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2025-12-11

anond:20251211222053

望ましくないが誰のせいでもない円安

積極財政と上の議論から円安もやむなしという感想になってしまうが、一方でわざわざマンデル・フレミングモデルを持ち出していること、また高圧経済も「通貨安による利益蓄積」に触れていないことから円安はどうやら高市政権にとって確信犯的な政策目標ではないことも確認できる。現に片山財務相円安マイナス面が目立ってきたのを認め、12月に入ると更にボルテージが上がっている。

CFTCJPY speculativenet positions

 ボルテージを上げるとは言っても、2025年円安投機的な円売りの結果でないことだけは確かである投機筋(CFTCJPY speculativenet positions)は2021年以来長らく円売りポジションを維持してきたが、2025年に限っては、日米金融政策方向性テーマにした投機的な円買いが年初から大々的に積み上がっていた。それが参院選あたりになって日本ポピュリズムが勃興し、更に総裁選を経て積極財政が実現するに至って慌てて畳まれ始まるのだが、まだ少し投機的な円買いが残っている。この損切り待ちの円買いポジション円安重要ドライバーになったと思われる。

Permalink |記事への反応(1) | 22:21

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記事への反応 -
  • https://www.shenmacro.com/archives/39787311.html  2025年後半は円安が目立つ期間になった。これまでドル円は日米金利差と連動しやすいことが知られ、2022年などは日米金利差が拡大したのだから円...

    • ブレーン達と円安  日米金利差から乖離するほどの円安に対処しなくてよいのか。高市政権の目玉政策は積極財政に集中しており他の経済政策に対する考え方が見えづらいため、ブレ...

      • 望ましくないが誰のせいでもない円安 積極財政と上の議論から円安もやむなしという感想になってしまうが、一方でわざわざマンデル・フレミング・モデルを持ち出していること、また...

        • 急速に近付いてきた12月利上げ  円安が止まらなくなった結果、日銀の早期利上げが再び近付いてくることになる。かねてから本ブログは日本には中立金利がなく、代わりに中立為替...

          • 近付く為替介入の可能性  こうなると、為替介入が二律背反を収拾するための唯一の手段になりつつある。為替介入によって円安そのものを先に解消できれば、ターミナルレート云々...

            • 財政破綻の話はしていない  言うまでもないが、本稿はたかがダブル安をもって日本国が債務危機に陥りつつあると主張するものではない。日本国債の保有シェアで見ると、海外投資...

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