
はてなキーワード:うちの猫とは
先日、来日してるアメリカ人の同僚を家に呼んだんだ。で、うちの猫見た瞬間、そいつが「OH MYGOD!!」って言って固まってんの。
あまりのリアクションにこっちも驚いて「な、なんだよ」って聞たら、「日本の猫……なんて可愛いんだ…!!」って筋肉質の大男が頭かかえて言うんだよ。
いや猫だぞ?世界中におるやん。
でもどうやらアメリカの猫は、もっとこうガタイが良くて、顔もワイルドで、声も低めらしい。
「うちの猫はGRRRAAAって鳴く」って言ってて思わず草だった。
一方うちの猫は「にゃ~」ってゆるい声で鳴く。
そこでも同僚、「KAWAI!!」と大絶叫。
「まるで声優みたいだ!なんてこった!!日本は猫までアニメ声なのか!!」ってもう大興奮。
いやいや声優みたいって…そこに来るとは思わんやん。
でもなんかその瞬間、妙に納得もした。
日本ってアニメとかアイドルとか、かわいい声を文化にまで昇華してる国じゃん。
同僚はうちの猫とたっぷり戯れた後、「This catiskawaiivoice culture!!」って叫びながら写真撮って帰ってった。
日本の猫って、すごいんだな。
Permalink |記事への反応(17) | 21:13
嘘みたいな話だけど本当の話。
うちの猫、少し前から何故かバスタオルが大好きになっていて、気付けば俺のバスタオルの上でよく寝てる。
でも風呂入った後には困るから、退いてもらってそのタオルで身体を拭く。
そんな生活を続けていたらある日「増田さんっていい匂いしますよね」と話しかけられた。
最初はそんなことを言われてて(それを異性から)もちろん驚いたし、いい匂いなんて言われたのは人生初の事だった。
そういったことが何度か続き(別の女性からも言われた)、別段シャンプーなどを替えたりはしていない。
どうしてだ?と考えてみたところ、思い立ったのが猫の一件だった。
どうやらあいつの温もりが残ったバスタオルで身体を拭いているのが原因っぽい。
俺も似たような地獄を味わってるから、お前の絶望が痛いほどわかる。
バカだった。カクヨムは文章力なんてどうでもよくて、「いかに他の作家に媚びを売るか」のゲームだった。
その後、恥を忍んで他の作家のコメント欄で「面白いです!」とか書きまくって、相互フォローとか★交換の営業を始めた。
一番ムカつくのは、明らかに文章力が低い作品でも、作者が社交的だと★500とか集めてることだ。
「うちの猫ちゃんが〜」とか日記レベルの文章が、真面目にプロット練って書いた俺の小説より読まれてる。
何なんだよこれ。
でもさ、やめられないんだ。
一度★システムに組み込まれると、やめた瞬間にPVが0になるのがわかってるから。
お前が今☆50まで来たなら、もう後戻りはできないぞ。
この先は★100、200、300と、ひたすら他の作家との社交ダンスが続く。
文章を書く時間より、他人の作品に★を投げる時間の方が長くなる。
創作がしたくて始めたのに、なんで営業マンになってるんだ?って毎日思ってる。
運営は完全に放置してるし、初心者救済システムなんて一生実装されない。
俺はもう疲れた。
でもやめられない。
Permalink |記事への反応(12) | 16:19
母から連絡が来たのは今月に入ってすぐのことだった。
猫の様子がおかしいのだという。
少し前から食が細く、今年でもう16歳にもなるので年齢も年齢なためガタが来たのではないかと前々から思っていたそうだが、最近は特に変なのだと聞かされた。
毎朝、私の部屋(今は誰も使っていない)に入り、にゃーにゃ―と騒ぐようになったのだという。
それを聞いて心当たりはあった。学生時代、毎朝起こしてくれていたのは母ではなくうちの猫だった。
彼とは子どもの頃からずっと一緒に育ち、いつからか私のことを毎朝起こしに来てくれるようになった。
まるでそれが自分の義務であるかのように、毎日欠かさず、決まった時間に起こしに来ていた。
そのおかげで遅刻することは少なかったし(そのかわり週末には少し困らされたりもしたが)、何より私のことを年下のように思っていた節がある。
