2泊ということは丸1日あるのは1日間だけ。
ということであれば、盛岡は初日と最終日のみにする。盛岡はなんとか半日x2でも回れるけれども、それ以外の場所は往復で丸一日かかることを覚悟しないといけない。これは二戸でも八幡平でも久慈でも岩泉でも宮古でも西和賀でも山田でも釜石でも大船渡でも陸前高田でもそう。例外は花巻(北上)と奥州(水沢)と一関(平泉)だけど、これらは新幹線の停車駅の関係で帰りが遅くなることとのトレードオフになる。
神子田朝市: ほぼ毎朝やってる。元は農家が直販やっているだけの市場だったが、観光客が増えてひっつみとかそれ向きの商品も増えた。ただインバウン丼みたいなことにはまだなってない。
福田パン:連休とか観光シーズンには地元民以外が長蛇の列を作るので本店は避けるべき。歩いていける場所にはないが厨川店と流通センター店は比較的空いてる。盛岡駅にある類似品は9/30でたぶん販売終了する。
岩山展望台:盛岡を舞台にしたTV番組で俯瞰を映すときには必ずここからの風景が映る。そういう意味では実はサブカル的。歩くと少し遠いが近くにある動物園が最近少し頑張ってる。
紺屋町:名物の角打ちは酒造会社の移転と共になくなった。酒造会社の跡地は岩木山を使った広告でトラブったマンションが建設中。その近くに秋元康がハマった珈琲店「クラムボン」がある。あと別の酒屋「アッカトーネ」は、関西万博のポルトガル館のレストランとして出店していた。なんでも東北で最もポルトガルワインを売ってるのがこの店なんだそうだ。
盛岡グランドホテル:ホテル営業を大幅に縮小しているので行けるかどうかは運が絡むが、ここのレストランの眺望がちょうどいい高さで中津川を見られる。昼食に。
わんこそば: 東家の最安値でないプランで頼むこと。食べたお椀が積み重ねられるサービスはここの店の中級以上の値段でないとやってない。
冷麺: 食道園、ぴょんぴょん舎、髭、三千里、肉の米内、盛楼閣のなかから選ぶ。でもたぶんあなたは盛楼閣を選ぶと思う。
じゃじゃ麺:白龍が元祖だが夜営業は控えめなので〆じゃじゃは別の店を選ぶ必要がある。白龍は盛岡駅にもあるが観光客で混むので14時以降がおすすめ。ただしこの店は麺ゆでに15分かかるので行列が折り返すまでは大した列ではない。
ラーメン: "ラーメン大好き小泉さん"にでた「レアチーズ納豆ラーメン」は盛岡駅の地下にそれを出す支店があるがおすすめではない。レアチーズケーキ入りでない方がうまい。
そば: 下の橋のカワトク側の近くにある「やまや」は評判がいい(わんこそばはない)。
盛岡バスセンター: 建て替えて少し新しくなった。高いが宿泊施設もあるしサウナ付き入浴施設もあるし、なぜかジャズ博物館もある。
あさ開: 酒造見学が市内で出来るもはや数少ない酒造会社。試飲もあったはず。この南側一帯には湧き水の観光地がいっぱいある。かつて酒蔵だった岩手川の跡地も観光施設になっていてこの付近も歩いていて気持ちがいい。
カワトク:デパート。1Fにヘラルボニーコラボの喫茶店がある。ヘラルボニーの説明は省略する。この響きに興味があれば調べて。
展示施設: 意外と多い。もりおか啄木・賢治青春館、盛岡てがみ館、もりおか歴史文化館は岩手銀行旧本店を見るついでに寄れる。先人記念館、県立美術館は駅に近い(歩くには遠い)。県立博物館は盛岡なのに遠いが時々マニアックな展示をやっている。今は酒造りについて。
夕食: たぶん地元の居酒屋から選ぶとハズレが少ないと思う。里伊、きりや、しまか、ゆ屋、番屋ながさわ、満声天、沢内甚句、わらしべあたりから入れる店を選ぶことになる(予約推奨)と思う。これ以外の店もハズレではないところは多い。なお市内チェーン店の坊っちゃん(含どんどん)は地元でかつて若者だった人はほぼ通った店なので、ここで飲み食いしたことを話すと確実に地元の人相手のネタに出来る。
