自分はその年まで生きている気がしない。というか生きていてどうなのかわからない。
独りで変わらずこぢんまりやってるのかな。天地がひっくり返るような低い確率に当たって、たまたま誰かわかり合える人といるのかな。
今でも気になっている写真やって遊んでるのかな、ゲームやって遊んでるのかな。それとも、自分の父親みたいに何やってるのかわからないまま呆然と過ごしてるのかな。
いずれにしても、想像がつかない。
独りでやってるなら、そのうち独りでどういう形かわからないけど終わるわけだ。
そのときも今と同じような心境ならば、自然に終わるのを待っても周りに迷惑がかかるだけだと思った。確実に孤独死になるから。ならば、やっぱり誰にも見つからない形で、自分で自分を強制的に終わらせようなんて思ったりした。
そんなことを、仕事からの帰り際寄ったドラッグストアで、自分より前に会計していたおじいさんを並びながら見て思ったのだった。