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2026-02-12

私の高い勉強

とあるファンダムにいるインフルエンサーの講座を受けたら、

消費生活センターに行くことになるまでの道のりを備忘録的に。

  

※誰かを攻撃する意図はありません。自分自身の整理と今後、誰かが同じ状況になった際の判断材料として記します※

※「」内に関しては発言を書き起こしたものではなく、そういう趣旨発言であったものになります

  

インフルエンサーとの出会い

  

そのインフルエンサー(以降「A」とする)がどんな人かと言うことをざっと並べると、

・当時推し名前をXで検索すれば、そのインフルエンサー投稿トップの方で表示される

ファンダム内で5桁フォロワー数字の持つ魔力は大きい)

・行動力があり、ライブなどのイベントにもよく参戦していた

  

そして

・“推し人生を救われた”ことを主張しており、

 推し出会う以前・以後のビフォーアフター写真付きでかなり赤裸々に明かしていた

  

…といった感じ。

影響力の大きい人だというイメージはあったけど、

その赤裸々さから一介のROM専フォロワーだったはずが、

つの間にかAを近しい存在として信頼している自分がいた。

  

②講座契約まで

  

Aはある日を境に

ライブチケット良席を得て、推しからファンサをもらえたのは“引き寄せの法則”を利用したから」

といった投稿を始める。

  

 ※引き寄せの法則とは、

  今自分の手元にない欲しいものを“すでに持っている”もの意図して生活していたら、

  思いがけない形でそれを得ることができちゃうよ〜みたいな法則(ざっくり)※

  

その頃くらいから、

引き寄せの法則にまつわる発オンライン講座を少額(ワンコインほど)で複数回開催し始める。

  

当時の講座も受けたことがある。

AはSNSで見る姿と変わりなくよく喋るが、面持ちからは緊張を感じた。

講座自体もしっかりした作りで、私はAに人間味を感じ、さらにAを信頼することになる。

  

複数回の講座の開催で高い評価実績を得たうえで、

講座を受けた人たちの引き寄せたものの実績もみるみる積み上がっていった。

  

ほどなくしてAは、

長期かつやや高額(型式が古くて5万キロ走行した中古車なら1台は買える額)

な講座を主宰することになる。

  

A自身にもファンダムのようなものが出来上がっていて、

そこにいる人々の様々なビフォーアフターも講座宣伝よろしくタイムラインに流れていく。

  

“それなりの幸せで満足しなくていい、もっと私たちは欲しがっていいんだ”

  

タイムライン上の甘い言葉気持ちが揺れる。

Aの指導のもと、“推しのおかげで”変わっていく人の姿に

『もしかしたら私も変われるかもしれない』という気持ちは膨らんでいく。

  

だがいかんせん、値段が高すぎる。

興味はあるけど、参加は見送るつもりでいた。

  

某日、Aが

「講座自体はとてもいいものになっているのに、思ったより集客が伸びない」

「講座の宣伝も辛い、お金の無心をしているみたい」

というような弱音を吐いたことがあった。

  

配信の場でそのような発言をしていた。

 記憶はかなり朧げなので内容は正確ではないが、

 リスナーだった私はそのような意味発言だったと感じた)

  

その時点で絆された私は、飛び込みで講座の受講を決定。

契約書もろくに読まず記名し、受講料を払った。

  

これで人生変わるんだ、と本気で思った。

  

実際、とても小さなステップだけど、

『私なんかが…』と遠慮して受け取れなかった様々に手を伸ばせるようになった。

  

この機会じゃなきゃ出会えなかった人と、

友達になって旅行に行ったり、いまだに関わりがある。

  

人生は間違いなく豊かになった。

そこに対してはAに感謝している。

  

ただ、この話はここでは終わらない。

  

③不信感

  

大体前期分ほど講義が終わったある日の質疑応答時間

ある講座生(Bとする)が Aに対して声を上げた。

  

「私は提出した課題に対して、Aさんからフィードバックをもらいたくてこの講座に入った。

 それがないならここにいる意味がない。引き寄せを勉強しようと思うなら、本を読めばいい。

 そうではなく、Aさんから学ぶことに対してもっと意味のあるものにしたい。なんとかならない?」

  

講座生は各々課題を提出するわけだが、Aからフィードバックは無かった。

  

Aが提出された課題添削して、その添削が見える環境にしてしまうと、

講座生たちが正解探しをしてしまいかねない。

  

講座生同士で提出した課題に関して意見交流してもらうのを優先しているためだった、

と言った理由だったと記憶している。

  

Aの主張も、Bの主張もわかる。

  

私はBと同じく消費者として、

そのフィードバックを貰えるものとして講座を買っていたので、

この流れに期待感を持っていた。

  

しばらくそのやりとりは続き、Aのある発言空気がガラッと変わる。

  

「けど私からフィードバックがないと意味がないって思うのは、Bさんの課題なんだよ」

「買い手としての一意見が、私の精神的な許容量の問題って言いたいってこと?」

  

Bは声を荒げ、Aは「そういう意味じゃない、間違えた」と切り返そうとするが、

ここから先はもうほとんど言い合いである。

  

ただ、私が心の片隅でひそかに抱えていた消費者としての要望

A本人から個人キャパ問題だと一蹴され、なあなあに決着をつけられてしまった。

  

この一連の流れに、私は事業者としてのAに不信感を抱くようになる。

  

その後も、

  

・A側とB側のような感じで派閥が生まれ

 講座生に向けた講義とは別の配信でAがBに対して苛立ちをぶつけるような場面

  

・Aのオープンハートとも取れるが、見方によっては講座生に対する雑な扱い

  

・私欲を満たすために講座生たちが払ったお金を使われたのち、

 講座受講期間中にAから金策に困っている」というような発言を何度も聞いたこ

  

などの出来事も重なり、

私は特にお金がない」という話を聞き続けた結果、精神的に疲労してしまった。

  

講座を履修したら継続で入れるサロン(月額も決して安くはない)があったが、

退会を決め、Aの事務局に申し出るも、申出から退会の受理までの対応に1ヶ月以上かかるなど、

最後最後にまた不信感を膨れ上がらせることになる。

  

受講した講座自体の質は良かったことと、

退会を申し出てからの1ヶ月分のサロン月額料金は請求されなかったこから

これを機会にAから離れ、学んだこと以外は忘れたように過ごそうと思っていた。

  

しかし、

ある時のタイムラインでAの過去投稿について、糾弾するアカウントを見かける。

  

著しく良識に欠けていて、推し人権侵害しているという趣旨発言と、

Aの講座は推しを利用した商法であるという趣旨発言だった。

  

インフルエンサーとして好感を持った側面でしかAを知らなかった私は、

どうやらとんでもないことに首を突っ込んでいたらしいとようやく気づく。

  

ただ、講座を修了している以上、できることはほぼないに等しいのも安易予測がつく。

悩んだ末、ネットで調べた情報をもとに、地域消費生活センター相談してみることにした。

  

消費生活センターでの見解

  

そもそも消費生活センターとは何なのかというと

 “商品サービス悪質商法などの消費者トラブルについて、

 相談員が無料相談・助言・あっせんを行う自治体公的機関

になる。

  

同じようなケースの人がここにたどり着いた時のために記載しておくが、

消費生活センターの窓口相談を利用するには電話予約必須なので気をつけて欲しい。

  

急ぎの時は電話相談を利用すると良さそうだけど、

受付時間10時〜16時なのでその辺りも気をつけて。

  

私は電話口で説明できる自信がなかったので、窓口相談を利用した。

契約書や、 Aの事業用のHPなどをかき集めて相談した結果の見解は、以下の通りになる。

  

HP特定商取引法に基づく表示の不備

 代表者氏名が未記載であることから事業者としての信用性は極めて低く、悪質性は高い。

  

・決済手数料の扱い

 支払い方法によっては、規約である手数料が上乗せされていることも問題である

  

・返金対応

 最初説明されたカリキュラム通りに講座自体は進行していたこから返金は求められない。

 また、通信契約特性上、契約書の規定が優先されるため、返金を求めることはできないという結果。

 (契約書にいかなる理由でも返金には応じないといった趣旨記載

 説明された内容と実際の講座内容に明らかな乖離ががある証拠がない場合は、返金は厳しい。

  

・もし受講中相談していたら?

