走りがちだ(しかし、今回の制作者はこれを実行に移しているのだから、その点ではすごい。勇気がある)
ただ、個人で制作しているようであって、謎解き文化の一端を担っている。馬鹿が馬鹿やって法の網目を通り抜けるような公演は、身内だけで打ってもらって、外部にも公開しないでほしいと思うところである。
アドベンチャーやミステリーでストーリー目当てにするのはまあ分かるんだよね。
物語を先に進めるのとゲーム部分って全く連動してなくて、伏線について頭を捻るよりも装備品で耐性パズルするかどうかじゃん?
まあパズルゲームにしろSTGにしろ9割のゲームがそうなんだけどさ、つまり俺は9割のゲームにおいてストーリーはメインじゃないと思ってるわけよ。
でも世の中にはいるじゃん?
「俺はストーリー目当てにFGOやブルアカをやってるんだ」みたいなのが。
はぁ?
ストーリーなんて全体の2割程度。
それならその時間で小説や漫画でも読めば10倍大好きなストーリーが味わえるだろ?
俺だって別にゲームにストーリーは必要ないと思ってるわけじゃないよ?
でもストーリーを目当てに遊ぶんだったら、それはストーリーと密接に根ざしたゲーム性であるべきだと思ってる。
Outer wildsとか逆転裁判とか、ストーリーを追いかけること自体がゲーム性そのものみたいな作りのゲームだと「俺がこの物語を解き明かしたんだ」って感動は確かにあるよ。
でもドラクエみたいな結局はレベルを上げて雑魚をボコってボスをやっつけるゲームの場合におけるストーリーって、戦闘を楽しむための背景でしかないじゃん?
強くなる過程にごっこ遊びを支える頑丈な屋台骨があるのは良いことだと思うよ。
スカスカなストーリーのゲームとか「これクッキークリッカーでいいよな?」ってなりかねないのも分かるし。
でもストーリーとゲーム性の間のつながりが薄いゲームを「ストーリー目当てに遊ぶ」ってのは理解不能だわ。
俺がドラクエ遊ぶのはレベルを上げて強くなってくのが楽しいからだし、もちろんせっかく強くなるなら強そうな見た目や設定のボスを倒せるようになることが目標のほうが楽しいとも思ってる。
だってもしラスボスがキングスライムだったらクソゲーじゃんドラクエなんて?
んでまあプレイのおまけ程度に思っててもなんだかんだ感情移入してしまうこともあるからさ、「このRPGのストーリーめっちゃ好き」みたいなのは分かるのよ。
それならまだ「エロ同人で寝取られる気分になりたいからソシャゲをプレイして好きになったキャラはお迎えしてキッチリ育てた上で脳破壊に向けた位置エネルギーを貯めてる」のほうが理解できる。
マジで分かんねーんだわ。
あれか?単なる格好つけなのか?
もしかして俺が変わってるだけかな?
