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< anond:20251002204632 |anond:20251002204825 >

2025-10-02

ノイズってのは存在論じゃなくて関数論なんだよ

定義ちゃんとしてねー言葉ってイーライラすんのよな

まずさ「情報を持つものシグナル、持たないものノイズ」という定義だと、真の乱数以外は全部シグナルってことになっちゃうわけ

からもっと別の概念を導入しねーとダメってわけ

んで、ノイズによって何が「阻害」されるかといったら、突き詰めれば目的分布なわけね

まり、各々の主体目的分布に近くなるように情報操作しようとしていて、目的分布から遠ざかるものを「ノイズ」と言えばいいことがわかる

ここで肝なのは目的分布主体ごとに違うって点なんだよ

金融屋にとっての目的分布はリターン最大化、物理屋にとってはエントロピー最小化、情報理論屋なら通信路容量の最大化、とまあ立場によって違う

から、同じビット列でもあるやつにはシグナル、別のやつにはノイズになる

で、この定義の良いところは、ノイズを「無意味」とか「カス」じゃなくて、目的関数からの偏差として数値化できるってとこ

KLダイバージェンスでも、距離関数でも、定義した目的分布との差を測れば「これはノイズ寄与分」って言える

要は、ノイズってのは物理的に存在する何かじゃなくて、主体目的分布の間に張り付く誤差の射影なんだよな

から客観的ノイズ」なんてもの存在しない。観測者と目的があって初めてノイズ定義できる

まり何が言いたいかというと、ノイズとは目的分布に対して正しく情報を運ばない成分ってことだ

Permalink |記事への反応(1) | 20:52

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記事への反応 -
  • 政治的な議論では自分の目的分布こそが客観的なものだと思い込んでたり馬鹿を騙すためにそうであるかのようにふるまう奴が後を絶たないからなあ

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