 中途解約という手法を取れた可能性が残っていた。

 無いに越したことはないが、同じケースに鉢合わせ場合は、不信に感じたその時に相談して欲しい。

  

・Aへの行政措置の有無

 行政としての対応は非公開だが、是正措置可能性はある。

 センター自体強制力はないが、今後Aに関しての相談件数が増えた場合指導が入る可能性はある。

  

  

消費生活センターとしては、本件は“霊感商法による被害”という位置づけになるらしい。

  

誰でも被害者になりうるというお話相談員の方からお伺いした。

どの年代でもこの手の相談に来る人は多いらしい。

  

困っている人がいたら、ぜひ電話でも窓口でも相談してみては、と思う。

  

この他、消費生活センターでの相談以外に行動したこととして、

  

特定商取引法の申出制度の利用

 事業者への指導監督などの是正措置を求めることができる。

 被害者に限らず誰でも申し出は可能だが、金銭トラブル解決目的としていない。

  

契約書に関する疑問を法律相談してみる

 ネット上での法律相談

 契約書上の“この契約消費者契約法や特定商取引法適用を受けない”という記載に対して、

 弁護士視点から意見を得る。

 “法律強制法規)が優先されて効力を持たない”という意味では、法律違反にあたる可能性がある。

 (本件を具体的に相談した結果ではないので、あくま可能性という結果にはなる)

  

という感じだった。

  

  

⑤教訓

  

現品を見て買えないものは、買う前にとにかく情報を集めましょう。

 特定商取引法に基づく表示までしっかり目を通しましょう。

  

・良い口コミばかり出てくるものはめちゃくちゃ疑った方が良いです。

  

インフルエンサーの商材、商品を購入するときは、

 そのインフルエンサー過去も調べてしまった方が良いです。

  

・そのインフルエンサーのことが好きでも、

 売り手と買い手になったときは別問題です。

  

契約書はちゃんと読みましょう。

  

・同じ買い物をした人たちが同じように消費者として傷ついていたら、

 もし勇気があるなら手を取り合って、声をあげてください。

 もしかしたら行政が動くし、次の消費者にも繋がるから

  

・誰でも消費トラブルには巻き込まれる。

  

・そのインフルエンサーが好きなら好きなままでも良いから、

 でもその人から買い物する時は疑って欲しい。誰かが私と同じように傷つく必要がない。

  

・1人で抱えないで、然るべき場所相談しましょう。

  

  

⑥おわりに

  

私がAから講座を受けて、かなり時間が経った。

  

勉強代としては決して安くはなかったが、

“信頼と契約は別物”という教訓をこれだけ大騒ぎして得られたのは、

人生のワンシーンだと思えばそこそこ面白い気がする。

  

まぬけではあるが。

  

Aは今でもどうやら、講座を主宰しているらしい。

  

私はもう離れてしまったけど、

Aが販売している商材は、全て誠実に対応されていて、

質の良いものであるようにと願ってやまない。

  

Aは過去発言のこともあり、

ファンダムではきっと今後も問題視されるだろうけど、

Aなりに楽しんで推し活するんだろう。

チャーミングな人だった。

  

Aも、ファンダムも、そしてもちろん推し

どうかうまいこと、幸せであってほしい。

  

遠くから私は祈っています

  

ようやくこれを書き上げた。

私はこれを機に、このファンダムからは降りる。

  

この件に対してのモヤモヤをここに置いて、

もっと身軽にやりたいことを楽しむつもりだ。

  

推しちょっと詳しい茶の間か、

にわかになるつもりである

うん、悪くない響きだ。

  

  

これ以上、この件については

追求することはありません。

  

ただ、いつかの誰かにこの記録が

役立てばこれ以上のことはありません。

  

B含む講座生のみんなにも、

あの時タイムラインで見かけた投稿者の方にも、相談員さんにも、

純粋推し活を楽しんでいたファンダムの皆さんにも、

世界一幸せであって欲しい推しにも、

  

そして、 Aにも。

  

ありがとうございました。

ばいばい。

Permalink |記事への反応(0) | 15:18

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2026-02-11

はてなが嫌いならはてなを出て行けばいいのに…

はてなー現実をみないw」

「これだからはてなーはw」

最近コメントでみたいなはてな利用者を敵視する言動を多く見かけるようになった。

こういう発言をする人は自分が見る限りは特定思想の人が多いことにも気づいた。

はてなーいくら嫌っても自分もそのはてなを利用する限りその一人だし、そんなには嫌いならはてなを出ていけばよくない?

いつも気持ちよさそうに言い放ってるじゃん。

「いやなら出ていけ!」ってさ。

出ていかないの?

はてなーが嫌いであってはてなというサービス自体はうんぬん」って反論くると思うけど、サービスってその利用者内包してると思うんですね。

なのでやっぱり利用者層が気に食わないなら出たほうがいいんじゃない

Permalink |記事への反応(29) | 18:45

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中二の春、授業中にうんこを漏らした話

そろそろ語るとするか。

俺は今30代半ばになるが、これまでリアルネット含め誰にも話していないトラウマがある。タイトルの通りだ。

冗長気味でも、記憶にあることは全て漏らさず書くつもりだ。もしよければ読んでほしい。

 

雨の日だった。給食後の、5時間目の授業だったと思う。45分ある授業だが、序盤でもう腹が痛くなってきた。その日食ったもので、腹がゆるくなるものがあったのだろう。

今の、あるいはかつての思春期少年少女なら身に覚えがあると思うが、先生の話を遮って手を挙げ「トイレに行きたいです」というのは、なかなか勇気がいる。

普段からそういうあけっぴろげなキャラ認知されていたり、クラスの中心的な地位確立していたり、もしくは単に合理的思考想像力

せめて一歩踏み出す勇気があったら別かもしれないが、俺はそうではなかった。

ネガティブな注目はとことん忌避回避して縮こまる。そんな気弱な陰キャである

大人になって振り返れば、何をためらうことがあるのかと思う。リスクがでかすぎる。その一瞬クラスの注目を集め恥ずかしい思いをしたとて、忘れられるのも一瞬だろう。

とはいえ、できれば残りの40分弱耐え抜いて、チャイムとともにダッシュして事が済むならそれに越したことはないのもたしか

俺はなんとかなるだろうと思い、耐える方を選んだ。甘かった。

 

授業が半分くらい過ぎたところで、かなり絶望的な気分だったのを覚えている。これは最後まで耐えきれないだろうと、どこかで理解していた。

ここまでくると、手を挙げるのも先ほどよりハードルが高い。耐えるのに精いっぱいで、言葉を発するのもやっとの状態だったからだ。

いかにも腹が痛そうなかんじで「トイレに行っていいですか」と皆の前で乞えば、事が済んだ後ウンコキャラとして数日、長ければ数週間過ごすことを余儀なくされよう。

いや、それでも手を挙げるべきなのだが、もはや正常な思考を巡らせることすら難しかったのではと思う。

急激な腹と尾てい骨あたりの痛み、そして少しの緩衝タイム。その繰り返しが5,6回は続いたんじゃなかろうか。波の間隔はどんどん短くなってくる。

当然授業の内容など入ってこない。そっちに集中して気を逸らそうとしたが無理だった。当時人生で間違いなくダントツトップで辛い時間だった。

そしてついに耐え切れず、決壊した。

 

頭が真っ白になった。信じられなかった。これは本当に現実なのか?軽いパニック状態だ。

藁にもすがる思いで、まだ大丈夫と言い聞かせたと思う。漏れても少しなら、周りにバレることはないだろうと。

だがそれは終わりの始まりにすぎなかった。

一度決壊してしまったせいか、歯止めがきかないのだ。一度、二度、三度。我慢しようとしても、出てしまう。

もはや出ていないのでは?漏らしている気はするが気のせいかもしれない。そんな現実逃避をしていた記憶がある。

しか非情にもケツに広がる不快感。泣きたい気分だった。ほとんど泣いていたかもしれない。

臭いで周りにバレないか心配になった。後ろの席の人は臭かったかも。ごめん。でも、特に何も言わないでくれてありがとう

早く終われとぐったりしながら、うんこを垂れ流しながら、残り時間をただただ耐えた。すでに俺の自尊心は粉々に砕け散っていた。

人生終わった。本気でそう思った。

 

授業が終わった。被害状況を確認しなければならない。

座っている間にズボンの隙間から垂れてくることはなかったものの、液体が足を伝う感触はあった。

教室を出て、トイレに向かった。できればクラスから遠いところがよかったがそんな余裕はない。

一番近いトイレに早足で向かった。走ればうんこが垂れ落ちてくるかもしれないから。

個室に入りズボンパンツを脱ぐ。酷いものだった。パンツは勿論、ズボンも膝裏あたりまで下痢でベトベトだ。

しかし不幸中の幸いは、まだ冬服で生地が分厚いため、表面的にはそこまで目立つシミになっていなかったこと。それでも、少なくとも臭いは隠しきれるはずもない。

よくあの時、泣かなかったなと今でも思う。心はボロボロだったが、目元を伝う液体としての涙は流していなかった。後処理でそれどころではなかったのもあるが・・・

ペーパーでできるだけふき取った後、パンツは脱いだと思う。脱いだパンツをどうしたか記憶がない。覚えているのは、パンツを履かなかったことで下半身デリケートな部位全体で感じる、

制服ズボンの裏地の、ゴワゴワチクチクする嫌な感触である

俺はトイレから出た。

ここでひとつ、今でも強烈に残っている記憶がある。なんと廊下に、ズボンの隙間から垂らした下痢が数滴落ちていたのである

周りに女子3,4人の人だかりができていた。

「なにこれ、カレー?」「こんなところに!?」「今日カレーじゃなくない?」みたいな会話をしていた。

今でも覚えている。小学校でも一緒だったI本さん、たぶん気づいていたよね、その茶色ものの正体に。

その横を、当然素知らぬふりして通り過ぎる俺。

 

