食い尽くし系がたまに話題にはなるけど、うちは逆に母親の作る食事の量が明らかに少なかった。
成長期の兄と弟が足りないと言っても理解せず、食事は増やさず小遣いも与えないので、父がこっそり食料やお金を与えていたけど、それでもガリガリだった(こっそりなのは母に見つかるとキレて手に負えなくなるから)。それでも母親は「痩せの大食い」だの言ってたの、今思うとホラーである。
女の自分は兄弟ほどではなかったけどずっと低体重だったし、いつもうっすらお腹空いていて、こっそり砂糖食べたりしていた。
成長期の男児が一食で何合食べたなんてエピソードを聞くけど、兄弟が成長期の時でも5人で2合しか炊かないので1人半合以下だった。
父は毎日ビールを5、6本飲んでいたが、それだけ飲んでも定年まで標準体重をキープしていた。母親は父親が料理するのも、買ってきたものを食べるのも嫌がったので、ビールでカロリー摂取していたのではないかと思うが、真意を聞く前に咽頭癌で死んでしまった。
食い尽くし系の話題を見かけると、中には用意する量が少なすぎるとしか思えないものがあって、昔を思い出して落ち着かない気分になる。
それを整理したくて書き出してみたけど、やっぱりうちの母親どうかしてる。
うちの母親のように言ってもわからないなら、もう食い尽くすしかないんじゃないかとも思うけど、うち場合そんなことをすると母親が手が付けられないことになるから誰もそれはできなかったなあ。