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2025-07-18

核兵器が安上がりな防衛手段ではない理由

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.j-cast.com/2025/07/16505976.html?p=all

はてなでも間違った理解をしている人が多いので説明しておく。

核兵器は安上がり派の誤った主張

参政党がよく主張している、『核保有国は核による強大な抑止力を持つの軍事的攻撃を受けるリスクが低く、核装備は通常戦力を削減出来て安上がり』といったような理屈は誤り、というよりもイランイスラエルのような核保有国他国テロ組織攻撃を受けている事実とつじつまが合わない。

なぜ核兵器の巨大な抑止力を有していながら通常戦力による攻撃を受けるのか、それは核兵器抑止力機能するのは確実に撃ち込まれるという確信相手にあるときで、また核兵器基本的には使えない兵器からだ。

仮に日本が核保有成功したとして、その上で通常戦力で中国尖閣諸島占領したとする。その時、日本政治家東京に核が降り注ぐリスクを飲み込んで中国に核を撃てるだろうか。まず撃てないだろう。では沖縄占領されたら?WWⅡで沖縄を捨て石にした日本人には撃てないだろう。自衛隊戦闘能力を失っていている状況なら撃てるだろうか?自分はその状況でも怪しいと思う。なぜなら自衛隊が戦えない状況になっても多くの日本人はまだ生きて生活をしているからだ。国民犠牲にしてでも相手に一矢報いる、死なば諸共というほどの決断をするような能力を、平和時代政治家に望むのは無茶だろう。相手信憑性を持たせられない核は抑止力にならないし、核兵器が通常戦力の代わりになることはないので通常戦力を削減出来ると言うこともあり得ない。

核への抑止力にはなるのか

中露を相手として考えるのであれば、日本独自に核装備をしたところでその抑止力限定的である。核の抑止力には撃たれたときに確実に撃ちかえせる第二撃能力重要となるが、真の意味でこの能力を持っているのは現在米露中の3か国だけである。米露中に追いつくほどの投資をするというのであれば別だが、それには莫大な費用必要となる。

まり日本独自核装備というのは、アメリカの傘を出て自前の傘をさすと言えば聞こえはいいが、その傘は小さく貧相で、しかも穴の開いたものにならざるを得ない(その上高コストで役に立たない)だろう。

Permalink |記事への反応(0) | 12:54

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