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2025-10-22

高市政権の「ポーズ」と「現実」を考える

高市首相、おめでとうございます

日本初の女性首相誕生ってのは、素直にすごいし、おめでたいと思う。

とまあ、それ自体は凄いんだけど、今後かなり厳しいのも確か。

正しいかどうかはともかく、自分なりに高市政権の現状や今後を考えてみたいと思う。

危ういバランスの上に立ってる

まず現状だけど、高市政権って「ギリギリ過半数」で首相になるために、あちこちに相当無理して譲歩した状況から始まってる。

これから政権運営していくには、

この4要素のかなり難しいバランス取りが必要だ。

から高市氏は、安倍政権とき以上に「ポーズ支持層向けのスローガン)」と「現実利害関係者への配慮)」を使い分けないといけないだろう。

政策ごとに「ポーズ」と「現実」を見てみる

では政策ごとにその中身を分析しよう。

1.維新との「取引」の部分

まず、首相指名をもらうための「対価」として維新合意した部分。

これは政権の「現実」として、やる可能性が高いやつだ。

  • 副首都構想
    • 協議体を作ります」みたいに、「動いてるフリ」はするんだろう。でも、どう考えても話がデカすぎるんで、維新が「うちは仕事したぞ」って自慢できる程度の進捗を見せて、本格的な実行は先送りじゃないか
    • 維新も、現時点ではそれで十分借りを返してもらったと判断しそう
2.支持層向けの「ポーズ」の部分

次に、議席数とか利害関係の調整がムズくて実現は無理だけど、保守的支持層を喜ばせるために言うスローガン

3.本丸政策

最後に、自民党の昔から支持基盤高市自身の考えで、本気で進めそうな政策

結論:代償がデカい「現実主義的保守

高市首相って、イデオロギー的には安倍元首相と同じで、口では過激なことも言いつつ、結局は経済界の言うことを聞く「現実主義的保守」だと俺は思ってる。

でも、安倍元首相と決定的に違うことが一つ。

安倍元首相みたいに強い党内基盤と高い支持率を(今のところ)持ってないんよな。

首相の座をもらうために維新に払った「代償」はデカすぎて他の党との協力関係もぶった切った。この少数与党っていう厳しい状況では結局、自民党流派経済界現実的な要求を飲むしかなくて、彼らの意向に沿う形でうまく「利用」されて、任期が終わる可能性が一番高いんじゃないかと見てる。

Permalink |記事への反応(4) | 21:13

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記事への反応 -
  • 一番経済に悪影響を与える可能性のある「積極財政」について1mmも語ってなくてわろえない

    • ごめん、抜けてたよ、ありがとう 俺なりの予想はこんな感じ 積極財政(=プライマリーバランス黒字化の凍結) これは安倍元首相の路線を支持する層(いわゆるリフレ派)への...

  • 高プロなんて天上人だけの話だしあのレベルの人らは起業すればいいのでどうでもいいけど 労働基準法が実際どうなるのかは気になるよね 経済界は理想主義がすぎる

    • 高プロは要件厳しくしすぎて使いづらくなった結果、 今産業界は裁量労働制の適用拡大と要件緩和の方をロビー活動しているようだよ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA10CFR0Q5A011C2000000/ 10月10...

  • 副首都構想はぶち上げる気がするなあ。 それがある間は維新は野党に行かないし、自民党にくっついた結果、維新が勢力を落とす可能性はあるけど、そうなった後に維新の残党を自民が...

  • 維新がデカい顔しすぎてるのはマジでどうにかしろよ

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