自分はパートの事務員。ダイバーシティとやらで、部署の非正規雇用のみんなで障害者の面倒みとる。社員は、いつの間にかその障害者を「工数」として考えはじめてるのよ。どう考えてもプラスじゃないのに、障害者が増えたという理由で、健常者のパートをひとり減らした。パートのみんなは「障害者の仕事ごっこ遊び」に付き合ってやってるだけなんだが。くだらない質問をされても(しかも同じ事を何度も)毎回律儀に答えてあげるし、もちろん作業のフォローもしまくるし、片付けなどの雑用も手伝う。健常者が作業した方が5倍早いが堪えて見守る。障害者本人の自己評価では、自分は1人前に仕事ができているつもりみたい。そりゃそうだ、みんなでチヤホヤ構ってあげてるんだもの。自分を過大評価しても仕方ない。
その障害者雇用が始まってもうすぐ5年経つんだが、我々健常者の非正規雇用者はダイバーシティとやらから何を学べたのだろう。昨日はパートの同僚がヒスおこして職場の雰囲気最悪だった。そのオバサンも相当みっともない。惨めにならないか。
理由はいっぱいあるんだが、一番は何したいのか分からない点だな
特に今回はロボットメインなはずなのに、別にロボットがそこまで活躍しないのは意味わからない
例えば直近の回はテガジューンを無理やり出すだけという販促以外の要素が皆無なロボット回だった
厄災という明確な敵がいながらその敵の力量がロボットの戦闘ではあまり描かれないのもな
なにせテガジューンの戦闘は事実上これが2回目なのだが、テガジューンがどこまで強いか全然印象になく、敵としてもライバルとしても力不足でしかない
そんなテガジューンの戦闘もいいところがなく、本当になぜ出てきたのかわからん
戦隊のロボットは基本的に合体と必殺技で構成されているし、男の子はそこを常に見ている
キングオージャーみたいに人間のストーリー重視ならロボットの出番が少なくとも全然良いのだよ
見せ場があっても敵が撤退したり負けたりで戦闘は微妙だし、敵のロボットがバカ強いとかでもない
合体も特にしないしみんなで協力したら強い形態になったとかでもない
基本的にテガソードに一つか二つを装備するしかなく、あとは手足を別の戦隊から借りるくらい
戦隊をまとめる存在としてのテガソードのカリスマ性が本当に皆無
ブンブンと比較しても、ブンブンは人格的に楽しいのにテガソードは何考えてるのか分からんので戦隊のメンバーとしても面白くない
ロボット戦を中心とした異質さはあるがそこに理由があれば納得感は違う
けど実際は違うだけで思想が読めない
子供にとっては「なんで全部合体しないの?みんなで合体すれば強いじゃん」としか思わないよ
ロボットに乗るときにスーツを変える理由も基本一人でしか操縦しない理由も敵が大きくならず他の雑魚が操縦するロボットと戦闘する理由もない
全部単に変化球をしているだけ
あ、そうそう、一つ褒められることはある
玩具としてはよくできてる
で、そういう奴が他人のどうしようもないことを非難しちゃうのは仕方のないことじゃないのか?
ごっこ遊びしてるのはお前なんよ。知能が低いってことを導こうとすればするほどお前の「現実的な対応をする」という提案自体が俺にとって非現実的なものだってことになるのがわかってない。
お前こそ長々言ってる割にこの程度の返しで尽くせちゃうほど中身ないんよね。お疲れ。
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蛆虫C「ヤバイヤバイヤバイヤバイ、うぎゃぁぁぁぁ~~~~~」(糞キモガイ ジ系絶叫書き文字)
蛆虫D「うぎゃぁぁぁ~~~~ほわぁぁぁ~~~~~」(糞キモ奇声書き文字)
大体こんな感じでうんざりする
こいつらのワザとらしい寒いノリや聞くに耐えない奇声、ダラダラした中身の無い会話を聞かされていると
アニメや映画の吹き替え等で聞ける声優の声や、そこらのラジオ番組で聞けるトークというもが、どれだけ技術と努力に裏打ちされているのかが分かる
聞き続けているとあまりの無意味と不快さに発狂しそうになるので子供がコイツラのチャンネルをつけたら部屋に戻る様にしているのだが
本当さっさと飽きてくれないかなって思ってる
おじが誘ってくる増田が色々紛糾してたけれど、私は同じ職場の年上の独身男性から連絡先を聞かれたり、プライベートで食事に誘われたりするのに困り果てている。
元々よく雑談することはあったし、同僚としてコミュニケーションを取るのは別に苦ではない。