この後の行動として、俺にはいくつか選択肢があったはずだ。

かに助けを乞うか。下痢まみれの制服を着替えるかどうか。次の授業に出るのか、理由をつけて(あるいは黙って)帰宅するのか。

俺はもっと消極的選択をした。つまり、少し下痢をふき取っただけの臭い下半身のまま、助けを乞う勇気も帰る勇気もなく、次の授業に臨んだのである

我ながら馬鹿だなと思う反面、当時の心境と自分性格を思えば仕方ない気もする。一種のショック状態で、冷静な思考はできなかったのだろう。

もし次が英語社会の授業なら、45分の間に、おそらく臭いで周りにバレていたと思う。そうなれば俺の青春暗黒時代突入したであろう。

 

またも不幸中の幸いか、次の授業は「総合的な学習時間」というやつで、秋に予定している野外学習についての説明会に充てられていた。

普段は木工技術の授業が行われる、外にある作業室のような広めの別棟に生徒は集められた。

外は雨が降っていた。おかげで多少周囲に放つ臭いを誤魔化してくれたかもしれない。というか、そうであれと願った。

鍵が開くまでの間、生徒が作業室の周りでたむろしていた。

得てしてこういう時に限って、起きてほしくないことというのは起きるものだ。できるだけ周りと離れていようとしていた俺だが、普段そこまで話さなクラスメイトが何人か寄ってきて、

暇つぶし雑談を振ってくる。マジでマジでどっか行ってくれ頼むと願いながら、うわの空適当に返事していたのを覚えている。

説明会が始まった。ウン良く席は窓際で、部屋の中央付近ではない。なんとかバレずに過ごせるか?

そうはいかなかった。隣にいた女子が、なんか臭くない?と言い出した。氷点下まで肝が冷えたが、俺は黙ってしらこい顔をしていた。

俺の周り数名に臭いを感知した人としていない人がいたようで、ひそひそと話していたが、俺が(少なくとも表立っては)特定されることはなかった。

 

そこからしばらくは記憶が途切れている。

覚えているのは、雨の中、意気消沈して家までの帰り道を歩いたこと。

小学校からずっと仲の良い友人と帰りが一緒になった。俺は一人になりたかったが、振り切る気力もない。

外だし雨だし、余程近づかなければ臭いはわからないと思うが、帰宅中、いつもより饒舌に、そいつは俺に話しかけてきた。

気づいていたのだろうか?優しさだったのだろうか?

そいつとは大学生になるまでたまにつるんでいたが、ついぞ訊ねることはなかった。

 

家に到着して、トイレ直行した。しかし、さすがに母には隠しようもない。全てうんこまみれなのだから

最初は驚いていたが、いろいろ察してくれたのかあまり追及されることはなかったし、その後その件について話した記憶もない。

次の日は学校に行くのが怖かった記憶がある。大っぴらにバレてはいないと認識していたが、知らないところで学校中の噂になっていたらどうしよう?

俺が漏らしたと特定されていたら?結果的に、その恐れが現実になることはなかった。少なくとも俺が認識している範囲では。

 

思い返しても、完全に周りにバレて騒ぎにならなかったのは本当にウンがよかっただけとしか思えない。

そうでなくても当時俺が受けた精神ダメージはかなりのものだった。

ちなみに後日談ではないが、その後高校入学してすぐの時期にもまた、古典の授業中に腹痛に襲われたことがある。

知り合いが一人もいない環境だったし、周りの変化やストレスに弱いのは今も昔も変わらない。

だがその時は、これ以上は無理だと思い、手を挙げて「トイレに行ってもいいですか」と言えた。

紛れもなく、中二のあの事件の二の舞だけは避けなければという思いである。

いやね、本当に、トイレくらいいつでも行けばいいんだよと今では思うけれど、当時はそんなことにも勇気必要だったのだ。

中学高校の授業中って先生が淀みなく話していると、いつ遮ればいいか迷ってしまうんだよな。いつ遮ってもいいんだけれども。

 

こんな話も今となってはトラウマでもなんでもないし、別にかに話したっていいが、なんとなく話したり書いたりすることなくここまで来た。

あれから20年。これも人生の1ページだと、今なら言えると思う。

Permalink |記事への反応(1) | 04:37

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2026-02-10

韓国ソシャゲからキャラ排除されてるらしい

というような事を悲劇として語ってる言説があったけど

キャラを魅力的に描いた作品なら、主人公以外の男キャラが消えるのは当たり前だろ

そもそも現代ゲームユーザードーパミンを出すために最適化を続けてきた生き残り達なわけで

その結果が

魅力的な女+ガチャ射幸心+ゲーム性+安心感

だろうと思う、コレが一番脳汁が出る

客をイかせてサービス料をいただくお仕事やっててここを目指さないのは逆に不誠実だろ

ここを目指さずに「質のいいゲーム」とやらをお出しして金を出して貰おうっていうのは、好きなことだけして生きていきたいと宣うyoutubeを目指す子どもと変わらない

もちろん批判者が言っているのはおそらく、既存価値観からくるバランス感覚であることもわかる

つの作品がよりリアル人間関係の幅を持った作品であるためには、現実と同じように男女が出てきて、基本的には1:1の恋愛関係をそれぞれが結んでいく

それは主人公であっても例外ではないと

でもそういった厚みみたいなものは「美術芸術」に求める物であって、娯楽物であるゲームに求めるのはどこかお門違いに思えるし

そもそもすべてがそういった高尚さを目指す意味なんかない、低俗さや下品だって100年後に見れば立派なジャンルの違いでしかない

カッコつけてんじゃねーぞカス

ゲーム現実の発展形じゃない、現実がクソつまんないからやる現実逃避だ

だって年収10億で生活心配がなくほっといても金が増える生活をやりながら、金に目がくらんで全身全霊で愛情っぽいもの表現してくれる女と好きなだけハメハメできる人生だったらゲームなんかやんねーよ

でもそうじゃない

ゲーム現実と同じ程度のもんならゲームなんかせず現実の質を上げる方に時間使うわボケ

ゲームもっとお手軽に、現実のクソから離れて本来は手に入らないであろう脳の娯楽を手に入れるための避難所

からゲームバランスの取れたリアルであることに意味はない、作る人間勝手なこだわりでしかない

それでもリアルさに意味があるとしたらそれは「飛び込んでみたいと思ってるリアルの形」だ、戦争とか格闘技とかの一瞬を切り取って憧れる世界なんかがそうだ

じゃあソシャゲはどうだっていうと、ソシャゲはただただ俺達を射精させるためだけの最適解な擬牝台

からいちいち主人公以外の男なんか入れる必要がないし、むしろ不安感が増えるだけ

俺達は多種多様個性を持つ女とのそれぞれの恋愛を楽しみたいだけ

からこその最適解、今のゲーム無駄をひたすらに削ぎ落として進化し続けている

こんな時代に「お、男キャラ出しても俺はきにしないけどな、むしろNTRで興奮するし」だなんだって言ってんのは選民主義に浸るしか能が無い負け犬の可変型チン騎士くらいだけど、それはそれでまぁ別に他人趣味からどうでもいいや

今の時代はありとあらゆるものが専門化し、先鋭化し、研ぎ澄まされている

から昔みたいに、一つ一つにすべてを内包するがゆえに、共通項が多すぎて幅をモテていない時代とは違う

もちろん昔の方が作品享受できる幅というものは広かっただろう

だが今は作品を楽しむのにすら趣向や前提を必要とする分、快楽強度は極めて上がっている

これを進化と捉えず堕落だと嘆く人間は少しは自らの傲慢さに気づいてくれ

Permalink |記事への反応(2) | 23:41

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中道(旧立憲)が壊滅したのは選挙制度の結果だよ

現行の小選挙区+比例代表制が始まって野党第一党がほぼ消滅したのは選挙制度その物の構造的な帰結

小選挙区では最大で51%の票を獲得しなければ当選できない、これは極端な主張やシングルイシュー政党では当選できないことを意味する

51%の票を得ようと思えば必然的包括政党にならざるを得なくなる、明確な主張をするという事は喜ぶ人間も居るが逆の人間は逃げるから

そして支持の熱量関係なく一人一票な以上大勢から票を集めたいなら曖昧総論的な事を言うしかない

比例代表制では逆に包括的曖昧な主張の政党は生き残れない、そんな政党積極的投票する理由が無いし他にはっきりとした主張のある政党流れるから

片方が減税を訴えていてもう片方が経済状況を鑑みて決めますや熟議の上で決定しますなど言えば減税して欲しい票がどちらに行くかは明らかだろう

小選挙区では少数の支持では議席にならないが比例ならそれで政党は維持できる

このジレンマがある以上野党側には強烈な遠心力がかかり続ける

二大政党を目指し他党と合流すれば曖昧主義主張与党批判ぐらしかできなくなり乱立した明確な主張を持つ他党に票を持っていかれる

中道が壊滅的な結果になったけどこれが国民参政党、チームみらいが政権交代を目指しても同じ結果になるだろう

それでも党勢を拡大しようと思うならば残るのは主義主張政策以外で獲得しなければならない

党首アイドル化やネットでのバズ狙いであ

Permalink |記事への反応(3) | 20:19

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中道敗北の反省

今回の中道惨敗は自滅であるが、しか自分も当初は中道結成に賛成しており、判断を誤ったと思うので反省がてらに書く。

第一に立憲と公明連携それ自体は適切な戦略だったと思う。特に公明については斎藤代表の誠実そうなしゃべり方や、夫の横暴に付き合いきれなくなった妻という熟年離婚雰囲気から有権者は同情的だったのではないか。立憲についても反高市票をある程度集めることができたはずだ。高市首相は強烈な人気を誇っているが、強烈な人気には強烈な反発が必ずついてる。問題新党を作ったことだと思う。連携はよかったが新党はまずかった。何よりも野合とみられた。ずるいことをしようとしている集団だとみられたわけである

