カークの暗殺が起こるべきでないことだったのは間違いない。ただ、カークを単に右派の青年活動家とのみ伝えている報道には疑問がある。
カークの初期の仕事は、左派の大学人達をリストアップして公開することだった。左派だと思われる大学人をリストに追加するようネット上で広く呼びかけ、そしてリストにあがっている大学人の職場にメールや電話をしてその大学人をクビにするよう運動しろと煽っていた。結果、黒人女性などを中心に職場への攻撃が強まり、なかには命の危険があるために大学側からセキュリティをつけられた人もいる。これに関してはニューヨークタイムズの記事などに詳しい。
要するにカークは、発言や思想のみの活動家ではなく、実力行使をして人々の職を奪おうとし、暴力的に発言や思想の自由を制限しようとしていた側だ。もしもトランプや一部のメディアが報じるように容疑者が左派的なイデオロギーから犯行に及んだのだとしても(そうなのかどうかは現状わからないが)、この事件は表現の自由対左派イデオロギーというフレームに当てはめるべきものではない。むしろ、互いに暴力的に相手の表現の自由を奪い合う(カークが代表する右派は組織的に、容疑者が左派なのだとしたら左派側は容疑者個人のレベルで)状況を示している。事件後、犯行を好意的に見る左派が問題になったが、そしてそれ自体は問題と見てもいいと思うが、左派側の開放感はまさにこの実力行使のターゲットになってきた、あるいはいつターゲットにされるかわからない恐怖に由来しているだろう。トランプ政権が大学への圧力を強め、学問や表現の自由がすでに制度的にも広く脅かされている状況ではなおさらだ。
要するに、自由vs暴力ではなく、暴力vs暴力として理解すべきではないか。にもかかわらず、メディアがカークのこれまでの活動を報じないことで、事態が単純化されているように感じられる。容疑者のパートナーがトランスジェンダーであるだとかよりも先に、まずはカークがどのような人物だったのかを理解することが、動機を考える上でも重要なのではないか。
それ左翼のやってきたことじゃん
左翼がやってたとして(左翼は基本的にデモや署名、オープンレター等で意見を表明するばかりで、職場に大量のメールや電話をする、脅迫をするなどは寡聞にしてあまり聞かないが)...
正義の行いをしたんだから何の問題もないだろ
左翼からの脅迫めちゃくちゃあるけど 呉座先生のとこにもオープンレターが公開されて以降に剃刀とか届いたらしくて一時期は怖くて外出できなくなったらしいじゃん マジで何も知らな...
犯人捕まってない限りは誰が送ったかわからんでしょ 右翼は平気でなりすまし工作するし
左翼からの脅迫である根拠を示せてなくて草 お前みたいなのがデマで人56すんだろうな