1985年に誕生して以来、世界中で愛され続けてきたスーパーマリオシリーズ。しかしその主人公マリオは、40年近く「男性」の姿のまま変わっていない。
現代のゲーム業界においては、プレイヤーが主人公の性別を自由に選べることが一般的になりつつある。たとえばRPGやアクションゲームでは、男女のアバターを選択できるのは当然視され、むしろジェンダー表現の多様性を尊重する姿勢こそが企業の評価につながっている。だが任天堂はマリオに関して、その選択肢を一切提供していない。
「マリオが“男性であること”はシリーズのアイデンティティ」という意見もある。だが同様に長寿タイトルである『ゼルダの伝説』シリーズは、近年リンクのジェンダー表現を柔軟に解釈するファンの声に耳を傾け、ビジュアルや設定に揺らぎを持たせている。マリオだけが、頑なに「男の配管工」という枠に閉じ込められているのだ。
また、マリオの「女性版主人公」が公式に登場したことは一度もない。ピーチ姫は常に“救われる対象”として描かれ、彼女自身がシリーズの主役を担うのはスピンオフに限られている。これでは「女性は補助的な役割にとどまる」という旧態依然としたメッセージを発信し続けているようにも見える。
ジェンダーの多様性が重視される現代において、マリオが男性で固定されていることは、象徴的な“時代遅れ”とならざるを得ない。もちろん、長年親しまれてきたキャラクターの伝統を守ることは理解できる。しかし、それがプレイヤーの自由な自己投影や表現の可能性を制限しているのだとすれば、任天堂は再考すべきだろう。
「マリオを女の子として遊んでみたい」「ノンバイナリーの主人公でもいい」という声は、すでに世界中のファンから上がっている。もし次世代のスーパーマリオが、プレイヤーの選択を受け入れる柔軟性を備えたなら、シリーズは再び“時代の先頭”に立つことができるのではないだろうか。
AI
友達は選ぼう
1985年に誕生してから3年で女性主人公を登場させてたのは凄いよなマリオUSA
ハア!?任天堂は日本企業でしょ!?
ピーチ姫なら終点で元気にしばき合いしてるよ