この世で最も嫌われるのは知識人政党であり、政党特に嫌われる。なぜなら怪しいことをしている集団からだ。素直に考えれば間接民主制(特に比例代表以外の政治制度)においては一人一人の政治家がそれぞれの信条を訴えて当選し、そして国会個人として議論すればよいと思われる。政党は票集めのための集団であり、立派な理念を掲げれていたとしても、怪しい目で見られる。なぜでは個人で訴えずに集団を作るのかと怪しまれる。昨今のNPOをめぐる疑惑も同じであり、集団で何かをやっているというのは怪しいのだ。これは健全感覚だ。

(なお、営利企業もまた集団であり怪しいことがあるが、しか営利企業利益のために合理的に動くと考えられているため、怪しさが減じられる。つまり活動目的が明確であり、合理性の有無はCGコード市場によって監査されることになる。不明確な動きをしていれば株主が離れていく)。

怪しい集団とみられたならばどんなに立派な理念を言っていても無意味である。必ず裏の目的があるとみなされるからだ。そもそも政策論争フィールドに立てない。あらゆる政策は裏があると思われその主張は無効化される。

自公政権だってそうではないかという反論があり得るだろうが、3つの反論がある。①自公連立政権であり、自民党公明党は決して吸収されなかった。自民党公明党がそれぞれに牽制あいつつ、協力していることが有権者から見て明確であった。②自民党内の派閥存在自民党内においても派閥存在し、互いにけん制しあっていることが見えていた。したがって、自民党という怪しい巨大な集団ではなく、派閥同士の牽制というガバナンスが効いている組織とみられていた。これに対して中道においてはそのような牽制が見られず、票目当ての怪しいなれ合いのみが見られた。③同じ土俵に降りたのであれば、挑戦者が負けるに決まっている。同じ怪しい集団ならば、とりあえず現状を変えないであろう自民党を選ぶに決まっている。

結局、中道ガバナンスが効いていなかったし、それを有権者に見透かされ、失格判定を受けた。自民党ガバナンスが効いているとは言い難いが、派閥による牽制残滓が残っていること、そして、少なくとも石破⇒高市という政権交代を果たしたこと評価する有権者がいたのだろうと思う。

政党ガバナンスは高い透明性が必要である公明党は創価学会という支持母体を抱え、組織力は非常に高いものの、透明性に疑義を抱えている。その点が公明党を嫌う人々が存在するゆえんでもあろう。立憲は結党以来は枝野を中心として開かれた存在であったが、その透明性が昨年秋の政局以降、大きく減じられた。個人的には安住政局は非常に興奮するものであったが、政局で興奮するのは異常者である。私は異常者であったがゆえに、新党結成についても公明票と立憲票の足し算しか考えられなかったのであり、党の透明性を省みていなかった。反省と後悔しかない。

第二に、政策論争としても失敗していた。ただ前述のとおり、そもそも怪しい野合であるとみられた時点で政策論争フィールドに上がれずに失格となるのであり、政策のまずさは補助的な理由に過ぎないだろう。

この点よく食料品消費税減税が指摘される。この点は伝え方がまずかったが、一連の政策の一部としては必ずしも完全な悪手ではなかった。というのも岡本政調会長が主張していたように、食料品減税は他の消費税12%に上げることとセットであることが予定されていた。食料品中心のインフレが続くのであれば、食料品限定の消費減税はわからなくもない(低所得者世帯への給付がより望ましいとは思うが)。ジャパンファンドについては残念ながら擁護のしようがない。ただこれについては自公連立政権の時には自民党好意的に受け止めており、おそらくそ場合にはここまで広範な反発を招くことはなかったのではないかとは負け惜しみを言っておく。

安保法制については、立憲時代(野田代表時代)の伝え方がまずかった。そもそも違憲部分という説明野田自身理解していなかったのではないか代表理解も納得もしていないことを積極的に謳うのはどうかと思う。勉強していないことがばれていた。

なお個人的には安保法制は制定当時はやはり違憲であったと思う。しか現実において防衛力強化が必要なことは周知の事実である以上、違憲であるならば憲法を変えるしかない。憲法改正手続を踏まずに安保法制を制定したということが安保法制違憲性の問題なのであり、9条2項違反はそれに比べれば大きな違反ではない。立憲を謳うのであれば、安保法制違憲を前提に、憲法改正を主張してほしかったところである安保法制において緻密な議論が行われ、法的基礎が固められたのだとの議論があるが、緻密な議論議論正統性担保しない。いかに見事な砂上の楼閣を作ったとしても砂上のものにすぎない。立憲民主党はしたがって、憲法改正による正統な基礎固めを主張すべきであったと思っている。この点を枝野理解していたと思われるが、違憲というワードに惹かれてわらわらと集まってきた左派は何も理解しようとしなかった。

現在においては、安保法制はもはや事実として定着してしまった以上、憲法改正手続きに拠らない憲法改正が行われたとみなす他はない。

とはいえいずれも、中道政策論争をするフィールドにも上がれていなかったのだから直接の敗因ではない。そもそも自民党政策を主張していなかった。やはり野合とみなされたことによる敗北であろう。

自民党投票した有権者偏差値を嘆く声もあるし(後述するように有権者はとても賢い)、(都合のいいときだけ)市場審判を求める声、さらには(驚きべきことに!)トランプ政権による高市政権への圧力に期待する向きもあるが、党派的な思考をしている限りにおいて野合批判は免れない。左派が低調であるのも、組織における透明性の低さと党派性を見抜かれているからだと思われる。

有権者は賢く選択をした。仮に日本において確固たる野党が成立するとすれば、それはおそらく現実的な政策ではなく、まずは(相対的自民党野合集団と見えるような)高い透明性のあるガバナンスが何よりも必要になる。そのガバナンスは単に意思決定過程を透明にすればよいというものではなく、党内で各種のアクター牽制あいしかし十分な議論と調整を経て政党としての意思決定をし、それに所属議員が異議なく従うという姿を見せなければならない。

(おそらくチームみらい及び参政党の躍進はいずれも自民党派閥システムに代わる新たな政党ガバナンス可能性が評価されているように思われる。もっとも、チームみらいについて以下の指摘がある。

https://okadaasa.theletter.jp/posts/5c5f5c60-9c33-4311-832b-c78cc34efcd8

また参政党については一見して透明なガバナンスを謳うように見せて、非常に不透明な、カルト宗教的集団であるところが一部の支持者以外の多くの有権者に強烈な拒否感を与えるゆえんだろう)

Permalink |記事への反応(2) | 01:17

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2026-02-09

人の相談に乗る時、結局は自分意見があって背中押してほしいだけで、色々アドバイスしてもでもでもだってで終わって腹立つケースってよくあるじゃん。男は解決策を求めるけど女は共感を求めるとかいステレオタイプを語る時とかによく例示されるようなやつ。

そういう人間のことが自分は嫌いだからそうはなりたくないと思って、人に何か自分の話をする時は「これは相談からアドバイスしてほしいんだけど〜」とか、「これは愚痴からただ話を聞いてほしいだけで特にアドバイスは求めてないし、聞きたくなくなったらストップかけてくれていいんだけど〜」などと前提を置いてから話すようにしてる。

ただこの前、もうそういう人間として認識されてるだろうなと思って特に前置きはせず友人に愚痴ったところ、お前が悪い話だろとぶった斬られた。「これは愚痴から聞き流してくれていいよ。愚痴聞かせちゃってごめんね」と伝えたら、わざわざ人に話を聞かせておいて、その上アドバイスしてもらってるのにその態度は聞き手に誠意が足りないと激昂された。

