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< anond:20251115091000 |anond:20251114172241 >

2025-11-15

押井守監督の「天使のたまご」を映画館で見た。

ワイは、「天使のたまご」未見者だった。

2800円払ってドルビーシネマで見た。

その価値はあったのか?

と問われると、このように答える。

まず、天使のたまごを見たことがないから、とりあえず見てみたい。

というワイのような人間

には、それだけの理由だったらもっとリーズナブルに見れる方法選択をしてもいいかもしれない。

せっかくの4Kリマスターの大画面の上映という、今生には二度と訪れない機会を逸しさせるかもしれない懸念を持ちつつも、このような提案をするのには理由がある。

天使のたまご」というのは、若き頃の押井守監督が、それをつくったがために3年間全く仕事が来なくなってしまったという記念すべき作品である

まりにも前衛すぎたために、見るもの理解不能であり(押井監督並みの知性を持っていれば可能)、予算を使って自己満足作品を作ったことに対する、因果応報である

私も、これを見る前までは、なるほど気持ちはわかるが、若いアニメ監督に対してそれはあまりにも厳しすぎる対応だったのではないのか?

などと思っていたが実際に見てみると納得してしまった。

「こんなもんつくったら、そりゃ仕事の依頼なんてくるわけがねえよ」

と深く深く得心した。

しろ、その後に復活できたのが不思議なくらいだ。

天使のたまご」はワイには理解不能だった。

たぶん知性も知識も圧倒的に不足してて、下敷きとしている背景がわからないことが影響してることと、

その内容が

押井映画にはつきもの

「見るものに強烈な眠気を催すためだけに作られたとしか思えないシーン」

それだけ、ただそれだけを集めてひとつ映像作品にしたとしかいいようないものからだ。

しかこの「天使のたまご」というのは押井守にとって重要作品といえる。

その後の、押井作品個性というものが、ビューティフルドリーマーよりも色濃く出ているとさえ言えるかもしない。

から押井守作品好きな人なら、一度は見ておくことはオススメする。

ただそれがIMAXなりドルビーシネマなりという体験として必要か?と言われるとやや難しい。

劇場版パトレイバーや、攻殻機動隊イノセンスンなど、今後もリバイバル上映される可能性がある作品とは違い、

今後二度と、IMAXドルビーシネマで見る機会は、絶対にこないだろうと言える、この機会を逃したらもう終わりであることが間違いがない

天使のたまご」のリバイバル上映であるが、それをあえてスルーすることを推奨するのは非常に危険なのだが、

推奨してもいいかな?と思える程度には評価が難しい作品だ。

頭いい人は、たぶん概ね、押井守天使のたまごで何をやろうとしてたのかは理解が出来ると思う。

それ以外の人は、自分が起きて映画を見ているのか、それとも眠ってしまって夢を見ているのかがわからなくなる映像だと思う。

もしも不眠症に悩まされてるならばマスト作品だと思う。

とはいえ、まあ二度とない機会なんだから、せっかくだし一番でかい画面で見とけ、とも言えなくもない。

なんかそういう気分にもなってこさせるところが押井守作品の凄みだと思う。

なんかね、押井作品って、あとに余韻みたいなものが残るんだよね。

その余韻の再確認みたいなことがしたくなって、それが映画価値を上げてると思う。

そういう感覚「だけ」を体験するという希少な気持ちを味わえるのが、やっぱり至上の大画面でしかありえ無いのかもしれない。

なんかサッパリ意味がわからない文章を書いてるかもしれないが、俺が悪いんじゃない。「天使のたまご」という作品が悪いんだ。

Permalink |記事への反応(2) | 10:59

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記事への反応 -
  • 天使のたまごは観たことないんだけど、気難しい京大院卒の友人が好きなアニメとして認知はしてた、やはり難解なのか 今書店で復刻画集みたいなやつ売ってるよな、綺麗だった

  • ワシは12時から舞台挨拶付き見るで 残席わずかつーから朝行ったら残り3席しかなかった

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