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< anond:20250913073321 |anond:20250913080352 >

2025-09-13

お前らはバーチャルボーイの本当の「すごさ」を知らない

お前らは任天堂90年代に放ったあの“立体視ハード”の挑戦をまったく理解していない。

まず、バーチャルボーイはただの赤一色ディスプレイじゃない。あの赤色は、当時最高精度のLEDドライバーによって制御された特殊発光だ。視差を生むために左右2つのディスプレイを同期し、1,024×240ドットという未知の解像度を1秒間に50フレームで描画する。これを1995年の据え置き機で実現したこと自体狂気の沙汰だ。

しかヘッドセットは、あの小型筐体にも関わらず、ニッチな「リアル3D」を可能にする視差調整機構を内蔵していた。自分の目幅に合わせてレンズを微調整しないと飛び出して見ない、まさに“職人仕様”の意識高いギミック。今のVR機器が頑張っても、あの軽量ボディには届かない。

お前らが知らんのは、バーチャルボーイソフトの画期性だ。『レッドアラート』の3Dシューティング、『テトリス』の奥行き演出、『テニス』の実寸大スイング――すべてが当時の技術限界を叩き破っていた。赤一色だから奥行きが感じられるなんて、ふざけた思いつきに見えるが、あのコントラスト設計人間立体視を極限まで活かしたんだ。

それに重低音サウンドチップ搭載で、バーチャルボーイ音楽は専用イヤホンで聴けば、頭蓋骨を震わせる迫力。SF映画のワンシーンのように、自分無重力空間に浮かんでいるかのように感じる。あの体験は、ポリゴン黄金期どころの話ではない。

お前らが見逃しているのは、任天堂というカルチャーの真髄だ。成功要求される大企業が、リスクを恐れず失敗作を世に出す勇気。それが「ゲーム業界を前に進める」という覚悟だ。バーチャルボーイ商業的に失敗したが、そこで培った立体視ノウハウはその後の3DSやSwitchジョイコン振動技術に活かされている。

さあ、お前たちもあの赤い世界に飛び込んでみろ。

バーチャルボーイ万歳!!!!!

Permalink |記事への反応(2) | 08:04

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