その②
AIによる技術革新は社会を変革するか?というシナリオを考えると気になるのって、「AI技術を過大に評価してんじゃないの?」という点。
新技術による効率化・高度化によって社会が変革するなら、PCが普及することによって、現代でもすでにそれが起こっていてもおかしくないのではないか。
PCが普及した時代って、たしかに効率化はすごかったけど、「みんなに富が行き渡ったか?」と言われると、ほぼ No なわけで。
実際は、生産性だけ上がって賃金は伸びず、利益は企業や一部の高技能層に集中した、ということになる。
なんでそうなってしまったのか。
PCは仕事を「置き換え」せず、ただ「効率化」しただけだったから。
WordやExcelで早く仕事できるようになっても、そのぶん仕事が増え、労働時間が減るどころかむしろ増えた。
「人がいなくても回る」状態にはならず、「人がもっと働く」方向に作用した。
GDPは伸びるのに賃金は伸びない、という「デカップリング」現象が日米で発生して、追加の利益は労働者じゃなく、企業や資本に溜まっていった。
PC化でスケールメリットが巨大化し、勝者総取り(Microsoft など)の構造が生まれ、高スキル層だけ賃金が上がり、その他の層は停滞。格差が広がった。
当時は新自由主義が主流で、再配分は縮小。最低賃金は上がらず、資本課税も弱く、技術の恩恵を社会に戻す仕組みが整わなかった。
決定的なのはPCが「労働を効率化」したのに対し、AIは「労働そのものを代替」すると考えられる点。
「人間の仕事自体が消える →所得モデルが崩壊 → 再配分しないと社会そのものが壊れる」という、放置できない規模の変化だから、BIや公共AI、富の再分配みたいな制度改革を避けられない、という理屈。
AIは労働の前提そのものを崩すので、制度改革を強制するタイプの技術、というのが大きな違いと言われる。
本当にそうなるのか?
さぁ…
という釣りタイトルを思いついたので書いてみる。 まず共産主義は言いすぎで、「ポスト資本主義」が妥当かもしれない。 前提として、マルクスは高度に発達した資本主義は共産主義に...
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日本の労働時間は減ってるし あと賃金が伸びてないのには日本くらいでアメリカは伸びてたし 日本は90年代くらいまでは企業の収益が悪化してるけど人件費はそこまで削られず労働分配...
日本にはサビ残という暗数がある
昔だってサビ残あるわけで労働時間の減少以上にザビ残が増えてる根拠がないなら自説に都合の悪い統計を無視して嘘つきたいってことでしかない
AI技術が進歩して仕事を代替する中で、まずホワイトカラーの仕事を飲み込み、逆にブルーカラーのほうが価値を取り戻すってという流れは本当に起こるのか。 もう始まっている領域も...
つまりもうだからこんな文章は読む価値ないわけじゃん? それはでも確かにAIで進んだものの、今に始まったわけじゃなくてこんな程度のかけます!って程度のはとっくの昔に駆逐され...
それはその通りで、「完全失業」が早いのがホワイトカラー、最終的にはブルーカラーの仕事も代替されるというシナリオの話。
俺はエンジニアで首の前線に常に立ってきたしなんなら首にさせた原因の方だけど 俺の肌感覚でいうと確かにホワイトカラーはエンジニア以上に非効率で首にする余地があるが 企業だっ...
他の疑問も生じる。 ホワイトカラー、たとえばAIの動向により詳しいエンジニアのような層は、自分が失業することが分かっていても、AI技術を推進する? そして、自分たちの完全失業...
その⑤ ホワイトカラーのAI代替を調べる中で考えたこと。 「仕事を失う中で、反AIに転化する」という話は、今現在の、いわゆる絵師、漫画寄りのイラストレーター(という理解であっ...
まとめ。 AI技術革新は共産主義の夢を見るか? ↓ 見る。 AI技術の発展により、大多数のホワイトカラー、次いでブルーカラーが完全失業し、ベーシックインカム導入などの過去に類...
😃ザマァ?!ザマァなの?!ザマァが来るかな?!
ザマァ!
🤔ちょっと待て、そうなった社会っていわゆる「マザーコンピュータ(あるいはビッグ・ブラザー)が支配するディストピア」だ!って紛糾・反発される例のやつじゃないの?
資本主義にも尺度があって、人間目線の資本主義が死んだら共産主義になる どういうことかと言うと複利的に資本(生産設備)が拡大していくと、人間が消費しきれない量を生産加工でき...