その相手から相談愚痴もされるけど、まさに冒頭で述べたようなタイプ人間アドバイスをしても大抵スカされるため、同調して話を聞くことが多かった。なのに自分アドバイスしてスカされたらそこまで不機嫌になるのかと驚いたし、気心知れてる友人だと思ってたのにそうでもなかったのかというのもショックだった。

不愉快にさせたことは謝るが、これは考え方や価値観のすれ違いであって、どちらかが悪いという話ではないと思うと伝えても、不愉快にさせたのはそっちなのにそういう態度を取る時点でそっちが悪いと責められ続けた。合わない人間だったんだなと思って今後無理に付き合わなくてもいいかと考えているけど、向こうは完全にこっちが悪いと考えているようだから、今後集まりで会うときに気まずいなと憂鬱

Permalink |記事への反応(1) | 22:15

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anond:20260209133450

思いつくのがお金しかないんですね

それはあなた仕事をすることで得てきた人生経験お金しかない、人間としての厚みがまったく成長できていないという懺悔不憫に思えど、本当にそれしか思いつかない社会的弱者ならば、むしろ仕事辞めて旦那お金家事育児した方が貴方が「人として人らしく生きる」ことができる、ただこの言葉も受け止めきれないであろう事をわかっていながら他にかけるべき言葉をもたない私を許してください

Permalink |記事への反応(0) | 13:42

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2026-02-08

社会吸い尽くす富豪「まるでブラックホール」敏腕トレーダー格差聞き手・江渕崇2026年2月7日

成り上がり」だから見えた経済行方

 ――米銀シティバンクの在ロンドン金利為替トレーダーとして、2008年リーマン・ショック後、低金利の長期化を予測し、大もうけしたとか。

 「私はロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で経済学を学び、トレーダーになったばかりでした。当時は同僚たちも、エコノミストたちも、経済の落ち込みは一時的だとみていました。景気が回復すれば、各国でゼロパーセント近くにまで引き下げられていた金利も徐々に上向いていくというのが市場の予想でした」

 「しかし、そんなことはあり得ないと思いました。彼らは末期がんを、季節性の風邪か何かと誤診していたのです。結局、経済の停滞と低金利はその後何年も続きました。金利が上がらないことに賭ける金利先物取引などで、私は年に何千万ドルもの利益銀行にもたらし、歩合のボーナスで私も億万長者になりました」

 ――ゼロ金利経済回復に向かうものでは。なぜ、危機が長引くと予想できたのでしょう。

 「いくら金利が低かろうが、普通の家庭にお金を使う余裕などないと体感的に知っていたからです。私は東ロンドンの貧しい地域と家庭で生まれ育ちました。ドラッグ売買で高校を退学させられたこともあります。カネがなくて穴の開いた靴を履き、地下鉄の料金をケチろうと改札を飛び越えるような友人もいた。多くの知人は仕事もなく、住宅ローンが払えず家を追い出されていました」

 「財産を失い、追い詰められている彼らに『金利が低いのに、なぜもっとお金を使わないのか』と問うのは無意味です。人々がお金を使わなければ、経済回復などしません。トレーダー経済学者も上流階級出身者ばかりで、理論上の『平均的な経済人』の分析はできても、庶民暮らし経済実態を把握できていませんでした」

土地、食料、労働力富豪が吸い上げる社会資源

 ――一方で、株式不動産といった資産価格はかなり上がりましたね。

 「私は大富豪仕事をしてきたのでよくわかりますが、彼らは有り余るカネを消費しきれず、不動産や株、金などの資産を買いあさる。それも、低金利マネーで元手を膨らませて。富豪ブラックホールのように社会の富を吸い上げ、あらゆる資産価格をつり上げ、その結果、ますますかになりました」

 「そのあおりで、庶民は家も買えない社会になってしまった。社会資源をめぐって、富豪たちは庶民あなた方と競争しているわけです。土地も、食料も。そして『専門家』とされる賢い人の労働力もです。確かに私は小金持ちにはなりましたが、それは、大金持ちがもっと大金持ちになるのを助けたからです」

 ――トレーダーとして東京でも勤務しました。

 「欧米に比べれば、中間層が厚い日本はまだマシです。庶民のための質の良いレストランホテルもたくさんある。しかし、このまま不平等が拡大すれば、超高級か超貧相か、その両極端のサービスしかなくなっていくでしょう」

 「格差は一度広がりだしたら止まらず、放っておけば、いずれ極限まで行き着きますインドアルゼンチンブラジル南アフリカをみてほしい。英国日本も、そうならない保証はありません」



 ――心のバランスを崩し、トレーダー仕事を5年あまりで辞めましたね。

 「私は東日本大震災でも金利取引大金を稼ぎました。トレーダーとしてはやりきったという思いと、人々の生活崩壊し、将来が悪くなることに賭けてもうけるのはもう十分という気持ちもありました。大学院に通い、経済解説仕事を始めました」

 「私の父は郵便局員でした。早起きして電車通勤し、夜遅くまで働き、疲れ果てて帰ってきた。その父の年収の何倍もを、私は働きだしてすぐに稼ぎました。それは良くないことだと思う。もっとも稼ぐべきなのはもっと社会に貢献した人のはずです」

賢い人の仕事は「富豪財産管理」に

 ――能力よりもコネがモノを言う社会警鐘を鳴らしています

 「トレーダーのような『おいしい仕事』にはコネ必要で、ほとんど金持ちの子しか就けなくなりました。政治家もそうです。格差はいずれ、どれだけ優秀か、どんな仕事ができるか、どれだけ働くかではなく、『親が誰であるか』が唯一の要因になっていくでしょう」

 「すると、優秀な人にすら仕事が回ってこなくなります社会のためではなく、富豪のために財産管理することが、賢い人の主な仕事になる。貧しい人からカネを巻き上げ、金持ちさらに集中させる仕事です」


 ――大富豪といえば、トランプ米大統領と一時は蜜月関係にあった起業家イーロン・マスク氏をどう評価しますか。

 「政治権力プラットフォームも含めて、全てをカネで買い占めようとした彼の存在は、大富豪いか社会有害かを典型的に示していると思います

 「彼らは人々がこの構造気づき、団結するのを恐れていますトランプ関税を連打し、マスク欧州右派に肩入れし、そして2人とも移民危険性を喧伝(けんでん)してみせるのは、『問題自分たちの内側ではなく外国にある』と人々に思い込ませたいからです」

放置すれば不平等は拡大し排外主義へ 反転の道は?

 ――米国では大富豪メディアを手中に収める動きが目立ちますね。

 「メディアには二つの種類の仕事があります。人々に真実を伝えるか。あるいは、金持ちのために、彼らが人々に信じ込ませたいストーリーを流すのか。後者を買収する力を富豪は持っています。(米FOXニュースを立ち上げ、米紙ウォールストリート・ジャーナルなども傘下に収めたメディア王)ルパート・マードックや(米紙ワシントン・ポスト個人で買収した米アマゾン創業者ジェフ・ベゾスをみてほしい」

 「残念ながら、今のままでは不平等は拡大し、資産価格けが上がり続けるでしょう。だから、私は個人では金や株を買っていますしかし、それと同時に人々の生活破壊され、排外主義が高まってゆく。ファシズムにつながっていった1930年代と今との類似点を見いだすのは、歴史学生でなくてもできることです」


 ――反転のすべは残っていないのでしょうか。

 「とりわけ米英では金持ち税制優遇され、相続税負担が軽いため、世代を越えて不平等固定化されてしまっています。手っ取り早い処方箋(せん)は富裕税です。労働所得への課税を軽くし、資産に重い税を課すのがポイントで、それなら優秀な人の国外流出も招きません」

 「英国フードバンクを訪れたとき、最も貧しいであろう人々が、ウクライナ向けの支援物資をせっせと箱詰めしていました。たとえほんのわずしか持っていなくとも、人々はより良い未来のために団結し、声を上げ、働けるということです。今とは違う未来があると示すことが、これからの私の仕事だと考えています

