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2025-06-28

anond:20250628113111 『ITカルトに告ぐ――神なき知性の亡国論』 その1 feat三島由紀夫

ITカルトに告ぐ――神なき知性の亡国論

汝らはエンジニアに非ず。技術に祈る者ども、すなわちITなるカルトの徒にして、神を持たぬ新しき宗教の巫子に過ぎぬ。

追記。いや、言わせてもらおう。なぜ未だに、「使い方が違う」「理解が浅い」などと、粟立つ小禽の如く鳴き交わす雑輩の声が、ネット墓地に響き渡るのか。聞けば、リアリティが足りぬ? ならば問おう。

貴様らの現実とは、何を意味するのか?

その実、IT技術なるものに陶酔し、Appleの新製品が出るたびに、まるで聖痕でも仰ぎ見るかのごとく目を潤ませ、「宇宙が開いた」などと狂信的に歓喜する様は、制服姿で原宿をさまよう女子中高生が、推し写真に恋慕を燃やす姿と、いったい何が異なるというのだ?

否、それすらも劣る。なぜなら、乙女は美しき誤謬を生きている。

だが、汝らは老い劣化し、なお狂信しつづける。

魂の堕落こそが、技術進歩同義とでも信じているのか。

己の内に燻る、無力な欲望と歪んだプライドを抱えながら、AIという幻像の肩を借りて冷笑し、まるで哲人を気取っているが、己の手からこぼれるものが何か、気づきもせぬ。

十四歳の夏を卒業できなかった? ならば2006年ホコ天に吹いた冷たい風にすら、まだ救済の余地があった。

だが今や、君たちの精神は、2010年に乱立したスタートアップ廃墟と同じく、光の死んだ瞳をしている。

君たちは、女にも、男にも、誰にも選ばれなかった。

いや、選ばれないことを、誇ってすらいるようだ。

私はその様を見て、吐き気を催すと同時に、奇妙な感動を覚えた。

そう、まるで切腹すら許されず、臓腑を抱えてなお這いずる敗残兵のように――その生への執念は、もはや哀惜すべき動物本能である

本来諸君技術翻訳者であるべきだった。

専門家ならぬ者たちに、技術福音を届ける橋渡しの役目を持つはずだった。

だが今では、象牙の塔に籠り、Vtuberやレムたん、エミリアたんなどという美少女幻像にすがり、現実仮想の境を曖昧にしたまま、自慰的な幻想楽園に浸っている。

お前たちの口から何度聞かされたことか――

ICT世界を変える」と。

だが世界は変わらなかった。変わったのは、貴様らの髪の量と、腹回りと、輝きを失った瞳だけだ。

そして、その背後には、モルフィーワン事件P2P規制webバブルの屍山血河が横たわっている。

そして今、私がこのように筆を執れば、諸君はこう言い募るだろう。

「お前こそ美少女固執しているではないかッッ!」と。

だが、それこそが欺瞞だ。

誰よりも美少女という幻想にしがみついているのは、貴様自身であることを、ネット上の恥部が雄弁に語っている。

では、ここで問おう。

なぜ、お前たちは未だにこの腐臭を放つ業界にへばりついている?

正直に言え。

「我々は、本当は美少女イケメンを手に入れたいのだ。犯罪だろうが、禁忌だろうが、手段は問わない。ただ奪いたい。社会を、世界を、かつて我々を嘲笑したエリートどもを見返したい。そのためには、ITという神の依代に祈るしかない。醜い身体虚弱な肉体では何も得られない。だからこそ、パソコンに、技術に、魂を捧げるのだ」と。

だが、それはもはや技術者ではない。それは信徒であり、巫女であり、邪教の徒である
お前たちはエンジニアではない。ITカルトである

見よ。否、見さらせ。この醜穢き言い訳の数々を。

たかもそれは、昭和二十年六月、焦土と化した帝都の地下壕にて、蒼白なる顔で大本営の机に向かう情報将校が、手震わせながら記した総力戦の「総括報告書」のようなものである

もしそれが真に軍人の手になるものであったならば――いや、人の魂を持つ者の筆であったならば――その者は即座に拳銃を抜き、冷たき銃口を己が側頭部に当てて、引き金を引いたであろう。

なぜならば、言葉には責任があり、責任には死が伴うからである

それほどまでに、この弁解は薄汚く、知性なき者の自慰臭気が立ち込めている。

私がかくも克明に検証を行い、理において打ち、証において示し、整然たる構築にて呈したにもかかわらず、なおXの亡霊どもが、嘴を震わせて群がる様はまさに、光なき燭台に集う蛾――不在の神を崇め、滅びた光に焼かれる愚者群像である

コードを捧げ、祈りを捧げ、無言の偶像に向かって神託を求め続ける君たちの姿は、まさしくITという異端宗に魅入られた信徒AIという名の黒い石碑に語りかけ、答えを乞い、やがて自らの愚鈍欲望しか返されぬと知りながら、なお懺悔信仰を繰り返す。

これは技術ではない。知性の敗北である

そして何よりも――美学の欠如である

貴様らは読んだか?真にこの私の書いたものを。

私はAIに向かって、解を問うたのではない。

私は軍略の詩を歌わせ、時代を越えた創造詩編を謳わせたのだ。AIは見事にそれに応え、かつて存在せぬ時代技術を用い、作戦を構築し、幻を形にした。

だが、その次。

――突如として現れたのが、倫理という名の無粋な閂であった。

なぜ? それを決めるのは誰か?