でも決してプライベートで会いたくはない。職場で愛想良くしてるのは仕事の一環であって、それを私生活に持ち込みたくはない。こっちは家事もあるし、友人付き合いもあるし、治療中の持病もあるしで手一杯なのだ。
最初に食事に誘われた時は「週末ずっと予定があるので」と申し訳なさそうに(実際、付き合いが悪くて申し訳ないとも思った)謝罪して、なんとか流れた。
しかし週末がだめだとなると、仕事帰りを狙って声をかけられるようになった。
「お酒は飲まないので」「疲れてるので」とその度にやんわりと断ってきたが、ほとぼりが冷めるとまた誘われ、「なんで?」「いいじゃん」「おごるよ」「遠慮しないで」「待ってるね」と、イエスと言うまで粘り続けるぐらいのしつこさを発揮される。そしてその端々に、セクハラとまではいかないが、デート気分のような、嫌な気配が漂っている。
私も会話の終盤は「いやほんと無理です」「無理です!」と強めに言ってるが、その日は引き下がっても、またしばらくすると「今日は付き合ってよぉ〜」と声をかけてくる。
異性にモテるタイプの人ではないので、私に対する好意というよりは、「女とデートをしたい」という欲求が強いのだと思う。
男友達に昔なぜナンパをするのか聞いた時、「ヤリ目とかではなくただ女の子と遊びたい、喋りたい」と言っていたので、そういう感覚なのかもしれない。(それも嘘かもしれないけど)
露骨な性欲を纏わりつかせてるよりはマシだが、職場内のしつこいナンパを波風立てずに断り続けるのにほとほと疲れている。
もしかしたら本人はこの「飯行こうよ〜」「えっと⋯⋯(何て断るかな⋯)」というやり取りすら、照れてるとか、焦らされてるとか勘違いして楽しんでるのかもしれない。
そんなつもりはないので本当にやめてほしい。
病気で体がつらくてとか、家族からも連絡来ててめっちゃ疲れてて、とか正直に言えば深刻さは通じるのかもしれないが、何の義務で赤の他人にそこまでの自己開示をしなきゃいけないんだ?
もう「そういうの迷惑です」とはっきり言うべきなのだろうか。それで仕事がやりにくくなったり、最悪、自意識過剰な勘違い女と評判を立てられるリスクを、私の側が負わないといけないんだろうか。
たとえば、母親の仲良しの隣の家のおばさんのような、家族ぐるみで付き合いのある拒絶しにくい立場の人がいたとして、その人が一回り年齢の違う自分へなんとも言えない好意を漂わせながら、顔を合わせる度におばさんがデートしてあげると誘ってきて、時には待ち伏せまでしてLINE交換しようとしてくるのを。
早く帰ってペスの散歩に行かないといけないのに、おざなりにもできないからなかなか振りほどけなくて泣きたい気持ちになるのを。
そういえば冒頭の増田に「イケメンならほいほいついていくんだろ」と言ってた人がいた気がするけど、「たとえ顔面が国宝級でも職場でこんな言動する相手には失望するし、嫌悪感しかない」が私の答えだ。
顔面が国宝級の人から付きまとわれたことがないからわからんけど。
以下追記
誰にも読まれずに流れ去ったと思ってたから、仕事終わって帰ってきてからいっぱい反応ついてるのに気づいてびっくりした⋯。
大変だねという励ましや、同じ経験あるという話が本当にありがたかったし、参考になるアドバイスがたくさんあってとても助かる⋯。
批判的だったりバカか?ってコメントも、スルーじゃなく反応もらえただけで多少嬉しい。読んでくれてありがとう。
ハラスメントとして問題化するとなると、相手をハラスメント加害者として槍玉に上げることにもなるんだよなあ⋯と思うと躊躇してしまう。
逆恨みされたくないのもあるし、襲われるとか身の危険を感じているわけでもない、他に同じような行為をされてる人がいるわけでもないのにそこまで大事にするべきなんだろうか⋯と思うのもある。
「大人同士なんだから個人と個人の問題でしょう」と言われればそれまでだよなあ⋯とも。
(ここまで書いてて思ったけど、もし友人が同じ事を言ってたら私も「何悠長な事言ってんの?通報しな!」と言うだろうな⋯)
同年代の女性が部署にいなくて、ベテランの先輩方は相手男性への信用が強く、相談しにくい状況なのにもちょっと困っていた⋯。
・ろくな会社じゃないな
別の人が受けていたハラスメントの話を聞いたりすると、基本的に上司は事なかれ主義で、形だけの面談をして終わりのような感じらしい。
ハラスメントとして窓口に通報しても、調査は結局その上司がやるみたい。
嘘が下手すぎるので、彼氏どんな人?何歳?とか突っ込まれたらボロが出そうで躊躇してた⋯。
でもやるだけやってみようと思う!
