士業の世界はサラリーマンとしてやっている限りは同じ職位の男女の給与差が出にくいので、
私のような大して賢くない女でも大して賢くない男と同等の給与が貰えてありがたい。
私のいるチームに配属され、慣れないなか一生懸命仕事に取組み、分からないことは周囲にたずね、環境に慣れようとし、良い採用だったと思う。
ところで私は職場の中では中堅で、他の中堅男性と同じように担当件数を持ち、専門性を高める努力も日々行っているのだが、
この中途男性は顧客へアドバイスする上でとても重要で専門性の高い内容や慎重に議論や検討すべき内容は男性スタッフにたずねる。
私のところへ聞きに来るときはソフトの操作(マニュアルを熟読すればわかるような事柄)や、他業界のちょっとした知識(つまり、この業界ではちょっと齧ってりゃ上等程度の分野)の質問を
「あの~もしご存じだったら教えていただきたいんですけど~」という雰囲気で寄ってくる。
なぜだろうな。あなたが普段頼りにしている男性スタッフに負けない専門性を有しているのだが。
いくつか理由を考えてみた。ひねくれたことばかり考えてしまって自分が嫌なんだけど。
「男は同性の前で弱さを出せない。女の管理職の前では弱音を吐き出せるので女の管理職は俺には必要」
つまり、議論を交わして見識の広さ深さををうかがわせるような質問などは男にしたいけど、能力を低く見積もられる恐れのある質問は女で片づけたいってことかしら。
②ナチュラルに能力が低いと思われている。つまり、高度な論点は私では対処できないと思われている。
まあそう思われてるならそれでいいけど。給料を払うはあなたじゃねーからな。
③ そういう枝葉末節の不明点を「世話」するのは私が適任と思われている。