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この辺の思想は、動物と人間を同じ程度に権利を持つと考えるものだから今は避けられているけれど、そのうち悪用されるようになる。
動物と人間が同じというのは、自分が嫌いなあいつとかわいい犬や猫は同じ程度に尊重されるべきってこと。そのとき犬や猫を選んて何が悪いって人は言うようになるだろう。トロッコの走る線路の一方に猫がいて、もう一方に見知らぬおっさんがいるとして、どっちを助けるかって話。
同じように、アジア人と猫では猫を選ぶけど、白人と猫では白人を選ぶというようなケースが出てくるだろう。猫とアジア人と白人は同じ権利だからどれを選んでも構わないはずだという理屈で正当化されるだろう。
動物が人と同じ権利を持つとしたら、嫌いな存在を社会の中で重視しない理由として悪用されるようになるだろう。そうならないためにも、人間と動物では存在とした決定的に違うと主張し、倫理は人間に対してのみ適用するべきだと強く主張していく必要がある。逆に肉食も積極的に行い、環境維持という人間に役立つ範囲においてのみに動物の権利は厳密に制限されねばならない。
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