 Gary Stevenson 1986年英国の東ロンドン・イルフォードまれロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)を経て2008年に米シティバンク為替金利トレーダーとなり、ロンドン東京で勤務。14年に退職後、英オックスフォード大で経済修士ユーチューブ経済解説チャンネル「Garys Economics」(ギャリー経済学)を立ち上げ、登録者数は約153万人。24年に出した自伝英国ベストセラーとなり、邦訳「トレーディング・ゲーム 天才トレーダーのクソったれ人生」(早川書房)が25年に出版された。


https://digital.asahi.com/articles/ASV264FQ0V26ULFA02HM.html

Permalink |記事への反応(0) | 11:01

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若者側の気持ちがわからない反若者

ハンロンのカミソリということわざがある。

無能で十分説明がつくことに悪意を見出すな」

若者たち別に悪意を持っているわけではない。

ただただシンプル絶対的人生経験の量が不足しているだけだ。

https://anond.hatelabo.jp/20260208051405

この感情を反若者というのなら、私は反若者全然いいよ

https://anond.hatelabo.jp/20260208053712

子どもたちを嫌わないであげてほしい。

恋愛結婚に人気がなく少子化がどうにもならない以上、未来若者マイノリティに、反若者マジョリティになっていくのだから・・・

Permalink |記事への反応(2) | 06:09

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2026-02-05

anond:20260205103649

「反対ばかり」「分捕るだけ」「隣国に従う」ってよく言われるけど、それぞれだいぶ雑に一括りされてると思うけどな。

共産党は実際には法案修正予算の組み替え案も出してるし、与党じゃないから通らない=反対してるように見える、という構造問題が大きい。

「金を生み出さない」というのも、分配をどう是正するかという立場の違いであって、働く人や中小企業を支える政策自体はむしろ多い。

安全保障についても、「戦争を避けたい=相手に従う」というのは短絡的で、軍事力以外の抑止や外交を重視する立場だと思ってる。

少なくとも何も考えてないとか、危険からダメと切って捨てられるほど単純な話ではないと思う

紙研さんってなに?共産党に関わる話をすると、わからない単語レッテル貼りされることが多くて対話にならないの、なんで…

Permalink |記事への反応(1) | 16:31

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2026-02-04

anond:20260204140916

わかりづらかった。すまん。

一緒に働いてるわけでもないしネットウォッチでもない。知り合い程度の関係

社会では擬態してうまくやってると聞いているけど、知り合いであ自分障害カムアウトされているという立場

Permalink |記事への反応(0) | 14:16

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anond:20260203150121

メンタルきつい上に大して給料上がってないであろう増田には同情するが、業界的には馬鹿が増えれば増えるほど会費収入でホクホクなのだから終わりどころか始まりだろ

Permalink |記事への反応(0) | 07:23

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2026-02-03

anond:20260203232856

せめて生討論と応援演説が逆だったらここまで言われなかったろうに今までの行いのせいであらぬ疑いがかけられてしまった

Permalink |記事への反応(1) | 23:57

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anond:20260203175527

出来損ないであることは自分でも認めるが、どこにその理由を求めるかってこと?

Permalink |記事への反応(0) | 17:57

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嫌悪を忍んで中道に入れようと思う

どうも、はてサです。はてぶでリベラル的な態度を取るとはてサ扱いされるようなので自称しようと思う。

そんな私ですが立民には本当に嫌悪感を抱いています。もうとにかく発言全部が嫌味ったらしいのがキモくてキモくて仕方ない。特に安住の嫌味発言本当に大嫌いです。(立民が若年層の支持を得られない理由発言が嫌味に満ちているのが大きなウェイトを占めていると思う。私はおっさんだが。)

それでも中道に入れるしかいか覚悟を決めたのが、高市円安ホクホク為替変動に強い経済発言

https://www.asahi.com/articles/ASV103GZ0V10UTFK008M.html

もうね、テキトーなこと吹かしてんじゃねえよ!と頭に来ましたわ。お前ら散々物価対策重要性を強調してたくせに、大きな要因である円安歓迎するわ、挙句為替変動に強い経済を作りますなんて構想さえできていないことを言っちゃってさあ!下手な外交周りの失言よりよっぽど私の怒りを招いたよ。

なお、現実問題として自民党だろうと中道だろうとどっちが政権を取っても内向きの政策バラマキであんまり変わらないし、トランプ大統領という最大のリスクを鑑みれば、彼から好感度が高いであろう高市トップに据える方がここ数年間の国の安定は取れると思います。それでもなおあんまりキトーなことを吹かし続けていると反対票入れるぞという意思は示しておきたいんです。

Permalink |記事への反応(0) | 16:15

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嫌悪を忍んで中道に入れようと思う

どうも、はてサです。はてぶでリベラル的な態度を取るとはてサ扱いされるようなので自称しようと思う。

そんな私ですが立民には本当に嫌悪感を抱いています。もうとにかく発言全部が嫌味ったらしいのがキモくてキモくて仕方ない。特に安住の嫌味発言本当に大嫌いです。(立民が若年層の支持を得られない理由発言が嫌味に満ちているのが大きなウェイトを占めていると思う。私はおっさんだが。)

それでも中道に入れるしかいか覚悟を決めたのが、高市円安ホクホク為替変動に強い経済発言

https://www.asahi.com/articles/ASV103GZ0V10UTFK008M.html

もうね、テキトーなこと吹かしてんじゃねえよ!と頭に来ましたわ。お前ら散々物価対策重要性を強調してたくせに、大きな要因である円安歓迎するわ、挙句為替変動に強い経済を作りますなんて構想さえできていないことを言っちゃってさあ!下手な外交周りの失言よりよっぽど私の怒りを招いたよ。

なお、現実問題として自民党だろうと中道だろうとどっちが政権を取っても内向きの政策バラマキであんまり変わらないし、トランプ大統領という最大のリスクを鑑みれば、彼から好感度が高いであろう高市トップに据える方がここ数年間の国の安定は取れると思います。それでもなおあんまりキトーなことを吹かし続けていると反対票入れるぞという意思は示しておきたいんです。

Permalink |記事への反応(0) | 16:14

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政党に反対の立場を示す方法

数ある野党それぞれに対して、反対の立場を示すには様々な方法がある。

発言無礼あるいはデマであると指摘するのも良い。

行動に法的あるいは倫理道徳的問題を見出すのも良い。

政策が間違いである、あるいは実現可能性がないと呆れるのも良い。

党員候補者の経歴や過去言動、あるいは前科を引き合いに出すのも良い。

そもそも選挙の事しか考えておらず、党としての行動に一貫性がないと指摘するのも良い。

泡沫政党ほど最もらしいことを勢いよく言いながら、実績と素行で大きく劣る。

それらを具体的に指摘して正論を食らわせていくだけでいい。非常に簡単だ。

なお与党に対して、反対の立場を示すには「アレを支持してるんだ笑」と言うだけで良い。非常に簡単だ。

Permalink |記事への反応(1) | 13:20

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犯罪者ニュース記事を見てると暗くなる

どんな凶悪且つ悪質な犯罪者になる様な人間にも大抵の場合は当たり前のように彼女配偶者がいて

その度に「こんな人間でも結婚できるのに…」「異性と何人も付き合えるのに」って憂鬱になる


どんなに綺麗事を言おうとも、良い歳して異性のパートナーが一人もいない時点で

異性を獲得する能力、いわゆる恋愛力やモテ力は、そういった犯罪者より圧倒的に劣っていると見なされるのは事実


それだけでげんなりするし惨めにもなるのに、社会的にもジャッジされ

気持ち悪い人間からモテ無いんだ、お前は劣ったキモい人間だ」と

有無も言わさず今までの人生人格すら否定されるのが当たり前

特に女性からジャッジ残酷で、凶悪

何もしていなくても、何も思っていなくても、「お前は加害者だ」と

やってもいない罪を背負わされ罰せられる


似たような年齢=いない歴、且つ似たような考えだった友達がいたんだけど、その友達が昨年自殺した

遺書は無く、葬式に足を運んだけど、出席者に友人の兄と妹がいて(どちらも泣いていた)

二人とも家族連れで出席してて、あー他の兄妹が子孫残してるの見届けてたか

もう自分は良いとある意味安心しちゃったんだろうな、とか

かなり泥酔してたらしいから、勢いで発作的にやってしまったんだろうな、などと直感的に思った


もちろん自分なりに努力はした

人と誠実に接するとか、相手を一人の人間として尊重するのは当たり前

その上で外見とか話し方とか出会いの場に積極的に行ったりと色々頑張ったけど、結果はダメ

時間と金をかけて努力して、嫌な思いして自尊心を傷つけただけだった


今のところは友人の様に自死する気は無いけど、正直先が見えている人生には絶望しかない

一応同世代の平均よりはやや上の年収だけど、ただそれだけだ

孤独だしモテいから何の意味も無い

ただ生活には困らないであろう、というぐらいしか無い

どうせ死んだら全部意味はないし、全財産叩いて豪遊する気概も無い

多分1000万ぐらい貯金はあるけど質素生活を送ってある日孤独死ぬだけの未来が見える


親が今後先に旅立つとか、孤独を拗らせておかしくなったりとか

そんな時にコロッと騙されて色々なものを喪ったりするかも知れない、

そんな孤独で惨めで、犯罪者みたいな奴のカモにされる様な

犯罪者以下の情けない人生を送るんだろうなというのがほぼ確定しているのが本当に悲しくなる


自分なりに努力もしたり、他人を傷つけない様に生きてきたけど、そんなの何の意味も無かったのが我ながら情けない

Permalink |記事への反応(0) | 02:08

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2026-02-02

「昔、アニソンがめちゃくちゃ悪い扱いされてたよね」って話

話題になってたが、今のAI創作に対する一部オタクの反応も正直中々だと思う

俺も俗に言うAI Slopは嫌いであものの、「AIで作られたコンテンツなぞ全て無価値! 他人作品コラージュしたグロテスクな代物!」みたいに言ってるのをみるとなあ…

結局、どんな世代の人も、下の世代コンテンツ馬鹿にしたくなってしまものなのだなと…オタクだけは全てを受け入れると信じていたのだがなあ

Permalink |記事への反応(2) | 11:12

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2026-02-01

QRコード注文

地元インドカレー屋がQRコード注文になってて

ついでにランチセット1800円~になってて

うわ帰りてェ~と思いつつ仕方なく注文

しかスマホカメラQRで読み込めず

ブラウザアクセスできるサイトみつけて入る(ここまでで10分くらいかかってる)

入ったらLINE連携のやつで、プロフィール送信許可(必須)のチェック欄があり

嫌だな~と思いつつ仕方なく入る

(チェックが必須だと思ってたが、後から思うと許可するかどうかの選択必須なだけでチェックしなければならない訳じゃなかったり…??)

