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2025-08-04

大きな溜池給水車で水を注入する意味

水不足に陥った大きな溜池給水車で水を注入している様子を小泉大臣ツイートしていました。焼け石に水という言葉がぴったり当てはまる光景です。これに対して「バカか」「税金無駄」などと炎上しているのですが、他方で、これは従来から行われていることであり、一定の効果が有るから部外者は黙っているべき、という意見散見されますが、その具体的効果というのがいまいち見えてきません。実際にはどのような効果がありますか?

ChatGPT:

給水車溜池に水を注入するという行為は、たしか一見焼け石に水」と思えるような光景かもしれません。しかし、これは必ずしも「無意味」や「パフォーマンス目的」とは限らず、状況によっては限定的ながらも実際に効果があるケースがあります。以下、現実的効果や背景を解説します。

■ 1. 【緊急的な最低水位の確保】

溜池は、農業用水や防火用水など災害生産活動重要インフラです。

水位が極端に下がると、ポンプなどの取水設備が使えなくなります

一定量の水を確保することで「最後水利用」に備えることができます

例:出穂期の水稲にとって「ここで水がないと全滅」という重要な時期に水を融通。

→ このような緊急の最低ラインを死守するための水入れという意味では、多少の量でも「無駄ではない」とされます

■ 2. 【底部の泥の攪拌悪臭・水質劣化防止】

長期間干上がると、底の泥が露出し、以下のような問題が発生します:

悪臭

ヘドロの酸化・腐敗

水質の急激な悪化

魚類の全滅

→ 散水車の水を入れることで泥の露出を防ぎ、最悪の環境悪化回避する目的があります

■ 3. 【ため池が周囲の農業水路地下水系とつながっている場合

これは専門的な事情ですが:

一部の溜池は**地下水涵養(かんよう)**の役割果たしており、

水を入れておくことで、周辺の地下水位や小水路保全に役立つ場合があります

→ 見た目の水量以上に、周辺環境への間接効果が期待されることがあります

■ 4. 【農家自治体要望に応じた一時的対策

水利組合農家から「どうしてもここに水を確保してほしい」という要望があり、

限定的でも局所的に農地を救うために水を入れる、

あるいは**次の雨までの「つなぎ」**として使われる、

こともあります

■ 5. 【「パフォーマンス」に見えるのはなぜか?】

批判的な目で見た場合

使っている散水車の水量が明らかに少ない(例:タンク1台で10トン程度、池は数万トン)

一度だけの給水なら、持続性がない

SNSなどで「見せる」要素が強い

といったことが、「焼け石に水」「税金無駄遣い」と映る原因になっています

結論

▶ 本当に無駄かどうかは、その溜池役割と注水の規模・頻度による

▶ 緊急対策として、水利維持・水質保持・最低ライン確保などに効果はありうる

▶ ただし、恒常的な解決策にはならないため、あくまで**「一時しのぎ」や「延命措置」**

Permalink |記事への反応(0) | 09:48

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