エセックス伯爵ロバート・デヴァルーとそのライバルだったソールズベリー伯爵ロバート・セシル。
エセックス伯はイケメン高身長で軍事的英雄だが短気で激情家で政争には弱い。
ソールズベリー伯はせむしの低身長で陰気な顔の宮廷役人で、道化のように振る舞って人に取り入ることや人を取り込むことが得意。
結局、エセックス伯は政争で敗れて反乱を起こすが失敗して処刑。
映画や舞台などを見るとエセックス伯が主人公でソールズベリー伯は大抵悪者。
また、女王は男性としてエセックス伯が好きなのに、言うことを聞かなかったり激情的で宮廷でトラブルを起こす彼に手を焼いており、最後は鎮圧と処刑を命じたが複雑な思いを抱いていた。
一方でソールズベリー伯には「大きな派閥を率いる有能な家臣」程度の感情しかなかったようで、政治に関することをのぞいて手紙をやり取りしたり、彼のことを話題にしたりすることは一切なかった。
結局、人は見た目が全て。
イケメンで高身長の軍事的英雄だったら反乱を起こして処刑されても主人公として扱われ、ブサイクでせむしだと政争に勝利して天下人になっても人からは好かれない。
どれだけイケメンで高身長の軍事的英雄でもバカだったら何も手に入れることができずに惨めに死ぬんだなあ