かつて某アイドルグループが握手券商法でオリコンランキングを席巻して音楽ランキングとしての意味がなくなったりとか、
推し活の一般化によってあらゆるランキングや賞で推しを上げるためにファンたちが頑張って、その数字がファンの熱量を示すものにしかならなかったりとか、
時代や商売の変化によっていろんなジャンルのランキングだったり口コミ評価の価値が変わっていくんだなぁと改めて思う。
ランキングじゃないけどインフルエンサーマーケティングも微妙な反応になってきたり・・・。やっぱ名無しの口コミが一番心に残るし。
以前は映画が好きなこともあって興行収入ランキングとか見るのも好きだったけど、
ここ数年は特典商法が浸透してて必要以上にリピーターを呼び込むのも普通だし、
昔はあまりなかった特殊上映でのプラス料金制度が出てきたりもあって、もう単純なランキングとしてはまったく意味がないと逆に割り切ってる。
何十年分ものランキングの中でどう、って言われてもねぇ・・・?みたいな。
動員数ランキングがまだギリ比較基準になるかもだけど、前述の通り推し活やら〇〇の男にやらなんやらファンダムの質も変わってるからちょっと・・・だし。
ただサブスクが当たり前の日常で映画館が盛況なのはすごく良いことだと思うから、客を呼び込める作品は色んな商法をやってみてもいいとは思ってる。
音楽も同じで、ファンが喜ぶ範囲でなら色んな形態出して売上に繋げて欲しいと思う(ランダム商法除く)。
でもランキング「〇位」とか興行収入だのの「数字」に関してはあまり気にしなくなった。出てくる言葉は関係各社おめでとうでしかない。
映画にしてみればそもそも昔と今じゃスクリーンの数も価格も制度も違うし、作品の質は数字で判断するものでもないよなと思うようにしている。
同じように音楽も好みでしかないからランキング上位だろうと聴いたことなくてもおかしなことじゃない。
指標としてランキングという形はこれからも色んなジャンルで残り続けるんだろうけど、
その中身としては、たぶんもう今もとっくに役目を終えて形骸化しているんだろうなと個人的に思う。
だから一消費者としては競争とか記録とか流行とか気にせず、気楽にエンタメを楽しんでいけたらいいな。
ランキング・売上・記録を棍棒にしたファン同士の争いもやめてほしいですね。
とはいえ最近では珍しく、ステマ禁止&特典なし&小説原作単発の状況で盛況な某ロングラン作品は本当すごいなと思います。
(知らんところでステマしてるかもだけど、一応対外的には禁止なので・・・)