📌日本の医療情報が崩壊している理由 — 全体まとめ
以下の6点に整理できます。
---
①医療は高度化したのに、説明システムは昭和のまま
最新の治療や検査は進化したが、
患者への説明方法だけは昔の対面口頭のみ。
15分の外来で全部説明
誤情報の修正も医者ひとり
心理ケア、家族説明、治療方針、全部一気に
結果として説明は不足し、患者はネットを頼る。
②工事現場の“職人”が説明まで担当している状態
医者=高度な技術を持つ職人
しかし営業・広報・顧客説明・文書作成まで全部担当
本来は専門部門が分かれているべきなのに、
医療は職人ひとりに責務を集中 させている。
だから説明が弱く、誤解が広がる。
③厚労省は情報戦に本気で取り組んでいない
本来やるべき:
誤情報への訂正要求
出版社への抗議
SNSでの迅速な公式反論
患者教育の大規模展開
をほぼ行っていない。
その結果:
近藤誠や内海医師のような“インフルエンサー医療”が野放しに。
患者は誤った治療否定へ流れやすくなる。
④出版社は“医療デマ本”で利益を得てしまった
ここ15年、特に2008年以降に
がん本が激増した理由は:
団塊世代の高齢化で読者増
SNS時代で不安が広がりやすい
近藤誠のベストセラーで出版社が味をしめた
市場構造が
「不安を煽る本が売れる」
という歪んだ方向へ進んだ。
⑤SNSの誤情報が“本の販促装置”になっている
YouTubeやブログで過激な主張 → 本を買わせる。
医学的に間違いでも、感情的に響く情報は拡散する。
そして医療側は、
シンポジウム(1時間動画)
学会声明(長文PDF)
など、誰も見ない形でしか発信しない。
結果として情報戦は完全に負けている。
⑥患者教育のインフラが圧倒的に不足
本来は病院LINEやSNSで:
デマ否定動画
治療の正確な説明
がんの自然経過の理解
よくある誤解の解説
を定期配信すべきなのに、ほぼゼロ。
その結果、
「入院して絶飲食になって初めて説明される」という
手遅れなタイミングで情報が伝わる異常構造になっている。
🔥 まとめ:これは医療者の個人の問題ではなく、構造の失敗
国(厚労省)は情報戦に弱い
病院は説明専門部門を作らない
医者は職人なのに説明まで背負わせている
出版社は誤情報で儲ける
SNSはデマが有利
患者は正しい情報にアクセスできない
Permalink |記事への反応(2) | 03:26
ツイートシェア
🟦 アメリカの病院には「病院LINE」相当の仕組みがある 📌 結論 アメリカの中規模以上の病院は ほぼ必ず スマホ向けに次のような機能を持っています: 患者へのメッセージ配信(SMS /...