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2025-12-10

投資20年の私が個別株に投資する理由

近年、投資話題になると、判を押したようにオルカン等のインデックス投資信託が推奨されている。それに異論は全くないのだが、「オルカン一択個別株に手を出すのは情弱」というのは少し視野が狭いのでは?と考えているので、私が敢えて個別株への投資を続けている理由を語りたい。

前提情報

40代メーカー勤めの普通会社員

資産構成は全体を100とすると、持ち家50、国内個別23外国株インデックス10日本円12米ドル5ぐらい。

NISA積立と確定拠出年金は全額を外国株投信に向けている。

現在保有している個別株は約20銘柄。売却は滅多になく、ほぼバイアンドホールド

Yahooファイナンスポートフォリオ登録して、普段は1日に2,3回眺める程度。

1. 期待リターンは個別株の方が高い

投資信託には、信託報酬運用経費が必ず発生する。(オルカン場合、直近で約0.08%)

個別株への投資ではこれらのコストは発生しない。SBI楽天なら株式の売買手数料無料だ。

一方、個別銘柄の将来のリターンを事前に把握することは不可能であることを前提とすると、各銘柄のリターンの期待値市場平均と等しいので、理論上の期待リターンはコストの分だけ僅かながら個別株が有利となる。

また、日本では上場企業の3社に1社が株主優待を導入しており、これも個別株に有利な要素だ。(私は優待目当ての投資はしないが、それでも換金可能優待がいくつか届いている。)

2.個別株でも分散投資によりリスク低減は可能

インデックス投資メリットは言うまでもなく手軽に分散投資できることだが、個別株でも複数銘柄分散することで、個別事情に起因するリスクは相当程度軽減できる。

どこまでを許容範囲と見るかは人によるが、私にとっては現状のポートフォリオは許容可能リスク範囲に収まっている。インデックスより上振れする確率と下振れする確率は同じであり、細けえこはいいんだよ、という気持ちだ。

3.金銭以外の尺度を加味した個別投資満足度は高い

さて、言いたいことはここから

個別投資には「推し活」的な楽しみがありますインデックス投資と比べて金銭的に大きく不利でないのであれば、楽しい方が良くないですか?

自然投資先の企業業界経済ニュースを楽しめる。

投資がより主体的活動として感じられる。

総合商社PERが5〜6倍ぐらいの頃に割安に思って買ったら、バフェット氏も買っていたことが分かってめっちゃ上がった。

仕事で関わった会社で印象が良かったとか、後輩の転職先とかの縁で買うことも(インサイダーじゃないよ!)。上がるか下がるかは結果論だけど、いずれ自分推し会社なら納得感がある。

自分倫理感にフィットしない企業への投資を避けることができる。

株主総会配信経営者の思いを直接聞けて、会場に行けば質問もできる。

○ 誠実な回答、共感できるビジョンを聞いて買い増ししたこともあった。

もちろん、満足を感じるかは人それぞれです。経済企業活動に関心がなく、1秒たりとも投資時間を使いたくない人もいるでしょう。

ただ、私は一人のビジネスパーソンとして、こうしたこと好奇心や楽しさを覚えるので、細々と個別株への投資を続けているのです。

Permalink |記事への反応(1) | 22:19

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