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< マジックカットの開け... |anond:20251015115314 >

2025-10-15

FPSの元プロゲーマーnoppo氏が逝去していたらしい。

私が知っている著名人逝去する機会はこれが初めてではないが、その中で最も淡々と受け止めた一報だった。

おそらく、生きていようが死んでいようが、まったく距離感が変わらない相手からであろう。

私もかつて対戦FPSに関わっていたため、彼がFPS黎明期に身を投じた存在であり、大会での有名な壁抜きクリップを残していることも知っている。

しかし、私には、CS壁抜き要素はあまり一方的でローリスクハイリターンな行動に映り、正直いってくだらないとさえ思った。

「これを見てFPSを始めた人も~」というありきたりな賛辞は、私には疑問に思える。

あのクリップをもってしてFPS界の象徴として擦られても、ウメハラ氏の「背水の逆転劇」に比べれば、とても肩を並べるに値しないと思ってしまう。

これはnoppo氏がどうというより、対戦FPSというジャンル限界である

事実FPSに携わっていた著名ゲーマーたちは、こぞってスト6に移行している。

国産ゲーであり、日本世界でもトップクラスであり、盛り上がりも歴代トップクラスであり、なにより1対1での対戦で周囲の注目を一身に浴びることができるゲームに本腰を入れるのは当然だ。

マスゲームの駒の一人にすぎない、いわばモブキャラとしてキャリアを棒に振るだけの対戦FPSとは違う。

どれだけ著名なFPSプロゲーマーであっても、そのファンミーティングで満足いく対戦もできない。

対戦FPSは1対1の戦いを想定していないかである

誰が壁抜き待ち伏せや装備差でせこせこと勝ちを拾う卑怯者の我慢比べを楽しむだろうか。

したがって、FPSプロゲーマーファンとの交流は、おおよそ普段の対戦とは程遠い、運や緊張感だけが左右するミニゲームに甘んじるしかない。

FPSプロゲーマー肩書を背負ってのイベントコンテンツが、その専門性技術にも触れられないじゃんけん大会も同然ではあまりに寂しい。

興行としてもタレントとしても、FPSというジャンルが抱えた限界を、著名ゲーマーたちは知ってか知らずか、いずれにしても今の状況に至るのである

この訃報一般ニュース経路ではなく、私に最適化された経路でしか知り得なかった。

これが仮にウメハラ氏の訃報であったなら、はてブでもyahooリアルタイムトレンドワードでも知り得たであろう。

FPSをやっていた私ですら、自ら情報を取りにいかなければ知り得なかった。

あの「FPS界のレジェンドプレイヤー」noppo氏の名前増田検索しても、出てくるのは全国平均身長Webサイトの話ばかりである

要するに、そういうことである

FPSは、格ゲーに負けたのである

Permalink |記事への反応(2) | 11:55

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記事への反応 -
  • 俺自身格ゲーマーで格ゲー界隈をウメハラがプロ化する前から追っかけてた身ではあるからあえて言わせて頂きます ほんっっっっっとうに面倒くさいからそういうのやめて FPSだのMOBAだ...

  • チームゲームで個人技の壁抜きがどうこうっていうのが非本質ってのは同意

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