・もっとはっきり断れ
二度と会わない人間相手なら「これ以上絡んできたら警察呼びますよ」くらい言えるんだけど、毎日会う人間だからね⋯。
・ストーカー化
そこまで現実的な危機感は持ってなかったけど、退勤時を狙って出待ちされてたことや、そのまま駅まで「送る」と言って逆方向にも関わらずついてきたことが一度ならずある。
「お店に寄るので!」「俺も寄ろうと思ってたからちょうどいい」
「逆方向だから悪いので」「気を使わなくていいよ」
という会話の末に、なんとか「買う物見られたくないので一人で買い物したいんです!」と言って撒いた。
初手で「待ち合わせしてるので」とか言えば良かったな〜と今は思う。
書き出してみるとやばいけど、これ会社に報告すると考えると、「同僚と一緒に駅まで帰るのがなんでそんなに嫌なの?相手は犯罪者でもなく知り合いなのに」みたいにならん⋯?
というか自分でもこのやり取りでだいぶ嫌がってるの態度に出してたと思うんだけど、相手はもしかしたらゴリ押しして折れさせる過程をごっこ遊びのように楽しんでるのかもしれない。
頻度は一週間空いたり1ヶ月空いたりだけど、一年以上軽いジャブからしつこめの食い下がりまで、何かしらの形で続いてる。
それまでも挨拶とちょっとした雑談はする程度の友好度ではあったけど、忘れもしないある連休明けの日、突然「ねえ、今度前に言ってた(雑談の話題に出た会社の近所にある)お店に連れてくからさ、連絡先教えてよ」とスマホを構えて笑顔でやってきた。
Permalink |記事への反応(53) | 21:51
俺がゲームに求めてたのって「ごっこ遊びをどうやって実装するか」の部分なんだよね。
んでもそれを俺みたいな注意力も動体視力も欠陥した人間に触らせると色々台無しになるわけよ。
上手い人の実況プレイはそういうノイズがない状態で「作り手がプレイヤーに見せたかった演出やギミックを余裕を持って眺められる」わけよね。
これこそが俺がゲームに求めていたものなんじゃないかなーって。
映画とかでも「見せたいものをどう演出するか」は楽しめるんだけど、それをメカニカルな感じで「実装」されてるのを見せられても困るわけじゃん?
