近年、ブログでの収益化をテーマにした動画や記事、SNS投稿が増えている。
多くの場合、「WordPressを使うべき」「有料テーマを導入すべき」「このサーバーが最適」といった具体的な手順が示される。
これらの情報発信者は、必ずしも高額なセミナーや情報商材を販売しているわけではない。
しかし、推奨するWordPressテーマやサーバー契約には、アフィリエイト報酬が発生することが多い。
例えば、WordPressテーマは1万円〜2万円台のものが多く、販売者への紹介料は販売価格の20〜40%に達する場合がある。
サーバー契約では、月額1,000円前後のプランを12〜36か月分一括で契約すると、紹介者に1件あたり5,000〜15,000円程度の報酬が入ることがある。
WordPressテーマの販売では、デザインや機能の多くが無料テンプレートや数百円程度のプラグインで代替できる場合も少なくない。
しかし「初心者はまずこのテーマから」と推奨されることで、選択肢が事実上限定される。
サーバー契約においても、報酬単価が高い事業者ほど推奨順位が上がる傾向があり、速度や安定性などの性能比較よりも報酬条件が優先されるケースがある。
こうした構造は、表面的には通常のブログ開設手順の案内に見える。
初心者は「必要な初期投資」として受け止めやすく、費用対効果を十分に検討しないまま契約に進むことが多い。
結果として、1〜2年後には更新が途絶え、年間1万〜3万円の固定費だけが残る例も少なくない。
ブログを始める際には、情報源がどのように収益を得ているかを理解することが重要である。
契約や購入の前に、
今どき記事で稼ぐならnoteじゃないのか?知らんけど。
値段が見えている分明朗会計だよね