地ビール:ベアレンビールが直営店を盛岡市内3,4店舗展開している。2次会にでも行くといい。1番人気のつまみはネギトロとアボカドのタルタルだが、それ以外に地物メニューが多い。
盛岡郊外と、それ以外の場所は行くのにレンタカーがあったほうがいい(そうでない場合は相当の日程を組む必要がある)。以下はレンタカー前提の盛岡郊外の春~秋のおすすめ。
小岩井農場: どこのガイドブックでもここは外さないので詳しくは説明しない。
つなぎ温泉:ホテルの日帰り温泉が意外とレベル高い。個人的なおすすめは愛真館だが、他のホテルも日帰り湯はたいていやっている。
滝の上温泉:秘境感あふれる場所にあるが施設はきちんとしている。
松ぼっくり:酪農家が始めたジェラート店が行列店になった。とは言え所詮アイスクリームなので行列の速度は速い。盛岡駅にも支店があるが10月以降の営業は未定。
都南図書館:図書館前に菊池雄星の図を描いたマンホールがある。MLBはPRのために選手のマンホールを各地に設置しているらしくてこれはその1つ。ARアプリをかざすと動く。同じようなマンホールが奥州市に大谷翔平バージョンで存在する。
かどしげ農園:国道沿いのかき氷店で、りんご100%のかき氷が売っている。ただし今シーズンの販売は終了した。
岩洞湖: ここも実は盛岡。本州で最も寒い場所はこの湖畔の"薮川"に存在する。少し離れているが行く途中にある「薮川そば」はうまい。
石川啄木記念館:最近道の駅が隣接して建って少し話題になった。
支所前食堂:石川啄木記念館は盛岡市内からけっこう離れているが、さらに奥地に入ったところにある食堂。ただしホルモン鍋がソウルフード的な扱いになっている。うまい。
岩手のそれ以外の場所については項を分ける。(書かないかもしれない)
Permalink |記事への反応(21) | 19:06
って何がある? 今度行くことになったけどおすすめを知りたい。 嗜好的なとこで言うと地理、歴史、サブカル的なの好き。魚介グルメやデートスポット的なのにはあまり興味ない。 三...
2年前に青森のおすすめを色々教えてもらった増田です https://anond.hatelabo.jp/20231118174822 前回集まった情報が最高すぎたのでまたおすすめ教えて欲しい。今度は岩手、2泊でうち1泊は盛岡を...
2泊ということは丸1日あるのは1日間だけ。 ということであれば、盛岡は初日と最終日のみにする。盛岡はなんとか半日x2でも回れるけれども、それ以外の場所は往復で丸一日かかること...
学〇員ぽい文章の感じだね 中〇人が翻訳ソフトで書いた感じもある
なんで学芸員と中国人を伏せる必要があるの?
元記事に加えて、文化系におすすめのお店 ●BOOKNERD インディペンデント系書店のはしり。 クレイグ・モド氏の『kissa by kissa』や盛岡出身の歌人、くどうれいんさんの書籍を発行したりも...
目立った産業もなく静かに終わっていく街、もりおか。 観光客が来てくれるのはありがたい。 ありがたいけど、白龍も福田パンも休日には長蛇の列で地元民には縁遠い店になってしまっ...
マイルチャンピオンシップ南部杯で盛岡行くので助かる
一晩経って読み返したら追記しないとなあ、あそこも書くの忘れてたなあ、ということが山ほどあったので岩手の他の場所のこと書く前に追記・補足しておく。 あと、「地元の人が行く...