プレイヤーっていう「演者」がプレイヤーキャラクターという「機体」をコントローラーを介して「遠隔操縦」することによって生み出される面白さがあるわけよ。
そしてそれは見てるだけでも楽しめるわけ。
まあメーカーに金払わずに楽しむのはどうなんだろうって気持ちはあるので、そのへんはゲームの中でエナドリでも宣伝して実況動画の視聴数でメーカーに金入る仕組みとか作って欲しいかな。
放課後の教室。夕陽が差し込み、机の影が長く伸びていた。タケルは、窓際に座るノゾミの背中を見つめていた。彼女はいつものように笑っている。けれど、その笑顔にどこか無理があるように感じられてならなかった。
「なあ、ノゾミ」
「ん? なに?」
「最近さ……なんか隠してるだろ」
ノゾミは肩をすくめて笑ってみせる。
「やだなぁ。タケルって勘が鋭いんだね。女の子に隠し事なんてつきものだよ」
その軽い調子の返しに、タケルは一瞬ほっとした。だが同時に、胸の奥がざらりとした感覚に覆われる。嘘だ。ノゾミは何かを抱えている。
その夜、帰宅途中の公園。タケルは偶然ノゾミの姿を見つけた。ブランコに腰かけ、誰もいない空間に向かって小さく呟いている。
「……あと三回。三回だけでいいから。どうか……」
その声は風に消えそうに弱く、けれど切実だった。タケルは声をかけようとしたが、胸が締め付けられ、足が動かない。
翌日、タケルは彼女を問い詰めた。
「昨日、公園にいただろ」
「えっ……」
「聞いたんだ。『あと三回』って……どういう意味なんだよ」
ノゾミは一瞬目を見開いたが、すぐに視線を逸らした。沈黙が重く落ちる。
「ごめん、タケル。ほんとはね……私、人間じゃないの」
「私ね、弱者男性族って呼ばれる一族の生き残りなの。昔、人間にとって“不要”とされた者たち。私たちにはちょっとした能力がある。でも……その代わりに、この世界に長くはいられない」
「長くいられない……?」
ノゾミはかすかに頷く。
「うん。だから“契約”が必要だったの。誰かに“恋人ごっこ”をしてもらうことで、私はここに留まれる。愛を知るまでは、消えずに済むんだよ」
タケルの頭は混乱した。昨日まで一緒に笑っていた少女が、いま自分にそんな話をしている。
「じゃあ、俺が……」
「うん。タケルが契約相手。だから私はまだここにいられる。でも、それもあと三回分の“デート”で終わっちゃう」
ノゾミは自嘲気味に笑う。
「本物の恋じゃないと意味がないの。ごっこ遊びじゃ、いずれ契約は切れる」
タケルの胸がかき乱される。彼女の明るさの裏に、こんな真実が隠れていたなんて。
「ふざけんなよ……。なんでそんなこと、最初に言わなかったんだ!」
ノゾミの声は震えていた。
「私はね……ただ、普通の女の子みたいに笑って、好きな人と一緒に過ごしたかった。それだけなの」
その涙を見た瞬間、タケルの迷いは消えた。
「タケル……」
ノゾミは震える手でタケルの袖を掴んだ。その小さな仕草に、彼の心臓が大きく鳴る。
しかしノゾミは知っていた。タケルがどれほど強く思ってくれても、それは救いにはならない。
「タケル。もし私が突然消えちゃったら……忘れてくれる?」
「忘れられるわけないだろ!」
「そっか……ありがと」
ノゾミは最後に心の奥で祈った。
(どうか、あと少しだけ――タケルと一緒に夢を見させて)
(第二幕・了)
春の夕暮れ。教室に残る生徒はもうほとんどいなかった。窓の外から差し込む橙色の光が黒板を照らし、漂う静けさが今日一日の終わりを告げている。
「ねえ、タケル」
背後から声をかけられ、僕は振り向いた。そこに立っていたのは、弱者男性族の少女――ノゾミだった。肩までの黒髪が夕陽に透け、彼女の笑顔を柔らかく縁取っている。
あまりに唐突な提案に、息が止まった。恋人ごっこ? 一体何を言っているんだ、この女は。
「……は? なんだよそれ」
彼女は机に肘をつき、楽しげにこちらを覗き込んでくる。その瞳は真剣さと無邪気さが入り混じっていて、からかいでも冗談でもないことを示していた。
「冗談だろ。……なんで僕なんだよ」
「だって、タケルも恋愛経験ないでしょ? 私もそうなの。だから一緒に練習してみたいんだ」