ナン1枚おかわり無料の注文ボタンあったから許したが、後から入ったジジババ、普通に口頭注文しとる~!!

そっか~、確かにQR注文お願いします、って単なるお願いであって、QRしか注文できないなんて言ってないからね~

カレーは相変わらず美味かったが、もう2度と行かん

Permalink |記事への反応(0) | 13:10

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2026-01-31

推しが売れないままおじさんになった。

中高生のころに、お笑いにハマっていた。

今をときめく売れっ子芸人達が当時若手芸人としてシノギを削っている真っ只中であり、大変豪華なメンバー劇場で1000円位で見ることができた時代だった。当時のお笑いスマホがない時代校則アルバイトができない学生でも十分楽しめる娯楽だったのだ。

特にNHK放送されていた「爆笑オンエアバトル」は毎週録画するくらい熱心に見ていた。毎週(隔週だったかも)公開収録が行われており、観覧に当たらなくても無料見学することができた。

ラーメンズますだおかだアンタッチャブルドランクドラゴンなど初期のオンエアバトルを支えた人気芸人達が卒業していくなかで、彗星の如く初登場初オンエアを獲得したあるお笑いグループにどハマりしたのだ。ネタ面白い、なのにオシャレでカッコいい。私は一気にそのお笑いグループの大ファンになった。

以降、四六時中ずっとそのグループのことを考えるようになった。お笑い雑誌を買って切り抜き、友人と足繁くライブに通った。大物芸人達が出演するライブ前説推しが出るとわかれば前説目的チケットを買った(当たり前だが、途中で帰ることな最後まで鑑賞した)単独ライブで、観客を巻き込んだコーナーで推しに当てられた時は嬉しくて気が狂いそうだった。推し怪我をしたと掲示板で知ったら、自分に何かできることはないか真剣に考えて、好きな曲だけを集めたMDを送ろうとした(さすがにやめたが)だいぶ認知が歪んでいた。

推し熱狂する一方で、?ということも出てきた。推しメンバーのうちの1人がかなり出待ちに冷たかったのである。目も合わせないし無視するか、かったるそうに応じる。それ以外にも、ファンの方を向いておらず、先輩芸人とのホモソーシャルな結びつきを大切にしているのではないかと感じることがあった。今の芸人の「軍団」とはちょっと違う印象を受けた。出待ちは、当時は黙認されていたが後に禁止になった。今売れているお笑い芸人達は出待ち1人1人に丁寧な対応をしていた人が多いように思う。当時の出待ち勢が今も何かしらの形で支えているのだろう。特にロバートは3人ともすごく優しく丁寧に応じてくれたのを今でも覚えている。

推しに少々の違和感を持ち始めた中、推しレギュラーメンバーお笑い番組が始まった。期待に胸を膨らませリアタイしたが、全く笑えない酷くつまらない番組だった。番組最後に沢山のよくわからない露出度の高い女性が踊っている中から推したちが指名し、女性が服を脱いで水着姿になる、というコーナーを目の当たりにしたときには推しへの気持ちが急速に冷めていった。

水着のお姉さんが嫌なのではない。当時の深夜のお笑い番組水着女性レギュラー出演することが割とよくあった。彼女たちは美人スタイルも良く、サバサバしていて話も面白く好感が持てた。

それとは違う、ファンが最も見たくないであろう、推し風俗嬢指名している場面を見させられたような気持ちになった。

次の日、一緒に推し活をした友人と会話が途切れ途切れになったのを覚えている。クスリとも笑えない内容、何の予告も無しに見させられた、最も見たくなかった形のエロ

そこから大学受験多忙になってゆき、徐々にお笑い自体を追いかけなくなっていった。

そこからだいぶ時間が経ち、久しぶりにかつての推しニュースになっていた。解散し、新たな体制になるというニュースであった。推したちは売れないままおじさんになっていた。

久しぶりに推し動画を漁った。ネタファッションもあのときオシャレだと感じたままであったが、同時に「懐かしい平成」と化してしまったように感じた。

インターネット黎明期お金のない学生時代推し活で本当によかった。

あの時に、今のようにある程度自分で使えるお金が当時あったとしたら、おそらくもっと推しお金をつぎこんでいただろうと思う。そして見たくもないエロを見せられてお金をつぎこんだことを後悔しただろう。

Permalink |記事への反応(0) | 04:28

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2026-01-30

チームみらいの子育て減税がとんでもないばら撒きなんだが(続)

前回書いた記事に意外に反響があって驚いた。

反応を見る限り、賛否が半々といったところか?

https://anond.hatelabo.jp/20260127214134

すまんな、俺がバカ文章が下手だからかいとこまで説明しきれてなかった。

もう少し詳しく書いてみるわ。

ばらまき、とは

ブコメツッコミを何件かもらったが、確かにばらまきという単語を雑に使ってたな。すまん。

俺が言いたかったのは「おまえの政党支持層に過剰に金を還元してねえか?」ってことだ。

子育て世帯所得中央値っていくらだよ?

チームみらいのマニフェストには

子育て世帯世帯年収中央値付近など、ボリュームゾーンにあたる層をメインとし、大きく所得が上回る層には、適切な減税額となるよう調整します」

と書かれている。

子育て世帯所得中央値いくらかというと、「2023年国民生活基礎調査の概況」によれば731万円らしい。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa23/dl/04.pdf

注意してほしいんだが、この数字世帯所得だ。

所得税は世帯でなく個人にかかるもので、個々人の所得はこの数字より少ない。

世帯所得が800万円あっても、夫500万妻300万だったら所得税率20%のラインに届きもしない。

まり、チームみらいの言う子育て世帯所得中央値だと3人目を産むインセンティブにはならないってことだ。

定額給付じゃダメか?

チームみらいが定額給付にしない理由としては、大和総研レポート

「一律的な現金給付低所得世帯にの出生率向上の効果がみられるとの指摘」があったからだと言っている。

https://www.dir.co.jp/report/research/economics/japan/20240826_024581.pdf

該当箇所はレポートの7ページ目だな。よく読めばわかるんだが、これは

出産一時金に健保が追加で出産育児付加金を出したとき出生率向上に効果があるか」という話に過ぎない。

この結論児童手当のような継続的給付されるカネにそのまま適用できるかというと、かなり厳しいんじゃね?

もっと言うと、出産育児付加金だけの話にしても「男性年収1000万円くらいまでは給付効果が認められる」という結論になってる。

チームみらい基準だと年収1000万は低所得かもしれないが、一般的には1000万は高給取りだ。安野の気合50%だぞ、50%

繰り返しになるが、子育て世帯世帯所得中央値は731万程度だ。なんだ十分効くじゃないか

マニフェスト書いたやつな、ほんとにレポート読んだか?AIに読ませるのもいいけどあいつら結構仕事が雑だぜ?

所得税の計算はめんどくせえ(超過累進課税)

課税所得に対して所得税がかかる、というのは前回説明した通りだ。

超過累進課税の話をしたくなかったから、前回は所得税完全免除パターンしかさなかったんだが、今回はもう少し計算を頑張ってみる。

例えば年収900万円の場合課税所得529万円で税率20%だが、529万円にそのまま20%の税金をかけるわけじゃない。

  • 0~195万円までの部分 x 5%
  • 195万円~330万円の部分 x10%
  • 330万円~695万円の部分 x20%

というように、一定ラインを超えた分にだけ上の段階の税率が適用される。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

これを計算すると、年収900万の場合、195万 x 5% + (330万 - 195万) x10% + (529万 -330万) x20% = 63.1万となる。

この式を変形すると、所得税 =課税所得 x20% - 42.75万で、国税庁サイトの控除額の数字(税率20%の場合の427500円)と一致する。

じゃあ、誰が得してるんだよ?

この方法で、所得金額ごと、こどもの人数ごとにチームみらい案で所得税がいくらになるのか計算してみた。

累進課税の数表の、各階級の税率からこどもの人数別にそれぞれ5%/10%/20%を引いて再計算したんだが、こういうことで合ってるよな?

