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はてなキーワード:「P5」とは

2025-02-08

ガキの頃、小学校で"ポルト”と名付けた通貨を発行して一躍人気者になった時の思い出

小4のとき、俺は"ポルト"っていう通貨を作った。

いや、最初はただの遊びだったんよ。休み時間ノートの切れ端ちぎって、テキトーに「P1」「P5」とか数字書いて「これ通貨な」って言い出したのが始まり。そしたら、友達が「じゃあポルトでこの消しゴム貸してやるよ」とか言い出して、なんか知らんけど取引が成立しちまった。

そこから調子に乗った俺は、ちょっとデザインに凝り始めた。「PORTO」って書いて、自分サイン入れて、偽造防止のために角をギザギザに切ったりして、もう完全にお札のつもり。レートも決めて、「10ポルト消しゴム1回貸します」「30ポルトノートの切れ端1ページ分」とか、勝手市場作り始めた。で、俺は発行元だからポルト刷り放題。めちゃくちゃリッチ

で、最初は俺の周りの数人だけだったのが、いつの間にかクラス全体に広がってた。みんな普通にポルト持ち歩いてて、放課後には「明日10ポルトあげるから、これ貸しといて」みたいな信用取引まで発生。おいおい、マジで経済回ってんじゃん。

んで、決定打になったのが、5年の女子が「50ポルトイラスト描きます」って言い出したこと。この子マジで絵がうまくて、クラス女子がめちゃくちゃ群がってた。これでポルト価値ガチのものになった。俺は「やべぇ、俺、経済作っちまったな」とか思ってた。

しかし、そううまくはいかない。ある日、クラスのヤツが「俺のポルトがなくなった」って言い出した。最初は「お前の管理が悪いんじゃね?」とか適当に流してたけど、次の日も「俺のポルトも減ってる!」って騒ぎ出すヤツが出てきた。盗難発生。

「これはマズい」と思った俺は、「ポルト銀行」なるものを開設。俺の机の引き出しに管理用の箱を設置して、ポルトを預けたら俺が取引記録をつけるシステムにした。「これで盗まれないぞ!」って宣伝したら、みんな安心して預けに来た。銀行業、成立。

でもここでまた問題発生。「お前、勝手ポルト増やしてね?」と指摘される。

実は俺、調子に乗ってちょっとだけ増刷してた。いや、ちょっとだけな?だって銀行だし、多少の流動性確保は必要じゃん? でもバレた。「インフレすんな」「価値下がるだろ」と怒られる。まあ、そりゃそうか。

んで、ついに先生にバレる。「お前、なんか変なことしてるらしいな?」と呼び出されて、「遊びで経済回すな」とか謎の説教をされる。結局、全ポルト没収。「お金は国が管理するものです」とかい大人ルール押し付けられて、俺の経済圏は崩壊した。

まあ、ポルトは消えたけど、あのときの高揚感は今でも忘れられない。あの瞬間、俺は小学校という国の中央銀行だったんだ。

……で、その後の俺? 今は仮想通貨やってる。やっぱ経済面白いわ。

Permalink |記事への反応(8) | 22:31

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