少し寝苦しくて、起きてしまってじんわりと汗をかいていた。
喉が渇いてキッチンへ行き、冷蔵庫から麦茶を取り出した。
コップに注いで快い音が聞こえる。
飲んでふぅと一息。
気配を感じて畳の部屋に行くと、三毛が暗がりの中で起きていた。
縁側の方から鈴虫の声。
まるでその声に耳を澄ませるように、三毛はそっと佇んでいた。
私の姿を見て、三毛が小さく鳴いた。
こころが少し、揺れた気がした。
Permalink |記事への反応(1) | 01:21
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😺「あれ捕って喰っていい?」 👨「う〜ん侘び寂び〜」 ネコと理解せよ