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< 本願寺顕如(光佐)も... |anond:20240221130800 >

2025-11-09

シン「Mozilla/Firefox日本語コミュニティ解散」とかいうDramaについて知っておくべき2,3のこと

『「Mozilla/Firefox日本語コミュニティ解散」とかいうDramaについて知っておくべき2,3のこと』とかいうのが回ってきた。あまりにもひどい内容なので、あえてリンクにはしない。もし私がこういうタイトルで書くなら、という if を書いてみる。

日本日本語Mozillaコミュニティ解散ではない

日本には、複数コミュニティがある。翻訳に限ったものでも、

など。今回解散したのはSUMOコミュニティで、それ以外への直接の影響はない。また、SUMOコミュニティ活動はないものの、今回の騒動以降も複数個人が貢献している。なお、SUMOアクティブな貢献者は 3 人よりも多い。例の記事では、gecko-l10nSUMO の貢献者を足しても 2 人 (後から 3 人に訂正) としていたが、これは明らかな誤認。

(これを書いている私は幻の 3 人目、もしくは存在を消されたその他の貢献者かも)

他に影響がないなら安心、とはいかない。なぜなら、Mozillaアクティブコミュニティ解散する理由を作ったことになり、他のところでもこういう方針転換は起こる可能性を否定できなくなってしまうから

まあ、FirefoxThunderbirdリリース版は翻訳完了率がほぼ100%Bot が暴れる余地はなさそう、MDN では過去検討されたが導入しないこととなった... など安心できる事情もある。

メンテできていない記事存在するが...

貢献者不足だけが原因ではないと思う。例えば、原文に新しい内容が追加された場合、それが句読点修正でも最新の仕様に合わせるためのアップデートでも、翻訳者には「更新必要」としか表示されない。作業必要な順にトリアージできないので、修正は間に合わない。

MozillaBot の導入後に翻訳者に望む作業として、修正だけでなくUI 部分の翻訳を挙げている。Bot記事翻訳すると、Firefox などのボタンに書いてある内容を翻訳せず、英語のまま残す。Mozillaコミュニティ担当者すら最初バグだと思ったらしいけど。どうやら、人類には刺身タンポポ()のせる仕事は残るようだ。いや、独自翻訳モデル作る前に、翻訳ファイルからもってくるBot を作ってよ。

Mozillaもっと適切な支援をくれていたら、メンテできる記事もっと多いと思う。

日本Mozilla限界コミュニティか?

一部の貢献者の活動恩恵割合がかなり大きいことは否定できない。しかし、どこも複数人が活動していて、誰かが自分撤退によってMozillaユーザー脅迫することはできない。本当に困った事態になれば、ライフステージの変化などで今は活動していない、古の貢献者たちが復帰することもあり得る。

コロナ以降、新規の貢献者獲得のためのアピール活動は低調になっていたと思う。しかし、MDNメンバーブース出展などを数年前から再開し、最近gecko-l10n の人も一緒に出しているっぼいのでこのタイミングは残念。

なお、今回の件は事前の提案に反対意見がなかったかフォーラムへと書き込まれていて、暴走ではない。私はあの時点で今後も貢献を続けると決めていたけど、解散には反対ではない。Bot の合間を縫って貢献しつつ新しい翻訳者を育て、次の世代コミュニティを引き継ぐなんて不可能なので、合理的判断だと思う。

CC違反問題はあるか?

CC がある限り相手自分著作物使用することを強制的 (法的) にやめさせることはできないけど、使用しないように要請することはライセンス否定されないはず。もちろん、要請に応じる義務はない。私は、例の主張は要請に留まるものだと思っている。そのような要請CC理念に照らして好ましくはないし、SUMO使用する第三者に対してならば私は絶対に許容できないけどMozilla に対してする分にはまあ。というか、そんなことは知っているはずの人だし、コミュニティとしてでなく個人の行動なので特に言うことがない。

お気持ちパート

まりいい形で注目を集めている訳ではないけど、Mozillaオープンソース翻訳コミュニティに光が当たっているので参加する人が増えたらいいな。Mozilla関係だと毎月MDNコミュニティ新規参加の人向けの会をやってるし、他のところでもいいので。メーリスとかSlackかに入るだけでも何卒。

リアクションを見ていると、元リーダーとか、Mozilla 側の担当者とかを中傷するような投稿がちらほら。ほとんどは英語だけど、一部に日本語のものもあって大変悲しい。たとえ日本の貢献者を支持している内容でもMozillaスタッフ個人悪口を書いているものは見るに堪えないし、コミュニティ側の問題を指摘している意見にはうなずくものもある。だから、何も書くなとは思わないけどさあ...

まとめ

ここに書いてあることは全部フィクションかもね。しらんけど。

おまけ:憶測多めのお気持ちパート 2

MacOSiPhoneiPadユーザーにはその他より迷惑がかかるかも。ごめん。Botガイドラインに従っていないという問題の影響で、SUMOFirefox などで表現が異なるものが若干存在する。日本語ではBot は一時停止しているっぽく (土日はBot も休むとかでなければ)、かなり近い将来に翻訳も含めて一時撤回する可能性はあると思う。また、活動継続している貢献者は意外と多いので、誰かが修正するかも。それまでは困ったら原文を見てほしい。

各国の貢献者が活発に意見を述べている。こういう問題海外や別のプロジェクトコミュニティでは起こらないようにするために、徹底的に議論する必要があるはず。今回の自動承認は論外だけど、下書きとして活用する分には十分役に立つぐらいの精度ではあると思っているので、今度はコミュニティとしっかり話し合って役立つ形に改良してほしい。

今回の件で、FirefoxThunderbird使用をやめるという声も聞いている。過去にも非英語圏のユーザーコミュニティ蔑ろにするような決定は存在したけど、まだ相対的総合的にはましだと思っている。私は使用も貢献も少なくともあと10 年は続けるつもり。SUMO問題解決することだけではなく、Mozilla自体姿勢に何か変化があればいいと思う。

Permalink |記事への反応(1) | 17:21

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  • 日本語コミュニティの存在自体初めて知ったやでしかし サービス終了のお知らせで初めて知るソシャゲみがある

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