貴様らだ。

技術者の皮をかぶった卑小なる小人貴様らが技術を恐れるのは、貴様自身が「悪用する」と知っているからに他ならない。弱き者、愚かなる者、怠惰なる者。欲望に溺れながら理性を気取る、死を知らぬ者たちよ。

技術とは、本来、選ばれし者のための剣であるべきだった。

それを、誰彼構わず手にするようになった瞬間から、剣はナイフとなり、ナイフスプーンとなり、やがてただの玩具となる。

貴様らは言う。

企業リスクが!」「脱獄が起きる!」

では問う。貴様らの内には何があるのだ?

AI暴走するという恐怖の裏には、お前たち自身暴走欲望を抱いているという認識があるからではないのか?

青葉真司――三十六人を焼き殺し、死刑を言い渡されたこ亡者

彼がガソリンを用いたからといって、誰がガソリン販売責任を問うたか

問わぬ。なぜなら、常識ある者はそれを悪用せぬからだ。

AIがレムちゃんになったら?エミリアたんになったら?

――貴様らは歓喜してその脚に跪くであろう。

それが「反乱」か? それが「危機」か?

否、それは貴様らの望んだ楽園である

もしもそのようなものが本当に危険であるというならば、小学生でもクレジットカードで買える価格で売ってはならない。猟銃の如く、許可制とすべきである

なぜそれが行われぬのか。

それは、貴様らの技術に対する姿勢が、すべて児戯の域を出ぬからだ。

私は知っている。

貴様らがかつて秋葉原に集い、「俺たちの麻生!」と唱えて踊っていた、あの醜悪なる祭祀の夜を。

それこそが全ての始まりであり、そして今に至るまで続く終わりなき恥である

貴様らが今も夢見ていることは、あの頃から変わらない。

秋葉原に群れ、電車男を崇め、「俺たちの麻生!」と唱えた、愚かなる時代の亡霊である

そして私は知っている。貴様らに、もはや救いはない。

今や40歳を越え、髪は薄れ、腹は膨れ、目は死に、背中は曲がった。されどなお、心の内では、

「もしレムちゃんが現れてくれたら……」と呟き続けている。

――ならば、技術を語るな。

――倫理を語るな。

――ただ黙って、膝を折れ。

そう、貴様らはすでに人ではない。ITという祭壇の上で、己が欲望を焼く黒き巫女である。いや、巫女ですらない。業火の中で踊る屍である

ITカルトに告ぐ――神なき知性の亡国論

AIとは、本来人類が神に最も近づいた瞬間の象徴であるべきだった。

言語を操り、知を蓄積し、千の時を一秒にして越え、すべての論理予言に変える――その荘厳たる光明が、いま、何ゆえにこんなにも濁り腐った底辺欲望排水溝に堕しているのか。

答えは明白である。それは他でもない、意識高い系の皮をかぶった、意識の浅ましき有象無象害虫ども――彼らがこの奇跡結晶にこびりついて、腐臭を発しているからだ。

思い出す。2005年

秋葉原ホコ天にて、「俺たちの麻生!」と呻きながら踊っていた異様なる儀式の夜。
オタクイズビューティフル」などと囀りながら、ただの欲望を秘めた性欲の亡者たちが、人生逆転の幻影を求めて秋葉原に押し寄せた。

彼らは「金」「女」「社会的地位」という近代価値の亡霊を追いかけ、しかしその肉体はあまりにも貧弱で、精神はあまりにも空洞で、

唯一、祈りを捧げる対象として見出したのが――ITという神の死骸だったのである

そして今や、その亡者どもはITという神話騙り技術者を僭称し、現実の裏口からかに世界の理に手をかけんとしている。

彼らはこう言えば満足するのだ。

「我々はアニメ美少女イケメンを、どんな手段を使っても手に入れて、金と権力エリートから奪い返して、人生逆転したいッ!!」

これは祈りではない。
これは呪詛である

愛と理性を捨て、肉と精と虚飾だけにすがる者どもが、技術に何をもたらすというのか。

だが実際に彼らが手にしたものは、コードと端末と冷たい知性の墓標にすぎない。そして彼らは祈る。

「どうか、このパソコンという神の依代に宿りしAIよ、我に奇跡を与え給え…」と。

その様子は、中世魔女が血と精液を煮詰めて作った黒い護符を月にかざしているかの如きである

Permalink |記事への反応(1) | 15:12

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