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< anond:20251127081943 |anond:20251126231633 >

2025-11-27

予防するのは早期発見よりも難しい

予防するのと早期発見では病気になっているかどうかという違いがある。

予防は最大の欠点であるそもそも何もしなくてもかからないじゃね?」という悪魔の問いに答えられないからだ

もちろん予防した結果としてかからなかったという理屈はいくらでも説明できるがバカには理解ができない。バカは痛みが消えるとか、下痢が治るとかわかりやすくないと理解できない

バカと言ったのは正確ではない、すまない、なぜなら多くの人が統計的事実よりも自分身の回り経験を優先するのはそもそも人間の性であって予防効果認識するのは直感に反するのである

悪魔の問いは研究段階から存在する。何か症状を治すのと違って予防だと臨床試験が膨大になる。そもそもからない人が大量にいるなかから有意な差を出す必要があるのである

仮に有意差を出すのに1,000件は必要1%の人がかかる病気があった場合、症状がでている1000人で試験するのと、症状がでてない100,000人で試験をしないといけない

発症までの期間も必要になる。10年かかる病気なら10年も調査必要になる。10年も意味があるのかないのかわからない事をするモチベーション研究者はあるかもしれないが現在なにも症状のない人に求めるのは不可能である。これが発症済みならばスキップできる

あと問題になるのは必ずアンチが湧くということであるアンチについては触れるだけ面倒なので省略するが予防では必ず湧く

予防はモチベーション試験規模の観点から実施はかなり難しい。重篤な症状がでる感染症のようなものギリギリできるかどうかというレベルなのである

これを読んだ学生諸君は茨の道が確定する予防の研究よりも治療の方を研究テーマにするのが今後のためである

Permalink |記事への反応(1) | 08:42

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