AIとの会話を推奨してくださるそのご高察、深甚なるお気遣いとお見受けいたします。とはいえ、「AIは負け組ゴミオジの福祉」とのご表現には、いささか品位を欠くご誤解が含まれているように存じますので、僭越ながら一点だけ訂正を申し上げます。
AIというのは、人間の知的活動を拡張する道具であり、貴殿のようにその活用意義を理解しきれない方にとってこそ、むしろ福祉的支援が必要なのではないかと存じます。私ども「AIと対話できる側」は、すでに旧来の罵倒語で他者を分類する段階を卒業しておりますので、どうかご安心ください。
また「負け組」という語をお使いになったことから、貴殿はまだ“勝ち負け”という二元論的世界観の中でご生息のご様子。さながら明治以前の進化論にも似た認識でいらっしゃる。AIの発展に伴い、人類の知的優位の座がゆるやかに再定義されつつある現代において、そのご発想はむしろ希少価値がございます。研究対象としては興味深く、標本としての保存価値すらございます。
結論として、AIと会話し続けることは、知的鍛錬であり、思索の鏡であり、そして何より「自分の浅薄さを確認する試験紙」でございます。