別段元増田がどうこうって話じゃなくて 2泊3日で札幌、小樽、函館観光したいってのでもキツイのに 襟裳岬とか言われると勝手にやれって思うよね 青森の不老不死温泉とか岩手の遠...
さて、盛岡以外の岩手。 とりあえず花巻周辺から。花巻は宮沢賢治の故郷であり、花巻東高校があることからこれ絡みのスポットもそれなりにある。また周辺の町を合併しているのでそ...
花巻・北上の次はどこにしようか、やっぱり一関と平泉かな。 正直、この地域は「岩手観光」には含まれないことが多い。岩手県ではあるのだけど、仙台に近いので仙台観光のついでで...
ちょっと待った!!! 上げていただいたのはローカル民視点が強すぎる。渋すぎる。年齢層高めむけ。 ライト旅行者なら(レンタカー前提で) 1日目 一ノ関駅 → 厳美渓 → 中...
次は久慈近辺を紹介することにする。花巻(北上)、一関(平泉)と来て、内陸を埋めるなら奥州いくべきなんだろうけどね。 盛岡から久慈に行くにはどう行くかがまず問題。バスだと直行...
長い
次は岩泉について。 たぶん岩泉が一番面白いのは秋、それもこれから1ヶ月くらいのあたり。これは、岩泉が松茸の産地ということにある。夕食付きの宿はどちらも1泊2食1万円くらいの...
さて宮古。 宮古は合併の結果、岩手で一番大きな自治体になっている。全国的にもトップ10に入ったり(市)入らなかったり(市町村)という大きさらしい。合併前のところまで含めて「宮古...
岩手沿岸部を北から紹介していって、順番から言えば次が大槌と釜石なんだけど、そろそろこの辺から気が重くなるのよね。 もっと北のほうから311(東日本大震災)の被災地は存在してい...
で、遠野。 盛岡や花巻あたりから沿岸南部(釜石、大船渡、陸前高田)に行くのに、ほぼ必ず通過するのが遠野である。東日本大震災の時にはボランティアのベースキャンプ的な場所とし...
一旦大迫と紫波を紹介することにする。お前大船渡や陸前高田を紹介することから逃げてるだろうと言われればぐうの音も出ない。言い訳すれば大迫の存在をすっかり忘れていたので指...
遠野から国道107号、もしくは340号を南下するとたどり着くのが住田町。ここは東日本大震災の時に大船渡と陸前高田をバックアップする基地として活躍した。そもそも住田、大船渡、陸...
住田町の種山ヶ原から国道397号をちょっと西に行くと奥州市に入る。まあ奥州市観光にこのルートを取る人はたぶんほとんどいない。通る人がいたとしても帰り道だ。奥州市は水沢市、...
北があと2,3エントリ書くくらい残っているが、先に西和賀について紹介しておく。 岩手はいちおう全域が豪雪地帯に指定されているけれど、それほど雪は降らない。まあこれは"隣県と比...
岩手県内陸北部を2つに分けるとすれば、国道4号周辺と国道282号周辺となるだろう。国道282号沿いが八幡平市である。 名前の通り、ここの一番の見どころは八幡平である。八幡平そのも...
盛岡から北に行くには2通りのルートがあることは八幡平市のエントリで書いた。青森方面に行くのにどちらを通るべきかは過去にいろいろなことがあって、鉄道は東寄りのルートを通っ...
どうやれば文中で太字にできるの?
横だが<b>ボールド</b>でボールドになるよ
ネットでボールドにしなくても頭はボールドなのにね
どういうこと?
詳しい人、ありがとう
いえいえ
盛岡市から始まって、岩手県内全体を項目を分けて説明してきたが、これまでに説明していない自治体が2つある。滝沢市と矢巾町だ。どちらも盛岡市に隣接していて、むしろ盛岡から郊...
久慈。あまちゃんで知られる北部沿岸の町。行事が楽しいところで、 闘牛とか、巨大な創作山車がでる秋祭りがいいのだけれども、秋祭りはちょうど先週終わってしまった。 地理・歴史...
