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2025-07-21

神輿は軽くてパーがいい、を地で行く玉木雄一郎神谷宗幣

昔の偉い人は言ったもんだ。「神輿は軽くてパーがいい」。担ぎやすくて、余計なことを考えない方が、周りも扱いやすいってことだ。最近永田町を眺めていると、この言葉が妙に説得力を持って響いてくる。特に国民民主党玉木雄一郎参政党の神谷宗幣の二人を見ていると、まさしくこれなんじゃないかと思えてくる。

国民民主党玉木雄一郎という究極の「軽い神輿

まず国民民主の玉木。彼のフットワークの軽さ、というか、信念のなさ、というか。一体どっちを向いて政治をやっているのか、さっぱり分からない。「政策本位」とか「対決より解決」とか、聞こえのいい言葉を並べるけど、要は与党にすり寄って美味しい汁を吸いたいだけに見える。

ちょっと前まで野党として政府を厳しく批判していたかと思えば、次の日には自民党と連立を組むの組まないのと色気を出し、防衛増税には賛成してみたり、かと思えば賃上げが実現しないなら政権を倒すとか言ってみたり。その言動のブレっぷりは、もはや芸術の域だ。

彼にとって政策なんて、その時々で与党に取り入るためのアクセサリーみたいなもんなんだろう。だから、担いでいる支持者や党員はたまったもんじゃない。あっちへフラフラ、こっちへフラフラ神輿自身がどこへ行きたいのか分からないんだから、担ぎ手は振り回されるばかりだ。でも、為政者特に自民党からすれば、こんなに扱いやすい「軽い神輿」はないだろう。適当に持ち上げておけば、勝手与党の補完勢力として動いてくれるのだから

参政党・神谷宗幣という「パーな神輿」の危うさ

そしてもう一人の神輿参政党の神谷宗幣こちらは「パー」な方の典型だ。彼の口から語られるのは、耳障りのいい言葉コーティングされた陰謀論の数々。反ワクチン反グローバリズム特定の国への敵意。どれもこれも、複雑な社会問題を単純な敵と味方の二元論に落とし込み、「あいつらが悪い」と指を差すだけ。

考えることを放棄した人たちにとって、その分かりやすさは麻薬のようなものだろう。自分たちが抱える不安や不満の原因を、すべて外部の「敵」のせいにしてくれるのだから、これほど楽なことはない。

しかし、そんな神輿を担いだ先に何があるのか。科学的根拠無視し、デマ偏見煽り社会の分断を深めるだけだ。国政を担うべき人間の主張としては、あまり無責任危険すぎる。だが、熱心な支持者にとっては、自分たち代弁者として頼もしく映るのかもしれない。まさに「パーな神輿」の真骨頂だ。

賢くなりすぎた山本太郎という「重い神輿

ひるがえって、れい新選組山本太郎はどうだろう。彼はこの二人とは対極にいる。彼の政策提言は、常にデータと徹底した調査に裏打ちされている。国会質疑を見ても、その知識量と追求の鋭さは他の議員追随を許さない。彼は間違いなく「賢い」。

しかし、その賢さ故に、彼の神輿は「重い」。彼の主張する内容は、既存利権構造に切り込むものばかりで、既得権益からすれば煙たくて仕方がない。また、彼の理想高潔だが、それを実現するための道のりは険しく、即効性のある解決策を求める大衆には、その正しさが届きにくいのかもしれない。

消費税廃止」という分かりやすい旗印を掲げてはいものの、その根拠を丁寧に説明すればするほど、話は複雑になる。人々の暮らしを本気で良くしようという情熱は本物だろうが、その「賢さ」と「重さ」が、かえって大衆からの支持を広げる上での足枷になっているとしたら、皮肉な話だ。

我々が担ぐべき神輿とは

結局のところ、有権者はどんな神輿を担ぎたいのか、という話に行き着く。

その場限りの甘い言葉与党に媚びへつらう「軽い神輿」か。

耳障りのいい陰謀論思考停止させてくれる「パーな神輿」か。

それとも、耳の痛い正論を突きつけ、険しい道へと我々を導こうとする「賢くて重い神輿」か。

玉木や神谷のような政治家が一定の支持を得ている現状は、日本民主主義が抱える病巣の深さを表しているのかもしれない。考えることをやめ、軽くてパーな神輿を担ぐ方が楽だと感じる国民が増えれば、この国は静かにしかし確実に沈んでいくだろう。俺はそんな未来はごめんだ。

Permalink |記事への反応(1) | 07:29

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