リビングに居ても気付けば私のことをじっと見つめていて、視線に気付いて彼の方を見ると数秒見つめ合った後にぬらりぬらりとゆっくり近づいてきて膝の上にぴょんと飛び乗ってくる。
今ではあまりジャンプすることもなく、動きもゆっくりになっているのだという。
そんな彼が、最近また毎朝私の部屋に行くというのだ。
にゃーにゃ―騒ぐので心配になった父が見に行くと猫は錯乱したように私の部屋の中できょろきょろ首を回し、騒ぎ続けたらしい。
私の姿が見つからないことに焦っていたように見えた、と父は言っていた。
猫は私の姿を見ると私の姿を数秒見つめ、微動だにせず、それからゆっくり、そしてとことこ早歩き気味に走ってきた。
その日はずっと私から離れず、眠ろうと自分の部屋に向かうと迷わずついて来た。
一緒に眠り、そして朝には起こされた。時刻を見て、思わず昔を思い出した。
今日は別に起きなくていいんだよと頭をなでてやるとゴロゴロと鳴き、それからいびきをかいて眠り始めた。
お昼近くに起きて、そのことを両親に話すと驚いていた。そんなに熟睡しているところ、ここ最近は見たことがないという。
自分の部屋から発情期のような叫び声が聞こえて、慌てて戻ると彼が錯乱するように取り乱していた。
私を見ると声を和らげ、抱きしめるとゆっくり小さく鳴いた。
その後彼はとても大人しく、落ち着きを取り戻していたのでホッとした。
道中、運転をしながら様々な思いが交錯し、学生のときの思い出が何度も頭をよぎり、気付けば何度も涙を流していた。
可愛い動物動画とかでさ、よく赤ちゃんと猫ちゃんがお昼寝してるの見るじゃん。
なんか猫ちゃんが赤ちゃんを優しくあやしてたり、「私がお兄ちゃん(お姉ちゃん)だよ」みたいな顔して寄り添ってるやつ。
ああいうの見て「いいな~、うちの猫もそうなるかな?私も真似したい!」って思ったんだよね。
そしたら――ギニャー、フシャーッ!!!って嫌な声が響いて。
慌てて駆けつけたらさ、赤ちゃんの顔が傷だらけで血まみれになってたんだよ……。
思わず猫を蹴り飛ばしちゃった。ほんと自分でも信じられないくらい慌てた。
ネットで弱者男性論が盛り上がってる影響でも受けたのか?って一瞬頭をよぎったよ。
で、昨日のこと。片付けをしていたら、うちの子の鳴き声が聞こえたんだ。
「ニャア……ニャア……」って普段よりも、なんだかゆっくりしている感じの声。最初はどこか具合でも悪いの?ってちょっと焦った。
声のする方を覗いてみると、そこには娘と猫がいた。
娘は布団に潜り込んでウトウトしている最中で、その横に猫がちょこんと座っていた。
こっちに背を向けながら、娘に向かって「ニャ……ア……ニャ……ア……」って、普段とはまるで違う声を出している。
その声がまるで「むかしむかし、あるところに……」って言ってるみたいな調子。抑揚もなくて、間を置きながらゆっくり。
ああ、この子なりに読み聞かせしてるんだなって思って、つい笑ってしまった。
そういえばうちの子、娘の絵本タイムいつも近くで見てた。私が絵本を読んでるのを観察してたから、真似してるんだと思う。
猫がちらっと振り向いた。ばつが悪そうに一瞬止まったんだけど、また娘に向き直って「ニャ……ア……」って続きを始めた。
今の時代って、ネットの発達によって常識が隅々まで浸透している感じがするしAIに聞けば正しい答えだって返ってくる。
教師の体罰は当たり前。それも気分次第。学校に野良犬が迷い込んで来るなんて珍しくもなかったし、よくわからんおっさんが声をかけてくるのも毎日あった。
それに子どもの頃に飼っていた猫なんて、主食グミだぜ!?そう、あのお菓子のグミ。
何故かうちの猫はグミが大好きだったんだよ。今となっては考えられないことだし、でもそれが普通だって当時は思ってグミをよくあげてた。
昭和ってさ、マジで色々なことが混沌としてた。今じゃ考えられないような家庭が五万とあって、そういうのがどこの近所にも並んでたんだ。
今の安寧な状況を思うとぞっとするけど、それでもたまに懐かしく思える時もあるんだよな…