盛岡のテーマソング 松任谷由実「緑の町に舞い降りて」 https://m.youtube.com/watch?v=GT3O6ASmeXI
トラバ、ブクマともどもいろんな情報が集まってなかなか。 東日本大震災に対して特にトラウマとか感じていなければやはり宮古や大船渡の防潮堤を見て欲しい気も。 とんでもない巨...
陸前高田の「奇跡の一本松」 周辺の高田松原津波復興祈念公園一帯もおすすめ 津波で流された後がむちゃくちゃ広い公園になってて、ところどころ震災遺構が残っている
メジャーどころではあるけど アスピーテライン途中の松尾鉱山跡 何もない山の中にいきなり廃墟群が現れるインパクトはすごい
時間が許すなら本州最東端 最北端の大間に行ってるんだから四方端制覇目指そうぜ
三陸鉄道がブコメで挙げられているけど、東北新幹線・北上駅から西側へ向かう北上線の車窓もいいと思う、特にこれからの季節。 和賀仙人から和賀川沿いの渓谷沿いを走るんだけど、...
材木町よ市 よかったよー。 土曜日だけだけど。 https://www.zaimokucho-yoichi.com/
びっくりドンキーの本店
森林破壊して取り付けた太陽光パネル
今年は終わったけど民俗芸能好きには、北上のみちのく芸能まつりをぜひ見てほしいな。
岩手1県で四国4県合計の面積と大体同じ これ県民豆知識な
小岩井農場おすすめ。ひろーいところにぽつぽつと動物がいる(はず。最近言ってないから調べてくれ)農場っていうよりめっちゃ広い公園って感じののどかなところだよ。
https://anond.hatelabo.jp/20250923083751 岩手の挙がってたけど、岩手行かないんだよな
東京
漫画図書館(ただし予約して蔵書も読めるようにしておいた方がいい)
ちなみに、蝦夷である阿弖流為の本拠地は実は盛岡近辺ではなく水沢や平泉あたりである。
ちなみに、蝦夷である阿弖流為の本拠地は実は盛岡近辺ではなく水沢や平泉あたりである。
「新郷村キリストの墓」って言わせようとしてない?
忘れてたなそれ。ありがとう。 ただあんまり人の業の深さ感じない気がして食指動かないんだよなー。近くに何かあったら行くかも
好みからすると十和田湖は合わなそうだな。 三沢基地はどうよ。
奥入瀬
弘前城、白神山地とかは? 酸ヶ湯温泉も青森
本八戸の街並み・奥入瀬渓流・十和田湖・乙女の像・焼山・発荷峠展望台。 秋田県との県境にある小坂高山。 弘前城・五所川原・太宰治記念館。 八甲田山・酸ヶ湯温泉。
下北半島の風間浦村下風呂温泉郷はアンコウとイカと井上靖の小説の舞台になったことで有名なのだが、トラバでもブコメでもまだ挙げられてないことを見るに、俺が思うほどには知ら...
青森市のシュトラウスという喫茶店。ザッハトルテがおいしい。
蔦温泉 吉田拓郎の最大ヒット曲「旅の宿」のモチーフになった温泉旅館
八戸酒造。酒蔵の見学ツアーと試飲ができる。
当方、美術好き。 三内丸山遺跡・青森県立美術館・弘前美術館・十和田市現代美術館は行って、それぞれ文化が違っていて良かった。青森県立は奈良美智もあるけど、シャガールが良か...
津軽地方なら深浦の大イチョウ、弘前公園(イチョウの絨毯)、五所川原市なら立ちねぶたの館・そして近隣にある「みわやのあげたい」。 真ん中のあたりなら電波の入らない・電気も...
既出ですけど恐山境内の温泉は至高ですよね。下北行くなら以下もご検討いただければ幸甚です。 ・冬の下風呂温泉。荒れる津軽海峡を臨む熱い湯と美味い海鮮。 なお、大間からの函...