課税所得の目安は前回と同じサイトの値を参考にした。

https://jp.indeed.com/career-advice/pay-salary/income-tax-quick-reference-table

所得金額課税所得適用税率 こども0人(0%) こども1人(5%)こども2人(10%)こども3人(20%)
300万円 111万円 5% 5.5万円 0万円 0万円 0万円
500万円237万円10% 13.9万円 2.1万円 0万円 0万円
700万円 373万円20%31.8万円 13.2万円 4.3万円 0万円
900万円 529万円20% 63.1万円 36.6万円 19.9万円 0万円
1100万円 701万円23% 97.7万円 62.6万円 37.3万円 0.2万円
1300万円 873万円23% 137.2万円 93.5万円 59.6万円 5.3万円
1500万円1044万円33% 191.2万円 138.7万円 96.3万円24.9万円
1700万円 1216万円33%247.8万円 186.9万円 135.8万 47.2万円
1900万円 1388万円33% 304.5万円235.0万円 175.4万円 69.6万円
2000万円 1474万円33%332.8万円 259.1万円 195.2万円 80.8万円

例えば所得金額900万円だと、こども0人で所得税が63.1万円のところ、こども1人で36.6万円、こども2人で19.9万円、そしてこども3人で0万円だ。

ここで見てほしいのが、こども2人→こども3人の減税額の増える量だ。

片働きで個人年収700万として、これは子育て世帯年収中央値に近いんだが、こども2人から3人に増えた場合に年4.3万円しか減税にならない。

共働きだとして、先ほどあげた例の夫500万円妻300万円だと2人目の時点でもう減らせる金額はなくなっている。

これは3人目のインセンティブとしてはかなり弱いんじゃないか

もちろん個人年収が高くなればなるほど、こども2人→こども3人の減税幅は大きくなる。

個人年収900万円だとこども1人産むごとに年20万ずつ所得税が下がっていくので、このくらいであれば3人目を考えるインセンティブになるかもしれない。

さらに、個人年収2000万だと3人目を産むことでなんと年115万円も税金がお安くなる計算だ。

まり、チームみらいの子育て減税は、

個人所得だけで1000万を超えてくるような高所得層のための政策ってわけだ。

ちょうどチームみらいの支持者がそういう社会階層だよな。

やりすぎでは?

ここまで見てきたように、チームみらいの子育て減税は圧倒的に高所得者有利な政策だ。

かに高所得者は多く税金払ってるから多く返してもらってもいいだろって意見もわかるよ。

でも現実にな、なにもしなければ広がり続ける格差を、税金社会保障で無理やり横ばいに維持してるんだよ。

https://www.mhlw.go.jp/content/12605000/R03hou.pdf

それに子育て政策って社会福祉という面もあるだろ。

タワマンに住んでSAPIXに通う金持ちのお坊ちゃんと、ボロアパートに暮らす貧乏人のクソガキとで

から支援に差をつけちゃうのは俺はよくないと思うよ。

それこそチームみらいのいうところの社会バグってやつじゃねえの?

あとな、金持ちだけたくさん子ども作ればいいってことはないだろ。

優生思想か?喘息薬の件で炎上したときと何が違うんだよ。

だって子育て世帯支援を増やすのは賛成だよ。

でもこんな露骨金持ち優遇するんじゃなくて、もっとかにやりようがあるんじゃないのか?

マニフェスト提案?出したに決まってるだろ(1/31追記)

ブコメでもらったチームみらいへのマニフェスト提案な、もちろん出してるぞ。

ただなあ、あいつら前回の参院選で寄せられた数千件の提案を全放置した前科があってな。

提案を出したところでスルーされるだけだぞ。ブロードリスニングが聞いて呆れる。

一方で、チームみらいの連中は喘息薬だとかこの前の気合2000万問題みたいな炎上案件は最優先で対応するんだよ。

からあいつらを動かすためにネット火種をばらまくのはかなり有効だと俺は思うよ。

Permalink |記事への反応(12) | 20:55

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特定の人から頻繁に異常なスターをつけられて怖い場合は、運営通報しましょう

はてなブックマークの「禁止事項と各種制限措置」について、以下の記述があります

はてなブックマークでの禁止事項、禁止行為

迷惑行為嫌がらせ行為

特に高頻度での言及など、ブックマークを利用したストーキング、つきまといに類する行為

https://b.hatena.ne.jp/help/entry/abuse

ここには「ブックマークを利用した」とあり、はてなスターとは書いていませんが、つきまといであることは間違いないため、運営通報するのがよいと思います

ここの「問い合わせ」から通報できます

https://hatena.zendesk.com/hc/ja/requests/new

はてなブログだとブロック機能があるけど、はてなブックマークにはありません。

自衛できないので、運営にお願いして対策してもらいましょう。

Permalink |記事への反応(0) | 17:20

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選挙へ行こう、ってスローガンもかなり意味不明な気がする

まあ選挙に行って、そして私の応援する党へ入れろ、あの党へは入れるな、というなら全然分かるんだけど

それが同意を得られるかどうかは別にせよ、要請としての意味は通る

私の望む社会の在り方に協力しろ、と

だって自分の望みに協力が得られたら嬉しい

そういう邪推を脇に置いて、本当にただただ選挙へ行くこと自体を推奨しているというならかなり意味が分からなくなる

投票率がどうとかっていうのも、結局のところそれで存在感を示して私の望む方向性へ傾いて欲しい(そんな風に事が運ぶかはともかく)、という所だろうし

選挙って、各々が身を置く共同体方針策定について寄与する力を、ことこの場面においては等しく、ほんのほんのほんのほんのほんのほんの少しだけ行使できるという代物だろうし

それ以上でもそれ以下でもなく

使うも使わないも、それ自体当事者以外の他人にとっては何の関係もない

共同体にこうあって欲しいという欲求があればそれに近い方への決定を下すだろうし、そうでなければ使わないまでの話で

少なくとも「お前らが協力しないせいであの党が勝てないんだ」という都合でないのならば、選挙行こう!と推奨したり、逆に行かないなんてけしからん!と非難する動機も無さそうに見える

法治国家から市民として当然の責任だとか何とかいうのも、かなり意味不明と言うかなんの理屈にもなってない気がするし

代議政を何かしら神聖ものだと思っていれば、あるいは社会はこうあれと望んでいなければならない、みたいな信仰でもあれば話はまた違うのかもしれないけれど

でもそういう「私はこうあらねばと思う、お前もこうあらねばと思え」って、結局「選挙に行こう、行って私の応援する党へ入れろ」と地続きな気もするし

選挙も行かずに文句を言う資格なし、なんてのも、別にそれとこれとは全く別というか

そもそも文句をいうのに資格へったくれもないし

まあお前あの時の会議でだんまりこいてたのに、後からグチグチ言ってんじゃねえよっていような気持ちは大いに分かるけど

選挙の一票が果たして会議発言するほどの存在感があるかと言ったら、それもどうかという気はするし

組織票が云々っていうのも、「あの悪魔政党組織票によって支えられているに違いない。そんなものに負けてはいけない。だから選挙に行ってあそこ以外に入れろ!」

ということを修辞を変えて言っているのだし、それはどこへ入れるかという話であって選挙へ行く事自体についてのものではないと思う




本当にただただ各々が意見を表明しているその事自体価値がある、というならそれはなんかちょっと倒錯していませんかという気はする

選挙かくあるべしという理念の話をするのなら、誰かに偏りすぎず全体がそれなりに満足の行く結果になればこそ、各自に微量の決定権を等分していることに意味があるんだろうし

その結果を問う以前にまず投票意味があるといったって、それによって実現されるものって何なんですかという話だし

今の代議政は参加率が高いです、なので正当性を得ています、というだけでは自己目的化している感じがするし

それこそ「歴史」に学べば適正な民主主義手続きでろくでもない事になったなんて事はある訳で

そういう民主主義の具合の悪い部分をポピュリズムだとか言って切断して、「質の良い民主主義」だけが民主主義だろうというのなら、それはやっぱりただ行くだけでなく誰に入れるかまでが問題になるだろうし

「まとも」なところに入れましょう、という話で

そのまともは誰基準の話なんですかって事にもなってくるけど

まあその辺のことも織り込んだ上で、角が立たないよう濁しているのだと言われればそれまでの話だけど



結果がどうあれ政治家投票率も見ているから、とにかく入れるだけでも事後の動向には影響するだろう

というのもこの理屈だけ取り上げて見れば成り立ってるけど、肝心なのは実際にそう動いているかであって

実際にそう動いて、何かが起きたって話はあるんですかという気はする

いくら意味があるのないのと論争を交わした所で、実際どうなのかが問題なのであって

こういう作用が実際にあるから投票にも意味があります、とあたか記述的な主張も、実際の所はそういうことがあって欲しいな、あってくれなきゃ困るという願望も含まれているのかもしれない

まあ期待を持たせるという意味モチベートにはなるのかもしれないけど

いずれにせよ、投票さえしていれば向こうがご機嫌を伺ってくれる、なんてのもそれこそお客様体質極まれりという感じもする

Permalink |記事への反応(31) | 00:07

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