ウィーズナーが独力で考案した量子紛失通信と量子マネーは、最初の量子情報技術である。
だが当時は、論文を出すことすらできなかった。
「あまりに時代に先駆けていた。当時の研究者には、一体何をやっているのか理解できなかったと思う」と、東京大学特命教授の井元信之は話す。
ウィーズナーはその後まもなくアカデミアを去った。
彼のアイデアはそのまま埋もれるかと思われたが、十数年後に初の量子暗号通信につながり、その過程で論文も出版された。
だが彼は二度とアカデミアには戻ってこなかった。
量子情報科学の真のファーストランナーだったウィーズナーは、2021年8月に世を去った。
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