少なくとも男性について言えば、モテるというのは実はスポーツによく似ていて、練習すれば必ず誰でも一定のレベルにたどり着ける。
天性と決め込んで練習しなければ、今と変わらない1年後が来る。
そりゃあ初めからいきなり上手く出来ちゃう子もいるし、誰でも願えば無敵のトッププロになれるわけでもない。これも類似点。
ただ、スポーツを楽しんで上達することと、プロを目指すことの価値は全く違う。
何もしない人ほどその価値観を頭の中で分離できていない。そのせいで「プロになれるわけでもないのに練習して意味あるの?」などと言い出すわけだが、練習を続けた人は現実的な楽しみを手にしている。
賢しいふりして仮想的な心配に振り回されるのと、あなたはどちらを選ぶだろうか。
さて練習とは何か?
1.相手に不快感を与えない。清潔であるとか、望まない会話をしないとか。
2.気遣いをする。見返りのない手助けをしたり、敬意を示すとか。
3. 運任せにする。人との関係は偶然なので、見苦しい確率操作をしない。
この辺が基礎練だろうか。これらをすっ飛ばして大会で勝ちたいとか思うと大体キモくなる。
4.視線を合わせる。挨拶できる中なら笑顔で。複雑な感情の笑顔はキモいことがあるが、自然な笑顔は誰でも素敵なものだ。
5. 褒める。特別なことでなくてよい。照れくさいなら他人がこう褒めてたが僕もそう思った、みたいな関節的な表現でもいい。
6. 接点を増やす。ここら辺からやっと時間や場所を合わせるなどの確率操作を、少しだけなら試みていいだろう。
これらは練習である。意中の相手に限らず、いや限らない方がいい。誰かれ構わずやってみよう。