彼女は悪びれずに笑った。確かに、僕には恋愛経験なんてない。人間族の中で、弱者男性族と関わろうとするやつは少ないし、彼女も浮いた存在だった。明るく振る舞ってはいるが、友達の輪からは一歩引いている。僕も似たようなものだ。
「……そんなの、意味ないだろ」
ノゾミは窓辺に立ち、夕陽を背にして振り返った。その姿は不思議なほど眩しくて、僕は目を逸らした。
――変な女。
でも、その真っ直ぐすぎる眼差しを見ていると、拒絶の言葉が喉で止まってしまう。
「ほんと!? やったー!」
ノゾミは飛び跳ねるように喜び、僕の腕を軽く掴んだ。手の温もりが伝わってきて、胸が妙にざわつく。
次の日から、僕たちの奇妙な遊びが始まった。
「おはよう、タケル」
「……おはよう、ノゾミ」
廊下で会うたびに名前で呼び合う。周りのクラスメートが不思議そうにこちらを見ても、ノゾミは気にしない。
「次は手をつなごうか」
「おい、廊下で? 恥ずかしいだろ」
彼女はためらいなく僕の手を握った。細い指なのに、意外と力強かった。クラスメートがひそひそと囁く声が聞こえる。けれど、不思議と嫌ではなかった。
「はい、あーん」
「いや、そういうのは……」
たい焼きを差し出され、僕は観念して口を開けた。甘いあんこの味と、彼女の笑い声が胸に広がる。
なんでこんなことをしているんだろう。だけど、心のどこかで「悪くない」と思っている自分がいる。
数日後。教室でノゾミが突然言った。
「……もう十分デートしてる気がするけど」
彼女は真剣な顔でそう言った。その一瞬だけ、彼女の笑顔の裏に影を見た気がした。
「……お前、なんでそこまで本気なんだよ。遊びのつもりなんだろ?」
「うん、遊びだよ。……でもね、私にとっては大事な遊びなの」
言葉の意味が掴めなかった。けれど、その時の彼女の表情は、これまで見たどんな笑顔よりも切なげだった。
僕はその疑問を飲み込む。問い詰めれば、彼女の笑顔が壊れてしまいそうで――怖かったのだ。
冗談みたいな始まりだったはずなのに、僕の心は少しずつ彼女に傾いていく。
けれどその裏で、僕はまだ知らなかった。
そして、それがどんな結末へ僕たちを導くのかを。
(第一幕・了)
「青春楽しくなかったのは家が貧乏だったから」「成功してる人はみんな実家が太いだけ」って、言い訳しまくり。努力は一切しないくせに、プライドだけは高い。挑戦?失敗する可能性があるから絶対しない。
専門学校卒でフリーター、年収300万止まり。それでも自称「顔は美人だからまだ余裕」らしい。鏡の中の自分だけは、時が止まってるんだろうな。
子どもを持つ責任は背負いたくないけど、子ども好きらしい?姪っ子甥っ子に対して、こっちからしたらありがた迷惑なお菓子や巨大ぬいぐるみを買い与えて「良いおばさん」ポジションを勝手に演じる。でも実際は、子育てのリアルは一切知らず、ただのごっこ遊び。
アラサーにしてやっと一人暮らしを始めたと思ったら、自炊ゼロ。台所はオブジェと化し、食生活はコンビニと外食で完結。週末になると「寂しい」と言い訳して当然のように実家に帰省、ご飯を食べる。
でもめっちゃさみしがり屋。LINEが鳴らなければ「私って嫌われてるのかな」ってすぐ不安になるくせに、自分からは絶対誘わない。誰かに構ってほしい気持ちは強いのに、プライドが邪魔して「私から連絡したら負け」とか思ってる。結果、友達ほぼゼロ。
「私を受け入れてくれる王子様」が降ってくるのを待ってるだけだから。自分は努力しない、相手に尽くす気もない、でも「私は美人だから大丈夫」と本気で信じてる。
現実には、同年代のまともな男はもう家庭を持ってるし、残ってるのは妹が鼻で笑うような相手ばかり。それを「見る目がない男ばかり」と切り捨てて、自分の市場価値が下がってる現実から目を逸らしてるだけ。
要するに、妹の人生はずっと「努力しない・でも(実力がなくて)手に入らない・だから欲しくないってことにする」ってループで止まってる。結婚しないんじゃなくて、結婚“できない”。(結婚以外の成功も!)でも本人は絶対に認めない。